港 区 生 活 安 全
行 動 計 画
平成30(2018)年度∼平成32(2020)年度
∼「安全で安心できる港区」の実現をめざして∼
平成30(2018)年3月
港 区
《元号に関する表記上の注意点》
本計画発行時点(平成30年3月)では、新元号が定められていないため、 平成31年以降の元号についても「平成」又は「H」を使用しています。 新元号が定められた際は、読替えをお願いします。
ご 挨 拶
港区長
区は、「区民の安全・安心の確保」を区政の最重要課題としています。 平成 18(2006)年には、「港区生活安全行動計画」を策定し、犯罪、火災の防止及び公共空間に おける義務・マナー違反等の環境改善に取り組み、安心して快適に過ごせるまちづくりを進めてま いりました。 区内の刑法犯認知件数は、ピーク時の平成 15(2003)年の 10,189 件から平成 28(2016)年には 4,428 件と、半分以下に減少したものの、子ども、女性への不審な声掛けや、高齢者を狙った「振 り込め詐欺」など区民生活において憂慮すべき重大な事案が増加しています。また、国内外から多 くの人が訪れる東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、繁華街等でのテロの発 生や犯罪の増加に「不安を感じる」との声も区に寄せられています。 このたび、区は、区を取り巻く社会経済状況や犯罪発生の状況、今後の予測を踏まえ、学識経験 者や公募区民、区内警察署・消防署、事業者、学校関係者から構成される港区生活安全行動計画策 定会議における審議及び生活安全に関する区民アンケート調査の結果をもとに、計画を見直しまし た。 本計画では、取り組むべき課題として「子ども、女性の安全・安心の確保」、「高齢者、障害者の 安全・安心の確保」、「東京 2020 大会及びその先を見据えた安全・安心の確保」を設定しました。 区は、区民及び事業者の皆さんや、関係機関との協働の輪をより一層広げ、本計画に基づく施策 を着実に実施することにより、港区に住み、働き、訪れる全ての人が「安全で安心できる港区」を 実感できるよう全力を尽くしてまいります。 計画の見直しに当たり、貴重なご意見をお寄せいただきました区民の皆さんをはじめ、関係者の 皆さんに心から御礼を申し上げます。 平成 30(2018)年3月港区生活安全行動計画 (平成 30(2018)年度~平成 32(2020)年度)
目次
第1章 総論 ... 1 1 港区生活安全行動計画の位置付けと役割 ... 2 2 計画の対象 ... 3 3 計画期間... 3 4 計画の検討体制 ... 3 5 提言等の反映 ... 3 第2章 港区の生活安全に関する現状 ... 5 1 犯罪・火災発生状況 ... 6 2 生活安全区民意識~港区生活安全に関するゕンケート調査~ ... 12 第3章 港区生活安全行動計画の改定 ... 15 1 基本的な考え方 ... 16 2 取り組むべき三つの課題 ... 18 3 推進するための三つの手法 ... 19 第4章 港区生活安全行動計画改定での具体的な取組 ... 21 三つの課題×三つの手法 安全で安心して暮らせる都心をつくる ... 22 課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する ... 25 課題2 高齢者、障害者の安全・安心を確保する ... 40 課題3 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会及びその先を見据えた安全・安心を確保する ... 49 参考資料 ... 77 1 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会について ... 78 2 港区生活安全行動計画の改定経過 ... 80 3 みなとタウンフォーラムからの提言と反映状況 ... 88 4 区民ゕンケート結果概要 ... 90 5 パブリックコメント等実施概要 ... 95 6 関連する条例等 ... 961
第1章
2
第1章 総論1 港区生活安全行動計画の位置付けと役割
港区生活安全行動計画は、「安全で安心できる港区にする条例」を基本に据え、港区基本計画 に掲げる「都心の活力と安全・安心・快適な暮らしを支えるまちをつくる」という基本政策を 実現するため、防犯、防火などの生活安全の観点から、区を取り巻く課題を示し、今後の方向 性と取組を明らかにするゕクションプランです。 本計画は、平成 18(2006)年6月から策定し、社会状況や犯罪発生状況の変化に対応する 計画とするため、港区基本計画の策定・見直しと時期を合わせ、3年ごとに改定を行っており、 今回で4回目の改定となります。 本計画は、港区基本計画に計上した施策を具体的かつ体系的に示した個別計画であり、計画 期間である平成 30(2018)年度から平成 32(2020)年度に取り組むべき施策について、港 区基本計画の見直しに向けた「みなとタウンフォーラム」からの提言や「港区生活安全に関す るゕンケート調査」などの区民意見の調査・分析、「港区生活安全行動計画策定会議」での論議 などを十分に反映させています。 港区生活安全行動計画の位置付け港区基本構想
「やすらぎある世界都心・MINATO」 「安全で安心できる港区にする条例」 ~安全で安心できる港区の実現~港区基本計画・実施計画
地区版計画書
Ⅰ.かがやくまち Ⅱ.にぎわうまち Ⅲ.はぐくむまち 基本政策1: 都心の活力と安全・安心・快適な暮らし を支えるまちをつくる 政策(6): 安全で安心して暮らせる都心をつくる 施策③: 安全で安心できるまちづくりの推進 計画計上事業: 1)区民の生活安全に関する意識・知識の向上 2)生活安全に関するネットワークの強化 3)犯罪が起きにくい環境づくりの推進 芝港区生活安全行動計画
港区基本計画における施策を具体的に実施するためのアクションプラン 整合 麻布 赤坂 高輪 芝浦港南 整合3
第1章 総論2 計画の対象
(1)区民生活に身近な場所で発生する犯罪及び火災の防止 (2)道路や公園等の公共空間における義務・マナー違反等(客引き行為、落書き、ごみの不 法投棄等)の環境改善 ※防災、交通安全、地域福祉や医療・保健等については、個別の法令、条例及び計画等により 推進が図られていることから本計画の対象から除きます。3 計画期間
本計画の計画期間は、「港区基本計画・実施計画」との整合を図り、平成 30(2018)年度か ら平成 32(2020)年度までの3か年とします。4 計画の検討体制
学識経験者、公募区民等により構成する港区生活安全行動計画策定会議(区民参画組織)及 び区防災危機管理室長、区課長級職員で構成する港区生活安全施策推進検討会(庁内検討組織) において検討しました。5 提言等の反映
(1)みなとタウンフォーラム(第3グループ(地域コミュニティ・防災・生活安全)) ※平成 28(2016)年度
みなとタウンフォーラムとは、港区基本計画の策定や見直しの際に、港区に住み、働き、学 ぶ皆さんが主体となって、意見を出し合い、区に提言を行う区民参画組織です。みなとタウン フォーラムの第3グループ(地域コミュニテゖ・防災・生活安全)からいただいた提言につい て、反映に努めました。(2)港区生活安全協議会、各地区生活安全活動推進協議会
「安全で安心できる港区にする条例」に基づき、生活安全に関する施策の実施に関し必要な 事項を協議するために設置されている「港区生活安全協議会」及び「各地区生活安全活動推進 協議会」からご意見をいただき、その反映に努めました。(3)パブリックコメント、区民説明会
本計画の素案を策定した段階で、広報みなと及び区ホームページ等を通じて区民意見を募集 するとともに、区内各地区で区民説明会を開催し、いただいたご意見の反映に努めました。5
第2章
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第2章 港区の生活安全に関する現状1 犯罪・火災発生状況
(1)犯罪発生状況
区内刑法犯認知件数は、平成 15(2003)年の 10,189 件をピークに減少傾向が続き、平成 28(2016)年には 4,428 件となっています。平成 28(2016)年の区内 5 地区別罪種及び手 口別認知件数は表 1 のとおりです。 区内刑法犯認知件数全体からみた犯罪種別ごとの件数の割合グラフ 1-1 をみると、「非侵入 窃盗」が 2,463 件で 55.6%、「粗暴犯」が 563 件で 12.7%を占めており、次いで「知能犯」 (372 件、8.4%)、「侵入窃盗」(203 件、4.6%)となっています。 区内刑法犯認知件数について、全体としては減少していますが、犯罪種別に着目すると、平 成 28(2016)年は、平成 27(2015)年と比較して「非侵入窃盗」の置引き、「粗暴犯」の暴 行、「知能犯」の詐欺などが増加しています。 区内刑法犯認知件数全体に占める地区別の割合グラフ 1-2 を比較すると、麻布地区が 1,294 件で 29.2%、芝地区が 1,166 件で 26.3%と、ほかの 3 地区と比べ高くなっています。 グラフ 1-1 平成 28(2016)年 港区内罪種及び手口別刑法犯認知件数 グラフ 1-2 平成 28(2016)年 5地区別刑法犯認知件数 芝 芝、海岸1丁目、東新橋、新橋、 西新橋、三田1~3丁目、浜松町、 芝大門、芝公園、虎ノ門、愛宕 麻布 麻布狸穴町、麻布永坂町、南麻布、 元麻布、西麻布、六本木、麻布台、 麻布十番、東麻布 赤坂 元赤坂、赤坂、南青山、 北青山 高輪 三田4・5丁目、高輪、 白金、白金台 芝浦 港南 芝浦、海岸2・3丁目、 港南、台場 凶悪犯 34件, 0.8% 粗暴犯 563件, 12.7% 侵入窃盗 203件 , 4.6% 非侵入窃盗 2,463件, 55.6% 知能犯 372件, 8.4% その他 793件, 17.9% 芝地区 1,166件 26.3% 麻布地区 1,294件 29.2% 赤坂地区 731件 16.5% 高輪地区 729件 16.5% 芝浦港南地区 505件 11.4% その他, 3件 0.1%7
第2章 港区の生活安全に関する現状 表 1 平成 28(2016)年 5地区別罪種及び手口別刑法犯認知件数 芝 麻布 赤坂 高輪 芝浦港南 不詳 計 (比較) 平成27年 増減 強盗 1 5 5 0 2 0 13 11 2 その他 5 4 4 6 2 0 21 17 4 小計 6 9 9 6 4 0 34 28 6 凶器準備集合 0 0 0 0 0 0 0 0 0 暴行 99 117 45 43 30 0 334 297 37 傷害 54 74 28 21 25 0 202 227 -25 脅迫 8 6 3 1 2 0 20 20 0 恐喝 1 3 1 1 1 0 7 14 -7 小計 162 200 77 66 58 0 563 558 5 金庫破り 9 4 1 2 2 0 18 11 7 学校荒し 0 0 0 0 0 0 0 1 -1 事務所荒し 4 6 19 2 0 0 31 13 18 出店荒し 18 39 10 11 2 0 80 102 -22 空き巣 7 14 1 5 5 0 32 31 1 忍込み 3 5 0 1 2 0 11 8 3 居空き 0 0 0 1 0 0 1 2 -1 その他 11 10 2 4 3 0 30 19 11 小計 52 78 33 26 14 0 203 187 16 自動車盗 2 1 0 1 0 0 4 6 -2 オートバ盗 6 9 1 3 2 0 21 16 5 自転車盗 156 173 116 93 92 0 630 649 -19 車上ねらい 27 21 3 6 8 0 65 71 -6 自販機ねらい 3 1 1 2 1 0 8 16 -8 工事場ねらい 9 2 1 3 0 0 15 23 -8 すり 61 51 30 28 3 0 173 177 -4 ひったくり 1 1 1 0 0 0 3 11 -8 置引き 65 31 5 79 9 0 189 148 41 万引き 56 72 107 26 40 0 301 318 -17 その他 272 288 139 234 118 3 1,054 1,250 -196 小計 658 650 404 475 273 3 2,463 2,685 -222 詐欺 89 84 76 33 43 0 325 298 27 その他 18 8 13 1 7 0 47 37 10 小計 107 92 89 34 50 0 372 335 37 賭博 1 0 2 0 0 0 3 0 3 占有離脱物横領 55 35 22 34 22 0 168 176 -8 その他 125 230 95 88 84 0 622 619 3 小計 181 265 119 122 106 0 793 795 -2 1,166 1,294 731 729 505 3 4,428 4,588 -160 侵入窃盗 粗暴犯 合計 その他 凶悪犯 知能犯 非侵入 窃盗 凶悪犯 ··· 殺人、強盗、放火、強姦(強制性交等)等 粗暴犯 ··· 暴行、傷害、脅迫、恐喝等 侵入窃盗 ··· 事務所・出店荒し、空き巣等 非侵入窃盗 ··· 自転車盗、車上ねらい、すり、ひったくり、置引き等 知能犯 ··· 詐欺等 その他 ··· 賭博、占有離脱物横領等8
第2章 港区の生活安全に関する現状 区内5地区の刑法犯認知件数について、地区別の特徴は次のとおりです。 グラフ 2 区内5地区の刑法犯認知件数の特徴 ■ 芝地区(芝地区総合支所管内) ・刑法犯の認知件数 (平成 28(2016)年)は、 1,166 件と、区内 5 地区の中で 2 番目に多くなっ ています。 ・犯罪種別にみると、平成 26(2014)年に比べ「非 侵入窃盗」は減少しているものの、暴行・傷害な どの「粗暴犯」が増加しています。なお、「非侵 入窃盗」は、最も件数が多く、地区内の 56.4% を占めています。特に自転車盗、置引き、すり、 万引きの件数が多い状況です。 ■ 麻布地区(麻布地区総合支所管内) ・刑法犯の認知件数 (平成 28(2016)年)は、 1,294 件と、区内 5 地区の中で最も多くなってい ます。 ・犯罪種別にみると、平成 26(2014)年以降「非 侵入窃盗」や、暴行・傷害などの「粗暴犯」は減 少傾向にあるものの、他4地区と比べると多く発 生しています。なお、「非侵入窃盗」は、最も件 数が多く、地区内の 50.2%を占めています。特 に自転車盗、万引き、すりの件数が多い状況です。 ■ 赤坂地区(赤坂地区総合支所管内) ・刑法犯の認知件数 (平成 28(2016)年)は、 731 件と、区内 5 地区の中で3番目の件数となっ ています。 ・犯罪種別にみると、平成 26(2014)年以降「非 侵入窃盗」は減少しており、その他の犯罪はほぼ 横ばいになっています。なお、「非侵入窃盗」は、 最も件数が多く、地区内の 55.3%を占めていま す。特に自転車盗、万引きの件数が多い状況です。 6 162 52 658 107 181 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 H26 H27 H28 (件) 凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 知能犯 その他 9 200 78 650 92 265 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 H26 H27 H28 (件) 凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 知能犯 その他 9 77 33 404 89 119 0 100 200 300 400 500 600 H26 H27 H28 (件) 凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 知能犯 その他 (2014) (2015) (2016) (2014) (2015) (2016) (2014) (2015) (2016)9
第2章 港区の生活安全に関する現状 ■ 高輪地区(高輪地区総合支所管内) ・刑法犯の認知件数 (平成 28(2016)年)は、 729 件と、区内 5 地区の中で4番目の件数となっ ています。 ・犯罪種別にみると、「非侵入窃盗」が最も多く、 地区内の 65.2%を占めています。特に自転車盗、 置引きの件数が多い状況です。 ■ 芝浦港南地区(芝浦港南地区総合支所管内) ・刑法犯の認知件数 (平成 28(2016)年)は、 505 件と、区内 5 地区の中で最も少ない件数とな っています。 ・犯罪種別にみると、平成 27(2015)年に比べ、 「非侵入窃盗」、暴行・傷害などの「粗暴犯」な ど複数の犯罪で増加しています。「非侵入窃盗」 は最も多く、地区内の 54.1%を占めています。特 に自転車盗の件数が多い状況です。 6 66 26 475 34 122 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 H26 H27 H28 (件) 凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 知能犯 その他 4 58 14 273 50 106 0 50 100 150 200 250 300 350 H26 H27 H28 (件) 凶悪犯 粗暴犯 侵入窃盗 非侵入窃盗 知能犯 その他 凶悪犯 ··· 殺人、強盗、放火、強姦(強制性交等)等 粗暴犯 ··· 暴行、傷害、脅迫、恐喝等 侵入窃盗 ··· 事務所・出店荒し、空き巣等 非侵入窃盗 ··· 自転車盗、車上ねらい、すり、ひったくり、置引き等 知能犯 ··· 詐欺等 その他 ··· 賭博、占有離脱物横領等 芝 芝、海岸1丁目、東新橋、新橋、西新橋、三田1~3丁目、浜松町、芝大門、 芝公園、虎ノ門、愛宕 麻布 麻布狸穴町、麻布永坂町、南麻布、元麻布、西麻布、六本木、麻布台、麻布十番、 東麻布 赤坂 元赤坂、赤坂、南青山、北青山 高輪 三田4・5丁目、高輪、白金、白金台 芝浦港南 芝浦、海岸2・3丁目、港南、台場 (2014) (2015) (2016) (2014) (2015) (2016)10
第2章 港区の生活安全に関する現状 芝地区 57件, 26.5% 麻布地区 46件, 21.4% 赤坂地区 50件, 23.3% 高輪地区 34件, 15.8% 芝浦港南地区 28件, 13.0%(2)火災発生状況
区内の火災発生状況は、平成 19(2007)年から毎年、年間 200 件前後で推移しており、平 成 28(2016)年は 215 件となっています。 平成 28(2016)年の区内火災発生件数 215 件について、区内5地区別火災原因別件数はグ ラフ 3-1 、グラフ 3-2 、及び表 2 のとおりです。区内火災発生件数全体からみた火災原因 別の件数の割合をみると、「電気」が 93 件で 43.3%、「ガス器具等」が 30 件で 14.0%、「放 火(疑いも含む)」が 25 件で 11.6%を占めており、「たばこ」(23 件、10.7%)、「可燃物接触」 (9件、4.2%)、「その他」(35 件、16.3%)となっています。このうち、刑法犯の凶悪犯に 分類される「放火(疑いも含む)」の件数の推移については、グラフ 4 のとおりであり、毎年 増減を繰り返しながらも、一定の件数が発生しています。 グラフ 3-1 区内5地区別火災発生状況 グラフ 3-2 主な火災原因別発生状況 電気 93件, 43.3% ガス器具等 30件, 14.0% 放火(疑いも含む) 25件, 11.6% たばこ 23件, 10.7% 可燃物接触 9件, 4.2% その他 35件, 16.3%11
第2章 港区の生活安全に関する現状 平成 29(2017)年9月1日現在 順位 地区 1 2 3 4 5 6 芝地区 (57 件) 電気 その他 ガス器具等 放火 (疑いも含む) たばこ 可燃物接触 25 件(43.9%) 12 件(21.1%) 9 件(15.8%) 6 件 (10.5%) 5 件(8.8%) 0 件(0%) 麻布地区 (46 件) 電気 ガス器具等 その他 たばこ 放火 (疑いも含む) 可燃物接触 18 件(39.1%) 10 件(21.7%) 7 件(15.2%) 5 件(10.9%) 4 件(8.7%) 2 件(4.3%) 赤坂地区 (50 件) 電気 ガス器具等 放火 (疑いも含む) たばこ 可燃物接触 その他 28 件(56.0%) 7 件(14.0%) 4 件(8.0%) 4 件(8.0%) 4 件(8.0%) 3 件(6.0%) 高輪地区 (34 件) 電気 放火 (疑いも含む) その他 たばこ 可燃物接触 ガス器具等 12 件(35.3%) 8 件(23.5%) 7 件(20.6%) 4 件(11.8%) 2 件(5.9%) 1 件(2.9%) 芝浦港南地区 (28 件) 電気 その他 たばこ ガス器具等 放火 (疑いも含む) 可燃物接触 10 件(35.7%) 6 件(21.4%) 5 件(17.9%) 3 件(10.7%) 3 件(10.7%) 1 件(3.6%) 合計(港区全体) (215 件) 電気 その他 ガス器具等 放火 (疑いも含む) たばこ 可燃物接触 93 件(43.3%) 35 件(16.3%) 30 件(14.0%) 25 件(11.6%) 23 件(10.7%) 9 件(4.2%) 出典:区内消防署調べ(芝消防署、麻布消防署、赤坂消防署、高輪消防署) 31 26 25 12 21 28 17 26 17 25 18.0% 13.7% 13.2% 7.6% 9.9% 14.3% 9.1% 14.3% 8.5% 11.6% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 H19 (2007) H20 (2008) H21 (2009) H22 (2010) H23 (2011) H24 (2012) H25 (2013) H26 (2014) H27 (2015) H28 (2016) ( 火 災 発 生 件 数 に 占 め る 放 火 の 割 合 ) (件) ( 放 火 発 生 件 数 ) グラフ 4 放火(疑いも含む)発生件数推移 表 2 平成 28(2016)年区内5地区別主な火災原因 芝 芝、海岸1丁目、東新橋、新橋、西新橋、三田1~3丁目、浜松町、芝大門、 芝公園、虎ノ門、愛宕 麻布 麻布狸穴町、麻布永坂町、南麻布、元麻布、西麻布、六本木、麻布台、麻布十番、 東麻布 赤坂 元赤坂、赤坂、南青山、北青山 高輪 三田4・5丁目、高輪、白金、白金台 芝浦港南 芝浦、海岸2・3丁目、港南、台場12
第2章 港区の生活安全に関する現状2 生活安全区民意識~港区生活安全に関するアンケート調査~
本計画に区民意識を反映するため、区民を対象に港区生活安全に関するゕンケート調査(無 作為抽出 1,034 人(3 年以上区内に居住)、平成 29(2017)年 6 月、回答者数(有効回答数) 357 件)を実施しました。(1)居住地区の治安の変化
居住地区の治安の変化(3年前との比較)を聞いたところ、第 1 位が「変わっていない」 (70.0%)、次いで「やや悪くなっている」(17.6%)でした。「悪くなっている」又は 「やや悪くなっている」と感じている人が挙げた理由の第 1 位が「不審者にみえる人が多 くなった気がするから」(50.6%)、次いで「地域の連帯意識が希薄となったから」(37.7%) でした。 平成 29(2017)年度区民アンケート 【居住地区の治安の変化】 平成 29(2017)年度区民アンケート 【居住地区の治安が悪化していると感じる理由】 (「悪くなっている」、「やや悪くなっている」と答えた方)悪くなっている 3.9% やや 悪くなっている 17.6% 変わっていない 70.0% やや 良くなっている 4.5% 良くなっている 2.8% 無回答 1.1% 回答者数=357人 50.6% 37.7% 23.4% 16.9% 14.3% 13.0% 24.7% 0% 20% 40% 60% 参考:平成 26(2014)年度区民アンケート 悪くなっている 3.0% やや 悪くなっている 14.5% 変わっていない 57.6% やや 良くなっている 10.7% 良くなっている 6.9% 無回答 7.4% 回答者数=368人 不審者にみえる人が多くなった気がするから 地域の連帯意識が希薄となったから 周囲での犯罪被害やそれにつながりそうな事案を聞き知ったから 落書きや不法投棄が増えたから 自分または家族が犯罪被害やそれにつながりそうな事案に遭ったから 人の目が届きにくい場所が増えたから その他 回答者数=77 人
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第2章 港区の生活安全に関する現状(2)犯罪被害への不安感の有無
犯罪被害への不安感の有無は第 1 位が「あまり不安を感じない」(48.7%)、次いで「や や不安に感じる」(38.1%)でした。 回答を男女別に分析すると、男性で「非常に不安に感じる」と「やや不安に感じる」を合 計すると 32.5%であったのに対し、女性の両回答の合計は 47.2%であり、女性の方が「何 らかの犯罪の被害にあうかもしれない」という不安を感じているということが読み取れます。 「非常に不安に感じる」又は「やや不安に感じる」という犯罪や行為は第 1 位が「子ど も、女性などへの声かけ」(26.0%)、次いで「すり・ひったくり」(22.7%)でした。 また、場所は第 1 位が「道路」(62.7%)、次いで「公園」(28.7%)でした。 平成 29(2017)年度区民アンケート 【犯罪被害への不安感の有無】 【犯罪被害への不安感の有無】(男女別) 平成 29(2017)年度区民アンケート 【不安を感じる犯罪や行為(上位5位)】 【犯罪被害について不安を感じる場所(上位5位)】 (「非常に不安に感じる」、「やや不安に感じる」と答えた方) (「非常に不安に感じる」、「やや不安に感じる」と答えた方)参考:平成 26(2014)年度区民アンケート 62.7% 28.7% 27.3% 26.7% 19.3% 0% 20% 40% 60% 80% 道路 公園 自宅 電車やバスの中 駅構内 n=150 26.0% 22.7% 22.0% 21.3% 21.3% 0% 10% 20% 30% 子ども、女性など への声かけ すり・ひったくり 悪質商法 (訪問、電話) 空き巣に入られる 痴漢やわいせつ行為 n=150 5.1% 4.0% 27.4% 43.2% 55.6% 47.2% 12.0% 5.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男(回答者数=117) 女(回答者数=199) 回答者数=357 非常に不安に感じる やや不安に感じる あまり不安を感じない 全く不安を感じない 非常に 不安に感じる 8.2% やや 不安に感じる 41.3% どちらとも いえない 18.8% あまり 不安を感じない 27.4% 全く不安を 感じない 3.0% 無回答 1.4% 回答者数=368人 回答者数=368人 回答者数=368人 回答者数=368人 非常に 不安に感じる 3.9% やや 不安に感じる 38.1% あまり 不安を感じない 48.7% 全く 不安を感じない 8.4% 無回答 0.8% 回答者数=357人 回答者数=150 人 回答者数=150 人
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第2章 港区の生活安全に関する現状(3)東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う治安の不安感
東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴う治安の不安感について、 第 1 位の「やや不安に感じる」(47.1%)と「非常に不安に感じる」(17.4%)を合わせ た「治安の不安感がある」という趣旨の回答は 64.5%となりました。犯罪被害への不安感 の有無で「非常に不安に感じる」と「やや不安に感じる」の合計が 42.0%であったことと 比較すると、約 20%高く(P13 参照)、「東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技 大会」というキーワードが出ることで、犯罪被害に関する不安感が増すことが読み取れま す。 「非常に不安に感じる」又は「やや不安に感じる」という理由の第 1 位は「外国から来 る大量の人の中に犯罪者が紛れ込む可能性があるから」(60.9%)、次いで「選手や観客 を狙うテロ等に巻き込まれるから」(53.9%)でした。 平成 29(2017)年度区民アンケート 【東京 2020 大会に伴う治安の不安感】 平成 29(2017)年度区民アンケート 【東京 2020 大会開催に伴う不安を感じる理由】 (「非常に不安に感じる」、「やや不安に感じる」と答えた方) ※東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会についての概要は、参考資料 P78 参照。 非常に不安に 感じる 17.4% やや不安に 感じる 47.1% あまり不安を 感じない 29.7% 全く不安を 感じない 4.2% 無回答 1.7% 回答者数=357人 60.9% 53.9% 47.0% 14.8% 11.3% 3.0% 0% 20% 40% 60% 80% 外国から来る大量の人の中に犯罪 者が紛れ込む可能性があるから 選手や観客を狙うテロ等に 巻き込まれるから 来街者が多く集まる場所での 犯罪が増えるから オリンピックを悪用した詐欺や 悪質商法が起きるから 繁華街等で観光客を狙う悪質な 客引きやぼったくりが発生するから その他 回答者数=230 人15
第3章
16
第3章 港区生活安全行動計画の改定1 基本的な考え方
(1)計画改定の背景
区の人口は、平成 29(2017)年 2 月 15 日に 25 万人を突破し、本計画の最終計画年であ る平成 33(2021)年には約 27 万人となる見通しです。また、昼間人口も平成 27(2015) 年時点で約 94 万人と都内区市町村で最も多く、平成 32(2020)年時点においても約 90 万人 を維持する見込みです。そのため、子ども、高齢者、障害者、外国人など多様で多くの区民や 来街者を対象とする生活安全に関する基盤整備を早急に行っていくことが必要です。 出典:港区人口推計平成 29(2017)年3月(各年1月 1 日時点の数値)※外国人を含む さらに、区内では平成 32(2020)年の東京 2020 大会の開催と、それを契機とした魅力あ ふれるまちづくり、区内各地での気運醸成のための各種ベントの開催など、ダナミックな 動きと活気にあふれています。この華やぎとにぎわいのなか、誰もが安心して快適に過ごせる まちの実現も急務です。 区は、これまでも「区民の安全・安心の確保」を最重要課題としており、生活安全分野にお いて、みんなと安全安心メールの配信、女性のた めの防犯講座、振り込め詐欺対策、各地区生活安 全活動推進協議会との協働による地域パトロール や生活安全キャンペーン、町会・自治会・商店会 など地域の団体への防犯カメラの設置助成、落書 き防止対策、青色防犯パトロール、繁華街の客引 き行為等防止対策などの施策を、区民・事業者・ 警察署・消防署など関係機関と協働して推進し、 区民の生活安全の向上への取組を展開しています。 32,479 33,672 34,904 36,072 37,363 38,493 39,529 40,493 41,484 42,394 43,307 44,047 173,608 176,744 180,362 183,904 187,572 191,410 195,431 199,330 203,245 207,191 211,221 215,378 43,155 43,648 43,922 44,238 44,653 45,114 45,498 46,122 46,765 47,667 48,584 49,661 249,242 254,064 259,187 264,214 269,587 275,018 280,459 285,946 291,493 297,253 303,112 309,086 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 H29 (2017) H30 (2018) H31 (2019) H32 (2020) H33 (2021) H34 (2022) H35 (2023) H36 (2024) H37 (2025) H38 (2026) H39 (2027) H40 (2028) 年少人口 生産年齢人口 老年人口 推計値 実績値 (人) 年齢層別人口全てが増加傾向を示し、平成 39(2027)年には 30 万人を突破する見通し17
第3章 港区生活安全行動計画の改定(2)さらなる対策の必要性
一方、区内の刑法犯認知件数は減少傾向にあるものの、平成 28(2016)年度の「みんなと 安全安心メール」の配信実績で不審な声かけやつきまとい等に関する配信が 41 件(平成 27 (2015)年度:31 件)あり、重大な事件につながりかねない事案が区内で発生している状況で す。その対象は、全て子ども又は女性であり、子どもや女性が事案の対象となりやすい傾向が はっきりと表れています。また、「すり・ひったくり」、「暴行・傷害」なども発生しており、区 民の不安が高まる要因となっています。 高齢者等を対象とした「オレオレ詐欺」や「還付金等詐欺」等は、平成 27(2015)年の 34 件から平成 28(2016)年の 37 件、平成 29(2017)年の 64 件と区内での発生件数が年々増 加しており、予断を許さない状況です。関東近県では障害者を狙った凶悪事件が発生しており、 高齢者・障害者等を明確に対象とした犯罪被害の防止のためのより一層の取組が必要です。加 えて、子どもや高齢者・障害者への虐待や女性などへのDV被害についても迅速かつ適切な対 応が求められています。平成 32(2020)年度の東京 2020 大会においては、お台場海浜公園 でトラゕスロン競技等が実施されるほか、隣接区でも新国立競技場、国立代々木競技場、東 京国際フォーラムなど多数の会場において各種競技が実施されます。これを契機に、外国人観 光客などを含めた来街者の著しい増加が予想され、繁華街や不特定多数の人が集まる場所、建 物などでの犯罪や不法行為の発生が懸念されます。東京 2020 大会を見据え、区内の来街者の 著しい増加を視野に入れた犯罪の防止と、更なる体感治安の向上を図る必要があります。(3)計画改定の基本的な考え方
この度の生活安全行動計画の改定(計画期間:平成 30(2018)年度から平成 32(2020)年 度)は、このような区を取り巻く社会経済状況や犯罪発生の状況、今後の予測を踏まえ、区民、 事業者、警察署・消防署等関係機関、及び区の協働による取組を明らかにし、「安全で安心して 暮らせる都心をつくる」(まちのルールとマナーが守られ、安心して快適に過ごせるまちをつく る)ための羅針盤とします。さらに港区基本計画(後期3年)の基本姿勢である、多様な人が共 生する「地域共生社会」の実現を基本に据え、誰もが快適に過ごせるまちをつくるための生活安 全分野における具体的施策を体系的に示したゕクションプランとします。 10,189 9,323 8,183 7,560 6,753 5,704 5,539 5,426 5,062 5,035 4,973 4,982 4,588 4,428 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 H15 (2003) H16 (2004) H17 (2005) H18 (2006) H19 (2007) H20 (2008) H21 (2009) H22 (2010) H23 (2011) H24 (2012) H25 (2013) H26 (2014) H27 (2015) H28 (2016) (件) 平成 15(2003)年から区内刑法犯認知件数は減少傾向にある18
第3章 港区生活安全行動計画の改定2 取り組むべき三つの課題
これまで取り組んできた生活安全に関する様々な施策は、区民に周知されるとともに、一定 の効果を表していますが、地域の体感治安や犯罪に遭遇する不安感については十分に解消され、 改善している状況には至っていないといえます。 「港区生活安全に関するゕンケート調査結果」では、遭遇しそうな犯罪被害等の項目に「子 ども、女性などへの声かけ」、「すり・ひったくり」、「痴漢やわいせつ行為」、「暴行や傷害」、「振 り込め詐欺などの特殊詐欺」が挙げられています。 さらに、みなとタウンフォーラムの提言や、港区生活安全行動計画策定会議の論議のなかで は「子どもや女性」、「高齢者や障害者」が特に配慮すべき対象とされ、対象者ごとの特徴を踏 まえた施策が必要であるとの意見や、東京 2020 大会開催に伴い特段に必要になる防犯・防火 対策に関する意見が多く出されました。このことから、本計画では、課題を対象ごとに明確に 設定し、各課題に対応する事業を推進していく必要性が明らかになりました。また、「特殊詐欺 被害防止対策」と「子どもと女性の被害防止」は、警視庁においても重点的な課題と位置付け られています。 これらのことから、本計画を策定するに当たり、前述の「基本的な考え方」を策定の指針と し、次の三つの課題を設定します。課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
子どもや女性への声かけなど犯罪に至る前兆と考えられる事案や、わいせつ行為・暴行・傷 害などの犯罪被害が発生しています。これらを防止するための対策に取り組みます。課題2 高齢者、障害者の安全・安心を確保する
高齢者を対象とした振り込め詐欺などが繰り返されていることや、悪質商法、暴行・傷害な どの犯罪被害が発生しています。また、関東近県で障害者を狙った凶悪事件が発生したことな どを踏まえ、これらを防止するための対策に取り組みます。課題3 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会及びその先を見据えた安全・安
心を確保する
国内外から多くの人が訪れる東京 2020 大会では、その活気や華やぎの裏で、繁華街等での テロの発生や体感治安の悪化が懸念されます。東京 2020 大会及びその先を見据え、これらの 不安を払しょくし、犯罪被害を未然に防止するための対策に取り組みます。19
第3章 港区生活安全行動計画の改定3 推進するための三つの手法
「課題 1 子ども、女性の安全・安心を確保する」、「課題 2 高齢者、障害者の安全・安心 を確保する」、「課題 3 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会及びその先を見据 えた安全・安心を確保する」の三つの課題について、施策を効果的に推進するため、以下のと おり三つの取組手法を設定します。ひとづくり (区民の生活安全に関する意識・知識の向上)
犯罪被害や火災を防止するためには、区民一人ひとりが「自らの身は自らが守る」という考 えと、防犯・防火の確かな知識を持って行動することが大切です。そのため、身近な犯罪、火 災等の情報提供や学びの機会をとおし、区民一人ひとりの生活安全意識を向上させるための「ひ とづくり」に取り組みます。ネットワークづくり (生活安全に関するネットワークの強化)
地域の防犯・防火には、区民、事業者、警察署・消防署などの関係機関及び区が、パートナ ーシップをもとに協働することが大切です。地域の体感治安を向上させ、快適に暮らせるまち をつくるため、多様な主体との顔の見える関係づくりやお互いの見守り、助け合いなど「ネッ トワークづくり」に取り組みます。まちづくり (犯罪が起きにくい環境づくりの推進)
区民や警察署等関係機関との連携のもと、区が積極的にソフト面、ハード面において専門的 支援を行うことにより、(落書き消去の専門的支援、防犯カメラ設置助成、客引き行為等防止指 導員配置など)犯罪等が起きにくい環境づくりを推進する「まちづくり」に取り組みます。 これら三つの取組手法を用いるに当たり、犯罪学における犯罪機会論(犯罪の実行に都合の 良い「状況」になることを防ぎ、犯罪を企てる者にその機会を与えないことで、犯罪を未然に 防止しようという考え方)を基本に据えて施策を展開するとともに、PDCA サクルを考慮し、 効果的・効率的に事業を推進していきます。 <三つの取組手法> <取り組むべき三つの課題>20
第3章 港区生活安全行動計画の改定犯罪機会論
とは
◆犯罪機会論とは
「犯罪機会論」とは、犯罪の機会(犯罪の実行に都合の良い状況)を与えないことによって、 犯罪を未然に防止しようとする考え方です。 犯罪の機会を減らせば、犯罪者は犯罪の実行を躊躇するようになります。◆犯罪機会論に立脚した対策
犯罪の機会を減らすためには、「犯罪抑止の3要素(領域性・監視性・抵抗性)」を高めること が大切です。 領域性 犯罪者の力が及ばない範囲をはっきりさせる性質 (例:地域の防犯活動など) 監視性 犯罪者の行動を見張り、犯行対象を見守る性質 (例:防犯カメラの設置や環境美化活動など) 抵抗性 犯罪者から加わる力を押し返す性質 (例:人の心構えにつながる各種啓発など) 本計画はこの理論に基づき、区民の自主的な生活安全活動の推進を重視し、落書き、喫煙のマ ナーやごみの不法投棄等の環境改善まで対象としています。割れ窓理論
とは
犯罪機会論に関連する重要な理論として、「割れ窓理論」があります。 「割れた窓」=「割れた窓ガラス」が放置されている状況は秩序感が薄く地域住民の無関心や無責 任を想像させることから、人々が罪悪感を抱きにくくなり犯罪が成功しそうな雰囲気が醸し出され、 結果凶悪犯罪の発生に繋がるという理論です。(参考文献:小宮信夫氏著「犯罪は予測できる」(2013 年)) 本計画策定会議会長で立正大学教授:小宮信夫氏(左)と 割れ窓理論提唱者のジョージ・ケリング氏(右) ①まず、「領域性」によって、犯罪者は標的に 接近できない。 ②仮に対象区域に入ったとしても、「監視性」 によって犯行を思いとどまる。 ③あえて犯行に及んだ場合でも、「抵抗性」に よって犯罪者は目的を達することはできな い。 抵抗性 監視性 領域性 ① ② ③ 放置された落書きは 無関心を想像させる21
第4章
22
第4章 港区生活安全行動計画改定での具体的な取組三
つの課題×三
つの手法安全で安心して暮らせる都心をつくる
本計画では、前計画(平成 27(2015)~平成 29(2017)年度)の体系の考え方を踏襲し つつ、より一層簡潔で分かりやすくするため、取り組むべき三つの課題と三つの手法を設定し、 各課題に対応する 64 事業(うち重点事業:10 事業)を計上します。 なお、三つの手法は、上位計画である「港区基本計画」の施策「安全で安心できるまちづく りの推進」と合致しており、本計画の計上事業を着実に推進することによって、同基本計画の 政策目標である「安全で安心して暮らせる都心」を実現します。 ※取組の趣旨が類似している事業については、一つの事業としてまとめて計上しています。三つの課題
三つの手法
安全で安心して暮らせる都心をつくる
安 全 で 安 心 で き る ま ち づ く り の 推 進 港 区 基 本 計 画 基 本 政 策 1 政 策 ( 6 ) 施 策 ③ 安 全 で 安 心 で き る ま ち づ く り の 推 進2 高齢者、障害
者の安全・安心を
確保する
3 東京 2020 オリン
ピック・パラリンピ
ック競技大会及びそ
の 先 を 見 据 え た 安
全・安心を確保する
1 子ども、女性
の安全・安心を確
保する
ひ と
づ くり
区民の生活安全に関する 意識・知識の向上ネ ッ ト
ワ ーク
づ くり
生活安全に関する ネットワークの強化ま ち
づ くり
犯罪が起きにくい 環境づくりの推進23
第4章 港区生活安全行動計画改定での具体的な取組 番号 事業名 重点 防犯 防火 ページ 1 子 ど も 、 女 性 の 安 全 安 心 を 確 保 す る 1-1 みんなと安全安心メール(子ども、女性) ★ ○ ○ 26 1-2 区民防犯研修会 ★ ○ 27 1-3 ながら見守り連携事業(子ども、女性) ★ ○ 28 1-4 通学路の安全・安心の確保 ○ 29 1-5 子どもへの防犯に関する学習の実施 ○ 31 1-6 不審者等の緊急情報のメール配信 ○ 31 1-7 「子ども 110 番」の充実 ○ 32 1-8 セーフティ教室の実施 ○ 32 1-9 安全対策協議会の実施 ○ 33 1-10 薬物乱用防止対策 ○ 33 1-11 子どもが相談しやすい体制の整備 ○ 34 1-12 児童虐待の防止 ○ 34 1-13 ドメスティック・バイオレンス(DV)等の対策 ○ 35 1-14 安全安心ハンドブックの配布(子ども、女性) ○ ○ 36 1-15 「みんなと安心コラム」の掲載(子ども、女性) ○ ○ 37 1-16 区有施設の防犯カメラの適切な管理と運用(子ども) ○ 37 1-17 子どもの施設への防犯対策の実施 ○ 38 1-18 区有施設安全総点検(子ども) ○ 38 1-19 区有施設における不審者侵入対策の実施(子ども) ○ 38 1-20 区立小学校の警備 ○ 39 1-21 学童クラブにおける安全管理・危機管理体制の強化 ○ 39 1-22 区立公園・児童遊園における安全対策 ○ 39 番号 事業名 重点 防犯 防火 ページ 2 高 齢 者 、 障 害 者 の 安 全 安 心 を 確 保 す る 2-1 振り込め詐欺被害防止対策 ★ ○ 41 2-2 みんなと安全安心メール(高齢者、障害者) ★ ○ ○ 42 2-3 ながら見守り連携事業(高齢者、障害者) ★ ○ 43 2-4 高齢者への防犯に関する講座の実施 ○ 44 2-5 安全安心ハンドブックの配布(高齢者) ○ ○ 44 2-6 「みんなと安心コラム」の掲載(高齢者) ○ ○ 45 2-7 高齢者虐待防止の推進 ○ 45 2-8 高齢者セーフティネットワークの構築の推進 ○ 46 2-9 高齢者の消費者被害防止の推進 ○ 46 2-10 障害者の犯罪被害防止のための「障害児・者を支援する人への研修」の実施 ○ 46 2-11 障害者虐待防止の推進 ○ 47 2-12 区有施設の防犯カメラの適切な管理と運用(高齢者、障害者) ○ 47 2-13 区有施設安全総点検(高齢者、障害者) ○ 47 2-14 区有施設における不審者侵入対策の実施(高齢者、障害者) ○ 48 番号 事業名 重点 防犯 防火 ページ 3 東 京 2020 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 競 技 大 会 及 び そ の 先 を 見 据 え た 安 全 ・ 安 心 を 確 保 す る 3-1 客引き防止プロジェクト ★ ○ 52 3-2 落書き消去事業 ★ ○ 54 3-3 青色防犯パトロール車両(青パト)によるホットスポットパトロール ★ ○ 55 3-4 各地区生活安全活動推進協議会の活動 ★ ○ ○ 56 3-5 危機対応向上訓練 ○ 60 3-6 六本木地区の安全・安心まちづくりの推進 ○ 61 3-7 赤坂地区の安全・安心まちづくりの推進 ○ 63 3-8 運河に架かる橋りょうのライトアップ ○ 64 3-9 防犯面における港区国際防災ボランティアとの連携 ○ 643-10 Minato Information Mail(愛称:MIM(ミム))の活用による生活安全情報の配信 ○ ○ 65
3-11 警察署・消防署等関係機関との連携 ○ ○ 65 3-12 地域団体のパトロール活動等への支援 ○ ○ 66 3-13 町会・自治会、商店会等の地域団体が設置する防犯カメラへの補助 ○ 66 3-14 防犯灯設置・維持管理の支援 ○ 67 3-15 住宅への防犯対策助成 ○ 67 3-16 港区暴力団排除条例に基づく取組 ○ 68 3-17 放置自転車対策 ○ 69 3-18 道路上の違反広告物など路上放置物の撤去 ○ 69 3-19 みなとタバコルールの推進 ○ ○ 70 3-20 日常の安全・安心を確保する環境づくりの取組 ○ ○ 71 3-21 建物への防犯設備の整備促進(建築確認申請前の事前協議) ○ 71 3-22 雑居ビルの防火安全対策の推進 ○ 71 3-23 消防団への支援 ○ 72 3-24 街頭消火器の設置・消火器薬剤補充支援 ○ 73 3-25 火災予防のための意識啓発 ○ 73 3-26 道路、公園等施設の巡回・点検業務 ○ 74 3-27 区有施設への警備員等の配置 ○ 74 3-28 まちの通行マナーに関する啓発 ○ 75
事 業
1 子 ど も 、 女 性 の 安 全 ・ 安 心 を 確 保 す る 東 京 2020 大 会 の 安 全 安 心 東 京 2020 大 会 の 先 を 見 据 え た 安 全 安 心 2 高 齢 者 、 障 害 者 の 安 全 ・ 安 心 を 確 保 す る 3 東 京 2020 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 競 技 大 会 及 び そ の 先 を 見 据 え た 安 全 ・ 安 心 を 確 保 す る 東 京 大 会 の 安 全 ・ 安 心 東 京 大 会 の 先 を 見 据 え た 安 全 ・ 安 心 2020 202024
第4章 港区生活安全行動計画改定での具体的な取組 主に対象とする課題別に事業を整理しています。 ● 計画の見方 ● ●アイコンの表示について 各事業において「対象とする課題」「該当する手法」を着色して示しています。 対象とする課題 該当する手法 各課題の扉ページ 事業のページ 重点事業 その他の事業 事業タイトル:課題ごとの整理番号、事業名及び事業を 担当する区の部署を示しています。 また、各事業について、3つの課題のうち「対象とする 課題」及び3つの手法のうち「該当する手法」をアイコ ンで示しています。 事業概要:事業の概要を記載しています。 数値目標:重点事業のうち3か年で計画的に取り組むた めに、数値目標を立てることが相応しい事業について平 成30(2018)年度から平成32(2020)年度までの事業計 画表を掲載しています。 取り組むべき課題の概要: 安全で安心して暮らせる都心をつくるために取り組む べき課題の概要を示しています。 課題における事業: 各課題における事業を掲載しています。 「重点事業」と防犯・防火の分野はアイコンで示してい ます。 重点事業とは 策定会議やみなとタウンフォーラムで出た意見を参考 に、特に重視すべき取組を重点事業として位置付けてい ます。課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
■課題1における事業子どもや女性への声かけなど犯罪に至る前兆と考えられる事案や、わいせ
つ行為・暴行・傷害などの犯罪被害が発生しています。これらを防止するた
めの対策に取り組みます。
課題1
1-19 区有施設における不審者侵入対策の実施(子ども) 38 1-3 ながら見守り連携事業(子ども、女性) 28 1-9 安全対策協議会の実施 33 1-15 「みんなと安心コラム」の掲載(子ども、女性) 37 1-17 子どもの施設への防犯対策の実施 38 1-11 子どもが相談しやすい体制の整備 34 1-20 区立小学校の警備 39 1-7 「子ども 110 番」の充実 32 1-22 区立公園・児童遊園における安全対策 39 1-2 区民防犯研修会 27 6 1-8 セーフティ教室の実施 32 1-4 通学路の安全・安心の確保 29 1-13 ドメスティック・バイオレンス(DV)等の対策 35 1-1 みんなと安全安心メール(子ども、女性) 26 6 1-5 子どもへの防犯に関する学習の実施 31 6 1-16 区有施設の防犯カメラの適切な管理と運用(子ども) 37 1-10 薬物乱用防止対策 33 1-6 不審者等の緊急情報のメール配信 31 6 1-12 児童虐待の防止 34 1-14 安全安心ハンドブックの配布(子ども、女性) 36 -10 1-21 学童クラブにおける安全管理・危機管理体制の強化 39 1-18 区有施設安全総点検(子ども) 38 重点 防犯 防火 ページ課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
26
重点事業
1-1
みんなと安全安心メール
(子ども、女性)
対象とする課題 該当する手法 所管課:防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 暴行・ひったくり・公然わいせつ等の犯罪、声かけ事案、盗撮と疑われる事案等の発生情報 や、防犯・防火や施設の安全対策等に役立つ情報や知識を、区民等、警察署・消防署等関係機 関、区有施設含む区職員から広く収集し、事前に登録した方に迅速にメールで配信します。 犯罪発生情報など特に緊急性が高い情報については、区ホームページのほか、ツッター、 フェスブックといったSNS(※)や区有施設に設置されているデジタルサネージ(※) と自動連携し、日本語・英語・中国語・ハングルの多言語で発信します。 みんなと安全安心メールによる情報配信には、紙の冊子やチラシを持ち歩く必要がない簡便 性と、即時性という大きなメリットがあります。 このことから、子どもたちを指導する教育関係者や日頃地域に密着して活動する子どもや女 性と接する機会の多い事業者、防犯活動をする人にも利用を促し、情報を知ってもらうことで 効果的な見守りが期待できます。 そこで、これまでどおり被害者となりうる子どもやその保護者、女性を主な対象として事業 を展開することはもちろん、教育関係者や事業者にも積極的に周知し登録を促し、みんなと安 全安心メールの登録者を増やすことで、「みんなと安全安心メールの受信をきっかけに繋がる安 全・安心の輪」を広げます。※SNS:Social Networking Service の略。ンターネットを利用して誰でも手軽に情報 を発信し、双方向のやりとりができる、ツッター、フェスブック、ラン等のメデゖ ゕのこと。 ※デジタルサネージ:いわゆる電子看板のこと。ネットワークに接続することで即時に情 報を配信するのが特徴。街中にある大型スクリーン、コミュニテゖバスや電車の車内にあ るような小型のものなど、様々な形がある。 計画目標 平成 32(2020) 年度末 現状 平成 29(2017) 年度末見込 必要数 (計画目標-現状) 年度ごとの計画 平成 30 (2018)年度 平成 31 (2019)年度 平成 32 (2020)年度 計 登録 9,000 件 登録 7,500 件 登録 1,500 件増 登録 500 件増 登録 500 件増 登録 500 件増 登録 1,500 件増 メールの一例
課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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重点事業
1-2
区民防犯研修会
対象とする課題 該当する手法 所管課:防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 子どもや女性が暴行・ひったくり・公然わいせつ等の犯罪、声かけ事案、盗撮と疑われる事 案等から身を守るためには、防犯に関する知識が必要です。 いざというときに防犯に関する知識を活用し、犯罪企図者から身を守るには、その知識を習 得するとともに、いざというときの「場面」を疑似的に体験し訓練を積んでおくことが必要で す。 そこで、犯罪機会論に基づき、犯罪が発生しやすい「場所」や「状況」に着目し、施設周辺 で実際に確認するフゖールドワークを行ったり、自らの身を守る方法を実践するなど、講義形 式と併せ実際に体験して学ぶことを重視する実践的な防犯研修会を開催します。 計画目標 平成 32(2020) 年度末 現状 平成 29(2017) 年度末見込 必要数 (計画目標-現状) 年度ごとの計画 平成 30 (2018)年度 平成 31 (2019)年度 平成 32 (2020)年度 計 19 回実施 4回実施 15 回実施 5回実施 5回実施 5回実施 15 回実施 区民防犯研修会の様子 女性のための体験型防犯研修会課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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重点事業
1-3
ながら見守り連携事業
(子ども、女性)
対象とする課題 該当する手法 所管課:防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 「ながら見守り連携事業」は、訪問等で区民等と直接ふれあう機会が多い地域に密着した事 業者と協定を締結し、日常業務をしながら見守りに協力してもらう事業です。 協定を締結した事業者は、日常業務をしながら無理のない範囲で、子どもたちなどが犯罪の 被害等危険な目に遭わないよう、見守る役割を果たします。 例えば、通学路を通行する際、業務用車両の速度を少し落として注意深く目を配ること、訪 問したり来店した際、子どもたちが危険に晒されていると感じたら気遣う声をかけ、区や警察 署等に通報し一時的に保護すること等が挙げられます。 区は平成 28(2016)年 9 月に事業を開始し、これまでに株式会社セブン-レブン・ジャ パン、港区しんきん協議会、日本郵便株式会社と協定を締結し、協定を生かした情報共有と見 守り活動をしています。 区内での見守りの担い手を増やしていくため、ながら見守り連携事業に賛同し推進する事業 者との協定締結をより一層すすめ、安全・安心の輪を広げます。 計画目標 平成 32(2020) 年度末 現状 平成 29(2017) 年度末見込 必要数 (計画目標-現状) 年度ごとの計画 平成 30 (2018)年度 平成 31 (2019)年度 平成 32 (2020)年度 計 9事業者 3事業者 6事業者増 2事業者増 2事業者増 2事業者増 6事業者増 「ながら見守り実施中」の ステッカーを貼った車両 「ながら見守り実施中」の ステッカー ながら見守りに関する締結事業者向け研修会課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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1-4
通学路の安全・安心の確保
対象とする課題 該当する手法 所管課:教育委員会事務局 庶務課、学務課、指導室 各総合支所 協働推進課 防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 (1)登下校時の見守り活動の実施 所管課:教育委員会事務局 庶務課 子どもが、安心して、安全に登下校できるよう、シルバー人材センターの誘導員が児童の登 下校時の見守りを行っています。この取組は、全ての区立小学校において、児童が登下校する 全ての日(夏季水泳指導期間を含む)に行っています。本活動は交通安全とともに、誘導員と 児童との挨拶等のコミュニケーションを通した見守り活動にもつながっています。 登下校誘導の様子 (2)児童・生徒への防犯ブザーの貸与 所管課:教育委員会事務局 学務課 通学路等における安全確保のために、新入学児童及び希望する児童・生徒に携帯防犯ブザー を配付します。 平成 15(2003)年度から区立小・中学校の全児童・生徒に防犯ブザーを配付し、以降、毎 年度初めに新入学児童に対し配付しています。私立小・中学校の児童・生徒については、希望 者に対し、区学務課又は各学童クラブ・児童館・各子ども中高生プラザを通じて配付していま す。 (3)児童一人ひとりの通学路安全安心マップの作成 所管課:教育委員会事務局 指導室 親子で通学路を点検・見直しをして、児童一人ひとりの通学路安全安心マップを作成します。 作成に当たっては、小学校をとおして各家庭に対し協力を依頼します。課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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(4)子ども見守り活動への支援 所管課:防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 子どもの安全確保及び地域の防犯力の向上の観点から、PTA 等が児童・生徒の登下校する時 間帯にあわせて、通学路での声かけや安全確保の活動を実施する際に必要な物品(ベスト、腕 章及び自転車用プレート)を貸与します。 (5)通学路の安全対策の実施 所管課:教育委員会事務局 学務課 各小学校では、通学路における様々な危険から子どもたちを守るために、PT:、警察署、 各総合支所、道路管理者、地域の町会・自治会との連携・協力のもと、春と秋に通学路点検を 実施しています。 点検の結果、改善を要する箇所について各関係機関と協議するとともに、学校は児童へ危険 箇所の周知徹底を行うなど、児童の安全を確保します。 通学路点検の様子 (6)青色防犯パトロール車両(青パト)によるホットスポットパトロール 所管課:各総合支所 協働推進課、防災危機管理室 危機管理・生活安全担当 ①子どもの施設等巡回パトロール 犯罪が起きにくい環境づくりを推進するため、 青パトが公園・児童遊園、保育園等の子どもが利 用する施設を中心に区内全域をパトロールします。 ②通学路パトロール(六本木地区) 「安全・安心まちづくり推進地区(六本木地区)」 の取組の一環として、指定地域内及び隣接地域の 学校を対象に、青パト及び徒歩(青パト隊員)に より、登下校時のパトロールを実施します。 徒歩による通学路パトロール課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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1-5
子どもへの防犯に関する学習の実施
対象とする課題 該当する手法 所管課:各総合支所 管理課、子ども家庭支援部 子ども家庭課 地域安全マップの作成など防犯に関する学習を通じ、子ども自身が自己決定する力や行動す る力などの問題解決能力を育みます。学習は、児童館、学童クラブや子ども中高生プラザにお いて、子どもと地域が一緒になって学んでいくワークショップ事業などで実施します。1-6
不審者等の緊急情報のメール配信
対象とする課題 該当する手法 所管課:子ども家庭支援部 子ども家庭課、教育委員会事務局 学務課 (1)児童施設災害時緊急メール配信サービス 所管課:子ども家庭支援部 子ども家庭課 災害時や緊急時に、区立保育園、認定こども園等の利用者で、あらかじめ登録した保護者の メールゕドレスに、区又は各施設から安否情報や緊急情報を配信します。また、登録者に対し ては、ゕンケート形式で返信を求めることで、区や各施設において災害時や緊急時の「お迎え の可否」等を確認します。 (2)緊急メール配信 所管課:教育委員会事務局 学務課 メール配信を希望する区立・私立幼稚園の保護者、区立小・中学校の保護者、放課 GO→ に 登録している児童の保護者に不審者等の緊急情報を一斉配信します。また、災害時の安否確認 ができる仕組みを導入しています。 「お迎えの可否」についてのメール画面例課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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1-7
「子ども 110 番」の充実
対象とする課題 該当する手法 所管課:子ども家庭支援部 子ども家庭課 子ども 110 番とは、子どもが不審者等から追いかけられた場合に、子ども 110 番協力者が 子どもを保護し、警察署や保護者に通報して、子どもの安全を図る仕組みです。区立小学校P T:連合会と連携し、また「ながら見守り連携事業」で協定を結んだ事業者との連携等により、 協力者の拡充を図ります。区は協力者マップや学区域共通のステッカーの作成及び配布、協力 者のための保険(見舞金支給制度)への加入等の支援を実施し、地域の安全体制を整備します。 子ども 110 番ステッカー1-8
セーフティ教室の実施
対象とする課題 該当する手法 所管課:教育委員会事務局 指導室 区内全ての小・中学校において以下のような内容で「セーフテゖ教室」を実施し、啓発を進 めます。 (1)防犯・事故防止教育の充実 学校施設内や通学路等において、様々な危険から子どもたちを守るために、学校・家庭・地 域が連携した取組を進めます。 (2)情報モラル教育の推進 子どもたちがンターネット等を通じたトラブルや犯罪に巻き込まれることを防ぐために、 情報モラル教育を推進し、「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」を身に 付けます。 (3)インターネット被害・薬物乱用防止教室の推進 子どもたちがンターネット被害や薬物の被害にあわないための意識啓発の取組を推進しま す。課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する
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安全対策協議会の実施
対象とする課題 該当する手法 所管課:教育委員会事務局 指導室 幼稚園・小・中学校の安全指導・生活指導の担当教員、各幼稚園・小学校のPTA の代表、各 警察署のスクールサポーター等で構成する安全対策協議会において、子どもたちが安全・安心 に生活できるよう情報化社会におけるSNS(※)による被害防止等について協議します。※SNS:Social Networking Service の略。ンターネットを利用して誰でも手軽に情報 を発信し、双方向のやりとりができる、ツッター、フェスブック、ラン等のメデゖ ゕのこと。
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薬物乱用防止対策
対象とする課題 該当する手法 所管課:みなと保健所 生活衛生課、教育委員会事務局 指導室 (1)薬物乱用防止対策 所管課:みなと保健所 生活衛生課 覚醒剤、大麻をはじめとする違法薬物は、1 度の使用でも心身に大きな影響を与える可能性 があり、特に青少年期からの教育は重要です。違法薬物の乱用を防止するため、東京都薬物乱 用防止推進港区協議会の啓発活動を支援するとともに、協働して地域のベント等に参加し、 子ども向けの啓発活動を行います。 (2)薬物乱用防止教室の実施 所管課:教育委員会事務局 指導室 各区立小・中学校において、東京都薬 物乱用防止推進港区協議会と連携し、薬 物乱用防止教室を年1回実施するなど 内容の充実を図っています。薬物乱用防 止ポスター・標語コンクールへの作品の 応募を促進し、児童・生徒の薬物乱用防 止に対する意識を高めるなど、子どもた ちが薬物乱用による被害者及び加害者 とならないための取組を推進します。 地区優秀賞作品課題1 子ども、女性の安全・安心を確保する