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ロ シ ア人 日本 語 学 習者 のテ イル の 習得 研 究

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(1)

ロ シ ア人 日本 語 学 習者 のテ イル の 習得 研 究

動 作 の 継 続 」 と 「結 果 の 状 態 」 を 中 心 に 一

井0美

旨 】

ロ シ ア語 の 完 了 体 ・不 完 了 体 と 「 テ イ ル 」 の 関 係 は次 の よ う に な る 。 「動 作 の 継 続 」 の テ イ ル は 、 ロ シ ア語 で 表 現 す る と不 完 了 体 動 詞 一・ で 表 し、 「結 果 の 状 態 」 の テ イ ル は 、 大 き く次 の3つ に 分 け られ る。1.

不 完 了 体 動 詞 で 表 す も の(「 座 っ て い る」 等)、2.被 動 形 動 詞 短 語 尾 い わ ゆ る受 身 の か た ち で 表 す も の(「 折 れ て い る」 等)、3.完 了 体 動 詞 な ど を 使 っ て 説 明 的 に しか 表 せ な い も の(「 落 ち て い る」 等)。 こ こか ら、

「日本 語 学 上 の 分 類 動 作 の 継 続 』 『結 果 の 状 態 』 に か か わ らず 、 ロ シ ア 語 で 表 現 した と き 、 不 完 了 体 動 詞 一・語 で 表 す こ とが で き る テ イ ル は 習 得

しや す く、 不 完 了 体 動 詞 一 語 で 表 す こ とが で き な い テ イ ル は 習 得 が 難 し い 」 とい う仮 説 を 立 て 、 口 頭 産 出 テ ス トお よ び 文 法 テ ス トに よ り仮 説 を 検 証 し、 そ の 要 因 に つ い て 考 察 した 。 さ ら に 、 上 記3種 結 果 の 状 態 」 の テ イ ル の性 質 の 違 い につ い て 考 察 を行 っ た 。

【キ ー ワ ー ド】 ・ロ シ ア語 の 完 了 体 ・不 完 了 体

・「結 果 維 持 」

・「結 果 残 存 」

(2)

1.は じ め に

ロ シ ア 語 を 母 語 とす る 日本 語 学 習 者 に とっ て 習 得 困 難 な項 目 と して 、 し ば しば 「一 テ イ ル 」 が 挙 げ られ る(ス トロ ゴ ワ1996、 コル チ ャ ー ギ ナ1997)。 ス トーロ ゴ ワ に よ る と、 ロ シ ア語 で は ア ス ペ ク トの 観 念 は 動 詞 の 完 了 体 ・不 完 了 体 と関 連 して お り、 異 な っ た 動 詞 を 使 う の で 、 文 型 とい う よ り語 彙 的 な 問 題 に な る とい う。 さ ら に 、 ス トロ ゴ ワ は ロ シ ア 人 の 学 習 者 が ロ シ ア語 の 語 彙 的 な 意 味 と 日本 語 の 「一 テ イ ル 」 の 文 型 的 な 意 味 と を 比 べ 、 意 味 の 違 い に気 づ き な が ら も誤 る こ とが 多 い と述 べ て い る。

これ ま で 、 テ イ ル の 習 得 に 関 す る研 究 は 既 に数 多 くな さ れ て い るが 、 ほ とん どが 中 国 語 話 者 、 韓 国 語 話 者 、 英 語 話 者 に 関 す る もの で 、 ロ シ ア 語 話 者 に つ い て 書 か れ た も の は 少 な い 。 「ロ シ ア 語 話 者 を 対 象 と した 研 究 と して は 、 菅 谷(2003)、 同(2004)が あ る が 、 ロ シ ア 語 の 完 了 体 ・不 完 了 体 と 日本 語 の ア ス ペ ク ト と して の 「一 テ イ ル 」 の 対 照 研 究 に よ る も の で は な い と思 わ れ る 。

そ こ で 、 本 研 究 で は ま ず テ イ ル 」 と ロ シ ア 語 の 完 了 体 ・不 完 了 体 との 対 照 研 究 を 試 み る 。 そ して 、 ロ シ ア 語 を母 語 とす る 日本 語 学 習 者 に とっ て 、 テ イ ル の 主 な用 法 動 作 の 継 続 」 と 「結 果 の 状 態 」 の う ち 、 よ り習 得 が 困 難 な の は い ず れ の 用 法 か を 明 らか に す る と と も に 、 そ の 要 因 に つ い て ロ シ ア 語 の 影 響 を 中 心 に 考 察 す る。 ま た テ イ ル 」 と完 了 体 ・不 完 了 体 との 対 照 研 究 か ら み え て く る 日本 語 の ア ス ペ ク ト と して 「一 テ イ ル 」 の 性 質 に つ い て も考 察 を 加 え て み た い 。

2.先 行 研 究

日本 語 学 習 者 の テ イ ル の 習 得 に 関 す る先 行 研 究 に は、 黒 野(1995)、 (2005)な どが あ る。 い ず れ も 結 果 の 状 態 」 の 方 が 動 作 の 継 続 」 よ り 習 得 が 困 難 で あ る と の 結 論 を 得 て い る 。 許(2005)は 母 語 の 影 響 に つ い

(3)

ロシア人 日本語学 習者 のテイル の習得研 究

て も論 じてお り、 テ イ ル の 「動作 の 持 続 」 は"在"に 相 当 し、 正 の転 移 が考 え られ 習 得 しや す く、 「結 果 の 状 態 」 は"著"に 相 当 す る もの と、

"了"に 相 当 す る もの が あ り

、"了"は 「タ」 と捉 え られ る場 合 が 多 く習 得 され に くい と して い る。

ロシア語 母 語 話 者 を調 査 対 象 と した先 行 研 究 として は菅 谷(2003)

、 同 (2004)が 挙 げ られ る。 ロ シ ア語 に は英語 の よ うな 「非 進 行 形 一進 行 形 」

とい う形 態 的 対 立 は な い。 した が って 、 菅 谷 は形 態 的対 立 を重 視 して 、 ロシ ア語 を進 行形 の な い言 語 として 定 義 し、 「非進 行 形 一進 行形 」 の対 立 の あ る言 語 の 母 語 話 者 との 比較 を試 みて い る。

これ に対 し、 本 研 究 で は 、Rシ ア語 に お い て進 行 中 は不 完 了 体 に よっ て表 され る こ とか ら、 ロシ ア語 に も 「進 行 中」 とい う概 念 が 存 在 す る こ とを前 提 に、 ロ シ ァ語 を進 行 形 の な い言 語 とは定 義 せ ず 、 ロ シ ア語 の ア ス ペ ク トで あ る 「完 了体 ・不 完 了体 」 に焦 点 を 当 て、 「一 テ イル 」 との対 照研 究 を試 み た の ち 、 ロシ ア語 母 語 話 者 の テ イ ル 習得 に関 す る実 験 調 査 を行 い、 ロ シ ア語 が 習得 に影 響 を及 ぼ して い るか否 か を検 討 す る。

3.研 究 方 法

口頭産 出 と文 法 テ ス トに よ る実 験 調 査 を行 っ た。 口頭 産 出 の調 査 方 法 は許(2005)を 参 考 に した 。 同様 の方 法 を用 い る こ とに よ って 、 調 査 結 果 の 比較 が 可 能 とな る と思 わ れ る。

な お 、研 究 の対 象 は テ イ ル の用 法 の うち 「動 作 の継 続 」 と 「結 果 の 状 態 」 の み と し、 他 の用 法 に つ い て は本研 究 の対 象 と して は扱 わ な い こ と

とす る。

(4)

3.1,口 頭 産 出 テ ス ト

2)

実験 の た め に作 成 した オ リジ ナ ル の絵 を調 査協 力 者 に見せ 、 「この絵 を 見 て 、 で き るだ けた くさん の文 を言 って くだ さい。」 と指示 し、 その発 話 デー タ を も とに分 析 を行 う。 調 査協 力 者 は ロシ ア の 国 立 大 学 か らの交 換 留 学 生14名 と外 務 省 関 連機 関 の 招聰 に よ り短 期研 修 で来 口 した2名 の計 16名 の ロシ ア語 母 語 話者 と日本 人 大学 生16名 で あ る。調 査 は2004年11月

と12月 に実 施 した 。

3.2.文 法 テ ス ト

テ イル の様 々 な用 法 と受 身形 な どが正 答 とな る問 題 数20問 の文 法 テ ス

3)

トを実施 した。 動 詞 の辞 書 形 を与 え、 それ を適 当 な形 に変 えて 記述 させ る形 式 。調 査 協 力 者 は 口頭 産 出 テ ス トと同 じ ロシ ア人 学 習者 で あ る。

4.「 一 テ イ ル 」 とロ シア語 の 完 了体 ・不 完 了体 4.1.ロ シア 語 の 完 了体 と不 完 了体 に つ いて

ロシ ア語 の アス ペ ク ト表 現 の 中核 は、 動 詞 に固有 のvid「 体 」 とい う文 法範 疇 に よって 担 われ る。 体 に は完 了体 と不 完 了体 が あ り、 ロ シ ア語 の 動詞 は必 ず 完 了体 か不 完 了体 の いず れ か で あ り、 そ の どち らで もな い動 詞 は存在 しな い。 ロシ ア語 の 動 詞 の 多 くに完 了体 と不 完 了体 のペ アが 存 在 す る。

完 了体 は あ る行 為 を具 体 的 に と らえ、 不 完 了体 は あ る行 為 を概 念 的 に と らえ る。 また、 完 了体 は行 為 の終 了 と結 果 を示 し、 不 完 了体 は行為 の 過 程 を示 す 。 原 求 作(1996)は 体 」 の機 能 につ い て 「完 了体 の本 質 的 な機 能 は、 『動 作 を は っ き り と明確 に とらえ る』 とい う ところ に あ り、 不 完 了体 の本 質 的 な機 能 は、 『もの ご とを漠 然 と、曖 昧 な形 で とらえ る』 と

4}

い う こ と に な り ま す 。」 と 述 べ て い る 。

(5)

ロシア人 日本語学習者 のテイルの習得研 究

ロ シ ア語 の 完 了体 ・不 完 了体 の 主 な用 法 は次 の とお りで あ る。

●不完了体 の主 な用法

①進 行継続 中の動作

② 習慣

③ 能力

④ 一般 的真理

●完 了体(現 在)の 主 な用 法

①未来 にお いて発生す るこ と

②完成 ・完了す るこ と

4.2.「 一 テ イ ル 」 と完 了 体 ・不 完 了 体

日本 語 の テ イ ル を ロ シ ア 語 で 表 現 した と き 、 ど の よ う に な る か を ま と め て み る。 日本 語 の 動 作 の 継 続 」 の テ イ ル は す べ て 不 完 了 体 で 表 さ れ るが 、 「結 果 の 状 態 」 の テ イ ル は不 完 了 体 で 表 され る も の(「 座 っ て い る」

等)、 い わ ゆ る受 身 形 の 被 動 形 動 詞 短 語 尾 で 表 され る も の(「 折 れ て い る」

等)、 完 了 体 動 詞 を使 っ て 説 明 的 に しか 表 せ な い もの(「 落 ち て い る」 等) の3つ に大 き く分 け る こ とが で き る 。

以 下 に例 文 を示 す 。

動 作 の 継 続 」 一 不 完 了 体

・庭 を子 供 た ち が 走 っ て い ま す 'πeTH6eraK)TBcaAy .

結 果 の 状 態 」 一 不 完 了 体

・男 の 人 が ベ ン チ に 座 っ て い ま す

・My>KqHHac即HTVxacxaMexxe .

結 果 の 状 態 」 一 被 動 形 動 詞 短 語 尾

・木 の 枝 が 折 れ て い ま す

(6)

・BeTxacnoMaxa .

結 果 の 状 態 」 一 説 明 的

・財 布 が 落 ち て い ます

・TaMne>珊T6yMa>団HK .(そ こに 財 布 が 横 に な っ て あ りま す 。)

→ 訳 文 は そ の 状 況 を表 す 自 然 な 訳 で あ る。 πe>囮Tは 不 完 了体 動 詞 だ が 、 仮 に 落 ち る」 とい う動 詞 を 使 用 して 表 現 し よ う とす る と、

誰 か が 落 と した 財 布 が そ こ に あ り ま す

。」 と い う説 明 的 な 表 現 に な ら ざ る を え な い 。 よ っ て 、 説 明 的 と い う形 で 分 類 した 。

図 に 表 す と次 の よ う に な る。

蜥 禦

結 果の状態

(座っている) (折 れ て い る)

(落ちて い る)

不 完 了 体 動 詞 被 動 形 動詞 短 語尾 (① 走 って い る)・(② 座 って い る)(③ 折 れ てい る)

説 明 的 (④落 ち て いる)

5.仮

「一 テ イ ル と完 了体 ・不 完 了体 の 関係 」 と先 行研 究 の結 果 か ら次 の よ うな仮 説 が 立 て られ る。 日本 語 学 上 の分 類 動 作 の継 続 」 か 「結 果 の状 態 」 にか か わ らず 、 「ロシ ア語 で 表現 した ときに、不 完 了体 動 詞 一語 で表 す こ との で き るテ イ ル は習 得 しや す く、 不 完 了体 動 詞 一 語 で 表 す こ とが で きな い テ イ ル は習得 が難 しい。」

(7)

ロシア人 日本語学 習者 の テイルの習得研究

6.調 査 の結 果 と分 析

6.1.口 頭 産 出 の結 果 と分 析

口頭 産 出デ ー タ よ り抽 出 した テイ ル を 「動 作 の継 続」 「結 果 の状 態 」 「 の他 」 の3種 類 に分 類 し、 「表1.テ イ ル の使 用 回数 」 に ま とめ、 「動 作 の継 続 」 と 「結 果 の状 態 」 の使 用 比 率 を 日本 語 母 語 話 者 とロシ ア語 母語 話 者(学 習者)で 比 較 した。 日本 語 母 語 話 者 とロ シ ア人 学 習者 の テ イ ル の使 用 総 数 に大 きな差 が あ る もの の 、母 比 率 の差 の検 定 を行 った 結 果 、 片側5%(R:z>1.6449)、1%(R:z>2.3263、z=2.4572)と り、 差 は有 意 で あ る こ とが認 め られ た。 ロ シ ア語 母 語 話 者 は、 日本 語 母 語 話 者 に比 べ 結 果 の 状 態 」 を使 用 す る比 率 が 有意 に小 さ い とい え る。

さ ら に、 日本 語 母 語 話者 とロ シ ア語 母 語 話 者 の 「結果 の状 態 」 の使 用 比 率 の平 均 に つ い て 有 意水 準1%でt検 定 を行 った と ころ、 母 比 率 の差

の検 定 と矛盾 しな い結 果 を得 た。

しか し、 「結果 の状 態 」 の使 用 数 がゼ ロの3名(R8、Rl2、Rl4)を

除 い て母 比 率 の 差 の検 定 を行 う と差 は有 意 で は な くな り、 習得 が進 ん だ 集 団 にお い て は 日本 語 母 語 話 者 と同 程度 の 使 用 比 率 とな る。

表1.テ イ ル の 使 用 回数 日本 語母 語 話 者

N1 N2

N3

N4

N5 N6

N7

N8 N9 N10 NII N12 N13 X114 N15 N16 計

動作 の継 続

7 10 23 8 6 9 7 11 9 7 4 8 9 6 6 10 140

結果 の状態

3

5

19 4 4

5 5

6 7 9 5 6 4 6 2 10 Sao

そ の 他 0 0 0 0 0 0 0 o 0 0 0 0 0 0 0 0 0

10 15 42 12 10 14 12 17 16 16 9 14 13 12 8 20 240

結果 の状 態

の割合

0.3 0.3 0.45 0.3 O.4 0.36 0.42 0.35

11

0.56 0.56 0.43 0.31 0.5 0.25 o.5 0.42

(8)

ロシア語母 語話者

RI RZ R3 R4 R5 R6 R7 RS R9 RIO R11 R12 Rl3 Rl4 RI5 RI6

動作の継続

12 6 4 2 5 4 7 5

ユ0

5 9 7 6 5 7 99

結果 の状態

6 3 1 1 3 2 6 0 4 4 5 a 1 0 4 1 41

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

18 9 5 3 8 6

11

7 9 14 70 9 8 6 9 9 141

結果 の状態

の割合

0.3 0.3 a.2 0.3

1

0.3 0.55 0

II

0.29 0.5 0 0.13 0 0.44 0.1r 0.29

口頭産 出 テ ス トに 出現 した テ イ ル を上 記 〈4.2.「 テ イル」 と完 了体 ・不 完 了体 〉 で 述 べ た 考 え方 に基 づ き4種 類 に分 け、 同時 に そ れ ら が 日本 語 学 上 の分 類 「動 作 の継 続 」 「結 果 の状 態 」 の いず れ に分類 され る か を示 し、 さ らに ロシ ア語 母 語 話 者 が 使 用 した 回数 を 日本 語 母 語 話 者 に 対 す る割 合 と して 表 し、 「表2.日 本 語 の分類 とロシ ア語 の分類 お よび そ の使 用 数 」 に ま とめ た。

動 作 の継 続 が75 .2%、 「結 果 の状 態」 の うち、 ロシ ア語 で表 現 した とき不 完 了体 動 詞 一語 で表 す こ とが で き るテ イ ルが80%、 被 動 形 動 詞 で 表 す ものが28.57%、 説 明 的 な もの が27.27%で あ った。 日本 語学 上 の分 動 作 の継 続 」 「結果 の状 態 」 にか か わ らず 、不 完 了体 で 表 す こ とが で き るテ イ ル の使用 比 率 は、 不 完 了 体 で表 す こ とが で きな い テ イ ル の使 用 比 率 に比 べ て 大 きい こ とが わ か る。使 用 比 率 か ら考 え る と、 ロ シ ァ語 母 語 話 者 に とって 、 不 完 了体 動 詞. で 表 す こ とが で き るテ イ ル は、 不 完 了体 動 詞 一 語 で 表 す こ とが で きな い テ イ ル に比 べ 、 習 得 が 容 易 で あ る こ

とが うか が え る。

これ は 「ロ シ ア語 で 表 現 した ときに、 不 完 了体 動 詞 一語 で表 す こ との で き るテ イ ル は習 得 しや す く、 不 完 了体 動 詞 一 語 で 表 す こ とが で きな い

(9)

ロシア人 日本語学 習者 のテイル の習得研究

テ イ ル は習得 が難 しい。」 とい う仮 説 に沿 う結 果 と言 え る。

表2.日 本語 の 分 類 と ロ シ ア語 の分 類 お よ び そ の使 用 数

日 本 語 動作 の継続 結 果 の 状 態

ロ シ ア語 不完了体 不完了体 被動形動詞 説 明 的

(例) (走 っ て い る) (座 っ て い る) (折 れ て い る) (落 ち て い る)

日本 語母語話者 に

対す る使用比率 75.2%a 80% 28.57

27.27%

不 完 了体 動 詞 一一語 で 表 す こ とが で きな い テ イ ル にっ い て 、 調 査 協 力 者 が どの よ うに表 現 して い るか を見 て み る と、 明 らか に 「ロシ ア語 の直 訳 と 思 われ る表現 及 び 「テ シ マ ウ」 「タ」 との混 同が 見 られ た。 以下 に例 を示

6)

す 。

● 「女 の 人 が 死 ん で い る 。」

[R1]「 殺 して しま った女 性 が 寝 て い ます 。」

そ の家 で殺 した 女性 が い ます 。」

財 布 が 落 ち て い る 。」

匝]「 財 布 を落 ちて しま った ん で す。」

R12「 財 布 を 落 ち て し ま い ま した 。」

ガ ラ ス が 割 れ て い る。」

そ の家 の 窓 は壊 れ て しま い ま した。」

木 の 枝 が 折 れ て い る。」

RI]「 木 の 枝 は 壊 れ ち ゃ っ て ん で す 。」

6.2.文 法 テ ス トの 結 果

文 法 テ ス トの結 果 に お い て も、 不 完 了体 動 詞 一 語 で 表 せ るテ イ ル の正 答 率 は不 完 了 体 動 詞 一 語 で表 せ な いテ イ ル の正 答 率 に比 べ 高 くな って い

(10)

る。

た だ し、 文 法 テ ス トの 問題 に は形 容 詞 的用 法 な ど も含 まれ て お り、 表 3に は一部 の 問題 の結 果 の み が反 映 され て い る。 ロ シ ア語 で も上 記 の4 種 類 以 外 に形 容 詞 な どで 表 現 す る ものが あ り(例:「 太 って い る」 な ど)、

文 法 テ ス トにつ いて の 詳 しい分 析 は別 の機 会 に譲 りた い。

表3.日 本 語 の分 類 と ロ シア 語 の分 類 と文 法 テ ス トの正 答 率

日 本 語 動作 の継 続 結 果 の 状 態

ロ シ ア語 不完 了体 不完 了体 被動形動詞 説 明 的

(例) (走 っ て い る) (座 っ て い る) (折 れ て い る) (落 ち て い る)

文 法テス トの 正答率

86.7%〜

93.3

86.7

該 当す る問題

な し

0%〜6.7%

7,ま とめ と考 察

口頭産 出調 査 の結 果 か ら、 ロ シ ア語 母 語 話 者 に とって 、 日本 語 学 上 の 分類 動 作 の継 続 」 「結 果 の状 態 」 にか か わ らず 、 ロシ ア語 で 表現 した と

きに不 完 了体 動 詞 一 語 で表 す こ とが で き るテ イ ル は、 不 完 了 体 動 詞 一 語 で表 す こ とが で きない テ イ ル に比 べ 習得 が容 易 で あ る こ とが推 測 され る。

また 、 「動 作 の継 続 」 が 不 完 了体 で表 され 、 「結 果 の状 態 」 が 不 完 了体 で 表 され る もの と被 動 形 動 詞 短 語 尾 及 び説 明 的 に しか 表 せ な い もの に分 類 され る こ とは、 許(2005)が 述 べ て い る 「動 作 の持 続 』 は"在"に 相 当 し、 正 の 転 移 が考 え られ 習 得 しや す く、 『結 果 の状 態 』 は"著"に 相 当 す る もの と、"了"に 相 当 す る もの が あ り、"了"は 『タ』 と捉 え られ る場 合 が 多 く習得 され に くい。」 とい う結 論 と共 通 部分 が あ る こ とを うか が わ せ る。

分 析 か ら推 測 され る こ とを ま とめ る と次 の よ う にな る。

(11)

ロシア人 日本語学 習者 のテイル の習得研 究

動 作 の継続 」 は ロシ ア語 で は、不 完 了体 動 詞一 語 で表 す こ とが で き、

ロシ ア語 母 語 話 者 に とって 習 得 が 容 易 で あ る。

結 果 の状 態 」 に は習得 しや す い もの と、 習得 しに くい もの が あ る。

不 完 了体 動 詞 一 語 で 表 す こ とが で き る 「結 果 の 状 態 」 は 習得 が容 易 で あ り、 不 完 了体 動 詞 で表 す こ とが で き な い 「結 果 の状 態 」 は習得 が 困 難 で あ る。

ロシ ア語 母 語 話 者 に とって、 「動 作 の継 続 」 と 「結 果 の状 態 」全 体 を 比 べ る と、 「結果 の状 態 」 の方 が 習得 が 困難 で あ る。 た だ し、 テ イ ル の習 得 が あ る程 度 進 んだ 集 団 にお い て は、 「結 果 の 状 態 」 と 「動 作 の 継 続 」 の使 用 比 率 は 日本 語 母 語 話 者 と同程 度 とな る。

不 完 了体 動詞 一語 で表 す こ とが で きない テ イル には 「タ」 「テシマ ウ」

との 混 同が 見 られ る。

ただ し、 本 調 査 に出 現 した 不 完 了体 動 詞 一 語 で表 す こ とが で き る 「 果 の状 態 」 は、 「座 っ て い る」 「立 っ てい る」 「止 ま って い る」 「寝 て い る」

の みで あ り、 これ らは いず れ も語 彙 と してや さ し く、 比 較 的早 い段 階 で 導 入 され 、使 用 頻 度 も高 い。 した が って 、 習 得 を容易 に して い る要 因 は、

語 彙 その もの の や さ しさに あ る と も考 え られ る。

また、 これ らの 「座 って い る」 「立 って い る」 な どは、 いず れ も 「座 り 続 け る」 「立 ち続 け る」 とい う こ とが で き、 「結 果 の状 態 」 の 中で も 「

作 の継 続 」 に近 い性 質 を持 って い る と思 わ れ る。 森 山(1988)な どで も 述 べ られ て い る よ うに、 「結 果 の状 態 」 の うち、継 続 性 を有 す る動詞 の場 合 を 「結 果 維 持 」、 継 続 性 を有 さな い動 詞 の場 合 を 「結 果 残 存 」 と し、分 けて 考 え る こ とが で き る。 この分 類 を本 研 究 に当 て はめ る と、 不 完 了体 動 詞 一語 で表 す こ とが で き る 「結 果 の状 態 」 は、 「結果 維 持 」 とい うこ と に な るが 、 すべ て の 「結 果 維 持 」 を不 完 了体 動 詞 一語 で 表 す こ とが で き

るか ど うか は検 証 して み な けれ ば な らな い。

(12)

結 果 の 状 態 」 の うち 「説 明 的 に しか表 せ な い もの」 の 習得 困難 の要 因 の一 つ と して 、 言 語 に よ る事 態 表現 の 違 い を挙 げ た い。 す な わ ち、 言 語 に よ って、 その 事 態 を表 現 す る とき、使 用 され る動 詞 に違 い が あ る とい う こ とで あ る。 「動 作 の継 続 」 及 び不 完 了体 動 詞 一 語 で表 す ことが で き る

結 果 の状 態 」 は、 そ の事 態 を表 す動 詞 の 「一 テ イ ル」 形 で表 す 。 文法 形 式 の違 い は あれ 、他 の 言語 に お いて も共 通 の動 作 を示 す 動詞 が存 在 し、

それ は事 態 認 知 に お い て大 き な役 割 を果 た して い る と思 わ れ る。

これ に対 して 、 「落 ち て い る」 が 習 得 困 難 で あ るの は、 「落 ち て い る」

とい う事 態 を表 す の に、 「落 ち る」 とい う動詞 が使用 され て い る ところ に 要 因が あ る と思 わ れ る。 「落 ち て い る」 とい う事 態 を表 現 す る とき、 日本 語 、 韓 国語 、 中国 語 な どで は、 「落 ち る」 とい う動 詞 を使 っ て表 す が 、 英 語 や ロ シ ア語 な どの言 語 で は、 必 ず しも 「落 ち る」 とい う動 詞 を使 用 す る必 要 は な い。 表4は 、 口頭 産 出 テ ス トに使 用 した絵 を見 て 、 それ ぞ れ の言 語 の母 語 話者 が母 語 で 発 話 した文 の 中 か ら、 「財 布 が落 ちて い る」 と い う事 態 を述 べ た 文 を抜 粋 し、 ま とめた もの で あ る。

表4.母 語 話 者 発 話 に よ る 「財 布 が落 ち て い る」

口頭産 出テス ト用 の絵 を見 ての母語話 者 の発 話

落 ち る 」と い う 動 詞 の 使 用

日 本 語 家 の 前 に財 布 が 落 ち て い ま す。 0 韓 国 語

唱 望 列 スレ昔 。1哩 ・ 判刈 銀 告 月 叫.

0

中 国 語 有 人 銭 包 悼 了 。 0

Thereisapurseoutsidethedoortothehouse.

Someoneleftthewalletinthesnow.

X X

ロ シ ア語 qe貢 一ToKomeJIeKJIe>KHTnePe双 皿oMoMHa皿oPore. X

(*日 本 語 、韓 国 語 、中 国 語 の 文 の 下 線 部 分 は 、「落 ち る 」 と い う 意 味 を 表 す 。 英 語 で は 、 Thereis及 びleft、 ロ シ ア 語 で は 刀e>囮Tと い う 「 落 ち る 」 と い う 意 味 を 含 ま な い 表

現 が 使 用 さ れ て い る 。)

(13)

ロシア人 日本語学 習者 のテイルの習得研 究

落 ち る」 とい う動 詞 を使 用 しな いで 表現 す る英 語 話 者 や ロシ ア語 話 者 に とって は、 目前 の事 態 そ の もの で は な く、 あ え て そ こ に至 った 過程 を 含 ん だ表 現 、 つ ま り 「落 ち る」 とい う動 詞 を使 用 す る とこ ろ に、 「落 ちて い る」 の 習得 困難 要 因 が あ るので は な いか と考 え る。 「落 ち て い る」 の習 得 に お い て、 英 語 及 び ロシ ア語 話 者 と中国 語 話 者 、 韓 国語 話者 の 問 に差 が 見 られ るか ど うか を詳細 に検 証 して みた い 。 また、 「落 ちて い る」 以外 に、 この タイ プの 「結 果 の 状 態 」 が 存 在 す るか ど うか を確 認 し、 認 知 的 ア プロ ー チか らの検 証 も試 み た い と考 え る。

8.今 後 の課 題

これ まで 「一 テ イ ル」 の 習得 研 究 は専 ら 日本 語 学 上 の分 類 動作 の 継 続 」 「結 果 の状 態 」 を基 準 に すす め られ て きた。 しか し、 本 研 究 に よ り

結 果 の状 態」 に は他 の言 語 で 表 現 した とき、別 の文 法形 式 が使 われ る も の が 混在 して い る こ とが わ か っ た 。今 後 は ロ シ ア語 以 外 の言 語 で も同様 の こ とが あ るか を調 査 した い 。 また 、 その こ とが 習得 に影 響 を与 えて い

るか 否 か を よ り詳 細 に検 証 した い。

また 、 本研 究 はテ イ ル の様 々 な用 法 の うち 「動 作 の継 続 」 と 「結 果 の 状 態 」 にっ い て完 了体 ・不 完 了 体 との関 係 を示 した が、 テ イ ル の その 他 の用 法 につ い て は 明 らか に して い な い。 テ イ ル の すべ て の用 法 につ い て 包 括 的 に調 査 した い と考 え る。

注 】

1)本 研 究 で は 「動 作 の継 続 」 と呼 ぶ が 、 こ こで は 原 文 の用 語 に従 う。

2)〈 資 料 〉 図1

3)〈 資 料 〉 文 法 テ ス ト

4)原 求 作 著 『ロシ ア語 の体 の用 法 』PP.26‑28を 以 下 に要 約 し引用 す る。

(14)

つ ま り、 完 了 体 の 本 質 的 な 機 能 は 、 「 動 作 を は っ き り と 明 確 に と ら え る 」 と い う と こ ろ に あ り、 不 完 了 体 の 本 質 的 な 機 能 は 、 「も の ご と を 漠 然 と、 曖 昧 な 形 で と ら え る 」 と い う こ と に な る 。 動 作 を は っ き り と と ら え る と い う 完 了 体

の 機 能 を 「 動 作 の 全 一 的 把 握 」 と呼 ぶ 。 不 完 了 体 の 特 徴 は 、 「 動 作 を 全 一 的 に 把 握 し て い る か ど うか を あ え て は っ き り さ せ な い 」"瓢 箪 な ま ず"の よ う な と

こ ろ に あ る 。

「私 は 公 園 に 長 い 間 立 っ て い た 」 と い う 意 味 の こ と を ロ シ ア 語 で は

、 月uonroCTOH■Bnapxe.【 不 完 了 体 】 と も

HAonronpocTOxnBnapxe.【 完 了 体 】 と も い う 。 (下 線 及 び 【 】 は 筆 者 に よ る)

下 の よ う に 完 了 体 を 使 う と 、 動 作 は 全 体 と し て 明 確 な も の と し て 把 握 さ れ て い る の で 、 そ の 動 作 の 途 中 で な に な に が あ っ た とい う こ と は い え な い 。

つ ま り、 「 私 は 公 園 に 立 っ て い る 時 、美 し い 娘 さ ん を 見 か け た 」 と い う の は 、 KorAaACTOHnBHapKe,RyBH皿e■xpacHSyx)八eBy[rocy.で あ り 、 KorAaHnpoCTORnBrIapKe,RyBH瓜eJII{paCHByK}双eBy皿Ky.と は い え な い 。

動 作 が 全 一 的 に 把 握 さ れ て い る 以 上 、 「 立 っ て い る 」 と い う 動 作 は 分 割 不 能 の 1個 の 塊 の ご と く認 識 さ れ る 。 こ れ に 対 し 、 不 完 了 体 のCTORnは 、"瓢 箪 な ま ず"の ご と き 存 在 な の で 融 通 が き く。

5)完 了 体 動 詞 を 使 っ て 表 す こ と も 可 能 で あ る が 、 本 調 査 に 使 用 し た 絵 を 描 写 す る 際 の 自 然 な 発 話 を 想 定 し た 場 合 、 不 完 了 体 動 詞 が 使 わ れ る 。

6)[亘1]記 号 は発話 した調 査協力者 を表す。調査協力者 の発話 にあ る該 当文 すべ て を掲 載 す る もの で は な い。

【 参 考 文 献 】

(1)菅 野 裕 臣(訳)(1992)『 動 詞 ア ス ペ ク ト に つ い て(II)』 学 習 院 大 学 東 洋 文 化 研 究 所 調 査 研 究 報 告NO.35

(2)許 夏 珊(2005)『 口本 語 学 習 者 に よ る ア ス ペ ク トの 習 得 』 く ろ し お 出 版 (3)黒 野 敦 子(1995)「 初 級 日 本 語 学 習 者 に お け る 『一 テ イ ル 』 の 習 得 に つ

い て 」 『日 本 語 教 育 』87号pp.153‑164日 本 語 教 育 学 会

(4)コ ル チ ャ ー ギ ナ ・ タ チ ヤ ナ(1997)「Rシ ア に お け る 日 本 語 教 育 一 ロ シ

(15)

ロ シア人 日本 語学習者 のテイルの習得研究

ア人 日本 語 学 習者 に多 く見 られ る間違 い の傾 向 にっ いて 一 」 『東 海大 学紀 要 留 学 生 セ ンタ ー 』No.18pp.83‑84東 海 大 学 出版 会

(5)城 田俊(2003)『 現 代 ロ シ ァ語L文法 中 ・上 級 編 』 東 洋 書 店

(6)菅 谷奈 津 恵(2003)「 日本 語学 習者 の ア スペ ク ト習得 に関 す る縦 断研 究 一

動 作 の持続 』 と 『結 果 の状 態 』 の テイ ル を中 心 に 一 」 『日本 語教 育 』ll9号 pp.65‑74日 本 語 教 育 学 会

(7)菅 谷 奈 津 恵(2004)「 文 法 テ ス トに よ る 日本 語 学 習者 の ア スペ ク ト習得 研 究 一一Llの 役割 の検 討 一 」 『日本語 教 育 』123号pp.56‑65日 本 語 教 育

学 会

(8)ス トーロゴ ワ ・エ レー ナ(1996)「 ロ シ ア に お け る 日本語 教 育 の 問題 点 を め ぐって 」 『ICU日 本 語 教 育 セ ン ター紀 要 』No.5pp.95101国 際 基 督教 大 学 日本 語 教 育 研 究 セ ン ター

(9)野 村 益 寛(2007)「 認 知 言 語 学 か ら見 た 日本 語 ア ス ペ ク ト」 『日本 語 学 』 vol.262007年3月 明治 書 院

(10)原 求作(1996)『 ロ シ ァ語 の体 の用 法』 水 声 社

(ll)松 井 一 美(2006)「 ロシ ア語母 語 話者 の テ イ ル の 習得 に お け るロ シ ア語 の 影 響 につ いて」 『2006年 度 日本 語 教育 学 会春 季 大会 予 稿 集』pp.199‑204日 語 教 育 学会

(12)森 山卓 郎(1988)『 日本 語 動 詞 述 語 文 の 研 究 』 明治 書 院

(16)

料 】 図1

/

文 法 テ ス ト

な ま え

ど う し て き と う か た ち

問 題 】 文 を 読 ん で()の なか の動 詞 を適 当 な形 に して 書 き な さ い。

しつ れ い ど く しん

(1)「 失 礼 で す が 、 独 身 で す か?」

け っ こん

「い い え 、(結 婚 す る)

さいふ ぬす

(2)今 朝 、 バ ス の 中 で 財 布 を(盗 む)

ら い しゅ う け っ こ ん

(3)わ た しは来 週(結 婚 す る)

O O

0

(17)

ロシア人 日本 語学習者 のテイルの習得研究

へ や

しず か に して くだ さい。 とな りの部 屋 で 子 ど もが(寝 る) (7)イ ワ ンは最 近 、 毎 朝(ジ ョギ ン グす る)

ち ち か い し ゃ し ゃ ち ょ う

(4)わ た しの 父 は会 社 の社 長 を(す る)

だ い が く りょ う

(5)人 学 と寮 は1キ ロ ほ ど(は な れ る)

(6)

さい きん ま い あ ざ

くる ま だ い も

(8)マ イ ケル は車 を5台 も(持 っ)

OOOOO

きむら

(9)「 木 村 さ ん は?」

い ま へ や しご と

、 とな りの部 屋 で仕 事 を(す る)

と う き ょ う まい に ち じけ ん

東 京 で は毎 日事 件 が(お き る)

(10) (11)

O O

「す み ま せ ん

た なか

、 田 中 さ ん は い ら っ し ゃ い ま す か?」

ち ゅ う こ く し ゅ っち ょ う い

「い い え 、 田 中 は き の う か ら 中 国 へ 出 張 に(行 く) す

(12)「 お 住 ま い は ど ち ら で す か?」

だいが く ちか

「 大 学 の 近 くの ア パ ー ト に(住 む)

of

しろ かた ち

(13)日 本 の お城 はお も しろ い形 を(す る)

き ゅ う あ め ふ

(14)急 に 雨 に(降 る)

O O

ははおや

(15)そ の 女 の 子 は 母 親 に よ く(似 る)

(16)子 ど も の こ ろ の こ と を 今 で も よ く

さ いふ み ち お

(17)財 布 が道 に(落 ち る)

、 こ ま っ た 。

0

おぽ

(覚 え る) 0

そ う り だ い じん な ま え し

(18)日 本 の総 理大 臣 の名 前 を(知 る)

き ょ うか し ょ か

(19)「 教 科 書 を 貸 し て も ら え ま す か?」

「 す み ま せ ん 、 今(使

つか

う)

こ う ば ん と ど

の で、 ひ ろっ て 交 番 に届 けた。

か?

だ い が く が くせ い こ お し

(20)今 、 わ た しは大 学 で 学 生 に ロ シ ア語 を(教 え る)

い じ よ う

以 上 で す 。 あ り が と う ご ざ い ま し た 。

O O

参照

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