中山間地域における社会的孤立高齢者の人付き合いの選択 の違いによる新たな類型化
誌名
誌名 日本農村医学会雑誌
ISSN
ISSN 04682513
著者 著者
田中, 真衣 桂, 敏樹 石川, 信仁 星野, 明子 志澤, 美保 臼井, 香苗 巻/号
巻/号 68巻6号
掲載ページ
掲載ページ p. 773-780 発行年月
発行年月 2020年3月
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat
〔日農医誌
6 8
巻6
号 773~780頁2 0 2 0 . 3
〕 原著:中山間地域における社会的孤立高齢者の 人付き合いの選択の違いによる新たな類型化
コレスポンデンス分析による特徴の検討ー一
田 中 真 衣 *
•桂敏 樹 2*. 石 川 1 言 仁 2 *
星 野 明 子
3*・ 志 澤 美 保
3*. 臼 井 香 苗
3*本研究の目的は新たに類型化した社会的孤立者の属性や健康状態,社会的機能といった 多くの特徴の関係性を分析し,社会的に孤立している地域在住高齢者の特性と課題を明ら かにすることである。
人付き合いの選択の意図によって中山間地域在住高齢者の社会的孤立者を意図的な社会 的孤立者と偶発的な社会的孤立者に分類し,非社会的孤立者も含めた
3
群の特性を比較検 討した。A
町 の 全 て の 元 気 高 齢 者 の う ち 質 問 紙 調 査 に 有 効 な 回 答 が 得 ら れ た1 , 2 8 4
名 を 対 象 と し た。分類した3群に対してコレスポンデンス分析を用いて属性,心身機能及び社会的機能 との関係性を検討した。その結果以下のことが明らかになった。意図的な社会的孤立者は独居高齢者であり.現 病歴はないが身体的機能が低下しており,生活習慣改善や運動・栄養・ロ腔面でのフレイ ル予防が必要である。一方で偶発的な社会的孤立者は特にうつや認知機能低下と関係性が あるため精神面への介入が必要である。加えて偶発的な社会的孤立者は社会経済的地位が 低い傾向にあるため.保健医療福祉など多分野で見守りや介入を行いつつ.地域の中でハ
イリスク者に早期に気づく仕組み作りが必要であることが示唆された。
①地域在住高齢者 ②社会的孤立 ③類型化 ④中山間地域 ⑤コレスポンデンス分析
緒 言
わが国では独居高齢者は
1 9 8 0
年 の1 0 . 7
%から2 0 1 6
年 に は2 7 . 1
% に , 急 増 し て い る1)。 特 に 中 山間地域では都市部に先行して人口の減少と高*〒606‑8501 京都府京都市左京区聖護院川原53 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
(現:京都府山城北保健所)
2*京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻
3*京都府立医科大学大学院保健看護研究科
(受付: 2019年6月27日)
齢 化 が 進 み 見 地 方 の 中 山 間 地 域 で の 過 疎 化 が 深刻化していることから,支援者が身近にいな い状況が高齢者の社会的孤立を加速させている と推察する。これまで社会的孤立と健康状態の 関連を検討した研究によると社会的孤立が健康 を阻害するとの報告が多い。社会的に孤立した 人や社会関係が乏しい人ほど,要介護状態にな る リ ス ク が 高 く 見 早 期 死 亡 に 至 る リ ス ク も 高
ぃ
4)と報告されている。また社会的孤立状態は 心 身 機 能 の 低 下 見 認 知 機 能 の 低 下 見 低 栄 養7,8)の リ ス ク が 高 い だ け で な く , 満 足 度 や 幸 福度が低く飢抑うつや孤独感]0)を感じている774
人も多いことが徐々に明らかになってきてお り,長寿社会では社会的孤立者は健康リスクと なる可能性が高く,予防的介入が必要であると 考える。
しかしながら,社会的孤立者の特性,発生機 序及びリスク要因等はいまだ十分に明らかに なったとは言えない。そのため,そのため社会 的孤立者の特性やその特性を踏まえた有効な支 援方法を明らかにし,対象者主体の保健医療福 祉施策を構築することが新たな公衆衛生活動の 課題になっている。
一方で,社会情動的選択性理論11)によると,
高齢期にば情動的な満足度を優先し,より毅し い人との関係に時間を費やすため,結果的に社 会的ネットワークの縮小や社会的人的交流の減 少につながるとされている。このように高齢者 には意図的に社会関係を選択.縮小し,社会的 孤立に移行する者が存在することから,高齢者 の孤立状態には多様性があると推察するが,社 会的孤立について類型化して健康リスクとの関 連を検討した報告は非常に少ない。
以上のことから本研究では,地域高齢者にお ける社会的孤立者について意図的な選択の視点 を加えて新たな類型化を試みた。また,新たに 分類した社会的孤立者についての属性や健康状 態社会的機能などの多くの特性との関係性を 明らかにするためにコレスポンデンス分析を用 いて視覚化することで,類型化した地域高齢者 の特性を明らかにし,保健福祉施策の観点から 類型化した社会的孤立者の特徴に対応した支援 方法や課題を明らかにすることを本研究の目的
とした。
研 究 方 法
1 .
対象地域及び対象者四国地方の中山間部に位置する A町在住の 高齢者
( 6 5
歳以上)を対象とした。質問紙配布 時点で要支援・要介護認定を受けている者,施 設入所が把握できた者を除外した2 , 8 8 2
名を調 査対象とした( 2 0 1 6
年1 1
月末時点)。A
町は人 口約9 , 5 0 0
人,高齢化率は4 5
%を超える典型的 な地方中山間地域である。2 .
調査方法質問紙調査は
A
町保健福祉課の協力のもと に行った。対象者の抽出はA町保健福祉課が 行った。研究者がA町保健福祉課の協力のもと, A町の全ての民生児童委員に調査の方法と 内容を説明し,質問紙の配布を依頼し協力を得 た。回収は郵送法及び中山間地域特有の利便性 の低い地域を考慮して対象者が回答を民生児童 委員へ渡し, A町役場を経由して研究者が受け 取る
2
通りを選択する方法で行なった。3 .
調査項目本研究では基本属性,社会的機能,身体的機 能 精 神 的 機 能 , 健 康 関 連QOLについて回答
を得た。
1) 対象者の属性
基本属性として,性,年齢,居住形態配偶 者の有無,親戚との距離就労状況,教育レベ ル,主観的な経済状況について尋ねた。なお,
教育レベルは「教育レベル低」を義務教育以下
(中学校卒業),「教育レベル中」を高校・短大・
専門学校卒業「教育レベル高」を大学卒業以 上とした。
2) 社会的機能
社会的機能は,社会活動,外出頻度,会話頻 度について回答を得た。
主観的指標である孤独感は対象者の負担軽減 のため通常より項目が少ない short‑formUCLA Loneliness Scale(以下ULS‑6)12,13)を用いて,
「孤独感低孤独感中,孤独感高」に分類した。
社 会 的 孤 立 の 判 定 に はLubbenSocial Net‑
work Scale(以下LSNS)14)を用い,
2 0
点以下 を社会的孤立,2 1
点以上を非社会的孤立とした。人付き合いの意図的な選択の有無を問う質問項 目は研究者が新たに作成した。質問は 現在の 家族や親戚友人との付き合いは,あなた自身 が選んだものですか? の
1
項目で,好んで選 んだ,仕方なく選んだ,選んでいないが自然と そうなった,の3
件法で回答を求めた。好んで 選んだ,仕方なく選んだ, と回答した者は,意 図的な選択による人付き合い,選んでいないが 自然とそうなった, と回答した者は偶発的な人付き合いとした。
LSNS
による社会的孤立の判 定と人付き合いの意図的な選択の有無をもと に,新らたに社会的孤立を類型化した。社会的 孤立であり且つ意図的に選択した人付き合いで ある場合は「意図的な社会的孤立」,社会的孤 立であり且つ偶発的な人付き合いである場合は「偶発的な社会的孤立」とした。
3) 身体的機能
生 活 習 慣 は
Healthp r a c t i c e i n d e x
(以下H P I ) l 5 )
を算出し「良好,中(程度),不良」の3
群に分けて集計した。また既往歴,現病歴の 有無についても回答を得た。身体的機能のうち 運動機能はロコモ5
16,17)によって,栄養状態はShort‑Form Mini N u t r i t i o n a l AssessmentR
(以下
M N A ‑ S F R ) 1 82 ]
)によって評価した。口腔 機能は口腔関連QOL
を測定するGeneralO r a l H e a l t h Assessment I n d e x
(以下G O H A 1 ) 2 2 )
を用いた。先行研究23)を参考に国民標準値の第
1
分位点である4 7 . 8
を基準に4 7 . 8
以上を「GOHAI
良好」4 7 . 8
未満を「GORAi
不良」とした。加 えて残存歯数24)を尋ねた。4) 精神的機能
精 神 的 機 能 は
G e r i a t r i cD e p r e s s i o n S c a l e ‑ S h o r t V e r s i o n ‑ J a p a n e s e
(以下G D S ‑ S ‑ J ) 2 5 )
,自 記式認知症チェックリスト26,27)を用いて評価し た。5) QOL
QOL
は,健康関連QOL
を測定する8 ‑ l t e m Short‑Form Health Survey
(以下S F ‑ 8 ) 2 s , 2 9 )
を 用 い た 。 身 体 的QOL
の 指 標 で あ るP h y s i c a l Component Summary (PCS)
と精神的QOL
の 指 標 で あ るMentalComponent Summary (MCS)
の2
つのサマリースコアが算出されて いる。各サマリースコアの国民標準値は5 0 ,
標 準偏差土1 0
であるがSF‑8
には明確なカットオ フ値は存在しない。そこで,本研究ではこの国 民標準値をカットオフ値としてサマリースコア が5 0
以上をQOL
高群(PCS
高,MCS
高),5 0
未満をQOL
低群(PCS
低,MCS
低)とした。4 .
統計解析調査で得られた変数をカテゴリ化し,非社会
的孤立,意図的な社会的孤立,偶発的な社会的 孤立の
3
群について集計し,社会的孤立以外の 全ての変数を投入して多重コレスポンデンス分 析 を 行 っ た 。 分 析 に は 統 計 ソ フ トSPSS v e r . 2 4 . 0 f o r Windows
を用いた。倫 理 的 配 慮
質問紙調究対象者には,研究協力の依頼文書 にて個人情報の保護等について説明し,返送を もって研究協力に同意したものとみなした。本 研究は京都大学大学院医学研究科・医学部及び 医学部附属病院医の倫理委員会の承認
( R 0 8 6 0 ‑ l )
を得た。結 果
有効な回答が得られた
1 , 2 8 4
名のデータを用 いて多重コレスポンデンス分析を行ない,表1
の 結 果 が 得 ら れ た 。 寄 与 率 は 次 元l
が0 . 9 5 5 ,
次 元2
が0 . 0 4 5
で あ っ た 。 次 元2
の 寄 与 率 は0 . 2 0 0
以下であったため次元l
の解釈のみを行 なった。変数が多いため2
つの図に布置し,対 象者の属性については図1
,心身機能や社会的 機能については図2
に示した。次元l
(横軸)は,各変数のカテゴリの布置から解釈し,負の 方向は「地域社会との豊富な交流」,正の方向 は「地域社会との貧弱な交流」と命名した。
図
l
,図2
には社会的孤立を類型化した3
群 それぞれを中心として半径0 . 5
の円を描き,社 会的孤立各3
群に近接して布置する変数のカテ ゴリを図示し検討した。非社会的孤立は,図
1
では配偶者がいる,同 居者がいる,町内に親族がいる,最終学歴は高 校や専門学校・短大である,経済的に少しゅと りがある等が近位に布置した。図2
では,週l
回以上外出する,社会活動に参加している,生表 1. コレスポンデンス分析の寄与率 イナーシャの寄与率 信頼特異値 次元 説明 累積 標準偏差 相関
5 5 0 5 4 0 0 0
. .
,~
o o l
t
1一
1‑
E"
総
1 2
0 . 9 5 5 1 . 0 0 0 1 . 0 0 0
0 . 0 0 6 0 . 0 0 6
0 . 0 3 1
776
2
1.5
次元2
‑1.5
者者2立 立 孤 孤 的
︑ 会
し 的5
し 社
婚1苦 会 社 未
l ]
な
生
姻 上
g t い 世 ー 独 係 図 な 以
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這 単 一 関 ー 性
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1 5 1
図者 01‑
立 ﹂
七
孤 ス
ぐ一
的 +
会
i
‑ 匡
g 菜
ゴ 少
こ的済経
2.5
活習慣が良い,ロコモティブシンドロームのリ ス ク が 低 い , 栄 養 状 態 が 良 好 , 口 腔 機 能 が 良 好, う つ や 認 知 機 能 低 下 の リ ス ク が 低 い , QOLが高いが近位に布置した。
意図的な社会的孤立は,図 lでは年齢は85歳 以上,配偶者は死別または離別,単独世帯,町 内に親族はいない,最終学歴は大学以上が近位 に布置した。図
2
では,現病歴なし,既往歴な し,ロコモティブシンドロームのリスクが高 い,口腔機能が不良が近位に布置した。一方,偶発的な社会的孤立は,図 lでは経済的に苦し い,図
2
では会話頻度が週1
回程度,週1
回未 満の外出,低栄養傾向, うつリスクが中程度,認 知 機 能 低 下 の リ ス ク が 高 い が 近 位 に 布 置 し た。
考 察
本研究では中山間地域在住高齢者を対象にア ンケート調査を行ない,社会的孤立に関して意
図 的 な 選 択 の 視 点 を 加 え て 新 た な 類 型 化 を 試 み, コレスポンデンス分析の結果より得られた 様々な変数のカテゴリとの関係性から 3つに類 型化した地域高齢者の特性を明らかにした。
1.非社会的孤立者の特徴
非 社 会 的 孤 立 者 は 地 域 社 会 と 豊 か な 交 流 を 保持しているだけでなく,主観的に心身機能が 良好であると感じているという特徴を有するこ とが明らかになった。社会的孤立者の背景とし ては,教育レベルは中程度で,経済的には少し ゆ と り が あ る 等 の 特 徴 が あ っ た。縦断研究に よって主観的経済状況が苦しい者は苦しくない 者と比較すると孤立の発現率が高く30),主観的 経済状況は地域社会における交流頻度が多く,
孤立しにくいことと関係性が強い。社会的に孤 立 し て い な い 者 や 社 会 関 係 が 乏 し く な い 者 ほ ど,要介護状態になるリスクが低い3)との報告 があることから,非社会的孤立者は社会機能が
2
● 生 活 習 慣 不 良
1.5
ー
非社会的孤立者
次R2
意図的な社会的孤立者
戸栄ク:互?討]属 i 『 ) " 会 活 動 不 参 : 低 栄 会 : 舌 は ほ : ん ど な い
‑1.5孤独感i:‑1
社会逗懃巻慧: ¢ 9 贔霜豆歯
20本未序ふ → 誓 [ 氏 ; 満 外 出
15 ):スク高2現病歴あり
I
‑ 会言週1程度偶発的な社会的孤立者
2.5
‑1
次元1
図
2
.心身機能や社会的機能についての関係性嵩く保たれている上に生活習慣が比較的良いた め,健康的な生活を送っていると考えられ,そ れによって身体機能や精神機能を良好に保って いることが示唆された。
2.意図的な社会的孤立の特徴と支援方法 意図的な社会的孤立者は地域社会と交流が少 なく,現病歴や既往歴はないものの,高年齢で 身体機能が不良であるという特徴が明らかに なった。また高学歴が多く,経済的に苦しい傾 向はみられず,社会的に孤立した生活を意図的 に選択できる状況にあると考えられる。先行研 究でも主観的に不健康な生活習慣であると認識 していることはフレイルに関連する要因として 指摘されており刑 生活習慣が悪いことは生活 習慣病には至っていないものの,身体機能の低 下と関係していると考えられる。本研究では,
疾病の有無は把握できないが,意図的な社会的
孤立者は高年齢でありながら自立し奔放な生活 を送っている状況が推測できる。また,身体的 機能のうち運動機能,栄養状態,口腔機能が全 体的に虚弱であることからフレイル予防も必要 な集団であることが示唆された。人付き合いを 意図的に選択していることは,生活の中で得る 情報も選択的に得ている可能性がある。興味を 持つ情報は自ら収集できるため,多様な手段を 用いで情報を発信するなどの工夫を行ない,意 図的な社会的孤立者が参加しやすい魅力的なイ ベントの企画が必要であると考える。
3 .
偶発的な社会的孤立者の特徴と支援方法 偶発的な社会的孤立者は地域社会とあまり交 流がない上に,精神的機能が不良で特にうつリスクが高いという特徴がみられた。主観的な経 済状況は苦しく,社会的弱者である可能性が高 ぃ。さらに外出頻度は少なく閉じこもり状態に
778
あり,社会活動への参加も少ないことから地域 社会から孤立しやすいことと関係性が強い。ま
た,栄養状態が悪いと認知機能低下の要因とな る32)と い う 報 告 も あ る 。 偶 発 的 な 社 会 的 孤 立 者 は 栄 養 状 態 が 悪 く , 認 知 機 能 低 下 の リ ス ク が 高いことが示唆された。
偶 発 的 な 社 会 的 孤 立 者 は 地 域 社 会 と の 交 流 が 貧弱で,経済的に苦しく,健康面のみならず,
生 活 面 で も 問 題 を 抱 え て い る 可 能 性 が 高 く , 保 健 ・ 医 療 ・ 福 祉 に 関 連 し た 幅 広 い 部 署 と の 情 報 共有によって要介護リスクや疾病リスクの高い 者を早期に発見することが必要である。可逆的 なフレイルの段階でいかに把握し予防的介入が できるかが重要である。
4 .
本 研 究 の 限 界本 研 究 の 限 界 は , 地 方 中 山 間 地 域
1
町 の 高 齢 者を対象としたため調究対象者に偏りがあり,結果の一般化には限界がある。その他の中山間 地 域 や 都 市 部 の 高 齢 者 に お け る 研 究 結 果 と 比 較 し,社会的孤立分類の特性を明らかにすること が必要である。またアンケート調究のため心身 機能は主観的なデータであり,客観的なデータ に基づいた分析が必要である。
結 論
本 研 究 の 目 的 は 保 健 福 祉 施 策 立 案 の 観 点 か ら,新たに類型化された社会的孤立者の特徴の 関係性を分析し,課題を明らかにすることであ る。意図的な社会的孤立者には特に生活習慣や 栄 養 ・ ロ 腔 面 で の 介 入 が 必 要 で あ り , 他 方 偶 発 的な社会的孤立者は特にうつリスクが高く精神 面への介入が必要である。意図的な社会的孤立 者と偶発的な社会的孤立者の特徴をより詳細に 検討したうえで,地域の社会的孤立高齢者への 介入方法を工夫して健康の維持増進を促してい
く必要がある。
謝 辞
本研究は,損保ジャパン日本興亜福祉財団の「2016 年ジェロントロジー研究助成」を受けた。
著者のCOi開示 本論文発表内容に関連して特に申告なし。
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780