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重要伝統的建造物群保存地区における町並み保存活動が町に与える影響-有田内山地区と筑後吉井地区を対象として- [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)重要伝統的建造物群保存地区における町並み保存活動が町に与える影響 -有田内山地区と筑後吉井地区を対象として-. 井上 智映子 1. はじめに 1-1. 研究の背景と目的 昭和 50 年文化庁によって国の重要伝統的建造物群 保存地区(以下 ; 重伝建地区)の選定がはじまり,全 国に残る歴史的な家屋群が保存され,中には町並みを 図 1 有田内山の町並み. 主体とした観光地として評価を得ている地区もある。. 図 2 筑後吉井の町並み. 本研究では,重伝建地区より,江戸期から生業が現 在まで持続している有田内山地区(図 1)と,かつて 在郷町として繁栄を築き,徐々にその機能を失いなが らも,現在は観光財源として町並み保存を積極的に行 う筑後吉井地区(図 2)を取り上げ研究対象としてい る。両地区の町並み保存活動がそれぞれの町にどのよ うに反映しているか考察することを目的としている。. 図 3 有田内山地区における修理前後の比較写真. 1-2. 伝建事業の制度 伝統的建造物群保存事業(以下:伝建事業)では,. 表 1 有田内山地区における町並み保存の経緯. 文化財保護の目的で,費用補助制度を措置して地区内. 有田内山. 家屋の修理・修景を施している。修理とは,伝統的建. 行政. 造物である特定物件を履歴調査に基づいて然る時代の. 昭 54. 姿に戻す工事を指し,修景とは,伝統的建造物以外の. 昭 55 昭 58. 家屋,すなわち戦後以降に建てられた建築物を周囲の. 昭 59. 歴史的風致と調和するように配慮して増・改・新築す. 昭 60. る工事を指し,修景基準を満たさなければ補助金は収. 昭 61. 古窯跡群と町並みの 調査 伝統産業都市 モデル地区 整備事業. 技術協力. HOPE 計画. 昭 63. 可基準に従って建設しなければならない。. 平2 平3. 修理 7 修景 1. 平4. 修理 5. 平5. 修理 6. 佐賀県有田内山地区は,南北を標高約 500 mの山に. 平6. 修理 6. 平7. 修理 5. 挟まれた狭い谷地に位置しており,江戸初期より焼物. 平8. 修理 5. 平9. 修理 5. を中心に栄えた。明治期より茅葺に代わって漆喰の家. 平 10. 修理 5. 平 11. 修理 5. 屋が主となり,焼物の海外輸出の影響で洋館や洋風建. 平 12. 修理 6. 平 13. 修理 6. 築も現れ始めた。現在県道 281 号線である表通りには. 平 14. 修理 5. 平 15. 修理 4 修景 1. 幕末から昭和初期にかけて建てられた町家や洋館が混. 平 16. 修理 2 修景 1. 平 17. 修理 5. 在する景観が形成された。明治期より一般的な焼物の. 平 18. 修理 4. 平 19. 修理 5. 販売方法は卸販売だった。大正時代に発祥した直売は. 平 20. 修理 1. 平 21. 修理 2. 窯元から小売業者が仕入れて,全国津々浦々の旅館や. 平 22. 修理 3 修景 1. 平 23. 修理 3. 町並み 整備事業. 前,その数は少量であったが取引先の増加,自動車交 通の発達,流通段階の省略による合理化などにより昭 7-1. 有田 HOPE 研究会 ・住宅計画チェックリスト作成. 「有田の環境を 見直す会」結成. 「有田内山の町並み を守る会」結成. ・「住宅建築」12 月号に HOPEの仕事が掲載. 伝建事業. 2-1. 有田内山の概要と町並みの変容. 料亭を主に行商してまわる有田独特の方法である。戦. 誘起. ・有田郵便局建設. 平元. 2. 有田内山の町並み特性. アルセッド 佐賀事務所開設. ・「広報ありた」への家づくり , 町並みづくりの特集記事の寄 稿. 昭 62. 受できず,その場合は最低限守らなければならない許. 観光・町並み保存 グループ. HOPE 研究会. 技術協力. ・有田景観カタログ作成. 目標の達成・活動の完了. 「有田町づくり 女性懇話会」発足 ・ 「秋のちゃわん祭り」 ・ 「有田ウィンドウ ディスプレイコンテ スト」 ・ 「有田雛のやきもの 祭り」開始. 地方の元気 再生事業. 文化財 保護事業. 文化財 保護活動. 建築技術者 グループの活動. 観光 活動.

(2) 和 40 年以降は直売が主流な販売方法となった。その ため焼物店は店を装飾する必要はなく , 地区内には 建設当初から変化の少ない町家が数多く残っている。 修理は痛みが激しい箇所の修繕を中心に行い,伝建の 修理事業の前後では外観の変化が少ない(図 3) 。 2-2. 町並み保存の経緯(表 1) 昭和 54 年,保護と利用計画のため古窯跡群と町並. 図 4 筑後吉井町における修理前後の比較写真. み保存調査が実施された。また昭和 58 年国土庁の伝. 表 2 筑後吉井地区における町並み保存の経緯. 統産業都市モデル地区整備事業が実施され,それらの. 筑後吉井. 年代. 行政. 調査により伝統的町家群が価値を見出された。また昭 和 59 年に国土庁の HOPE 計画(地域適合型住宅計画) を導入した。これは地域の気候・風土,伝統,文化,. 観光・町並み保存グループ. 昭 53. 観光協会設立. 昭 54 昭 55 昭 58. 地場産業などを大切にしながら住まいづくり・まちづ. 昭 59 昭 60. くりを推進することを目的とした事業である。有田内. ・酒造を観光会館「土蔵」として再生. 昭 61. 山では地元建築士による HOPE 研究会が立ちあがり,. 「白壁保存と活性化を 考える会」発足. 昭 62 昭 63 平元. 有田の風土に合った建築活動が世間に注目された。平. 平2. ・「小さな美術館めぐり」開始. 平3. 成 3 年の伝建事業開始より年間 2 ~ 6 件の修理が行わ. 平4. れている。平成 15 年に地区の賑わいあるまちづくり を目指す女性有志によって有田町づくり女性懇話会が 発足し,平成 17 年頃より有田焼や内山の町並みを活. 町単独事業. 平5. 修理4. 平6. 修理1 修景1. 平7. 修景1. ・第 1 5 回全国町並みゼミ大会吉井大会. 街環事業 修理 4 修景1. 平8. 伝建 事業. 修理 1 修景 3. 平9. 修理4. 修理2 修景 3. 平 10. 修理4. 修理3 修景1. 3-1. 筑後吉井の概要と町並みの変容. 平 11. 修理6. 修理2 修景1. 平 12. 福岡県うきは市吉井地区は,耳納山地北麓から筑後. 平 13 平 14. 修理5 ・ 修 理 修 修理7 修景5 修理5 景 マ ニ ュ 修理4 修景6 アル作成 修理7 修景7 修理6. 川左岸にかけて広がる豊かな田園地帯に位置する。藩. 平 15. 修理5. 修理7 修景2. 平 16. 修理5. 修理 9  修景1. 制時代,久留米と日田を結ぶ豊後街道の宿場町として. 平 17. 修理4. 修理4 修景7. 平 18. 栄え,その後周囲の豊かな農地を活かした加工業が発. 修理4. 修理2 修景 4 . 平 19. 修理2. 修理2 修景7. 平 20. 修理2. かした新しいイベントも開始されている。 3. 筑後吉井の町並み特性. 達,商人たちは「吉井銀」と称された経済金融活動で. 平 21 平 22. 資力を蓄え,その富の象徴として,また大火の影響に. 平 23. より白壁漆喰の家屋が立ち並び吉井町は郡の経済,行. 修理2 修理4. 政の中心としても栄えた。しかし,第 2 次世界大戦以. 修理2 修景 4  210 号線 電線地中化. 町並み 設計会. 「吉井町町並みをよくする会」 発足. 全 て の 修 理 ・ 修 景 事 業 を 請 け 負 う. 修景2 修景2 修景 3. 修理4. 町並み 整備事業. 「街並塾」 ・「お雛様めぐり」 ・「吉井白壁楽市楽座」 発足 開始. 文化財 保護事業. 文化財 保護活動. 建築技術者 グループの活動. 観光 活動. 降吉井を支えた諸産業は衰退し,210 号線は一部アー. 意匠の統一性,単価統一,事業の円滑化が実現された。. ケード街となり,立ち並ぶ町家の前面にパラペットや. 平成 12 年には「筑後吉井修理修景マニュアル」が導. 巨大看板を設けるなど店のしつらえは派手になり,改. 入され更に修景が進み,伝建・街環事業を合わせ,年. 築が増加した。このため,伝建の修理事業の前後では. に最大 20 件の修理・修景が行われた。. 外観の変化が大きい(図 4) 。. 4. 対象地域の町並み保存の比較考察. 3-2. 町並み保存の経緯(表 2). 4-1. 伝建指定までの保存プロセスの違い. 昭和 58 年,観光協会は観光財源として町並み保存に. 有田内山では,町並みの調査とほぼ同時期に住民に. 取り組み始めた。その後平成 4 年,全国町並みゼミ大. よる町並み保存グループや建築技術者グループであ. 会の開催地になったことを機に,町が単独で個人の住. る HOPE 研究会が結成され,その後伝建に指定された。. 宅の修理・修景に対する補助金の交付を開始した。. 住民グループや建築技術者の活動は自分たちの土地の. 平成 6 年度から国土交通省によって街なみ環境整備. 住宅や町並みを守るという意識から発生し独自の活動. 事業(以下;街環事業)が導入され,平成 8 年の重伝. を行ったものである。一方筑後吉井では,町並みの保. 建事業が開始される際に町並み設計会が発足し,設計. 存と観光計画が一緒に始められ,町並みを舞台とした. 会が全ての修理・修景の設計に従事することで,建築. イベントが開始されている。その後伝建の選定後に, 7-2.

(3) 行政の指示で町並み設計会が結成されており,結成当. 表 3 両地区の修理・修景件数 左:有田内山 右:筑後吉井. 初より修理・修景を担うという役割が指定されていた。 4-2. 各事業の理念と導入方法(表 3,図 5,) 両地区に共通する伝建事業の目的は文化財保護であ. 修理 修景 計. 伝建事業 95 4 99. 修理 修景 計. 市単独事業 5 3 8. 街環事業 55 50 105. 伝建事業 57 57. 計 117 53 170. 有田内山. り,主に伝統的建造物である特定物件の修理が行われ, 内山地区では現在まで 95 件の修理と 4 件の修景,筑 後吉井地区では 57 件の修理が行われた。 一方筑後吉井が取り入れている街環事業の目的は良. 筑後吉井. 好な美観形成や住環境の整備であり,非特定物件の修 理や修景に使用され,現在までに 105 件の修理・修景 が行われた。即ち,戦後の家屋の工事を取り扱ってい るため,今まで継承されてきた町並みの「保存」とい うより「町並みづくり」に力を注いでいるといえる。 4-3. 町の整備状況の違い 有田内山では地区 15.9ha の中に公共トイレは 1 つ 新築され,観光案内所・休憩所である有田館が開設さ れた。以後目立った整備はされていなかったが,現在. 図 5 修理・修景家屋の分布. 観光客向けに地区内の駐車場の確保や,有田焼を使用. ンバー内の調和性を高めた。伝建事業開始より,例外. した伝建物プレートの作成など観光に向けた取り組み. を除いたほぼ全ての修理・修景物件の設計を町並み設. がなされている。. 計会が請け負い,毎年 7 月~ 9 月は行政が設置した町. 一方筑後吉井では地区 20.7ha の中でトイレは 5 つ新. 並み相談会の顧問役を務め,町民の住宅工事の相談に. 築され,巨大無料駐車場も 2 つ完備されている。さら. 対して無料で住宅の調査,概算見積りを行っている。. に観光会館,伝建物の内部公開施設が 3 つ運営される. 現在も町並み相談会に加え,地区内の修理・修景の. など,観光客向けの整備が多い。また平成 22 年には,. 設計に従事し,市内の新川・田篭伝建予定地の修理・. 伝建地区内の 210 号線の電線地中化が完成するなど. 修景事業の設計も専従予定であるという。. ハードの整備が進んでいる。. 4-5. 両地区の新改築の基準と影響. 4-4. 両地区の建築技術者の位置付け. (1) 両地区の許可基準の比較. (1) 有田内山の HOPE 研究会. 有田内山では位置・規模の項目について「町並み壁. 佐賀県出身の三井所清典氏は昭和 45 年,東京でアル. 面線を考慮して建てる」と記載してあるのに対し,筑. セッド建築研究所を設立し,有田町立歴史民族資料館. 後吉井では「町並み壁面線に従って配置する」と記載. と佐賀県立九州陶磁文化館を設計した昭和 55 年に佐. されるなど,筑後吉井の方が許可基準は厳しい。. 賀事務所を開設し,伝統産業都市モデル地区整備計画. (2) 有田内山のチェックリストと影響. 策定の際はコンサルタントを務めた。また,有田町に. 有田の住宅計画チェックリストは焼物の町有田に. HOPE 計画策定の地域指定を志願するよう薦め,その. 伝わる住宅文化を継承し,有田にふさわしい家づく. 結果地元の工務店,設計事務所 13 社と町役場の職員. り・町並みづくりへ向けて意識や技術を共有するため. が加わり,20 数名で「有田 HOPE 研究会」は発足した。. のルールブックで,HOPE 研究会メンバー各社の実例. 研究会は,月 1 回の例会を開催し,有田の家・町並. における建築主の要求と設計者・施工者の対応を紹介. みづくりについての熱心な研究を行い,初年度に住宅. し,それらから問題点を抽出し,C・アレグザンダー. チェックリストを作成した。また設計者や工務店の活. のパタンランゲージを模して作成された。必ず守らな. 動に町や町民を巻き込むなど,精力的な活動を行った。. ければならないルールではなく,状況に応じて活用し. (2) 筑後吉井の町並み設計会. ていくためのもので,ルールは 138 項目に及ぶ。その. 平成 8 年の伝建事業開始に併せ,当時吉井地区近隣. 中には有田の風土に見合い,伝統構法や地元の材料を. に在籍した 6 名の設計士は教育委員会の呼びかけを受. 大切にするようにという内容が記載された,有田内山. け,町並み設計会を結成した。その後勉強会を開き伝. の伝建物の修景につながるチェック項目も多数存在す. 統技術を学び,他伝建地域の視察旅行などを通してメ. るが,必ずしも文化財保護を優先させていない。例え 7-3.

(4) ば,修景基準では建物壁面線に考慮して建てなければ いけないが,チェックリストでは建物の前面で駐車場 の確保や,人々がたたずむ場所を必要としている。 伝建指定後,補助金の発生しない許可基準での新築 では,従来の有田内山になかった,漆喰以外の壁で居. 図 6 チェックリスト不使用の店舗 (有田内山). 図 7 HOPE メンバーが建設した店舗 (有田内山). 図 8 初期の修景家屋(筑後吉井). 図 9 マニュアル導入後の修景家屋 (筑後吉井). 室が部分的にせりだしたような建物も許可された(図 6) 。しかし,チェックリストを保持している HOPE 研 究会の建設する建物は,従来の有田内山の町並みを 崩さず,自ずと修景基準に沿ったものである(図 7) 。 このように,実際に許可基準で建設された例から,. 有田内山. チェックリストの影響力が伺える。 (3) 筑後吉井の修理修景マニュアルと影響 保存の段階で,創りだされるあらゆる建物,塀など に海鼠壁の模様を施すことが町並み保存であるという 筑後吉井. 間違った認識が発生していた経緯(図 8)や,修景基 準は文字表記のみであり,設計者が綿密な知識を持た ない場合認識の差異や誤解が生じる恐れがあったた め,大学研究機関によって,筑後吉井の景観の特徴を 構成する伝統様式を図解入りで詳しく示した修理・修 景の際の指針となるマニュアルが作成された。町家型 建築は第一種土蔵造り,第二種土蔵造り,真壁造りの 3 つのタイプを示しており,建設関係者,地域住民に 向けた手引書となっており,マニュアル導入後は一層. 図 10 閉店した店舗の分布 (有田内山:2001 ~ 2008 年,筑後吉井:2002 ~ 2011 年). の修景が進められた(図 9) 。 4-6. 行政の町並み保存の考え方. 舗は分散し,数店舗にとどまっている。一方吉井地区. 有田町では従来町並みよりも陶磁器産業の保全に重. は店舗の入れ替わりが比較的多く,2002 年から 2011. 点を置いているため,伝建事業に精力的に取り組んで. 年における閉店店舗は,町並み整備と観光を一体化さ. おらず,観光客を相手にしたハードの整備があまり進. せた事業を行いながらも,修理修景事業が集中する. んでいなかった。しかし平成 18 年に西有田町と統合. 210 号線に多く分布している(図 10) 。. し,有田町になったことをきっかけに,低迷している. 5. まとめ. 有田町の窯業と西有田町の農業の2つの産業を組み合. これまで,2 つの伝建地区の町並み整備事業の実態. わせた事業とイベントを連動させた地域の活性化に取. を比較してきた。月日の流れとともに町並みが変化す. り組んでおり,その一部分として町並みを活かした観. ることは当然のことであり,現在の町の人々の営みや. 光地としての伝建地区の整備も行われている。. 祖先が築いてきた蓄積が現れるものである。それに対. 一方吉井町では産業の衰退を余儀なくされた昭和. し,有田内山では内側から建築技術者による独自の方. 50 年代より町並みを観光事業として捉え,家屋の修. 法で地域に適した町並みの保存活動が始まり,傷んだ. 理・修景,道路整備,電線地中化など町並みの整備と. 家屋の修繕に補助金制度を利用してきた。一方筑後吉. 観光客のためのハードの整備が進んでいる。しかし,. 井は町並み保存の当初より行政が指揮をとり,町の立. 町の持続力を支えるためには,町並み=外枠の整備だ. て直しとして「伝統的な町並み」を掲げ,補助金制度. けだけでなく,町民の営み=内側を支える体制が必要. を奨励し精力的に修景を進めてきた。このように事業. である。. の汲み取り方,導入の仕方は地区によって違う。. 4-7.商業との関係. また,町並み保存制度を利用し多額の投資を駆使し. 両地区において,閉店店舗の増加が問題とされてい. て外見を揃えるだけでは町の核となる町民の営みに直. る。内山地区は店舗の入れ替わりが少ないことから店. 接通じない可能性を持つため,町並み保存と町の人々. 舗の継承が伺え,2001 年から 2008 年において閉店店. の生活の支援を同時に推進することが必要である。 7-4.

(5)

図 4 筑後吉井町における修理前後の比較写真 表 2 筑後吉井地区における町並み保存の経緯 7-2 昭 53昭 54昭 55昭 58昭 59昭 60昭 61昭 62昭 63平元平 2平 3平 4平 5平 6平 7平 8平 9平 10平 11平 12平 13平 14平 15平 16平 17平 18平 19平 20平 21平 22平 23 観光協会設立町単独事業筑後吉井・酒造を観光会館「土蔵」として再生 ・「小さな美術館めぐり」開始・第 15 回全国町並みゼミ大会吉井大会 ・「お雛様めぐり」 ・「吉井白壁楽市楽
図 7 HOPE メンバーが建設した店舗 (有田内山)図 6 チェックリスト不使用の店舗(有田内山) 図 8 初期の修景家屋(筑後吉井) 図 9 マニュアル導入後の修景家屋 (筑後吉井) 図 10 閉店した店舗の分布 (有田内山:2001 ~ 2008 年,筑後吉井:2002 ~ 2011 年) 7-4ば,修景基準では建物壁面線に考慮して建てなければいけないが,チェックリストでは建物の前面で駐車場の確保や,人々がたたずむ場所を必要としている。 伝建指定後,補助金の発生しない許可基準での新築では,従来の有田内

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