(1)改正建築基準法の解説
Mar. 2016
建築認証事業本部 広島事務所
(1)施行済の改正建築基準法令等
(2)平成27年6月1日施行の概要
(3)平成27年6月1日施行以後の概要
(4)その他の建築基準関連改正
(5)附則
(2)(3)(1)施行済の改正建築基準法令等
①平成26年7月1日施行
1.エレベーター昇降路の容積率緩和
(法52条6項、令135条の16、令137
条の8)
2.小学校の階段の蹴上げ
(令23条4項、H26年告示709号)
3.防火上主要な間仕切壁
(令112条2項、令114条2項)
4.圧縮水素スタンドの整備の促進
(令130条の9)
②平成26年8月1日施行
特定用途誘導地区の用途制限・容積率緩和
(法52条1項6号、法60条の
3)
③平成26年8月22日
1.防火上主要な間仕切壁
(H26年告示860号)
2.耐火構造の構造方法
(H12年告示1399号(改正H26年告示861号))
平成26年6月4日公布から現在まで施行されたもの
(4)(1)施行済の改正建築基準法令等
①-1.エレベーター昇降路の容積率緩和
(
法52条6項、令135条の16、令137条の8)
・施行令でエレベーターと規定しているため、対象の昇降機はエレベーター
に限られる
・工場や物流施設・倉庫に設置される生産・搬送設備や、機械式駐車場など
の設備である昇降機は基準法上のエレベーターに該当しないため、容積率
不算入の対象外
・エレベーターの昇降路は容積率算定の延べ面積には算入しないが、建築
面積・延べ面積には算入する
・建築物の用途は限定していない
エレベーター
エレベーターの
昇降路
容積率不算入とする部分
(5)(1)施行済の改正建築基準法令等
①-2.小学校の階段の蹴上げ
(令23条4項、H26年告示709号)
・近年、少子化の進行による学校統廃合により、使用されなくなった中学校
の校舎を小中一貫の小・中学校の校舎として活用する事例などが増えてき
たことなどに対応するもの
小学校の児童用の階段
H26年国交省告示709号
種別 幅 蹴上げ 踏面
小学校 140cm以上 16cm以下 26cm以上
中学校 140cm以上 18cm以下 26cm以上
両側に手
摺を設ける
粗面仕上げなど
滑りにくい材料
26cm以上
18cm以下
表は現行の施行令の基準であって、告示を適
用することにより蹴上げが16cm以下とするも
のが、18cm以下とすることができる
(6)(1)施行済の改正建築基準法令等
①-3.③-1.防火上主要な間仕切壁
(令112条2項、令114条2項、H26告示860号)
・自動スプリンクラーなどが設置された部分で、床面積が200㎡以下の階、ま
たは床面積200㎡以内ごとに準耐火構造の壁などで区画したものは、防火
上主要な間仕切壁の適用を受けない
・居室の床面積が100㎡以下の階、または居室の床面積100㎡以内ごとに準
耐火構造の壁などで区画したもので、住宅用防災警報器など平成26年国交
省告示860号に適合すれば、防火上主要な間仕切壁の適用を受けない
→詳しくは、技術的助言(H26年8月22日国住指1784号)を参照。
廊下
防災警報
16m以下
壁・天井の仕上
げを難燃材料
自動式スプリンクラー
自動式スプリンクラー
準耐火構造の壁
延べ面積200㎡
以内毎に区画
延べ面積200
㎡以下の階
8m以下
施行令 告示
(7)(1)施行済の改正建築基準法令等
①-4.圧縮水素スタンドの整備の促進
(令130条の9)
・建築基準法では、圧縮水素スタンドに貯蔵される圧縮ガス(圧縮水素)につ
いて、用途地域ごとに貯蔵量を規制していることから、市街地に設置される
水素スタンドにおける水素保有量の増加をするもの
第1・2種低層住
居専用地域
第1種中高層住居
専用地域
第2種中高層住居
専用地域
第1・2種住居地域
準住居地域
近隣商業地
域
商業地域
準工業地域
工業地域
工業専用地域
圧縮ガス
(圧縮水
素)の貯蔵
原則× ○
350㎥以下
○
700㎥以下
○
3500㎥以下 ○
圧縮ガス又は液化ガスを燃料電池又は内燃機関の燃料として用いる自動車
にこれらのガスを充填するための設備の基準を定める件
H26年国交省告示1203号 平成26年12月26日施行
高圧ガス保安法5条1項の規定に基づき、一般高圧ガス保安規則7条2項各号
又は同規則7条の3 2項各号に適合するものとして、都道府県知事の許可を
受けたものであれば、建築基準法の貯蔵量の上限規制を撤廃することとした。
(8)(1)施行済の改正建築基準法令等
②特定用途誘導地区の用途制限・容積率緩和
(法52条1項6号、法60条の3)
・都市機能誘導区域内で、都市計画に、特定用途誘導地区を定めることによ
り、誘導施設を有する建築物について容積率・用途制限を緩和
・例えば、老朽化した医療施設等の建替え、増築や新築の際に本制度を活
用することができる
立地適正化計画で定める区域
・都市機能誘導区域
・居住誘導区域
都市機能誘導区域
区域に誘導する施設を設定
居住誘導区域
居住を誘導し、人口密度を維持
(9)(1)施行済の改正建築基準法令等
③-2.耐火構造の構造方法
(H12年告示1399号(改正H26年告示861号))
・木造の耐火構造について、耐火試験などの検証を実施し、一定の結果を
得られたことから、間仕切壁と外壁の仕様が告示に追加された。
・告示には防火被覆である強化石膏ボードについて、単に厚みが適合すれ
ばよいだけではなく、石膏の含有率なども規定されている
→詳しくは、技術的助言(平成26年8月22日国住指1785号)を参照
強化石膏ボード
2枚以上
強化石膏ボード
2枚以上
42mm以上
42mm以上
42mm以上
42mm以上
強化石膏ボード
2枚以上
強化石膏ボード
2枚以上
金属板、ALC版、
窯業系サイディング、
モルタル、漆喰のい
ずれか
間仕切壁 外壁
屋内側
(10)(2)平成27年6月1日施行の概要
建築基準法施行令 平成27年1月21日公布
建築基準法施行規則 平成27年1月29日公布
新規・改正告示 平成27年1月29日公布
平成27年2月23日公布
(11)(2)平成27年6月1日施行の概要
①集団規定
老人ホーム等に供する地階の部分における容積率緩和
(法52条3項)
②単体規定
1.構造耐力
(法20条2項、令36条の4)
2.大規模木造建築物
(法21条2項2号、令109条の5)
3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物
(法27条、令110条、
令110条の2、令110条の3)
③総則規定
1.移転
(法3条3項3号、法86条の7 4項、令137条の16)
2.構造計算適合性判定の見直し
(法6条の3、令9条の2、令9条の3)
3.指定確認検査機関が行う仮使用認定制度
(法7条の6 1項2号)
④申請書関連
確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
平成27年6月1日施行 改正建築基準法令等の概要
(12)(2)平成27年6月1日施行の概要
①老人ホーム等に供する地階の部分における容積率緩和
(法52条3項)
・建築物の地階で住宅の用途に供する部分の容積率の緩和と同様に、老
人ホーム、福祉ホーム等も一定の条件に適合すれば、老人ホーム、福
祉ホーム等の用途に供する部分の延べ面積1/3を上限として、当該地階
の床面積については、容積率の対象となる延べ面積に算入しない。
一定の条件
・地階(床面が平均地盤面より下)であること
・老人ホーム、福祉ホーム等に供するものであること
・平均地盤面と天井面との差が1m以下であること
不算入
不算入
(13)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-1.構造耐力(法20条2項、令36条の4、令81条4項)
・法20条1項に規定する基準の適用上一の建築物であっても別の建築物と
みなすことができる部分として、建築物の二以上の部分がエキスパンション
ジョイントその他の相互に応力を伝えない構造方法のみで接している場合に
おける当該建築物の部分を規定した。
改正前 Expj 改正後
適判必要 適判必要 適判必要
適判不要
Expj
*法第20条第2項の新設に伴う告示の廃止(平成27年1月29日 国交省告示191号)
1) 二以上の部分がエキスパンションジョイントその他の相互に応力を伝えない構造方法のみで接している建築物
に係る保有水平耐力計算と同等以上に安全性を確かめることができる構造計算の基準を定める件(平成20年
国交省告示第37号)
2) 二以上の部分がエキスパンションジョイントその他の相互に応力を伝えない構造方法のみで接している建築物
に係る許容応力度等計算と同等以上に安全性を確かめることができる構造計算の基準を定める件(平成20年
国土交通省告示第38号)
令36条の2第5号の大臣が指定する建築物を定める件(平成19年国交省告示593号)を改正(H27年1月29日 改正
(14)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-2.大規模木造建築物(法21条2項2号、令109条の5)
・壁等に通常の火災による火熱が火災継続予測時間加えられた場合に非
損傷性・遮熱性・遮炎性を有すること、壁等で区画された部分が倒壊
しても壁等が倒壊しないこと、壁等で区画された建築物の部分から屋
外に出た火炎による他の区画への延焼を防止できることを規定した。
*令第109条の5
大規模建築物の壁等の性能に
関する技術基準
1号:非損傷性
2号:遮熱性*(大臣が定める部分を除く)
3号:遮炎性
4号:倒壊防止
5号:延焼防止
壁等で区画された部分が倒壊しない
よう、他の部分とExpjなどで接する
壁等には火災継続予測時間に応じた
非損傷性、遮熱性(大臣が定める部
分を除く)及び遮炎性を有する構造
壁タイプ:外壁面から壁
等を突出させる
コアタイプ:火災の発生
のおそれの少ない室の
壁等で離隔する。
各々の区画は3000
㎡以内とすること
壁等の加熱面以外の面で防火上支障がないものを定める件 H27年2月23日 国交省告示249号
壁等の構造方法を定める件 H27年2月23日 国交省告示250号
(15)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-2.大規模木造建築物(法21条2項2号、令109条の5)
壁等の加熱面以外の面で防火上支障がないものを定める件 H27年2月23日 国交省告示249号
壁等の構造方法を定める件 H27年2月23日 国交省告示250号
告示249号 1号の例 防火設備の面で遮炎性を要しない面(不燃化の範囲)
同告示 2号
階段室等の火災の発生のおそれの少ない室である壁等で区画する場合(通称:コアタイプ)
壁
火災継続予測時間は90分として告示を制定
特定防火設備
屋内
屋外
廊下
不燃化の範囲
(仕上・下地が
準不燃材)
(16)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-2.大規模木造建築物(法21条2項2号、令109条の5)
告示250号 第二 1号(耐力壁)及び3号(階段室)の例 壁等の構造方法
壁タイプ コアタイプ
コアタイプにも、壁、外壁、柱、床、梁、屋根、防火設
備について、非損傷性、遮熱性、遮炎性の性能が
求められる部分について時間を規定している
両面強化せっこう
ボード3枚張りで
厚さの合計63mm
以上
告示250号 第三 床面積等
コアタイプにあって、階段等の左部分又は右部分と階
段等の床面積を合計しても3000㎡を超えず、左部分
及び右部分に面する部分は耐火構造等とすること
(17)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-2.大規模木造建築物(法21条2項2号、令109条の5)
告示250号 第四の例 壁等で区画された部分の倒壊による「壁等」の倒壊防止
告示250号 第五、第六、第七の例 壁等の出幅・離隔距離
第五 1号(壁タイプ) 第六(屈折のケース) 第七(高さが異なるケース)
壁等が、壁等以外の建
築物の部分とExpj等で
接続
当該壁等で区画された部分
壁等
防火構造+
外装不燃化
耐火構造+
外装不燃化
耐火構造+
外装不燃化
(18)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
・平成22年10月1日「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法
律」が施行されたことや、木材の耐火性に関する研究の成果などを踏ま
えて、規制の見直しが行われた。
・本改正により3階建ての学校は、その主要構造部について、建物内にい
る者全員が地上に避難するまでの間、通常の火災による建築物の倒壊・
延焼を防止するものとすることや、外壁の開口部で延焼のおそれがある
ものには、防火設備や庇等を設けることなどの一定の措置を講ずること
で、1時間準耐火構造でも可能となった。
・改正後の法27条及び法別表1は「耐火建築物等としなければならない特
殊建築物」へと変わり、表の構成も変更された。
法別表第一(1)から
(4)項までは、耐火・
準耐火建築物
在館者の全てが地上
まで避難を終了する
時間(特定避難時間)
両面20分
防火設備 片面20分防火設備
従来はその用途・規模等により一律に定めていたが、避難終了まで建築物の倒壊及び延焼を防止するという性能を明確にした
改正後
従前 従前 改正後
(19)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
法第27条 別表第一の構成
別表第一 耐火建築物等としなければならない特殊建築物(第六条、第二十七条、第二十八条、第三十五条―第三十五条の三、第九十条の三関係)
(い) (ろ) (は) (に)
用途 (い)欄の用途に
供する階
(い)欄の用途に供する部分((一)項の場合にあつては客
席、(二)項及び(四)項の場合にあつては二階、(五)項の
場合にあつては三階以上の部分に限り、かつ、病院及び診
療所についてはその部分に患者の収容施設がある場合に
限る。)の床面積の合計
(い)欄の用途に供する部分
の床面積の合計
(一) 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他
これらに類するもので政令で定めるもの 三階以上の階
二百平方メートル(屋外観覧席にあつては、千平方メート
ル)以上
(二)
病院、診療所(患者の収容施設があるものに限る。)ホ
テル、旅館、下宿、共同住宅、寄宿舎その他これらに類
するもので政令で定めるもの
三階以上の階 三百平方メートル以上
(三) 学校、体育館その他これらに類するもので政令で定め
るもの 三階以上の階 二千平方メートル以上
(四)
百貨店、マーケット、展示場、キャバレー、カフェー、ナイ
トクラブ、バー、ダンスホール、遊技場その他これらに類
するもので政令で定めるもの
三階以上の階 五百平方メートル以上
(五) 倉庫その他これに類するもので政令で定めるもの 二百平方メートル以上 千五百平方メートル以上
(六) 自動車車庫、自動車修理工場その他これらに類するも
ので政令で定めるもの 三階以上の階 百五十平方メートル以上
該当欄なし
法27条2項 耐火建築物
該当欄なし
法27条1項1号 施行令・告示による技術的基準
法27条1項2号 施行令・告示による技術的基準
法27条1項3号 施行令・告示による技術的基準 延べ面積3000㎡以上
法27条1項4号 施行令・告示による技術的基準 劇場、映画館等で主階が1階でないもの
法27条3項2号 耐火建築物又は準耐火建築物 危険物の貯蔵等
法27条3項1号 耐火建築物又は準耐火建築物
≧3000㎡
法27条1項の特定避難時間倒壊等防止建築物
(20)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
特定避難時間倒壊等防止建築物と準耐火建築物及び耐火構造建築物と耐火建築物の関係
特定避難
時間倒壊等
防止建築物
準耐火
建築物
主要構造部 特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
準耐火構造等
※(ロ準耐火も
含む)
外壁の
開口部
延焼のおそれの
ある部分(①)
屋内への遮炎
性能
屋内及び屋外
への遮炎性能
①以外で他の外
壁の開口部から
火災が到達する
おそれがあるも
の
屋内への遮炎
性能
耐火構造
建築物
耐火
建築物
耐火構造又は耐火性能が確認され
たもの
屋内への遮炎
性能
屋内及び屋外
への遮炎性能
屋内への遮炎
性能
用語の整理
・特定避難時間倒壊等防止建築物とは、法27条1項の規定(在館者が避難終了又は救助により避難するまでの
時間)に適合する特殊建築物のうち、耐火構造等を除くものとしている(令109条の2の2に定義)。
・1時間準耐火基準とは、令129条の2の3 1項1号ロに定める基準をいう(令112条1項に定義)。
・耐火構造建築物(2号様式(確認申請書)に定義)。
(21)(2)平成27年6月1日施行の概要
法27条別表第1における主要構造部と外壁の開口部に係る例示仕様の整理表
(告示)
主要構造部 外壁の開口部
特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
(令第110条第1
号)
耐火構造等
(令第110条
第2号)
延焼の
おそれの
ある部分
他の外壁の開口部か
ら火炎が到達する
おそれがあるものとし
て国土交通大臣が定
める部分
(一) 劇場、
映画館、
演芸場、
観覧場、
公会堂、
集会場
・3階以上の階を用途に
供するもの
・客席の床面積の合計が
200㎡以上
・【劇場、映画館、演芸場】
主階が1階にないもの
- 耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに
規定する
防火設備
※
※3階以上の階を用途に供する場合において、主要構造部を告示仕様によらず大臣認定を受けて建築
する場合には、法第2条第9号の2ロに規定する防火設備若しくは屋内への遮炎性能を有するものとし
て大臣が認定した防火設備又は他の外壁の開口部のある室の天井の不燃化等が必要。
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
(22)(2)平成27年6月1日施行の概要
主要構造部 外壁の開口部
特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
(令第110条第1
号)
耐火構造等
(令第110条
第2号)
延焼の
おそれの
ある部分
他の外壁の開口部か
ら火炎が到達する
おそれがあるものとし
て国土交通大臣が定
める部分
(二) 病院、
診療所、
ホテル、
旅館、
下宿、
共同住
宅、
寄宿舎、
児童福
祉施設
等
・3階以上の階を用途に
供するもの
- 耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに規
定する防
火設備
※
【下宿、共同住宅、
寄宿舎】
3階建てで3階を用途に
供するもの
1時間準耐火基
準に適合する準
耐火構造(各宿
泊室等にバルコ
ニーを設置する
第一定の要件に
該当するものに
限る。)※1
耐火構造等
・用途に供する部分
(2階かつ病院・診療所に
ついては患者の収容施設
に限る)の床面積の合計
が300㎡以上
準耐火構造等 耐火構造等
※1 従来求めていた3階の各宿泊室等の外壁面の
開口部及び建物の周囲の幅員3メートル以上の通路
に係る基準について一部合理化している。
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
(23)(2)平成27年6月1日施行の概要
主要構造部 外壁の開口部
特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
(令第110条第1
号)
耐火構造等
(令第110条
第2号)
延焼の
おそれの
ある部分
他の外壁の開口部か
ら火炎が到達する
おそれがあるものとし
て国土交通大臣が定
める部分
(三) 学校、
体育館、
博物館、
美術館、
図書館、
ボーリン
グ場、
スキー
場、
スケート
場、
水泳場、
スポーツ
の練習
場
・4階以上の階を用途に
供するもの、4階建て以上
で3階を用途に供するも
の
- 耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに規
定する防
火設備
※
・3階建てで3階を用途に
供するもの
1時間準耐火基
準に適合する準
耐火構造(建物
の周囲の一定部
分に幅員3メート
ル以上の通路を
設けたものに限
る。)
耐火構造等 【1時間準耐火基準に
適合する準耐火構造
とした場合】
法第2条第9号の2ロ
に規定する防火設備
又は
他の外壁の開口部の
ある室の天井の不燃
化等
・用途に供する部分
(2階以下)の床面積の
合計が2000㎡以上
準耐火構造等 耐火構造等
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
(24)
(2)平成27年6月1日施行の概要
主要構造部 外壁の開口部
特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
(令第110条第1
号)
耐火構造等
(令第110条
第2号)
延焼の
おそれの
ある部分
他の外壁の開口部か
ら火炎が到達する
おそれがあるものとし
て国土交通大臣が定
める部分
(四) 百貨店、
マーケット、
展示場、
キャバ
レー、カ
フェー、ナ
イトクラブ、
ダンス
ホール、
遊技場、
公衆浴場、
待合、料
理店、飲
食店、物
品販売業
を営む店
舗
・3階以上の階を用途に
供するもの
・用途に供する部分の床
面積の合計が3000㎡以
上
- 耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに規
定する防
火設備
※
・用途に供する部分(2階
に限る)の床面積の合計
が500㎡以上
準耐火構造等 耐火構造等
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
(25)
(2)平成27年6月1日施行の概要
主要構造部 外壁の開口部
特定避難時間
倒壊及び延焼を
防止する構造
(令第110条第1
号)
耐火構造等
(法27条第2
項又は3項)
延焼の
おそれの
ある部分
他の外壁の開口部か
ら火炎が到達する
おそれがあるものとし
て国土交通大臣が定
める部分
(五) 倉庫
その他
これに類
するもの
で政令で
定めるも
の
3階以上の部分の床面積
の合計が200㎡以上
耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに規
定する防
火設備
床面積の合計が1500㎡
以上
準耐火構造
等
(六) 自動車
車庫、
自動車
修理工場
その他
これらに
類するも
ので政令
で定める
もの
3階以上の階を用途に供
するもの
耐火構造等 法第2条
第9号の
2ロに規
定する防
火設備
床面積の合計が1500㎡
以上
準耐火構造
等(ロ-1除
く)
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
(26)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
法第27条の構成
1項:特定避難時間等 2項:耐火建築物 3項:耐火又は準耐火建築物
■令第110条(法第27条1項の技術的基準)
1号:特定避難時間倒壊等防止建築物
2号:耐火又は耐火性能検証法
■令第110条の2(法第27条第1項の延焼ライン内の外壁開口部)
1号:延焼ライン内の開口部
2号:他の外壁開口部から火炎が到達するおそれのある開口部
■令第110条の3(法27条1項の遮炎性能 片面20分防火設備)
他の外壁の開口部から火炎が到達するおそ
れがある開口部にあっては、防火設備を設け
る(SP等の防火対策をした場合は除外規定がある)
■法27条1項に規定する特殊建築物の主要構造部
の構造方法等を定める件 H27国交省告示255号
基本的考えとしては、法27条1項の特定避難時間
倒壊等防止建築物として、告示で定めている建築
物以外は、従前の耐火・準耐火建築物どおり。
具体的には木三共と木三学
注)令109条の2の2に特定避難時間倒壊等防止建築物の
定義あり。特定避難時間倒壊等防止建築物には2号の耐
火は含まれません
木造3階建て
学校 1時間
準耐火
(27)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
H27年2月23日 国交省告示255号(法27条1項に規定する特殊建築物の主
要構造部の構造方法を定める件)
■第一
1項
1号:法27条1項2号(ex:2階建て病院で2階床面積300㎡以上)準耐火構造又はロ準耐火
2号:3階建てで、3階部分を下宿、共同住宅又は寄宿舎は1時間準耐火基準とし、避難上有効
なバルコニーや敷地内通路3m※を確保(概ね従前の木三共の基準)
3号:3階建てで、3階部分を学校、体育館又は博物館等は1時間準耐火基準とし、避難上有効
なバルコニーや敷地内通路3m※を確保(新設の木三学の基準)
2項 他の建築物は耐火構造又は耐火性能検証法とする
※ ① 原則3m通路の確保
を求めていたが、改正により
道から開口部がある居室の
外壁面までとされた
※ ② 木三共は、3m通路のただし
書きとして、避難上有効なバルコニー、
避難経路等の開放性、庇等の設置に
よって適用されないが、木三学では、
ただし書き適用はできない
3m以上の通路
(28)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
H27年2月23日 国交省告示255号(法27条1項に規定する特殊建築物の主
要構造部の構造方法を定める件)
第二
延焼するおそれがある部分には防火設備(法2条9号の2ロ)を設ける
第三
木三学とした建築物や特定避難時間倒壊等防止建築物(法27条1項1号に該当する特殊建
築物で令110条1号の認定を受けたものに限る)にあっては、他の外壁の開口部から火炎が到
達するおそれの外壁の開口部に防火設備(法2条9号の2ロ)を設ける
対象建築物
・木三学
・3階以上の階を別表第一(い)欄(1)項から
(4)項に該当する特殊建築物で、特定避難
時間倒壊等防止建築物(特定避難時間を算
出し、非損傷性、遮熱性及び遮炎性に適合
するものとして、大臣認定を受けたもの)
③ 計算により軌跡の範
囲内である外壁の開口
部
が規制対象となる
② 他の外壁の開口部の周囲を
木材等で仕上げた場合には、そ
の部分も他の外壁の開口部とみ
なして軌跡を計算。
① 他の外壁の開口部を有する室が自動
式SP設備、天井を準不燃材、防火設備な
どの措置をした場合には適用されない
(29)(2)平成27年6月1日施行の概要
②-3.耐火建築物等にしなければならない特殊建築物(法27条、令110条、令110条の2、令110条の3)
・法27条関連告示の整理
新規告示
H27年国交省告示255号 法27条1項に規定する特殊建築物の主要構造部の構造方法を定める件
H27年国交省告示253号 主要構造部を木造とすることができる大規模の建築物の主要構造部の
構造方法を定める件
H27年国交省告示254号 ひさしその他これに類するものの構造方法を定める件
改正告示
H12年建設省告示1358号 準耐火構造の構造方法を定める件(改正告示H27年国交省告示256号)
H12年建設省告示1366号 防火・準防火地域内にある建築物の外壁の開口部の延焼のおそれのあ
る部分に設ける防火設備の構造方法を定める件(改正告示H27年国交省告示257号)
廃止告示
H12年建設省告示1380号 耐火建築物とすることを要しない特殊建築物の主要構造部の構造方法
を定める件
H12年建設省告示1381号 ひさしその他これに類するものの構造方法を定める件
(いずれも廃止する件の告示は、H27年国交省告示252号)
これらの告示は、すべてH27年2月23日公布、同6月1日施行。
(30)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-1.移転(法3条3項3号、法86条の7 4項、令137条の16)
・敷地外に移動する場合は新築として扱われるので、既存不適格建築物は、
現行の規定に適合させる必要があった。
・法3条3項3号(現行法令へ遡及)に「移転」が追加された。そのうえで法86条
の7に第4項を新たに定め、政令の定める範囲内であれば、敷地外へ移動す
る場合でも、そのまま既存不適格建築物としての移転が可能になる。
既存不適格建築物
同一敷地内
別の敷地
■令137条の16 1号
移転が同一敷地内における場合は適用しない
■令137条の16 2号
移転が交通上、安全上、防火上、衛生上及び市
街地の環境の保全上支障がないと特定行政庁が
認めるものは、適用しない
(31)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-2.構造計算適合性判定の見直し(法6条の3、令9条の2、令9条の3)
・法6条の3(構造計算適合性判定)が新設され、構造計算適合性判定を建築
主事等の審査(手続き)から独立させ、建築主が適判を直接申請できる仕組
みに改め、建築主が適判の審査機関や申請時期を選択できるようになる
・適判が独立した行政処分となるため、建築主は判定結果に不服がある場
合は、都道府県の建築審査会に対して審査請求できるようになる
*構造計算適合性判定の対象
法6条の3:特定構造計算基準
・法20条1項2号イ ルート3、限界耐力計算、ルート2
・法20条1項3号イ ルート1で認定プログラムによるもの
令9条の2:特定増改築構造計算基準
・令81条2項1号,2号 ルート3、限界耐力計算、ルート2
・令81条3項 ルート1で認定プログラムによるもの
令第9条の3
比較的容易にできる特定(増改築)構造計算基準をルート2と定め、資格者(特定
建築基準適合判定資格者)が審査を行った場合、構造計算適合性判定は不要
法86条の7 1項の規定によ
り増改築を行う場合であって
も、適判の対象とした。
ただし、改正後の令137条の
2第2号イの規定による増築
部分に求められる構造計算
には令82条4号及び令82条
の4が除かれているため、特
定増改築構造計算基準と合
致せず、増築部分の適判は
不要となる
(32)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-2.構造計算適合性判定の見直し(法6条の3、令9条の2、令9条の3)
・建築主事等と構造計算適合性判定機関等の手続きの変更
・本改正により、申請者が確認と適判の申請時期を自由に選択することができる。
・建築主事等と適判機関の間では、審査を行うにあたって留意すべき事項がある場合には、相互に調整しな
がら審査を進めていくことができるようにした。
・よって、先に適判機関より判定通知を受領した後、建築主事等の審査で変更が生じた場合には、再度適判
機関へ申請する必要があることから、留意事項の調整等を踏まえ、申請時期を同時期にすることが望ましい。
(33)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-2.構造計算適合性判定の見直し(法6条の3、令9条の2、令9条の3)
・
建
築
主
事
等
と
適
判
機
関
等
の
フ
ロ
ー
(34)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-3.指定確認検査機関が行う仮使用認定制度(法7条の6 1項2号)
・仮使用部分と工事部分とが防火上有効に区画されていること等の一定の
安全上・防火上の基準を定め、指定確認検査機関・建築主事が当該基準に
適合すると認めたときは仮使用することができる。
法7条の6(検査済証の交付を受けるまでの建築物の使用制限)
1項 検査済証の交付を受けた後でなければ建築物又は建築物の部分を使用させてはならない。
ただし次の各号のいずれかに該当する場合には、使用することができる。
1号 特定行政庁が支障がないと認めたとき
2号 建築主事又は指定確認検査機関が国土交通大臣の定める基準に適合していると認めたとき
3号 建築主事への完了検査の受理日、又は指定確認検査機関の引受日若しくは工事完了日の
いずれか遅い日から7日を経過したとき
規則第4条の16…仮使用の認定の申請等
1項:特定行政庁への認定申請(法第7条の6第1項第1号)
2項:建築主事又は指定確認検査機関への申請(法第7条の6第1項第2号)
3項:増築等の工事(国土交通大臣が定めるものを除く)は特定行政庁へ申請
4項:3項の場合には、確認と同時
5項:認定をしたら申請者へ通知
(35)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-3.指定確認検査機関が行う仮使用認定制度(法7条の6 1項2号)
・法7条の6 1項2号の国土交通大臣が定める基準等を定める件
H27年2月23日 国交省告示247号
告示の構成
第一 安全上、防火上及び避難上支障がないものとして国土交通大臣が定める基準
第二 仮使用の認定をするために必要な図書として国土交通大臣が定めるもの
正本1通+副本1通+確認済証に添付した図書と書類+各階平面図+安全計画書
令第147条の2(大規模な物販店や病院等)に規定する建築物にあっては、安全計画書に代
えて、工事計画書+安全計画書を添付する。
第三 国土交通大臣が定める工事
増築部分の避難施設等に関する工事を完了しているもの
既存部分に係る避難施設等に関する工事を含まないもの
規則第4条の16…3項:増築等の工事(国土交通大臣が定める
ものを除く)は特定行政庁へ申請
避難施設等とは? 令13条
・居室から直通階段まで、か
つ、避難階にあっては居室
から出口及び直通階段から
出口までの廊下等
・直通階段
・避難上有効なバルコニー
・屋外への出口
・自動式SP
・排煙設備
・非常用照明
・非常用昇降機
・防火区画
など
(36)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-3.指定確認検査機関が行う仮使用認定制度(法7条の6 1項2号)
・法7条の6 1項2号の国土交通大臣が定める基準等を定める件
H27年2月23日 国交省告示247号
告示の構成
第一 安全上、防火上及び避難上支障がないものとして国土交通大臣が定める基準
1項 国土交通大臣の基準は次の各項に適合するものであること。
2項 建築物と敷地(外構)が完了済
1号 完了検査申請後に仮使用認定申請が行われるケース
2号 完了検査申請前に仮使用認定申請が行われるケース
3項
1号 建築物は工事完了済で敷地(外構)が未完了
イ 建築物が建築基準関係規定※に適合していること
ロ 敷地内の通路規定を仮使用部分の使用者通路と読み
変えて適合すること
ハ 仮使用各部分から仮使用の使用者に供する通路と
仮使用部分以外からの通路や工事関係者が使用する
通路の重複は禁止
ニ 仮使用期間は3年まで。
※敷地内の通路規定令127条令128条令128条の2及び仮使用部分の利用者通路を除く
建築物適合
工事
完了
使用者通路
外構工事
工事関係者経路
フェンス等
(37)(2)平成27年6月1日施行の概要
③-3.指定確認検査機関が行う仮使用認定制度(法7条の6 1項2号)
・法7条の6 1項2号の国土交通大臣が定める基準等を定める件
H27年2月23日 国交省告示247号
2号 建築物及び敷地(外構)が未完了
イ 仮使用部分と仮使用部分以外の部分とを防火区画すること。
ロ 高層・竪穴区画、スパンドレル、防火戸、設備貫通規定を一部読み変えて準用する。
ハ 仮使用部分が建築基準関係規定※に適合すること。ただし、仮使用部分を一の建築
物とみなした場合に、廊下、避難階段及び出口(令5章2節)及び排煙設備並びに非常用
EVの設置数の規定は適合しなければならない。
ニ 前号ロ、ハ、ニの基準に適合すること。
ホ 建築物の建替えにより、耐火建築物、採光、集団規定等の規定に適合しないことがや
むを得ない場合は、建築物の除却を完了するまでの間は適合することを要しない。
使用者通路
工事関係者経路
使用者通路
仮使用
部分
テナント工事
工事関係者経路
防火区画
すること
建築基準関係
規定に適合す
ること
除却
仮使用
部分
隣棟間による採
光や容積率等に
適合しない
(38)(2)平成27年6月1日施行の概要
④確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
・確認申請書の変更点
第2面 第3面
第4面
~略
【7.構造計算適合性判定の申請】
□ 申請済 ( )
□ 未申請 ( )
□ 申請不要
【8. 備考】
【6.工事施工者】 (
【イ.建 築 物 全 体 】 (
【ロ.
(
【ハ. (
(
【ヌ.住 宅 の 部 分 】 (
【ル.
(
【ヲ.延 べ 面 積 】
【ワ.容 積 率 】
~略~
【11.延べ面積】
地階の住宅又は老人ホーム、福祉ホー
ムその他これらに類するものの部分】
老人ホーム、福祉ホームその他これら
に類するものの部分】
エレベーターの昇降路の部分 】
申請部分
□耐火建築物 □準耐火建築物(イ-1) □準耐火建築物(イ-2)
□準耐火建築物(ロ-1) □準耐火建築物(ロ-2) □耐火構造建築物
□特定避難時間倒壊等防止建築物 □その他
【5.耐火建築物等】
申請済(未申請の場合は、申請予定)の
都道府県名又は適判機関名と事務所の
所在地(所在地は○○県○○市程度)
耐火構造建築物:
法第27条第1項の
規定に適合するも
の(特定避難時間
倒壊等防止建築
物を除く)
(39)(2)平成27年6月1日施行の概要
④確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
・確認申請書 第6面追加
【イ.最高の高さ】
【ロ.最高の軒の高さ】
【ハ.階数】 ( ) ( )
【ニ.構造】 造 造
【4.特定構造計算基準又は特定増改築構造計算基準の別】
□
□ 特定増改築構造計算基準
□ 建築基準法施行令第81条第1項各号に掲げる基準に従つた構造計算
□ 建築基準法施行令第81条第2項第1号イに掲げる構造計算
□ 建築基準法施行令第81条第2項第1号ロに掲げる構造計算
□ 建築基準法施行令第81条第2項第2号イに掲げる構造計算
□ 建築基準法施行令第81条第3項に掲げる構造計算
【6.構造計算に用いたプログラム】
【イ.名称】
【ロ.区分】
□ 建築基準法第20条第1項第2号イ又は第3号イの認定を受けたプログラム ( 大臣認定番号 )
□ その他のプログラム
【7.建築基準法施行令第137条の2各号に定める基準の区分】
( )
【3.建築物の高さ等】
【5.構造計算の区分】
地下
一部
地上
特定構造計算基準
(第六面)
建築物独立部分別概要
【1.番 号】
【2.延べ面積】
(40)(2)平成27年6月1日施行の概要
④確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
・増改築を行う確認申請図書の簡素化として、既存建築物の直前の確認か
ら変更がなく※、明らかに現行の構造計算基準に適合する場合として
増改築の部分と既存建築物とがExpjなどで構造上分離
既存建築物が構造計算基準(令81条2項又は3項)に適合
既存建築物の検査済証の写しを添付
にあっては、構造計算書等の提出を不要とした。
本規定が適用される例
・構造計算基準に適合している既存部分
に増築を行う場合
・既存不適格建築物に増築を行った建築物
にさらに増築を行う場合、増築①が既存適格
(構造計算基準に適合)する場合
本規定が適用されないケース
・既存建築物に適用された構造計算基準の
改正や既存建築物の部分が変更された場合
既存
現行基
準適合 増築
既存
現行基
準適合
既存
不適格 増築①
既存
不適格
増築①
(既存
適格) 増築②
▲構造計算書等不要
■構造計算再検討要
○構造計算書等必要
▲ ○
▲
○
既存
現行基
準適合
既存
現行基
準適合 増築
これにより結果的に構造計算適
合性判定は不要となる。
○
■
■構造計算基準に適合
することが明らかでない
ため再計算となる。
※ H27年1月29日 国交省告示180号 構造計算基準に適合する部分の計画を定める件
(41)(2)平成27年6月1日施行の概要
④確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
・構造計算適合性判定申請書 新設
知事又は指定構造計算適合判定機関 様
申請者氏名 印
設計者氏名 印
※手数料欄
※受付欄
係員印 係員印
※適合判定通知書番号欄
第十八号の二様式(第三条の七、第三条の十関係)
(第一面)
構造計算適合性判定申請書
建築基準法第6条の3第1項(同法第18条の2第4項の規定により読み替えて適用される場
合を含む。)の規定による構造計算適合性判定を申請します。この申請書及び添付図書に記載
の事項は、事実に相違ありません。
※決裁欄
平成 年 月 日
平成 年 月 日
第 号
正本1通+副本1通+そ
れぞれ必要な図書及び
書類を添える(正本には
設計者記名押印)
判定通知書に副本1通+
その添付図書及び書類
が添えられるので、判定
通知書の写しと副本1通
+その添付図書及び書
類を建築主事等へ提出
(下線部は返却される)
(42)(2)平成27年6月1日施行の概要
④確認申請書関連等の書式及び添付図書等について
(規則1条の3他)
・仮使用認定申請書 新設
正本1通+副本1通+確
認済証に添付した図書と
書類+各階平面図+安
全計画書
令第147条の2(大規模は
物販店や病院等)に規定
する建築物にあっては、
安全計画書に代えて、工
事計画書+安全計画書を
添付する。
*上段の安全計画書と下
段の安全計画書では、明
示すべき事項が異なる。
(43)(44)(3)平成27年6月1日施行以後の概要
①平成27年2月10日公布 平成27年6月25日施行
工事現場の確認の表示の様式
(法89条 施行規則第11条)
②公布(平成26年6月4日)より2年以内施行
定期調査・検査の調査の見直し
(法12条1項から4項、法12条の2、法12条
の3)
③公布(平成26年6月13日)より2年以内施行
行政不服審査制度の改正
(法96条)
平成27年6月1日施行以後に予定されている建築基準法関連基準
(45)(3)平成27年6月1日施行以後の概要
①平成27年6月25日施行 工事現場の確認の表示の様式(法89条 施行規則第11条)
・確認の表示(第68号様式)の変更
○○設計事務所(一級建築士事務所) ○○○○(一級建築士)
事務所の名称と一級・二級・木造建築士事務所の別、及び、
氏名と一級・二級・木造建築士の別
(46)(3)平成27年6月1日施行以後の概要
②公布より2年以内施行 定期調査・検査の調査の見直し(法12条、法12条の2、法12条の3)
法12条(報告、検査等)
1項: 法6条1項1号に掲げる建築物で政令で定めるもの及び特定建築物で特定行
政庁が指定するものの所有者等は、建築物調査員にその状況の調査(建築物の建
築設備及び防火戸その他の政令で定める防火設備(以下「建築設備等」という。)に
ついて検査を除く。)をさせて報告する。
2項:(略)
3項: 特定建築設備等(昇降機及び特定建築物の昇降機以外の建築設備等をいう。
以下この項及び次項において同じ。)で政令で定めるもの及び特定建築設等で特
定行政庁が指定するものの所有者等は、これらの特定建築設備等について、建築
設備等検査員に検査をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
法12条の2 (建築物調査員資格者証)
建築物調査員資格者証の交付
法12条の3(建築設備等検査員資格者証)
建築設備等検査員が検査を行う建築設備等検査員資格者証の種類は、国土交通
省令で定め、該当する種類に応じて交付する。
(47)(3)平成27年6月1日施行以後の概要
②公布より2年以内施行 定期調査・検査の調査の見直し(法12条、法12条の2、法12条の3)
(注意)施行令、省令については未公布のものがあります。
特殊建築物等調査資格者
劇場、病院、百貨店などの外壁の損
傷の有無、天井の耐震対策の状況
の確認、防火設備の設置状況の確
認などを実施
昇降機検査資格者
エレベーター、エスカレーターな
どの安全装置の点検、動作確認な
どを実施
建築設備検査資格者
配管設備の腐食状況の点検、換気
設備の換気量の確認などを実施
現 行 改正
建築物調査員
防火設備検査員
(仮称)
劇場、病院、百貨店などの外壁の損
傷の有無、天井の耐震対策の状況
の確認などを実施
昇降機検査員
(仮称)
防火戸、防火シャッターなどの駆動
装置の点検、感知器と連動させた動
作確認などを実施
建築設備検査員
(仮称)
(同左)
(同左)
建
築
設
備
等
検
査
員
(法12条3項)
(48)(3)平成27年6月1日施行以後の概要
③公布より2年以内施行 行政不服審査制度の改正(法96条)
• 建築審査会による審査請求を経ずに建築確認処分などの取消しを求める
行政訴訟が可能になる(法96条:審査請求と訴訟との関係が削除)
• 審査請求の提訴期間は、行政処分を知ってから60日以内とされていたが、
3カ月以内に延長される(行政不服審査法18条)
建築確認などの処分に不服がある者は、建築審査会に対して審査請求が可能であるが、行政不服審査法
とその関連法が改正されたのを受け、建築基準法についても行政不服審査の規定が改正されることとなった。
これまで法96条により、建築審査会による審査請求の裁決を経た後でなければ、裁判所に処分取消しの訴
訟を起こすことはできなかった。これは、建築基準法に基づく処分が専門技術的な内容であることなどから設
けられた規定であるが、国民が裁判を起こす権利を不当に制限しているなどとの指摘があった。本改正で法
96条が削除され、審査請求を経ずに訴訟を起こすことが可能になる。
①→②→③の順を踏まなくても、③の裁判
所へ訴訟を起こすことが可能になる。提訴
までの期間は処分を知ってから3カ月以内
に延長される。ただし、処分が行われた日
からは1年以内としている。
①審査請求
③提訴
②裁決
(49)(50)(4)その他の建築基準関連改正
H27年4月1日施行 子ども・子育て支援法に伴う政令改正(令19条 令115条の3 令126条の2)
・子ども子育て支援法等の施行に伴う関係政令の整備に関する政令がH26
年12月24日に公布され、幼保連携型認定こども園が教育基本法の「学校」
及び児童福祉法の「児童福祉施設」に位置づけられることから、建築基準法
施行令では幼稚園及び保育園と同じ規制を適用することとしたものである。
認定こども園とは?
(51)(4)その他の建築基準関連改正
H27年4月1日施行 子ども・子育て支援法に伴う政令改正(令19条 令115条の3 令126条の2)
幼保連携型認定こども園には幼稚園及び保育所と同じ規制(基準が異なる場合
にはより厳しい方の規制)を適用する必要があるため改正を行い、平成27年4月
1日に施行される。
① 採光の規制
幼稚園及び保育所と同一の規制を幼保連携型認定こども園に適用する。なお、「学
校」と「児童福祉施設」が重複することを避けるため、用語の整理を行っており、令
115条の3で「児童福祉施設等(幼保連携型認定こども園を含む。以下同じ。)」とし
ているため、以降の規定においては児童福祉施設等に該当することになる。
② 排煙設備(令126条の2)、非常用の照明装置(令126条の4)及び内装制限(令
128条の4及び令第129条)の規制については、「学校等」が適用外となっているが、
児童福祉施設としての性格も有する幼保連携型認定こども園については、これらの
規制を適用させる必要があるため、令126条の 2において定義されている「学校等」
から「幼保連携型認定こども園」を除くこととした。
幼稚園型認定こども園について、認可幼稚園の部分は「幼稚園」の基準を適用する(ただ
し併設保育機能施設にあっては、施設の実情に応じて判断する)
(52)(4)その他の建築基準関連改正
H27年4月1日施行 子ども・子育て支援法に伴う政令改正(令19条 令115条の3 令126条の2)
手続きについて
平成27年4月1日以降、既存の幼稚園又は保育所から改正後の認定こども園法に
基づく認可(届け出)により新幼保連携型認定こども園に移行する場合の建築基準
法上の手続きは以下のとおり。
①既存の幼稚園から新幼保連携型認定こども園に移行する場合
→その床面積の合計が100㎡を超えれば、用途の変更確認申請が必要。ただし、
関係部局との調整等によって、個々の状況に応じ、柔軟な対応が必要。
②既存の保育所から新幼保連携型認定こども園に移行する場合
→用途の変更確認申請は不要。
③なお、既存の幼保連携型認定こども園は、認定こども園法一部改正法の規定に
より実態の変更によらず施行日に新幼保連携型認定こども園にみなされるもので
あることから、増改築等を行う場合を除き、確認申請等の手続きを行う必要はない。
(53)(54)附則 第1条(施行期日)、第2条(準備行為)
第一条(施行期日)
この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日
から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
一 附則第四条の規定 公布の日
二 昇降機の昇降路の容積特例 公布の日から起算して六月を超えない範囲内にお
いて政令で定める日
三 定期報告関係等の規定 公布の日から起算して二年を超えない範囲内において政
令で定める日
第二条(準備行為)
法12条:建築物調査員資格者証等の交付等、法21条:大規模木造建築物等及び法
27条:耐火建築物等にしなければならない特殊建築物の規定に基づき国土交通大臣
がする認定及び新法第38条の規定に基づき国土交通大臣がする認定及びこれに関し
必要な手続その他の行為は、施行日前においても、各規定の例により行うことができる。
(55)附則 第3条(経過措置)、第4条(政令への委任)
第三条(経過措置)
新法第6条から第6条の3までの規定は、施行日以後に新法の確認の申請がされた
建築物について適用し、施行日前にこの法律による改正前の建築基準法(以下この条
において「旧法」という。)の規定による確認の申請がされた建築物については、なお従
前の例による。
2 旧法の指定確認検査機関は、新法の指定確認検査機関とみなす。
3(略)4(略)
5 旧法の指定構造計算適合性判定機関が、2以上の都道府県の区域において構造
計算適合性判定の業務を行っているものは、施行日に新法による国土交通大臣が指
定した構造計算適合性判定機関とみなす。
6(略)
7 旧法の構造計算適合性判定員は、施行日から起算して2年を経過する日までの間
は、新法の構造計算適合性判定員の適用については、新法による構造計算適合判定
資格者の登録を受けた者とみなす。
8(略)〜10(略)
第四条(政令への委任)
前二条に定めるもののほか、この法律の施行に関して必要な経過措置(罰則に関す
る経過措置を含む。)は、政令で定める。
(56)