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北村清一郎  編著

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Academic year: 2021

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〒 113-8612  東京都文京区本駒込  1-7-10 TEL.03-5395-7630 FAX.03-5395-7633

http: // www.ishiyaku.co.jp/

■ A 4 判/ 120 頁/オールカラー 

■定価(本体 5 , 800 円+税) 注文コード:

360660

北村清一郎  編著

今日の臨床技工に役立つ これまでにない解剖学アトラス

口腔顎顔面領域の解剖 についての理解は,

機能的な補綴装置を製作するうえで不可欠です

別冊

The International Journal of Dental Technology, EXTRA ISSUE

機能的な補綴装置製作のための 

アトラス口腔顎顔面解剖

C O N T E N T S 第 1 総論

第 2 口腔領域の局所解剖学

第 3 上顎総義歯の形態にかかわる解剖構造 第 4 下顎総義歯の形態にかかわる解剖構造 第 5 顎関節とその動きにかかわる筋肉 第 6 義歯は嚥下とどうかかわるのか

●本別冊では,機能的な補綴装置を製作するうえで不可欠な知識で ある 口腔顎顔面領域の解剖 について,視覚的にやさしく理解でき るよう,アトラス形式でまとめました.

●イラストと鮮明なカラー解剖写真をもとに,解剖学を歯科技工の 臨床と関連づけて習得できます.

●チェアサイドと解剖学的知識を共有し,口腔生物学的視点から患 者さんの口腔機能とともに QOL の向上のために,新人からベテラン まで必携の一冊です.

第 4 章 下顎総義歯の形態にかかわる解剖構造 ■

.+歯科技工別冊/機能的な補綴装置製作のための アトラス口腔顎顔面解剖 K_\@ek\ieXk`feXcAflieXcf];\ekXcK\Z_efcf^p#<OKI8@JJL<.,

8.まとめ

口輪筋,口輪筋の下顎起始,オトガイ筋 頰筋,咬筋,外斜線

臼歯腺,翼突下顎ヒダ,頰筋,上咽頭収縮筋,側頭筋腱 下唇小帯

下頰小帯,口輪筋,頰筋

下顎隆起,舌下腺,顎舌骨筋線,舌筋,顎舌骨筋,オトガイ舌骨筋,上咽頭収縮筋 舌小帯,オトガイ棘

唇側フレンジ 頰側フレンジ

舌側フレンジ 舌側ノッチ 唇側ノッチ 頰側ノッチ レトロモラーパッド

表 4-8-1 下顎印象に関係する解剖構造(ランドマーク)1)

$:唇側ノッチ

%:頰側ノッチ

&:舌側ノッチ 唇側フレンジ 頰側フレンジ レトロモラーパッド

口唇突出,口角牽引,

指の吸引(やりすぎない)

頰のマッサージ 開口 舌の安静と 適度の運動 舌の挙上,

発音 嚥下と発音

最大開口 嚙み締め

頰の牽引(方向に注意)

口唇の牽引

$

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%

$

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%

図 4-8-2 下顎総義歯の床縁形成に有効な口腔の運動1)

図 4-8-1 下顎歯槽堤の周辺構造 咽頭腔

口角 口輪筋

上咽頭 収縮筋

舌筋 頰筋 側頭筋腱 翼突下顎ヒダ

顎舌骨筋 オトガイ孔

下頰小帯部 舌小帯部

舌下腺

外斜線 下顎枝

レトロモラー パッド

顎舌骨筋線

口輪筋の 下顎起始

咬筋

オトガイ舌骨筋 顎舌骨筋

歯槽堤

オトガイ棘 オトガイ孔 オトガイ結節 下唇小帯部

歯槽堤

浅層 深層

床面積 床縁・床翼

動的維持力

辺縁封鎖 筋形成で決定

最終印象で決定 選択的加圧

図 4-8-3 総義歯の維持や支持に関与する 4 つの力学的事項3)

総義歯の維持や支持に関与する力学的事項として,① 義歯の床面積,② 選択的加圧,③ 辺縁封鎖,④ 動的維 持力が挙げられる.印象採得時の選択的加圧は,被圧変位量の異なる各粘膜面に疼痛も生じさせず,顎堤も吸収 させないようにして,最大の負担を与えることを目的としている.義歯の床縁部の辺縁封鎖は周囲構造によって 獲得される.動的維持力は,床翼部に適切な形態を付与して,周囲構造で義歯を押さえつけることで維持させよ うとする力である.粘膜面における床面積と選択的加圧は義歯の支持と維持に,床縁部の辺縁封鎖は維持に,床 翼部の形態は動的な維持力に関係する.床縁部の位置および形態と床面積の的確な決定はいわゆる筋形成といわ れる作業でなされ,適切な選択的加圧は最終印象で決定される(本図は,徳島大学 市川哲雄先生のご厚意による)

第 3 章 上顎総義歯の形態にかかわる解剖構造 ■

+-歯科技工別冊/機能的な補綴装置製作のための アトラス口腔顎顔面解剖 K_\@ek\ieXk`feXcAflieXcf];\ekXcK\Z_efcf^p#<OKI8@JJL<+.

4.口蓋床部

$

$:横口蓋ヒダ部

%:口蓋縫線部

&:歯槽堤部 ★ ★ 切歯乳頭

口蓋腺部

数字は荷重量Jでの被圧変位量(×PP)

$:横口蓋ヒダ部

%:口蓋縫線部

&:歯槽堤部 ★ 切歯乳頭

数字は荷重量Jでの被圧変位量(×PP)

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口蓋腺部

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図 3-4-1 無歯顎の口蓋粘膜と被圧変位量の部位差4)

咀嚼粘膜で覆われた硬口蓋は義歯床面積を増大させ,義歯の吸着性の向上に大き く寄与する.しかし,一定の荷重を加えた場合の粘膜変位の度合い,すなわち被 圧変位量は部位によって異なり,歯槽堤部や口蓋縫線部では小さいが,横口蓋ヒ ダ部や,口蓋縫線部と歯槽堤の間の領域(口蓋腺部)では大きい

口蓋縫線部

横口蓋ヒダ部 軟口蓋 上唇

上顎歯槽堤

口腔前庭

歯槽堤 歯槽堤

上顎結節 上顎結節

翼突鈎 翼突鈎

内側翼突筋

咽頭後壁

軟口蓋軟口蓋硬口蓋硬口蓋正中線

口腔前庭

正中線

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図 3-4-6 硬口蓋粘膜の粘膜 下構造による区分3)

4 部に区分される.咬合圧負 担域の歯槽堤部では粘膜下 組織は密で,粘膜は骨膜に固 着する.横口蓋ヒダ部(A)は 粘膜下組織に脂肪組織を含 む.口蓋縫線部(B)では粘 膜は菲薄で粘膜下組織が欠 如している.口蓋腺部(C)で は粘膜下組織に口蓋腺を含 み,粘膜は厚くなる.硬口蓋 粘膜の被圧変位量の部位差 はこれらの粘膜下組織の相 違を反映している 図 3-4-4,5 選択的加 圧印象

義歯機能時にすべての 部で適切な負担が得ら れるべく行われるのが 選択的加圧印象である.

最終義歯で加圧された 際の粘膜圧縮状況を印 象採得時に再現するの が加圧印象であるが,

選択的加圧印象では,

トレー内面と粘膜との 距離を部位によって変 えることで加圧量が調 節されている3)

図 3-4-2 口蓋粘膜の厚みの部位差を正中での粘膜断面で示す 被圧変位量だけでなく,口蓋粘膜の厚みも部位によって異な る.本図では一側の口蓋粘膜を除去して,他側の口蓋粘膜の 断面を正中で見ている.口蓋縫線部では粘膜が薄く,それよ り前方の横口蓋ヒダ部と後方の軟口蓋では粘膜は厚い

図 3-4-3 同部に上顎義歯を装着したところ 義歯に圧が加わると,粘膜の薄い部分では痛み が出やすく,被圧変位量の大きな部分では義歯に 滑りが生じて痛みの原因となる.また,痛みを感 じる部分では顎堤の吸収も生じやすい.すなわち,

痛みも顎堤吸収も生じさせない床負担量は粘膜 の部位によって異なり,義歯機能時にすべての部 位で適切な負担となるような配慮が求められる

今日の臨床技工に 役立つ解剖学 が 凝縮された内容!

歯科技工の臨床に 役立つ知識のつまった

コラム欄は必読!

イラストと

写真を中心とした

わかりやすい誌面

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医歯薬出版  ご注文承り書

2015年7月パンフレット作成

〒113-8612  

東京都文京区本駒込

1-7-10 TEL.03-5395-7630

★必要事項をご記入の上, FAX. 03-5395-7633  にご送信ください .  ★弊社ホームページ http://www.ishiyaku.co.jp/からもお申し込みいただけます.

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好評発売中 関連図書のご案内

(    ) 冊

歯科技工別冊 機能的な補綴装置製作のための  アトラス口腔顎顔面解剖

(    ) 冊

臨床家のための  口腔顎顔面解剖アトラス

臨床家のための   口腔顎顔面解剖アトラス

北村清一郎 編著

臨床に必要とされる解剖学のエッセンスを,臨床家の視点に徹底的にこだわって編集した これまでにない新たな解剖アトラス

著者が長年にわたり剖出し,撮影を続けてきた膨大な解剖写真を,「臨床に役立つ」という視点から選び抜き,実践的 な解説を加えてアトラスとして編集.これまで乖離しがちだった「臨床」と「解剖」とを徹底してリンクさせた,これま でにない新たな解剖学書です.

■ A4 判/ 222 頁/オールカラー ■定価(本体 10,000 円+税)

ISBN978-4-263-44296-8 C O N T E N T S

第1章  総論

1.口腔の周辺構造

2.歯の喪失に伴う上顎骨の形態の変化 3.有歯下顎骨の形態

4.歯の喪失に伴う下顎骨の形態の変化 5.下顎骨の内部構造を見る

6.口腔顎顔面領域に分布する神経 7.歯と歯肉への神経の分布

第2章  口腔領域の局所解剖学

1.口唇と頰 2.口腔前庭

3.舌下部(口腔底)と舌下面 4.舌

5.口蓋

6.口腔内諸部の動脈と神経の分布(まとめ)

7.口腔粘膜の部位区分と性状

第3章  上顎総義歯の形態にかかわる解剖構造

1.唇側・頰側研磨面 2.唇側・頰側床縁

3.バッカルスペースのフレンジ 4.口蓋床部

5.口蓋床の後縁 6.まとめ

第4章  下顎総義歯の形態にかかわる解剖構造

1.無歯顎の下顎歯槽堤

2.歯の喪失に伴う下顎骨歯槽部吸収の種々相 3.下顎総義歯の唇側・頰側の床縁

4.下顎義歯遠心頰側隅角と頰棚 5.レトロモラーパッド(臼後隆起)

6.下顎総義歯の舌側のフレンジ 7.後顎舌骨筋窩部

8.まとめ

第5章  顎関節とその動きにかかわる筋肉

1.顎関節の構造の概要 2.顎関節の補強靱帯 3.関節円板の形態 4.関節円板の動き

5.顎関節の運動にかかわる筋肉 6.顎関節の運動と筋肉

第6章  義歯は嚥下とどうかかわるのか

1.口腔領域の機能と嚥下 2.口唇閉鎖能の改善 3.義歯の装着と嚥下機能 4.鼻咽腔の閉鎖と筋肉

5.喉頭蓋の反転と食道入口部の開大 6.構音器としての口腔

機能的な補綴装置製作のための 別冊 アトラス口腔顎顔面解剖

The International Journal of Dental Technology, EXTRA ISSUE

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