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目次 1 はじめに 参考資料 省略表記 表記規則 メモの一覧 アップグレード パスの決定 アップグレードパス インストール環境と事前準備 ハードウェア

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(1)

Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.4)

Real Application Clusters

アップグレード・ガイド

Linux x86-64 版

作成日: 2013-09-04 更新日: 2013-11-19 Version: 1.1

(2)

目次

1 はじめに ... 3

1.1 参考資料 ... 3

1.2 省略表記 ... 3

1.3 表記規則 ... 4

1.4 メモの一覧 ... 4

2 アップグレード・パスの決定 ... 5

2.1 アップグレードパス ... 5

3 インストール環境と事前準備 ... 6

3.1 ハードウェア ... 6

3.2 ソフトウェア ... 7

3.3 OS グループ、ユーザーとリソース制限の設定... 9

4 11.2.0.2/3 から 11.2.0.4 へアップグレード ... 11

4.1 RAC 11.2.0.2/11.2.0.3 にパッチを適用 ... 11

4.2 Grid Infrastructure 11.2.0.2/3 から 11.2.0.4 にアップグレード ... 13

4.3 RAC ソフトウェア 11.2.0.4 をインストール ... 23

4.4 データベースのアップグレード ... 35

5 10g R2/11g R1 から 11.2.0.4 へアップグレード ... 43

5.1 RAC 10g R2/11g R1 にパッチを適用 ... 43

5.2 Grid Infrastructure 10.2.0.5 から 11.2.0.4 にアップグレード ... 48

5.3 RAC ソフトウェア 11.2.0.4 をインストール ... 59

5.4 データベースのアップグレード ... 59

(3)

1 はじめに

本ガイドは、Linux x86-64 プラットフォーム上の Oracle Database 10g R2 や Oracle Database 11g(11g R1&11g R2)により構成された Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)構成を、Oracle Database 11g Release 2 Patch Set 3 (11.2.0.4)へアップグレードする際の手順について記載します。

1.1 参考資料

作成にあたり参照したマニュアルを以下に記載します。詳細についてはこれらのマニュアルも併せて ご覧ください。

・ Oracle® Grid Infrastructure インストレーション・ガイド 11g リリース 2(11.2)for Linux ・ Oracle® Database インストレーション・ガイド 11g リリース 2(11.2)for Linux

・ Oracle® Automatic Storage Management 管理者ガイド 11g リリース 2(11.2) ・ Oracle® Database リリース・ノート 11g リリース 2(11.2)

・ Oracle® Database 新機能ガイド 11g リリース 2(11.2)

・ Oracle® Database Advanced Security 管理者ガイド 11g リリース 2(11.2) ・ Oracle® Database アップグレード・ガイド 11g リリース 2(11.2)

これらを含むマニュアルは、Oracle Technology Network (OTN) Japan の WEB サイトより提供され ています。http://www.oracle.com/technetwork/jp/indexes/documentation/index.html

1.2 省略表記

本ガイドでは、以下の省略表記を使用しています。

名称 省略表記

Database Configuration Assistant DBCA

Database Upgrade Assistant DBUA

Grid Naming Service GNS

Operating System OS

Oracle ASM Cluster File System Oracle ACFS または ACFS Oracle ASM Configuration Assistant ASMCA

Oracle Automatic Storage Management Oracle ASM または ASM

Oracle Cluster Ready Service CRS

Oracle Cluster Registry OCR

Oracle Database 10g Release 2 10g R2 Oracle Database 11g Release 1 11g R1 Oracle Database 11g Release 2 11g R2 Oracle Database 11g Release 2 Patch Set 1 11.2.0.2 Oracle Database 11g Release 2 Patch Set 2 11.2.0.3 Oracle Database 11g Release 2 Patch Set 3 11.2.0.4

Oracle Grid Infrastructure Grid Infrastructure または GI Oracle Real Application Cluster Oracle RAC または RAC Oracle Technology Network Japan OTN Japan

Oracle Universal Installer OUI

(4)

上記略称の他に、構築環境に依存する各環境変数を略称にて識別しております。各略称は構築環境に合 わせ、適切な値を設定してください。

省略表記 設定値

<PATCH_DIR> ダウンロードしたパッチのディレクトリを設定します

<BASE_CRS_HOME> アップグレード前の Oracle Grid Infrastructure の Oracle ホーム

<BASE_DB_HOME> アップグレード前の Oracle Database の Oracle ホームを

設定します

<OWNER> Oracle Grid Infrastructure また Oracle Database ソフトウ

ェアの所有者

<DB_SID> データベース・インスタンスの識別子を設定します

<NODE> クラスタ内ノード名を設定します

<11204_GRID_INSTALL_IMAGE> Oracle Grid Infrastructure 11.2.0.4 のインストールメディ アのディレクトリを設定します

<11204_DATABASE_INSTALL_IMAGE> Oracle Database 11.2.0.4 のインストールメディアの ディレクトリを設定します

<11204_ORACLE_HOME> Oracle Database 11.2.0.4 の Oracle ホームを設定します

1.3 表記規則

本ガイドでは、次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字 太字は、操作に関連する Graphical User Interface 要素を示します

イタリック体 強調またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します 固定幅フォント 固定幅フォントは、段落内のコマンド、サンプル内のコード、画面に表示される テキスト、または入力するテキストを示します # 記号 bash シェルの root ユーザーのコマンドプロンプトを表します $ 記号 bash シェルの Oracle 製品インストール・ユーザーのコマンドプロンプトを表します

1.4 メモの一覧

1) Oracle 10g R2 patch 8350262 の注意 2) DBConsole の再起動について 3) Oracle 10g R2 patch 14617909 の注意 4) Oracle 11g R1 patch 11724953 の注意 5) Oracle 11g R2 patch 14390437 の注意 6) インストール場所の指定 7) 11.1.0.7 のアップグレードについて

(5)

2 アップグレード・パスの決定

本章では、Oracle Grid Infrastructure、Oracle Database のアップグレード・パスについて説明します。

2.1 アップグレード・パス

次の図は、各バージョンから 11.2.0.4 への主なアップグレード・パスが示されています。

(6)

3 インストール環境と事前準備

アップグレードを行う前に既存環境の確認を行います。以下内容について設定されてないものは事前に設 定を行ってください。

3.1 ハードウェア

本ガイドでは、以下のハードウェアを使用します。

CPU: Intel Core2 Duo E6550 2.33GHz メモリー容量: 8GB

3.1.1 ストレージ容量の確認

ディスクの空き容量: インストールに必要なディスク容量の最低要件は以下です。

※上記の値は、ソフトウェアをインストールするのに必要な容量だけではなく、ASM およびログファイル、 ACFS ログファイルおよびクラスタ状態モニターリポジトリの容量も含めた値です。

3.1.2 メモリー要件

各システムは、次のメモリー要件を満たしている必要があります。  物理メモリー: 最低限必要な物理メモリーの要件は以下のとおりです。 - Oracle Grid Infrastructure と Oracle RAC: 2.5GB

 スワップ領域: 必要な容量の要件は以下です。

使用可能な物理メモリーの容量 スワップ領域として必要な容量

2.5GB 以上 16GB 未満 物理メモリーと同様の容量

16GB 以上 16GB

ディレクトリ ディスク容量の最低要件

Oracle Grid Infrastructure用 6.6GB

Oracle Database用 4.6GB

(7)

3.2 ソフトウェア

本ガイドでは、以下の OS を使用します。

11.2.0.3 からアップグレード:

Oracle Linux Release 6 Update 4 for x86_64 (2.6.39-400.109.5.el6uek)

10.2.0.5/11.1.0.7/11.2.0.2 からアップグレード:

Oracle Linux Release 5 Update 9 for x86_64 (2.6.39-300.26.1.el5uek)

3.2.1 ソフトウェア要件

Oracle Grid Infrastructure と Oracle Database のインストールに必要な OS パッケージを確認します。ここ では、次のパッケージ(またはそれ以降のバージョン)がインストールされている必要があります。 binutils-2.20.51.0.2-5.11.el6 (x86_64) compat-libcap1-1.10-1 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6 (x86_64) compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.i686 gcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) gcc-c++-4.4.4-13.el6 (x86_64) glibc-2.12-1.7.el6 (i686) glibc-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6 (x86_64) glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686 ksh libgcc-4.4.4-13.el6 (i686) libgcc-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-4.4.4-13.el6.i686 libstdc++-devel-4.4.4-13.el6 (x86_64) libstdc++-devel-4.4.4-13.el6.i686 libaio-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-0.3.107-10.el6.i686 libaio-devel-0.3.107-10.el6 (x86_64) libaio-devel-0.3.107-10.el6.i686 make-3.81-19.el6 sysstat-9.0.4-11.el6 (x86_64)

(8)

3.2.2 カーネル・パラメータの設定

クラスタを構成する各ノードでカーネル・パラメータの設定を行います。以下表を参考に、/etc/sysctl.conf フ ァイルの設定を設定します。必要なカーネル・パラメータの要件は以下です。 パラメータ値 要件値 semmsl 250 semmns 32000 semopm 100 semmni 128 shmall 2097152 shmmax 物理メモリーのサイズの半分以上 shmmni 4096 file-max 6815744 aio-max-nr 1048576 ip_local_port_range 最小: 9000 最大: 65500 rmem_default 262144 rmem_max 4194304 wmem_default 262144 wmem_max 1048576 例) 設定した値を即時に反映するには、root ユーザーで以下のコマンドを実行します。 # /sbin/sysctl -p kernel.shmall = 2097152 kernel.shmmax = 536870912 kernel.shmmni = 4096 kernel.sem = 250 32000 100 128 fs.file-max = 6815744 fs.aio-max-nr = 1048576 net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500 net.core.rmem_default = 262144 net.core.rmem_max = 4194304 net.core.wmem_default = 262144 net.core.wmem_max = 1048576

(9)

3.3 OS グループ、ユーザーとリソース制限の設定

3.3.1 OS ユーザーの設定

本ガイドでは、Oracle Grid Infrastructure と Oracle Database のイントールは既存のグループとユーザーを 使用します。

3.3.2 リソース制限の設定

各インストール・ソフトウェア所有者で、次の推奨範囲を使用して、インストールのリソース制限を確認します。 設定されていない場合は設定する必要あります。 リソースのシェル制限 リソース ソフト制限 ハード制限 オープン・ファイル記述子 nofile 1024 以上 65536 以上 単一ユーザーが使用可能なプロ セス数 nproc 2047 以上 16384 以上 プロセスのスタック・セグメントの サイズ stack 10240KB 以上 10240KB 以上かつ 32768KB 以下 例)確認方法 1. nofile ファイル記述子の設定のソフト制限およびハード制限を確認し、結果が推奨範囲内であることを確認します。 次に例を示します。 2. nproc ユーザーが使用可能なプロセス数のソフト制限およびハード制限を確認し、結果が推奨範囲内であることを 確認します。次に例を示します。 3. stack スタック設定のソフト制限を確認し、結果が推奨範囲内であることを確認します。次に例を示します。 # ulimit -Ss 10240 # ulimit -Hs 32768 # ulimit -Su 2047 # ulimit -Hu 16384 # ulimit -Sn 4096 # ulimit -Hn 65536

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クラスタ構成する各ノードで/etc/security/limits.conf ファイルに以下の記載を追加しシェル制限を設定します。 本ガイドでは、grid および oracle ユーザーを使用した場合、以下の記載例となります。

grid soft nproc 2047 grid hard nproc 16384 grid soft nofile 1024 grid hard nofile 65536 grid soft stack 10240 grid hard stack 32768 oracle soft nproc 2047 oracle hard nproc 16384 oracle soft nofile 1024 oracle hard nofile 65536 oracle soft stack 10240 oracle hard stack 32768

(11)

4 11.2.0.2/3 から 11.2.0.4 へアップグレード

本章では、11.2.0.2/11.2.0.3 から、11.2.0.4 へアップグレードの手順について説明します。

4.1 RAC 11.2.0.2/11.2.0.3 にパッチを適用

手順と設定

RAC 11.2.0.2/11.2.0.3 インストールの手順と設定は以下のとおりです。  ASM ストレージに OCR と投票ディスクを置きます

 別のユーザーで Grid Infrastructure(grid)と RAC(oracle)をインストールします

非共有のデータベースホームと CRS ホーム、EE と非 GNS を選択します  Grid Infrastructure 11.2.0.2/11.2.0.3 をインストールします  RAC ソフトウェア 11.2.0.2/11.2.0.3 をインストールします  ASMCA でデータベース用ディスクグループを作成します  ASM ストレージを利用し、DBCA でポリシー管理データベースを作成します

11.2.0.2 パッチの適用

Oracle Grid Infrastructure 11g Release 2 Patch Set 1(11.2.0.2)をアップグレードする場合、11.2.0.2.1 以降の Patch Set Update (PSU)を適用する必要があります。

本ガイドでは、PSU:11.2.0.2.8(14390437)を適用します。 OPatch ツール  root として以下のコマンドを実行します。  OPatch ツール(p6880880_112000_Linux-x86-64.zip)とパッチ (p14390437_112020_Linux-x86-64.zip)をダウンロードし、<PATCH_DIR>に置きます。  root として以下のコマンドを実行します。 # mv -v <BASE_CRS_HOME>/OPatch <BASE_CRS_HOME>/OPatch.org

# unzip p6880880_112000_LINUX.zip -d <BASE_CRS_HOME>/

# chown -R grid:oinstall <BASE_CRS_HOME>/OPatch

# <BASE_CRS_HOME>/OPatch/opatch version # mkdir -p <PATCH_DIR>

# chown grid:oinstall <PATCH_DIR>

# chmod 775 <PATCH_DIR>

非共有のデータベースホームと CRS ホームの場合では、各ノードで実行するが必要です、その 他の場合はパッチの readme ファイルを参照してください。

(12)

パッチファイル  root として以下のコマンドを実行します。 OCM

レスポンスファイルを作成

 次のコマンドを実行し、現在の作業ディレクトリに ocm.rsp を作成します。 GI にパッチを適用 DBConsole を停止 RAC データベースにパッチを適用 DBConsole を起動 # cd <PATCH_DIR> # unzip p14390437_112020_Linux-x86-64.zip # chmod 775 <PATCH_DIR>

# chown -R grid:oinstall <PATCH_DIR>/*

# <BASE_CRS_HOME>/OPatch/ocm/bin/emocmrsp

# cd <PATCH_DIR>/14390437

# <BASE_CRS_HOME>/OPatch/opatch auto -oh <BASE_CRS_HOME> ¥ -ocmrf <PATCH_DIR>/ocm.rsp

$ export ORACLE_UNQNAME=<ORACLE_SID>

$ <BASE_DB_HOME>/bin/emctl stop dbconsole

# mv -v <BASE_DB_HOME>/OPatch <BASE_DB_HOME>/OPatch.org

# unzip p6880880_112000_LINUX.zip -d <BASE_DB_HOME>/

# chown -R oracle:oinstall <BASE_DB_HOME>/OPatch

<ORACLE_HOME>/OPatch/opatch version

# <BASE_DB_HOME>/OPatch/opatch auto -oh <BASE_DB_HOME> ¥ -ocmrf <PATCH_DIR>/ocm.rsp

(13)

4.2 Grid Infrastructure 11.2.0.2/3 から 11.2.0.4 にアップグレード

本節では、Oracle Grid Infrastructure 11.2.0.2/3 から 11.2.0.4 へのアップグレード手順について説明しま す。

1. インストーラの起動

クラスタを構成するノードの 1 つにログインし、grid ユーザーで以下のコマンドを実行します。本ガイドでは node01.oracle11g.jp で実行します。

2. Software Update のダウンロード

ソフトウェア更新をダウンロードすることが可能です

この機能を使って、Oracle Grid Infrastructure のイン ストールの一環として、動的にソフトウェア更新をダウンロードして適用できます。本ガイドでは、「ソフトウェ ア更新のスキップ」を選択し、「次へ」をクリックします。

(14)

3. インストール・オプションの選択

Oracle Grid Infrastructure をアップグレードの場合は、「Oracle Grid Infrastructure または Oracle 自動 ストレージ管理のアップグレード」を選択し、「次へ」をクリックします。

(15)

4. 製品言語の選択

製品を実行する必要な言語を選択します。本ガイドでは、「日本語」と「英語」を選択されていることを確認し、 「次へ」をクリックします。

(16)

5. Grid Infrastructure ノードの選択

アップグレードする必要があるクラスタ・ノードを選択します。本ガイドでは、そのままで「次へ」をクリックしま す。

(17)

6. 権限付きオペレーティング・システム・グループ

ASM に対して OS 認証に使用するグループをそれぞれ設定します。ここでは、Oracle ASM DBA (ASM の OSDBA)グループに「asmdba」、Oracle ASM オペレータ(ASM の OSOPER)グループ(オプション)に 「asmoper」、Oracle ASM 管理者(OSASM)グループに「asmadmin」を指定します。指定内容を確認し、 「次へ」をクリックします。

(18)

7. インストール場所の指定

ORACLE ベースとソフトウェアのインストール先を指定します。 以下のコマンドをすべてのノードで実行します。

ORACLE ベースとソフトウェアの場所を指定して、「次へ」ボタンをクリックします。 # mkdir -p /u01/app/11.2.0/grid_1

# chown grid:oinstall /u01/app/11.2.0/grid_1 # chmod 775 /u01/app/11.2.0/grid_1

(19)

8. 前提条件チェックの実行

インストール実行前に、OUI により前提条件のチェックが実行されます。全ての項目のチェックに成功すると、 自動的にサマリー画面に遷移します。失敗した項目がある場合は、適宜修正を行ってください。

(20)

9. サマリー

(21)

10. 製品のインストール

インストールが開始されます。

インストールが進むと、OUI により構成スクリプト(rootupgrade.sh)の実行が指示されます。すべてのノード において root ユーザーで構成スクリプトを実行します。すべてのノードで実行が完了したら、「OK」をクリック します。

(22)

11. 終了

次の画面が表示されれば Oracle Grid Infrastructure のアップグレードは完了です。「閉じる」をクリックして、 OUI を終了します。

(23)

4.3 RAC ソフトウェア 11.2.0.4 をインストール

インストールの第 2 フェーズとして、Oracle Real Application Clusters 11.2.0.4(Oracle RAC)をインストー ルする手順について説明します。

1. インストーラの起動

クラスタを構成するノードの 1 つにログインし、oracle ユーザーで以下のコマンドを実行します。本ガイドでは node01.oracle11g.jp で実行します。 $ <11204_DATABASE_INSTALL_IMAGE>/Disk1/runInstaller

2. セキュリティ・アップデートの構成

セキュリティ・アップデートを My Oracle Support 経由でダウンロードすることができます。 本ガイドでは、「セキュリティ・アップデートを My Oracle Support 経由で受け取ります。」のチェックを外し 「次へ」をクリックします。

(24)

チェックを外した場合、次のメッセージが出力されたら、「はい」をクリックします。

3. Software Update のダウンロード

ソフトウェア更新をダウンロードすることが可能です

この機能を使って、Oracle Database のインストール

の一環として、動的にソフトウェア更新をダウンロードして適用できます。本ガイドでは、「ソフトウェア更新の スキップ」を選択し、「次へ」をクリックします。

(25)

4. インストール・オプションの選択

インストールのオプションを選択します。ここでは、データベースの構成はインストール後に DBCA を用いて 実施するものとしますので「データベース・ソフトウェアのみインストール」を選択して、「次へ」をクリックしま す。

(26)

5. Grid インストール・オプション

実行するインストールのタイプを選択します。「Oracle Real Application Clusters データベースのインスト ール」を選択して、インストールをする必要があるすべてのノードを選択して「次へ」をクリックします。

(27)

6. 製品言語の選択

製品を実行する言語を選択します。ここでは、製品を実行する言語として「日本語」と「英語」が選択されて いることを確認して「次へ」をクリックします。

(28)

7. データベース・エディションの選択

インストールするソフトウェアのデータベース・エディションを選択します。ここでは「Enterprise Edition」を 選択して「次へ」をクリックします。

(29)

8. インストール場所の指定

Oracle ベースと Oracle Database のホーム・ディレクトリとなるソフトウェアの場所を指定します。 ここではデフォルトのままにして「次へ」をクリックします。

(30)

9. 権限付きオペレーティング・システム・グループ

データベースに対する OS 認証に使用する OS グループを設定します。ここでは、データベース管理者 (OSDBA)グループに「dba」、データベース・オペレータ(OSOPER)グループには「oper」を設定するものと します。内容を確認して、「次へ」をクリックします。

(31)

10. 前提条件チェックの実行

インストール実行前に、OUI により前提条件のチェックが実行されます。全ての項目のチェックに成功すると、 自動的にサマリー画面に遷移します。失敗した項目がある場合は、エラーメッセージにより適宜の修正を行 ってください。前提条件のチェックに問題がなければ、「11.サマリー」画面へ遷移します。

(32)

11. サマリー

(33)

12. 製品のインストール

インストールが開始されます。

インストールが進むと、OUI により構成スクリプト(root.sh)の実行が指示されます。すべてのノードにおいて root ユーザーで構成スクリプトを実行します。すべてのノードで実行が完了したら、「OK」をクリックします。

(34)

13. 終了

次の画面が表示されれば Oracle Database のインストールおよび構成は完了です。「閉じる」をクリックして、 OUI を終了します。

(35)

4.4 データベースのアップグレード

本節ではインストールの第 3 フェーズはデータベースのアップグレードの手順について説明します。

1. DBUA の起動

oracle ユーザーで以下のコマンドを実行します。

2. ようこそ

「次へ」をクリックします。 $ <11204_ORACLE_HOME>/bin/dbua

(36)

3. データベースの選択

使用可能なデータベースのリストから、アップグレードするデータベースを選択します。「次へ」をクリックしま す。

(37)

4. 警告

DBCA により以下のような警告画面が表示された場合は、必要に応じて対応を行ってください。 ここでは確認を行い、「はい」をクリックします。

(38)

5. アップグレード・オプション

アップグレード・オプション画面では、次のオプションを設定できます。  アップグレード終了時に無効なオブジェクトを再コンパイル。

並列度:推奨の並列度が表示されます。並列度は、無効なオブジェクトの再コンパイルに 、いくつのプ ロセスを並列して実行するかを指定します。 本ガイドでは、「アップグレード終了時に無効なオブジェクトを再コンパイル」にチェックをし、並列度はデフォ ルトのままにします。「次へ」をクリックします。

(39)

6. リカバリおよび診断の場所

DBUA では高速リカバリ領域を設定することができます。既に、高速リカバリ領域が設定されている、または 設定しない場合は、この手順はスキップします。設定後、「次へ」をクリックします。

(40)

7. サマリー

データベースのアップグレードをコミットする前に、選択した処理のリストが表示されます。各オプションを確 認してから、「完了」ボタンをクリックして、アップグレードが開始します。

(41)

8. 進行

データベース・アップグレードの進行状況が表示されます。

(42)

9. アップグレード結果

アップグレード作業の結果が表示されます。表示内容を確認後、「閉じる」をクリックしてデータベースのアッ プグレードは完了です。

(43)

5 10g R2/11g R1 から 11.2.0.4 へアップグレード

本章では、10.2.0.5 から 11.2.0.4 へアップグレードの手順について説明します。

5.1 RAC 10g R2/11g R1 にパッチを適用

手順と設定

RAC 10g R2/11g R1 インストールの手順と設定は以下のとおりです  同じユーザ(oracle)ですべてのインストールを実行します  NFS ストレージを用意します(OCR と投票ディスク)

非共有のデータベースホームと CRS ホーム、EE を選択します  クラスタウェア 10.2.0.1/11.1.0.6 をインストールします  RAC ソフトウェア 10.2.0.1/11.1.0.6 をインストールします  クラスタウェア 10.2.0.5/11.1.0.7 へアップグレードします  RAC ソフトウェア 10.2.0.5/11.1.0.7 へアップグレードします  NETCA でリスナーを作成します  DBCA で ASM インスタンスとディスクグループを作成します  ASM ストレージを利用し、DBCA でデータベースを作成します

10g R2 にパッチを適用

Oracle RAC 10g Release 2 (10.2.0.5)をアップグレードする場合、パッチ 8350262 とパッチ 14617909 を 事前に適用する必要があります。 1) Patch 8350262 を適用 準備 DBConsole の停止 例として、10.2.0.5のアップグレードを説明します、すべての手順は11.1.0.7の場合にも適用 できます。

$ unzip <p8350262_10205_Generic.zip > -d <PATCH_DIR>

$ export ORACLE_HOME=<BASE_DB_HOME>

$ export PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/OPatch

$ opatch lsinventory

$ $ORACLE_HOME/bin/emctl stop dbconsole

(44)

パッチを適用 DBConsole の再起動 2) Patch 14617909 を適用 準備 CRS を停止 保護されたファイルのロックを解除 重要なコンフィギュレーション設定を保存

# unzip <p14617909_102052_Linux-x86-64.zip> -d <PATCH_ DIR >

# export PATH=$PATH:<BASE_CRS_HOME>/Opatch

# cd <PATCH_DIR >/14617909 $ cd <PATCH_DIR>/8350262

$ opatch apply

$ $ORACLE_HOME/bin/emctl start dbconsole

上記のコマンドで DBConsole の起動が失敗した場合、ORACLE_HOME と ORACLE_SID を設 定して、次のコマンドを実行します。

$ cd <PATCH_DIR/>/8350262 $ ./killDBConsole

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop instance -d orcl -i <DB_SID>

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop asm -n <NODE>

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop nodeapps -n <NODE>

# <BASE_CRS_HOME>/bin/crsctl stop crs

# custom/scripts/prerootpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME> -crsuser <OWNER>

# custom/scripts/prepatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>

次の手順は、各ノードで実行することが必要です、一度に二つのノードにパッチを適用しないでく ださい。

(45)

パッチを適用

コンフィギュレーションを適用

セキュリティ設定をリストア、CRS の再起動

事後確認

11g R1 にパッチを適用

Oracle RAC 11g Release 1 (11.1.0.7)をアップグレードする場合、パッチ 11724953 を事前に適用する必 要があります。 1) パッチ p11724953 を適用 準備  root として以下のコマンドを実行します。  OPatch ツール(p6880880_111000_Linux-x86-64.zip)とパッチ (p11724953_111070_Linux-x86-64.zip)をダウンロードし、<PATCH_DIR>に置きます。 # su <OWNER> -c "custom/scripts/postpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>"

# su <OWNER> -c "custom/server/14617909/custom/scripts/postpatch.sh ¥ -dbhome <BASE_DB_HOME>"

# mkdir -p <PATCH_DIR>

# chown oracle:oinstall <PATCH_DIR>

# chmod 775 <PATCH_DIR>

# su <OWNER> -c "opatch napply -local -oh <BASE_CRS_HOME> -id 14617909"

# su <OWNER> -c "opatch napply custom/server/ -local -oh <BASE_DB_HOME> ¥ -id 14617909"

# custom/scripts/postrootpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>

# su <OWNER> -c "opatch lsinventory -detail -oh <BASE_CRS_HOME>"

# su <OWNER> -c "opatch lsinventory -detail -oh <BASE_DB_HOME>"

次の手順は、各ノードで実行することが必要です、一度に二つのノードにパッチを適用しないでく ださい。

(46)

 oracle ユーザーとして以下のコマンドを実行します。 CRS を停止 root として以下のコマンドを実行します。 保護されたファイルのロックを解除 設定を保存する パッチを適用 設定を適用 $ cd < PATCH_DIR > $ unzip p11724953_111070_Linux-x86-64.zip $ unzip p6880880_111000_Linux-x86-64.zip

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop instance -d orcl -i <DB_SID>

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop asm -n <NODE>

# <BASE_DB_HOME>/bin/srvctl stop nodeapps -n <NODE>

# <BASE_CRS_HOME>/bin/crsctl stop crs

# su <OWNER> -c "custom/scripts/prepatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>"

# su <OWNER> -c "custom/server/11724953/custom/scripts/prepatch.sh ¥ -dbhome <BASE_DB_HOME>"

# su <OWNER> -c "<PATCH_DIR>/OPatch/opatch napply -local ¥ -oh <BASE_CRS_HOME> -id 11724953"

# su <OWNER> -c "<PATCH_DIR>/OPatch/opatch napply custom/server/ -local ¥ -oh <BASE_DB_HOME> -id 11724953, 7388579"

# su <OWNER> -c "custom/scripts/postpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>"

# su <OWNER> -c "custom/server/11724953/custom/scripts/postpatch.sh ¥ -dbhome <BASE_DB_HOME>"

# custom/scripts/prerootpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME> -crsuser <OWNER> $ chmod a+rx OPatch/opatch

$ chmod 775 <PATCH_DIR>

(47)

セキュリティ設定をリストア、CRS を再起動

事後確認

# custom/scripts/postrootpatch.sh -crshome <BASE_CRS_HOME>

# su <OWNER> -c "<PATCH_DIR>/OPatch/opatch lsinventory -detail ¥ -oh <BASE_CRS_HOME>"

# su <OWNER> -c "<PATCH_DIR>/OPatch/opatch lsinventory -detail ¥ -oh <BASE_DB_HOME>"

(48)

5.2 Grid Infrastructure 10.2.0.5 から 11.2.0.4 にアップグレード

本節では、Oracle Grid Infrastructure 10.2.0.5 から 11.2.0.4 へのアップグレード手順 について説明しま す。

1. インストーラの起動

クラスタを構成するノードの 1 つにログインし、oracle ユーザーで以下のコマンドを実行します。本ガイドでは node01.oracle11g.jp で実行します。

2. Software Update のダウンロード

ソフトウェア更新をダウンロードすることが可能です

この機能を使って、Oracle Database のインストール の一環として、動的にソフトウェア更新をダウンロードして適用できます。本ガイドでは、「ソフトウェア更新の スキップ」を選択し、「次へ」をクリックします。 $ <11204_GRID_INSTALL_IMAGE>/Disk1/runInstaller

(49)

3. インストール・オプションの選択

Oracle Grid Infrastructure をアップグレードの場合は、「Oracle Grid Infrastructure または Oracle 自動 ストレージ管理のアップグレード」を選択し、「次へ」をクリックします。

(50)

4. 製品言語の選択

製品を実行する必要な言語を選択します。本ガイドでは、「日本語」と「英語」を選択されていることを確認し、 「次へ」をクリックします。

(51)

5. Grid Infrastructure ノードの選択

アップグレードを実行するノードを選択します。ここでは「クラスタの Oracle 自動ストレージ管理 (Oracle ASM) のアップグレード」を選択して ASM のアップグレードも同時に実施します。「次へ」をクリックします。 10g R2 アップグレードの場合は、ローリング方式でアップグレードできません。Oracle ASM を使用している データベースはすべて強制的に停止されます。 以下の画面を表示されたら、「はい」ボタンをクリックします。

(52)

6. Grid Infrastructure SCAN 情報

Single Client Access Name (SCAN)によって、クライアントは接続文字列で単一のホスト名を使用してクラ スタに接続できます。

(53)

7. ASM モニター・バスワードの指定

Oracle ASM 記憶域を管理するためのアクセス権限を付与する SYSASM ユーザーおよび ASMSNMP ユ ーザーのパスワードを指定し、「次へ」をクリックします。

(54)

8. 権限付きオペレーティング・システム・グループ

ASM に対して OS 認証に使用するグループをそれぞれ設定します。ここでは、Oracle ASM DBA (ASM の OSDBA)グループに「asmdba」、Oracle ASM オペレータ(ASM の OSOPER)グループ(オプション)に 「asmoper」、Oracle ASM 管理者(OSASM)グループに「asmadmin」を指定します。指定内容を確認し、 「次へ」をクリックします。

(55)

9. インストール場所の指定

ORACLE ベースとソフトウェアのインストール先を指定します。 以下のコマンドをすべてのノードで実行します。

ORACLE ベースとソフトウェアの場所を指定して、「次へ」をクリックします。 # mkdir -p /u01/app/11.2.0/grid

# chown oracle:oinstall /u01/app/11.2.0/grid # chmod 775 /u01/app/11.2.0/grid

(56)

10. 前提条件チェックの実行

インストール実行前に、OUI により前提条件のチェックが実行されます。全ての項目のチェックに成功すると、 自動的にサマリー画面に遷移します。失敗した項目がある場合は、適宜修正を行ってください。

(57)

11. サマリー

(58)

12. 製品のインストール

インストールが開始されます。

インストールが進むと、OUI により構成スクリプト(rootupgrade.sh)の実行が指示されます。すべてのノード において root ユーザーで構成スクリプトを実行します。すべてのノードで実行が完了したら、「OK」をクリック します。

(59)

13. 終了

アップグレード成功しました、「閉じる」をクリックします。これで、

Oracle Grid Infrastructure

のアップグ

レードは完了です。

5.3 RAC ソフトウェア 11.2.0.4 をインストール

4.3 節を参照してください。 RAC ソフトウェア 11.2.0.4 をインストール

5.4 データベースのアップグレード

4.4 節を参照してください。 データベースのアップグレード

(60)

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