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マイクロコンピュータによる授業・行動分析装置の開発研究

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Academic year: 2021

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(1)Title. マイクロコンピュータによる授業・行動分析装置の開発研究. Author(s). 佐藤, 勝彦; 大黒, 静治. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 36(2): 83-98. Issue Date. 1986-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5000. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . マイ ク ロ コ ン ピ ュ ー タ に よ る 授 業 ・ 行 動 分 析装置の開発研究. 佐. 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治. 本研究はマイクロコンピュータ(以下, マイコンと略す)と VTR を利用した授業分析及 び行動分析装置開発の報告である. 本システムは, マイコンでVTRを制御し, テープの正確な頭出しによる授業記録の文 書化を能率化するもの である.さらに授業行動のカテ ゴリー化によるカテゴリカルデータ , 言語記述による文書データ, 行動分析による行動軌跡データ等の管理及び解析が可能であ る.. 学習者の空間移動を, マイコン接続のマウスによって追跡する行動軌跡の記録は, 幼児 や障害児の行動分析に利用できるものである,. 1. は じめ に. 授業は教授と学習との 複雑な相互作用により成立して いる 従って, その複雑な授業を分析する . 授業分析の手法も数多く開発され, 全国各地で研究と実践が精力的に行なわれている . 授業分析は, 授業研究の目的に応じて, 分析方法も異なるが, 分析に必要な素材の入手を授業記 録という面に限れば, 授業場面の文書化と授業行動のカテゴリー化 である 授業場面の文書化は . , 言語行動の文章表現, 教師の意志決定過程における教授スキルや実験・観察の様子の文書化等 授 , 業の構成要素を記述する. 授業行動のカテ ゴリー化は, 教育実習生に教授-学習過程の機能を単純化し 理解させ るために , 1 9 7 0 9 } ( )の 相 互 作 用 分 析 が そ の 後 の カ テ ゴ ー 開 発 さ れ た フ ラ ン ダ ー ス (N, A. F1 )( anders リ 分析 ,. に大きな影響を与えた.フランダースの分析は,教師と生徒との発言を1 0個のカテ ゴリーに分類し, 3秒間を単位に言語行動を観 察・分析する方法である. この分析手法はカテゴリー数も少なく 解 , 析方法も単純であるため,教育実習生の指導に適した方法と言えるが,授業カテ ゴリーを発言に限っ ている事と, カテ ゴリーの分類が包括的 であるため授業分析の適用範囲が限られてしまう 従っ て , . フランダースのカテ ゴリーシステムは, 開発以来, 多く の人々によっ て追試や修正が行なわれてい 1 9 5 1 7 ) ( )現 在 わ が国 で授 業 分 析 の カ テ ゴリ ー シ ス テ ム と して利 用 さ れて い る 主 なも の は 上 記 の る.{ , ,. フラン ダー スの 相互作用と 次に紹介する ホウ ( J ) と ダンカ ン ( Duncan J ) の開発 .B , Hough .K, IA (observationaI System for lns ionaI Analys i した OS t ) の カ テ ゴリ ー シ ス テ ム であ ruct s 1 9 0 } 1 7 { 0 )こ の OSIA を わが国に紹介した小金井正 巳は 次のような特徴をあげて 1 9 4 7 7 } ( ) る. ( いる( , , .. ( 1 ) 教授・学習を相互作用としてのコミュ ニケーショ ン過程として捉え, おもに 行動の遷移パ , ターンを明らかにするために開発設計されたものである. 83.

(3) . 佐 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治. ( 2 ) このため, コミュニケーショ ンの視点から, 教授行動と学習行動に共通のカテ ゴリーを与え ている. また, 言語行動だけ でなく, 非言語行動も扱っている. ( 3 ) カテ ゴリー化した行動を量的に扱うために, 行動の流れを5秒ごとに区切ってコー ド化し,. データの統計的処理の可能性を大きく している. ( 4 ) 行動の遷移のデータから,相互作用としての教授行動の パターンや機能を明らかにするため, 独自のマトリ ックスや流れ図が工夫されている. 5 ) 五つの行動領域に分けられているので, 分析の目的に応じて, とくに注目を要する行動のカ ( テ ゴリーを, さらにサ ブ・カテ ゴリーに分ける(たとえば, 「応答の要請」の 主カテ ゴリーを「開. かれた質問, 閉じられた質問, その他の質問, 修正された質問, 質問の繰返し, 質問の拡大の 要請, 最初の指名, 指名の切り替え, 応答への他の学習者からの意見・批判・評価の 要請, グ 1 8 0 5 9 } ( )と と も に あ ま り 重 視 し なく と も ル ー プ での 話 し 合 い の 指 示」 の サ ブカ テ ゴリ ー に 分 類){ ,. よい行動領域のカテ ゴリーを一括して扱う (たとえば, 「授業運営に関する行動」 の 「解明, 要 請への 応答, 情報の提起, 応答の要請」 を TM として扱う) ことによって, カテ ゴリー数をふ やすことなく, その教授機能を詳しく解明することも可能になる,. IA におけるカテ ゴリー一覧を表4に示す. なお, OS 小金井正 巳は, 「発問と応答」 の教授スキルのためのサブ・カテ ゴリーの開発により, 教授スキル. が学習者の認知過程に及ぼす影響や教授行動の流れの パターンを調べている. 0人の教師と4人の教育実 大黒静治は, 修正したフランダースのカテ ゴリー システムを用いて,1. 習生の授業を分析し, 両者 (教師と学生) の授業スタイ ルの比較やカテ ゴリーシステムの妥当性を. 2 )の 検 討 して い る(鯵8 . IA のカテ ゴリーシステム以外に現在, 提案 フ ラ ン ダー ス の 相 互 作 用 や ホ ウ と ダン カ ン に よ る OS 1 9 1 1 7 7 ) ( )や 西 之 園 さ れ て い る 主 な カ テ ゴ リ ー シ ス テ ム は, 水 越 敏 行 らに よ る コ ミ ュ ニ ケー シ ョ ン 分 析{ 1 9 8 1 7 ) { )が あ る 又 わ が国 で 独 自 に 開 発 さ れ た カ テ ゴリ ー シ 晴 夫 に よ る 授 業 行 動 カ テ ゴ リ ー シ ス テ ム{ . , 1 1 6 9 7 ( } ) ステムとして坂元昂の相関分 析 を あ げ る こ と が でき る( .. カテ ゴリー分析を手作業で行なうとなれば大変な時間と労力が必要であり, 日常の授業研究に利 用することは無理であった. ところが, 最近のマイコン普及と高性能化は, このカテ ゴリー分析を 手軽な授業改善の道具として利用する傾向が見られる. 現在, 授業分析システムのモデルと して, 西之園晴夫を代表とする京都教育 大学の授業コミュ ニケーション 分析装置を紹 介することができ る. こ の シ ス テ ム は, 教 師 の 自 己研 修 シ ス テ ム の 一 部 と し て 開 発 さ れ て い る も の で, ホ ス ト コ ン. U)-M22 3 SOI ) 0S を使用し, 端末器としてマイコン( ピュ ータに中型機 MELCOM COSMO-70 ,V. ), モ ニ タ ー・テ レ ビ, マイ コ ン と V T R を 中 継 す る イ ン ター フ ェ イ スに よ る T R (SONY‐SL0333 1 9 8 4 8 ) 〉 ( 機 器 構 成 で あ る{ .. また パーソナルコンピュ ータを使っ た授業記録装置が長崎大学教育工学センターの大谷尚によっ. 1 9 8 3 ) 3 } { て 開 発さ れ て い る( .. コンピュータを利用するメリ ッ トはカテ ゴリー分析の省力化だけ ではない, 授業分析 授業分析に、 点を定量的データとして扱えることは の視 , 統計的手法の利用が可能となり多角的に授業を把える. ことができる. また, データを管理することによって, 同一授業を複数の分析者, 又は複数のカテ ゴリーシステム での分析が可能である. 本システムは次の二つの機能を有する. 1 ( ) 教師又は教育実習生の鏡的利用による自己研修機能. 84.

(4) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発. ( 2 ) 教師又は学生のための授業研究用教材作成機能 第一の機能は, さらに以下の機能で構成されている. ① カテ ゴリーシステムによるカテ ゴリー分析 ②. 授業場面の言語記述による文書データの分析. ③. マウスによる行動追跡と行動軌跡データの分析. 第二の機能は再生映像にマイ コンで作成した画像 (映像を解説する文章, 学習者の理解状態を表 わす グラフ, 分析カテ ゴリー名等) を合成し, 教材用映像を作成するもの である, 本システムはコンピュータに不馴れな人でも使えるようにメニュ ー方式を採用し, データを検索 する部分だけコマン ド方式を取り入れたが, このコマン ドによる パラメータ入力も, 使い馴れるに. 従って, 一括入力を可能にし, 不馴れな場合は, パラメータ入力を促すガイ ダンス方式を併用して いる. 又, 本システムが授 業分析, 行動分析の道具として広く利用 してもらうため, 基本機能を設 定し, その機能を拡張する形でシステムを構成している. 従って, 基本機能では, ほとんどの機種. 1 1が対 への移殖が可能である. 表1における機能レベ ル1が基本機能である, 今回の報告はレベ ル1 象である, 表1 機 能. ミ し{ ノレ. システム の移殖と機能レ ベ ル 移 殖 機種 の 制 限 特に制限はないが. VTR教材 V T R 御 成制 成 行動分析 作. カテ ゴリー 文書データ. 使用言語 分. 析作. グラフ ィ ッ ク が640X200以 上 必要. BAsi c. O. O. O. ×. ×. 1 1. スーパーインポーズ機能. BAsi c. O. O. O. O. ×. 1 1 1. スrパーインポーズ機能 VTR制御盤能. BAsic十. O. O. O. O. O. I. マシン詰. 1 1, シ ス テ ム の 構 成. 本システムは, マイコン1式, VTR2台, 漢字プリンターの構成である. (図1参照) oレ ー テ イ スフ. (合成画而可能). VTR(B). 録 画. 漢字 プリ ン ター (24ドッ ト). 8 ビ ッ トマイ コ ン (z‐80CPU) JISキ ー ボ ー ド. マウス. 図1 システム構成図. 1. ハー ドウエアの概要 本システムは, VTR 映像とコンピュ ータ画面が合成できる機種を選択した.. それは, 授業分析及び行動分析の過程そのものを映像として録画し, 教育実習や教師教育教材と して利用するためである.. VTR(A)は, 録画テープの再生用に利用 し, VTR(B)は, 再生映像に分析時の情報(例えば 分析 , 時間, 分析カテ ゴリー等) を合成した映像を録画するためのも の である. マイコン本体には5イ ン 85.

(5) . 佐. 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治. チ・フロ ッ ピーディ スク ドライ ブ2基が内蔵さ れている. マウスは行動分析の際の行動追跡に使用 10) からのデータを受け取り, VTR の音声 す る. 又, VTR に は, 本体 の パ ラ レ ル1/0 ポー ト h チャ ンネ ル c) に記録するためのインターフェイスを内蔵している. 従って, VTR テー プには. 8ビッ トデータを書き込む事が可能である. 現在は, スタート, ストッ プ信号及びスタートか らの 相対ア ドレスを書き込んで利用している, 2. ソ フ ト ウ エ ア の 概 要. 本システムは次のプロ グラムから構成されている. 0. フ ァ イ ル 初 期 化 プ ロ グラ ム. 0. テー プ登録プロ グラム. 0 0. テー プ検索プロ グラム テー プ分 析 プロ グラム. 0. データ修正 プロ グラム. 0. データ解析 プロ グラム. フ ァイ ル初期化プロ グラムは録画テープの登録ファイ ルと分析データ登録フ ァイ ルの初期化を行 なう. 初期化にはディ スクのフォ ーマッ トとフ ァイ ル管理に必要な情報を書き込む. テープ登録プロ グラムは録画 したテープの管理に必要な情報を登録し,後での検索を可能とする. 登録したテープはテープ番号 で整理する. テー プ検索 プロ グラムはテー プ登録時の情報を検索キー. ワー ドとして入力することによって目的のテー プを探すプロ グラムである. テープ分析プロ グラ ムには, カテ ゴリー分析ルーチン, 文番号登録ルーチン, 文書ファイ ル変換 ルーチン, 行動分析ルーチンから構成されている. データ修正 プロ グラムは, テー プ分 析の プロ グラム で入力した素データに対して追加, 訂正, 削 除等の修正を行なう.. データ解析 プロ グラムは, データフ ァイ ルの素データに対して, 解析に必要な検索条件を与え, その条件を満足するデータを検索 し, 種々 の解析を行なう プロ グラムである. これらの プロ グラム は本システムのシステム・メニュ ーによっ て選択され実行される.. 3. システム使用の概要 前述したプロ グラムを使っ た本システム (授業分析システム) の利用手順の概略を示したのが図 2 であ る.. 録画した VTR テー プの属性を登録し, 登録番号 (通番) で録画テー プを整理・保管しておく. 保 管されている録画テープの属性を知りたい場合は, 本システムを使って VTR テープの検索を行な つ.. 検索する場合は録画テー プの登録属性の一部を検索キーワー ドと して使用する. 利用者は検索 キーワー ドを入力し,録画テー プの主題や属性を表示しながら検索対象をしぼりこむ作 業を行なう. 検索は範囲検索, 前方一致検索が可能である. テー プの分 析は, 入力モー ドとして次の3種類がある. ①カテ ゴリー入力, ②言語記述による文 書入力, ③マウスを利用しての行動軌跡入力 カテ ゴリー入力に関しては, 予めシステムに登録されているカテ ゴリーシステムを利用する場合. と, 分析者自らの作成によるカテ ゴリーシステムを使用する場合とがあるが, 自作の場合は, 前もっ て, カテ ゴリーシステムを登録し, それぞれのカテ ゴリーを入力キーボー ドに割り付けておく必要 86.

(6) . マイ コンによる授業・行動分析装置の開発. がある, 言語記述による文書の入力は, 授業分析で最も. 労力を要する作業である. これは, テープの繰り 返し視聴における正確な頭出しができないためで ある. 本システムでは, 表2に示すVTR制御を 行なって授業の逐語記録を行 なう. VTRテー プは分析開始位置で停止している. そ こ で表 2の 制 御 キー を用 い て V T Rの コ ン ト. ロールを 行なう.ース ペース1キーでVT R が再 生状態になるため, 文の区切りで再び1スペースr キーを用いてVTRを停 止さる. 今の場面をもう. 一度再生する場合は[ヨ キーを押す. そうする と, 文の先頭に戻り 自動 的に 再生 さ れ, 再 び文 の区切りでVTRが停止する. 停止した位置を文. J の区切りと して決定する場合は Eコ キー e. 解析データの登録. ターン,キー) を押す. [ ヨ キーの押された場所 を V T R テ ー プ の 区 切 り デー タ と し て 登 録 さ れ. 図2 システムの利用手順. る. 意味ある文の区切りを見つけるためにVTR 制御キーを有効に使い, 逐語記録を行なう.. 次に, ワー ドプロセ ッサー (以下, ワープロと略す) のソフトを使って文書入力を行なう. この 文書入力は, 授業の逐語記録だけ でなく, 授業場面を文書化した記録を入力することができる.ワー プロで作成した文書ファイ ルは, 変換 プロ グラムにより, 文書番号を付けて, 授業分析用 データファ. イ ルに登録する, 文書番号と時間は, 予め言語記述時にデータファイ ルに登録されているため, 文 書データとのマッチングにより, 時間と文書を結合して出力することができる. さらに, カテ ゴリー. 分析を行なっている場合は, カテ ゴリー, 時間, 文書の各データを結合し, 出力することもできる, マウスを使った行動軌跡入力は, 分析者が行動空間 (この場合はディ ス プレイ上 であるが) を必 要に応じて, 幾つかの意味ある空間に分ける. 分析は, この空間内における行動を時系列データと して入力する. データの解析については, カテ ゴリーシステムによ って, その解析手法も異なるが, 単純集計と して, 本システムが内蔵している解析 プロ グラムは, カテ ゴリー頻度表, 推移マトリッ クス, カテ ゴリーの時系列グラフ等である. VT R制御 の定義キー. 衷2. V T R の 制 御. 再. 生. と. 停. 止. 定 義 キ ー 1スペース1キー. 再生状態 で早おくり. Eヨ. キー. 再生状態 で巻もど し. 日. キー. 生. m. キー. ロロ. キー. 圃. キー. ス. ロ. ー. 再. ス ロ ー 逆 再 生 区 切 り 指 定. 87.

(7) . 佐 藤. 勝 彦・大. 黒. 静. 治. 1 1 1 , V T Rテー プの登録と検索. テープの属性として表3の項目を登録する. 項目中の( )印は検索対象項目 である. 録画テー ※. 表3 テープの登録項目. ブー プ番号 が表示されるので, この番号 (通し 番号) をテー プに付け整理しておく. そうする. 2, 都道府県コード 3 . 学校コード. プ に 対 し て, 表 3 の 項 目 を 入 力 し,登 録 す る と,. と, 分 析 の 必 要 に 応 じて, テ ー プ検 索 ル ー チ ン. を実行し, 目的のテープを索すことができる. テー プ検索の場合, 検索項目 (登録項目中( En. の つ い た 項 目) の 中 で, 4, 5, 6, 7, 8, 11 の 項 目 を 指 定 す る と ポイ ン タ ー テ ー ブ ル 上. を検索するので大変高速な検索が可能である.. 次 に, VTR テ ー プ に ス タ ー ト 位 置 を 書 き 込. み, テ ー プセ ッ ト 時 の 頭 出 し デー タ と す る, こ の 作 業 は, 録 画 テ ー プを セ ッ ト し, テー プ. 登 録 項 目. 備 通. 1 . テープ番号. 4 . 校種コード 5 .学 校 名 6 . 学 年・組 7. 授業者氏名. 教科コー ド 8. 教科コード 9. 単 元 名. 0 1 .主. 題. 1 1. 録画年月日 12 . 録画開始時刻. (*). 考 番. 最初一回だけ入力 すればよい。. (*). ≦. (*). (*) (*) (*). (*) (*). 年号入力 入力省略可. 13 .録 画 時間. の頭出しを行ない (前述した VTR 制御キーを 使って行なう) スタート信号を書き込む.. IV. V T Rテー プの分析. VTR テー プ分析の入力モー ドは, 前述したように, ①カテ ゴリー入力, ②言語記述の文書入力, ③マウスによる行動軌跡入力の3種類がある, 1. カ テ ゴ リ ー 入力. カテ ゴリー入力の主な作業の流れを示したのが図3である. この流れ図によ って説明する. 授業を幾つかのカテ ゴリーによっ て分析しようとするカテ ゴリー・システムは, 教育工学的アプ. ローチの研究者によ って提案されているが, そのシステムは研究の目的や方法によ って異なってい る. そこ で, 本 シ ス テ ム では, 以 下 の カ テ ゴ リ ー シ ス テ ム を 予 め 本 シ ス テ ム に 登 録 して お き, 分 析. 者は, その登録システムをそのまま利用 してもよいし, 必要に応じて改定したり, サ ブカテ ゴリー を追加 できるように した. 分析者独自のカテ ゴリーシステムの登録も可能である, ・. フランダースによる相 互作用分析 IA ホ ウ と ダン カ ン に よ る OS. ・. ア ミ ドン と ハ ン タ ー に よ る VICS分 析. ・. ・. 水 越 ら によ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 分 析. ・. 西 之 園 ら に よ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン分 析. 分析するに当って先ずカテ ゴリーシステムを選択するが, 上記のカテ ゴリーシステムを参考に分 析者独自のカテ ゴリーを設定し, 分析を行ってもよい. この場合は, カテ ゴリーの登録とそのカテ ゴリーを入力するキーボー ドのキーにそれぞれのカテ ゴリーを割り付けておき, その割り付けデー. 88.

(8) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発 C ,S ,表示. I. C ,S ,選択. N. N. Y. C .S . 変更か. N. 発信音設定. C .S .変更. 指定間隔での VTR停止. C ,のキー割り付け 変更. N. VTRテープの 頭出し. Y VTR停止設定. テープの分析位置 設定 分析時間間隔. 指定か. C ,入力. 出力か. 行うか Y. VTR停止時間 N. 指定か. N. メニューに戻る. Y. 秒単位で指定. VTRの再生. 指定間隔での 発信音. 2. C .カテ ゴリ ー S .システム. 図3 カテ ゴリー入力における操作の流れ. 夕も 同時に登録しておかなけ ればならない 但し 上記カテ ゴリーシ ステムのキー割り付け データ . , は予め本システムに登録されているので そのまま利用 できる , . カテゴリー入力に使用するキー ボー ドの使用上の約束 であるが 教 字キー (o~9) は 生徒 番号 , に対応する. 特定の生徒 を対象に分 析する場合は この数字キーを学習者番号とす る. 但し, 単に , 教師と学習者とを区分する場合には 学習者に該当するカ テ ゴリーの前 u ″ に o キーを押して, 次 , にカテ ゴリーを入力する 教師に該当するカテ ゴリーは そのまま定義さ れたキー . を押すだけ でよ , い. カテ ゴリーを割り当 てるキーは アルファベ トの大文字 (A~Z) と小文 ッ 字 (a~z) の5 , 2 文字と特殊文字( 2 6文字である, これらのキートッ プに 割り付けたカテゴリーを紙に , ./等)の、 , 書いて貼っておくとカテゴリー入力に便利 である 表4は既に本システムに登 録されているカテ ゴ . リーシステム, OS IA のキー割り付け と 図4はその設定位置を示したも のであ る. , 次にカ テ ゴリー入力 の時間間隔の指定である フランダースの相互作用分 析の場合 は3秒間隔 で . 89.

(9) . . 佐 藤 勝 彦・大 黒 静 治 表4. 0SIAのカテ ゴリーシステム にお けるキーの割 り付け カ テ ゴリ ー. 教師/生徒 番. カ テ ゴリー の内 容. 号. l i. 琵碕. T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S T/S. n 乙Q V ^ せ. に U. G V “ ′. 修正フィ ー ドバック. 確. 評価に関する 行動. 容 受 肯定的個人判 断 Q J 否定的個人判断. R U 10. 』 闘答 }驚蔓. n 12 13. M. 動 行 動 沈 黙 } 懸樋 蜜 蓋繋煽 圭 宣. 15 16. 授業として機能を持たない行動 相互作用としての分離記号 相互作用. 17. ー. FI. ド驚. キーボードの キー割り付け Q. 」ー. F2. 」ー. F3. 」L. F4. . キャラクター ド ー コ. W E R. 鎚. 57. 姉 諺. A. 41. S. 53. D. 44. F. 46. G. 47. Z. 5A. ×. 58. C. 43. V. 56. B. 42. N. 4E. M. 4D 2C. 「 「葛 ÷ 」ー. I回 国 回区. ー H TAB. ー CTRL 一 国 回 国 の 区 T 一国 回 国 回 国 回 国 〔 I F H ー s 〔 コ 〔コ [ 図4. スペース キー. キーボードのカテ ゴリーの設定位置. うである. 教 カテ ゴリーを 入力するが, 何秒で区切 るのが最 も妥当であるかの結論は出ていないよ ゴリー 科や授業内容及びカテ ゴリーシステムによ っても異なってくる. 本システムでは, このカテ 合 その時間 入力時間間 隔を自由に設定できるようにした. カテ ゴリー入力 時間間隔を指定した場 , ある. 指 指示が必要で どうかの 間隔で発信音を出力 するか, その時間 間隔 でVTRを停止させ るか 示も必要に な 定した時間間 隔で VTR を停止する場合, その停止 している時間(ウェイ ト時間)の指 ない. 生しなくてはなら VT R を再 る. ウェイ ト時間を指定しなければ, カテ ゴリー 入力後, 手動で RT に表示される制 限時間 指定時間間 隔での VTR 停止を無効とした場合は,VTR 再生の状態で,C ゴリーキーが押さ れない場 又は 発信音ごとに 連続してカテ ゴリー入力 を行 なう. 制限時間 内にカテ データフ ァイ ル 合はそれより 以前に押さ れたキーの 連続と見なす. カテ ゴリー入力が終了すると, に時間とカテ ゴリーがデータとして登録さ れる.. 90.

(10) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発. 2. 言語記述の文書入力 言語記述における文書入力 の方法は 前述したように VTRを制御しな がら行なう と能率 , 的であ る. 図5は言 語記述に おける文書入力 の流れを示したものである . 録画テープの分析開始位置 を設定し VTR制御キー (表2参照) で文の区切りを探しな がら文 , 書化を行なう. 文書化は逐語記述を含め 文章化 できるものは全て行なう VTRテープのリピー , .. ト機能は, VTR制御キー Eコ を押すことによって Eコ キーで指定した位置に戻り 自動的に , ,. 再生される. 従っ て, 逐語記述には便利な機能 である . 言語記述が終了すると, 次はワープロ・ソフト で文書入力を行なう 文書入力を行なう 場合 分 . , 析に意味ある区切りには, かならずu/〃キーを入力し 又 逐語記述以 外の文に対しては 鈎カ , , ッ , コ (唖]″ ) でくく っ て入力する必要がある これは ワー プロ・ソフトで作成した文書フ イ ルを . , ァ 授業分析用データファイ ルに転送するときに 文番号と 文の区切り記号を付けて変換するから であ , る. データファイ ルには, 各区切りごとに文番号と文章が文書フ ァイ ルとして登録される この文 . 書ファイ ルと, 予め登録されている文番号と時間デー タファイ ル 及びコー ドデータフ イ ルとが ァ , 結合され, 表5のような分析結果の出力が行なわれる . VTRテープの 分析位置設定. 表5. VTR再生. 分番号と時間 データの登録. 制御キーでVTR をコントロール. ワープロによる 文書入力. 回 だ堅格差を匿 N. 1. 文番号 1. 分析結果の出力例 時間 : 00 00 00 :. カテ ゴリー 教師. 指示. 言語記述 そ れでは こ れか ら…. 翫 霧 精;キ. ル変換. 終わり. 分析ファイルに文 書データ登録. 1. メニューへ. 図5 言語記述による文書入力の操作の流れ. 3. マウスによる行動の軌跡入力 本システムではマウスを座標入力装置として使用している マウスには金属のボールが内蔵 され . て お り, マ ウス を 移 動 す る こ と に よ り そ の ボ ー ルに 回 転 が与 え ら れ る ボー ルの 回転 は , . , マウス 本体 内の ロ ー ラ に 伝 わ り さ らに ロ ー タ リ ー エ ン コ ー ダに 回 転 を伝 え る ロ ー タ リ ー , エ ン コ ー ダは .. マウスの移動量 (正確 にはボールの回転数) に応じた信号を発生させ コンピ ータに送られる ュ , . マウスには, ローラとロータリーエンコーダが横方向 (X軸) と縦方向 (Y軸) の2組が用意され ている. 従って, マウスの移動は, このX軸方向成分 とY軸方向成分に分けられ X軸 Y軸の相 , , 対的座標として変換される 図6はマウス装置を示したものである , . 授業分析のほとんどは言 語による分析が中心となるが 幼 児や障害児の分 析では非言語による行 , 91.

(11) . 佐. 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治 I. プの. 設定. スイッチ(A) N スイッチ (表面). 図6 マウス装置. 設定 データの登録. Y 空間分割の設定 (裏面) 分析対象者指定. N. VTR再生 ウスによる 動の追跡. Y. 図7. N. 実行 Y. メニューへ戻る. 行動分析の操作の流れ. も利用 できるものである, 動分析も重要 な手法である. 又, 体育や技術科における動作分析に 幼児と物との 関係が時系列 例えば, 幼児の自由遊びにおける行動を観察する場合, 幼児と幼児, 中に幾つ かの遊具を配して観察 的に どのように変化するかを分析する. この場 合, プレールームの 録画する. この録画したテー プ するこ とにする, 次に, プレールーム全 体を被写体としてビデオに を分析する 手順を示 したのが図7 で あ る. うかを決める. 上記の例 では, 分析者は, 分析対象の空間を幾つかの意味ある空間に分割するかど の機能又は内容によ って配置され 幾つかの遊具を プレールームの 空間に配 しているので, その遊具 プを分析開始位置に戻す.次に分 ている空間を分割するこ とができる,空間分割 が終ると VTR テー )を入力 し, VTR をスタートさ 析対象番号(必要に 応じて, 分析対象者の属性の 入力も可能である 動を追跡する. マウスのスイ ッチ せる. 再生画面 を見ながら, マウスを使 って指定した被験者の行 チ (B) は行動追跡終了 を示す (A) が押されたときに×, Y座標が入力さ れ記録さ れる, スイ ッ 自動的に分析開始位置に巻きもどさ スイ ッ チである. スイ ッチ(B)が押さ れると VTR は停 止し, トさせ同様の操作を繰返せばよい. れる. 別の被験者につ いて分析 を行 なう場合は, VTR をスター 4. 登録するデータの種類とデータ構造 データフ ァイ ルに登録するデータは 次の6種類 である. ( 1 )データの属性 ( )カテ ゴリー分析 データ 2 ( )文章区分データ 3 92.

(12) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発. 4 ( )文書データ ( 5 )空間分割データ ( )行動追跡データ 6 上記の他に, それぞれのデータを書き込むセクターの ポイ ンターを管理するID セクター, PT. inter Tab l (Po ) セクター等がデータファイ ルに存在する. e. データの属性については, VTR テー プの登録時に入力した登録項目(表3参照)のデータをその. まま使用する. 従って, VTR テープ分析のときは, 分析年月日と, 分析者氏名 だけを入力すればよ. し、 .. カテ ゴリー分析におけるデータは, 図8のデータ構造で記録されている. 図8. 1. カテ ゴリー分析データの構造. PI D N I T ・ IC ー C ・ i 亭 キ 琴 ↑. 継続する データ数 ポインター. 時間. ITMnーC1n IC2n「. 第1カテ 第2カテ ゴリ ー. ゴリー. 第1カテ ゴリーは, 教師と学習者 (番号を入力した場合は学習者番号を表わす)との区別を示し, 第2カテ ゴリーは前述したカテ ゴリーシステムのカテ ゴリ番号である, 文章区分データは, 分析に意味ある区切りを行なっ た文番号と時間がデータとして登録される. 又, 文章データは, ワープロ で入力 したペタ打ち文書を, ーん 記号を区切データとしてデータファ. イ ルに変換し, 記録したデータである. 文章区分データと文書データのデータ構造を, それぞれ図 9, 図10に示す. この両方のデータファイ ルの文番号により, 時間データと文書データとのマッチ. ングが行なわれる. 又, これらデータファイ ルと前記のカテ ゴリー分析データファイルの時間デー タから時間データ, カテ ゴリーデータ, 文書データのマッチングした出力ができる. 図9 文章区分データのデータ構造 MI1 ーC P IDN 1 S NII TM. MnI 1 S NnI TM. 図10 文書データのデータ構 造. ’. CP. DN. 1. タグ. 1 SNI 1漢字 子コー ド--雪. 1. タグ. l sNn l漢字コード--I FF I . 空間分割データは, ( )ドッ トの空間を分割した×, Y座標データである 行動追跡デー 64 0×2 00 . タは, 時間データと ( ) ドッ トの空間位置を示す×, Y座標データである. これらは, 行 64 0×200 動分析データファイ ルとして登録する. 図11は行動分析データ構造を示す .. 93.

(13) . 佐. 藤. 勝. 彦・大. 静. 黒. 治. 1 行動分析データのデータ構造 図1 キ DN. 当 仰. 1 CP. XS ー YS,. XE,. 1 YsnIY s可. YE 一. E Mn I Xn. AP I DN I TM, l x, I Y, i. 書YE 一. XEn. 1 Yn. l. ↑ ント *属 性 ポイ イント *属性ポ. 被験者数. - CP I AP I DN I TM 一. I TMn l xn I Yn l. ×, I Y. 1. ※属性ポイ ンターには,被験者の属性(被験者番号,氏名,生年月日,IQ 等の諸検査データ,MEMO 等) が格納されている ポインターを示している. 上記のデータは 全て, ポインターテー ブルによって管理されているため, データ検索 を高速で行 なうことができる. 5. 登録データの 追加, 訂正, 削除 カテ ゴリー分析データの 追加, 訂正, 削除は分析時間間隔の指定の有無によ って異なる. その違 2は, カテ ゴリー分析データの 追加, 訂正, 削除の手順 を示したものである. いを表6に示す. 図1 VTR テー プの検索を行ない, データの修正を必要とするテー プを VTR にセ ットする. 修正開始 時刻を指定すると,VTR は自動的に 開始位置の頭出しを行ない停止する. 次にスペー スキーを押し て VTR をスタートさせる と, 登録されている時間間隔やカテ ゴリーが CRT に表示さ れ, 修正キー の入力 待ち状態となる. 分析者は修正を必要とする位置で正しいキーを押すと, それが, 表6の条 件で実行される.修正が終っ たならば再びスペースキーを押して VTR を停止させる.他の時間帯で 表6. カテ ゴリー分析データの追加、 訂正、 削除. きき間隔 登録デ:才\. 指定有り. 指定無し. データの追加. ×. O. デー タの訂正. O. O. デー タの削除. ×. O. VTRテープのカセット. 修正開始時刻の入力 VTRテープの 頭出し(自動). N 修正データの登録 N. 表7. VTR再生. コマン ド一 覧表. ) S (Sear ch E (End) ) l D (Di sp y. P (Pr i t er) n L (Li t) s l i A (んコ s s) a y ) C (C1 ear ) R (Run ○ (ou t) lp) H (He. データファイ ルからのデータ検索. 解析終り. CRTへ時間と カテゴリー表示. 解析結果のディ ス プレイ表示 解析結果の プリンター出力 コマンド及びパラメータ入力 のリスト表示. 解析メニュー表示. 入力コマン ドの消去. 実. 出力. プリンター出力. 修正キー入力 N. 終わり. 行. 解析結果のファイ ル登録 コマン ド及びパラメータ入力方法の説明. 2 カテ ゴリー分析データの修正 図1 94.

(14) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発. の修正が必要な場合は, 再び修正開始時刻を入力し, 修正作業を続ける 全ての修正が終っ たなら . ば[三コ キーを押し, 修正デー タをデータファイ ルに登録する . 文書データの追加, 訂正, 削除については, 文番号又は時間指定 でリストを表示し 追加の場合 , は, 2つの文番号を入力し, その後から, 追加文章を入力する 又 訂正の場合は文番号を入力し . , ,. 訂正する文章を入力する. 削除の場合は, 文番号を入力後, Eミコキーを押す .. 行動追跡デー タの修正はデータの訂正のみが可能である カテ ゴリー分析データの修正と 同様 . , 修正開始時刻を指 定する. 指定された時刻 から VTR が再生され 次の データ位置 で VTR が停止 , し, その軌跡が CRT に表示される. 修正がなければス ペースキーを押すと次のデータ位置ま で進 む. 修正がある場合は, マウスで正しい位置を指定すればよい .. V, デー タ の 解 析. 授業分析データの解析で有効なのは素データの情報を失なうことなく授業の特 徴を明確にする解 析手法である. そのためには, カテ ゴリーシステム全体を解析の対象とはせず, 幾つかのカテ ゴリー やサ ブカテ ゴリーをまとめて出力したり, ある時間内におけるカテ. ゴリーの出現頻度や割合を表示. するためのデータ検索と集計が有効 である. 従って, 本システムでは データファイ ルからの検索 , と集計をコマン ド及び検索 パラメータの入力により可能とした 表7はコマン ド一覧表 である , , 各コマン ドにおける パラメータの入力について説明する. サーチコマン ド (S) を入力すると , 検索するためのデータ属性を入力する必要がある.. データ属性は次の4つの中から選択する. 第1カテ ゴリー, 第2 カ テ ゴ リ ー, 時 間, 空 間 の 4 つ である, 第1カテゴリーは教師と学習者の別を, 第2カテゴリーは, カテ ゴリーシステムにおける , それぞれのカテ ゴリー番号である. 時間は分析時間の中から解析に必要な時間の抜出しである 空 , 間は行動分析データにおける行動軌跡空間の位置を指定するもの である 入力例 で次に示す . . Command> S へ C1 , C2 , TM, SP>CI へ T, S> T へ. 〔説明〕 CIは Categoryl,. 園 ア ン ダー ラ イ ン が 分 析 者 の 入力 であ る ヘは リ タ ー ン キ ー であ る . . … … 第 1 カ テ ゴリ ー 選 択 ……………… 教師 を選択 C2 は Category2 TM は Time SP は Space T は Techer Sは , , , ,. St tの略 である.教師と学習者の両方を解 析対象とする場合は T S>T S ヘ又は T.S> uden , ,. へ と 入 力 す る. C1 , C2 , TM, SP>C2 へ… … … 第 2 カ テ ゴ リ ー 選 択 Category N0, > 1 3 7 へ … … … カ テ ゴ リ ー 番 号 1 3 7 を指定 , , , ,. 〔説明〕 第2カテゴリーを指定した場合は, テー プ分析で使用したカテ ゴリーシステムのカテ ゴ リ ー 番 号 を 入 力 す る こ の 時 点 でカ テ ゴ リ ー シ ス テ ム を 参 照 す る 場 合, Category NO. > .. Hへのように入力すればよ い. カテ ゴリー番号入力において通番 で指定する場合は初値と終 、-″ を使 て 指 定 し て も よ い Cate or No > 1 - 7 へ 又 カ テ ゴ リ ー 間 の 推 移 を 指 値を、 っ g y . . ,. 定する場合は, 一=″記号を用いる. 例えば, カテ ゴリー2からカテゴリー 5の推移を指定す る と き は, Category No .> 2 =5とする. 分析に使用した全てのカテ ゴリーを対象とする場. 合 は, Category No , > (と 指 定 す れ ば よ い. C1 C 2 TM S P TM > へ………時間を指 定 , , ,. 95.

(15) . 佐. 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治. TM ( 500へ………スタート時刻を25分に指定 )>002 000000 0分に指定 TM (000000 )>003000 ( … … … エ ン ド時刻 を 3. tart s End. 〔説明〕 時間を指定した場合, スター ト時刻とエン ド時刻を指定しなければならない. 000000の. 入力は, 時, 分, 秒の順序を示している. 又, テー プを分析した全時間を対象とする場合は, 次のように 指示すればよい. TM (000000)> へ Star t TM (000000 )> (. End. SP>SP n … … … 空 間 を 指 定 C1 , TM, , C2 Space No . > 2 = 3(…………空間2から空間3への推移を指定. 〔説明〕 空間を指定した場合, その空間の位置を入力する. この例 では, 空間の推移を指定して. いるため 空間2から空間3に 推移したデータのみが解析の対象となる. 範囲指定, 省略指定 が可能である. Command>AND へ…………論理積 (AND) の指定. 〔説明〕. SP に つ い て, そ れ ぞ れの サ ー チ コ マ ン ドに よ っ て 入 力 す る 検 索 属 性 の C1 , TM, , C2. パラメータ間の論理積 (AND) 及び論理和(OR)を指定するこ とができる. このコマン ドを P , TM, S , C2 入力すると, 論理演算対象データの入力 が必要である. 従っ て, 引き続き C1 パ ラ メ ー タ の 入 力 が 継 続 さ れ る.. Command>D へ … … … … ディ ス プ レイ 表 示 を 指 定. 〔説明〕 サーチコマン ドによ って指定した素データを表示 する. プリンターに出力する場合は,. Command>P ( ディ ス プレイ と プ リ ン タ ー の 同 時 出 力 の 場 合 は, Command>D, P ( と 指 定 す る.. Command>An………解析メニュー表示を指定. 〔説明〕. サ ー チ コ マ ン ド (S) に よ っ て 検 索 し. た素データに対 して解析を行 なう解析ルー チ ン の メ ニ ー 表 示 が, こ の コ マ ン ド (A). で あ る. 表 8 は, 現 在, 本 シ ス テ ム に 内 蔵. している解析ルーチンである が, 解析ルー. 表8. 解析ルーチン 一覧. ・. 単純集計 (度数表) 2. 3.. マトリックス集計 時系列集計. チ ン に つ い て は, 必 要 に 応 じ て 開 発 し,. 追加することができる. 但し, 各カテ ゴリーシステム独自の解析ルーチンの場合は, 検索し た素データの属性に 記録されているカテ ゴリーシステム 識別番号を参照して, 解析ルーチン のメニュ ー上に表示する. Command>An………解析メニュー表示を指定 Menu No .> 1へ………〆 ニュー 番号1 を選 択. 〔説明〕 表示された解析ルーチンのメニュ ー番号1番を選択したものである. 選択番号の複数 指 定, 範囲指定が可能である. Command >Rn……… 入力コマン ドの実行 Command >C(……… 入力コマン ドの消去 Command >Ln……… 入力コマン ド及びパラメータの表示. 〔説明〕 入力したコマン ド及びパラメータをリストと して表示し, 確認後, Rコマン ドを入力す る. 入力 し た コマ ン ドや パ ラ メ ー タ の 訂 正 は, C コ マ ン ドを 入力 し て 行 な う. こ の 場 合, L. 96.

(16) . マイコンによる授業・行動分析装置の開発. コマン ドでリストを表示すると行番号付き でコマン ドが表示されるので, 訂正する箇所の番 号を指定し, 追加, 訂正, 削除を行なう.. Command >○へ………解析結果の登録. 〔説明〕 データファイ ルへの解析結果の登録は, 解析処理ルーチンを指定したのみ有効 である.. 分析データの属性に, 解析ルーチン番号を付加 して登録する. 従って, 次回から同一条件で の解析を指示した場合は, 演算を行なわず, 直接データファイ ルから解析結果を入力する,. VI . まとめ. 教授・学習過程は教師, 教材, 子どもの複雑な相互 作用 で成立している過程である 本システム . のカテ ゴリー分析は, この複雑な授業を幾つかのカテ ゴリーで単純化し授業の構成要素を明らかに し, さらに抽出された要素間の関係のグラフ化, 時系列的推移表, マトリ ックス表の作成により 複. 雑な授業を分析者の観点 で浮きぼりにしようとす るものである カテ ゴリー分析の利点は 複雑 で . , 定性的な授業を単純 で定量的な授業に置き換え多角 的分析を可能にすることである 授業を設計し . , 実施し, 客観的データによる評価は, より客観的な授業の改善を約 束する 但し 単純化したため , . に授業から失なわれる情報も多い. カテ ゴリーシステムの設計意図 が授業分析結果に大きく影響す ることも確か である. 例えば, 教科独自の教授 スキル (理科における実験・観察等) を分析する場 合は, そのようなカテゴリーの設定が当然必要 である. 授業から大切な情報を浮き ぼりにするために, 同一援業を異なっ たカテ ゴリーシステムを用いて 多角的に分析する一方, 授業分析者の分析目的に最も妥当性の高いカテ ゴリーシステムの設計が今 後の課題となる.. ところが,どのようなカテゴリーシステムを用いてもやはり授業からは多く の情報が失なわれる . そこで, カテ ゴリー分析と同時に, 逐語記録による文書 データと, つき合わせた分析が必要になる . 本システムは, この逐語記録による文書データの 入力を容易に し, さらにカテ ゴリカルデータとつ き合わせた解析を可能としている. 又, 幼児や障害 児の授業では明確な言語行動 だけでなく非言語. 行動が授業の重要な構成要素 となる場合がある. この非言語行動を分析する場合 児童の行動を追 , 跡する分 析と同時に, それぞれの行動に分析者が解釈を加えたものを文書データとして登録する . さらに児童の行動を幾つかのカテ ゴリーに分け, カテ ゴリー分析を行ない 行動軌跡データおよび , 行動解釈データをつき合わせた解析を行なう. そうすることによって非言語行動の分析がより深く 理解できるものと思う.. 授業分析は教師自身が自己の授業を分析し, そこから教材解釈や教授方略 教授技術を構築する , 手段として大変有効 であると言われている. 教師は授業案に表現されない数多くの教授スキルを駆 使して授業を行なっ ている. 教師は教材, 目標, 学習者の認知スタイ ル等を考慮しながら適切な意. 志決定を行なおうと努力するわけ である. 本システムは教師自身 が自分の意志決定が正しかっ たか どうかの厳密なフィ ー ドバック情報を得ることができ, 教授スキルの訓練用としても利用 できる . この事は, 現職教員 だけでなく, 教育実習における実習指導にも十分役立つものと思われる . なお, 紙面の都合で今回はシステムの開発に ついて報告したが, 次回は システムの利用を含め , た実証的研 究を報告する予定である.. 97.

(17) . 佐 藤. 勝. 彦・大. 黒. 静. 治. 参考・引用文献 75 o ) 授業過程の相互作用分析, 信学技法, N 1 ) 宇川勝美 ( 19 75 ( . ) 修正したフランダースのカテ ゴリーによる授業分析の試み, 北海道教育大学附属教育工学セ 19 82 ( 2 ) 大黒静治 ( ンター研究報告, 第3号 ) パーソナルコンピュータによる授業記録分析システム, 日本科学教育学会第7回年会論文集 ( 1 98 3 3 ) 大谷 尚 ( ) 教師教育と教育工学 (その1) 教師の諸能力改善に関する研究・開発, 日本教育工学雑誌, ( 1 ( 4 ) 小金井正巳 9 7 7 N .4 Vo l . 2, o. ) 教師教育と教育工学 (その2) マイクロティ ーチングと教授スキル, 日本教育工学雑誌, 198 0 ( 5 ) 小金井正巳 ( Vo l .4 .3 , No. { 6 1 ) 教育工学の原理と方法, 明治図書 ) 坂元 昂 ( 9 71 0巻, 第一法規 ) 授業の過程, 教育大全集第3 1 ( ) 西之園晴夫 ( 19 8 7 造的分析におけるコンピ ( ) 授業過程の構 ュータの利用, 日本科学教育学会第8回年会論文 ) 西之園晴夫他 1 98 4 ( 8. 集. l i ingbehavi l i ey 1970)Ama son‐ Wes our ngteach ( 9 ) F1anders ys ,Add ,N.A.( i l i i d d i tonan anays ng K.( 1970)Teachi s D B d : e s c r J n 1 g P ( の Hough u n c a n j a n , Ma繁,Adds“on‐ ,Boadi . . , . , l Wr es ey. ) 理科の発見学習の設計・実施に関する実証的研究, 大塚明郎監修, 教育工学の新しい展開, ( 1 1 ) 水越敏行 ( 19 77 第一法規 (佐 藤: 本 学助 手・ 教育 工 学 セン タ ー, 大黒 : 本 学 教授・ 札幌分校). 98.

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