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(1)

平成16年度調査研究の概要

-目次-

1 経済社会に関する基盤的な調査研究

1-1 市民参加型政策形成手法に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・3 1-2 外国人労働者受け入れについての産業・職業別ニーズに関する調査研究・・4 1-3 産業技術関連政策と我が国の安全保障に関する調査研究・・・・・・・・・5 1-4 我が国の経済・社会の安全保障の基盤となる産業技術に関する調査研究・・6 2 機械産業等の産業活動に関する調査研究

2-1 中国の新たな自動車産業政策に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・7 2-2 IPネットワーク機器産業の実態と中長期的予測等に関する調査研究・・・8 2-3 宇宙の産業化に向けた宇宙法制のあり方に関する調査研究・・・・・・・・9 2-4 中国・インド・韓国機械工業の戦略に関する調査研究・・・・・・・・・・10 2-5 関税引上げが機械産業に及ぼす影響に関する調査研究・・・・・・・・・・11 2-6 鋳物用原材料問題への対応に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・12 2-7 次世代ロボットの産業化(ロボット関連技術の現状把握)に関する

調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 2-8 先端医療技術産業の国際競争力強化に関する調査研究・・・・・・・・・・14 2-9 次世代ロボットの産業化(今後の技術開発の基本的方向性と環境整備のあり方) に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 2-10 金型製造業の技術力の内外比較に関する調査研究・・・・・・・・・・・・16 2-11 次世代ワークプレイスおける知的創造力の評価基準に関する調査研究・・・17 2-12 電子デバイス用材料産業に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・18 2-13 ロボット関連産業の現状と今後の動向に関する調査研究・・・・・・・・・19 2-14 中小製造業の国際競争力の維持・発展に関する調査研究・・・・・・・・・20 2-15 中国における模倣品対策の評価と課題に関する調査研究・・・・・・・・・21 2-16 コンテンツ産業における契約モデルの在り方に関する調査研究・・・・・・22 2-17 ドイツ化学企業の事業再編効果等に関する調査研究・・・・・・・・・・・23 2-18 ナノテク分野の人材育成と産業拠点の整備に関する調査研究・・・・・・・24 2-19 光ファイバ・光通信関連部品産業の動向と展望に関する調査研究・・・・・25 2-20 デザイン教育機関の実態に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・26 2-21 ナノテク分野における戦略的スピンオフに関する調査研究・・・・・・・・27 2-22 光触媒の市場拡大の方策に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・28 2-23 地域名を含む鉱工業品の商標登録の実態に関する調査研究・・・・・・・・29

3 産業政策の新展開に関する調査研究

(2)

3-2 少子高齢化時代の外国人労働力問題に関する調査研究・・・・・・・・・・31 3-3 知的資産の創造・活用に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・32 3-4 総合化学企業の経営戦略の比較分析に関する調査研究・・・・・・・・・・33 3-5 製造産業の組織コーディネーションに関する調査研究・・・・・・・・・・34 3-6 現代コンテンツの流通促進と競争力強化に必要な政策対応に関する

調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 3-7 サービス産業人材育成基盤整備(健康・医療分野)に関する調査研究・・・・36 3-8 少子高齢化と我が国の経済構造の展望に関する調査研究・・・・・・・・・37 3-9 製造業の業況回復の現状と課題に関する調査研究・・・・・・・・・・・・38 3-10 情報家電分野の技術標準が市場構造に与える影響に関する調査研究・・・・39 3-11 主要国における適合性評価制度の実態等に関する調査研究・・・・・・・・40 3-12 新化学品規制(REACH)の産業界への影響に関する調査研究 ・・・・・・・・41 3-13 新たな安心安全産業の形成に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・42 3-14 北海道における健康サービス産業の振興に関する調査研究・・・・・・・・43 3-15 新たな企業間連携形成の課題と政策措置に関する調査研究・・・・・・・・44 3-16 次代の機械工業を担う人づくりに関する調査研究・・・・・・・・・・・・45 3-17 東北製造業におけるデザインの戦略的活用に関する調査研究・・・・・・・46 3-18 ものづくり企業におけるITを活用した物流高度化方策に関する調査研究・47 3-19 近畿地域におけるセキュリティー関連産業の振興に関する調査研究・・・・48 3-20 九州地域と中国との環境関連産業分野における戦略的連携に関する

調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 3-21 中小企業向け「ブランド確立のためのデザイン活用マニュアル」の

検討・開発に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50 3-22 産学連携コミュニティによるIT商品の創出に関する調査研究・・・・・・51 3-23 沖縄におけるIT関連人材の確保等に関する調査研究・・・・・・・・・・52 3-24 地域イノベーション・システムにおける公的関与のあり方に関する

調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 3-25 人口減少下の地域経済構造(欧州)に関する調査研究・・・・・・・・・・54

4 対外政策の新展開に関する調査研究

4-1 イラク戦争後の中東情勢と我が国のエネルギー問題に関する調査研究・・・55 4-2 アジア統合と我が国の直面する課題に関する調査研究・・・・・・・・・・56 4-3 東アジア諸国の投資環境の現状と問題点に関する調査研究・・・・・・・・57 4-4 中国等東アジアの地域別経済実態に関する調査研究・・・・・・・・・・・58 4-5 WTO紛争処理ルール活用の効果等に関する調査研究・・・・・・・・・・59 4-6 為替変動の貿易投資活動への影響と対応策に関する調査研究・・・・・・・60 4-7 インドの皮革関連産業の実態及び経済連携協定の影響に関する

調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61

(3)

1 経済社会に関する基盤的な調査研究

1―1 市民参加型政策形成手法に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 価値総合研究所

(報告書の判・ベージ数) A4判 308 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、市民参加型政策形成システムの構築を検討するため、既存手法の拡充 と新たに導入する手法の2つの視点で調査研究を行った。

調査研究の結果、省庁の政策形成過程の実態は、基本的に原課原局が中心となり「情 報収集」、「政策課題決定」や「政策案作成」を行い、その後、審議会等を通じた「協議・

調整」、パブリック・コメント等を踏まえた「政策案の決定」、「政策の実施」、「政策の評 価」がなされており、そのプロセスに参加できる段階や市民の範囲に限りがあることが 文献調査やヒアリング調査から明らかになった。

一方、国内外の事例調査から政策形成の実態と意識をみると、様々な参加手法や機会 創出が試みられており、また、NPO等や一般市民に対するアンケート調査等は、政策 形成への参加意向が高いことが判明した。ただし、現行制度の課題や導入の留意点等も これら調査から指摘され、その結果から、省庁における市民参加型の政策形成手法は、

既存制度の充実のほか、プロセスの各段階で既存制度を相互補完する機会の創出が必要 であることが確認された。

以上の調査研究結果を踏まえて、市民参加型の政策形成のあり方としては、①市民参 加の導入意義と、②その運営留意点を示しながら、③各段階での参加機会の創出と、④ その具体的手法、⑤推進体制について提言を行った。また、その実現に向けて、⑥市民 参加の理解促進等の省庁に求められる点、⑦参加型手法等の理解を促す基盤・環境整備 について整理を行った。

(報告書の主要構成)

1.国(省庁)における政策形成過程の実態 2.政策形成への市民参加の実態と意識 3.市民参加型政策形成のあり方

4.市民参加型政策形成に向けた課題と展望 参考:資料編

(4)

1―2 外国人労働者受け入れについての産業・職種別ニーズに関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 三井情報開発株式会社

(報告書の判・ベージ数) A4判、148 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、我が国企業における外国人労働者に対するニーズを明らかにするとと もに、現状の問題点等を把握し、今後の対応を明らかにすることを目的としている。

調査の結果、我が国における外国人労働者問題の概況については、統計データや各種 文献の分析により、外国人労働者の増加傾向が続くとともに、その受け入れに対する見 解について積極的な立場、消極的な立場の双方から主に経済的観点と社会的観点から議 論がなされていることが明らかになった。

我が国の企業における外国人労働者ニーズの現状では、主に外国人労働者を受け入れ ている企業に対するヒアリング調査を行い、業種別及び企業別規模で外国人労働者に対 するニーズが異なること、特に単純労働を担う外国人労働者に対するニーズの差が顕著 であるという結論を得た。

外国人労働者受入の評価と問題点では、現状での人材別の外国人労働者に対する評価 と受入上の問題を明らかにした。その結果、外国人労働者に対する評価が概して良好で あるものの、長期の受け入れに際しては、生活面を含む問題が存在することを確認した。

外国人労働者受入れのための政策的検討と今後の課題では、外国人労働者受入れに関 する今後のあり方について検討した。

以上の調査研究結果を踏まえて、今後のあり方として、①新たな「高度人材(=高付 加価値人材)の確立」、②円滑な受入れのための環境整備、③受入れのための条件設定、

④不法就労に対する取り締まりのの強化等の4点を提言している。

(報告書の主要構成)

1 我が国における外国人労働者問題の概況

2 我が国の企業における外国人労働者ニーズの現状 3 外国人労働者受入の評価と問題点

4 外国人労働者受入れのための政策的検討と今後の課題 付属資料

(5)

1―3 産業技術関連政策と我が国の安全保障に関する調査研究

(調査研究の方法) 委員会

(委託先・委員会等の名称) 産業技術関連政策と我が国の安全保障に関する調査 研究委員会

(報告書の判・ベージ数) A4判、123 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、国内外の安全保障上の多様なリスクへの対処に有効な産業技術に関す る政策等の現状、諸外国と我が国との安全保障に関わる問題、各国における産業技術に 対する取り組みなどについて検討し、これらを踏まえた産業技術の戦略的な管理・活用 について論点整理を行うことを目的としている。

調査研究の結果、①我が国を巡る国際的な政治情勢は、先行き不透明なイラク情勢、

朝鮮半島問題等、極めて複雑で困難な状況にある。また、国内においても社会や経済の 基盤を揺るがすような事態が発生しており、国民の間では安全を確保する政策に対する 関心が高まっている。②諸外国における安全保障と産業技術を巡る状況は、大量破壊兵 器等の拡散が国際社会の平和と安全に対する脅威であることから「拡散に対する安全保 障構想(SPI)」の下で、国際的な拡散防止のための枠組み強化に向けての動きなどが本 格化している。③我が国の産業技術を巡る状況としては、世界的なテロリズムの拡散、

大規模自然災害などなどに対する我が国の危機管理能力を強化し、安全な社会を構築す ることが喫緊の国家的・社会的課題となっている。

今後、我が国の安全保障のあり方を考えるにあたって、関連する技術を巡る状況を含 め、我が国にとっての多様なリスクやその対応策の現状について、内外の一次情報を不 断に収集・分析・更新するための仕組みをしっかりと構築することが必要となっており、

併せて、国民がきちんと判断できるだけの材料を提供していくことも重要である。

(報告書の主要構成)

1 我が国の安全保障を巡る状況

2 主要国の安全保障と産業技術を巡る状況 3 我が国の産業技術を巡る状況

4 今後の課題の整理 参考資料

(6)

1―4 我が国の経済・社会の安全保障の基盤となる産業技術に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 独立総合研究所

(報告書の判・ベージ数) A4判 116 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、日本が保有する貴重な安全保障関連技術とは何かを特定し、諸外国の 技術政策を調査分析することにより、今後の日本の技術開発及び技術管理の総合戦略を 構築するために必要な政策を明らかにすることを目的としている。

社会の安全・安心に関する具体的なリスク要因の分類を実施し、これらの各リスク要 因に対応する技術を有する国内企業に対して行ったヒアリング調査により、我が国の安 全保障関連技術の現状を把握するともに、新たな政策検討のための課題抽出を行った。

その結果、我が国の産業技術に関する「産」、「学」、「官」の連携状況、輸出管理及び 技術流出等の現状や課題が明らかになった。

また、諸外国(米・英・仏・韓・中)の技術戦略に基づく具体的な技術開発政策の把 握を目的として、各国の政府機関や企業に対して実施したヒアリング調査では、各国の 安全保障関連技術の把握の状況、重点技術分野、デュアルユース技術の開発政策、開発 予算、技術者の育成等に関する現状が明らかになった。

以上の調査研究結果を踏まえて、今後の我が国の安全保障関連技術に関する政策等を 検討する上で考慮すべき事項として、①国内技術を把握する必要性、②省庁権益を越え た政府組織の連携構築の必要性、③基礎研究充実の必要性、④日本にとって必要となる 技術者を「育成」する必要性、⑤日本における「総合技術戦略」の必要性の5点を提言 している。

(報告書の主要構成)

1 はじめに

2 我が国の安全保障に関する産業技術について

3 諸外国(米・英・仏・韓・中)の安全保障に関連する産業技術に関する政策につい て

4 まとめ

参考資料:各国(米・英・仏・韓・中)の技術政策

(7)

2 機械産業等の産業活動に関する調査研究

2-1 中国の新たな自動車産業政策に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 現代文化研究所

(報告書の判・ベージ数) A4判 191 ページ

(報告書の概要)

自動車産業発展政策(新政策)が 2004 年 6 月 1 日、国家発展改革委員会(発改委)に よって公表された。94 年の旧政策に代わる自動車産業全般の基本姿勢を示した政策で 2010 までの中国における自動車政策の方針となるものである。

本報告書では、同政策の重点目標・内容を正確に把握し、その特色を整理するととも に、政策の妥当性を中国自動車市場・産業の健全な発展、我が国自動車メーカーの中国 での投資、生産、販売等の事業活動展開上の問題点、課題などの視点から分析すること に主眼をおいた。

まず、政策の概要について、中国における自動車政策 50 年の流れを踏まえて分析、解 説を行った。次に、北京及び広州市における調査をもとに、政策の課題を検討した。以 上の分析、検討を踏まえ新政策への提言をまとめた。

調査研究においては、主要日本自動車メーカーの専門家と研究会を開催し、活発な討 論を行い、報告書に反映させたほか、北京・広東省ではメーカー販売店や自動車取引市 場、日系メーカー10 数社、広東省では部品メーカー等へのヒアリング調査を行い、現状 把握及び政策が与える影響を投資・生産・流通の各方面からカバーした。

(報告書の主要構成)

1 新「自動車産業発展政策」(新政策)の概要

2 新政策が日系自動車メーカーの中国事業展開に及ぼす影響 3 中国自動車産業の現状と新政策の課題

資料編

(8)

2-2 IPネットワーク機器産業の実態と中長期的予測等に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 情報通信ネットワーク産業協会

(報告書の判・ベージ数) A4判 390 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、IPネットワーク機器産業の実態と将来展望(1995 年~2014 年)を分析 し、課題抽出と構造変革の工程を整理、また、世界屈指の産業育成に資する諸政策の提案 を行うことを目的としている。

調査研究の結果、我が国のIPネットワーク機器産業は、各種統計データ、主要キャリ ア・企業の事業戦略、政策(普及計画など)から推計すると、1996 年の電話市場約 1.4 兆 円に対し、2010 年に約 5.4 兆円、移動通信機器やRFID等を含めると約8兆円規模に達 し、中でもネット家電などの端末が大きなウエイトを占めることが明らかになった。

また、世界市場について、海外の調査文献により分析したところ、世界的にもIPネッ トワークが通信の基盤として形成されていくとの結論を得た。

技術動向については、IPネットワークを構成するコア及びアクセスネットワークにお けるハードウェア、ソフトウェア、超高速電送などの技術課題と実用化に向けた取り組み 状況が明らかになった。

これらの結果から、IPネットワーク産業の早期実現は我が国産業の発展だけでなく、

国際競争力強化の面でも重要なファクターであることが確認された。

以上の調査研究を踏まえて、今後のIPネットワーク機器産業のあり方として、主に、

①情報家電産業の国際競争力強化のためのサービスプラットホームの構築、②国際競争力 のある国産ルーター産業育成策の2点を提言している。

(報告書の主要構成)

1 情報通信ネットワーク産業におけるIPネットワーク機器産業の位置付け

2 IPネットワークのパラダイムシフトと我が国の対応策(エグゼクティブサマリー)

3 IPネットワーク産業の実態

4 IPネットワーク市場の中長期の変化とその技術動向の予測 5 IPネットワーク機器の需要動向及び企業動向

6 IPネットワーク及び構成機器の技術動向

7 我が国のIPネットワーク機器産業の課題と国際競争力回復策

(9)

2-3 宇宙の産業化に向けた宇宙法制のあり方に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 社団法人 日本航空宇宙工業会

(報告書の判・ベージ数) A4判 334 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、わが国の宇宙産業にとって必要な、国際法制に対応したわが国における 法制のあり方について検討を進めていくことを目的としている。

調査研究の結果、国際宇宙条約の見直しに向けた議論の動向及びその宇宙産業への影響、

既存法制との整合性については、法律家及び関係者による調査の手法により、宇宙物体に 対する国家管轄権と「打上げ国規制」について多国籍企業による公海上からの打上げとい う新しい打上形態にそぐわないことが明らかになった。

ケープタウン条約宇宙資産議定書案の宇宙産業への影響及び既存法制の整合性に関する 調査については、私法統一国際協会における検討を踏まえ、私法、行政法、国際法等の観 点から審議を行った結果、「宇宙資産」の定義の妥当性、「構成部分」の特定を可能とする 登録ルール等につき更に検討する必要が明らかになった。

また、宇宙の産業化、次世代プロジェクトの遂行の観点から、将来的な宇宙産業法制の あり方につき産業界のニーズを関係者より聴取する手法により、打上げ第三者賠償につい て責任の所在が明確でないこと、宇宙の平和利用原則と民間・軍事共用の商業衛星の打上 の関係が問題となること、衛生の打上販売にファイナンスを付与するための法律がないこ とが明らかになった。

以上の調査結果を踏まえ、①宇宙条約等の整備、②ケープタウン条約宇宙資産議定書の 審議への参加、③次世代宇宙プロジェクトと既存法制との整合性をとること、④ケープタ ウン条約宇宙資産議定書の採択に向け今後2年間継続して本委員会を開催すること、を提 言している。

(報告書の主要構成)

1 国際宇宙条約の議論の動向と宇宙産業への影響、既存法制との整合性に関する調査 ・国際宇宙条約、産業化に関する参考資料

2 ケープタウン条約宇宙資産議定書案の宇宙産業への影響、既存法制の整合性調査 ・ケープタウン条約宇宙資産議定書案に関する参考資料

3 将来的な宇宙産業法制のあり方の研究、国際条約、既存法制との整合性調査

・ わが国の宇宙プロジェクト、保険に関する参考資料 4 推進シナリオの検討

(10)

2-4 中国・インド・韓国機械工業の戦略に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 財団法人 政策科学研究所

(報告書の判、ページ数) A4判 162 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、中印両国機械工業の実態、韓国企業の経営戦略の検討により、我が国機 械産業の健全な発展とその実現への方途を明らかにすることを目的としている。

調査研究の結果、2002 年の中国機械工業の生産額について、統計分析等により、購買力 平価で我が国の 1.3 倍強、労働生産性は着実に高い伸びを示すも業種間・地域間格差が拡 大、工作機械の生産額世界4位、消費額世界1位で、生産を上回る輸入が必要、鋳造業に ついて、有識者講演等により生産量世界1位、世界全体の 1/4 弱を占め、開発力、量産技 術力ではまだまだであることが明らかになった。また、インドは、90 年代始めの経済改革 を経て 2003 年度に過去最高の成長率を記録、工作機械産業は、現在 450 社、大半が零細企 業で、主要 10 社が生産の約 70%を占めることなどが明らかになった。

韓国の企業戦略については、文献調査等により、中印両国市場の変化を敏感に捉え、市 場ニーズや文化的特性をよく研究していることが明らかになった。

これらの結果から、中印両国の実態については、ともに労働集約産業に強いが、中国の 機械関連材、インドは繊維・医療品に比重があること、韓国については、トップダウンに よる命令系統と意思決定の素早さという特徴などが確認された。

以上の調査結果を踏まえて、今後の我が国企業の対応策のあり方として、①従来型ビジ ネスモデルからの脱却、②中国で作れないものを一歩先行して作ること、③技術力を活か し、付加価値を高められるような道を開拓することを提言している。

(報告書の主要構成)

1 中国の機械工業

2 中国機械工業の業種別動向 3 インドの機械工業

4 韓国企業の中国・インド両国への貿易投資動向 5 我が国機械工業に求められる対応

(11)

2-5 関税引上げが機械産業に及ぼす影響に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 UFJ総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 212 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、関税引上げが機械産業に及ぼす影響がどのようなものであるかを明らか にすることを目的としている。

調査研究の結果、関税引上げを機械産業を含む製造業に対して行った際の影響を弾性値

(アーミントン係数)を用いた手法により分析を行った結果、追加関税率5%の場合、我 が国の対米輸入額は 162 億円減少し、効果が大きい産業は、繊維製品及び電気機器との結 果を得た。

また、関税引上げの産業毎及び各国への影響について、応用一般均衡モデルにより分析 したところ、関税率上昇により我が国のGDPは減少する一方で、所得上昇効果により経 済厚生は逆に上昇するとの結果を得た。我が国の輸出価格及び輸入価格は上昇し、輸出入 量は減少している。また、米国の経済厚生は大きく低下し、アジア諸国への需要が高まる ことが分かった。

以上の調査研究結果を踏まえて、今後の関税引上げのあり方として、報復関税を課した 場合、輸入への影響が大きい産品は引き上げを行う相手国からの輸入額が大きい産品及び 輸入価格の変化に対して国内財価格が大きく反応する産品であり、今後実際に報復関税を 課す場合には、上記の点を勘案しつつ行う必要があることを提言している。

(報告書の主要構成)

1 バード修正条項を巡る動向

(1)バード修正条項

(2)効果的な対抗措置について 2 使用する計量モデルの概要

(1)GTAPモデル

(2)COMPASモデル

(3)弾性値(あーミントン係数)を用いる方法 3 関税引上げが機械産業に及ぼす影響分析

(1)関税引上げが機械産業をはじめとする対象品目に及ぼす影響分析

(2)関税引上げが他産業、他国に及ぼす影響分析

(3)分析のまとめ

参考資料:推計に用いたGTAPモデルプログラム

:GYAP Version5 Database とHSコードのコンバータ

(12)

2-6 鋳物用原材料問題への対応に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) みずほ情報総研株式会社

(報告書の判、ベージ数) A4判 178 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、鋳物産業の主要原材料であるコークス、銑鉄、スクラップの現状と課 題及び鋳物生産に必要な鉄源溶解方式について、現行技術の改善及び新たな技術の導入 の可能性の2点を明らかにすることを目的としている。

本調査では、文献調査、鋳物メーカーを対象としたアンケート調査、中国及びブラジ ルにおける現地調査を行った。その結果、コークスについては中国から、銑鉄について はブラジルからの輸入が増加しているが、いずれも国産品の品質や安定供給に対する信 頼が厚いことがことが明らかとなった。スクラップについては、電炉メーカーの需要拡 大により、鋳物用スクラップ市況が高騰していることが明らかになった。

こうした状況の中、劣質コークス等の活用、熱回収の促進など、現行のキューポラ技 術を改善させていくことが必要となること、及び、スクラップの質的・量的変化に対応 しながら、鋳物製品の品質の安定を可能にしていく溶解技術の確立が求められることが 確認された。

以上の調査研究を踏まえて、鋳物生産者、鋳物業界、政府が、鋳物用原材料の安定供 給確保に向けて今後取り組むべき対応のあり方を提言した。

(報告書の主要構成)

1 我が国鋳物産業の現状と取り巻く経営環境 2 鋳物用原材料の現状及び課題

3 熱源、鉄源の見直し及び課題

4 鋳物用原材料の安定供給確保に向けた今後の対応 資料編

(13)

2-7 次世代ロボットの産業化(ロボット関連技術の現状把握)に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 アイ・ピー・ビー

(報告書の判、ベージ数) A4判 218 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、次世代ロボットの産業化について、その具体的な方向性を明らかにする 上で、基礎となる次世代ロボット関連技術に関する特許動向の調査・分析を行うことを目 的としている。

調査研究の結果、次世代ロボットに深く関連する各種要素技術について、概ね 5~10 年 で達成されるべき次世代ロボット技術戦略のロードマップ作成のベースとなる現有技術の 実を特許の観点から整理することにより、要素技術別の技術的な強み・弱みの評価、国内 外を含めた特定組織への偏在状況の識別などが明らかになった。

また、次世代ロボットと関連が深く、相互波及効果が期待される自動車・情報家電など における業際技術分野につき、特に注目すべき技術を調査範囲に加えることで、現在既に 安定的な事業領域を形成しているロボット分野の一つである産業ロボット業界の企業・組 織だけでなく、自動車業界や電機・情報通信・デバイス業界の企業・組織が特許活動の主 流を占めるものが多く見られるというデータが得られた。

以上の調査研究に基づき、主に次世代ロボットに深く関連する要素技術について、今後 の施策に資する特許関連情報の提供を行っている。

(報告書の主要構成)

1 次世代ロボット関連技術の実態把握

(1)次世代ロボットの要素技術

(2)次世代ロボット要素技術に関する特許分類の整理

(3)次世代ロボット要素技術に関する出願人の整理

(4)特許に関する業界動向の整理

2 次世代ロボット関連技術特許状況の分析

(1)次世代ロボット関連技術特許のIPC(国際特許分類)から見た状況分析

(2)次世代ロボット関連技術特許の代表的所有組織の状況分析 3 次世代ロボット代表的技術の詳細動向の分析

(1)センサ系に関わる代表的技術の詳細動向

(2)駆動系に関わる代表的技術の詳細動向

(3)人工知能・制御系に関わる代表的技術の詳細動向

(4)自動車・情報家電からの波及効果が期待される代表的技術の詳細動向

(14)

2-8 先端医療技術産業の国際競争力強化に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 ドゥリサーチ研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 140 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、日米の医療機器関連の制度を中心に、事業化事例も含めて商品化プロセ スを比較し、日本が医療機器産業を新分野として育成する際の課題を明らかにすることを 目的としている。

調査研究は、先端医療技術産業国際比較委員会における議論及び文献調査、資料収集、

ヒアリング等によって実施した。

調査の結果、先端医療技術の社会貢献の度合いや医療機器産業における製品特性別国際 競争力の変化状況が明らかになった。また、日本での先端医療技術の研究開発から商品化・

販売に至るプロセスの分析と課題抽出を行った。ここでは、先端医療技術の米国における 商品化プロセスのベンチマーク調査を9つの観点から分析し、行政当局の基本的な考え方 の相違などに由来する制度や仕組み、パフォーマンスの違いを明らかにした。

こうした日米比較により、医療機器産業を新分野として育成するためには、医療機器の 利用側の競争的環境を整備すること、及び新規医療機器の開発と事業化が活発に推進され る場づくりを行うことが必要であることが確認された。

そして具体的に、①内外価格差をもたらしている本質的原因の理解、②医師の活性化、

③ビジネスモデルを重視する企業経営への転換、④国内企業のマインドの転換、⑤審査プ ロセスの迅速化と透明性の確保、⑥混合医療等産業育成のインセンティブを組み込んだ健 康保険制度の確立の6点を提言した。

(報告書の主要構成)

1.医療技術産業の技術革新の貢献ならびに研究・商品化の現状調査

2.日本における先端医療技術の研究開発から商品化・販売に至るプロセスの分析と課 題抽出

3.先端医療技術の米国における商品化プロセスのベンチマーク調査と日米比較分析 4.日米比較から得られた日本の医療機器産業の活性化に向けての課題

資料編

(15)

2-9 次世代ロボットの産業化(今後の技術開発の現状把握)に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 UFJ総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 300 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、次世代ロボットの需要予測や、ロボットが使われる場所やニーズの具体 的調査分析等によって、ロボットの普及・導入のために必要な制度・支援策等を明らかに し、次世代ロボットの産業化の推進に資することを目的として実施したものである。

調査研究の結果、5年以内を目途として「ロボット導入が考えられる業務」領域として は、ビル管理、清掃・洗浄、警備、介護、エンターテインメント、建設作業、農作業が有 望であることが分かった。また、10 年後以降に向けて企業が大学に研究してほしいロボッ ト要素技術としては、コミュニケーションや移動に関する技術について要望が強いことが 明らかになった。団塊の世代の大量退出をふまえた 10 年後のロボットの潜在市場規模は、

2011年~2015年の5年間で28兆円(年ベースで5.5兆円)と試算された。家庭内労働の ロボットによる代替ニーズを探ったところ、“食器洗い”“掃除(部屋、風呂、トイレ、玄 関、屋外等)”、“靴磨き”、“ゴミ捨て・ゴミ出し”“電球や電池の交換”“新聞を取って来る”

といった日常的に繰り返される創意工夫が不要な作業に強いニーズが見られた。以上の調 査研究結果を踏まえて、今後の次世代ロボットの産業化のために、現状の技術の限界に縛 られない、ユーザーニーズに即したロボット開発や、ロボット・リテラシーの向上、ロボ ットが活動しやすいインフラ・環境整備と規制緩和、先行導入ユーザーに対する資金援助 等の必要性を提言している。

(報告書の主要構成)

1 本調査研究の背景と趣旨 2 「ロボット」の定義

3 5年以内を目途としたロボットに対する産業界のニーズ

4 10 年後以降に向けて企業が大学に研究してほしいロボット要素技術 5 10 年後のロボットの潜在市場規模の推計

6 10 年後以降を目途とした家庭内労働に対するロボットの潜在需要 参考資料

(1)産業セクター別のロボット導入の現状と今後の導入ニーズに関する調査結果 (2)「家庭内労働」のロボットによる代替ニーズの調査

(3)「『パートナー・ロボット』調査」結果データ加工分析結果

(16)

2-10 金型製造業の技術力の内外比較に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 社団法人 日本金型工業会

(報告書の判、ベージ数) A4判 217 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、金型製造業の我が国と中国、東南アジア諸国との比較により、金型技術 力を明らかにすることを目的としている。

調査研究では、技術力要素を9分類に分け、当該技術力とは何か、当該技術力を構成す る要件は何か、今後の我が国の金型技術力はどうあるべきかについて明らかにした。

調査研究の結果、国内及び海外の金型製造業における技術力の現状把握については、ア ンケート調査、企業の訪問ヒアリング調査を実施し、調査の結果、我が国は、CAD/C AMの普及とNC化による設備力と相まって高精度な金型が実現できる金型基本技術力が 整備されていることが明らかになり、我が国の金型産業の技術力は世界ナンバー・ワンの 実力を維持していることが明らかになった。中国・韓国・アセアン諸国の金型製造業の技 術力の現状は、教育による人材育成、研究開発能力の増進によって金型技術力を増進でき ると考えており、同時に日本の金型技術を習得したいことも明らかになった。また、我が 国の金型産業は、今後の展開において中長期的な政策または俯瞰的な技術戦略なしでは競 争力を低下させ、空洞化が懸念されることも明らかになった。

以上の調査研究を踏まえて、今後の我が国の金型産業のあり方として、①次世代の金型 技術力を開発していく人材の育成、②金型メーカーの経営のマインドの積極性を持続でき るような環境整備の構築の2点について課題として提言している。

(報告書の主要構成)

1 調査研究の趣旨及び方法 2 金型技術力

(1)各要素の定義付け

3 日本及びアジアの金型産業の競争力とその比較のためのアンケート調査結果

(1)アンケートの調査結果

(2)アンケートから見える国内・海外の技術力 4 金型技術力評価

(1)韓国・中国の金型技術力

(2)我が国の技術力の特徴 5 提言

6 付録・・・アンケート調査結果

(17)

2-11 次世代ワークプレイスにおける知的創造力の評価基準に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 野村総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 73 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、ユビキタス時代の新しいオフィスのあり方や働き方を提案し、その効果 を検証するための実証実験の実施に向けたモデル案の構築を行うことで、今後の施策に資 することを目的としている。

調査研究の結果、知的労働者の生産性向上に影響する要因の調査分析について、先進事 例調査等を踏まえて分析を行ったところ、「Workplace Enhancement」「Knowledge Reactor」

「Project Navigator」の3つのコアコンセプトから構成されるユビキタスコラボレーショ ンが主な影響要因であることが明らかになった。

また、次世代ワークプレイスの導入効果測定についての検討について、様々な効果測定 モデルを比較検討したところ、効率性及び創造性、その両者の波及効果の3点に分類した 上での効果測定方法を提案した。

以上の2点を踏まえて、知的創造力向上をサポートする次世代ワークプレイスの実証実 験モデル案の提示においては、これまで検討した知的労働者の生産性向上に影響する要因 を元に実証実験のモデル案を構築するとともに、実証実験を行う際の効果測定方法につい て提案している。

(報告書の主要構成)

1 知的労働者の生産性に影響する要因の調査分析

(1)知的労働者の生産性向上の必要性

(2)知的労働者の生産性向上に影響する要因の分類

(3)知的労働者の生産性向上に影響する要因の抽出及び整理 2 次世代ワークプレイスの導入効果測定についての検討

(1)次世代ワークプレイスの導入効果の定義

(2)効率性の向上効果の測定方法

(3)創造性の向上効果の測定方法

(4)効率性及び創造性向上効果による波及効果

3 知的創造力向上をサポートする次世代ワークプレイスの実証実験モデル案の提示

(1)実証実験の必要性

(2)実証実験モデル案の検討

(18)

2-12 電子デバイス用材料産業に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 矢野経済研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 74 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、電子デバイスを構成する電子材料に関して、我が国の国際競争力を明ら かにすることを目的としている。

調査研究の結果、コンデンサ用タンタル粉については、2001 年に昭和キャボットの事業 撤退により、コンデンサ粉市場は海外2企業の独占状態が明らかとなった。

また、コンデンサ用アルミ箔及びFPC用銅箔/圧延銅箔については、中国、台湾、韓 国企業等の台頭により、日系企業のシェアが減少している。分析したところ、コンデンサ 粉市場における事業再編の結果、当該市場におけるエンジニアが海外流出した結果、海外 企業の競争力・技術力が高まっているとの結論を得た。

半導体ターッゲット材、表示液晶用ターッゲット材、記録メディア用ターッゲット材及 びセラミックパッケージについては、日系企業のシェアが依然として高いレベルであるこ とが明らかになった。国内に有力なユーザーが存在し、協調した開発体制が国際競争力の 源になっている。

これらの結果から、今後の電子材料市場のあり方として、①国際的な競争力を維持して いる電子材料については、既に支配的な市場占有率、技術開発力が伴っているリーディン グカンパニーが存在すること、②後発の海外企業の追い上げの前に適切な業界再編が自主 的に進められた電子材料市場については、一時的なシェア後退があっても短期間に回復が 可能であること、③技術流出問題については、製造装置や製造技術(特許)に留まらず、

人的な流出を防止する点が、今後の課題となることを提言している。

(報告書の主要構成)

1 電子デバイス用材料(指定 12 品目)の市場概要 2 企業別国際市場占有率推移及び日本国内市場占有率

3 生産国別出荷額における国際市場占有率及び日本国内市場占有率(金額)

4 生産国出荷量における国際市場占有率及び日本国内市場占有率(数量)

5 日系企業の国際競争力に関する定性的評価

6 国際市場において日系企業の抱える各種課題の抽出

(19)

2-13 ロボット関連産業の現状と今後の動向に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 三菱総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 207 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、ロボット関連事業の現状を正確に把握するとともに、当面する課題とそ れへの対応策を明らかにすることによりロボット関連事業の振興に資することを目的とし ている。

調査研究の結果、ロボット関連事業の現状今後の動向について、文献調査等により、産 業用ロボットの分野では、わが国の総出荷額は、ここ 10 年間、約 4,000~6,000 億円で推 移し成熟期に入っている一方で、生活分野で利用される共生型ロボットに対する期待が高 まっており、国内市場規模は 2004 年度で 70 億円に過ぎないが、2025 年には2兆円まで成 長するとの予測もあることが明らかになった。

ロボット関連事業の具体的課題と今後の施策については、文献調査及び関係者への聞き 取り調査により、わが国ではロボットをテーマとする競技会や教室等が数多く開催されて いるほか、一般の青少年が本物のロボットに触れることのできる展示施設が幾つかあり、

ロボット研究開発の裾野を形成していることが明らかになった。

また、福岡市が 2003 年 11 月にロボット構造改革特区に指定されたほか、神奈川県、岐 阜県、大阪市、神戸市が、ロボットを地域の産業として育成するよう産官学連携で取り組 んでいることが明らかになった。

以上の調査研究を踏まえ、今後のロボット関連事業の振興のための具体的施策の一つと して、筑波大学や産業技術総合研究所などのロボット研究開発の中心的機関がある茨城県 つくば市を代表例として、「つくばロボット交流施設構想書(案)」をとりまとめ提言して いる。

(報告書の主要構成)

1 調査研究の概要

2 ロボット関連事業の現状と今後の動向 3 ロボット関連事業の具体的課題と今後の施策 4 資料集

(20)

2-14 中小製造業の国際競争力の維持・発展に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) アールアンドディーアイスクエア株式会社

(報告書の判、ベージ数) A4判、152 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、真に国際競争力を持つ中小製造業の特長や環境要因を把握し、これら 中小製造業が競争力を維持・発展するための組織力の再構築のあり方について明らかに することを目的としている。

調査研究においては、国際競争力を持つ中小製造業について仮説を立て、主にアンケ ート調査及びヒアリング調査により分析し、その実態と課題が明らかになった。

これらの結果から、国際競争力を持つ中小製造業の競争優位性の源泉の要素としては、

現場力と組織力、人材としての感性やものづくりの誇り、技術として創造性等が重要で あることが確認された。

以上の調査研究を踏まえ、我が国のものづくり振興において必要な施策のあり方とし ては、①ものづくりに対する国民マインドを触発、②日本独自のものづくり土壌の醸成 について提言している。

(報告書の主要構成)

1 真に国際競争力を持つ中小製造業とは?

(1)我が国製造業を巡る現状と課題

(2)我が国ものづくりにおける中小製造業の現状と役割の変化

(3)真に国際競争力を持つ中小製造業とは(仮説)

2 真に国際競争力を持つ中小製造業の実態と課題(検証)

(1)国際競争力を持つ中小製造業のポジショニング (2)競争力獲得の背景としての外的環境分析

(3)競争力を獲得した源泉としての内部資源・要因分析

3 国際競争力の維持・発展のための中小製造業の組織能力の再構築のあり方

(1)真の国際競争力を持つ中小製造業像(現在、そして将来)

(2)その維持・発展のために必要な組織能力のあり方 参考資料

(21)

2-15 中国における模倣品対策の評価と課題に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 UFJ総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 101 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、2004 年 5 月に中国へ派遣した官民合同ミッション以降の中国側の模倣 品対策・海賊版対策に関する取り組みの変化と産業界の評価を明らかにした上で、今後 の中国政府への知的財産保護にかかる要請事項をまとめることを目的としている。

調査研究の結果、2004 年 12 月に中国政府が公表した訴追基準の引き下げに対しては、

日本企業は中国政府の取組姿勢に一定の評価を下しつつも、具体的な運用基準(ガイド ライン)が出ていないこと、依然として原告が被害額を立証する必要があること等の理 由により、必ずしも満足のいくレベルには達していないことが明らかになった。

また、今後、中国政府に模倣品・海賊版対策として要請したい事項としては、①刑事 訴追に関する運用細則の早期公表、②関係機関に対する新解釈の周知徹底といった刑事 訴追基準引き下げに関する内容のほか、③再犯取締り強化、④模倣品・海賊版の第三国 への輸出取締りの強化、⑤税関の取締り強化、⑥国家商工行政管理総局の権限強化とい ったエンフォースメント関係が多数を占めた。

以上の調査研究結果を踏まえて、今後のミッションにおいて中国側へ要請する優先的 改善事項として、「商品のデザイン模倣品の対策強化」「取締りと刑事訴追の強化」「再 犯者対策の強化を通じた抑止効果の向上」「特定分野の審査促進」「周知商標による保 護」「水際における権利者負担軽減」の6点を取り上げ、機械産業業界としても引き続き、

官民が協力して模倣品対策に取り組んでいくことの重要性について提言を行っている。

(報告書の主要構成)

1 本調査の目的と背景

2 産業界における中国の模倣品対策に対する評価

(1)刑事訴追基準の引き下げ

(2)アンケート調査によるミッション以降の中国側の取り組みに対する評価 3 今後のミッションにおける中国側への要請事項の検討

4 機械産業分野における今後の模倣品対策に向けて

(22)

2-16 コンテンツ産業における契約モデルの在り方に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 野村総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 181 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、コンテンツの経済的利益を最大化するために必要な権利帰属関係や契約 上での諸条件を、国内外の事例、特に韓国のケースで分析し、今後の契約モデルのあり方 への施策に資することを目的としている。

調査研究の結果、国内及び韓国、中国のコンテンツ類型別の契約形態の実態が、国内事 業者ヒアリング調査により、明らかとなった。

また、これらの契約の実態を分析することにより、契約における権利帰属が明確化され た。

以上のような結果から、モデル契約における留意点をコンテンツ別に明らかにすること ができた。

(報告書の主要構成)

1 国内外のコンテンツ契約の収集・整理 2 韓国におけるコンテンツ契約の実態 3 中国におけるコンテンツ契約の実態

4 国内及び他地域におけるコンテンツ契約の実態 5 参考資料

(1)事業者ヒアリング調査のサマリー

(2)韓国におけるコンテンツ契約の実態についての調査結果

(3)中国調査の詳細結果

(23)

2-17 ドイツ化学企業の事業再編効果等に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 ダイアリサーチマーテック

(報告書の判、ベージ数) A4判、104 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、ドイツ大手化学企業 BASF と Hoechst の事業再編を比較検討し、三井化学 と住友化学の合併見送りと併せ、再編効果等を明らかにすることを目的とする。

調査研究の結果、BASF における事業再編動向について各種情報を収集・分析したところ、

そのポートフォリオに基本的な変化はなく、高収益性事業を残し不採算事業を整理すると いう地道な努力を重ねて、世界的プレゼンスを確立していることが明らかとなった。

また、Hoechst における事業再編動向について各種情報を収集・分析したところ、総合化 学企業に位置付けていた売上高の基礎化学品、ポリエステル、特殊樹脂等を整理し医薬品 事業に集中、Rhone-Puulenc と対等合併、Hoechst の名前を捨て Aventis が誕生したとの結 論を得た。

三井化学、住友化学の事業再編動向について各種情報を収集・分析したところ、両社は グローバル企業の地位を確保するため、再編に踏み切る以外にないという強い危機感のも とに決心したが、一時的な石油化学追い風の中で緩め、経営判断を次世代に委ねたかのよ うに見えることが明らかになった。

我が国特殊鋼産業の国際的位置付けについて委託調査により分析したところ、我が国の 特殊鋼産業は輸出と自動車に大きく依存しており、自動車の海外生産を含めた輸出競争力 を確保することが重要である事が明らかとなった。

これらの結果から、総合化学企業の枠組みで内部成長と買収・売却をバランスさせ事業 拡大した BASF 社と医薬へ特化した Hoechst 社の選択は対称的であることが確認された。

以上の調査研究を踏まえて、今後の日本の化学企業/産業政策のあり方として、①長期 経営戦略の策定、②Global competition に勝ち抜くため“選択と集中”の断行、③国際連 結納税制度採用検討の3点を提言している。

(報告書の主要構成)

1 BASF 社における事業再編動向 2 Hoechst 社における事業再編動向 3 三井化学、住友化学の事業再編動向 4 事業再編の選択肢とその効果

(24)

2-18 ナノテク分野の人材育成と産業拠点の整備に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 特定非営利活動法人産学連携推進機構

(報告書の判、ベージ数) A4判 128 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、ナノテク分野の人材育成と産業拠点の整備に関する調査を行い、今後 の施策に資する現状と課題の整理を行うことを目的としている。

調査研究の結果、ナノテク分野の人材育成については、「研究・開発」「計測・分析・

加工等技術支援」「計測・分析加工等機器の開発」「用途開発・市場開発」等それぞれに おいて人材育成の課題があることが分かった。

今後育成すべき人材像としては、以下具体的に整理し提言した。①「コンセプトワー クができる」人材、②「異分野融合型の研究・開発ができる」人材、③「広くコミュニ ケーションがとれる」人材、④「倫理観に基づいて安全性確保やリスク管理ができる」

人材、⑤「資料作成等の研究補助ができる」人材、⑥「施設のシミュレーションを行う ことができる」人材、⑦「機械操作等の技能支援ができる」人材、⑧「先端機器の開発 ができる」人材、⑨「事業化全体を見渡してビジネスプロデュースができる」人材、⑩

「技術から市場を、市場から技術をみることができる」人材。

さらに、これらの人材が「分野横断的」「段階縦断的」「研究・事業領域遮断的」に連 携する必要性を指摘している。

産業拠点の整備に関しては、高性能計測機器等の共有施設を備えた高次支援機能を持 つナノテク産業拠点の整備の必要性が分かった。

また、既存の地域クラスター等の取り組みを基本として各特徴を活かした拠点のあり 方として、「地域拠点連携型」「相互支援拠点型」「高次広域支援拠点型」の可能性につい ても議論され、特に高次広域支援拠点形成にあっては、政策支援の対象として有効であ る点を指摘した。

(報告書の主要構成)

1 ナノテク分野の概要

2 ナノテク分野事業化のための人材育成の現状と課題 3 ナノテク分野の産業拠点

4 ナノテク分野の人材育成と産業拠点整備に関する今後の方向性 資料編

(25)

2-19 光ファイバ・光通信関連部品の動向と展望に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 矢野経済研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 225 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、光ファイバおよび光通信関連部品産業に関して、我が国の国際競争力 強化を図る上での基礎資料作成を目的としている。

調査研究の結果、光ファイバおよび光通信関連部品産業に関して、それぞれ北米、欧 州、中国、インド、日本について、下記の市場動向が明らかになった。

・ 北 米:光ファイバ市場、光トランシーバ市場、光分岐結合器市場

・ 欧 州:光ファイバ市場、光トランシーバ市場

・ 中 国:光ファイバ市場、光トランシーバ市場

・ インド:光ファイバ市場動向

・ 日 本:光ファイバ市場、光トランシーバ市場、光分岐結合器市場、光スイッチ 市場

(報告書の主要構成)

1 これまでの光通信市場の動向:1990 年代から 2004 年までの動き 2 欧米における光ファイバ・光通信関連部品産業の現状

3 欧米における通信キャリアの動向とそれによる影響

4 アジア(特に中国・インド)における光ファイバ・光通信関連部品産業の現状 5 アジア(特に中国・インド)における通信キャリアの動向とそれによる影響 6 日本における光ファイバ・光通信関連部品産業の現状

7 日本の光ファイバ・光通信関連部品産業界の課題、将来展望

(26)

2-20 デザイン教育機関の実態に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 日本総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 102 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、デザイン教育機関の実態について調査研究を行い、今後のデザインの 振興や戦略的活用及び産学連携の推進等の施策に資するために実施している。

第1章では、デザイン教育機関及びそこに所属する教員にアンケート調査を行い、デ ザイン教育現場の教育内容や意向、課題、実績などを把握整理した。

第2章では、韓国を現地訪問のうえ各大学・行政機関・企業等に対してヒアリング調 査を行い、大学評価、産学連携、中小企業施策等を調査した。その結果、中小企業のデ ザイン活用施策の面で我が国の参考となり得ることが認識できた。

第3章では、上記アンケート結果や韓国現地調査結果に加え、教育機関関係者や民間 デザイナー等へのヒアリングも加えて、我が国のデザイン教育機関の課題について様々 な角度から整理し提言した。国の支援策、教育内容、教育機関等課題となる範囲は広く、

デザイン教育の抱える課題の複雑さが垣間見えた。

第4章では、上記の産学連携事例紹介に視点から、全国のデザイン系大学・学科にお ける産学連携事例を幅広く収集し、連携のきっかけや取り組み内容、成功要因や課題等 について整理した。相互のコミュニケーションの確立、短期的成果を指向しないことな どが成功事例の共通要素として挙げられた。

第5章では、これまでのアンケートやヒアリング等の調査結果を活用し、デザイン教 育機関の評価指標案の策定を試みた。既往の大学評価項目や韓国の大学評価制度を参考 としながら、最終的には「教育ビジョン」「教育内容」「教員」「産学連携」などを主体に デザイン教育機関を評価するフレームを策定した。

(報告書の主要構成)

1 我が国デザイン教育機関の現状

2 韓国におけるデザイン教育機関・企業の評価制度の実態調査 3 我が国のデザイン教育の課題

4 我が国のデザイン分野における産学連携事例 5 デザイン教育機関の評価指標の検討

参考資料

(27)

2-21 ナノテク分野における戦略的スピンオフに関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 リーディング・イノベーション

(報告書の判、ベージ数) A4判 106 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、最先端技術であるナノテク分野を対象に、大手企業から戦略的スピン オフについて、その具体的なニーズ・課題・事例を分析・提示し、我が国のナノテク分 野における事業化とスピンオフの円滑な推進に資することを目的としている。

調査研究の結果、ナノテク分野における事業化の課題について、大手企業に対するヒ アリング及びアンケート調査により、新製品開発・新規事業開発を支援・促進する制度 や仕組み等が不十分なことが明らかになった。

また、ナノテク分野の事業化には、戦略的なアライアンスとスピンオフを創出する仕 組み等が有効であるとの結論を得た。

さらに、ナノテク分野におけるスピンオフ・ベンチャーに対して、ヒアリング及び国 内外の事例調査により分析したところ、スピンオフ・ベンチャー推進のためには、新規 施策及び追加施策等が必要であることが明らかになった。

これらの結果から、ナノテク分野の事業化のためには、戦略的スピンオフの促進施策 等が必要であることが確認された。

以上の調査研究を踏まえて、今後の具体的な推進策として、①ナノテク・ビジネス・

インキュベーション・プロジェクト、②コーポレート・ユニバーシティー推進構想、③ス ピンオフ・ビジネス推進機構、④日本版 LLP・LLC 創生プロジェクト、⑤ラボ型プラットフ ォーム構想等のナノテク・スピンオフ創生プロジェクト新規施策と、⑥知的財産権の特例 措置施策、⑦産官学新連携施策、⑧SBIR 施策の追加施策等を提言している。

(報告書の主要構成)

1 ナノテク分野の事業化検討の実態

2 ナノテク分野における事業化に対しての現実的問題点と課題 3 ナノテク分野の事業化における戦略的スピンオフの価値と可能性 4 ナノテク・スピンオフ・ベンチャーの現状

5 ナノテク分野におけるスピンオフ・ベンチャーの推進に対する解決策 6 参考資料

(28)

2-22 光触媒の市場拡大の方策に関する調査研究

(調査研究の方法) 委託

(委託先・委員会等の名称) 株式会社 三菱総合研究所

(報告書の判、ベージ数) A4判 173 ページ

(報告書の概要)

本調査研究は、光触媒の応用可能分野、アジア等海外の取り組み、一般消費者のニー ズ等の実態調査に基づき、今後の光触媒の市場拡大の方策について提言することを目的 としている。

我が国における光触媒技術の有力応用分野の調査では、文献調査、市場調査及び企業 調査により、我が国ではすでに、極めて多岐にわたる広範な分野において光触媒応用製 品が開発されていることが確認された。

また、最近では、可視光応答型の製品についても積極的な研究開発が行われている。

これに対して、海外における光触媒技術及び市場調査では、特に、中国、香港、台湾に おける海外調査を通して、アジア各地域における光触媒関連の研究開発のポテンシャル の高さが改めて確認された。

さらに、一般消費者から見た光触媒応用商品への期待値の調査では、一般消費者にお いて、「光触媒」という言葉の認知度が予想以上に高い一方で、光触媒を応用した製品に ついては、まだ一般消費者の目に触れる機会が限定されており、認知度及び普及率は低 くなっていることが明らかになった。

これらの結果から、我が国が先導する形で光触媒市場を拡大させていくためには、一 般消費者のニーズに即した新規性の高い研究開発を継続して行うと同時に、国際的な競 争力を踏まえた戦略を構築していく必要がある。

以上の調査研究を踏まえて、今後の光触媒の市場拡大の方策として、国民的な理解向 上のための象徴的建造物への光触媒の施工、我が国のイニシアティブによる国際標準化 への取り組み、ベンチャー等の設立やファイナンスなども含めた学の産業化のための柔 軟な制度確立を提言している。

(報告書の主要構成)

1 我が国における光触媒技術の有力応用分野の調査 2 海外における光触媒技術及び市場の調査

3 一般消費者から見た光触媒応用商品への期待値の調査 4 光触媒市場拡大の方策についての提言

参考資料

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