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第1学年特別活動(学級活動)学習指導案

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Academic year: 2021

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第4学年体育科学習指導案

日 時 平成24年9月21日(金)5校時 場 所 中央区立久松小学校 4年1組教室 対 象 4年1組 児童32名 指導者 斉藤 由花 1 単元名 育ちゆく体とわたし(保健領域) 2 単元の目標 関心・意欲・態度 年齢に伴う自分の体の発育・発達について進んで関心をもつとともに、発育・ 発達には個人差があることから、お互いを認め合おうとする態度をもつ。 思考・判断 体をよりよく発育・発達させるのに必要なことについて、資料や自分の生活を 基に考えることができる。 知識・理解 思春期の心や体の変化や、それらには個人差があることがわかり、よりよく発 育・発達させるために調和のとれた食事、適切な運動、休養及び睡眠が必要で あることを理解できる。 3 単元について これから思春期を迎えようとする時期の児童は、個人差はあるものの、体の発育・発達に伴って起 きる心身の変化に不安や疑問を抱き、関心を示すようになる。このような児童にとって、思春期の心と 体の変化について事前に学習することは、今後の自身の成長を肯定的に受けとめるための土台になる。 4年生は体の発育・発達にとって大切な時期であることを認識し、自分の体をよりよく成長させるため の3つの要素(食事、運動、休養・睡眠)について理解できるようにしたい。正しい知識のもと、これ からの生活の仕方について考え、成長の展望をもてるようにしたい。また、指導にあたっては、知識を 活用した学習活動をすることにより、児童の生活に根ざした保健学習となるよう配慮した。 4 児童の実態 発育測定時には、身長や体重の変化に一喜一憂するなど自分の体の成長への期待・関心は高い。その 中で、背の低さにコンプレックスを感じている様子や、体重の増加を気にする声も聞こえてくる。女子 の中には体つきが変化し始めている児童もいて「娘本人の意識は幼いままなので、家では父親のほうが 戸惑っています」と話す保護者もいる。このように、自分の成長に不安を感じたり、まだ心と体の発達 のバランスがとれていなかったり、という実態が見える。 第 3 学年までの保健学習や食育などにより、「食事」と「休養・睡眠」に関する学習には積み重ねが ある。一方、休み時間には、外遊びなどで日頃から運動に慣れ親しんでいる児童もいるが、3年時に比 べ教室や学校図書館で過ごすなど、あまり積極的に体を動かさない児童も目立っている。こういった実 態から、本学年では健康の3要素のうち特に「運動」の大切さについて実感を伴った知識・理解が必要 であると考える。 今後の発育・発達について正しい知識を得ることにより、体の変化を前向きにとらえ、よりよく発育・ 発達できるような実践力を身に付けさせたい。また、思春期の男女の発達の違いを知ることを通して、 お互いに認め合い、協力し、いたわり合うことができる児童を育成したいと考える。 研究主題

豊かな心と健やかな体の育成

―自分やみんなを大切にする児童を目指して―

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5 研究主題との関連 (1)目指す児童像 ・互いの違いを理解し、よさを認め合い、温かい関わりを大切にする子 ・意欲をもって様々な活動に挑戦し、進んで体を動かす子 以上の児童像から、中学年分科会では保健領域における目指す児童像を以下のように設定した (2)目指す児童像に迫るための手立て(本時の中心となる手立て◎)

【心】

①互いの違いやよさを理解し、よりよい関わりができるようになるために

◎(ア)小グループ活動

・個々の考えを明確にし活発な話し合いにするために、自分の考えを付箋に書く。 ・偏りなくお互いの意見を交換し合うことができ関わりが深くなるために、3人から4人 の少人数で話し合いを行う。

(イ)養護教諭との連携

・思春期の成長や発達について羞恥心や照れをもつことなく理解できるようにするために、 日頃、身体測定や保健指導などで関わっている養護教諭とともに第二次性徴について学 習する。 ・養護教諭から専門的な話を聞き、成長には個人差や性差があることを理解させ、男女の 違いやよさに気付きお互いに思いやりをもって関わることができるようにする。

【体】

②自らの生活を見つめるために

(ウ)他教科等との関連

・具体的で実感を伴った学習とするために、身体測定の数値や他教科等での実践などと関 連させて学習を進める。

③よりよい健康づくりを実践するために

◎(エ)資料提示の工夫

・より具体性のある知識として定着し意欲をもって課題に取り組めるようにするために、 大型テレビにPC を使って資料等を提示する。

◎(オ)小グループ活動

・自分の生活を振り返り意欲的に健康づくりをしていこうとする気持ちを養うために、友 達がよりよい成長のためにしていることや考えを知る。

(カ)学習カードの工夫

・自分の生活を振り返り、学習したことを日常生活に生かせるような学習カードを活用す る。 【心】①互いの違いやよさを理解し、よりよい関わりのできる子 【体】②自らの生活を見つめ、③よりよい健康づくりを実践しようとする子

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6 他教科との関連

3 年「毎日の生活と健康」

1 生活と健康 2 生活のリズム 3 身の回りの清潔 4 身の回りの環境

4年 「育ちゆく体とわたし」

1 変化してきたわたしの体 2 大人に近づく体 3 体の中で起こる変化 4 すくすく育てわたしの体(本時)

3 年「学級活動」(食育)

「朝ごはんってどうして大切なの?」 ・栄養士と連携した授業。 ・朝ごはんの大切さについて考え、小グループごとにバラ ンスのとれた朝ごはんについて話し合い発表した。 3 年 1 学期 (学年で実施) 「早ね 早起き 朝ごはん」週間実施① 3 年 2 学期 (全校で実施) 「早ね 早起き 朝ごはん」週間実施②

4年 「総合的な学習の時間」

1学期「マイ箸づくり」 ・出前授業実施 ・箸づくりを通して箸の歴史や使い方を知る。 ・箸から興味を食に広げ自分の課題について調べた。

保健領域

他教科・関連する活動

3 年 2 学期「保健指導」 ・睡眠の大切さ(養護教諭)・朝ごはんの大切さ(栄養士)

4 年 夏休みの課題「マイお弁当づくり」

・バランスのよいお弁当を家族とともにつくり、マイ 箸で食べる。 3 年 1学期 (保健指導) 「手をきれいに洗おう」・養護教諭と連携した授業 「歯の染め出し」・歯科校医と連携した授業 と

4年 学級活動「だいじなわたし、だいじなあなた」

4年 放課後遊び

4年 体育「体つくり運動」等

健康を意識した日常

生活での実践と自他

の変化を肯定的に受

け止められる気持ち

3 年 食育―給食指導― ・給食時の栄養士による食育学習・ランチニュース

4 年 理科「わたしたちの体と運動」

4 年「早ね・早おき・朝ごはん・運動」

事前・事後2 回行う

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7 単元計画 単元名「育ちゆく体とわたし」 時 小単元 学習内容 1 変化してきたわたしの体 今までの自分の成長の変化を身長をもとに考える。 2 大人に近づく体 大人になると男女の体つきがどのように変化するかを考える。 男女の特徴と個人差について知る。 3 体の中で起こる変化 思春期の体や心に起こる変化について知る。 また、個人差があることを理解する。 思春期の異性への関心について考える。 4 す く す く 育 て わ た し の 体 (本時) 体がよりよく成長するために必要なことを理解する。 調和のとれた食事、適切な運動、休養及び睡眠などが必要なことを 理解する。 8 評価計画 時 間 学習課題 学習活動における具体の評価規準 評価方法 関心・意欲・態度 思考・判断 知識・理解 1 変 化 し て き た わ た し の 体 体の変化や個人差を 肯定的に受け止めよ うとしている。 身長や体重などから、 体の発育・発達がどの ように変化するか考 えている。 体つきの変化には個 人差があることがわ かる。 発言・観察 ワ ー ク シ ート ◎ ○ 2 大 人 に 近 づ く体 思春期に起こる男女 の体つきの変化、大人 の体に近づく現象を 肯定的に受け止めよ うとしている。 思春期に起こる体つ きの変化、大人の体に 近づく現象に、どのよ うなものがあるか考 えている 思春期には、体つきに 変化が起こり、男女の 特徴があらわれるこ と、そして、体つきの 変化には、個人差があ ることがわかる。 発言・観察 ワ ー ク シ ート ○ ◎ 3 体 の 中 で 起 こる変化 思春期に起こる大人 の体に近づく現象を 肯定的に受け止めよ うとしている。 思春期に起こる大人 の体に近づく現象に、 どのようなものがあ るか考えている。 思春期に起こる大人 の体に近づく現象に は、個人差があるが、 だれにでも起こる現 象であることがわか る。 発言・観察 ワ ー ク シ ート ○ ◎ 4 す く す く 育 て わ た し の 体 体をよりよく発育・発 達させるために、生活 を改善しようとする。 体をよりよく発育・発 達させるための生活 の仕方を考えている。 体をよりよく発育・発 達させるためには、調 和のとれた食事、適切 な運動、休養と睡眠な どが必要であること がわかる。 発言・観察 ワ ー ク シ ート ○ ◎

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9 本時の学習 (1)ねらい ・体をよりよく発育・発達させるための方法に関心をもち、意欲的に取り組もうとしている。 【関心・意欲・態度】 ・自分の生活を振り返り、体をよりよく発育・発達させるための生活の仕方を考えることができる。 【思考・判断】 ◎体をよりよく発育・発達させるためには、調和のとれた食事、適切な運動、休養と睡眠などが必要 であることが理解できる。 【知識・理解】 (2)展開 学習活動 ◇指導上の留意点 ★評価 手立て 1 体をよりよく発育・発達させるために、必要な ことを考える。 〇自分の体をすくすく育てていくためにはどんなこ とが大切なのでしょうか。 C運動する。 C好き嫌いせずに食べる。 C早寝早起きをする。 Cよく寝る。 2 調和のとれた食事の大切さについて考える。 〇夏休みの「マイお弁当づくり」についてどのよう に栄養のバランスを考えたか発表しましょう。 〇今日の給食は、バイキング方式です。食べようと 思うものを選びましょう。 ・「主食」「主菜」「副菜」に分けて考える。 ・育ちざかりに特に大切な栄養にタンパク質、カ ルシウム、ビタミンがあることを知る。 3 休養・睡眠の大切さについて考える。 〇 プリントに、昨日寝た時刻と今朝起きた時刻を 書いてみましょう。 ・記入したプリントに、成長ホルモンの出る時間 帯の書かれた用紙を貼って自分の睡眠時間が適 切だったかどうか考える。 4 適度な運動の大切さについて考える。 〇適度な運動をすると体にどんなよいことがあるで しょうか。 ・はじめに個人で考えたことを付箋に記入する。 ・小グループごとに、個人で考えたことを話し合い まとめる。 ◇出された意見を「運動」「休養・睡 眠」「食事」の3つに分類し、既習 の学習を整理する。 ◇自分の経験に基づいてバランスの よい食事について考えさせ、さらに成 長に必要な栄養素とその働きについ て理解させる。 タンパク質―体をつくるもとになる カルシウムー骨や歯をつくるもとに なる ビタミンー体の調子を整える ◇睡眠の質や量、リズムの大切さに気 付かせる。 ★★運動することのよさに気付いて 小グループで意見を交換できたか。 【思考・判断】 ・「マイお弁当 づくり」カー ド(書画カメ ラ使用) ・食品学習カ ード ・栄養素と食 品の図 ・「睡眠学習カ ード」 ・小グループ 活動 運動 食事 休養 睡眠

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・「宇宙飛行士」の運動の様子の動画を見る。 ・「宇宙生活大実験」のクイズを行う。 ・「宇宙飛行士の話」を聞く。 ・運動を続けることの大切さを知る。 ○運動をすることのよさ(三つ)がなぜ成長に関係 があるか考えてみましょう。 C子どものときに運動することが、丈夫な骨をつ くることにつながる。 C運動すると筋肉が強くなってよく動いたり、も っと運動ができたりするようになる。 C心臓の動きがよくなると、丈夫な体になれる。 5 自分の生活を振り返り、これからのめあてを考 える。 〇自分の体をすくすく育てていくために、めあてを 立てましょう。 ・自分の生活を三つの観点に沿って考える。 〇小グループで自分の生活(「食事」「休養・睡眠」 「運動」)のよさを話し合いましょう。 6 学習のまとめをする。 ◇運動をすることのよさを押さえる。 ①骨が太く丈夫になる。 ②筋肉が発達する。 ③心臓や肺の動きが高まる。 ◇運動と成長の関係について考えさ せ、体を動かすことの大切さに気付 かせる。 ★★様々な運動をして体全体を動か すことが成長に大切なことを理解 できたか。 【知識・理解】 ◇「食事」「休養・睡眠」「運動」の三 つの観点から自分に足りないとこ ろや今後も続けていくことを考え させる。 ★体をよりよく発育・発達させるため の生活の仕方を考えることができた か。 【思考・判断】 ◇小グループで自分の生活のよさを 話し合うことにより、お互いのよさ を理解し合う。 ★友達のよさに気付き関わりを深め ることができたか。 【関心・意欲・態度】 ・動画「宇宙 飛行士 の運 動の様子」 ・「宇宙生活実 験」クイズ (TV に表示) ・「めあて」学 習カード ・小グループ 活動

参照

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