別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 乙 第 2901 号 氏 名 小林 奏
論文審査担当者
主査 水間正澄 教授 副査 稲垣克記 教授
副査 後閑武彦 教授
(論文審査の要旨)
有限要素解析を用い PLIF (posterior lumbar interbody fusion)術後の instrument への力 学的研究をおこなった。また除圧椎弓の椎間関節の有無がきたす instrument への影響につい ても検討した。
腰椎すべり症に対し椎間関節を温存し PLIF 施行した症例よりモデル(TypeF)を作成しその データーから関節を消去したモデル(TypeNF)と比較した。
Type F、NF ともに骨癒合後も Instrument への応力は存在していた . 骨癒合前後ともに Type NF は Type F に比べ instrument の応力が大きかった.Instrument における相当応力 10MPa 以上 の要素を抽出すると TypeF、NF ともに応力は尾側のスクリューに大きく認められた。
TypeF において骨のみを抜き出して椎間関節を評価 した。骨癒合前のモデルでは椎間関節に応 力を認め骨癒合後は椎弓から椎間関節に応力を認めた。
尾側スクリューに応力が大きく認められたことや骨癒合後も instrument への応力が存在す ることは過去の臨床報告と一致した。骨癒合後も激しい前後屈をさけることや椎間関節を温存 することは instrument の折損を予防する可能性がある.
本論文は PLIF 術後の Instrument に生じる力学的変化に関する新しい知見を得ており、学 術上価値があり学位論文に値すると判定した。
論 文 題 名 : Mechanical analysis after posterior lumbar interbody fusion using three-dimensional finite element analysis
(三次元的有限要素解析法によるPLIF術後の力学的検討)
掲載雑誌名:Journal of Spine Research 第 6巻5号 2015年 5月掲載予定
(主査が記載、500字以内)