平成 28 年度~平成 29 年度
浦安市保健事業実施計画
目次
1 保健事業実施計画(データヘルス計画)の基本的事項 1
(1)背景 1
(2)データヘルス計画の位置づけ 1
(3)計画期間 3
2 浦安市の特性 4
(1) 人口構成 4
(2) 被保険者の状況 5
(3) 平均寿命・健康寿命 6
(4) 代表的な死因の構成割合 6
3 介護保険の状況 7
(1) 介護認定の状況 7
(2) 介護認定と医療レセプトの突合状況 8
(3) 介護(レセプト)分析からの課題 8
4 医療費の状況 9
(1) 医療(レセプト)の状況 9
(2) 医療(レセプト)分析からの課題 11
5 特定健診の状況 12
(1) 受診状況 12
(2) 未受診者の状況 13
(3) 健診有所見者の状況 15
(4) 健診の結果分析からの課題 16
6 介護分析・医療分析・健診の結果分析からの本市の健康課題 17
7 これまでの保健事業の取り組み 17
8 目的・目標の設定 18
(1)目的 18
(2)成果目標 18
①中・長期的な目標の設定 18
②短期的な目標の設定 18
9 課題解決のための保健事業 19
10 データヘルス計画の評価方法の設定 20
(1)全体の経年変化 20
(2)医療費の変化 22
(3)疾病の発生状況の経年変化 23
(4)受診率等 24
(5)有所見割合の経年変化 25
(6)メタボリック該当者、予備軍の経年変化 26
11 データヘルス計画の見直し 27
12 計画の公表・周知 27
13 事業運営上の留意事項 27
1
保健事業実施計画(データヘルス計画)の基本的事項
(1)背景
近年、特定健康診査の実施や診療報酬明細書等(以下「レセプト等」という。)の電 子化の進展、国保データベース( KDB)システム(以下「KDB」という。)等の整備に より、保険者が健康や医療に関する情報を活用して被保険者の健康課題の分析、保健 事業の評価等を行うための基盤の整備が進んでいます。
こうした中、「日本再興戦略」(平成25 年 6 月14 日閣議決定)においても、「全ての 健康保険組合に対し、レセプト等のデータの分析、それに基づく加入者の健康保持増 進のための事業計画として「データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の 取り組みを求めるとともに、市町村国保が同様の取り組みを行うことを推進する。」と され、保険者はレセプト等を活用した保健事業を推進することとされました。
これまでも保険者においては、レセプト等や統計資料等を活用することにより、「特 定健診等実施計画」の策定や見直し、その他の保健事業を実施してきたところですが、 今後は、さらなる被保険者の健康保持増進に努めるため、保有しているデータを活用 しながら、被保険者をリスク別に分けてターゲットを絞った保健事業の展開や、ポピ ュレーションアプローチから重症化予防まで網羅的に保健事業を進めていくことなど が求められています。
こうした背景を踏まえ、国民健康保険法(昭和 33 年法律第 192 号)第 82 条第 4 項 の規定に基づき厚生労働大臣が定める国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関 する指針(平成16年厚生労働省告示第307号。以下「保健事業実施指針」という。) の一部改正に基づき、保険者は健康・医療情報を活用してPDCAサイクル(P6参照) に沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るための保健事業の実施計画(デー タヘルス計画)を策定した上で、保健事業の実施及び評価を行うものとします。
やす 21(第 2 次)」との整合性を図ります。
なお、「浦安市特定健康診査等第2 期実施計画」は保健事業の中核をなす特定健診及 び特定保健指導の具体的な実施方法を定めるためのものであることから、データヘル ス計画と一体的に策定します。
2
浦安市の特性
(1) 人口構成
本市の平成 27 年 4 月 1 日時点での人口ピラミッドは、男女共に 40~49 歳が他の 年代と比較すると多くなっています。
資料:(図表 3)住民基本台帳(平成 27 年 4 月1 日)
総人口数の推移をみると、人口は毎年わずかずつ増加していますが、その後徐々に減少 していく予測です。
高齢化率をみると、現在は 15.5%で高齢社会となっています。比較的若い市ですが、今 後の予測推移を見てみると、10年後には18.4%、15年後には20.4%と急速に高齢化が進 んでくることが考えられます。
資料:(図表 5)企画政策課 (2)被保険者の状況
国保の加入率は約 22%となっており、千葉県・全国より低い状況です。
(3)平均寿命・健康寿命
本市の平均寿命・健康寿命は、男女ともに全国や県とほぼ同じ状況です。平均寿 命と健康寿命を比較すると、男性で14.8 歳、女性で18.7 歳の差があります。
資料:(図表 7)KDB 地域の全体像の把握(平成 26 年度累計) (4)代表的な死因の構成割合
本市での代表的な死因の原因は、がんが一番多く、次いで心臓病・脳疾患と続い ています。
3
介護保険の状況
(1)介護認定の状況
要介護認定率は、千葉県や全国と比べると低い状況です。要介護認定者 1 人あたりの一 か月の医療費は、千葉県・全国と比べ高くなっています。
資料:(図表 9)KDB 厚生労働省様式 6-1(平成 26 年度累計) 介護を要しない人の一か月当たりの医療費は3,173円ですが、要介護認定者では11,546 円で、約 3 倍高い状況にあります。
(2)介護認定と医療レセプトの突合状況
介護認定率では 65 歳未満が 0.25%、65~74 歳が 4.9%、75 歳以上になると 40.1%と急 激に高くなっています。
要介護認定状況と医療レセプトの突合状況をみると、筋・骨格疾患が 80.6%と最も多く、 次いで脳卒中が53.3%と続きます。基礎疾患では高血圧が69.1%と最も多い状況です。早 世予防の視点で 2 号認定者をみても、同様の状況です。
※1)新規認定者については、要介護突合状況の「開始年月日」を参照し、年度累計を計上。
※2)基礎疾患のうち、糖尿病については糖尿病の合併症(網膜症・神経障害・腎症)も含む。
※3)国保加入者のデータのため、75 歳以上については、0 または--で表示。
資料:(図表 11)KDB 要介護(支援)者認定状況、要介護(支援)者突合状況 (3)介護(レセプト)分析からの課題
要介護認定者の約 8 割は、筋骨格系疾患を有しており、介護の予防の観点から運動習慣 の大切さを啓発し、取り組みを進める必要があります。
4
医療費の状況
(1)医療(レセプト)の状況
本市の平成 26 年度月平均一人当たり医療費の状況をみると、20,091円で、県、国より も低くなっています。
資料:(図表 12)KDB 健診・医療・介護データからみる地域の健康課題 外来と入院を比較すると、件数では98.0%を外来が占めていますが、費用は 64.1%と件 数の割合に比べて少ない状況です。入院の件数はわずか 2.0%であったのに対し、費用額で は全体の 35.9%を占めています。
平成26年度分の200万円以上の高額レセプト168件のうち、脳血管疾患によるものは 12 件で、全体の 7.1%を占めています。また虚血性心疾患によるものは 11 件で、全体の 6.5%を占めています。
※最大医療資源傷病名(主病)で計上。
※疾患別(脳・心・がん・その他)の人数は同一人物でも主病が異なる場合があるため、合計人数とは一致しない。
資料:(図表 15)KDB 厚生労働省様式 1-1
平成 27 年 5 月診療分の生活習慣病の治療者数と、疾患別構成割合をみると、脳血管疾患、 虚血性心疾患、糖尿病性腎症を持つ人のうち、基礎疾患として高血圧と脂質異常症を持つ 人は、それぞれ70%以上と高くなっていることが分かります。また、生活習慣病全体に占 める高血圧の割合は、51.3%と約半数を占めています。
長期化する人工透析は年間の累計件数が1,118件で、費用額は一人当たり約660万円と 高額になっています。透析患者78 人のうち糖尿病性腎症を併せ持つものが 42 人(53.8%) と半数以上、虚血性心疾患を併せ持つものが47 人(60.3%)と半数以上います。
資料:(図表 17)KDB 厚生労働省様式 3-7、2-2 (2)医療(レセプト)分析からの課題
外来と入院のレセプト件数と費用額を比較してみると、一件当たりの入院にかかる医療 費の大きさがわかります。また、長期入院のレセプトにおいては、予防可能な疾患である 脳血管疾患と虚血性心疾患が、3 割を占めており、重症化を防ぐことが、被保険者の健康を 守ることに加えて、費用対効果の面からも重要です。
ひと月 200 万円以上の医療費となった、高額レセプトは 168 件あり、このうち脳血管疾 患と虚血性心疾患が23 件と、全体の 13.6%を占めています。さらに、生活習慣病の治療者 のうち、予防可能な脳血管疾患・虚血性心疾患・糖尿病性腎症を発症した人の基礎疾患を みると、高血圧・脂質異常症・糖尿病の複数の疾患が重なって発症しています。
5
特定健診の状況
(1)受診状況
浦安市国保の特定健診受診率は44.7%(平成26 年度)となり、千葉県・全国と比較すると 高い状況です。経年でみると45%前後で推移しています。
資料:(図表 18)KDB 地域全体像の把握 性別年齢別状況では、女性と比較すると男性が低く、年齢別では、40~50 歳代が低い状況 です。
特定健診の受診率は 44.7%(全体)ですが、生活圏域別受診率でみてみると、中町地区 が高く、元町地区が低い状況となっています。
資料:(図表 20)KDB 地域全体像の把握(平成 26 年度累計)
(2)未受診者の状況
健診受診者の生活習慣病にかかる一か月当たりの医療費は、9,113 円ですが、健診未受診 者では 31,729 円で、約3 倍高い状況にあります。
平成 26 年度の特定健診未受診者割合を年齢別でみると、40~64 歳は 69.0%、65~74 歳は 42.5%が未受診で、若い世代で未受診の割合が高いことがわかります。未受診者のう ち健診も病院も受診しておらず、実態が不明な人は 40~64 歳は 39.3%、65~74 歳は 12.3% となっています。
人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合
46,315 29.6 77,044 49.2 45,425 29.0 29,239 18.7 13,465 8.6 35,139 22.4 83,635 53.4 16,431 10.5 77,733 49.6 35,596 22.7 78,048 49.8 1,993 1.3
合計 1,22830.9 2,14053.9 1,17229.5 773 19.5 321 8.1 751 18.9 1,09227.5 821 20.7 1,78445.0 793 20.0 1,98450.0 93 2.3
40 -6 4 431 35.2 669 54.7 425 34.8 342 28.0 118 9.6 182 14.9 263 21.5 270 22.1 440 36.0 313 25.6 657 53.7 20 1.6
65 -7 4 797 29.0 1,47153.6 747 27.2 431 15.7 203 7.4 569 20.7 829 30.2 551 20.1 1,34449.0 480 17.5 1,32748.3 73 2.7
人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合
42,741 19.6 36,178 16.6 36,538 16.7 18,025 8.3 3,841 1.8 28,977 13.3 115,608 53.0 2,770 1.3 95,318 43.7 31,643 14.5 132,656 60.8 299 0.1 合計 972 17.9 860 15.8 869 16.0 521 9.6 99 1.8 618 11.4 1,20122.1 137 2.5 1,96736.1 618 11.4 3,23159.3 8 0.1
40 -6 4 344 17.6 274 14.0 275 14.1 193 9.9 24 1.2 165 8.4 382 19.5 47 2.4 487 24.9 240 12.3 1,11456.9 4 0.2
65 -7 4 628 18.0 586 16.8 594 17.0 328 9.4 75 2.2 453 13.0 819 23.5 90 2.6 1,48042.4 378 10.8 2,11760.7 4 0.1
1.3以上
0.2 クレアチニン
1.3以上
1.6
クレアチニン 拡張期血圧 LDL-C
8.4
尿酸 収縮期血圧
14.6
16.4 58.7
130以上 85以上 5.6以上 7.0以上
Hb A 1 c
女 性
BMI
25以上 90以上 150以上 31以上
腹囲 中性脂肪
52.8
120以上
1.6 43.4 40未満 100以上
2.0 15.6 17.2
全国 20.4
県
保 険 者
男 性
29.4 48.3
BMI 腹囲
全国
25以上 85以上
空腹時血糖 県
8.8 26.3 空腹時血糖
保 険 者
GPT HDL-C
7.0以上 130以上 85以上 120以上 収縮期血圧 拡張期血圧 LDL-C 尿酸
28.1 19.7 53.1 12.8 49.7 24.2 48.8
150以上 31以上 40未満 100以上 5.6以上
Hb A 1 c
中性脂肪 GPT HDL-C
(3)健診有所見者の状況
全国、県のデータと比較すると、男性ではBMI・腹囲・中性脂肪といった内臓脂肪の蓄積 に関する項目が高くなっています。血管を傷つける項目の尿酸は約 2 倍高くなっており、 動脈硬化を促すLDL コレステロールは約半数が有所見者となっています。65~74歳では、 腹囲・空腹時血糖・HbA1c・収縮期血圧の割合が高くなっています。女性は、GPT・尿酸の 値は全国・県と比較すると高くなっています。全体的に見ると 65~74 歳の有所見割合が高 くなっています。
人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合
合計 3,968 40.8 274 6.9% 729 18.4% 56 1.4% 482 12.1% 191 4.8% 1,137 28.7% 163 4.1% 81 2.0% 553 13.9% 340 8.6%
40-64
1,223
25.7
124 10.1%
250 20.4%
19
1.6%
128 10.5%
103
8.4%
295 24.1%
37
3.0%
24
2.0%
154 12.6%
80
6.5%
65-74
2,745
55.3
150
5.5%
479 17.4%
37
1.3%
354 12.9%
88
3.2%
842 30.7%
126
4.6%
57
2.1%
399 14.5%
260
9.5%
人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合 人数 割合
合計 5,444 47.9 99 1.8% 277 5.1% 13 0.2% 181 3.3% 83 1.5% 484 8.9% 55 1.0% 23 0.4% 270 5.0% 136 2.5% 40-64
1,957
35.6
46
2.4%
99
5.1%
4
0.2%
63
3.2%
32
1.6%
129
6.6%
22
1.1%
9
0.5%
64
3.3%
34
1.7%
65-74
3,487
59.5
53
1.5%
178
5.1%
9
0.3%
118
3.4%
51
1.5%
355 10.2%
33
0.9%
14
0.4%
206
5.9%
102
2.9%
腹囲のみ
血糖+脂質 高血糖
予備群
3項目全て 血糖+血圧 血糖+脂質 血圧+脂質
高血糖 高血圧 脂質異常症 該当者
該当者 予備群
3項目全て 血圧+脂質
高血圧 脂質異常症 血糖+血圧 腹囲のみ
女 性
健診受診者 健診受診者
男 性
保 険 者
保 険 者
有所見の重複状況をみると、メタボリックシンドローム該当者では「血圧+脂質」の割 合が高く、予備軍では「血圧」の割合が高くなっています。性別で見てみるとメタボリッ クシンドローム該当者、予備軍ともに男性は女性より約 3 倍高い状況です。
資料:(図表 24)KDB 厚生労働省様式 6-8(平成 26 年度累計) (4)健診の結果分析からの課題
健診受診者のうち、40 代・50 代の受診率が低く、特に男性が低い状況です。また、地域 別で受診率をみると、元町地区が低い状況となっています。未受診者のうち、若い世代の 40~64 歳では約 4 割が、健診も病院も受診していない、実態が不明な人が多いため、未受 診者に対する受診勧奨に力を入れていく必要があります。
6
介護分析・医療分析・健診の結果分析からの本市の健康課題
生活習慣病治療者のうち、予防可能な脳血管疾患・虚血性心疾患・糖尿病性腎症を発症 した人の基礎疾患をみると、高血圧・脂質異常症・糖尿病の複数の疾患が重なって発症し ています。基礎疾患は自覚症状がないため、放置しておくと確実に進行する疾患であり、 重症化すると医療費だけでなく、介護保険にも影響します。そのため、未受診者への受診 勧奨を強化し、必要な方には適切な医療へつなぐことが重要です。
課題1
未受診者対策
課題2
重症化予防対策
7
これまでの保健事業の取り組み
特定健康診査等第2期実施計画に基づき、以下のような保健事業に取り組んできました。 特に、健診未受診者に対しては、壮年期層の受診勧奨を積極的に行い受診率向上に努めて きました。重症化予防としては、特定健診の結果、受診勧奨判定値にある未治療者に対し、 訪問や電話にて保健指導を実施しています。
8
目的・目標の設定
(1)目的
この計画の目的は、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病性腎症による新規透析患者 を減らし、健康格差を縮小することです。医療費の分析から、入院および入院外にか かる一人当たりの医療費では、腎不全・心疾患・脳血管疾患の順で高額であり、外来 では腎不全が最も高くなっています。また、要介護認定の最大の原因疾患は、脳血管 疾患となっています。これらの予防が健康格差の縮小のため、優先的に取り組む課題 と考えます。
(2)成果目標
① 中・長期的な目標の設定
介護・医療・健診の情報を分析した結果、脳血管疾患・虚血性心疾患・糖尿病性腎 症が原因で医療や介護が必要な状態になっていることが分かりました。このため、中・ 長期的に重症化予防によってこれらを減らし、医療費の伸びを抑えることを目標とし ます。
② 短期的な目標の設定
(ア)特定健診受診率を向上させ、生活習慣病のリスクのある方に対し、必要な保健指 導と受診を勧めます。特定健診受診率の目標値は「浦安市特定健康診査等第 2 期実 施計画」に準ずることとし、特定健診受診率・特定保健指導改善率の向上に努めま す。
9
課題解決のための保健事業
課題 1 未 受 診 者 対策
(ア)特定健診受診率向上に努めます。
・40 代・50 代の受診勧奨を強化します。
・過去 5 年間、受診歴がない方への受診勧奨を実施します。
(イ)生活習慣病の正しい知識を広く普及します
・関係機関の各種イベントにて健診の普及・啓発します。
・ホームページや自治会回覧等による健診受診勧奨を実施します。 課題 2
重 症 化 予 防対策
(ウ)脳血管疾患・虚血性心疾患・糖尿病性腎症の共通リスクをもつ対象者の優 先順位を明確にし、保健指導を実施します。
・具体的には、HbA1c(※1)7.0%以上、空腹時血糖(※2 )130 ㎎/dl以上、Ⅱ 度高血圧(※3)以上、尿蛋白や e-GFR(※4)の低下のある方に対して保健指導 を行います。
※1 HbA1c:赤血球のなかにある、酸素を運ぶヘモグロビンに血液中の糖が結合したもので、過去1~2 か月間の平均血糖値を表す。
10
データヘルス計画の評価方法の設定
評価については、国保データベース( KDB システム)等の情報を活用し、毎年行 うこととします。またデータについては、経年変化、国、県との比較を行い評価 します。
(2)医療費の変化 ①総医療費
KDB 地域の全体像の把握 ②一人当たりの医療費
KDB 地域の全体像の把握
(3)疾病の発生状況の経年変化 ①中・長期的な目標疾患
毎年 5 月診療分(7 月作成)
KDB 厚生労働省様式3
KDB 医療費分析(1)細小分類
KDB 疾病別医療費分析(細小(82)分類) ②短期的な目標疾患
(4)受診率等
①特定健診受診率、特定保健指導実施率、受診勧奨者経年変化
法定報告値 ②性・年齢階級別受診率の経年変化
(6)メタボリック該当者、予備軍の経年変化
11
データヘルス計画の見直し
最終年度となる、平成 29 年度に計画にかかげた目的・目標の達成状況を評価して、計 画の見直しを行います。KDB システムに毎月健診・医療・介護のデータが収載されるので、 受診率、受療率、医療費の動向等は定期的に確認します。また、特定健診の国への実績報 告後のデータを用いて、経年比較を行うと共に、個々の健診結果の改善度を評価します。
12
計画の公表・周知
策定した計画は、当市のホームページ等に掲載します。
13
事業運営上の留意事項
本計画の保健事業を運営するに当たり、国保部門、衛生部門、介護部門等関係部署と共 通認識を持ち、連携を図り課題解決に取り組みます。
14
個人情報の保護
本市における個人情報の取り扱いは、浦安市個人情報保護条例(平成15 年10 月1 日条 例第 32 号)によるものとします。