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Info-Dカリキュラム開発プロジェクトの活動報告(2.情報デザインの学び : 生まれつつある情報デザインの学部教育から)

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Academic year: 2021

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(1)

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カリキュ ラム開発 プロジェ ク トにつ い て

 

カ リキュ ラム開発 プロジェ ク ト}よ 情 報 デ ザ イン研究 部会(以下lnf(”

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)発 足と同時に ス タ

ト し た研究部 会内 プロジェ クトの ひとつ である

こ のプロ ジェ ク トは

さ まざまな 学校で それ ぞ れが独 自の考え で進め ている情報 デザ インとい う領 域につ いて

基 盤 と して共 有で きる部 分 を 見つけ 出 し

そ こを 出 発 点に新 しい時 代のデザイ ン 教 育プロ ラ ムを考え よ う

と い う活動を行っ て い る。  

2001

年度は

具体的なカ リキュ ラ ム開 発の前段階と し て

ま ず は

いろいろな 学 校の授 業 をみ て みよ う亅をテ

マ に

学生 を連れての大学の授 業 見学や

課題 作品 や研 究成果のプレゼン テ

ションなど

教官と学生 を巻き込ん だ情 報 交 換 と交 流 を 進 めてき た

この活 動の中 からデ ザイ ン の知と技の方 向性 が見つか れ ば と考え て い る

教 育現場で の試行錯誤  こ の章で はInf(hD カリキュ ラム開 発 プロ ジェ ク トの

環 と して

プロジェ ク トメ ン バ

が 現 在 担 当 す る 授 業 内 容を紹介 する

中には「こ の授 業を うでもやってみ た い

すでに複数の学 校で実 施 され た 授 業 もあ る

これ ら を特 集号に掲載する意図と し て は

模範 授業の紹介と い う意 味では まっ た く な く

「情 報」を 切 り口と した デ ザ イン教育の試 行錯 誤を共有したい

とい う思いが 込め ら れて いる。 ぜひ

他で もこれ らの授 業を試し た り

その 要 素 を 応 用 する ことで

そ の成 果 や 課 題 をフィ

ドバッ クして いた だ き たい

 なお

次ペ

ジ の図は

こ こ で紹介する授 業や 課題に つ いて

担 当 者ごとにま と め た キ

マ ッ プであ る

各授 業の紹介

ジ と併 せて

各 教 育 現 場での取 組 み と し て ご覧い ただ きた い

ま た表 1は

これら のマ ッ プに記 述 され た キ

ドを抜 き 出 して

覧に した もの である

こ の状態でも

新た な デ ザ イン教育に向 けて必 要と思わ れ る 「環境」「知」「技」「手法亅「表現」「評 価亅な ど

カ リキュ ラ ム の輪 郭 線 を読み取る こと ができるが

詳 細 な 分析と カ リキュ ラ ム案につ い て は

今後のプロジェ ク ト の 進 行 と あ わ せて改 めて報 告 す る 予 定 で あ る。 表1プロジェク トメ ン バ

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9No

3  2002 デ ザ イ ン学 研 究 特 築 号

(3)

NII-Electronic Library Service 授 業 名 :情 報デ ザイ ン演習

保育

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多 摩 美 術 大 学情報 デ ザイ ン 学科 指導 :吉橋昭 夫

永 井 由 美 子 受 講 者 ;

3

年13名 授 業 期 間 :2000 年 前 期

14

目的 デ ザインの対 象とした情 報 は

人々のコミュニケ

ション という活 動のなか にあり

それ だ け を 取 り出 す ことは で きない

活 動の現 場を基 盤としたデザインを行い

現 場との関 わ り方

現 場と関わ りながらデ ザインを行 うことを学ぷ

授 業 概 要 八 王 子市「いが の 森保育園」の協 力のもと

保 育 園におけるコミュニケ

ションを テ

マ として行った

保 育園における人 と 人 との様々な 関 わ りを見 し

発 見したコミュ ニケ

ショ ンに形を与 える方 法 を学ぶ

保 育園 に 関 わる 人 た ちは

園 児

保 育士

保 育園の経 営 者

園 児 の保 護 者

園の行 事を支 える近 隣の住 人

解 放 され た園庭に遊 びに来る親子

保育 園入園希望 者 など保 育園を中 心 とした地域コミュ ニティ

が 形 成 され ている

そ れ ら様々 な 立 場の コミュニケ

ションを対 象として い る

授業条件 課 題A:「変 化 する情 報の可 視化」

3

週 間 課題B:「コミュニ ケ

ションの道 具 をデザ インする 」10週 間 保 育 園 の観 察を 行 う プロセス 課 題A:「変 化 す情 報の可 視 化」

3

週間 コミュ ニ ケ

ションという変 化 し続 け る情報 を 表現するた めの演 習 課 題

現 場には膨 大 な 情報があり

学 生がデザ イン の問 題 を見つけるのは 難 しい

現 場に行く前に

保育 園にあ る様々な情 報を想 定 し

変 化 するものに着目

変化 の状態をコンピュ

タ上 に動 的 なスケッ チ として表現 した (図1)

課 題B:「コミュニケ

ション の道 具をデザ インする 」10週 間 (1)保 育 園についてお 母さんの話 を聞 く

園 児の保護者 か ら保育 園や子 供に関 する話し を聞 く

2

)保 育園に行き観 察す る (図2)機 材 (カメラ

ビデ オ)での記 録 はと らず

メモ

スケッチの み で子 供 や 保 育園の様 子 を観 察

次に気になった点や情 報について 写 真 や 映 像で記 録しながら観 察

保 育士や 保 護 者に話 しを 聞 く

(3)観 察をもとに 道 具 をデ ザイ ン する。保 育園でやりとりされている情 報やコミュニ ケ

ションについて整理。対 象ユ

を決 め

デ ザイン

道 具の試 作モデル を作る

(4)保育 園で の中 間プレゼンテ

ション/ 意 見を聞く(図

3

道 具の試 作モデルを園 長 先 生や 保 育 士に み てもらい

意 見を 聞 く

必 要な部 分の追加調査 を行 う

(5)デ ザイン の修正

意 見や追加調 査を もん とに

デザ イン の修正 を行 う。(6)最 終プレゼンテ

ション

公 開 展示会に て

デ ザイン作 品の展示 と発 表 を行 う(図4

図5)

保 育園の方々

保護 者

、一

般の見学 者と意 見 交 換 する。 図 1 :変化する情朝の可 視 化

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図 2 :保 育園の観 察 図3 :保 育 士へ の ヒ ア リ ング

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図4 :学生作 品1 図 5 :学 生 作品 2

デ ザ イン掌 研 究 特 粟 号   SPECIAL )SSUE OF JSSD  Vol

9  No

3  200229

(4)

授 業 名 ;情 報 デザ イン基 礎演習Il

化 する

情報 /

ル に

える

多摩 美 術 大 学 情 報 デザイン学 科 指導 :吉 橋 昭 夫

永 井 由 美 子 受講者 :

2

20

名 授 業 期 間 :2000 年後期

14

週 目的 デ ザインとはあるものに 「形 を与える」という行 為である

ここでは

見た り触ったりすることが で きな い

どんどん変 化 してしまう「情 報」や「ル

ル 」に 形を与え てみる

授 業 概要 実 際 に変化することを体 験

その経 験のか ら

変 化 する情 報 を見つける

ここで は料理 を実際 に行い

そ こにある変 化 を観察。料 理 活 動に お け る変化 の ス ケッチをコンピュ

に動 的 なスケッチ として表 現

その後

同じ料 理活動の中にあるル

ル を探 し出し

そ れ を立 体で表 現

授業条件 課 題

A

:「変 化 する情 報に形 を与 える」7週 間 課題

B

:「ル

ル に形を与え る 」7週 間 学 外 展 示会 料 理を行う プロセス 課題

A

:「変 化 する情 報に形を与え る 」7週 間 (1)実 際に料理活 動を体 験(図1) (

2

)料理活 動の経 験の中から

変 化す る情 報を見つ ける

(3)料 理 活 動にお け る変 化の スケッチ をコ ンピュ

タ上 に動 的 なスケッチ として表現(図

2

課題B:「ル

ル に形を 与 え る 」7週間 (1)料理活 動の中にあった ル

ル を見つけ る

2

)そ れ らの ル

ル が どのように組 合わ さっていたかを考え る

(3)ル

ル をひ とつひ とつの パ

ツ に置き 換 え

料理活 動 がどん なル

ルでくみあ がって いたのか

組み合わ せ を考え る(図

3

)。 (

4

)作 品 といして組み合 わ せ を仕上げる(図4)

(5)最 終プレゼンテ

ション 公 開 展 示会に て

デ ザ イン作 品の展示 と発表を行う(図4

図5)

見 学 者 と意 見 交 換 す

30

   sPEcIA しdSSUE oF JssD vol

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3 2002 デ ザ イ ン学 研究特集号

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図2 :変 化のスケッチ 図3 :ル

ル を組 み 合 わせてみ る 図4 :生作品 1 図5 :学 生 作 品2

(5)

NII-Electronic Library Service 授 業 名 :基 礎 造 形 演 習

II

写真構

成 /

映像 構成

多摩 美 術 大 学 情 報 デザイン学 科 指 導 :永 井 由 美 子 受 講 者 :1年44名 授 業 期 間:

2000

年 後 期 14週 目的 写 真は平 面での表 現であ り

映 像は時 間を伴った表現である。ど筋 も実 空 間でのある時 間に 起こったこと を切 り取ってくる経験と考える ことができる

特に

映 像は 見ることは多ぐても表 現 媒体 として取り扱う経 験は少 ない

ここ

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まこれらを表 現 媒体として学ぷ :とを 目的として いる

授業概 要 時 間 軸の表 現の違い に着目して

写真構 成

映 像 構 成の表現 を 行 うこと で

両 者 の 比較 を行う

ここで は

写 真 を「連 続 す る時 間 を

る視 点で 切 り取ってきて

空間の中で表 現 する」

映像 を「連 続す る時 間を

ある視 点で時 間ごと切 り取ってきて時 間の中で表 現 する」 とそ れ ぞ れ考えた。そのために

課題 を

3

つに分け て行った

表 現の違いが 比較が で き るよ うに

3

つ の課 題 は 同

のタイトル で作 品 づくりを行うこととした

授 業 条 件 テ

マ 「動 くものは どのように見える か

動くもの か らは ど ん な ふ うに見えるか」 課題 1;「空 間で表 現 する 」

4

週 間 写 真 紙 焼 き使 用 課題2:「時間で表現する 」3週 間 前 期:ビデ オに て 写真の接写/ 後 期:DTPP (NHK 技研開 発)を使 用 課 題

3

:「連続 した 映 像 で 表現す る」5週 間 ビデ オ使 用 学 外 展 示会 図1 :牒 題1写 真 を レイアウ ト

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プロセ ス 課題 1:「空間 で表 現す る」4週 間

写 真を空 間の中で表 現 した作 品 をつくる

写 真 構 成A1レ ン

空 間で鑑 賞 する平 面 作 品 を構 成 するた め

写 真をテ

ブル の 上 に 並べ写 真どうしの比較 や全 体の レイア ウ トを検 討 しな が ら制作した (図1

図2)

課 題2:「時 間で表 現 する 」3週 間

写 真に時 間 を与え て時間の中で表 現した 作 品 をつくる

は課題1で使った ものを基本 的 に 使 う

ビデ

30

1 写 真で の表現と映 像で の表 現の違いを比 較 するため

課題

1

のタイトル と同 じとし

そ こで 撮った写 真 を使 う

絵コンテの制 作 をして全 体 構 成を考え る

写真を 順 番 に 並べ

そ れぞ れの 画像に表示時間 を与え て映 像 化した。 課 題

3

:「連 続 した 映 像で表 現 す る」

5

週 間

あ る視点間 ご ってきて時 問の中で表 現 した 作 品 をつくる

ビデオ作 品 30秒

1分 タイトル が よく表 現できると考えられる映 像をビデオ カメラで撮 影し編集

全 体構 成とコンテの 作成 を行う。撮 影してきた ビデオを見 ながら

再 度 全体 構 成を検 討し

編 集を行

N

ととした

図2 :課題 1作 品 図3 :課 題 2絵 )ン テ

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藪 辺

               

図4 :課題2プレゼンテ

ション 図5 :課 題3掌 生 作 品

デ ザ イン学研 究 特 漿 号 sPEclAL  IssuE oF JssD vol

9 No

3 2002   

31

(6)

授業名 :デ ザイ ン演 習

1

パ ー ソ

ス の

デザ

多摩 美 術大学美術学 部二 部 (上 野 毛 校 ) デ ザ イン学 科 プロダクトデザイ ンコ

ス 指 導 :植 村 朋 弘

岩 岡 敦 受 講 者 :

3

年 次 15名 授 業 期 間 :2001 前 期4月

5月 7週 間 (3時 間×14回) 目的 パ

ソナ ル

ネットワ

クディバイス に支援され たコミュニティ

の あ り方 を テ

マに

デ ザイ ン提 案を おこなった

そ こで 展 開 されるコミュニティ

独 自の社 会 的 な価 値を 生 成 し

プロダクトを通して 「物 語」として 成 立 していく

これ らをデザインすることを 目的に

アイデア を展 開 しデ ザイン提 案 をおこなった

授 業 概 要 授 業は

3〜4

人 をグル

プとして構 成し

制作を す す め させ た

この授 業 は

3

年 次に専 攻 を選 択し て最初の習 課 題 で あり

情 報 デザイン の基 礎として位置 付 けられ ている

その ため基 本 的 なデザイ ン の展開の アプロ

チ を学ばせ ることを重 視 しておこなった。 は じめにプロダクトが使 用され る状 況 (5WIH )や 出来 事を想 定 する こ とから始め た

モ ノ のデ ザイン というよりも

そ れ らを包 含したコトのデザインに焦点をあ て て展 開 させた

さら にユ

が使用 し生 活に浸透 していく中で

コトからコ ミュニティ

や物 語りへ どの よ う に発 展 していくこと が考え られ るか について検 討 しデザインをおこなった

課題の進め方 ネットワ

クディバイ スをデザイン提 案 す召こあ たって

特にディスプレイに こだわ ることな ぐ ハ

ドやソ フトが融 合した 自 由 な イン タ

フェイスのデザインをおこな うように心 掛けさせ た

  :「じ じば ば と ま ご亅

蠶靆韆簸

作 品1:「じじばばとまご」遠くに住む祖父 母 と孫との心をつなげる ツ

ル 遠くに住む孫と祖父母の 心 の 距離が離れないよ うに

温 度 や 光 りで さり気 なく気 配を感じ る ことができる卵型コ ミュ ニケ

ション ツ

ル の 提案で あ る

孫 がメッセ

ジをツ

ルの

つに録 音 し

祖 父 母 宛に送る

受け取った祖 父母は

そ のツ

ル を温 め祝 と で メッセ

ジ を聴くことができる

再 生 されると同時に孫の持つもう

つ のツ

ル が

祖 父 母が聴いた こ とを 光で知 らして くれ る

作 品2:「な わ ばりづ くり」小 学 生 が 自 分の回 りの色々なコトを友達に伝 え る 小学 生が

学 校やその周りの地 域で起こった り発 見 した り楽しんだりした 出 来 事 を友 達に 伝 え合う

そ の内容 は

学 校の教 室にある「電 子 黒 板の地 図」に集め られ

み ん なのなわば りと して埋 め 込 まれ

記 録 され ていく

作 品3:「CHOCO 」半 径500m 以 内 にあ な たの番 組 を放 送できる 自分 が 伝 えたい ことを個 人 放 送 局として

発 信して いくツ

ル の提案である

誰かの番 組 を受信すると 同時に

中 継 する ことで放 送 範 囲 を広 げていく。また受 信によって

発 信 者と コ ミュニケ

ションが 可 能 とな る

制 約 を 受 け ない自 由 な ネットワ

クメディア の実 現によっ て

人 と街や社会との新しい関 係をつくり出 すことができる

作 品2 「な わ ば り づ く り       r

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作 品3 :「CHOCO 」 、 i レ

广

   

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32     sPEclAL  IssuE oF JssD vo)

9 No

3 2002 デ ザ学 研 究 特 集 号

(7)

NII-Electronic Library Service 授 業 名 :デ ザイ ン演 習III

IV

ー パ

デ ザ イ

多摩美 術 大学美 術 学 部二部 (上 野 毛 校 ) デ ザイン学 科プロダク トデ ザイ ンコ

ス 指 導 :植 村 朋 弘

猪 俣 裕

一、

西 岡 文 彦 受 講 者 :

3

年次

39

名 授 業 期 間 :2001 後期9

12月 14週 間 (3時 間X14 回 ) 目的 紙のように

軽くて薄く軟 らかい 「電 子ペ

パ 」いう新 しいメディアに着目 し

どこまで「新し い紙」として存 在させることが で き るのか

その可 能 性 につ いて 探 ることを 目 的 に

電子ペ

パ のデ ザイン

モデル 開 発 を お こなった

デザイン開 発にあたって

特に「紙」メディアとの違い に つ いて捉 えることを手が かりにt でき るだけ自由 な発想で展 開するよう心 掛 けた

授 業 概 要 はじめ に使用 され るで あろ う出来 事や 状 況 を設 定す ることから

デザ イン展 開 をおこなった

また現 状の紙メディアとディスプレイとの違いを捉え るため に

そ れ らをもとに伝 達 すべきコ ンテンツに対して

どのよ うな表現 手 法 を 使っているか に 着 目 し

そ れ ぞ れの特 徴 や 問題 点の抽 出と分析を お こなった

特に実際 の紙で表 現されて いる背 景にあるしくみを捉 えた。 作 品1 :「ロ

ドショ

」 課 題の進 め方 デ ザイン の制 作は

グル

プ4

5 名で お こなった。 各グ ル

プ 内のメンバ

専 攻 分 野 の 違 う学 生 で 構 成 され てお り

そ れ ぞ れの得意とする作 業を役 割 分 担しなが らす す めるよ うにっとめ させ た。 作 品1:「ロ

ドショ

亅電 子ペ

に よ る映画雑 誌 映 画 雑 誌に掲 載される記 事 内 容 をインタラクティブにすることで

簡易 化 及び 詳細 化する ことをねらいとしてデ ザインを お こなった

ま た 電 子ペ

そ の もの をリサ イクル す るシス テム の提 案 もおこなった

作 品

2

:「知球儀」小 学 生 の た めの百 科 事 典 様々な 時 間 (時代)や場所で起こる世 界の出 来 事と

そ れに関係する事 柄を辿りな が ら

教 科 書にない様々な知 識を広 げ深 めていく

小学 校の教 室に

1

台設 置 され

子供 達は休み時 間 をつかって楽 しみ ながら学ん でいく

作品

3

:「

CHAT

 MAP 」地 域コミュニティ

活 性 化た めの携 帯 地 図 我々自身が住む街の コミュニティ

の活 性 化 を目的に

ネットワ

クを通じて住民 同士 が コミュニケ

ション できる携 帯 地図の提案をおこなった

手書きでメッセ

ジ を送った り

街 で自 分だ けの発 見 をストックし街への愛 着を促して くれ る

作 品

4

:「e

table

e

POSt

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pen

学校における コ ラボレ

ション活 動のた めの ッ

ル提 案 電 子ペ

電 子テ

ブル

電子ポストイット

電子ペ ンへ 広げてデザイン展 開 をおこ なった

中 学 校の文 化 祭のための新聞づくりを事例 に想

中 学生 にりきって演 技を しながら紙の上でディスカッションを おこなった

その模 様に つ い てビデオ撮 影をおこない

撮 影したビデオ を再 生 しなが ら

紙とペンによる思 考 プロセス の分 析 を手が カリにデザ イン開 発 をお こなった

作 品2 :「CHAT MAP く蓊濾

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作品4;「etable

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ヲ ザ イン学 研 究 特 簗 号 SPECIAL ISSUE OF JSSD Vol

9 No

3 200233

(8)

授 業 名 :デザ イ ン演習tv

産学共

同研

イル

情報機

着を

デザ

研究目的 「モ バ イ ル情 報 器に対

モバイル情 報 機 器へ の愛 着心とは どの ような もの であり

どのように 形 づ くられ るのか

そ して どのような観 点か らモバイル情 報 機 器 へ の愛着 心 をデザインする二とができるのか

について明らか にすることを目的に お 二なった

多摩 美 術 大 学 美 術学部二部 (上野毛 校 ) デザイ ン学 科 プロダクトデ ザインコ

ス 指 導 :植 村朋弘 受講 者:

3

年 次

12

名 授 業 期 間 :2000 期 10

12月 7週間 (

3

時 間×14回 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授 業概 要とプロセス 愛着の もて るモバイル 情 報 機 器の ハ

ドとソ フトについ て

デザイン開 発によ る提 案をお こ なった

モバイ情報 機器 をパ

ソナルな情 報 を扱 う道 具として捉え

愛 着の感じ方につ い て浮 き 彫 りにすることをね らいとしてす すめた

研 究は

株 式 会 社 日立製作 所デザイン研究所 プロダクトデ ザイン部との産 学 共同 研究に よっておこなわ れ た

マが観 念 的な 問題であることか ら

日 立 製 作 所のデ ザイナ

に できるだ け授 業に参 加いただき

デザ イン開 発 段 階でディスカッションや アイデア表 現を 繰 り返 しす す め る中で

そ れ らの背 景にあ る愛 着の概 念につ い て捉え る ことを 重視した

また愛着という問題を捉えるた め に「他 者」の

2

つの側 面 からのアプロ

チを試み

以 下の7段 階 を設 定 して課 題 を展 開した。 [

1

]自己 の 経験を掘り下 げる 学生自身が愛 着を感じている 具体 的 なモ ノを事 例に

自 己の愛 着についての経 験 を掘 り 下 げた

Step l:自分 がモ ノに対し て

どこに愛 着を感じて い る の

hS

こつ い て

文章化 しディスカッショ      ン をお こなった

step 2:愛 着ある モノの視 点 に 立って

出会いか ら現 在ま で切 経緯について文 章化し

     ワ

ドや詩にまと め た

s【ep 

3

:Steplと

2

のまとめとして

自分 自身の経 験した愛 着に ついて

コンピュ

タ上 に 可      視 化を おこなった

Step4 :自 分 自 身が 愛 着 をもて る「手 帳のデザ イン 」をおこない

愛 着につ いて具現 化した

2

]特 定の他者へ の「

1

としてデ ザインを 実 際に存在 して いる特 定の個 人「あ な た )を 設

の人自身の愛 着心について 調 査をおこない

その人 が愛 着をもてる「バイル情報機器のデ ザイン 」を おこなった

Step 

5

:社 会 学 的 な 視 点か ら

メディア論に つ い て講 議を おこなった

講議 は専門講 師を      招き

日立 製 作 所 デザイナ

と学 生がいっしょになり

クショップ形 式 を盛り込      んでおこなわ れ た。 srep 6:モ バイル情 報 機 器に つ い て

グ ル

プから特定の個 人「あ な た」へ の 「贈り物」とし     てデ ザインする

インタビュ

調 査 を中心にすす める

1グル

3

人で構 成され

    

4

つのグル

プで 展 開

Step 7:特 定の「あなた」を設 定す 祝 とで

モバイル情報機 器 で扱う機 能や情 報につ いて

    より具 体 的にデザ インを検 討す ることが で きた

さらに そ れ をもとに愛着心について     深く掘り下げた

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34     sPEclAL  IssuE oF JssD vet

9  No

3 20D2  デ ザ イ ン学研究特$号

(9)

NII-Electronic Library Service 授 業 名:デ ザイ ン演 習

tl

リケ

デザ

知的情 報

空 間

デザ イ

多摩 美 術 大学美術学 部二部 (上 野 毛 校 ) デ ザイ ン学 科プロダ クトデザイ ンコ

ス 指 導 :植 村 朋 弘 受講者 :

3

年 次6名 授業期 間 :

2001

前 期5月

7月

7

週 間 (

3

時 間× 14回 ) 目的 情 報ネットワ

ク空間におい て多種多様 な 情報を

他 者が目的に応じてい

hS

こ「知 識」とし て 関係づけ

編 集し利用しているのか につ いて着目する

それらに つ い て画 面上 に 可視 化 を お こない

情 報だ けに留ま らず

そ れ らの使い方や知 識ま で をも共 有 化し捉え

との で きる「知 的 情 報 空間亅のデザ イン提 案をお こなった

またそ れらのデ ザイン方 法につい て探 ることを試み た

授 業 擬 要 基本 的 な考 え方 として

学 生 自 身の知 識 活 動の「

1

可視 化 すことを手が か りにす すめ た

ここでは (1)知 識を 生 成 す る実 体 験(学生自身の大 学 生 活 )と (2)自 分達の興味 あ る事 柄と

そこで の 知識 活 動の2つ の経験につ いて可 視 化 をお こなった

可視 化の方 法は

1の 上 に 図

記 号 など自由 な発想で表現し

さらに 同 じ内容につい て 「レ ゴ

ブロ ック亅を取り上 げ 可 視 化 をおこなった

特に紙とレゴ

ブロ ックについ て

そ れぞれ 表現の制 約の違いに着 目した

これ らを 踏 まえ て「コン ピュ

タの画面 上」に可 視 化 をおこ ない

それらを手が か りに アプリケ

ション に展 開した

作 品:「Net 丁ripper 」 インタ

ネットブラウザの「お気に入りフ ォル ダ」を 取 り上げ

そ れぞれのユ

が ど うにVUebag問ヘ ア クセスし必 要 な情 報 源 として

ムペ

ジを編 集 しているの か につ いて 着 目した

お 気に入りフ ォルダ」を他 者へ 公 開す ることで

のホ

ムペ

ジ情 報の利 用や 編 集の仕 方として捉え

そ れを「知 的 情 報 空 間として考えた

お気に入りフ ォルダを

つ の「に 見

の所 有 者 自身が その街の市 長にな るという設定にした

市 長は

自 分 の情 報 源であ る収 集 した ホ

ムペ

ジ を

2

つ の 「軸 上にマ ッピング」す 乱 とで

他 者が利用 できる よう可 視 化している

マッピングは

市 長の視 点に基づいて評 価され た もので あ る

他 者にとって

自分との視 点の相 違か ら

新 しい物 事へ の興 味 や 発見のきっかけにな る 可 能性 が あると考え られ る

またその街に訪れ た他 者 を可 視 化す ることで気 配を感じる ことができ

その 人との コ ミュニ ケ

ションを可能に し

従来のインタ

ネットのあ る閉 塞 感 をなくすことを考えた

さらに収 集されたマ ッピング情 報を捉え る時

市 長であり編 集 者で あ る所 有 者 がどのような知識背 景をもった 人 であるのかが重 要にな る

そのとき市 長と直 接 メイルでコミュ ニケ

は か れ るよ うに した

作 品 :「Net Tripperl

ヂ ザ イン学 研 究 特 集 号 SPECIAL  ISSUOF JSSD  Vol

9 No

3 200235 N工 工

Eleotronio  Library  

(10)

授業 名:運動 構成

動構

身体表現

を使

きを造形

       

多摩 美 術 大 学 美 術 学 部二 部 (上 野 毛 校 )デザイン 学 科プロダ クトデ ザ イン コ

ス        指 導 :植 村 朋 弘

三枝誠生        受講者 :1年 次41        授 業期間 :2001 年 後 期9月

10 月 7週 間 (

3

時間× 14回 )

。,形。変化 、、。。 , 。 。 ンピ。

。。画面上。動。。造 臟 。

nv

S .

表現を

     

 

       

通して

動 きるしくみ を捉 えなが ら動 きとは何 かついて考え る

表現の

    .

  

に ある意 味に つ い て考 察 し

各 自のオ リジ ナル な観点か ら動きの本 質につ いて捉 えていく

  

  

   

・・

授 業 概要 動 き を捉 えるた めに 「コンピュ

タ 」と我々自 身の 「身 体」という表

ル に着 目する。この 2つ の道 具を使って

以下の[1]

[4]のテ

マに従い

表 現 と観 察 をくり返しす すめられる

[1]日常の我々自 身の動 きで ある「着 目

に ス ッチをおこなう

スケッチ は身 振りの動きを5段 階に分 けておこなう

[2]「日常の コミュニケ

ション 」にお け る や りとりの中の動きを捉 える

「こんにちわ

ありが と う

さような ら」の

3

つを取り上げる。これ らをつかって状 況 や 物 語りを設定 し

そ れ に従って コ ンピュ

タの画 面上に

抽 象 的形態で表現 をお こな う

表 現 され た 対

コンピュ

タ をっかった言 語として捉える

〈グル

プ制作) [

3

]「生物の 動 きを取 り上 げ

身 体 表 現コ ン

上 にをおな う

プ制 作) [4][

3

]の表 現 された 動 きを もと に

人 工の中で起って い る状 態 変 化」に見 立て てコン ピュ

の画 面 上 に抽 象 的 形 態 を使って表現する

(グル

プ制作 ) 以下に[

3

]につ いて解 説す る

課 題 内容 :テ

マ [

3

] 身体は動 きを表 現す るの に誰 もが共 通にもちうる道 具であり

自 由に表 現できる メディアと 考 え られ る

特に身体 表 現による 「内観」に着目し

目で は捉え られないイメ

ジを内 側か ら観察し探ることをね らいとした

動 きを捉え るた め に 生物の動きに着 目した

金 魚モ チ

フと

金 魚泳 ぐ姿 捉え

さらにグル

プで金 魚にな りきって「身体 表 現」をおこなった

身 体 表 現の経 験をも とに

金 魚の動 きをコンピュ

タの 画 面 上 に

抽象 的形態をつかって表 現 をおこなった

プロセス :テ

マ [3] 1)水族園に赴き

学 芸 員 より様々な種 類の魚の 生 態

動 き

骨 格など につい て解 説して もらい

ビデオ撮 影とスケッチ で観 察す る

2

)「金 魚モ チ

フとしてり上

は じ金 魚動 きを目観 察 し

身 体で な りきって表 現す る

身 体 表 現 は4

5人のグル

プで お こな う

3

)身 体 表 現の経 験 を もとに

コンピュ

タの画 面 上 に 抽 象 的 形 態 をつかって可視 化する

4)身体 表 現 や 画 面 上へ の表現 をとおして

動きとは何か につ いてリフレクションし

各 自の 考え につ いてディスカッション をお こな う

        f

__

36     sPEcIAL  IssuE OF JSSD   vol

9  No

3 2002 デ ザ イン学 研 究 特 粟 号

図 1 : 料 理 活 動 ぐ ・ 鳶》酒〆 腎丶 灘 。 i 沿 榔 嬉 嵯 熱 ・鷺 ・ 鷺 即” … ∠ 透 9 ♂ = 匚’ …”厂∵:頭’鴬・’°. 靉 努 / ’/广謙7冤雛 図 2 : 変 化の ス ケ ッ チ 図 3 : ル ー ル を組 み 合 わせ て み る 図 4 : 学 生 作 品 1 図 5 : 学 生 作 品 2 一
図 1back   to   the   moon の 公 開 web サ イ ト

参照

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ても情報活用の実践力を育てていくことが求められているのである︒

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