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調査研究資料 3 特別の教科道徳 ( 種目道徳 )( 発行者学校図書 ) 学年に応じて 13 の重要内容を設け 複数の教材で繰り返し学習できるようにしている また 夏休み 冬休みを挟む 3 つの期間に分け 四つの視点がバランスよく学習できるように配置している さらに いじめの問題について その問題点

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調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・全学年で、各教材の冒頭に各教科との関連が示してあり、道徳の学習が教育活動全体のどの 教科においてできるかが明確になっている。 ・どの学年にも、1年「星野富弘さんの歩み」や3年「忘れてはいけないこと」などメイン教 材に関連した資料ページ「Plus」が位置付いており、各教科に関連させて考えることができ る。 ・3年「背番号15が歩んだ道ー黒田博樹」など、総合的な学習の時間や進路指導に生かすこ とができる人物の生き方を扱った教材が掲載されている。(1年:8人、2年:5人、3年:9 人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』として、1年2時間、2年1時間、3 年1時間、3学年合計で4時間配当されている。その内、1年では「ぼくのふるさと【恵那郡 串原町】」として岐阜県に関する教材が位置付けられている。 ・2年ではC(18)『国際理解・国際貢献』として、岐阜県出身の【杉原千畝】に関する教材 「六千人の命のビザ」が位置付けられている。また、巻末に『郷土のことを考える』として、 「千本松原」を紹介している。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 東京書籍)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて12の重点内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしている。また、全学年 で問題対策ユニット「いじめのない世界へ」「いのちを考える」があり、それぞれ3つの教材を配列して いる。さらに、発達の段階に配慮し、考える範囲が広がるようにしている。 ・「考え、議論する道徳」を実践する言語活動の例示として、巻頭に「道徳の時間はこんな時間に」とい うコーナーが位置付いている。また、話合い活動を進めるにあたって、話合いの仕方を示した「話し合い の手引き」というコーナーが位置付いている。 ・各教材に、考えたいことや話し合いたいポイントを明らかにした発問の具体例が記載されている。 ・自我関与する学習として、全学年の読み物資料後に、2〜3の発問が位置付いている。その内訳として は、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と「価値理解を深める発問」が1〜3つ、「人間理解を深 める発問」が1またはなしの割合で位置付いている。また、「自分の考えを問う発問」が半分近くの割合 で位置付けられている。さらに、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もある。 ・問題解決的な学習を促すために、全学年で「Action!」というページが位置付いている。例えば3年で は、「人間には様々な『好き』『きらい』があり、利害が衝突する。互いの違いをどのように認め合えば よいか」というテーマで、「異なる意見が出た時の、最も適切な決め方」を話し合う活動が位置付いてい る。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、全学年で「Action!」というページが位置付いている。 例えば2年では、「タバコを吸っている生徒を見かけた時、どう行動するか」などを考え、役割演技を し、意見を交流する活動が位置付いている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が11教材、「情報モラルに関わる教材」が5教材あ る。 ・多面的・多角的に考える、役割演技を行い思考と動きをつなげる、問題を浮き彫りにし議論 につなげるなどの工夫が随所に見られる。 ・「いじめに関する教材」では、「自ら発する悪口や行動」や「加害者・被害者・傍観者の立 場」、「差別や偏見」を全学年で取り上げ、学年に応じて幅広い視点を示すことで発展させて いる。 ・「情報モラルに関わる教材」では、悪口・中傷する投稿やSNSの送信に関わるものが全学 年に組み込まれている。3年では、さらに「安全面」、「文字で伝える情報の曖昧さ」など現 実的に起こる事柄を取り上げている。 ・防災に関する教材も7つあり、現代的課題について豊富に取り上げている。 ・「家庭との連携」を図る教材が各学年1つはある。また、2年「読書で広がる道徳」のペー ジは、家庭での話合いに応用できる。「地域社会との関わり」について社会参画につながる教 材が、各学年2つある。また各教材の「考えてみよう!」では、地域社会の一員として考える 発問が多い。  印刷・造本 ・AB版。開けるとA3幅になる。 ・平均質量403.3g(388g・402g・420g)、厚さ75~80mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は白色光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり、UDフォントを使用。 ・文字ピッチに余裕があり、見やすい。 ・挿絵等は写真も多く、ほぼ各ページに1つある。 ・補助教材5教材を含めて35時間分の構成。学びの振り返りと心情円を作る切り離しアイテ ムが付属している。 ・教材の表題にA~D視点のアイコンと内容項目の記載がある。 ・付属ROM+デジタル教科書がある。

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調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・2年「私の存在」に関連する「学級や学校など、集団の一員としての自覚をもって」など、 教材の最後に「心の扉」が位置付いており、他教科の学習で生かすことができる活動が示され ている。 ・2年「希望のビザー杉原千畝」や3年「ドラックは二つの顔をもつー水谷修」など総合的な 学習の時間や進路指導に生かすことができる人物の生き方を扱った教材が掲載されている。 (1年:7人、2年:7人、3年:12人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年2時間、2年2時間、3年2 時間、3学年合計で6時間配当されている。その内、1年では「飛騨の匠の作った家【飛騨地 方】」として岐阜県に関する教材が位置付けられている。 ・2年では、C(18)『国際理解・国際貢献』として岐阜県出身の【杉原千畝】に関する教材 「希望のビザ」が位置付けられている。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 学校図書)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて13の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしている。ま た、夏休み、冬休みを挟む3つの期間に分け、四つの視点がバランスよく学習できるように配 置している。さらに、いじめの問題について、その問題点を直接注目して考える直接教材と、 いじめに転じかねない日常の在り方について注目する間接教材の二種類がある。 ・自分の考えを整理するための手立てとして、各教材に「心の扉」というコーナーが位置付い ている。 ・自分の考えを書く欄として、教材に「学びの記録」というコーナーが位置付いている。 ・話し合いを進めるにあたっての生徒への手立てとして、各教材に「意見交換」というコー ナーが位置付いている。 ・自我関与する学習として、全学年の読み物資料後に、3〜4の発問が位置付いている。その 内訳としては、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と「価値理解を深める発問」が1〜 3つ、「人間理解を深める発問」が1またはなしの割合で位置付いている。全体の割合とし て、「登場人物の判断や心情を類推する発問」が2分の1から3分の1を占めている。さら に、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もある。 ・問題解決的な学習を促すために、全学年で読み物資料後の発問の中に工夫がある。例えば1 年では、「キャッチボールをしてはいけない場所と知りながら、やってしまった主人公」に対 して、「他にどのような方法や、判断の仕方があったか」を話し合う活動などが位置付いてい る。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、読み物資料後の発問の中に工夫がある。例 えば3年では、「おつりをごまかして自分のお金にしてしまおうとする主人公」を、「自責の 念の声」と「甘い考えからの声」の役割に別れて演じるという活動が位置付いている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が9教材、「情報モラルに関わる教材」が5教材ある。 ・グラフや資料を示し、問題を設定し、問題解決的な学習として行ったり、議論したりする工 夫がある。 ・「いじめに関する教材」では、「傍観者や加害者になってしまう」、「差別偏見を行ってし まっている」など、人の心の弱さから生じるものを中心に取り上げている。 ・「情報モラルに関わる教材」では、画面の向こうにいる相手が身近な人でも知らない人でも 相手への気遣い・マナーを重要視する教材になっている。 ・防災に関する教材も3つあり、現代的な課題についてバランスよく取り上げている。 ・「家庭との連携」を図る教材が、各学年に1~3つあり、それぞれに付録ページがある。 「学びの記録」「さぁ、楽しい夏休み」を活用すると、学びの足跡や生徒指導的観点を伝える ことができる。巻末に、4つの視点別に道徳科で目指すこと、学習内容を示している。「地域 社会との関わり」では、社会参画に関する教材が各学年2つある。付録ページにも社会との関 わりを示している。  印刷・造本 ・AB版。開けるとA3幅になる。 ・平均質量523.3g(520g・530g・520g)、厚さ90~95mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は白色光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり、UDフォントを使用。 ・文字は少し大きめ。文字ピッチに余裕があり、見やすい。 ・挿絵等は写真も多く、ほぼ各ページに1つある。 ・教材の表題にA~D視点のアイコンと、内容項目の記載が2つある。 ・付属ROM+デジタル教科書がある。

(3)

調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・3年「音楽は対話の始まり」などの補助教材が掲載されていることにより、他教科との関連 を図りながら指導できる構成になっている。 ・1年「”庶民の笑いを絶やさない”ー桂米朝」や2年「清掃はやさしさー新津春子」など総 合的な学習の時間や進路指導に生かすことができる人物の生き方を扱った教材が掲載されてい る。(1年:8人、2年:10人、3年:10人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年4時間、2年2時間、3年2 時間、3学年合計で8時間配当されている。 ・2年ではC(10)『遵法精神、公徳心』として「怒りの救出活動【神岡警察北飛山岳救助 隊】」が岐阜県に関する教材が位置付けられている。また、C(18)『国際理解・国際貢献』と して岐阜県出身の【杉原千畝】に関する教材「六千人の命のビザ」も位置付けられている。 ・巻末に『都道府県にゆかりのある人物と、その言葉』として、1年「織田信長」、2年「高 橋尚子」、3年「池井戸潤」を紹介している。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 教育出版)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて9~11の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしてい る。また、全学年で「友情、信頼」「郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度」「生命の 尊さ」について、2~3つの教材を配列している。さらに、1年で「自分自身」を手厚くし、 学年が上がるごとに「人とのかかわり」「集団や社会とのかかわり」を増やしている。また特 別活動などの実施学年を考慮した教材配列になっている。 ・言語活動の例示として、巻頭に「道徳って、どんなふうに学習したらいいの?」というコー ナーが位置付いている。 ・考えたいことのポイントを示した「学びの道しるべ」というコーナーが位置付いている。 ・役割演技等を通して、学びを深めるための「やってみよう」のコーナーが位置付いている。 ・自我関与する学習としては、全学年の読み物資料後に、3つの発問が位置付いている。その 内訳としては、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と、「価値理解を深める発問」が1 〜3つ、「自分の考えを問う発問」が1つまたはなし、「人間理解を深める発問」が1または なしの割合で位置付けいている。さらに、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もあ る。 ・問題解決的な学習を促すために、今日的な問題を教材として取り上げている。例えば3年で は、「歩きスマホをどうすべきか」というテーマで、「歩きスマホが原因で救急に運ばれた 数」や「歩きスマホは迷惑だと思うか」という意識調査、「道路交通法」などの客観的なデー タをもとに、「歩きスマホを規制する法律は必要かどうか」を話し合う活動などが位置付いて いる。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、全学年に直前の教材に関連してつくられた 「やってみよう」というコーナーが位置付いている。例えば2年では、「大きな荷物をもって いる人や、高齢者の方にどのように声がけをするか」というテーマで、役割演技を行うという 活動が位置付いている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が11教材、「情報モラルに関わる教材」が5教材あ る。 ・価値理解や自己理解につながるように、一連の流れが組み立てられた教材がある。 ・「いじめに関する教材」では、全学年で「暴言や嘘、中傷など相手を傷つけるいじめ」を取 り上げている。学年が上がるにつれて、現実的な「差別や偏見」を取り上げ、考える教材へと 発展している。 ・「情報モラルに関わる教材」では、約束を決めることから始まり、相手を尊重していくマ ナー、安全面に関わる知識を取り上げ、身近に感じることができそうな教材がある。 ・防災に関する教材も7つあり、現代的な課題について豊富に取り上げている。 ・「家庭との連携」を図るために、巻末に1年間の自分の成長を、家庭で確かめ合うことがで きるページがある。家族とのつながりに関する発問が載っている教材が4つある。「地域社会 との関わり」では社会参画や郷土を愛する態度ついて考える教材が7話ある。  印刷・造本 ・B5版。 ・平均質量349.0g(367g・340g・340g)、厚さ70~75mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は白色光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり。 ・文字ピッチに余裕があり、見やすい。 ・挿絵等は見開きページに1つ程度。教材の説明に使用していると多くなる。 ・補充教材5教材を含め35時間分の構成。 ・教材の表題にA~D視点の配色と価値に迫る初発問の記載がある。 ・付属ROM+Webサイトから利用できる教材がある。

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調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・1年「日本のお米」や2年「宇宙の始まりに思いを寄せて」、3年「サクラダファミリアー 受け継がれていく思い」など他教科とつながる教材が位置付いており、他教科で学習する内容 との関連性がある。 ・全学年に渡り、巻末に主題名、教材名、他教科、領域との関わりが一連となって掲載されて いる。 ・3年「メダルの向こう側に」など総合的な学習の時間や進路指導に生かすことができる人物 の生き方を扱った教材が掲載されている。(1年:6人、2年:4人、3年:7人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年1時間、2年1時間、3年1 時間、3学年合計で3時間配当されている。 ・2年では巻末に『日本各地の世界遺産』として、「白川郷・五筒山の合唱作りの集落」を紹 介している。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 光村図書出版)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて11~12の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしてい る。また、全学年で「生命の尊さ」について、3つの教材を配列している。さらに年間を4つ のまとまり(シーズン)に分け、複数のユニットを組んだ教材配列になっており、人間関係づ くり、学級づくりに生かせる教材が、学年の前半にある。 ・「考え、議論する道徳」を実践する言語活動の例示として、巻頭に「対話で広がる道徳の時 間」というコーナーが位置付いている。 ・自分の考えを書く欄として、「私の気づき」というコーナーが位置付いている。 ・話し合い活動を進めるにあたっての生徒への手立てとして、各教材に「考える観点」「見方 を変えて」「つなげよう」というコーナーが位置付いている。 ・自我関与する学習として、全学年の読み物資料後に、3〜5の発問が位置付いている。その 内訳として、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と、「価値理解を深める発問」が1〜 3つ、「人間理解を深める発問」が1またはなしの割合で位置付いている。全体の割合とし て、「登場人物の判断や心情を類推する発問」が2分の1から3分の1を占めている。さら に、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もある。 ・問題解決的な学習を促すために、全学年で「COLUMN」のページが位置付いている。例えば2 年では、「いじめといじり」の違いとはなにか、「言っている側と言われている側との違い」 などを話し合う活動などが位置付いている。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、全学年で「COLUMN」のページが位置付いて いる。例えば1年では、「体育祭の早朝練習で遅刻してきた人にどんな対応をするか」を想定 し、ロールプレイングを行う活動が位置付いている。その上で、より適切な言動を考えたりす るという活動が位置付いている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が13教材、「情報モラルに関わる教材」が4教材あ る。 ・随所にあるコラムを事前指導、事後指導に活用し、道徳的実践につながる態度が期待でき る。また、役割演技や問題解決的な学習、多角的な立場からの議論など幅広い学習を行うこと ができる。 ・「いじめに関する教材」では、集団の中で生まれる嫉妬や孤立を避ける心から無視・暴言な どにつながる弱さを取り上げている。また、性、障害、外国など現代に見られる差別・偏見を 取り上げ、自分事として捉えることができる教材がある。 ・「情報モラルに関わる教材」では、「扱う言葉は、画面の向こうにいる相手への配慮がある かを問うもの」、「自らの生活を見つめ直すもの」など、現代ならではの教材がある。 ・防災に関する教材も5話あり、現代的な課題について豊富に取り上げている。 ・「家庭との連携」を図る教材が各学年1話ある。「地域社会との関わり」では、社会参画に 関する教材が10ある。  印刷・造本 ・B5版。 ・平均質量426.3g(422g・420g・437g)、厚さ90mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は薄黄色光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり、光村明朝体を使用(明朝体よりわずかに太い)。 ・文字ピッチに余裕があり、見やすい。 ・挿絵、写真等は各ページに1つ程度あり。 ・補助教材2教材を含めると36時間分の教材がある。 ・教材配列が年間の時期を意識したものとなっている。 ・教材の表題にはA~D視点の色アイコンと価値項目の記載がある。 ・付属ROM+WebサイトからのDL教材がある。

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調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・生徒の学習状況や体験、各教科との関連等に応じ、本冊とノートに分けて構成している。 ・ノートでは各教科の学習で活用される言語活動が位置付いている。(例:1年「サッカーの 漫画が描きたい」の「友達の意見や話し合いをメモしよう」では書く力と聴く力と関連してい る など) ・全学年に渡り、巻末の内容項目教材一覧に各教科との関連が教材ごとに示されている。 ・3年「銀メダルから得たものー吉田沙保里」など総合的な学習の時間や進路指導に生かすこ とができる人物の生き方を扱った教材が掲載されている。(1年:9人、2年:8人、3年:7 人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年2時間、2年1時間、3年1 時間、3学年合計で4時間配当されている。その内、2年では「受け継がれる文化【郡上踊 り】」として岐阜県に関する参考資料が位置付けられている。 ・3年ではC(18)『国際理解・国際貢献』として、岐阜県出身の【杉原千畝】に関する教材 「トランジットビザ」が位置付けられている。  印刷・造本 ・B5版。 ・平均質量別冊込432.0g(432g・432g・432g)、別冊無345.0g(345g・345g・345g)、厚 さ85mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。表紙と本誌が一線貼り付け式。製本は堅牢。本誌は白色 光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり、UDフォントを使用。 ・文字ピッチに余裕があり、見やすい。参考ページは本文より文字が小さい。 ・挿絵、写真等は各ページに1つ程度ある。 ・教材の表題にA~D視点の色アイコンと価値項目、登場人物の記載がある。 ・別冊ノートがあり、本時の振り返りの内容を記載するためのもの。教材によっては問題解決 や体験的学習の項目もある。 ・付属ROM+デジタル教科書がある。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 日本文教出版)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて11の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしている。ま た、全学年で「友情、信頼」「生命の尊さ」は、2~3つの教材を配列している。さらに教材 やコラムのユニットを複数配置し、集中的・継続的に学習できるようにしている。 ・「考え、議論する道徳」を実践する言語活動の例示として、巻頭に「道徳科での学び方」と いうコーナーが位置付いている。 ・議論を促す展開などの例示として、「学習の進め方」というコーナーが位置付いている。 ・話し合い活動を進めるにあたっての生徒への手立てとして、各教材に「考えてみよう」「自 分に+1」というコーナーが位置付いている。 ・自分の考えを書く活動が設定できる、別冊「道徳ノート」がある。 ・自我関与する学習として、全学年の読み物教材において、2つの発問が位置付いている。そ の内訳としては、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と、「自分に+1」として、「自 分の考えを問う発問」が1〜2の割合で、「価値理解を深める発問」が1またはなしの割合で 位置付いている。 ・問題解決的な学習を促すために、「学習の進め方」というページが位置付いている。例えば 1年では、「ゴミ箱があることで起こる問題」「ゴミ箱がないことで起こる問題」を考えた 後、「ゴミ問題を解決するための方法」を考える活動などが位置付いている。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、全学年で、「学習の進め方」というページ が位置付いている。例えば2年では、「グループになって、自分以外の人のよさを示す言葉と その理由を『言葉のプレゼント』として交換しあう活動」を位置付け、自分のよさを知ること ができるようにしている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が10教材、「情報モラルに関わる教材」が7教材あ る。 ・「役割演技を行い、思考と動きをつなげること」、「登場人物たちの問題点を考えさせ、議 論につなげること」などの工夫が見られる。多面的に考えるための教材の工夫もある。 ・「いじめに関する教材」では、「無視や暴言」、「個性を受け入れない」「差別や偏見」 「嘘や暴言」と、似た内容を繰り返し指導ができるようになっている。 ・「情報モラルに関わる教材」では、悪口・中傷する投稿やSNSの送信など相手を傷つける 教材、扱う上でのマナーを考える教材が1つずつ、全学年で組み込まれている。 ・防災に関する教材も7つあり、現代的な課題について豊富に取り上げている。 ・「家庭との連携」を図るために、ノート巻末に学期末ごとに記入できる学習の振り返りと 「保護者記入欄」がある。家族に関する発問のある教材が各学年1話ずつある。「地域社会と の関わり」では、社会参画に関する教材が、各学年2つずつある。

(6)

調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・巻末に各教材と他教科等との関連が一覧となって記載されており、ほとんどの教材が他の教 科や教育活動との関連を図りながら学習が進められるようになっている。(例:1年「夏の思 い出」(社会科、美術)、2年「そこにいるだけでいい」(特別活動)、3年「笛」(音楽) など) ・1年「釣りざおの思い出」や2年「未来から来たおじいさん」などの特設ページ「深めよ う」は、議論的、体験的な活動ができる教材となっている。 ・2年「鳥のように空を飛びたいー高梨沙羅」などの総合的な学習の時間や進路指導に生かす ことができる人物の生き方を扱った教材が掲載されている。(1年:8人、2年:10人、3年: 12人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年1時間、2年1時間、3年1 時間、3学年合計で3時間配当されている。その内、1年では「全国で実施されている自然保 護の取り組み【白山国立公園】」として岐阜県に関する参考資料が位置付けられている。 ・3年では(C17)『我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度』として「白川郷に魅せら れて」と、C(18)『国際理解・国際貢献』として、岐阜県出身の【杉原千畝】に関する教材 「杉原千畝の選択」が位置付けられている。 基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて10~12の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしてい る。また、全学年で「生命の尊さ」について、3つの教材を配列している。さらに、全学年で 6つのテーマごとに整理し、複数教材の異なる視点や内容項目を関連させて学習できるように している。加えて、全学年で「地球と地域の未来のために」「スポーツの世界で共に輝く」に ついてユニットを組み、複数の教材を配列している。 ・考えたいことや話し合いたいポイントを示した「クローズアップ」というコーナーが位置付 いている。 ・考え、議論する道徳」を実践する言語活動の例示として、「深めよう」というコーナーが位 置付いている。 ・自我関与する学習として、全学年の読み物教材において、1つの発問が位置付いている。そ の内訳としては、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と「自分の考えを問う発問」が約 半数ずつの割合である。さらに、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もある。 ・問題解決的な学習を促すために全学年で、「深めよう」というページを位置付けている。例 えば1年では、「SNSでのいじめについて考える」というテーマのもとに、「SNSでの会 話の問題点」などを考える活動が位置付いている。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、全学年で「深めよう」というページが位置 付いている。例えば1年では、「家に帰らねばならないと思う心」と「釣りを続けたいと思う 心」の2つの役割を担当し、お互いがお互いを説得するというような、役割演技などを通して 具体的に考えられるようになっている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が6教材、「情報モラルに関わる教材」が6教材ある。 ・考えの視点やコラムを取り入れ、考えさせたり、議論したりできるような教材がある。 ・「いじめに関する教材」では、男女間や外国人、障がいなど差別・偏見に関わる教材を3年 間で扱っている。「噂に惑わされる」、「人を見下す」などの弱さを取り上げ、自分事として 考えやすい。 ・「情報モラルに関わる教材」では、「安全面」「相手がいるからこそのマナー」を全学年で 取り上げている。SNSの光と陰を示し、現代の子どもたちだからこそ考えてほしい話題が提 供されている。 ・防災に関する教材は1つある。現代的課題について幅広く取り上げている。 ・「家庭との連携」を図る教材が各学年1つある。その他、コラムが1年、3年に1ページず つある。「地域社会との関わり」では、社会参画に関する教材が5つある。  印刷・造本 ・A4版。開けるとA3幅になる。 ・平均質量423.7g(418g・425g・428g)、厚さ70~75mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は白色光沢紙。 ・ユニバーサルデザイン表記あり、UDフォントを使用。 ・文字は細め。文字ピッチは狭め。本文であっても手紙や意見文は文字サイズが小さい。 ・挿絵等は写真も多く、ほぼ各ページに1つあり。写真を使っての用語や背景説明がある。 ・教材の表題のみの記載。 ・付属ROM+デジタル教科書がある。

調査研究資料③ 特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 学研教育みらい)

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調査項目 文章での記載  上記の他、学習指 導要領に示された内 容や内容の取扱いに 関わること ・各教材の最後に「考え、話し合ってみよう。そして、深めよう」という考え・議論する教材 が位置づいており、他教科の学習での学びを生かすことができる。(例:2年「パートリー ダー」の真人の気持ちを考える など) ・3年「苦悩の決断ー杉原千畝」など総合的な学習の時間や進路指導に生かすことができる人 物の生き方を扱った教材が掲載されている。(1年:6人、2年:6人、3年:6人)  岐阜市に生まれ育 つ子供に適した教科 用図書 *岐阜市に関する教材はなし ・C(16)『伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度』が、1年1時間、2年1時間、3年1 時間、3学年合計で3時間配当されている。 ・岐阜県に関する教材の掲載はない。

調査研究資料③  特別の教科 道徳 (種目 道徳)(発行者 日本教科書)

基礎的な知識及び 技能を習得させると ともに、これらを活 用して課題を解決す るために必要な思考 力、判断力、表現力 を育成し、学びに向 かう力、人間性等を 涵養すること ・学年に応じて11~12の重要内容を設け、複数の教材で繰り返し学習できるようにしてい る。また、内容項目順に教材を配置している。さらに、発達の段階に応じて直面する悩みや葛 藤について考える教材がある。 ・「考え、議論する道徳」を実践する言語活動の例示として、巻頭に「道徳科って何を学ぶ の?」というコーナーが位置付いている。 ・話し合い活動を進めるにあたっての生徒への手立てとして、「考え、話し合ってみよう、そ して深めよう」というコーナーが位置付いている。 ・内容に応じて自分の考えを書く欄が位置付いている。 ・自我関与する学習としては、全学年の読み物教材において、2〜3の発問が位置付いてい る。その内訳としては、「登場人物の判断や心情を類推する発問」と「自分の考えを問う発 問」が約半数ずつである。さらに、「他者理解を深める発問」を位置付けた教材もある。 ・問題解決的な学習を促すために、全学年で、日常で起こりうる問題を提示し、その解決方法 を考える発問を位置付けている。例えば1年では、「視覚と聴覚が不自由な方と電車で一緒に なったが、同じ駅に降りるわけではない主人公は、『降りたい駅で降りることができるか』を 心配している。この場合どうするとよいか」という発問で、問題解決的な活動を位置付けてい る。 ・道徳的行為に関する体験的な学習を促すために、役割演技が可能なページを位置付けてい る。例えば3年では、「『初めて人に会う時』などの場面で、『最も礼儀正しい振る舞い』と 『最も無礼な振る舞い』は何か」ということを考える活動が位置付いている。  主体的に学習に取 り組む態度を養うこ と ・全学年で、「いじめに関する教材」が5教材、「情報モラルに関わる教材」が4教材ある。 ・価値の自覚を深めていくために、繰り返し指導を行うことができる教材である。 ・「いじめに関する教材」では、「集団の中で自分勝手になる」「相手を見下し暴力的にな る」弱さを取り上げている。 ・「情報モラルに関わる教材」では、悪口・中傷する投稿やSNSの送信など相手を傷つける 教材、情報機器を扱う上でのマナーを考える教材がある。 ・「家庭との連携」を図る教材が5つある。付録ページが2ページ分ある。「地域社会との関 わり」では、社会参画に関する教材が7つある。  印刷・造本 ・B5版。 ・平均質量346.0g(345g・345g・348g)、厚さ75mm。 ・表紙は耐久性があり、折れにくい。製本は堅牢。本誌は白色光沢紙。 ・文字は小さめ。文字ピッチに余裕があり、見やすい。意見文やコラム欄(資料館のコー ナー)などはさらに文字が小さい。 ・挿絵等は見開きページに1つ程度。 ・注釈がないと空白がある。メモ欄としての活用ができる。 ・教材配列がA~Dの視点順になっている。教材の表題のみの記載。 ・付属ROMがある。

参照

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