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n 三上正男

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Academic year: 2021

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(1)

問 題 を も っ 生 徒 の 早 期 発 見

欲 求 不 満 の 調 査 に ついての考察

尚岡市立城北中学校教諭 三 上 正 男 はじめに

学校における rn~~ 生徒の指導に民 偲人的方法と集団的方法がと もに行なわれている。そして,生徒の河題行動やその校態によって,

その

m

碍方法は異なってくると思われるので, どのように指導すれ ばよいかいうととが問題となる。

ととでは一応生徒指導上欠くととのできない問題の一つである生徒 足鮮のあり方を主りあげる。

問題をもっ生徒を指導しても, とかくそれらの生徒の問題行動じ り返しが多くみられるとと時結局生徒の内面性を無視し士ヘ 徒の不誌を正しく摩解し解決したりするととができず, 市古る対fu:. 療法的な指導Kおわってしまうことが大きな原因にな4 ているよう に豆、われる。

しかしもっと重要で本質的なζ iT~~'表面I化していないが 多分に問題傾向をもち危険な心理的抑圧状態にある生徒がそのま ま倣置されていることである。Eのような問題¢内在する生徒をい かに早期発見い指導をおとなうか戊予防的な意味においても,

その生徒の人格の成長発達の促進という面からみても,間信行動の 表商化し

τ

いる生徒の指導と同時に非常に重要である。

人格笥害の問題をとりあっかう場合,有機体を一つの全体として 考察しなければならないのは当俄であるが生徒の問題行動の多くは,

欲求不満が環境条件によって刺激されたり,性絡的なものと結合し 問題が発生している。もちろん,ほとんどの生徒は多かれ少なか れ欲求不績をもっていると考えられる。その不満をどのように処理 し解決するかはそれぞれの生徒のパーソナリティそのものの問題で あろうが, との研究では生徒の歌求不満から出発し, それを中心に して考察するζとによ司て,問題を多くもつ生徒の早期の発見の一 つの足湯にL,またそれら生徒の指導をもあわせ考えてみたい。

研 究 目 的 と 研 究 対 象

研 究 方 法 に つ い て欲求不満調査

生徒の欲求不満剥査は.;f<研式1~~ 求不満調査探を問いる JJ 査票は質問紙法によるもので~ . 1

i ! ! l i ,  

2.学校,3. 4将来

5 異性,~社会性Z 性絡の 7 領域にわかれており, 2 1 0の質問項目 からなる。

(11 生徒の欲求不満のー般的努察

反応tI',関銭 ~IJ反応数,平均反応 b

領峻別の高い反応と低い反応 ーロ 下位検査項目の反応順位

(21欲求不満粍伎の高い生徒のUf1:,普通の生徒の株主の比較

。 t t l

~IJの反応銑平問反応数

o P.l別の領域別と項目別におしぺの反応の相違と両者の関係

特K,目立つ反応項目にあらわれる欲;j(不満11の特徴適応性診断テスト

適応性診断テストは野間教育研究所のものを使用した。欲求不満 tQ査を実施する5学級のうち2学級50t乙適応性診断テストをお とない,欲求不満の程度の高い生徒と普通の生徒では,適応性の面 においてどのような相違がみられるかを究明する。

(11適応性診断テストにおける50名のバーセンタイル (21 欲求不満程度の高い生徒の携と普通の生徒の j~との比較

群~IJ,特性別のバーセンタイルの比較

n

別特性の抱違点

人格診断検査

人格診断検査叫ロールシマッハ

t E

集団検有用を用いた。上通の 5 0名の生徒に対して人格診断倹査を実施

μ

不涜群と脊通院とで はパーγナリティの而においてどのIな相速がみられるかを究明 する。

(11研目別の不良傾向をもっ人数の出現の割合 (21紋求不満群のバ}ソナリティの特徴

以上の3つの分野により総合的K考察してみる。

研究と考察

現任校2学年男子13 R名を対象とl今欲求不満の傾向とその分 現実の生活において,人間は常になんらかの問題に直面しており,

折,欲求不満程度の高い群と普通の群の生徒との比松, 欲求不路程 現実をどのように受け kめ行動するかという適応を要求されている 度の高い群の生徒に対し適応也パーソナリティの函から追求 0" との適応上のほ援をまね〈心理的状態の一つは~"求不満である。

みる。 jの欲求がいつでもかなえられてしまうのであったら,われわれ

はそういう欲求そのものを立論しないと止が多いかもしれない。し かし人間にとっては自己の欣求が壮会にいれられなかったり,障害 陀ぶつかった時に欲求rclf.力をかけなければならない。 ζうして抑

nO

R

(2)

えられた欲求は無意識の中K抑圧されてしまう場合もある由

l

その ままおさまっているとばかりいかず,仰えきれないものが顔を出し たり,その欲求不満が変形されて現われたりするkそれが問担行動 となる場合がれ。 f.~*iI;隊害にあって満たされない場合, 11由民適 当な代僚となる行動が見いだきれる場合ILtt,欲求Kよっておこさ れた緊張は解消する的適当な解決方法がみいだきれないと欲求不 請の事態にj!lいとま九てしまう。そして.1.:の欲求不満が強度なも

との諒査における反応は,調査票の項目にあげられているだけで あり,それ以外の問忍については知るととはできない。また個人が

t!

D

して記入するととを容認た問題だけであり f個人の無意訟j というような探府にひそむ問活についてもとりだすたとができない@

得点によっ

τ

個人の問題の強き,大きさをはかqて順位づけたりす るととはできない川紹人または集団の問むの所在宅の底要を知る ととができる。

(1)欲求不満の傾向

3 '

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8

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5そみ︐f

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ているがその中に

( 1 1

非行児は,外見的にきわめて大胆K見える付れど丸内面 的には自己およびその生活環騎に対してきわめて不慌であ る場合が多い。

(21非行児自身は自覚していない吟 非行は僚の内部における 欲求の表現である。

(31人間はその欲求が健全な方法をもって満足されない場合に はそのはけ口を反社会的行動に求める。

tいっている。

適応理論の立場からだけで,すべての非行や問題行動を説明しI 解するどとができるかどうかというととになると問題があるが,人 間の欲求というのは,良い意味においても,惑い意味においても人

!!動を動機づけ,強化する個きをもっている。

生徒の不適応叫その生徒の身体的欠陥や疾患があったり,知能 が低いとなどのために生ずると考えられる場合のほかには,その 生徒の環境に特獄な事情があって,色#な欲求を満たすのが著しく pf止されることによっ

τ

生ずる場合が多い。

以上のζとから, その生徒の欲求不満が,その属する集団の中に おいて,若し〈多けれtえその生徒は適応性の上からもバーソナリ ティの面からも,好ましくない函が多いのではないかと考えられる L

, i自の条件と結びっくζとによって,問問行動の表而化する危険 性も高いと考えられる。

1欲求不満調査察による調査 l表 昨11の欲求不前額以

がみられる。

領域別の反応数とその傾向について除名傾減における特定な傾 向の差はみられない。反応の多かった飯域阪に並べる1:, (11勉学 および学校への適応などについてが16. 3~らの反応率をしめL,

i 2 1  

自分の性絡などKついC1. 3, 0/0 (3)金銭仕事,進名識業 などについ‑C, 8. 5%, 

( 4 1

健康および身体的発達について, 1.  6 

%  (5) 対入場面における個人の一般的反応傾向, 6.0,0((JJ 民家庭について, 4.1%. (71異性の友人関係" 4.3%.とな勺 いる

生徒遠の当面している学校の領民 ついで青年前期の不安定を反 映して, 自己の性格の領域異性必鎖域にもっとも反応のすくない のは,多〈の生

. n n

って,それほどまだ切実な問題でないか,あ るいは無意識の中に抑圧されがちであるためとも考えられる。し

面もっとも高い反応をしめた項目が自己の性格に属するもので あり,家庭に属する領域の中の項目がとりあげられているととから 学校の領域に多くの生徒の反応をしめしている n~ 乙れはむしろ生 徒個人の性格や,家庭に木質的な霊要な問題や不満をもっていると 考えられる。

( 2 1

欲求不満の程度の高い群と普通の群との比較

調査集団13 8名中欲求不満程度の高いものから全体の25%

3 1名をとりだし仮にその集団を欲求不満群とし,それ以外の107  名を普通~l として比較してみた。

1>( 

l l f  

領 域 反 応 数 平均反応数 割 合 順位 反 応 数 平均反応数 割 合 順位 反応数 平旬反

E

畳 割 合 順位

125  4.0  13.4 %  6  188  l8  5.8 %  313  23  7.5守t 2 68  82&.8  l  408  3.3  12.3  616  1.9  6.3 

117  3. 125  19  0.

7  1 96  LS  4.1  6 

H9  5.1  18.1  3  1 84  1.1  5.1  4  353  2.6  8.5  3 

89  29  95  7  81  O. 

2.1  1 16  1.4.2  7 

~士会社 1 1 8  18  1 2.6  134  1.3  4.1 

252  1.9  6.0  5  性 絡 20 4  62L9  2  266  2.5  8.8  2  410  3.3 11 L3 

‑ー l 2.43 6 

1 1.1 

84 

~r 1090  3 5.1  lι5  12.5  5.9 

‑ 5 9

(3)

決求不満RI

#.irilf'l体につい

τ

反応の筒域や傾向を比絞する ,f~求不満のf~ 皮の~い nは, 全体的にどの鏑~においても強い ポ荷をもっている衿特に家庭,社会也将来など償譲においては 持活R~ よりは~~い反応をしめしている

またこω3者の順位相関をとみると,常通群と全体との栂関がb q とも高<,つづいて~求不詰-gf1:1:休止なり, ~求不諾i!fと普通 Ilfとの制関はむしろマイナスの関係となっているのつまり欲求不備 g~は普通 Hi とは逆の反応をしめしているともいえる.

氏求不満ffの各領場のゆの特央性をみるために全体の反応数は低 くとも普通群止の悶に有意の差のある項目をとりだしてみると,健 康の筒績においてt1,身なり~,身体の外部的な面民学校頒hまに おいて,学校生活そのものに,家庭の領岐においては家庭の中 の自由や,鎮の芳え万民 将来の領績において,特に金銭的な面 It,社会性や性絡の領tまでは,自己の存在を否定するような函民 全俗的に不鵡が多いというだけでなく, それぞれ普週群とちがった 特異性のある不滋が目立っている。

i局との』乱売菜からti,欲求不議程度の高い生徒は単に量的な相違

~2 表 適応性診断テストRl別平均組点

1 0  a‑ー トー、 /竺 9 

ヘ¥ 

ト , / 

 

. .

¥ 

 

, " , " " ,  

、‑

',/ 

だけではなく持山訴に対して質的にも大きな柄違があるといえる。

適応仕喜多断テスト

欲求不満程度の高い群が普通 ~Hζ対してfi 的な相違がみられると するならは欲求不掲の調賓におい その集団の平均と比較して みて高い反応をしめしている者氏個人凡社会的な適応牲にも開 問がみられるのではないかと;1,えられる。

1t1:求不諸が問問題行動をもたらすものではない古

L

その動憾と りうるものであり, その重要性はー鍛行動の体系における適応の尺 度に照合する時に生ずる。すなわちある不適応者がいかなる欲求の 健止をおとしているかというような問題である。

以上のととから前記の50名の生徒により,欲求不前!l1:昔話群 による道応牲における関係を考察してみ

(l)適応性診断テスの組点の平均によってi.'j!f1:普通群 を比較してみると若干適応性では低 特性では退避的傾向,自 尊感

1

た学校関係にその差がみられる内その差はわずかであり有 意の差はそれ段どみとめられない

ノー吋. 

一 一・欲求不満詳

β ..

。 . . 一 一 普 通 砕

... 

│ 7 2 1  

異 常 神 経 質 退避がl 自尊 内己 社会的統率性 家庭 学校 │近隣

傾向 ?傾 向 傾 向 」 感 情

t t

勉l

m

│関係 1関係 関係

(2) nri;既テストの各特性どとのパーセンタイルの両1lfの

書l 合をみると全体的にみて欲求不~~iの方が低いバーセン イルに傾斜しており, 5 0バーセンタイル下に属するもの が普通gf3 6. 8%に対し不満群は83.3%と非常に高い。き

らに30パーセンタイル以下になるti:f33.2%になるに対 不様1lfは8lo30ーセンタイル以下にほとんど集中 している。また社会適応性よりも偶人適応性に問題がみられる。

3表 泊応性診断テストにおいてS0% i 1 e以下のしめる割合

0 パーセ Y タイル以下~~Iþjtf.1L問題が多いと考えてL モ が現われてくる。 劣等感は欲求不誌の経験から出発いその解決 れぞれの特性ごと陀S"Oパー骨yタイル以下に属する欲新t の中で明らかに自分の劣等性の自覚によって強められる。それはま

nと普通若手とではどのような金があ告かを争ると,有意の た往有にして逃道の反応をともなぅ。ζの逃還の反応t九攻F,や退 差がみられるのt1,返躍的.傾向と自得議備である。不諸ll1区 行より合図的であると恩われがちであるJt

, .

~n するととによゥて おいては退避的な頃向が強<, 臼算感情がほし 強い劣等隠 その人の能力は;:r,まりもしない」 また当人の1~ 求ω 解消には役立

(4)

たない。透l:!反応や劣等感がすべては求不満から牛ずると考 えることはできないれ適応性診断テスからみ‑c,欲求不 満併にみられる傾向の一つであると考えられる

人格診断検査による調査

紋求不満程度 ω~い鮮は,普通~,i.に比較して活応性において問題 を多くもつ傾向があるとすれバパナリティの商にも問泊があ るとしたら どんな傾向がみられるか欲求不満:tと普通tfを比鮫し ながら考察し

τ

みる。

人格i合断検炎は,集団・ロールシvハ誌によった。t続税

  . z

知的効宅 3 à~'i官傾向. 4社会的窓総5筒動的傾向.6情緒不安定 1硬さ. 8.不快ゅうt!. 9.不丸 10.小児的愛情欲求の1O!Jj  について診断をおとなうe診断のM準民問題をもっ生徒を広く つかむために診断法の条件より少し!il聞を広ほ それに$ずる条件 にょうた。

(11 前記50名の生徒の人絡診断倹査において各項目どとに不 良とチL';Iタされた人数と割合を不満g}e普通群についてみ ると次哀の如くなる。

4 lUJ ロールシャツハ,テストの不良率とそのグラ 7~ 欲求不満群 E二コ普通群 欲求不満群 普 通 群

人数割 合 人数 割 合

l 3  2 5.0q 8 2 1. 0 0 2知 的 効 $:l 3. 3  2 3.  6 

a

異 常 傾 向 6  5 0 0  9  2 3. 6  ..社的 意

a

4  3 3.3  9  2 3.6  5衝 動的 傾 向 4  3 3.3  4 I O. 5  6.傍 給 不 安定 3  2 5. 0  1 4 3 6. 8  1 O. 8  5 I 3.1 

a

不快憂うつ感0. 

9

s e  

l6  1 0  2 6.3  !  10. 1]、先的愛情欲求 2  1 6, 6  1 0 2ι3 

欲求不満悦では好ましくない傾向に千.L';I'Jされたのは普通 I人平~2.2項目化対[;3.1項目である。全体としてそれ 低ど)¥きな差はないが,それぞれ特性の函にあるかたよりが みられる。

(2)欲求不満群と普通1罪において差のみられる特性として異常 i見衝動的傾向,不快ゅううつ感があげられるが特に布怠 の差がみられるのは不快憂うつ感である。

以上のととからみてこの人梅診断段査では下康境へのli

, t ; J

衝動 的な傾向, 不快ゅううつ~にかなはっきりした傾向をめしてい る。衝動的傾向への反応が多いζ低い発達段階にみられる反 応型といわれる。制度に従って行動するという窓怠がじゅうぶ きあがっていないため欲求不誌を解決できないとも考えられるしま た欲求不諸による退行傾向とも考えられる。

n欲求充足を伴うような目的行動が阻止された時は,原始的な

J s

面tL不む切な行動の反復措:現われたり,退行行動をとったり本来

ω

包的行動と同簡な代償反応をとる傷合があるμ(レピ)不快ゅう

ι γ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ! . .  

'

L

2.知 的 効 率

1 異 常 , 

4 社 会 的 意 議 E 衝 動 約 傾 向

a

情 緒 不 安

1

不快憂うつ感

虫 不

1 O.  dl足的愛情欲求

的な代位行動をとるととがある e おい-t'~ゅううつ感は欲求不満ω

t t

絡的な特性とも考えられる。

む す び

教育相談の対象は「問題jをもっ子どもが多い。九は一般にいか なる事態において他人の行動を閉包に

τ

るかというと

(11Aの行動がその人の生活をおびやか」 またその健康方向 の妨害となるおそれのある場合。

(2)  他人の行動がその人の生活鰭皮K不調和であって, しかも その人がその行動を自分の態度tc‑致きせようとする場合。

( 3 1

人の行動儀式がその人の行動織式とずれていて 円滑な人 間関係が結び得ない場合。

共通なととは他人の行動車i その人の生存,生活~氏生活習慣 などにかかわりをもっているζとである。とのように他人の生活を おびやかす怠味において問題とされる場合と,しいてとりあげない かぎり他にItili後影響をもたない行動もある。直後{血のあるものと うつ感 t 不安の反応吟欲求不~!J1t:.同時に現われているのが多川 関係において問題とされるのではなく,人絡の 恒常性の保持と発 ある人によって欲求が阻止された場合きわめて大きな不快感をもっ。 違拡大という基本的な傾向のためにも問題ときれねばならない。そ それが抑えつけられないところまでくると不安の状態となり,爆発 れがまた非行少年の防止にもつながると考える。

‑6 1 ‑

(5)

ζ の研究f!,そのような気持から 11mを内{C する生徒を ~l<発見 L,その11'紛の術専の手がかりとも汚えた内調査の対象が少ない

ζ.'11心とした欲求不杭の,~,J'TtI);統計的に正lì自民処Pj! するととが

!濯であ守たζとからきわゆて不備なものである。しかし謝1i

t

Hl

ω

筒向や間四はある限度とらえられているように身えられる。

民主不尚

C H

t.普通況に比

f . U'

ると全般的 1<:不満ゃなやみが多いだ けでなく,ある程度

I H i

なものをも勺ている。

11~ 求不訪院は遡応性についてもパーソナリティにおいても普通 n Ir.くらべてかならずしも令般的に不良主はいえない的あるかたよ

りや,ひずみを多くもうている。

適応悦診断テスにおいて.0パーセンタイル以下であり,人 格診断鈴査におl'fましくない傾向としてチェyクされた特性が 3つ以上あった場合を悶お傾向があるとすると, 皆通

n

にその占め る割合が11.8%であるに対して欲求不満群化は66.6%である。

また30パーセンタイル以下で四つ以上の特性Itチェックされた割 合は普通群では1.RI弘不満~lでは 3 3.3%であゐ

以上の点からみて,謁査の対象とした集団においては,~\求不慌 の程度の高い

t

'j.は不詣の解決に

M

をきたしているといえる。

非行化するしないは別問題とし丸他の条件とかきなりあった場合 問題行動を表面化する危険性は普@~に比較して高いといえる。

w問題児の多くは,わずかの跨警や不満に対してもそれをがまん できず海発的情勃を示したり逃避したりする。 はげしい欲求不 満に一般にその欲求の充足をのばして障害民対処する心のゆと りを失わせる吋

学総のカウンセ1:;グの場合1 ,生徒の方からなかなかなゃみを相 談しにζようとはしない。しかしだれかに相談したいという気持は 常にもっているのは次の生徒の調査からでもわかる。

(1) あなたがいま気になって悶「ている 1~\I Xli について学校で何 かやってくれたらよいと思いますか。

(21 あなたがいま沼っている問問や悦んでいる ltil~ についてだ れかに相談したいと思いますか。

この2つの筏問に対して(1)については13 8へ中44人が[思 いますjと刷符L"(りについては52名の生徒が「思いまtJと 応答している

最初教師の万から彼らに近づいていかなければならない。ど幻ょう た生徒[C危険性のある問問爪表Ihi化はしていないが内在しEいる か早く知るζIl.

‑ c

Hl誌のFをきしのべていかなければなな

ない。

(1)欲求不満の結県みちびまだされた行動11)制定j'Eが強い。

12)欲求不満による行動は約しても変化しにくい。

(J) ガイダンスにより~~\求不満の行動がぬ機づけの行動にお きかえられる(マイヤー)

H位絡ん性行上

O ) m n

な子どもをなおすにはまず子ども 自身が自己をなおすのでな〈てはならないρ (アレン) 子どもをなおそうと忠うたら主ず子ども自身が自己をなおすので なくてはならい。子ども自ら生きる価値を知った時,彼の興味の焦 点は過去の束縛から協股され℃ まっすぐに~~方に向けられるので はないだろうか。

ρ初めのうちは,子どもはよく治線医が自分をなおし

τ

くれる 万能力をもっているのだと胤待して治療のスタートをきる。

そ北な協合だと子どもは始めから治療援のもっているとの カから身を守り自分は問問解決の力のないものとして,治療 に対してどζまでも受効的な態度をとる。だから子どものと

¢ような態度はむしろ好都合だと思う治療医tち治療の主力 を子どもに対て何か施してやるばかりに集中

4

子どもに 何かさせるという指ii'f.はしないρ (アレン)

H治療とはだれかに何かを施し

τ

やるζとではない。むしろ 進行しつつある過程そのものだといった方がい。たしかに 治僚といえば臨察したり, F]解したり,長助したりする吟 決して利かを施してやるζとでは伝い11

‑ 07

) たしかにカウyセリングは観念やf.11論をもてあそぶものでなく不 快な感情を解欣したり, 興味の潔失,逃避といったような感情の抑 圧をとりあっかうもので忘るだろう。

学校におけるカウyングもいかなるiOflをとろうと, ζの考え の上に立たなければならないと思う。

参考文献

欲求不満の心l'E 池18t't ITiI出f!9~ÞlHH、PEtit IU喜久雄 教育相淡の技術 上氏IE 児童心l'R学

T

輪併 問題児診断 Ii¥P

r . : l J

 li!氾の心~~ltw; r IRitiE例 ft~ .'R 非行臨床心開学 小島忠一

参照

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