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学位論文の調査要旨専攻名

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Academic year: 2021

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別紙様式 16  (課程博士・論文博士共通)

学 位 論 文 の 調 査 要 旨

専 攻 名 (又は推薦専攻名)

山 名

M

攻 専 学 ン

︐ ノ

イ 域 地

は ま だ よ し じ

浜 田 吉 司

学位論文題目 同族経営から同志経営へ

調査委員長 小 林 一 成

調査委員長 調査委員 専門委員

調査委員 児 玉 克 哉

調査委員 苅 田 修 一

専門委員 市 原 佐 保 子

調査結果の要旨

本論文は、近年関心が高まりつつある同族経営に関して、特に中小企業を対象として、

同族経営に光と影を生むオーナー経営者の「思い」に焦点を当てて論じたものである。本 論文では、「悪い同族経営」に陥らせる理由や長寿経営に代表される「良い同族経営 j に導 く理由を分析するにあたり、オーナー経営者の思いが「情念」、「信念 J および「理念」の 3 っから構成され、その重なる所に高次な「志」が生じるとする「三念モデル J を提唱し た。この「三念モデル」を用いて同族経営を分析し、悪い同族経営の本質が「信念の暴走」

と「情念の制御不全」にあることを明らかにするとともに、同族経営を「良い同族経営 J に導くためのカギを握るのは「経営理念

j

であることを示した。さらに、経営理念の確立 と共有化が組織を同志的集団に変えると論じ、同族経営を「良い同族経営」としての「同 志経営」に発展させる過程を明らかにした。この過程における中間段階を「理念経営 J と 定義し、「理念経営」が「同志経営」に発展する過程では、従業員の自律性と組織における 相互信頼性を高めることが重要であるとの結論に至った。これらの議論を踏まえ、自らの 会社をモデ、ノレとして同族経営が「理念経営」に移行する過程を実践的に解析し、これらの 仮説の立証を試みている点は、地域イノベーション学の見地から見て特筆に値する。本論 文は、同族企業が多くを占める地域企業の発展に示唆を与える貴重な研究であり、地域企 業が成長するための一助となる成果であると評価される。

以上の結果を総合し、本調査委員会は本論文が博士(学術)の学位を授与するにふさわ

しいものと判定した。

参照

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