金沢 大 学十 全 医 学 会雑 誌 第
1 0
4巻 第1
号1 卜 2 5
(1 9 9 5
)日本 人の甲状 腺 腫瘍にお ける
r α ∫
遺伝子点突 然変異一 穿 刺吸引細 胞を用
い
た検 討 ‑金 沢 大 学 医学 部 内 科 学第 一講 座 ( 主 任: 小林 健 一教授)
早 川 哲 雄
1 5
欧 米 人の甲状 腺 腫 瘍
で は
, r α ∫遺伝 子の変 異が
腫瘍 形 成の初期 段 階で
生じ て
いる
こと が
報 告さ
れて
いる
.し か し
, こ の こと を 日
本 人の甲状 腺 腫 瘍を
対 象と し て
検 討した
報 告は
少な
い ・ 本研 究で は
,4 2
例の甲状 腺腫 瘍にお け る H
‑,K
‑,N
‑r 耶遺 伝 子そ
れ ぞれ
について
, コド
ン1 2 と61
の点 突然 変 異の有 無を P C R
法と
スロ ッ トプ
ロ ッ トハイ プ
リダイ ゼ
ー シ ョソ法を
用いて
検 討し た
・21 ゲ
ージ
針で
得 られ た
穿 刺吸
引 細胞を
使い乳 頭癌7
例, 未 分化 癌1
例か ら
,ま た
新 鮮手 術 標 本を 用
い濾 胞 腺 腫1 1
乳 腺 腫 様 甲 状腺 腫6
胤 乳 頭 癌1 5
例, 濾 胞 癌1
札 未 分 化 癌1
例か ら D N A を
抽 出し た
. 抽 出し た D N A を
,H
‑.K
‑,N
‑r a S コド
ン1 2 と 61
に関し
てP C R
法に よ り
増 幅し
, コド
ン1 2 で は 正
常 型 以外に8
穫 猟 コド
ン6 1 で ほ 8
種類の点 突 然 変異 特 異 的プ
ロ ーブ を 用
いよ ス ロ ッ トブ
ロ ッ トハイ プ
リダ イ
ゼ ー シ ョ ソ法で
変 異r α∫遺伝 子を
検 出し た
■ 手術 標 本の良 性 腫 瘍でほ
, 濾 胸 腺 慮1
例と
腺 踵 様 甲状 腺 慮1
例で
点 突 然 変 異を
認め た
・ま た
手術 標 本 甲 悪性 腫 瘍で は
, 濾 胞 癌1
例で
点 突 然変 異が
検 出さ
れた が
, 乳 頭 痛, 未 分化 癌で ほ
変 異は
認め な か
った
・一 方 穿 刺 吸 引細 胞
で ほ
▲ 乳 頭 痛, 未 分化 癌と
も, r α∫遺伝子
の変 異ほ
検 出さ れ
なか
った
・ 穿 刺 吸 引細 胞と
新 鮮 手 術標 本の結 果を
合わ
せる と
, 良性 腫 瘍で は
濾胞 腺 腰1 1
例 中1
例(9 %
=こ, 腺 腫 様 甲 状腺 腫6
例 中1
例(1 7 %
) に点 突 然 変 異を
認め た
・しか し
, 悪 性腫 瘍で は 2 5
例 中濾 胞 痛の1
例に点 突然 変 異を
認め た
のみ で
, 乳 頭 胤 未 分 化 癌で ほ
r α∫遺 伝 子の変 異は
検 出さ れ な か
った
・ま た
, 変 異r α∫遺伝 子を
認め た
濾 胸 腺 鼠 腺 腰様 甲 状腺 魔の症 例は
, 変 異を
認め
なか
った
症 例と
比べて
臨 床像に特 異な
点ほ な か
った
・ 以上 よ り
, r α∫遺 伝 子の変 異は 日
本人
の甲 状腺 腫 瘍でほ
欧米人
のもの に比べ
る と
少な
く, 限られ た
一 部の症 例で のみ
腫 瘍 形 成に関 与し
て いる 可
能 性が
考え ら れ た
.ま た
. 穿 刺吸
引細 胞を 用
いた
化 ∫遺 伝 子変 異の解 析ほ
, 術 前遺 伝子
診 断と し
て施 行可
能で
ある が そ
の有用
性に は
限 界が
ある
ものと
思わ れ た
.K e
y
w o rd
s Jap
anes et
hy
r oid n e op
la s m , r a S On C Og
en e,p
Oint
m ut
at
ion,f in e‑ne edle a sp
irat
io n ,P C R
本邦に
お
ける
甲 状腺の結 節 性 病 変の有 病 率ほ
, 検診で
見い出さ れ る
ものだ け
でも 腺 腫 ある
いほ
腺 腫 様 甲 状 腺 塵で0
.5
〜2
・4 %
l ), 甲状 腺 癌で0
.1 2
〜0
.6 3 %
1 ト 3 )と か な り
の高 頻 度に認め ら れ る
・ま た
ト踵 瘍 性病 変に限って
も 良 性の濾胞 腺 歴か ら
予 後 良 好な
分 化 癌で
ある
乳頭 癌や
濾 胞 癌,予
後の極 度に悪い未 分 化痛ま
で様々な
生 物 学 的悪 性度を
有 する
ものが
含ま れ る た め
, 甲状 腺 結 節 性 病 変の適 確な
診断と
適 切な
治 療 方 針の決 定ほ 日
常 診療上
重 要である
. 今日
上 座瘍の術 前 診 断と し
て穿 刺吸
引 細 胞 診が
行わ れ て お り
, 特に乳 頭 癌の診 断にほ
感 度, 特 異 性と
もに高くそ
の有用
性が
評価さ れ
て いる
4 〉.し か し
, 濾 胞 腺 歴と
濾 胞 痛の 鑑 別ほ
穿 刺吸
引細 胞 診でもし ば し ば
困 難で
あり
, 腫 瘍 摘 出衝後に組 織 像
を
詳 細に検 討し て
初め
て良 性か
悪 性か が
判 明 する
こと が
多い こと や
, 腺 腰 様 甲 状 腺 腫 内に生じ た
結 節が
単な る
過 形成であ
る か
, 腺 腫 ある
いほ
病 歴である
のか
につい ても 診 断 困難な
こと が
ある
等, 穿 刺 吸 引 細 胞 診 も完 成さ れ た
診 断 技 術と は
言い 難い .近 年の分子 生 物 学 的 研 究の進 歩に
よ り
, 腫 瘍の形 成には
少な
くと
も5 な
いし 6
種 類 以上
の癌 遺 伝 子, 癌 抑 制 遺 伝 子の異 常が
関 与
し
て いる
こと が 明 ら か と な り
5 ), 甲 状 腺 腫 瘍にお
いて
も,r d ∫. m ツC,rれ 圧
点
,p5 3
等の癌 遺 伝 子の変 異 ある
いほ
発 現 異 常が
腫 瘍化を
もた ら し
て いる 可
能 性が
推定さ れ
て いる
6).そ
の中でもr α∫遺 伝 子の変 異
は
欧 米人
にお け る
甲 状 腺腫 瘍では
比 較 的 高 頻 度で
あり
,L
e m oin eら
T )8 )は
濾 胞 癌1 5
例 中B
例, 乳 頭 癌1 0
例 中2
例に,S
u a r e zら
9 一は
乳頭 癌1 3
例 中8
例に,N
a mb
aら
1 0)は
乳 頭 癌1 4
例 中3
例に 化 ∫遺 伝子
変 異を
認め た と
述べて
いる
. これ ら
の報告では
, 濾 胞 腺腫な ど
の良 性 腫瘍でも 変 異を
認め る
場 合が
ある
こと よ り
r α∫遺 伝子
の点 突 然 変 異ほ
腫 瘍 形成の初 期の段 階に生ず
る 可
能 性が 示
唆さ れ
て いる
8) 1 8 ).一 方
で ほ K
a rgaら
1 t)のよ う
に, 濾 胞 癌1 4
例 中遠 隔 転 移を
認めた 2
例のみ
に rα∫遺伝子
変 異を
認め
,rd ∫ 遺伝
子
変異と
生 物 学 的悪 性 度と
の相 関を 示
唆し た
報 告 も ある
.し か し
, 甲 状 腺 腫 瘍にお け る
変 異 rαJ 遺伝 子の 検 討で
報 告さ れ た
ものは
ほと ん ど が
欧 米人 と
くに白 人を
対 象と した
もの であり
, 本邦で の検 討ほ
少な
い. 甲 状腺 腫 瘍の発 症 頻 度は
各 阻織 型 別にみ た
場合, 国 ある
いほ
地 域 毎にか な り
異な
って い
る
こと よ り
, 腫 瘍 化には
環 境因 子 が
大 きな
影 響を
及ぼ し て
いる と
考え ら れ
て いる
1 2).平 成6 年1 2月1 4 日受付, 平 成7 年1 月2 3 日受 理
A b br evia
t
io ns: A rg
, a rg
inin e;
Asp
, aSp
a r at
ic acid;
Cy
s, Cy
St
ein e ; d U T P, de o xy
u ridin e 5,‑t
rip
ho sp
hat
e;
E C L, enha n c ed chemi 1u min e s c e n ce;
F , fe m ale;
F N A , fine‑needle asp
ir at
io n;
G A P, G T Pase act
iv at
ing p
rot
ein;
G ln,g
lut
a mine;
G ly
,g
ly
cin e;
H R P, ho rs、eradish
p
e r o xida s e ; Ly
s,1y
sine;
M , m al e1 6
本 研 究
で は
,日
本 人の甲状 腺 腫 瘍にお
ける 牲
,K
‑,N
‑r α∫遺 伝 子そ れ
ぞれ
の変 異の有 無につい て,P C R
法と
ス ロ ット プ
ロ ット
ハイ プ リ ダ イ ゼ
ー シ ョソ法を 用
い て検 討し た
.ま た
巨腫 瘍 摘 出手 術 以 前の遺 伝 子 診 断 法と し て
の可
能 性を
調べる 目
的で, 材 料と し て
新 鮮 手 術 標 本に加え て
穿 刺 吸 引 細 胞を
用いた
検 討 も 行った
.材 料
お
よび 方 法Ⅰ
. 対 象1 9 9 2
年4
月か ら1 9 9 4
年2
月ま で
に金 沢 大 学 医学 部 附 属 病 院 第一 内科
お よ び
関連 病 院にて
得ら
れた
甲 状 腺 穿 刺 吸 引 細 胞8
例と
, 甲 状腺 腫 瘍と し て
手 術さ れ た
新 鮮 手 術 標 本3 4
例の合 計4 2
例を
対 象と し た
. 穿 刺 吸 引 細 胞は
甲状 腺 腫 瘍を
超 音波 誘 導 下で 21 ゲ
ージ
針で
穿 刺し
注 射 簡 内の陰圧によ り
吸 引 する
こと
によ り
採 取し
1 3 ),‑
8 0 ℃ で
保 存し た
.ま た
新 鮮 手術 標 本は
標 本の 一 部を
‑
8 0 ℃
で保 存し て
使 用した
. 甲 状腺 腫 瘍の診 断は
甲 状腺 癌取 扱い規 約‖) に従っ
た
. 穿刺 吸 引 細 胞は
乳 頭癌7
例, 未 分 化 癌1
例であ
り
, 新 鮮 手 術 標 本ほ
濾 胞 腺腫1 1
例, 腺 腫 様 甲 状 腺腫6
例,乳 頭癌
1 5
例, 濾 胞 癌1
例, 未 分 化 癌1
例で
あった
( 表1
).‡
. 方 法1
.D N A
抽 出穿刺 吸引 細 胞
か ら
のD N A
の抽 出ほ F
ei
n m e s s e rら
1 5)の方 法を 用
い , 吸 引 物を 5 00
/上l
の溶 解 緩 衝 液 (P C R
反 応 緩 衝 液【
1 0
mM T
ri
s‑H C l
(pH 8
.3)
,5 0
mM
塩化カリ ウ
ム,1
.5
mM
塩 化マグ ネ
シウ
ム,0
.0 0 1
% ゼ ラ チ ン】,0
.4 5 %
ノ ニデ
ット P 4 0
(B
o eh
ri
nge rM
a n nh
ei
m ,M
a n nh
ei
m ,G
e r m a ny),0
.4 5 % ト
ウィ
ーン
2 0
(B
o eh
ri
nge rM
a n nh
ei
m),1 0 0
FLg/ ml プ
ロ ティ
ナ ー ゼK
(B
o eh
ri
nge rM
a n nh
ei
m)) に5 6 ℃ で 4
時 間 保 温 後,1 0 0 ℃
で1 0
分 間 加 熱し
,3 0
〜8 0
/Jl を P C R
に使用 し た
.ま た
, 新 鮮 手 術標 本のD N A
の抽 出は D \A
抽 出キ
ット
(S
tr atage n e,C
alif
o r ni
a,しS A
)を
使用 し
,4 0
〜2 5 0
mg の標 本を
粉 砕し
, 蛋 白分 解 酵 素,R N
a s e で分 解 後,D N A を
エ タ ノ ー ルで
沈 殿し
,T E
緩 衝 液(
1 0
mM T
ri
s‑H C l
,0
.1
mM E D T A
) に溶解し
,1
〜8 0
FLl を P C R
に 用いた
.2
.P C R
H
‑,K
‑,N
‑r a S 遺 伝 子そ れ
ぞれ
の コド
ン(
c od
o n)1 2 と
コド
ン6 1
に関し
てP C R
法1 6 jを
行った
.プ
ライ
マ ーほ
r d ∫プ
ロ ーブ プ
ライ
マ ー セ ット (
和 光, 大 阪)を
使用 し た
(表2
). 各 標 本よ り
抽T
abl
el
.H i
stol
ogi
c al
ch
a r a cte ri
sti
c s of
th
yr oi d
n e opl
a s m sC
y tol
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stol
og ァN
u mb
e r of
s a mpl
e sA
spi
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c ell
sR
e s e cted
tu mo r sB
e ni
gnF
olli
c ul
a r ad
e n o m a sA d
e n o m ato u s goi
te r sM
ali
gn a ntP
api11
a ry c a r ci
n o m a sF
olli
c ul
a r c a r ci
n o m aA
n apl
a sti
c c a r ci
n o ma sT
abl
e2
.P
ri
m e r s u s ed
to s c r e e nf
o r r a s poi
nt m utati
o n sC
od
o n0 1i
go n u cl
e oti d
e sH
‑r a S1 2 5
'G G A G C G A T G A C G G A A T A T A A 3
'3
'c T C A C C T C T A T A G T G G G G T C 5
'K
‑r a S1 2 5
PA T G A C T G A A T A T A A A C T T G T 3
'3
'c T C T A T T G T T G G A T C A T A T T 5
'N
rr a s1 2 5
'A T G A C T G A G T A C A A A C T G G T 3
■3
'c T C T A T G G T G G G A T C A T A T T 5
'H
‑raS6 1 5
'c c T G C A G G A T T C C T A C C G G A 3
r3
'T T C A C C T G T A C T G G T G G A T G 5
'K
‑r a S6 1 5
'G A T T C C T A C A G G A A G C A A G T 3
'3
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'N
‑raS61 5
'G A T T C T T A C A G
・A A A A C A A G T 3
'3
'c T (‡T A G A G G T T A A T A T C C G C 5
'日
本人の甲 状 腺腫 瘍濫お
ける
r β ∫遺伝 子 点 突 然変 異出
し た D N A
に,一 対の
プ
ライ
マ ー (5 0 0
FLg/ml
)2
FLl
,P C R
反 応 緩 衝 液, デオ キ
シリ ボ
ヌ クレ チオ ド
混 合 液 [d A T P
,d G T P
,d C T P
・d T T P
各5 0 0
FLM
(P h
a r m a ci
a,U
p ps al
a,S
w ed
e n)],T
aqD N A ポ リ
メ ラ q ゼ(P
e rk i
n‑E l
m e rC
etu s,N
o r w alk
,U S A
)2
.5
単位を
加え
, 滅 菌 蒸 留 水によ り
全 量1 0
恥d
に調整し た
. 加 熱の 際に
起 きる
反 応 液の蒸発を
防 く‑た め
, 反 応 液に5 0
〃1
の ミネ
ラ ル オイ
ル (S i
gm a,S
t.L
o ui
s,U S A
)を
重 層し た
. 反 応にほ D N A
ミニ サイ
ク ラ ー (M
JR
e s e a r ch
,M
a s s a ch
u s etts,U S A
)を
使 用し
, 熱 変性を9 4 ℃
,1
分 間, アニ ーリ
ング を5 5 ℃
,1
分1 7
間,
D N A
の伸 長を7 2 ℃
L,2
分 間と し
, これを 1
サイ
ク ルと し て 3 0
サイ
ク ル繰り
返した
. 反 応 終了
後, クロ ロホ
ル ム1 0
恥1 を
加え
振 逸し
,上
層に増 幅 後のD N A
溶 液を
得た
.D N A
溶 液1 0
pl を
,3
% 低 融 点アガ
ロ ー スゲ
ル(F M C
,R
o ck l
a nd
,U S A
) にD N A
分 子 量マ ー カー9
(和 光)と
共に電 気 泳 動し
, 紫 外 線 照 射に
よ り
約1 0 0
塩基の長さ を
持つ蛍 光バ ンドを
確 認した
.3
. ス ロッ
ト プ
ロ ット
ハイ プ リ ダ イ
ゼ ー ショ ン増 幅
し た D N A 2
〟1 を
, ス ロ ット プ
ロ ット
ハイ プ リ ダ イ
ゼ ー シ ョ ン 法' 7) に使用 し た
.D N A を
ナイ
ロ ン 膜 (A
m e r sh
a m,T
ab l
e3
・A ll
el
e‑SPe Cifi
c oli
go n u cl
e otid
e pr ob
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o r r a s ge n e poi
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od
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e otid
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旦 旦旦G G T
T G C A G C C G C G T C G A C G C C K
ィα∫1 2 G T T G G A G C T G G T
N
‑raS1 2 G G A G C A G G T
G T G G G Gl
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A G T C G T G T T G A T G C で
G G T G T T G G G A A T G T
A G T C G T G T T G A T G C T
H
‑r a S61 A C C G C C G G C C A G G A G
G A G T A G A A G C T G C G G C C G C A T C A C K
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G A G T A
G l
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n e Vali
n eA
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rgi
ni
n eC A T H i
stidi
neC A C H i
stidi
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‑r a ∫61 A C A G C T G G A
£ A 皇G A A G A G T A
G A A T A A A A A C G A C T A C C A C A T C A C
G l
uta mi
n eG l
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n eH i
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‑S L O T M
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old ( B R L
・G
ai
th
e r sb
u rg.しS A
)を
使 用L ブ
ロ ッテ ィ ング を
行い,8 0 ℃
,2
時 間
加
熱 固定し た
.汁
tK
‑・N
‑r d ∫ コド
ン1 2 で は 正
常 型 以 外に6
種 項の点 突然 変 異の
プ
ロ ーブ を
,ま た
コド
ン61 で は 8
種 頼の点 突 然 変 異のプ
ロ ーブ を 剛
、た
.プ
ロ ーブ は
用 ∫プ
ロ ーブ プ
ライ
マ ー セ ッ ト
(
和 光)を
使用 し た (
衰3 )
. ハイ プ
リダ イ
ゼ ー ショ ンは
エ ン ハ ン スド
ケ ミル ミネ
ッ セ ン ス(
e nh
a n c ed
ch
em i 1
u mi
n e‑ s c e n c e.E C L
)3
,一オ リ ゴ ラ ベリ
ング
・ 検 出シ ス テ ム( A
m e r sh
‑a m)
を
使い.A
m e r sh
a m 社のプ
ロト
コ ー ル に従いプ
ロ pブ
の3
・ 末 端を
フ ルオ
し セイ
ン 修 飾デ オ
キ シウ
リジ
ン 三リ
ン 酸(d
e o xyu ridi
n e5
‑】tri
ph
o sph
ateld t: T P ) で
標 識し
, ハイ プ リ ダ イ
ゼ ー シ ョンを 4 2 ℃
,2
時 間 行った
. 洗 浄は
各プ
ライ
マ ーご と
に条 件
を
変え て
行い, ホ ー ス ラデ
ィ ッ シ ュ ペ ルオ
キ シダ
ー ゼ
(h
o r s e r adi
sh
pe r o xid
a s e.= R P
) 標 識 抗フ ルオ
レセイ
ン抗 体と
検 出試 薬を
用いて
化 学 発 光を
発 生さ せ
,そ れ を X
線フィ ル ム( K
od
ak
.N
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記 録し た
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成 績
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産 物の
確 認穿 刺吸 引 細 胞
と
新 鮮 手 術 標 本のそ れ
ぞれ か ら
得ら れ た D \ A
に対し て P C R を
行い,P C R
産 物と
分 子 量マ ー カ ーを
アガ
ロス
ゲ
ルに電 気泳 動L た (
図1 )
. 穿 刺 吸 引細 胞, 新 鮮 手 術 標 本い ずれ
のP C R
産 物 も 同じ よ
うに
約1 0 0
塩 基の長さ を
持つD \ A
断 片を
認め
, 穿 刺吸
引 細 胞か ら
得ら れ た
微 量のD N A か ら
も,度の
P C R
で充 分な
増 幅が か か
って
いる
こと が
確 認さ れ た
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ロッ ト プロ・ソトハイ
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ダイ ゼ
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. 新 鮮 手 術 標 本1
) 良性 腫 瘍(
図2 )
濾 胞 腺 踵の
1
例で
,H
‑7・d ∫ コド
ン6 1
の検 討にお
いて
,正
常 型( C A G )
のプ
ロ ーブ
に加 え て
点 突 然 変 異( C G G )
のプ
ロ ーブ
へ の結 合
を
認め
,C A G
→C G G ( グ
ル タ ミン → アルギ
ニ ン)
の点突 然 変異が
検 出さ れ た
.し か し
, 他の コド
ンでは
変 異 型のプ
ロ ーブ
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本 人の甲状 腺 腫 瘍にお
ける
用 ∫遺 伝 子 点 突然 変 異W ild
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H
‑r aS C Od
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,C A G
→C G G
(G l
n →A
rg)b)K
‑r a ∫ C Od
o n1 2
,G G T
→G A T
(
G l
y →A
sp)b)H
‑ra S C Od
o n61
.C A G
→C G G
(
G h
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へ の結 合
は
認め
ず ‥点突 然 変 異は
検 出さ
れな か
った
. 一 方 腺 腫 様 甲 状腺 踵では
.K
‑r a S コド
ン1 2 で l
例のみ
,正
常 型のG G T
のプ
ロ ーブ
に加え
て点 突 然 変 異のG A T
のプ
ロ ーブ で
も結 合を
認め
,G G T
→G A T
(グ リ
シ ン → ア ス パ ラギ
ン酸) の点 突 然 変 異が
検 出さ れ た
.し か し
, 他のコド
ンで変 異 型のプ
ロ ーブ
への結 合は
認め な か
った
.2
) 悪 性 腫 瘍 ( 図3
)●濾 胞癌の
1
例で
,H
≠ 那 コド
ン6 1
の検 討にお
いて
正 常 型のC A G
のプ
ロ ーブ
に加え て
点 突 然 変 異のC G G
のプ
ロ ーブ
に対し て
も結 合を
認め
,C A G
→C G G
(グ
ル タ ミン → ア ルギ
ニ ン) の 点 突 然 変 異が
検 出さ れ た
.し か し
, 他の コド
ンで は
変 異 型のプ
ロ ー
ブ
への結 合は
認め
なか
った
.ま た
乳 頭 癌1 5
例, 未 分 化 癌1
例では
全 例 正 常 型のプ
ロ ーブ
への結 合し か
認め
ず, 変 異r α∫遺 伝 子は
検 出さ れ
なか
った
.2
. 穿 刺 吸 引細 胞 ( 図4
)乳 頭 痛
7
例, 未 分化 癌1
例と
も,H
‑,K
‑,N
・r d ∫ コド
ン1 2 と6 1
で
, 新 鮮 手 術 標 本の場 合と
同じ
く正
常 型のプ
ロ ーブ で は
結 合を
認め た が
, 変 異型のプ
ロ ーブ で ほ
結 合を
認 ず 変 異r α∫遺 伝 子は
検 出さ れ な か
った
.Ⅲ
.H
‑,K
‑,N
‑r α∫ 遺 伝 子の
コド
ン1 2 と6 1 の
突 然 変 異 ( 表4
)穿 刺 吸 引細 胞
と
新 鮮 手 術 標 本の結 果を
合わ せ る と
, 良性 腫 瘍で は
濾 胸 腺 踵1 1
例 中1
例 (9 %
) に, 腺踵 様 甲状 腺腫6
例 中1
例 (1 7 %
) に点突 然 変 異を
認め た
.し か し
, 悪 性 腫 瘍で は
, 濾 胸 痛1
例に
点突 然 変 異を
認め た
のみ で
, 乳 頭 癌, 未 分 化 癌で は
変 異r α ∫遺伝 子
は
検 出さ れ な か
った
.Ⅳ
. 点 突然 変 異が
認め
ら れた
症 例(
表5 )
H
‑r α∫ コド
ン6 1 に
点 突 然 変 異を
詠め た
濾 胞腺 歴と
,K
‑r α∫ コ邑づ6 1 粍領空
W itd
ÅA G C G G G G T T G て
一
G Å1 (L.ys) (Arg) 〈G 吋) (C y s〉 く
A
sp〉F i
g.3
・H
yb
rid i
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o n of P C R
‑a m plifi
ed D N A f
r o m s u rgl C a11
y‑r e S e Cted
m ali
gn a nt n e opl
a s m s to pr ob
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‑r a S C Od
o n61
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