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相互理解 寛容 中学年 自分の考えや意見を相手に伝えるとともに 相手のことを理解し 自分と異なる意見も大切にすること 高学年 自分の考えや意見を相手に伝えるとともに 謙虚な心をもち 広い心で自分と異なる意見や立場を尊重すること 広がりと深まりのある人間関係を築くために 自分の考えを相手に伝えて相互理

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Academic year: 2021

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第3学年道徳科学習指導案

平成28年11月8日(火)第6校時 第3学年うめ組 30名 指導者 杉本 遼 自立した人間として、他者と共によりよく生きる児童を育てる道徳教育 ~多様で効果的な道徳科の指導法の開発~ 1 主題名 「友だちパワー!アップ作戦 –友達のわを広げ・深めるには?‐」 第1時 「友だちと大好きでつながるには…」(友情、信頼) 第2 時(本時) 「友だちのわを広げよう」(相互理解、寛容) 2 教材名 第1 時 「たまちゃん、大すき」(友情、信頼)【明るい心で 東京書籍】 第2 時 「伝えたいこと」(相互理解、寛容) 【小学校版東京都道徳教育教材集】 3 主題設定の理由 ア ねらいとする価値について 【友情、信頼】 中学年の児童には「友達」を特定の気の合う仲間だけでなく、遊びや学びの同級生、さらには 異学年、学校全体、地域といったもっと広がりのある様々な友達と捉えさせていきたい。一緒に学 習や体験を行っていくことで、自分の体験や経験を相手に重ねて、相手の気持ちを考え、お互いへ の理解が深まっていく。そして、お互いの気持ちを考えて行動し、理解し合っていくうちに信頼感 が生まれていく。さらに、「理解し合い」、「信頼し合う」ことで、自然と「助け合い」が生まれてく る。心を通わせ合い、助け、信頼し合う深い関係になることを感じさせたい。 本主題では、友達とのよりよい関係を考え、「助け合い」「信頼し合い」のもとなる「お互いの理 解を深める大切さ」に気付かせていきたい。理解し合うことで深い友達関係を築いていくことがで きるようになることを願っている。 〔低学年〕 友だちと仲良くし、助け合うこ と 〔中学年〕 友だちと互いに理解し、信頼し、 助け合うこと。 〔高学年〕 友だちと互いに信頼し、学び合 って友情を深め、異性について も理解しながら、人間関係を築 いていくこと。

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2 【相互理解、寛容】 広がりと深まりのある人間関係を築くために、自分の考えを相手に伝えて相互理解を図るととも に、謙虚で広い心をもつことに関する内容項目である。新しい学習指導要領では、中学年に「自分 の考えや意見を相手に伝えるとともに、相手のことを理解し、自分と異なる意見も大切にすること。」 という内容項目が加えられた。新しい学習指導要領の解説「第3章 道徳科の内容」には、「相互理 解・寛容」といじめの未然防止との関連も示されている。これらのことから、いじめを生まない雰 囲気や環境を醸成するためにも、互いの違いを認め合い理解しながら、自分と同じように他者を尊 重する態度を育てることが重要だと考えられていることがわかる。 中学年段階の児童には、人と人との関係を好ましいものにしていくために①お互いに理解し合う ために自分の気持ちや考えを相手にわかるように誤解の内容に伝えること、②相手の置かれている 状況を考えて、同じような自分の体験を思い起こし、こんな気持ちになるであろうと想像力を働か せること、③自分と異なる意見も大切にすることの重要性に気付かせていきたい。誰に対しても、 ①〜③を行うことによって、友達関係を広めていけると、感じさせていきたい。 本主題では、自分の異なる意見の背景を考えることの大切さや相手への理解を深めることだけで なく、相手からの理解が得られるように思いを伝えることの大切さに気付かせたい。身近にいる遊 びや学びの同級生との関わりから、人と人との関係を好ましいものにし、友達として豊かな人間関 係を広く築いていく資質を養ってほしいと願っている。 【本主題におけるねらいとする価値】 上記の通り、「友情、信頼」と「相互理解、寛容」は豊かな人間関係を築いていく上で相互に補填 し合う関係となっている。お互いが、相手のことを理解しようとし、相手からの理解を得ようとし ていくことで、信頼し合い、助け合いが生まれ、豊かな人間関係を築くことができるのである。中 学年段階の児童は、目の前にいる友達を通すことで、豊かな人間関係を築くことへの価値の理解が 深まるであろう。「友情、信頼」と「相互理解、寛容」の内容を関連付け、「相手を理解すること」 を中心に、児童が広くて深い人間関係を築いていくことを願って、本主題を設定した。 〔中学年〕 自分の考えや意見を相手に伝え るとともに、相手のことを理解 し、自分と異なる意見も大切に すること。 〔高学年〕 自分の考えや意見を相手に伝 えるとともに、謙虚な心をも ち、広い心で自分と異なる意見 や立場を尊重すること。

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3 イ 児童の実態 (1)実態調査 <実態調査の項目> ① 友達を思い浮かべて名前を書こう。何人思い浮かべることができたか。(2 分間) 友達に挙げた理由を書こう。(自由記述) ② その中で自信をもって親友だと言える人はいるか。(複数回答可) ③ その親友や友達にとって、自分はいい友達だと思うか。 (A とてもそう思う B そう思う C あまりそう思わない D そう思わない) ④ 友達とステキな関係を築くのに大切なのは、どんなことだと思うか。ベスト3を 書こう。(自由記述) <実態調査の結果> ① 友達を思い浮かべて名前を書こう 友達の理由から ②親友だと自信をもって言える人はいるか 平均 「一緒に○○す る」の記述があ った人数 「同じ○○」の 記述があった人 数 平均 互いに親友とし て名前を挙げあ っている 10 組 8.035714286 名 23 名 12 名 1.821428571 名 どちらだけが名 前を挙げている 11 名 違うクラス・学校 の人の名前を挙 げている 5 名 ② 自分はいい友達だと思うか ③ 友達とステキな関係を築くのに大切なのは、ど んなことか A 19 名 一緒の時間を増やす (遊ぶ、話すなど) 相手のことを考 える ケンカをする B 7 名 12 名 9 名 3 名 C 1 名 よく話す、話しかけ る 助け合う、声を掛 け合う ケンカをしない D 0 名 6 名 6 名 2 名 <考察> 実態調査①の結果から、本学級の児童は短い時間に思い浮かべることができ、友達と認識 できる関係にある人が多くいることが分かった。しかし、実態調査①の友達である理由や③ の友達関係を築くのに大切なことの結果から「一緒に○○するから」や「同じ○○(学級、 係、習い事など)だから」といった環境に依存して友達関係を築いている児童もことも多い ことが分かった。 実態調査②の結果から、ほとんどの児童が親友と思うことのできる人を思い浮かべること ができることが分かった。互いに親友として名前を挙げあっている児童も 10 組いることが分かった。 しかし、反対に、どちらだけが親友として名前を挙げ、相手からは名前を挙げられないような一方通行の親 友関係になっている児童も 11 名いることが分かった。また、実態調査③からは、自分がいい友達であるか

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4 と問われると、自信をもって「とてもそう思う」と答えられない児童が 8 名いることが分かる。 (2)教師から見た児童の実態 本学級では、他教科や生活において、様々な相手と関わるような活動を多く取り入れてき た。そのため、新しい学級にも慣れ、今まであまり関わることのなかった相手とも、友達関係 を広げてきている。そのことは、休み時間で男女混じって遊ぶことが増えた姿や、学期や行事 での振り返りで「新しいクラスで不安だったけれど、新しい友達と出会って楽しくなった」な どの記述が増えていることからも見て取れる。しかし、特定の気の合う友達同士で仲間をつく って、仲間とのつながりを優先し、限度をわきまえず善悪の判断を誤ってしまったり、自分の 利害にこだわることで友達とのトラブルを引き起こしたりすること、他者の言動の真意を取り 違え誤解したり、自分と違う考えを受け止めることができずに感情的になったりし、その違い から対立が生じたりすることもある。 そこで、本主題では、児童に相手のことを考え、お互いの理解を深めるよさ、相手の意見の 背景を考え、理解を深めるとともに、相手からの理解が得られるように思いを伝えることのよさに 気付かせていきたい。本学級の児童は、人間関係がまだ狭く、目の前にいる友達を通すことで、 豊かな人間関係を築くことへの価値の理解が深まると考える。そこで、「友情、信頼」と「相互 理解、寛容」の内容を関連付け、「相手を理解すること」を中心に、児童が広くて深い人間関係 を築いていくことを願っている。 ウ 教材について (第1 時)「たまちゃん大すき」 さくらももこ作の児童にとって身近なマンガ・アニメである「ちびまる子ちゃん」の中の一話 である。本資料のよさは、互いの状況と同じような経験をすることで、相手のおかれていた状況 に気付き、こんな気持ちになるであろうと想像力を働かせるようになったことにあると考える。 お互いの気持ちに気付き理解が深まったことで、お互いの信頼が深まり、手紙に「大好き」と書 き合ったのである。「大好きでつながるには」をテーマに話し合いを進めていくことで、この資料 のよさを生かし、自分の利害ではなく、相手のことを考える大切さやお互いの理解を深めるよさ に気付かせ、「友情」についての価値理解を深めていきたい。 (第2 時)「伝えたいこと」 美夏の視点で、展開する児童の生活に密着した教材である。 美夏と直人は、同じクラスで席は隣同士。2人が日直をする日、美夏は決められた日直の仕事 を終えた後、直人が本来日直の仕事ではない仕事を行なっていることに気付く。2 人の思いには、 すれ違いが起こってしまう。美夏は家に帰った後、夜に今日の出来事を振り返り、次の朝、昨夜 考えていたことを話した。それに対し直人も答え、2 人は少しずつ変わり仲良くなっていく。

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5 この教材の2 人の解決場面での会話は、吹き出しになっており描かれていない。自分だったら どのような言葉を掛けるかを考え、「2 人はどう変わったか」を追求していく。本資料を通して、 自分の異なる意見の背景を考えることや相手への理解を深める、相手からの理解が得られるよう に思いを伝える相互理解の大切さに迫らせたい。 エ 研究主題に迫るための指導の工夫 (1)年間を通した本学級での道徳の取り組み A 学級文化と深く関わらせる イ 本学級では、日々の学校生活や道徳科の学習を1年間の長期にわたる単元と捉え、「ハッピー に生きる」をみんなで追求している。児童が考えた学級のテーマ(学級目標)「日本一ハッピー ひまわりクラス」を受けて、「どんな3年生になりたいか」を考え、道徳科で学習していく視点 を見出していった。道徳科で学習する内容が、自分たちで設定した切実な問題であるからこそ、 追求・解決していこうと主体的な学びが生まれ、児童は自分との関わりをさらに深めていくこ とができると考えた。また、行事や学期ごとの振り返りで活用し、自己理解を深めていってい る。 B 複数時間を関連付けたテーマ追求単元型学習 自分たちで設定した学習テーマの中から、「友だちパワー!アップ作戦」を取り上げ、「友情、 信頼」と「相互理解、寛容」を関連付け、「友達の輪を広げ、深めるには…」について追求して いく複数時間の学習過程を構想した。児童が設定した学習テーマであるからこそ、多面的に広 く考えさせていきたいと考えた。第1時目には「友情、信頼」を、第2時目では、「相互理解、 寛容」の内容を取り上げる。1時目と2時目を学習後、自分の体験との関連をまとめて、話し 合い、自分としてがんばりたいことなどを考える時間を設定する。学習内容の整理分析を行う ことで、児童は学習内容についてより深く考え、自分の生き方に生かせる価値観として育み、 日々の学級での体験と関連付けることで自分の生き方に生かそうとする意欲を高めることがで きると考えた。 C 考えたことを見つける・実際に行う(実践する活動) 道徳科の授業と他領域における道徳教育とを、一つの大きな学習のまとまりとして取り 入れていく。「話し合う・考える活動」と「考えたことを見つける・実際に行う(実践する活動)」 という体験とを関連付けて単元を構想する。本単元の間、日常での生活から「ステキな友達関 係見つけ」を行う。自分の身近にある友達関係を振り返り、毎日記録させていく。「ステキな友 達関係見つけ」を通した自分の体験を学習した内容と関連付けまとめる活動を設定することで、 道徳的な価値をより自分事としてとらえ、自分の生き方につなげていくことができると考えた。

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6 【学習計画】 単元の主題 友だちパワー!アップ作戦 単元のねらい ねらい:お互いの理解を深め、友達とのよりよい関係を築いていこうとする実践 意欲を育てる。 時 主題 コンセプト 授業の概要 (内容 教材 ねらい 主な学習活動・発問) 1 「 友 だ ち と 大 好 き で つ な が る に は … 」 価 値 理 解 の 追 求 (1)内容:B【友情、信頼】 (2)教材:「たまちゃん、大すき」 (3)ねらい:友達のことを理解し、自分の利害だけでなく相手のことを考えよ うとする心情を育てる。 (4)授業の概要 ① アンケート結果を見て、 単元のテーマ を把握する。 ② 教材「たまちゃん、大すき」を視聴する。 ③ 2人のことをどう思ったか。→本時のテーマの設定 ④ タイムカプセルを土手に投げ捨てたとき、まる子はどんな気持ちだったか。 ⑤ タイムカプセルを探しているとき、まる子はどんなことを考えていたか。 ⑥ なぜ、2人は仲直りすることができたのだろう。 ⑦ 二人はどのような思いで、「大好き」と手紙に書いたのだろうか。 「友だちと大好きでつながるには」について、考えをまとめる。 2 ( 本 時 ) 友 だ ち の わ を 広 げ よ う グ ル ー プ で の 役 割 演 技 1)内容:B【相互理解、寛容】 (2)教材:「伝えたいこと」 (3)ねらい:相手の意見の背景を考え、理解を深めるとともに、相手からの理 解が得られるように思いを伝えようとする態度を育てる。 (4)授業の概要 ① 単元のテーマを確認する。 ② 教材「伝えたいこと」を読む。 ③ どんなことが心に残ったか。→本時のテーマの設定 ④ 日直の仕事をしているとき、直人・美香はそれぞれどんなことを考えていた か。(相手に対し、どんなことを思っていたか。) ⑤ 次の日の朝、自分だったらどんなことを話したか。【役割演技】 ⑥ 「2 人は、どう変わったか」について話し合う。 ⑦ 今日、考えたことと自己との関連をまとめる。 は げ み の 時 間 「 友 だ ち パ ワ ー ! ア ッ プ 作 戦 」 学 習 内 容 の 整 理 分 析 自 分 の 生 き 方 と の 関 連 付 け る (1)ねらい:お互いの理解を深め、友達とのよりよい関係を築いていこうとす る実践意欲を育てる。 (2)授業の概要 ① 単元のテーマ を確認する。 ② 「友達のわを広げ、深めるには?」について考えたことと実践する活動で体 験したこととを関連付け話合い、コンセプトマップにまとめる。 ③ コンセプトマップを見合い、話し合う。 ④ 自分の「友だちパワー!アップ作戦」をまとめる。 (2)本時における指導の工夫 A 学習過程の工夫 児童が道徳的価値を自分のこととしてとらえ、考えを深められるように問題解決的な学習を 取り入れ、学習過程を工夫した。児童の問題意識から学びの視点(本時のテーマ)を設定し、 友達との話し合い多面的・多角的に考えていくことで、道徳的価値について一人一人の児童に 友だちパワー!アップ作戦~友達のわを広げ、深めるには? 友だちと大好きでつながるには。 2 人は、どう変わったか 友だちパワー!アップ作戦~友達のわを広げ、深めるには? 考 え た こ と を 見 つ け る ・ 実 際 に 行 う 活 動 「 ス テ キ な 友 達 関 係 さ が し 」

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7 自分が納得できる答えを生み出していけると考えた。 ① 児童の問いを生む発問、児童の受け止めから児童の問題意識を生み出す発問 児童にとって身近で、主体的に考えたくなるような問いを生むことができる活動や発問を 取り入れる。 ② 発問の意図を明確にした多様な発問 学習過程に、教材に合わせて発問の意図をもった多様な発問を効果的に取り入れ、児童 が問題を追求できるようにしていく。 ③ 自分の生き方について考えを深める発問 問題解決をもと児童一人一人に生まれた納得できる答えを、自分との関わりで考え、 自己の生き方として思いや願いを深めるようにしていく。 (本時における発問構成) 学習過程 発問の意図 発問・投げかけ つかむ 問題場面について話合い、児童の問題意識を生む。 ○あまり自分とは合わないな、あまりつながりがないなと思う人はいるか。 児童の受け止めから、揺さぶり児童の思考のずれ を生み出し、問題意識を醸成する。 ○どんなことが心に残ったか。 ○最初と最後では、二人は変わったの? 深める 教材の人物への共感をもとに追求する。 ○日直の仕事をしているとき、直人・美香はそ れぞれどんなことを考えていたか。 分析的に問題を浮き彫りにする。 ○どうして、2人はうまくいかなかったのか。 問題場面に対し、自我関与させて追求する。 ○次の日の朝、自分だったらどんなことを話し たか。 生かす 分析的に問題場面の解決方法を追求し、自己の納得できる解をまとめる。 ○2 人は少しずつ変わったとあるけれど、どう変わったと思うか。 つなげる 自己の生き方につなげて考え、価値観を育む。 〇「友だちのわを広げるには」について、考えたことを書こう。 B 登場人物に自我を関与させ吹き出しの中を考える 問題場面で取りうる行動について考え、自分ならどうするかを話し合う時間を設定する。登 場人物に自分を投影することで、相互に理解する大切さや実現する難しさや実現するために大 切なことを考え、実生活における問題解決における見通しをもたせ、道徳的態度を高めていく。

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8 4 本時について (1)本時のねらい 相手の意見の背景を考え理解を深めるとともに、相手からの理解が得られるように思いを伝えようとす る態度を育てる。 (2)学習過程 主な発問と児童の心の動き ※指導上の留意点 □道徳科の特質 つ か む 1 単元のテーマを確認する。 ○同じ学年に、自分とはあまり合わないな、あ ま り関わったことがないという人はいないか。 2 本時の教材の大まかな設定を知る。 ※「友だちをたくさんつくりたいなと思う人?」 と投げかけ、単元のテーマを確認する。 深 め る 3 教材「伝えたいこと」を読んで、話し合う。 ① どんなことが心に残ったか。 ・こんなことよくあるな。 ・2 人は、もっと仲良くなったと思う。 ・どんなお話をしたのかな。 ・最初からちゃんと話せばよかったのに。 ② 日直の仕事をしているとき、直人・美香はそ れぞれどんなことを考えていたか。 <直人> ・先生に言われたことをやりたい。 ・気付いたことをやるのは大切だ。 <美香> ・早く帰って、お見舞いのお手紙を書きたい。 ・係の仕事だから、日直はしなくていい。 ③ 次の日の朝、自分だったらどんなことを話し たか。 <美香> ・お手紙を書きたかったから早く帰りたかった。 ・直人の気持ちに気付けなくてごめんね。 ・直人にちゃんと伝えればよかった。 <直人> ・気付いたからちゃんとやりたかった。 ・美香の気持ちに気付けなくてごめんね。 ・美香にちゃんと思いを伝えればよかった。 ※「友達のわを広げる秘訣を考えながら読もう」と 投げかけ、教材を読む観点をもたせる。 ※児童の受け止めから、児童の問いを引き出し、 本時のテーマを設定する。 ※「最初と最後では、二人は変わったの?」と投 げかけ、学びの視点に導く。 ※共感的な発問を取り入れ、2人への共感をもと に話し合いを進めることができるようにする。 ※補助発問として、「相手に対しどんなことを思って いたか」と投げかけ、多様な考えを引き出す。 ※直人の気持ちと美香の気持ちを分けて板書する。 ※「どうして、2人はうまくいかなかったの。」と 投げかけ、分析的に問題を浮き彫りにする。 ※直人や美香に自我を関与させ、多角的な思考を促 す。 □道徳的価値の理解 □自己を見つめる 生 か す 4 学びの視点に対し、納得できる解をもつ。 ○2 人は少しずつ変わって仲良くなったとある けれど、どう変わったと思うか。 ・自分の思いを伝えるようになった。 ・相手の気持ちを聞くようになった。 ・相手の気持ちを考えるようになった。 ※一人一人が学びの視点に対する納得できる答 えをもつことができるように、書く活動を取り 入れる。 ※多面的な思考を促し、「相互理解の大切さ」に 迫らせていく。 □多面的・多角的に考える つ な げ る 5 自己の生き方への考えを深める。 〇「友だちのわを広げるには」について、考え たことを書こう。 ・友達と話し合うことが大切。 ・いろいろな人がどう考えているかを知りたい。 ・相手の気持ちを考えていきたい。 ・気持ちがつながる人を増やしたい。 ※一人一人に考えをまとめるため書く活動を取 り入れる。 ※考えをまとめる視点として「できたこと・でき なかったことはあるかな?」と投げかける。 □自分の生き方についての考えを深める (3)評価 ・4の活動で、相互理解を視点に自己の納得できる解をもつことができたか。【カードの記述】 ・5の活動で相手の意見の背景を考え理解を深めることや相手からの理解が得られるように思いを伝え 【学びの視点】 2 人は、どう変わったの?

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9 ようとすることと自分の生き方と照らして考えることができたか。【ワークシートの記述】 (4)板書計画 友だちパワーアップ作戦 友だちの輪を 広げるには? 心に残ったこと ・細かいことを注意しているところ。 ・こんなことよくあるな。 ・2 人は、もっと仲良くなったと思う。 ・どんなお話をしたのかな。 ・話をして、仲良くなった。 ・最初からちゃんと話せばよかった。

・2 人は、

変わった?

題名 伝えたいこと テーマ 2 人は、どう変わったのか? どうしてうまくいかなかった? ・気持ちが合っていない ・言いたいことを言っていない。 これから まとめ 学習感想 これまで ・自分の思いを伝えるようになった。 ・相手の気持ちを聞くようになった。 ・相手の気持ちを考えるようになった。 一日考えた答え 美香 直人 ・お手紙を書きたい。 ・日直はしなくていい。 ・先生に言われた。 ・気付いたことをやる。 最初の 2 人 これから の2 人 朝 の 2人 お手紙を書きたかった。 直人の気持ちに 気付けなかった。 ちゃんと伝えれば よかった ちゃんとやりたかった。 美香の気持ちに 気付けなかった。 ちゃんと伝えれば よかった 何よその言い方。 あとは勝手にやってね。 帰りたければ、 先に帰っていいよ。

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