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直接原価計算の長期的問題への有用性に関する一考察

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Academic year: 2021

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(1)"百冊 ム. "而 党. 直接原価計算の 長期的問題への 有用性に関する 一考察. 高. L. 臣又. 橋. はじめに. 貝. 、ンャンク は, 1989 年の AAA. 年次総会におけ る貢献利益法の 新しいパラダイムを 探るパネル. 直接原価計算は ,短期的な利益計画に 有用な 計算制度であ るといわれている.それは ,直接 原価計算が,変動費と 固定費という 短期的な. 定を痛烈に批判している. (Shank, 1990 . ) 被官. ( といわれている ). きたが,実務での 成功例を見たことがな い ,価. 二分法をべ ー スにして,短. 期的な利益概俳であ る貢献利益の 表示計算を中 心にしていることから 来る. 直接原価計算は ,長期的な問題に対して対応 できないと, 1980 年代より特に 批判されてきた.. ディスカツションで ,貢献利益法 による価格設. 身は貢献利益 法を 25 年にわたり研究・ 教育して 格設定において 失敗 側 が多々あ る, コスト・ア ナリストたちが 貢献利益思考を 重視していない ,. バンスロスト』では ,次のように批判されてい. という三つの 点を指摘している. 直接原価計算は ,長期的な問題に対して本当 に無力なのであ ろうか ? 本稿では, まず,直接 原価計算の計算構造上の 特徴であ る多段階貢献. る・. 利益計算書㈹ 発展について 概観する. 次に. たとえば,ジョンソンニキャプランの「 レ レ. 製 R"関連の意思決定の 大半が,長期的性格を 持っているのにも 関わらず,直接原価計算や 貢 献利益法の提供する 短期の変動費を 利用するの は非常に危険であ る.ただし これまでの学生, 教師,実務家は,企業のいわゆる 固定費といわ れるものの急激な 拡大原因を理解できなかった という. 製品原価分析が 対象とする期間は ,すべての. ABC の原価階層モデルと 損益計算との 関係を 検証する. これをふまえて ,直接原価計算と 長 期的な問題との 関わりについて 検討する.. 原価を変動費として 扱. 確に示したのは , 1957 年のシリングロ 一であ. う. のに十分なほど 長 い .. 2. 1970 年代までの固定費論. 2.「多段階計算の 発展 1) 1950 年代∼ 60 年代の発展 固定費を源泉別に 分割する, という発想を. 明 り. また,多くの製品にとって 直接原価というもの は ,顧客に必要な製品を製造・ 配送する原価全. それをもとにコミッテッド・コストとマネジ. 部分になってきている.その 結果,「直接原価計算概俳を 先導した思考傾向 ( ジョンソンニキャプラン ,鳥居訳 , 214-6 ぺ一. であ る. リードが示した ,収益と原価の対応関 係は次の図 1 のようなものであ る. (Reed, 1957.p.33 リードは,貢献利益を 重視する・それは 次の. 、/.). ま. 体のうちわずかな. を逆転させなくてはならない」というのであ る.. ド ・コストの概俳を 明らかにしたのが ,. ロ. 理由による.. リード.

(2) 30 ( 30 ). 第23 巻. 横浜経営研究. 第 1 号 (2002). 図] 売上高. X X X. 変動費. X X X. 販売マージン. X X X. 管理可能固定費. (マネジド・コスト ). X X X. 管理可能利益 その他の事業部固定費 ( コミッテッド・コスト ) 貢献利益 共通費 (Non-D㎡ s;0na]EXpense) 糸屯 益. X X X X X X X X X. X X X X X X. 本リ. 2) 1970 年代の発展. 「貢献利益は , コミッテッド・コストを 調整. (correct or mod 旺y) ことによって ,長期 的な業務活動をガイドすることになるからであ る ・事業部の測定尺度という 意味と,長期的意 思 決定のガイドという 意味において ,重要であ. 直接原価計算の 歴史の中で, 1970 年代は比較 的 安定した時代であ り, さほど目立っ 動きは 無. る ・」は bH.p.35J. 一ンとウエ ザースの損益計算書を 取り上げる.. する. また,管理可能利益を 計算するメリット とし. い のだが,非常に特徴のあ る議論がなされて ぃ. る. ・. ここでは,その典型的な何として ,. レ イボ. レ イ ボーンは,貢献利益から 自由裁量固定費. 利益と貢献利益を 区別して計算すること ) に ょ って,拘束されている 固定費と政策によって 固 定 費とされている 原価が分離される 点をあ げる. 事業部長の意思決定が 反映されるのはマネジ ド ・コストの領域であ り,それを分離しておく ことは固定費の 分析という点で 大きな意味を 持 つというのであ る・ (fb㎡,p.35D そして, これらの利益計算を 経常的に行 うに は ,直接原価計算システムを 適用するべきであ. (dlSC etlona y flxed exPenSeS) を控除したあ との利益を短期業績利益 (short-run performance margin), そこから拘束固定費 (COmm 比ted flⅩ ed expenSeS) を控除したあ と の 利益を長期業績利益 (long-runperformance margin) としている・ これらが,事業部で管 理 可能な項目とされている・そして ,そこから さらに管理不能な 項目の自由裁量固定費を 控除 し 短期セグメント 利益を,そして拘束固定費 を 控除して長期セグメント 利益を算出している.. る. そこで示されている 損益計算書の 雛形は , 次の. て , この利益を計算すること. (即ち,管理可能. と している・短期的意思決定だけではなく. ,. 長期的意思決定に 有用な指標 (彼は貢献利益を 想定している ) もえられると 指摘していること に 注意すべきであ る・ けbH,p.36.) この時代のキャパシティ・コストへの 関心の 集まりを象徴しているのが , NAA. IMA). ( 現在の. が発表した調査報告書 39 番「キャパ. シ. ティ・コストの 会計」であ る. このアイデアは , 60 年代にはいると ,ホーンバ レンや ソロモンズ,マーブルらによって 継承さ. れ ,原価や利益の用語に関して ,完全に統一され ていないものの ,事業部などのセグメント 別の 業績評価のツールとして 理論的な確立をみた。 ・.. 「. 「. (Raiborn。 p.23J 損益計算書を 見ればわかるとおり ,事業部に おける管理可能性と ,原価の拘束性 (短期か 長 期か ) を 組み合わせて 使用している.管理可能 性 に対応する利益が 業績利益とセバメント 利益 であ り,拘束性に 対応する利益が ,短期利益と 長期利益であ る.それらの利益を組み合わせて 図 2 の通りであ. る・. 用いている.. この損益計算書では ,管理可能な項目にも, 1) この詳細については 高橋 (1997 年 6 月Ⅰ,高 橋 (1997 年 7 月Ⅰ を参照されたい.

(3) 直接原価計算の 長期問題への 有用性に関する 一考察. (高橋. (@31@ )@31. 賢). 図2 (千 ドルⅠ. 10,000. 川又 才孟. 変動費 製造原価. 製造貢献利益 (production margin) 販売 費 貢献利益 (contribution margin) 個別固定費 (traceable fiXed eXpense) 事業部で管理可能な 項目 自由裁量固定費 (discretionary fixedeXpenses) 短期業績利益 (short-runper ぬ rmance margin) 拘束固定費 (comm Ⅲ ed fiXed eXpenses) 長期業績利益 (l0ng-runperformance margin 事業部で管理不能な 項目 自由裁量固定費 短期セグメント 利益 (short-runsegmen margin) 拘束固定費 長期セグメント 利益 (l0ng-%unsegmentmargin) Ⅰ. Ⅰ. 3.000 7.000 2,000 5,000. 1.000 4.000 2,000 2,000 1.000 1.000 500 500. 短期的に発生額を 決定できる自由裁量固定費と ,. るものであ る・投資の結果を ROI という形で測. 事業部の責任で 意思決定したために 発生する 拘 束 固定費とを分割しているところが 特徴的であ. 走 するのみならず ,多段階計算に適用している. る. . これらの原価は ,それが短期的であ れ長期. 的であ れ,事業部の責任のもとに 行った意思 決 定の結果発生するものであ る.意思決定によっ て 努力を投入した 成果が,その事業部の業績を 測定する尺度になる ,. という考え方であ ろ. のであ る. また,セグメントの側からの視点ではなく. 本社の側からの 視点も, この損益計算書には 含 まれている.本社からの 割当について , 自由裁. 量 固定費が示されているということは ,セグメ ント に対する本社側からの「努力」の 注入 度を,. 長期業績利益から 控除されるのは ,管理不能 な 自由裁量固定費と 拘束固定費であ る. これら. 短期的に調整できる , ということであ る.. は ,本社 ( あ るいはトップマネジメント. て ,セグメントの利益貢献を測定することの 必. ). から. ,. ウェ ザースは,セグメントの 業績測定にお い セグメント 長 (segment. セグメントに 対して割り当てられた 資源を表し. 要 小生とともに ,. ている. このような資源を 利用した成果が ,短. manager) がいかにしてその 利益責任を果たせ. 期 ・長期のセグメント 利益であ ろ. ばよいのかを 示すような会計、ンステムの必要,性. この損益計算書から ,次のことがわかる.管 理 可能な個別費の 中に,拘束固定費が算入され ている, これは,事業部の 責任で拘束を 生む意 思 決定が行われている ,ということである. っ. を 説いている,そこでは ( セグメントに 対する ). 原価配賦をすることに よ る評価への弊害を 指摘 する.それと同時に, ROI をどのように 適用す ね ば よい のか, ということを 問題にする.. まり,事業部に対して,収益責任のみならず ,. そこで, ウェザースは 貢献利益報告書を 示す. 投資責任も委譲されているということを 示して. 彼の示したセグメント 別の貢献利益損益計算書. い る.投資責任が委譲されているセグメントの. は, 次の図. 業績測定尺度を 示すということでは ,意味のあ. の 収益性と原価の 管理可能性を 強調する よう に. 3. のようなものであ る.セグメント.

(4) 32 ( 32 ). 第23 巻. 横浜経営研究. 帯 1 号は 002). 図3. 管理可能な原価 セグメント 長. その他. ム ロ , 舌十. $3.840. $470. 受 , 310. 4x益. 口. 直接帰属可能な 原価 (Directlvattributable cost ㊥ (直接材料費,直接労務費, 監督 費 ,消耗品質,セバメント 資産の減価償却 費 ) 直接貢献利益 (Directcon血 bution) 客観的に 跡 づけ可能な原価 (0bject血 e げ traceable costs) (振替品の原価,集中して 購入した材料費,包装 費 ,. 輸送費. 1,367. $2,473. ). 3 「コ. 1,402. $435. $2.908. 456. 456 $2.452. ($21). 跡 づけ可能貢献利益 (TraceabIe con ㎡ bution) 帰属可能原価 (Ascribable cos[ ㈲ (本社サービス. ,製品研究開発.製品広告 ) (Netcon ㎡ buti0n) 連結原価 (本社管理費,企業広告,財務費用 ). 992. 正味貢献利益. ($1,013). セグメント正味営業利益. ($1,693). デザインされている・. (Weathers.p.27. 680. 680. トビ ヘ イビア. 一. 992 $1.460 $780. から見ると変動費も 固定費も含. 彼の主張の特徴的な 点は,その原価分類にあ る ・①直接帰属可能な 原価 Direct げ attributablecosts) ②客観的に 跡 づけ可能な原 (Objectlvelytraceablecosts) ③帰属可能 原価 (AAscrlbableseparable costs) ④連結 原 (JOlntlylnCU edCoSt) @こ力、類する・ D は,セグメント 長の管理可能な 原価であ り,. 括して購入したものの 原価であ る. この原価に. コストビ ヘ イビア. とはできないが ,そのセグメントにとって 必要. ィ. 小面. 小面. 「「. 一. から見ると変動費だけでは. まれるものであ ると いっ. 何 としてあ げられて いるのは, 他 部門からの振替品の 原価や,その セグメントで 使用した材料や 消耗品のうち ,. 一. 対する責任は ,それを発生させたセグメント 長 に 負わせるべきであ るとする・ (f研dvP.26J. 9 は,客観的にあるセグメント ヘ跡 づけるこ. なく固定費も 含まれるものであ るという.具体. であ るために帰属可能. 的には,直接材料費や 直接労務費に 加え,セグ. い う原価であ る. この原価は,回避不能な 原価. メントの監督 費 , 販管 費などのような 個別固定. でもあ る.. 費を想定している・は [email protected]. として,支援部門 費や スタッフ部 門の原価をあ げている・ (fbid p.27 ④は,複数のセグメントに 共通に発生する 原 価で, 個々のセグメントには 盗意 的に配賦する しか割り当てることができず ,特定のセグメン トの 活動とは何の 相関も持っていない 原価であ 何. ‥. ②憶 ,セグメントの販売した製品やサービス に 対して直接,原価を認識できる場合に ,その. 支出から便益を 受けているセグメントに 客観的 に 跡付けできる 原価であ るという.特定の セグ. @. (ascribableⅠであ ると. る.. 何 としては本社費や 基礎研究費などをあ げ. 物的に認識あ るいは計測できるもの. る. (fbH.p.27. (identified by Physicalident 田 cat わ n or count) に 対する強 い 相関関係 (high correlation) に. このような原価の 分類は,当然利益計算にも 影響をあ たえる.損益計算書に 表示されている 利益に対しては ,次のような意味を持たせてい. よるものであ るとする. この原価もまた ,. る. メ. にその発生を 跡づけることはできないが ,. 目. であ ると いっ. この物的な認識や 計測は,発生 コス. ・.

(5) 直接原価計算の 長期問題への 有用性に関する 一考察 直接貢献利益は ,. もっとも正確にセバメント. (高橋. 賢). ( 33 ) 33. クーパーとの 研究の中で,詳細に企業のケー. のオペレーションを 測定できるものであ る.跡. スを検討して い. 付け可能貢献利益は ,ほかの部門の活動や意思 決定がセグメントにどのような 影響を与えるの か, ということを 示す.正味貢献利益は連結 原 価 と全社利益に 対する貢献額であ り,セグメン トの業績評価にとってもっとも 重要なものであ るという.セグメント 正味営業利益は ,業績評 価という点ではあ まり意味はないが ,企業全体. タイプを発見し ,それを要約したという.それ. の 利益構造に対しそのセバメントがどのような 貢献をしているのかを. 示す尺度になるという. (lbbid.,p.34 セグメント長の 業績測定とセグメント 自体の このような 吟. 味を行う.双述の損益計算書では ,. 川. X 益性 と原. 価の管理可能性を 区別している.. ABC は, もともとそれまでの 原価計算・ 管 理会計システムが 適合性を失ったとして , 1980. ". 当初は, 全部原価計算における 配賦基準の改善を 主題と していたが, 1990 年頃 を境に,次第にその 適用 範囲を拡げていった.その 中の一つが,貢献利 る. 益 法への応用であ る. 3 Ⅱ ABC と原価階層. キャプランは ,貢献利益渋をテーマにしたパ ネルデイスカッションにおいて , ABC におけ る 活動の階層を. 紹介している. 従来の直接原価計算・ 貢献利益 法 はあ まり有 用ではない,かといって 盗意 的な配賦を行う 全 部原価計算も 役に立たない.そこで,貢献利益 法の新しいアプローチとして , ABC を提唱す る.「貢献利益分析に 対する新しいアプローチ が, ABC から引き出される」と 発言している ことに注意すべきであ る・ (Kaplan,1990 , p.5J 2) この詳細は , 高橋 (2000 年 m2 月 ) を参照さ れたい.. ちに,製品原価の 変動性の. が,原価階層である, キャプランが 示した図が,図4 であ る.. ABC に関する以前の 論文での記述に 対して, 次のように述べている. 「我々は , Ⅰ企業の活動のすべては・・・. 製. 品原価だと考えるべきであ る』と述べた. これ によって多くの 人が,すべての費用は,製品レ ベルより上位の 活動が原因であ る費用について と,我々がいっているものと 思いこんできた.. ・・・直観的に ,我々は,単位原価の 計算は 不可能であ ることを理解した. ・・・バッチレベルの 原価あ るいは製品維持. 3. ABC と貢献利益 法. 年代半ばから 提唱されたものであ. う. さえも,製品単位レベルまで 配賦すべきであ る. ヵ. 業績評価の基準が 異なるために ,. く. レベルの原価を 単位レベルまで 配賦することが. できるだろうか・ もちろん,それらの 原価を生 産量で割るだけであ る・ しかし製品維持原価 を生産単位数で 割ることは, 明らかに配賦 (allocation)のプロセスであ り,過去60 年にわ たり議論され 続けてきたすべての. (disadvantages) を伴うものなのであ. 弊害. る・. ・・・この図は , 北から南に費用を 配賦して. いくのではなくて ,南から北へ費用を集計して いくということを 示している.収益 (価格に生 産量ないしは 販売量を乗じたもの ) からすべて の単位レベル 費用を差し引くことで ,個々の製 品の単位レベル 営業マージン (a unit-level operating margin) が計算される・この 単位レ ベルマージンからバッチ 関連費用と製品維持費. 用を差し引くと ,製品レベルマージンが計算さ れる. このような製品レベルマージンは 製品 う. イン内の各製品に 対して計算される. この製品 レベルマージンの 計算には,配賦はまったく 必 要がない・」. (ⅠIbid.,pp.6-7 カ. つまり,活動を介して原価を 階層化すること で,それぞれの段階での貢献利益を 計算しよう という説明であ る. ここでは, それまでの. ABC 論とは異なり ,製品の単位全部原価の計.

(6) 34@ (@34@). 横浜経営研究. 第23 巻. 第 1 号 (2002). 図4. プロセス・エンジニアリンバ. 製品原価. 製品仕様 ECNs. 製品強化 段取 @ ヮ. 材料運搬 購入注文 検査. 価格. 直接作業 材料 機械作業時間 燃料. 算を指向しているわけではない.活動に 階層が あ ることを発見し ,活動によ る単糸屯 な原価割当 では,それまで批判していた 従来の原価配賦 と 同じような論理であ ることに気がついたに 違い. 分析のものではなく ,設計のものであると見て いる. ABC アプローチは ,問題解決でもない. な い 3... (exPenSe-lnCU lng) のⅠ舌 動を連携させ る よ う な システムの設計に 関するものなのであ る.」. し ,意思決定でもない . い 収益創造. これは,組織のよりよ. (revenue-creating.) と費用発生 「「. 3.2ABC, 情報の本質の 転換 (fbid,p.7J もう一つ,重要な 論点の転換があ る.それは, 組織構造のよりよい 設計のためには ,注意換 ABC の提供する情報の 本質を, 問題解決情報 起 情報をあ る程度の期間,継続的に 発していく ではなく,注意喚起情報であ るとした点であ る 「. ABC 分析は,すべての収益性が悪 い 製品. 必要があ る. したがって, これは比較的長期に わたる問題になるものと 思われる.. を廃止せ よと 勧告するものではない. ど う やっ てそれらの製品が 設計され,製造され,販売さ れているのか ,. 3,3 製品系列 別 計算の展開. ということに 対する経営者の 注. クーパーも,原価階層のアイデアについて 言. 煮る, 引き起こすものであ る, このシステムは ,. 及 している.伝統的な 原価計算では , どうして. 経営者の注意をひき , より詳細な分析をするに. も 原価配賦が 恐意 的になり,製品原価計算に. 値する問題領域に 光を当てるものであ. 頼 が置けなくなる.それを 回避するために , 階. る.. ・・・. ABC. システムは,経営者の注意と. 行動の優先順位を 設定するのに 役立っようであ る. ・このように ,我々は,このアプローチを. 3 ) ARC 論の変遷については ,高橋 (2000 年 12 月 ) を 参照されたい. 層 化した ABC. 信. によって原価を 割り当てよ. というのが,彼の 問題意識であ る.それをモデ. (Cooper,19g0t) 活動の階層を 4 つに分ける.①単位レベルの 活動,②バッチレベルの活動,③製品維持 (product-sustaining) の活動,④設備能力維持 ル 化したのが,図5 であ. る・.

(7) 直接原価計算の 長期問題への 有用性に関する 一考察. (高橋. 賢@. (@35@)@35. 図5 設備レベル費用 仁ト. 配賦. 設 i席有ヒ カ. 「. 製. 製品レベル費用. 総製品原価. 口ロロ. バッチレベル 費用 バッチ. 仕. 単位レベル費用. の 活動,である.このうち,③と④に関しては,. 活動数が増えてもそれに 厳密に比例して 製品の 数や設備の数が 増えるわけではない , る・. と指摘す. (fbbid。 p. l0 ) これは,最終的な原価計算 ・. 対象 (製品 ) と,③と④の原価との関係が 一義 的なものではないということを ,暗に示してい. その総額は,製品系列としては 変わらないから であ ると指摘する. この指摘からもわかるよう に, クーパ一のこの 計算体系では ,「全部原価 計算」といいながら ,積極的に単位原価を 計算 するということよりも ,製品系列別に原価を適 ,下か 切に集計すること ,つまり,図でいうと ら上に原価を 積み上げていくことに 重点があ る. る・. このモデルを 利用した製品原価計算を ,. ABC 全部原価計算 (ABC Full-Absorption Costing) と呼んでいる・その 手順は,まずバ ソ. 製 R。 単価 X 単位数. 学. チレベルの原価をそのバッチの 製品単位数で. ものと思われる.単位原価の 計算は,上から下 に原価を割り 当てていく手続になる. また,設備能力レベルの 原価は, 窓意 的に配 賦するしかなく ,理論的には, ABC ではこの. 除する.そして製品レベル及び 設備能力レベル の原価は,製品単位数で 除する.それらの原価 を単位レベル 原価に加算する.こうして ,製品. 原価は製品別に 配賦するべきではない , として. の 全部単位原価を 計算する.. 隷 してこの原価階層を 用いていたかは 不明であ る.ただし,製品系列別に 原価を集計し ,収益. ただし, このような ABC で計算した単位原 価は,原価の変動を適切に 表したものではない という.バッチレベルの 原価は,製造単位数を. いる・. (fbbid.,p.l0.. クーパーは , 特に貢献利益 法 ということを 意. と対応させようというのなら , これは一種の 貢 献利益法の考え 方であ る.. 減少させるだけでは 減少せず,バッチ数を削減 しない限り減少することはないからであ る. こ. れは,製品レベル原価や,設備能力レベル. 原価. にもいえることであ る. しかしながら ,バッチ. レベル原価や 製品レベル原価にとって ,それを 製品単位に配賦することは ,数字上の歪みを引 き 起こすものではないともいう. なぜならば,. 3,4ABC による「未利用活動の 原価」の測定 ABC 情報を,未利用キャパ シ テ の管理に 活用しようという 主張が,クーパーニキャプラ ンによって提唱された. ここでは, ABC の本質を資源利用モデル (resourceusage models) であ る点に求めてい ィ.

(8) 36 ( 36 ). 横浜経営研究. 第 23 巻. 第 1 号 (2002). 図6. 売上高 利用された,提供された 資源の費用 材料費. 20,000 7,600 600 900. 燃料-費. 短期労務費 貢献利益. 9.100. 10,900. 活動費用 : 拘束資源. (ACTIVITY@EXPENSES@ :@COMMITTED@RESOURCES) 長期的な直接労務費 (Permanentdirectlab0r) 機械稼働時間 購入費用 受取 ・在庫費用 製造運用 (Production runs) 顧客管理 技術変更 部品管理 拘束資源費用合計 営業利益 る . ABC. の キ 一概念は「活動」であ るが, そ. の 活動を介してキャパシティの 消費部分と未利 岡 部分とを認識しょうとする・それは. 式 で表される・ 利用可能な活動. ,次の等. (Cooper 二Kaplan,p.3 (Activity Ava. Ⅱ. ab Ⅲ ty) = 消. した活動 (Activity Usage) 十 未利用キャパ 、ンティ (UnUSed CaPaC 什y). 利用. 末利用. 1.400 3,200 700 450 1,000 700. 200 100 5 "0. 100 200. 800. (100). 750. 150 700. 9,000. 9,700. 1,200. 提供された資源の 数量がわからない. また, 通 常 ,標準原価計算では配賦率の分母に 予算操業 度を使っている.そして ,伝統的な原価計算に おける製造間接費の 配賦手続きは ,棚卸資産評 冊目的以外の 経営目的には 有益な,情報が得られ な い はb ㎡,p.3J ・. 未利用キャパシティのコストを 測定する上で ,. 賢. キ ャ パシティ・コストの 源泉を次の 3 つのタイ. プに 分類する. まず第一に,将来にわたる 利用. これを原価で 表すと,. を 考えて取得された. 資源で,その支出が将来に. わたり費用化されるもの.第二に , リ ス など. 提供された活動の 原価 (C0st ㎡ Acti ㎡ ty. な 標準原価計算における 操業度差異と 次の三 つ. のような,必要に応じて契約により 資源の取得 が 可能なもの.第三に,基本的な雇用レベルを 維持しておくために 必要な給与・ 人件費, とい っ たものであ る. ABC による損益計算書 ( 図 6) では,資源ごとに消費した原価と 未利用の 原価を分離して 示している, (ⅠbH,p. 7J こういった分類をし 未利用キャパシティの 属性と量を明らかにすることで ,その有効利用. の点で異なるという. まず,伝統的な 操業度 差. を. 異は ,財務りな数字で集計された 結果にすぎず ,. の適正なサイズを 決定し最終的には 企業の収. Supplied) 二 利用した活動の 原価 (C0st of Activity Used) 十 未利用の活動の 原価 (Cost of@Unused@Acti ity) この利用度は ,実際的生産能力を 基礎として 測定する・ この未利用キャパシティは ,伝統的. 白. 図るか,資源の需要に対応したキャパシティ.

(9) 直接原価計算の 長期問題への 有用性に関する 一考察 (高橋. (@37@)@37. 賢). 図7 製品ロライシ (1) 製品 B ム, ロ "十 400,000 1.050.000 135.000 335,000 265,000 715,000 450,000 30.000 10,000 40.000 420.000 255,000 675.000 25.000 95.000 70,000 60.000 27.000 87,000 3,000 23.000 20.000 270.000 200,000 470,000 (, Ⅶ (1994 Ⅰ, p.49 より一部修正 ). 製品 A 口. 製品収益 ユニットベース 変動原価. 増分貢献利益 その他のユニットベース ユニット貢献利益. 口. 650,000 200.000 原価. バッチベース 原価. 製品べース原価 余剰キャパシティ 原価. 製品貢献利益. 図8 製品ロライン (1@ ム ロ "十 口. 製品収益. 1,050 , 000. ユニットベース 変動原価. 335,000 715.000. 増分貢献利益 ユニット,バッチ ,製品べー スの原価. 222,000. 余剰キャパ シ テイ原価. 23.000 470.000 55,000 415,000 25.000. 製品貢献利益 フランド維持原価 ブランド貢献利益. 製品ライン維持原価 余剰キャパシティ 原価 (製品ロライン 維持 ) 製品ロライン 貢献利益 顧客およびチャンネル 維持原価 営業貢献利益 (operati0nalc0n ㎡ bution) 製造,マーケティンバおよび 管理施設維持原価. 余剰キャパシティ 原価 施設貢献利益. 製品ロライシ (2) ム, ロ "十. 会社合計. 口. 1,450 . 000. 2.500 . 000. 800.000. 465,000 985.000 220,000 30.000 735,000 175.000 560.000. 1.700 , 000. 442,000 53.000 1,205.000 230,000 975,000 155.000 15.000 805.000 370.000 435,000 200.000. 130,000. 5.000. 10.000. 385,000. 420,000. (施設 ). 55,000 180,000. (Ali (1994), p.54 より一部修正・ 益力 を高めて い こ. う. ,. というのが, クーパー. =. キャプランの 意図であ る.. 抜ボキ). 欠陥を克服すべく 考案されたものであ る.能力 原価計算では ,固定費を実際的生産能力によっ. このような発想自体はまったく 新しいもので. て 配賦し,未利用部分の 能力を損益計算吉上, に. はな い .その起源をたどれば, 1957 年にジョー. 表示することによって 設備能力の有効利用を 考. ンズ によって提唱された 能力原価計算があ る。. えよう とするものであ る.. これは,全部原価計算と 直接原価計算の 両方の 3,5 7 蛆 能力原価計算についての 詳細は,高橋 (1999 年 3 月 ) を参照されたい. リ. の多段階貢献利益計算書. 多段階の貢献利益計算書と. , ABC. による 測. 定を明確に結びつけた 何としてあ げられるのが ,.

(10) 38 ( 38 ). 横浜経営研究. アリ の 1994 年の論文であ る. (Ali.1994.) の示した損益計算書は 図 7,. 第23 巻. アリ. 8 であ る.. この損益計算書では , まさに 1970 年代までに. 発達した多段階の 貢献利益計算書と ,キャプラ ンらが示した ABC. の原価階層の 考え方とが 結. 第 1 号 (2002). まず,変動費も 固定費も,同様に製造に要し た原価であ り, 固定資産の原価 ( 固定費Ⅰは, サービスの消費を 媒介としてその 価値が製品に 移転するものと 考える, もう一つの論理は ,長期的にみればすべての. びついている ,多段階計算書にどのような 意味. 原価は変動するので , 固定費・変動費という. 合いを持たせるのか , ということから ,活動の グルーピンバが 行われている. この損益計算書. 別は本質的なものではなく ,その取り扱いを 区. の例では, いわゆる製造サイドの 製品貢献利益. の計算からさらに 進んで製品のブランドの 維持 に 関わる原価の 測定とその利益貢献,顧客チャ ンネル別の原価とその 利益貢献が分離して 表示. 別することはできない. ,. 区. とする考え方であ る. 外部の利害関係者の 主要な関心は ,企業の長期 的な目的の達成であ るため,すべての 製造原価 を製品原価としなければならない. これは, 数. されている. これは,活動をグルーピンバする. 期間にわたって 発生する固定費も ,結局は長期 の生産量の意思決定の 結果発生するために ,平. ことによって ,. 均化して製品原価としようという 論理であ る.. 目的に対応した 柔軟な損益計算. 、ンステムの設計が 可能になることを 示している. さらに, この損益計算書では ,余剰キャパシ. いずれにしろ ,固定費・変動費という 区分は, 短期的な区分であ り,その分類に 従って損益計 算を行 う 直接原価計算は 短期的なアプローチで あ るという印象が 付けられたことは 想像に難く. ティの原価を 各段階毎に表示している. これに よ り,非付加価値活動のコスト や ,余剰能力が 発生している 理由と,それが営業成績に与える 影響を損益計算書上から 知ることができる. (fbId.,p. 53.) これらの情報の 表示 と ,原価 階層の考え方を 巧みに組み合わせたという 点で,. 4.2ABC 的固定費論の 萌芽 先に見た よ うに,貢献利益法の 文脈で 1950 年. 前述のクーパーニキャプランの 損 2 ま 計算書より. 代から発達した 多段階損益計算書は , 「いかに. もいっそう有用なものとなっている.. 固定費を分類するのか , てられていた.. 4.. 直接原価計算による. 長期的問題へのアプローチ. 4.「直接原価計算と 長期的問題 リードの論文からわかるように ,直接原価計 算論にも,長期的な問題に対するアプローチが なされていた.それでは ,なぜ直接原価計算は 短期的なアプローチとして 批判を浴びたのであ ろうか, 1950 年代から 60 年代にかけて 行われた 直接原価計算論争が 直接原価計算が 短期的な計 鼻 であ るということを 強く印象づけた 一つの契 機ではなかったかと 筆者は考える ". 全部原価計算支持論者の 固定製造間接費配賦. ない.. ということに 焦点が当. エリオットは , ABC の議論にっながるよう. な固定費論を 展開している. まず,彼がコストビ ヘィ ビアに影響を 与える 要因として第一にあ げるのが, 活動の数 (volume of act ㎞ ty りであ る・そして,コスト ビ ヘィ ビアのパターンについて 次のように指摘. する. 「企業活動. (business act ㎞ ty) の複雑性が. 増すということは ,資源の取得と 利用に関して 行われる意思決定の 点で,経営者に利用可能な 代替案の数が 増加するということを 意味する. 選択可能な意思決定の 代替案が増えるというこ. の論理は , 次のように要約される. 3. 月. 年. 8 9 9 l. 橋、. された、. 高は,. いて 参照. つる. 9 88. 古河. 橋. @@l 9. 5. の 詳細 年 月. とは, コストビ ヘ イビアの考えられ 得るパター. ンが増加するということを 意味する.」 (Eliot.. p.33.).

(11) 直接原価計算の 長期問題への 有用性に関する 一考察 費 化して製品に. コストビ ヘ イビアを考える 際の環境的要素と. (高橋. 賢). ( 39 ) 39. 割り当てるのが 能力原価計算で. して, さらに次のような 点をあ げる.それは ,. あ る. 「期間損益計算を 重視するような」全部. ①資源を取得する 場合の供給要素,②資源を 利. 原価計算との 違いは ,基準操業度の選択にあ る.. 用して製品やサービスを 提供する場合の 需要要. 利益を期間的に 平準化することをねらいとした 平均操業度を 用いるのか,あくまで利用可能な 能力を基準とする 実際的生産能力を 用いるのか,. 素,③労働組合や政府との関係,④資源の 量 や タイプに変化を 及ぼす技術革新, といったもの であ る・ (fbbid.,pp.33-4. という違いだけであ る.. 力. また,原価は, タイムスパンによって ,短期. 原価と中期原価 (intermediate-runcosts), そ して長期原価に 分類できるという. これは,資. 当時の直接原価計算に 対する有力な 批判の一 つぼ,操業度至要が計算できない ,. というもの. あ る.それは,そのサービスが 簡単に取得する. があ る.全部原価計算支持者は ,直接原価計算 では固定費を 製品別に配賦しないため ,能力の 利用度の測定尺度となる 操業度差異が 計算でき ないと批判した.能力原価計算は ,その点を先 鋭化したということは 出来る.ただし,初期の 能力原価計算では ,あくまで固定費を 製品別に 配賦することが 前提にあ ったため,経営資源毎. ことができないか ,. に余剰能力を 測定するという 余地はあ まりない. 源の取得時期と 利用. (可能 ). 時期との間の ラグ. によるという.そして ,労務費の固定費的性格 について次のように 指摘する. 「物的な設備能力に 加えて,労働力の一部に も ,長期的な見通しによって 決定されるものが またはその技術に 対して非. 常に多くの経験が 必要となるような 労働力であ る・」. (Ibid p.36. ‥. したがって, このような労務費を basic labor と呼んでいるが ,. これも長期原価となるため. ,. 直接原価計算によれば ,固定費の分類区分が 大きくなればなるほど ,その資源がどの程度 利 円 されているのか ( されていないのか ), とい うことはわからなくなってしまう.固定費の 部. その取得には 十分に注意すべきであ るとするの. 分をどのように 分類するのか , ということが 問. であ る.労働力はいったん 取得すると容易には. 題になる. また,従来の直接原価計算では , 固. 削減できず,長期に渡って滞留してしまう ,. 定費 ごとの利用部分と 未利用部分とを 分離する. と. いう問題は,初期のABC でも議論されていた. という発想はない.固定費の管理においては ,. 問題であ り, この時代から 意識されていたこと. この部分が弱点であ るといえば弱点であ る.. がわかる.彼の論理はあ る意味非常に 時代を先. 本稿で取り上げた ,. クーパーニキャプラン や. 取りしたものでもあ った.ただしエリオット の時代には,彼のいうような 原価を認識・ 測定. 活動毎の末利用資源二余剰能力を 測定すること. する方法が未だ 成熟していなかった.彼の 論理. が意図されでいる. また, 能力の利用度は ,. の真の意味は , ABC. ( かっての全部原価計算支持者が. の登場と,原価階層の発. 見で開花するのであ る.. アリ に見られるような 損益計算システムでは. ,. 主張したよう. に ) 必ずしも固定費の 製品別配賦を 必要とはし ない.むしろ最終的な原価計算対象であ る製品. 4.3 余剰能力問題と 多段階損益計算 余剰能力問題に 対するアプローチは ,前述の ように,古くは 1957 年のジョーンズによる 能力 原価計算から 行われていた. 、ジョーンズの. 能力原価計算では ,貢献利益の. 情報がわからない.あくまで総額として 固定的 に発生する固定費のうち ,能力の利用分を 変動. への配賦を行うことによって ,階層のある資源 ごとの利用度がわからなくなってしまう. これ. は,固定費の発生源 ( 二 経営資源 ) が複雑にな っている状況では 顕著であ る.特に,固定費の 拘束性,つまりどのような 期間,誰の手によっ て, どのように管理が 可能なのか,. ということ. は,原価階層の考え方を取り 入れた多段階計算.

(12) 40@ (@40@). 第23 巻. 横浜経営研究. 第 1 号 (2002). で 明らかになる・ 損益計算書で 言えば,下の方. に行けば行くほど 長期的な原価であ り,大きな 権 限を持った人間に 管理可能なものとなる. 一方, 目的に応じて 原価をグルーピンバ. し,. ManagemenL@@F3l@1994. Journal@of@Cost@Management Cooper. ることで,様々な 業績評価の尺度が 得られる よ になる・ ABC に よ る貢献利益計算書は ,多. 様な業績評価の 尺度と,固定費の管理に関する 有用な情報を - 枚の損益計算書で 提供すること を可能にするのであ る.. , R. , Fall@1990. and@ R 、 S , Kaplan. ・. , "Activity. ・. 4-13. 、 Based. 13. Eli. W. t。. L , "Cost@ Beha. ・. ・. A. A,A. Ⅳ」. agen]e. 上日月. Ⅴ or:@. 月亡. A@ Dynam@@. 吟 ccoun. は ng,. 」. Concept. h. Ⅱ. arch. ,". l97. ,. pp , 33-41. Johns0n. T. H. and R. S. Kaplan, Re7e Ⅴ a 月 ce Lo5[. T 方 e Rise オコ d F W of A.勤 n gem en , ccoun は 刀 9 (Boston: H arv,ard Business School Press, 1988) . ( 鳥居安定訳「 レ レバンス・ロスト と. 5, むすび. , pp. Systems:@ Measuring@ the@ Costs@ of@Resource Usage." A ccoun ね竹 g MorfZons. Sept. 1992,pp. I-. 固定費を段階表示し ,各種の貢献利益を 計算す う. , pp . 45-54.. Cooper , R . , "Cost@ Classification@in@ Unit-Based@ and Activity, Based@ Manufactuirng@ Cost@ Systems 、 ". 窩. 亡. 管理会計の盛 剰 白桃書房, 1992 年.). 本稿では,直接原価計算の 長期的問題に 対す る有用性に関して 議論した.固定費を 段階的に 表示するという 損益計算システムは ,直接原価. Jones, R. K., nWq"hy Not Capacity Costing?‥, NA4A. 計算が世間の 注目を浴びた 1950 年代から 70 年代. Raiborn , M 、 H , "Systems@ Panning@for@ Performance EVolution," A 4,4 A.勉 り日 gem e 刀 f ,4ccouu 打刀 9. にかけて非常に 発達したが,こと 長期的な問題 になる固定費の 管理については , 今 ひとつ成果 を上げたものとは 言い難かった.この段階計算. Bulletin. Keller. ,. , Nov. I,. W. ・. 1957 , pp . 13-21. "Controlling@. .、. Contribution. Management@AccounLn@@@June@1967. ,". , pp , 21-32.. ・. し. August@. 1971 , pp . 21-3. Reed 、 R B ,, "Various@ Profit@ Figures@ and@ Their ・. Significance". , NAA@Bulletin. , Sept , 1957 , pp . 32-7 ,. Shank , J K ,, "Contribution@ Margin@ Analysis:@ No Longer@ RCevant Ⅰ Strateg@@ Cost@ Management: The@ New@ Paradigm , "@Journal@ of@Management ・. に , ABC の発想を取り 入れ, さらにかつて 主 張された能力原価計算の 考え方を - 部 導入する ことで,固定費の 多元的な管理が 可能になった. Accounting@Research. Shillinglaw ,. G ,,. これは,多段階計算という 直接原価計算が 本来. ㍉leasurement. 持っている計算構造のなかに. March-April@1957. , ABC. 的な原価. , Fall@1990. , pp , 15-21. "Guides@ to@ Internal@ Profit ‥, H 凄 ⅠⅤ 召 Ⅰ ビ B り s7月 ess Rev 打 e 巧, 」. , pp .. 82-94 ,. 思われる.その検討に関しては 他日を期したい. (本稿は, 日本学術振興会 平成Ⅱ年度 科学 研究費 若手研究 (B) 課題番号 13730104 の研. W eathers, H . T ., "MIanagerial Profitability," Maaoageme 月 t A ccoun 血 gr, July, 1974. pp. 25-7, 34. 高橋 賢 「直接原価計算論の 再検討 一 マープルの貢献 と限界」『合計」 1997 年 6 月, 87-99 ぺージ. 高橋 賢 「米国における 直接原価計算の 発展 (4) 一頁 献 利益法の発展と 直接原価計算」『千葉大学経済 研究」 1997 年 9 月, 289-315ぺージ. 高橋 賢 1950 年代における 直接原価計算論争」『干葉 大学経済研究』 1998 年 3 月, 491-510ぺージ.. 究成果の一部であ る.). 高橋 賢 「直接原価計算論争に 関する一考察」「合計」. 集計の方法を 取り入れることで ,直接原価計算 の機能が大きく 強化されたことを 意味する. ABC の発想を取り 入れた直接原価計算の 可能 性については 議論する余地が 大いにあ るものと. 引用文献・参考文献 Ali , H , F ,, A@ Multicontribution@ Activity-Based of@ Cost Income@ Statement , "@ Journal@. 「. 1998 年 8 月, 226-36 ぺージ. 高橋 賢 「不倒費の測定一能力原価計算から ABC へ 『干葉大学経済研究 j 1999 年 3 月, 549-72ぺージ. 高橋 賢 ARC の変遷と原価配分の 視点」「横浜経営研 究」 2000 年 m2 月, 195-212ぺージ.. 」. 「. ( たかはし. まさる. 横浜国立大学経営学部助教授. コ.

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