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『日中語彙研究』刊行にあたって

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Academic year: 2021

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愛知大学中日大辞典編纂所『日中語彙研究』創刊号(2011)

『日中語彙研究』刊行にあたって

 愛知大学中日大辞典編纂所は『日中語彙研究』を刊行することとなった。

これは電子版のみの刊行で、愛知大学の付属機関としては初の試みである。

 中日大辞典編纂所は、1968年の初版発行以来、2010年の第三版発行に至 るまで、『中日大辞典』の編纂をその主たる業務としてきた。しかし、2012 年の新名古屋キャンパス開校を中心とした大学全体の組織再編と連動して、

編纂所も新キャンパスに移転し、新キャンパスが掲げる国際交流拠点として の一翼を担うこととなった。そこで我々も、現在の組織のあり方を大幅に見 直し、これまでの辞書編纂の技術と伝統を活かしつつ、更なる発展を目指し て新たなスタートを切ることとなった。

 今後は従来の辞典編纂業務に加え、これまでに収集した中国語語彙を中心 とした語彙データベースの構築と、長年にわたって培ってきた語彙研究のノ ウハウを基に、主に日中の語彙研究の拠点となるべく、新たな取り組みを行 うことが求められている。その取り組みの第一歩として、この度『日中語彙 研究』を刊行した次第である。

 ここで言う日中語彙研究とは、日中の語彙を研究するだけでなく、語彙比 較や辞書研究といった広義のものと理解していただければ幸いである。また 電子版ということで、膨大な語彙データを基礎とする語彙研究には適した発 表形態であり、本誌に掲載された論文や報告を基に、多くの研究者がタイム リーに情報を共有し、意見を交換できる場となればと願っている。

 今回は創刊号ということもあり、なお改善の余地があると思われるが、今 後は内容、形式共に一層の充実を目指し、日中両国における多様な研究成果 を紹介していく予定である。

 『日中語彙研究』が学内外の多くの方に読まれ、日中の語彙研究が活性化 していくことを大いに期待している。

   2012年3月

       愛知大学中日大辞典編纂所所長        安 部 悟

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