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JAIST Repository: 植物由来ファイトケラチン合成酵素の解析と異種生物での発現

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. 植物由来ファイトケラチン合成酵素の解析と異種生物 での発現. Author(s). 松本, 幸子. Citation Issue Date. 2003-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/3019. Rights Description. Supervisor:高木 昌宏, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) 植物由来ファイトケラチン合成酵素の解析と異種生物での発現 松本. 幸子. [背景・目的] ファイトケラチン(Phytochelatin;PC) は(γ-Glu-Cys)n-Gly(n=2∼11)を基本構造とし、重 金属を捕捉・無毒化するペプチドである。ファイ トケラチン合成酵素(Phytochelatin synthase;PCS)は 植物、藻類、酵母などに存在し、重金属イオンの 曝露によりグルタチオン(GSH)を基質として PC を 合成する(図 1)。このことから、PC は GSH より高 い抗酸化能をもつ可能性がある。また、PCS の N 末端領域は相同性が高く活性中心を含み、C 末端 領域は保存性が低く Cys 残基を7個以上含む。こ. 図 1.. PC 合成・機能経路. のことから、C 末端領域は N 末端触媒領域のレギ ュレーターとして機能している可能性がある。本研究では、植物 Arabidopsis thaliana 由来 PCS 遺伝子の異種生物における発現と重金属イオン耐性について調べ、さらに PCS の精製 法の確立と活性化機構の解析を目的とした。 [実験・結果] 大腸菌 E.coli(BL21(DE3))、酵母 S. cerevisiae(INVSc1)に PCS 遺伝子を導入し、 PCS を誘導発現させた。それぞれについてカドミウム耐性を比較したところ、耐性が付与 されていた。次に、大腸菌組換え体に高発現させた PCS を、様々な条件で検討した結果、 オープンカラム DEAE (弱陰イオン交換クロマトグラフィー)、HitrapSP (強陽イオン交換ク ロマトグラフィー)、HitrapQ sepharose (強陰イオン交換クロマトグラフィー)に供すことで精 製法を確立し、精製した PCS 活性を HPLC により確認した。また、PCS 活性に対する GSH 濃度、カドミウム濃度、反応時間、保存条件の影響を解析した。その結果、合成される PC 鎖長は、カドミウム(ストレス)濃度に のみ依存することがわかった。さらに、 カドミウムや酸素の共存により PCS 活性の保存性が高まったことから、重 金属や酸化ストレスにより制御され る機能部位の存在が示唆され、特に PCS の C 末端アミノ酸配列に着目し、 ストレス種による Cys の結合様式変 化とそれに伴う機能変化を予想し、モ. 図 2. PCS C 末端側機能モデル. デル(図 2)を立案した。 [キーワード] ファイトケラチン、ファイトケラチン合成酵素、カドミウム Copyright:(C) 2003 by Sachiko Matsumoto.

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