技 術 報 告
マイ クロ波無線起爆 システムの研究開発 一 受電部の検討 ‑
橋本賢二◆.田崎陽治暮 ,黒川孝一'
現在我 々は,山岳 トンネルの発破作業の 自助化を 円的 とし.結線 を要 しない† イ タP波無縁 塩頒 システムを開発中であ る。本 システムは尭振乱 照射乱 受電部 (ワイヤ レス笛管) よ り 構成 され 工業用 2. 4 5 GH 之のマイ クP波を媒体 と し,そのエ ネルギーに よ りr Jイヤ レス了 [ 糟 を壇爆す るものである。 ここでは システムの中で虫 も亜費な ワイヤ レス雷管について検討 した。
その結果. ガラス工. i Iキ シ甚坂上に形成 した 6dB の相対利得を有す る 3 ‑ #1・ 八木7 ・ /ナナ と 8 9 0 の特性 イ ンピー ダンスを有す るス トー )ッブライ ン及び+ I ,‑ }抵抗器を発熱体 と Lf =点 火 部を格納 した館野に よ り的成 され る' )イヤ レス砺管 を開発 した。
又.愛馬馬 力測定及び超確釈放 に よ り本 ワイヤ レス甫管が 2 0 W 以 上の供給馬 力で 1 ms 以内 に斉発で きる能 力を有 してい ることを確認 した。
I . 掩 甘
地近の土木.埋設薬界では,施工現噺 こおけ る作薬 の合理化を回 るため.新技術の開発推進 が盛んに浪岡 され ている。先破作業の分野において も.特に山岳 ト ンネルにおけ る発破作薬を自動化すべ く.含水爆薬の 自動装填段の開発が進め られてお り. さらには結線を 葬 しない無線転確方法の確立 とワイヤ レス留骨 の開先 が包 まれ ているH.
無線包壌方法については.その媒体 として音波.光 波.電史波等を利用す ることが考え らJt.雌音波通関 起爆法.屈む 誘申 追稲垣噸法等が本四架機工qT の際に 開先.使用 された例があ る2' . しか しなが・ ら.現状の 山岳 トンネルにおいて実用化 されてい る無線起爆鵜匠 はない。
耽 々は無緑見破の一手段 として.ヤイ クP波を媒介 とした無線起爆 システムを考秦 し.研究開 発を進めて いる。 マイ クt '波に よる起爆に関 して は. 1 7イ クT 3波 の直接照射 に よる火薬類の誘電作用を利用 して爆轟 さ せ るとい った.マイ クt ,波加熱に よる火鵡項の竜頓が 知 られ てい るII . 本研究は.マイ クt '波の送受信即 ち
1 9 9 2 年 8 月 5 日受理
'日本油胎( 料愛知中英所 武史工場
〒4 7 0 ‑ 2 3 愛知県知 多耶武史町字北 小松谷 61 ‑I でEL 0 5 6 9 ‑ 7 2 1) 91 6
F A X0 5 6 9 ‑ 7 3 ‑ 7 3 7 6
無線 {・ 瀦管 を転機す る方法及び装既に関す るものであ る。本報では システムの中で広 もgt 重な ワイヤ レス 輔 管の検討結果について報告す る。
2 . システム穫窄
本 システムの駒 を Fi g. 1 に示す。 本 システム は 大 別 して発振部.照射部.受電部 よ り栴攻 され.̲ r ̲ 兼用 2. 45GHz の マイ クf '波 を使用す る。 発 振軌 土 坤‑メ ルスのマ イ クロ波を出力 し,照射 ア ンテナに よ り塩噸 対敦の岩畳面のんに均一に照射す る。 ' )イ十 レ ス1 1 1 . 7 肝 は照射 された‑ 7イ クP波を受信 して起爆す る ものであ る。
本 システムの完成 イ メージにおけ る職能は.従来の トンネルポー l )ン〆マシー ンや ロー ドへ ・ /ダの由の部 分に相当す る。先振替を 搭 載 した掘削 p; ポッ トが 切羽 に近 づ き, 自動的に照射 7 ンテナを戟盤面か ら約
1 mに設旺 し.‑ /イ ク。波を照射す ることに 上 り監態に七 I /トした r 7イヤ レス射管 と小丘の頓茶を起爆 して, ト断 面.小規模の制御発破を行ない. これ を迎椀的に進め てい くものである。
ワイヤ レス雷管の基本的な舵道 と して . 肺肝内に電
源を格納 した方式は一般の甜管 と同様に保安 J 二 B f ・ ま し くない。 従 って.本 システムでは シグナルでな くェ ネ ルギーの送受電を行 う方式を採用 した。又. ワイ1・レ ス歯管内で もェネルギーの伝送 を物事良 く行 い 点 火部
K 6 g Y aKa y 8 k L J . Vol .54.No.2.1993 ‑ 87
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f t e c e p t i o np a r t F i gl1 S c h e ma t i co faw ir e l e s si n i t i a t i o ns y s t e mb y
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へ供給す る必要が
ある。 エネルギ‑を点火部へ効率良 くf J t 給す るには.
受電 したマイ クP波を亜紀 し直舵エ ネルギーとして供
給す る方法やその直流エネルギーを 一旦充喝 した後に
供給す る方法等が考えられ るい. し か しなが ら. ワイ
ヤ レス雷管は消耗品であるため怜単 な構造 であること
や経済性が良い ことが望まれ ろ。従 って本 システムに
おけるワイヤ レス雷管は.受電 ア ン テナ.伝送線路.
雷管 より構成 され.受電 したマイ ク ロ波エネルギーを伝送線路に よ り直綾雷管内の点火部
に供給 してを爆す るもの とした。 S h o r t e ni J 1 8r at , 01 . 2 2 5 1 1 /( 1 / 4 ) = 0 . 9 ) 2 /( 1 / 4 ) = 1.0 5 1 ふ / (1 /i)=0.84 0
d2 /( 1 / 4 ) = 1 . 0 0 d3 /( 1 /4)=0. 60 bl , b2 = ba =l / 5 0
1: v a y el e n gt h 上記の構造におい
て.マイクF '波を確実に受電 し, 効率良 く点火部に
導いて,発火 させ るに必要な熱エネ ルギーに変換す るに
は,受電 アンテナー伝送線路一点火 部系 の イ ンピー
ダ ンスを整 合す る こ とが要 求 さJt るS J . これが本
研究におけ る ワイヤ レス館管の叔魂 葬深層であ り, こ
の要求を済足 させ ることを前擬 とし て各桁成要素それぞれの検討を行 っ
3 . ワイアレス守 た.
3 トl . 1 /ネル内等の閉 . 受電アンテナ 管の搾発
空間でマイ クロ波を照射 した場 合.
G l a s s e p o x y b o z L r d (lnt athi ckness)
言 ‑N 亨 皇
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2.4 Fr e qu en cy( 2.5 GH L) 2.6 F i g.3 Re l a E i o nb e t we e nf r e q ue n c ya nd g 由nf ora3‑e l e me
ntYa g i ‑Ud aa nt e n na・
周囲の宕
盤面及び舵di における多舐反卑に よ り碇在波 を生 じ
る。 このため花良界襲 取 1 切所に強 く依存 され ること
にな り.岩魚軌 二段旺す る受電 7ンテナの位匠 に よっ
ては毎喋す るために必項なェネルギーを受屯で きない も
のを生 じる恐れがある。従って受電 アンテナ に要求 さ
れ るのは.叫に利和が・ 高 く依道が容易で経済 性が良い こと以外
に,上記の潅在波の影響を受けに く い ものであることも1 r
( 賓 となる。' j t在波の影響を除去 す るには,照射
7. /テナか ら受7 t iア ンテナに直進す る
‑ !イ ク。
渡のみを愛馬す るものであれば良い。即 ち.
横方向及
び挨万 別相が・ 小 さい挺好 ましい。以上の観点 か ら.
受電 アンテナとして八木ア ンテナを採用 した。
八木アンテ
ナは一般的に利和が高 く,先鍵な前方指向 性を有す る上,
両 島 的為で安価{・ ある等の特鼓を もつ。
今回開発
した受電 アンテナの一例を Fi g. 2 に示す。
導波器
,放射器.反射野の 3 薬子か ら成る八木アンテ ナで. ワ
イヤー式^木 ア ンテナの文献6)を もとに 厚 さ lnのガラ
スエポキシ我坂上で基本設計を行ない.
各栄子の寸法,間嗣及び短
梅串を故調整 して忠通化 し た。 その利得の周波故特性を F
i g. 3 に示す 。2. 3 5 GHz か ら 2. 5 5 G Hヱの帝
域で約 6 dB の相対利得が得られた。
この相対利得は基郷の ダ
イ. *' ‑ル7 I /テナに対する八 木7 ' /テナの利和であ り. 6 dB の相対利得 値 は同 じ電 界中に匠かれた我坤の 1イポールアンテナの約 4 倍の
電力を受電する他力に相当す るものである。 定在 波に よる影野を確認するため,八木7ンテナな
はは完全に近い反射波が存在す る定在波中に置いた場 合の 前方 利和を測定 し,r l t ' 在
波が無い切 t iと比 較 した。
その括 梨 , 2 . 3 5 G
Hz か ら 2 . 5 5 G Hzの帯域で ±l dB 以 内の別科変動で
あ った。 これを電 力換算で示す と.定 在波の無い切合の受花
花 力を ]とす ) 日加. 7 9 か ら 1 . 2 6 の変動鞄州 となる。' JI 際には これ 王ど大きな定在波 存在 し紺ないため.. j i : 在波の影響はほ とん ど は
受けない といえる。 3 伝送線路に恥 . 2 伝送揺蕗
托されるのは.インビー ダ・ /スの鞍合 性が良い ことL l l外に.特
性が安定 していることである。
実際使1 7 ) する場合
の適 当な外力 ( 引 ‑ ' 懲 り,曲げ.t t L . り等)に対
してイ ンピーダンスが変化す るものでは実 用に耐えf j : い。従 っ
て.受電7 ンテナと同一基板上に ス ト. )I ,‑ /ラ
インを形成 し給電線及び伝送線路 とした。
その構造を F
i g. 1 に示す。反射器は.基板前面に ス ト I )ッブラインを形状するため箕面に設圧 した。
なお, 本報で は Fi g. 4 の愛唱 アンテナと伝送線路を便宜
上 レ シ‑. ス トl こ‑と称す ることにす る。 )ヅプライ
l /の寸法変動に よる特性 インビー g ' I
/スの汁弟結果を Fi
g. Sに示す。愛唱 アンテナの人力 抵抗 は Fi g. 2 に示 した も
ので 21 . 5 0 であるカ1 ス トり ッー /ライ ' /との明現
L i T 舵なインt = ' ‑ダンス集合をとる ため.放
射 執 まFi g. 4 に示す ように完全折返 し形 とし た。 放射器を この形
状にす ると入力抵 抗は4 倍 とな る61 . なお. . Fi g. Jに示すス ト' )〜 ,ブライ
ンは 幅 lm
・問 舶0. 3 mの もので.特性 イ ンピー ダンス は8 9 t Zで
ある。 4 . 3
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d)) F:i9.5Chracteristici mpedancesofthestripli neaccordingtothechang
eofsize. 爾管の点火部(点火玉)以外の部分は 6 号瞬管を 使 用するものとして ,ここでは点火部について検討した。 本システムにおける点火部に要求されるのは . 伝送
線 路とイ・/ビー〆./スを実用可能な範朗 {・
整合するこ
とである。
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