研 究 輪 文
線爆発電気雷管による精密制御発破に関す る研究
緒方雄二', 松本 黄*. 勝山邦久書, 橋爪 冶'"
郎市中心 で'・R 施 され る発破解体では. 爆葵の爆政で発生す る振動 ・ 騒音 ・ 飛石等が周辺環境 へ与える影啓を十分に考W .した制御発破法が必要 であ る。 輪雷制御発破法の一つ と して. 傾聴 の起爆 を柄軌 こ制御す ることで発生す る応 力波の干渉等に よ り振動騒音等を軽減す る方法があ る。
本研究 では
.lJi'管の起爆 を
I FJSの構度 で制御す るために柄密起爆 芦 と使用す る線爆 発花 曳 雷管 を試 作 した。 前述健 カ } ラ ・ t='デオに よる線爆 発電気笛管の壌轟現 象の観測か ら.
l p sの柄碇 で
I IJ
Sか らID
sまで宙管の起爆を設定 した時間差が制御 され ていることを確姥 した。 ま た, イ ノージコンパ‑ タ方式頓高速度 カ J ラに よる伝横線の線爆 発現 象の観測か ら. 伝偵縁ゎ 橿爆 制御
は0.1ILSの柄度 で起壌制御 され ていることを確認 した。
7 ク.) ル栃に よる斉発発破実験か ら応力波の干渉に よ りスムースー / ラステ ィ'/ デの効果75'・‑^・
きい ことが・判明 した。
I . はじめに
近年都市部での押開発に伴い高既臣折成長期に建 て られ た唖造物の解体処分75'・耽費にな っている。 従来の 解体東織を使用す る解体工法では. 解体虚位の連続使 用に伴 う振動 ・ 騒音等の公港間確の先生. 解体工期の 長期化. 解体虫晩に伴 う都政の先生等の間壇が指摘 さ れ ている。 これに対 して発破解体は. 工期の短縮化.
解体東城に よる公審問鵬の解決等の利点が多い。 しか し. 都市部で爆熊額を使用す るため. 周辺環境 の影響 を十分に考慮 した制御尭破法が必嬰である。 L) また.
取 り扱いを問過 わなけ九は爆範頼 自体は非常に安全で あ り安価 である。 このため噸範燐の有効利用が検討 さ れてお り, 発破に よる解体'ik'験が領地 されている2日I。
本研究では.
7Ii管の起爆 を柄掛 こ制御す る輪密制御 発破法の基礎的研兜 と して. 線爆 発屯気雷管の超煤 を
I ILS の柄度 で起爆制 御 で きる輪帯起爆港 と柄寄留 管 を試作 した。 実験 では
,柄密留管の超横柄度 を高速度 カ J ラ ・ ビデオに よる概脚結果か ら検討 したので報告 す る。 また, 所帯笛管の包横に使用 され る伝鴫線の線
1992年 6
月
2日受理
'賛涼再現技術縫 合研究所安全工学 W .
〒
305つ く はi f i 小野川16‑ 3
T E L 0298‑58‑8564'' 日本化薬株式会社化学品事業本部
〒100
東京市千代El)区丸の内 1 T
rI 2番
9号
T E L o3 3212‑4365爆発現 尊をイ J ‑ ジコン.:一夕方式噂砧速度 カ ノラで 観潤 したので報告す る。
2.
清密起爆器 と精密雷管
試作 した構密起爆 答は. 日本化葵鞠世路工場 で単作 した もので, 制御部 ・ 出力部 ・ 馬蹄部か らなる。 出 力 部には独立 した
5チ 十・/ ネルの出力回路があ り. 制御 部か らの程爆 信号でサイ 1) スタが作曲 し. 充罷 した電 流 を放 出す る。 制御部 { .はそれ ぞれ のLg 路 を
]fI
Sか
ら
10S ま {・
l IISの輪鹿 で任掛 こな爆開始信号の 入力時
か らの起爆遜れ時問を設定で きる。 柄密起爆 給を
Fig.1に示す。 制御部の起爆開始信号の 入力方法
は.押 し スイ ッチに よる起爆方法 とパル ス入力に よる起爆‑jJ一 法 があ り. パルス人力に J: I)起爆方法か ら高速舷 カ J ラ に よる撮影が容 易にな った。 試作 した柄帝起爆器の仕 様を以下に示す。
(1)起 爆 回 路 故 :
5チ ャンネル
(2)制 御 時 間 :
1〝S
‑ lo 島(3)
制 御 構 庇 :
1〝S(4)
充 電 電 圧 :
2.500V 以上
(5)コンデ ンサ一客丑 :
4 〝F /チ ャンネル
(6)出 力苛;出 力 免 荷 :
1 ±0.50(7)
出 力 電 統 : lK A 以上
(8)
負 荷 ケ ー プ ル :
R G 5A /U 10 rTI(9)
起 爆 方 法 :
(a)押 しスィ ./ チ
(
t'
)パルス入力 (高速度 カ J ラ)
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(a )M ai n body (b )ControlunitarLd m a
in body Fig . 1 P hotograph of preciese
blasting m achine
(U n lt mrTI)
Fig 2 P recise detonator for bu sting m achi
n
柄密起爆笹で起爆 させ る柄密雷管は, 線爆発電
気雷 管で絹'管内軌 こある電輪線を高電 力で溶斬 L 爆
発 させ ることで起爆萌を起噸 させ る雷管である。 構密雷管は,
日本
化範型の線爆発電気雷管で. 鋼管体に起爆零 と添 銭萌をそれぞれベ ンス .) プ ト
O.4g, 0.3g合計
0.7g
を
℡体全体に充塀 してある
。 構雷雷管は装填 された装薬 丘か ら
8号価菅に相当する。 構密館管の
板喝回を
Fig.2
に示す。
33.1, 来襲方法 精密胃管の起爆制御 美浜
柄帝館管の起爆柄度を検討する顎験では, 精密起 爆 器の
2チ 十'/ ネルを用い
. 2個の構密雷管を設
定の時 間並で起爆 させて, その起爆状況を高速度 カJE ラ
と高
速度 ビデオで観測 した。 高速度 カノラによる観測では 柄貯留管 の起爆制御が 】F LSの
4 ll, Cutt ing
(9
R
B CM Rcry H c r‑cs ln p 1ate
P
re c ls8
b l as t i
nm ac h in
eg(un it n m ) Fig,3 Figure ofperfectsim u)taneous blastitlg teston acry
Lic plate
に
3つの発破孔
(直 径
7.O l皿, A BC 孔
) を穿 イ L L .
A B C
面上を破断予定面 と した
。 A B孔の
問鵬を
5O rLd . BC孔の間隔を
10UEZEDとL .
3個の構
im Ii管引 FllB判こ起 爆するスムースプラステ ィング明晩
(以下
SBと略す) を実施 し
, 7 ク1
)ル板の破壊状況を観測
した
。 Fig.3に墳鼓の扱喝 を示す
4.
央敦絵果 。
4.1
精密
雷管の境線制御乗鞍 起爆遅れ時間を
10F.Sに設定 し
た実験 では高速俊 カ J ラで精密笛管の起
爆状況を観測 した。
‑J ラッシュ使用状態での統御結果
から
A了 打管の花境 線付近か ら管体の野蛮が始 ま り. 4
l IS で試聴政敵 こ 管体の野蛮が伝播す る。 時間の経
過に伴い雷管の破片 と装薬の爆鼓面が大きく野蛮す る
。 柄密箭管の管体島 部か ら発生するノイマンジ壬1 ト
を柄 帝笛 肝の超壌後 6 J LSに観測 した。 また
. A;T;管の起
爆後
10psにB常 管の起爆が始 ま り A 雷管 と同様に
B 笛管の花横線付近 の管体か ら野栄が始 ま り爆発
するのを確認 した。
フラッシュ未使用状態での観測結
架か らh i鴫線付近 で発光が始ま り, 時間の経過に伴
い溺管全体が発光す る。 また, 奄横線付近の発光がL殻
も強 くな り. これは 高尾力で爆発す る伝埼線の影響の
ため と思われる。 常 体底部から発生するノイマ ンジェ
ッ トを鮮明に観測 し た
。 A宙管の起爆後
10FLSに
B常
管の起爆が始 まる
A‑Ji管 と同様の爆発現象が馬橋線付近の起爆が始 ま
るの を確認 した。
A雷管の起爆 後
32ILS
.こ2個の
柄密笛管の爆轟曲の 術実する部分で発光現象を観測 した。
これはAJf管の常 体の破片が高速度で衝突す るために起 きた
もの と思わ れ る。 これ らの高速度 カJ ラの観脚絵柴
から柄'G 岱骨が設 起 した時間差で正確に起爆 してお り.
lf
LSの柄皮 で
制御 されていることを確認 した。 7 ラ‑, シ1 使用状態 での観測紙柴を
Fig.4
に示す。
起爆避九時間を
5 m sに設定 した実験
ではIfl1迎唯 ビ
・7・'ォにより起爆状況を観測 した。 柄齢
f;'管の 爆 発と/
イー ′ンジェッ トの発生を高速度 ビ
デオの
1ソレームに 観測 した。 精解雷管の起爆現象が数
十/Lで終 / す るこ とか ら
1フレームですべての現象
が観測できた もの と 思われ る。 設定 した時間差で‑Ji管
の債鬼現象が観測 さ れていることか ら
, 5m sの起爆
時間差の設定 で も正 確に超壌 していることを確認 した
。 Fig.5
に荊速度 t='
・デォに よ
る観測結果を示す。
4.2
句樵
棟の授爆発叔測結果 イ メージコソ′三一夕方式壇高速度
カ J ラに .t る規潤 括柴か ら, 投影速度
106FPS に よ
る枕潤では起爆糾始 か ら爆 発野毅 まで l 約
日ILS
)で
終了す る。 撫彬速度
5 ×106FP
S では電横線が発光 し
爆発臣紫す る梯子を 故駒 { ・観測で きた。 撮影速度
107FP
S では馬橋線の滋 面でわずかな発光が始 ま り (
3駒
臼), 全体が威 力に 発光 し爆発膨張する様子を鮮明に
観測できた。 投影迎
耽107FP
S での観測結集を
Fig・6
に示す。
これ らの観測結果か ら伝機線の
線壌尭現恥 土. 曲馬 してか ら精密起爆器の公称の栴度 であ
る
LfLS以内で 爆 発が起 きる ことを確認 した。 ま
た. 船彫速度
LO TFP
S での観G lJ実鼓では.
4回の実
鼓 ですべて同 じ
3駒 R か ら伝橋線の発光現象が開始す
ることを確認 した。
この ことか ら伝偵線 自体の起爆制御
は.
公称の
l /LSよ り高度に制御 されてお り
0.1fL
の輔佐 で制御 されて い
ることが判明 した。
4.3
アクリ
ル坂による観弼括集 ア クリル掛 こよる
SBの実験結果を
Fig.7
に示す。 ア クリル板による実験結果か ら8 孔
か ら放射状に発生す る亀裂が非常に短 く. ほほ'切断予
定面上に亀裂が進展 す ることを確認 した。 これは隣接す る我薬孔か ら
I‑20
の応
t
‑ Om s
I ‑ 吉m s
Fig. 5 PhotogTaph of high ・speed videoFig.6 T he photograph oE wi re e
xplosion obseryed by h
igh ‑speed cam era
舟渡の干渉に よ り
切断予定面以外の部分では亀刻が少 な くな り.
SB の効果が 大 き
いため と思われ る。 また.
Lgl 巾 Ⅰで示 した私財 土
. A B 孔か ら同時に応 力波75'・放 射 され て形成 され
た地割 であ るが. 輝 き方向の反射 を 練 り近 し形成 さ1
1た もの と惣わJt る。 このため. 輝 き 方向の良 さが十分にあ る実際の発破 では
発生 しない も の と思
われ る。 領鼓 では呼 さ方向の放射の影野は出来 るだけない よ う
に した。
5.
ま と め
I. TIi竹 の起爆現柴
の観測か ら試作 した約倍起爆執 土.
lq J速度 カ ノ
ラに よる放測結果か ら
] fLSの柄度 で 起爆制御 されているのを確認 した。 また, 高速度 ビデオに よる観測か ら m s の起爆時間 農の設定 で
もiE 稀に起爆す るのを確認 した。
2.
イ ノージ
フンJ;‑ タ方式適応述健 カ ノラに よる電 橋線が発光
し爆 発防鋸する紋様発現 駿の観測に成
功 した。 また. 船 影速度
107FPSでの
4回の観測
Fig. 7 P hotograph oE sm ooth blasting irLthe acrylic resin plate usm g precise
blas血g m achine
結果 か ら伝境線 自体の起爆 制 御は
.0.1〝Sの精度で制御 されていることが判明 した。
3.
7 クリ
ル板に よる完 全斉発に よる
SB 実敦か ら, 放射状 の 亀裂 が短 くほは切断予定 面に亀
裂 が進 展
す る ことか ら応 力渡の干渉 に よ り
SB の効果が 大
きい ことがt判明 した。
B J 辞 柄密起爆 器の試
作に際 しては 日本化薬㈱姫路工場 の 中村 '13氏 をは
じめ とす る関係各位 と高速度 カJ ラ及び イ ノージコンパ‑ タ方式超高速度 カ J
ラの撮影に際 し て多大な御協力
を受けたナ ック柵 の安藤. 住友両氏に 感謝の意 を表 しま
す。 参考文献 l) 山 口梅太肌 工業火薬
37 N o.6 日1976).
2)
富田幸 助 . 加藤僚‑ . 工業 火薬
4 BS tud y o n the p re cise co ntro lled b lasting b y w ire ex p lo sio n electric d eto n ato r by Y ujiO G A T A +.Sakae M A T SU M O T O '.K unihisa K A T S U Y A M A '
K iyoshiH A SH IZU M E '+
C omtrolled blasting is required for dem olishing the old building in the urban area.T he precise blasting m achine w hich can controlthe in itiation tim e of wi re explosion detonator from l〝s to lo告w ithin l〝s precision w as m ade for the dem olition ・T he precision ofprecise blasting m achine w as confirm ed by the observation of high ・speed ca'm era and high ・speed video.T he sm ooth blasting w as
ca
rried outby precise blasting m achine on the acrylic resin plate.C onclusions are bri efly sum m arized as follow s;1) T he precise blasting m achine can contol the initiation of wi re explosion detonator w ithin lFLPrecision from lF,S t
O
10s as the result of high ・speed cam era.2)T he explosion oE leg wi re w as controlled wi th in 0.lfLS precision by th e observation of im age converter type high ・speed ciLm era・
3 )
T he effectofsm ooth blasting using precise blasting m achine w as confin ed by pe励 sim ultaneous blasting on the acryLic plate.('F racture M echanics and E xplosives h b .S afety E ngineering D ep .N ational h ‑ stitute for R esouces and E nyirorLm ent.A IST .M IT l,I6‑ 3 0 TIOgam .T sukuba Science C ity,Jb
a
raki,305H N IP P O N K A Y A K U C o .L td ,2‑ 1 M aru nouchi,1‑ C hom e,C hiyoda ‑ku , T ok
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