「子どもが好き」「子どもと一緒に学び、成長し ていきたい」という気持ちから、私は、教師とい う仕事を目指すようになった。臨任経験を通して 強く感じたことは、子どもたちにとって、一回一 回の授業がとても大切なものであるということで ある。子どもたちにとって、同じ日、同じ時間と いうものは二度とないのである。だからこそ、「授 業で失敗は許されない」という緊張感を常にもっ て、授業を行うことの大切さを痛感してきた。
4月、私はその臨任経験を通して感じてきたこ とを胸に、新たな気持ちで子どもたちと出会った。
期待と緊張感が入り混じる中で、出会った子ども たちの笑顔は、キラキラ輝いているように感じた。
この子たちの1年間が有意義なものとなるよう、
そして、1年後、「成長したな」と共に感じるこ とができるようにしていきたいと心から思った。
そのために、「全力で子どもたちと向き合ってい こう」と決心した。
「教師は授業で勝負する」「子どもは教師を映す 鏡である」という言葉がある。どんな反応がある のか、つまずくところはどこかなど、子どもたち のことを考えて教材研究に取り組んだとき、子ど もたちは、生き生きと楽しそうに授業に参加して いた。私が一生懸命にやった分だけ、子どもたち は、一生懸命返してくれるのだ。教材研究に終わ りというものはない。だからこそ、教材研究は大 変なものだ。しかし、教材研究を行い、授業をし たときの子どもたちの様子を見ると、その大変さ が「頑張ってよかったな」という気持ちに変わる。
私には、不得手なこともいっぱいあるが、それか ら逃げず、教師としても専門性を高めるために研 修に励み、子どもたちへ還元していきたいと強く 思う。
子どもたちから、私は多くのパワーをもらって いる。「先生、ありがとう。」「先生、大好きだよ。」
という言葉は、私を元気にさせ、やる気にさせる 魔法の言葉である。休み時間のかかわりの中で、
子どもたちの新たな一面に気付き、嬉しくなるこ とが多々ある。子どもたちとの距離が近く、一緒 にいることができる教師だからこその特権である と感じ、「教師になってよかった」と思える瞬間 である。
この1年間を振り返ってみると、私は多くの人 に見守られ、支えられてきた。お忙しい中、公開 授業を見に来られ、御指導をくださった先生方、
授業や子どもたちとの接し方での悩みを聞いてく ださった先生方より御指導いただいたことは、全 て新鮮で驚くものばかりだった。そんな格好よく、
頼りになる先生方と出会い、共に仕事ができるこ とはとても幸せなことだと思う。私も、いつか先 輩と呼ばれる立場になったときには、後輩の悩み を聞き、背中を押してあげられる存在となりたい。
子どもたちの可能性を見いだし、支援すること が教師としての役目であり、よさでもある。これ からも「常に学び続ける教師」「子どもに寄り添 う教師」であり続け、子どもたちと共に、私自身 も成長していきたい。そして、初心を忘れること なく、日々を過ごしていきたい。