なかのたかやなぎ
宮 城
︒中 野 高 柳 遺 跡
1 所在 地 宮 城県 仙台 市宮 城 野区 中 野字 高 柳 2 調査 期間 一一
〇〇 一年
︵平 13︶ 月四
︱ 一一 月 3 発掘 機関 宮 城県 育教 委 員会 4 調査 担 当者 村 田晃
一︒ 原相 淳 一
・天 順野 陽
・千 葉 直樹 5 遺跡
の種 類 集 落跡 6 遺 跡 の年 代 平安 時 代
︱江 戸時 代 7 遺 跡 及び 簡木 出 土遺 構 の概 要 中 野高 柳 遺跡 仙は 台 平 野 の北 部 を流 れ る七 北 田川 左岸 標︑ 高 三
︱ 四 mの 自然 堤防 上 に立 地 す る︒ 遺跡 南は 北 細に 長 く︑ 最 も広
い部 分 南で 北 四 O O m東 西 一五
〇 あm り 面︑ 積 は約 五
〇〇
〇
〇♂ あ る︒ 仙台 港背 後地 土 地区 画整 理事 業 伴に い︑ 一九 九 四年 らか 宮 城県 教育 委 員会 仙と 台 市教 育委 員会 よに
てっ 発掘 調査 行が な わ れ︑ 遺 跡北 半 部 西側 では 幅 三 mの 溝 で囲 ま れた 室 町時
代 から 戦国 時 代 の屋 敷 跡︑ 南 半部 では 鎌 倉時 代 の屋 敷 跡な がど 確 認 され て るい ま︒ た︑ これ ら の下 層 から 平︑ 安 時代 の畑 跡
・水 田跡
・ 河 川跡 など 検が 出 さ れ て るい
︒ 二
〇
〇 一年 は遺 跡 北 半 部 西 側 で約 六 一〇
〇濯 南︑ 半 部 で約 七 二
〇ポ を調 査 たし
︒ これ ま で の調 査 地を 合 わ せ ると 遺 跡全 体 の三 分 の 一
︵約 一人
○O Or
︶を 調査 たし こと にな る︒ 木 簡 は︑ 北 半 部 の湿 地 跡 か ら 一二 世紀 前 半 土の 器
︵か わら
︶け と とも に出 上 たし
︒ な お︑ 南部 の湿 地跡 から は 三一 世紀 の遺 物 とと も に漆 紙文 書 が 一点 出 土 し て いる
︒ 湿 地跡 は平 安 代時 の河 川跡 の上 に形 成 さ れ て いる
︒ 河川 跡 は遺 跡 北半 部 の中 央 らか 南 部 の東 縁 を南 に流 れ︑ 南端 付近 で西 に向 きを 変 え て いる 河︒ 川敷 を含 めた 川幅 は 三
〇 mを 超え ると みら れ る︒ 北半 部と 南 部 の 一部 調で 査 行を な たっ と ころ 堆︑ 積 土 は黒 色粘 土 を主 体 と 植し 物遺 体を 多 く含 む 層上 砂︑ 質 シ ルト 主を と体 す る中 層 砂︑ を 主 体 とす る下 層 に大 別 でき た 北︒ 半部
の上 層 から
二一 紀世 南︑ 部 の 上 層 から は 一三 紀世 の土 器
・陶 磁 器 がま とま
てつ 出 土 たし こと か ら︑ 川河 は遅 く とも
一二 世 紀初 頭ま でに は埋 没 し︑ そ の後 湿地 化 たし と 考 え られ る︒ 湿地 は ゴ ミ捨 て場 とな
てっ おり
︑ 焼土 灰や
︒炭 化物 な とど と も に︑ 土 器
・陶 磁器
・漆 製 品
︒木 製 品
・動 物遺 体
︒植 物遺 体 多が く出 土 し て るい
︒ 北半 部 の湿 地 跡 から
二一 紀世 南︑ 部 の湿 地跡 か ら 一三 世紀 を中 心
(仙
台)
と す る遺 物 がま とま
てっ 出 土 たし こと は︑ 宮城 県内 にお いて 発掘 調 査 例 の少 な いこ の時 期 の生 活 復を 元す る上 で貴 重 な発 見 なに
たっ
︒ 特 北に 半 部 の湿 地 跡 から 出 土 たし
一二 世紀
の土 器
・陶 磁 器 は︑ か わ ら け
︵ロ クロ
+手 くづ ね︶︑
常 滑
・渥 美 産 陶器 自︑ 磁 であ り︑ こ の組 合 せは 同時 期 の東 北 にお け る政 治的
・宗 教的
︒経 済 的 中心 地 であ っ た平 泉 にお いて 特徴 的 みに られ る︒ うこ たし 土器
・陶 磁 類器 の
﹁平 泉型 セ トッ
﹂ は︑ 東 北地 方 の中 でも 限 ら たれ 遺跡 に のみ 認 めら れ る︒ 遺物 を含 むゴ ミ の廃 棄行 為 は︑ 湿 地 の東 側 か ら行 な わ れ て いる
︒ し た が てっ 遺︑ 跡 北半 部 の湿 地東 側 はに
一二 世紀 に奥 州 藤 原氏 と密 接 な関 係 にあ
たっ 人 々の 居住 施設 存が 在 たし と考 え られ る︒ 8 簡木
の釈 文
・内 容
①
﹁壱 弐
□ 町 三 段
︹未 承 と 口
□
□
︵岸 じ る 反
﹃ い 上 端 面に 取 り が あ り
︑ 上 端 と 両 側 面 に は木 釘 が打 た れ て るい こと か ら 何 ら か の部 材 の断 片 と み ら れ る
︒ 下 端 は 焼 損 し て いる
︒ 面 積 を 示 す 内 容 が書 か れ て お り
︑ 土 地 に関 す る文 書 と考 え ら れ る
︒
︵1 17 村 田晃 一︑ 8 吉 野 武︶ 2001年 出上の木簡