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コンパクト対称空間の実現とその応用

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Academic year: 2021

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コンパクト対称空間の実現とその応用

田中真紀子さんとの共同研究

田崎博之

2018915()

コンパクト対称対(G, K)から定まるコンパクト対称空間G/KG内に実現 し、Gの極大対蹠部分群の分類結果を利用してG/Kの極大対蹠集合の分類を得 る方法をコンパクト型既約Hermite対称空間DIII(n) = SO(2n)/U(n) および DIII(n) =DIII(n)/Z2 (nは偶数) の場合を例にして解説する。

DIII(n)を記述するためにSO(2n)の部分集合^DIII(n) ={g SO(2n)| g2 =

12n} を利用する。SO(2n)の極大トーラスに関する議論によりDIII^(n)

^DIII(n) =

gSO(2n)

gdiag(J1, . . . , J1)g1

gSO(2n)

gdiag(J1, J1, . . . , J1)g1

と二つの連結成分の合併に分解される。ここで、J1 = [

0 1

1 0 ]

である。これら二 つの連結成分はPfaffianの値によって識別できる。

DIII(n) =

gSO(2n)

gdiag(J1, . . . , J1)g1 ={g DIII^(n)|Pf(g) = 1}

によってDIII(n)を定める。もう一つの連結成分のPfの値は1である。上記の 記述よりDIII(n) = SO(2n)/U(n)がわかる。DIII(n)はコンパクト型Hermite 対称空間なので、極大対蹠集合は合同を除いて一意に定まり、

Γn:=

{

diag(ϵ1J1, . . . , ϵnJ1)

ϵi =±1 ϵ1· · ·ϵn= 1

}

DIII(n) に合同になる。

nが偶数の場合、SO(2n)12n}で割ると、

SO(2n) = SO(2n)

12n} DIII^(n)

12n} DIII(n)

12n} =DIII(n)

が成り立つ。これとSO(2n)の極大対蹠部分群の分類結果を利用すると、DIII(n) の極大対蹠集合の分類を得られる。この際、^DIII(n)/12n}の連結成分になる DIII(n)Pfaffianによって識別できることが重要になる。

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