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論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

報告番号

3215 杉山 元紀

論文審査担当者

主査 本田 一穂 教授 副査 松山 高明 教授

副査 矢嶋 宜幸 准教授

論文題名:A cross-sectional analysis of clinicopathologic similarities and differences between Henoch-Schönlein purpura nephritis and IgA nephropathy

(紫斑病性腎炎とIgA 腎症との異同についての検討)

掲載雑誌名: PLOS ONE. 2020;15(4):e0232194

(論文審査の要旨)

本論文は腎病理所見が類似するIgA 腎症(I群)と紫斑病性腎炎(H 群)の病態の差異を検討 する目的で行われた臨床研究である。

腎生検時の保存血清と腎病理組織を用い、IgA腎症の病因と関係するガラクトース欠損型

異常糖鎖IgA1(Gd-IgA1)の血清(s)レベルと腎糸球体(g)沈着を検討し、血中炎症性サイト

カイン(IL-8、MCP-1、TNF-α、IL-6)レベルと比較した。

I群では sGd-IgA1上昇、メサンギウム領域主体の IgA、gGd-IgA1沈着認めたが、各 Gd- IgA1と炎症性サイトカインとの相関はなかった。H 群は糸球体のfibrin 沈着と内皮障害 が高度でメサンギウム領域主体のIgA、Gd-IgA1 沈着を認め、sGd-IgA1と炎症性サイトカ インがともに上昇していた。sGd-IgA1 IL-6と、gGd-IgA1 IL-8、MCP-1 および半月 体形成と有意な相関関係にあり、Gd-IgA1に関連した内皮障害や炎症性サイトカイン上昇 が認められた。

本研究は紫斑病性腎炎とIgA 腎症の病態の差異を明らかとし、新たな知見を有した学術 的価値の高い内容である。以上より、本論文は本学大学院学位論文(博士)審査基準を満 たしており、学位論文に値すると判断した。

(主査が記載、500字以内)

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