Interstage CollaborationRing トラブルシューティング - その他
z 業務連携処理時に、"asv00002"、"EXTP4642"のエラーが出力される。z 「23127: 転送制御モジュールでエラーが発生しました」が発生する。 z 「FSUNedimd: 225000 [1] Low layer error.」が発生する。
z 「FSUNedimd: 122103 CORBA function error」が発生する。
z EAIの変換処理（eapsapi_start）が起動したまま、終了しない。
1. タイトル
業務連携処理時に、"asv00002"、"EXTP4642"のエラーが出力される。
2. 製品名
INTERSTAGE CollaborationRing PM V3 / V4.0 / V4.1 Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1
Interstage CollaborationRing Process Manager V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris
4. キーワード（メッセージ）
CRF: ERROR: asv00002:Interstage error occurred. code=9 msg=Interstage ERROR : Return value is over 9999.(Return Code=[%1]) ; GlobalKey=[%2], MessageID=[%3], ObjectName=[%4]
［可変情報］ %1：TD の復帰値 %2：一貫伝票 ID %3：メッセージ ID
%4：自動実行アプリケーションのオブジェクト名
extp: エラー: EXTP4642: システム資源不足が発生しました:CODE='%s1' WU=%s2 USER=%s3 PID=%d SYSTEM=%s4 ［可変情報］ %s1：エラー情報 %s2：ワークユニット名 %s3：ユーザ名 %d：プロセス ID %s4：業務システム名
5. 現象
業務連携処理時に、"asv00002"と"EXTP4642"のエラーメッセージがシステムログ、またはイ ベントログに出力され、業務連携処理が異常終了する。
6. 発生条件
業務連携ログが、Interstage Application Server で定義している通信バッファの値に収まらな かった場合。
7. 事例
業務連携処理時に、以下のプロセスマネージャと Interstage Application Server のエラーメッ セージが出力され、業務連携処理が異常終了した。
EXTP4642: System resource shortage occurred: CODE='APM 0751 03283610' WU=eapsmsa USER=root PID=4091 SYSTEM=td001
asv00002: INTERSTAGE error occurred. code=9 msg=INTERSTAGE ERROR : Return value is over 9,999.(Return Code=[10004]) ; GlobalKey=[008017286d00246a45c1ae017ef710ef], MessageID=[eai_ah01411CBB90000229DA0000], ObjectName=[EAIEAPSMSA::EAPSmsa]
8. 原因
Interstage Application Server で定義している通信バッファの値が小さく、業務連携ログ（注） がバッファに収まらなかったため。
（注）業務連携ログは、業務連携処理で発生したエラーの内容やエラー数により変動するた め、見積もりはできません。
9. 対処
コンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイルの[SYSTEM ENVIRONMENT]セク ションの"Number of Communication Buffer"の値を増やしてください。
をお勧めします。（指定可能な範囲は、500 から 10000 です。）
"Number of Communication Buffer"は、トランザクションアプリケーションに対する通信時に使 用するバッファの数です。"Number of Communication Buffer"で指定した通信バッファ数に、 4096byte を積算したサイズの通信バッファが用意されます。 コンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイルの格納場所は、以下のとおりで す。 Windows C:¥INTERSTAGE¥etc¥sysdef Solaris /var/opt/FSUNtd/etc/sysdef 記述例： [SYSTEM ENVIRONMENT] System Scale : large
Number of Communication Buffer:10000
10. 参考
エラーコードについては、以下のマニュアルを参考にしてください。
Interstage CollaborationRing Process Manager・Flow Controller リフ ァレンスマニュアル（プロセスフローマネージャ編）
3.2.2 制御サーバおよび実行サーバ（asv00001 から asv09999） V6.0
Interstage Application Server メッセージ集 7.14.17 EXTP4642
Interstage CollaborationRing PM リファレンスマニュアル（プロセスフ ローマネージャ編）
3.2.1 実行サーバ（OTS 連携サーバ）（asv00001 から asv99999） V5.1
Interstage Application Server メッセージ集 6.13.17 EXTP4642
Interstage CollaborationRing PM リファレンスマニュアル（プロセスフ ローマネージャ編）
3.2.1 実行サーバ（OTS 連携サーバ）（asv00001 から asv99999） V5.0
5.13.17 EXTP4642
INTERSTAGE CollaborationRing PM リファレンスマニュアル（プロセスフ ローマネージャ編）
3.2.1 実行サーバ（asv00001 から asv99999） V4.1
INTERSTAGE Application Server メッセージ集 2.13.17 EXTP4642
INTERSTAGE CollaborationRing PM リファレンスマニュアル（プロセスフ ローマネージャ編）
3.1 実行サーバ（asv00001 から asv99999） V4.0
INTERSTAGE Application Server メッセージ集 2.13.17 EXTP4642
INTERSTAGE CollaborationRing PM リファレンスマニュアル（プロセスフ ローマネージャ編）
3.1 実行サーバ（asv00001 から asv99999） V3.1
INTERSTAGE Application Server メッセージ集 2.13.17 EXTP4642
1. タイトル
「23127: 転送制御モジュールでエラーが発生しました」が発生する。
2. 製品名
INTERSTAGE CollaborationRing PM V3 / V4.0 / V4.1 Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1
Interstage CollaborationRing Process Manager V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris
4. キーワード（メッセージ）
• Windows
23127: 転送制御モジュールでエラーが発生しました. プロトコル=ZGNT 理由コード =Connection closed: transfer aborted: (35EE0100)
• Solaris
224032: 転送制御モジュールでエラーが発生しました. プロトコル=ZGNT 理由コード =Connection closed: transfer aborted: (35EE0100)
5. 現象
他局起動の配信サービスが「転送制御モジュールでエラーが発生しました. プロトコル=ZGNT 理由コード=Connection closed: transfer aborted: (35EE0100)」のエラーを出力し、異常終了す る。
6. 発生条件
他局起動の配信サービスが伝送路異常などにより、再試行待ちになった場合。
7. 事例
「23127: 転送制御モジュールでエラーが発生しました. プロトコル=ZGNT 理由コード =Connection closed: transfer aborted: (35EE0100) 詳細コード=0640」
8. 原因
他局起動の配信サービスが伝送路異常などにより、再試行待ちになったため。9. 対処
他局起動配信サービスが伝送路異常などにより、再試行待ちに陥った場合（詳細コード =0640 で異常終了した場合）には、自局での対処は特に必要ありません。相手局からの再試 行を待ってください。10. 参考
出力されたエラーメッセージの詳細コードの内容については、以下のマニュアルを参照してく ださい。 Windows EDImartdirector 説明書 V2.0L20 第 11 章 メッセージとコード V6 Solaris EDImartdirector 説明書 2.1 用 第 11 章 メッセージとコード Windows EDImartdirector 説明書 V2.0L10 第 11 章 メッセージとコード V5.1 Solaris EDImartdirector 説明書 2.0 用 第 11 章 メッセージとコード Windows EDImartdirector 説明書 V1.0L42 第 11 章 メッセージとコード V5.0 Solaris EDImartdirector 説明書 1.3.3 用 第 11 章 メッセージとコード Windows EDImartdirector 説明書 V1.0L42 第 11 章 メッセージとコード V4.1 Solaris EDImartdirector 説明書 1.3.2 用 第 11 章 メッセージとコードWindows EDImartdirector 説明書 V1.0L41 第 11 章 メッセージとコード V4.0 Solaris EDImartdirector 説明書 1.3.2 用 第 11 章 メッセージとコード Windows EDImartdirector V1.0L31 説明書 第 10 章 メッセージとコード V3 Solaris EDImartdirector 説明書 1.3.2 用 第 11 章 メッセージとコード
1. タイトル
「FSUNedimd: 225000 [1] Low layer error.」が発生する。
2. 製品名
INTERSTAGE CollaborationRing PM V3 / V4.0 / V4.1 Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1
Interstage CollaborationRing Process Manager V6.0
3. 対象プラットフォーム
Solaris
4. キーワード（メッセージ）
FSUNedimd: 225000 [%d1] Low layer error. protocol=%s1 reason-code=00040408
FSUNedimd: 225000 [%d1] 下位製品でエラーが発生しました. プロトコル=%s1 理由コード =00040408
%d1：転送ごとに EDImartdirector が自動的に付加する保守情報 %s1：転送プロトコル名
5. 現象
edisend で相手センタに配信しようとすると、「FSUNedimd: 225000 [1] Low layer error. reason-code=00040408」が発生し、ファイルが配信できない。
6. 発生条件
以下の 4 つの条件を満たす場合。 • 通信プロトコルとして全銀ベーシック手順、全銀パソコン手順、JCA 手順を利用してい る。 • BC ドライバを利用している。 （全銀ベーシック手順、全銀パソコン手順、JCA 手順を利用する場合、回線収容装置"UST"や"ExINCA"を利用することも可能ですが、この場合は BC ドライバは不要で す。） • BC ドライバの環境定義ファイル（/etc/opt/FSUNnet/bcdr/config）に buf 命令を記 述している。 • BC ドライバの環境定義ファイルの du 命令に"sbid"と"rbid"を記述していない。
7. 事例
JCA 手順で edisend で相手センタに配信しようとすると、「FSUNedimd: 225000 [1] Low layer error. protocol=JCA reason-code=00040408」が発生し、ファイルが配信できない。
8. 原因
通信プロトコルとして全銀ベーシック手順、JCA ベーシック手順を利用する場合は BC ドライバ の環境構築が必要だが、BC ドライバの環境定義ファイル（/etc/opt/FSUNnet/bcdr/config） のバッファ定義に誤りがあり、バッファが正常に獲得できなかったため。9. 対処
BC ドライバの環境定義ファイル（/etc/opt/FSUNnet/bcdr/config）の buf 命令を削除して動的 にバッファを獲得するように変更するか、du 命令に"sbid"（注）と"rbid"（注）を追加してくださ い。（注）du 命令の"sbid"（送信用）と"rbid"（受信用）には buf 命令の"bid"で指定したバッファプー ル ID を指定します。
• 定義例 1
buf 命令を削除する場合。 bcdr;
apl name=(EDIMD);
line name=bc-0 pdb=1 ltype=tel ncu=v25 speed=2400 wire=2;
line name=bc-2 pdb=1 ltype=tel ncu=v25 speed=2400 wire=2;
su name=su000 dial=061234567 port=2;
du name=zgnb1;
sgrp name=sg000 cline=bc-1;
su name=su001 dial=062345678 port=1;
du name=jca1 end; • 定義例 2 du 命令に"sbid"と"rbid"を追加する場合。 bcdr; apl name=(EDIMD);
buf bid=0 size=1024 no=20;
buf bid=1 size=1024 no=20;
buf bid=3 size=1024 no=20;
buf bid=4 size=1024 no=20;
line name=bc-0 pdb=1 ltype=tel ncu=v25 speed=2400 wire=2;
sgrp name=sg000 cline=bc-0;
su name=su000 dial=061234567 port=2;
du name=zgnb1 sbid=0 rbid=1;
sgrp name=sg001 cline=bc-1;
su name=su001 dial=062345678 port=1;
du name=jca1 sbid=2 rbid=3;
end; BC ドライバの環境定義ファイルの修正後、BCDR を再起動し、再度集配信を実施してくださ い。
10. 参考
BC ドライバの環境定義ファイル（/etc/opt/FSUNnet/bcdr/config）の詳細については、「BC ド ライバ説明書」を参照してください。1. タイトル
「FSUNedimd: 122103 CORBA function error」が発生する。
2. 製品名
Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1 Interstage CollaborationRing Process Manager V6.0
3. 対象プラットフォーム
Solaris
4. キーワード（メッセージ）
FSUNedimd: 133182 %s1 CALL OUT SERVICE cannot start. center=%s2 file=%s3 detail-code=%d FSUNedimd: 133182 %s1 自局起動の集配信サービスが開始できません. センタ名=%s2 ファ イル識別名=%s3 詳細コード=%d %s1： コマンド名 %s2：センタ名 %s3：指定した先頭のファイル識別名 %d：EDImartdirector 詳細コード
FSUNedimd: 122103 CORBA function error. processing information=%s1 errid=%s2
FSUNedimd: 122103 CORBA 情報の獲得に失敗しました. 処理情報=%s1 エラーid=%s2
%s1：エラーが発生した CORBA 情報処理 %s2：例外情報
edisend コマンドを発行すると、「FSUNedimd:133182 edisend 自局起動の集配信サービスが 開始できません.」が出力され、相手センタへ配信できない。また、システムログには、 「FSUNedimd: 122103 CORBA function error」が出力される。
6. 発生条件
EDImartdirector がワークユニット上で動作するための、ワークユニット定義に BCDR を利用す るために必要なオブジェクト"EDIMAIN02/BCHAND"を定義していない場合。
7. 事例
全銀 TCP/IP 手順で通信を行っている環境に、JCA 手順の通信環境を追加した後、edisend コマンドを発行すると、「FSUNedimd:133182 edisend 自局起動の集配信サービスが開始でき ません.」が出力され、相手センタへ配信できない。また、システムログには、「FSUNedimd: 122103 CORBA function error」が出力される。
8. 原因
EDImartdirector がワークユニット上で動作するための、ワークユニット定義に BCDR を利用す るために必要なオブジェクト"EDIMAIN02/BCHAND"を定義していないため。9. 対処
ワークユニット定義に"EDIMAIN02/BCHAND"を追加して、ワークユニットを再登録してくださ い。 追加するオブジェクト"EDIMAIN02/BCHAND"は、以下のとおりです。 # BC 用自局 運用/転送 [APPLICATION PROGRAM] DESTINATION:EDIMAIN02/BCHAND EXECUTABLE FILE:libbchand.so APPLICATION LANGUAGE:C CONCURRENCY:2PRE EXIT PROGRAM:qjjacint POST EXIT PROGRAM:qjjactrm ABNORMAL EXIT PROGRAM:qjjacrmb
ワークユニット定義の修正後、tdadddef コマンドを実行して、ワークユニット定義を反映させて ください。
10. 参考
EDImartdirector がワークユニット上で動作するために必要な定義については、以下のマニュ アルを参照してください。 V6 EDImartdirector 説明書 2.1 用 3.9.3 ワークユニットの定義 V5.1 EDImartdirector 説明書 2.0 用 3.9.3 ワークユニットの定義 V5.0 EDImartdirector 説明書 1.3.3 用 3.9.3 ワークユニットの定義1. タイトル
EAI の変換処理（eapsapi_start）が起動したまま、終了しない。
2. 製品名
INTERSTAGE CollaborationRing PM V4.0 / V4.1 Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1 Interstage CollaborationRing Process Manager V6.0
3. 対象プラットフォーム
Solaris4. キーワード（メッセージ）
内蔵 FTP ファイル転送機能5. 現象
内蔵 FTP ファイル転送機能の集信、または配信処理が復帰しない場合がある。6. 発生条件
内蔵 FTP ファイル転送機能において、以下の条件のとき、集信、または配信処理が復帰しな い場合がある。 1. 同一マシンで、32768 から 65535 のいずれかの TCP ポートを LISTEN する他のアプ リケーションが実行されている。 2. passive モードを指定していない。 3. OS により割り当てられる、内蔵 FTP ファイル転送機能のデータ転送用ソケットのポー トが上記 1）のアプリケーションと同じである。7. 事例
EAI の変換処理（eapsapi_start）が起動したままで、その後続の処理も開始処理のまま、終わ らない状態になる。8. 原因
CollaborationRing 内蔵 FTP 機能における既存障害（P806917）である。 内蔵 FTP ファイル転送機能のデータ転送用ソケットが、他アプリケーションのソケットと同じポ ートを LISTEN したため、FTP サーバが内蔵 FTP ファイル転送機能のデータ転送用ソケットに 接続されなかった。この場合、集信、または配信処理が復帰しない。9. 対処
アプリケーションで 32768 から 65535 以外の TCP ポートを LISTEN するように変更することで、 回避可能です。または、既存障害（P806917）に対する修正を適用してください。10. 参考
修正モジュールは、SupportDesk WEBからダウンロードして、ご利用いただけます。 （SupportDesk WEBをご利用いただく場合は、契約が必要となります。） SupportDesk WEBのURL http://eservice.fujitsu.com/supportdesk/1. タイトル
制御サーバ運用管理ツールのプロセス管理機能で、プロセスの情報が参照できない。2. 製品名
INTERSTAGE CollaborationRing PM V3 / V4.0 / V4.1 Interstage CollaborationRing PM V5.0 / V5.1 / V6.03. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris4. キーワード（メッセージ）
「CRF:WARNING:fsv00005:Character conversion failed.」
「制御サーバでエラーが発生しました。」
5. 現象
制御サーバ運用管理ツールのプロセス管理機能で、ある特定の案件を参照すると、「制御サ ーバでエラーが発生しました。」とのエラーメッセージがダイアログで出力される。6. 発生条件
プロセスのタイトルの文字コード変換処理に失敗していた場合。7. 事例
制御サーバ運用管理ツールのプロセス管理機能で、ある特定の案件を参照すると、「制御サ ーバでエラーが発生しました。」のエラーが発生する。また、制御サーバ上には、「CRF:WARNING:fsv00005:Character conversion failed.」のエラーメ ッセージがシステムログに出力される。
プロセスのタイトルの文字コード変換処理に失敗したため。 プロセスのタイトル（subject）が制限値（64 バイト）を超えて設定されており、64 バイト目に日本 語（2 バイト）の第 1 バイトが格納され、第 2 バイトがない不完全な文字となっていたため、文 字コード変換処理でエラー発生したことが原因である。
