全国個人
タ
ク
シ
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協会会長
木
村
忠
義
氏
個人
タ
ク
シ
ー復権
!
原勇氏の勇退にともない、東京都個人タクシー協同組合理事長、 東京都個人タクシー協会会長、全国個人タクシー協会会長に就任。 名実共に個人タクシー業界のトップの座に就いた。 規制緩和以降個人タクシーが減少、 その一方で法人タクシーは増え続けている。 再規制に振った₇・11通達が出されたことに、 「仮に緊急調整地域に指定されても、個人タクシーの新規参入は 認めてもらわなければならぬ」と危機感を募らせる。 個人タクシー制度が曲がり角に、との認識から 安心・安全・サービスで高品質を確保し続けるという原点に立ち返り、 個人タクシー復権をめざす。TURNING POINT
~いざ原点回帰へ
Kimura
Tadayoshi
イ
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タ
ビ
ュ
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個人減、
法人増
の
図
― ― 個人タクシーの現況をど う受け止めていますか。 木村氏 適正営業に徹しきれ ていない事業者や、問題のあ る事業者が少なくない。組織 で、あるいは団体で決定した ことを自分の都合に合わなけ れば守らないとの風潮が増え てきている。居酒屋タクシー というのはその象徴的な出来 事だと思います。そういった 点に問題意識を持っています。 ― ― 七月十一日に通達があり、 増車へのハードルが設けられ、 再規制の方向が打ち出されま した。個人タクシーは事業者 数が年々減っていますが、こ れについてはいかがお考えで すか。 木村氏 特別監視地域や特定 特別監視地域という今回の通 達については、増え過ぎた法 人タクシーの台数抑制という 点で歓迎すべき措置です。た だ、危惧される仙台のような 緊急調整地域指定は、個人タ クシーには馴染まないと考え ています。個人タクシー制度 は法人タクシーの乗務員に夢 と希望を与えるという意味で 設けられた制度です。長年実 績を積んでやっと個人タクシ ーになろうとする人たちの夢 を、断ち切らない仕組みが必 要だと思います。個人タクシ ーは減り続けているし、全て の個人タクシー事業者は一定 の年齢で廃業し、あるいは死 亡で減少する。現在でも個人 タクシーの台数規制は、制度 的にある程度担保されている と思っております。一方法人 タクシーは経営者が変わって も、法人として成り立ってい る。個人タクシーは、よほど 譲渡譲受の仕組みをうまくや らないと、単純に廃業してい くことで減り続けていくこと になると思います。 ― ― 現段階では個人タクシー は減り続ける一方です。個人 タクシーを復権させるために は、どんな措置が必要でしょ うか。 木村氏 個人タクシーが減り 続けていることは危惧してい ます。しかし「個人タクシー が減り続けていく事が業界全 体にとっていいのか」という と、そうではないと思ってお ります。法人業界の代表であ る富田昌孝会長にも申上げて おりますが、法人業界にとっ ても個人タクシー制度は必要 であると思っております。東 京都の法人タクシーの乗務員 の、二〇パーセント以上が定 時制です。これからも増え続 けるでしょう。そういった状 況 は 決 し て よ く あ り ま せ ん。 一般産業の平均年収で比べて 二 百 数 十 万 円 低 い の で す が、 それは平均年齢で比べたもの であって、二十代や三十代前 半の一般産業と比べたら、そ こまで開いてはいない。しか し、若い人にとって先の希望 さえあればタクシー業界に入 ってこられる。ですから法人 業界は若い人を採用して、十 年か十五年勤務したら個人タ クシーになりなさいと。若い 人に個人タクシーになれると いう夢を持たせるようにする べきです。今や法人タクシー の乗務員の平均年齢は、五十 「個人タクシー制度は法人乗務員に夢と希望を与える」と木村会長六歳を超え始めています。六 十五歳に近付いてからタクシ ー乗務員になる人は、年金を 貰いながら定時制でやってい こうという発想になってしま う。これでは業界の活性化は ない。法人と個人が協調し合 って若い乗務員が入ってくる 状況を作る事が良いと思って います。
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と台数
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な
く
― ― 法人タクシーの運転手さ んに個人タクシーの道へ夢と 希望を持たせるのは、法人業 界に意識改革を求めるだけで は済まないのでは。行政当局 のコントロールなしにはでき ないと思いますが。 木村氏 富田会長は 「再規制」 を提唱しています。車の台数 を減らすことで乗務員さんの 所得を上げていこうという考 えではないでしょうか。台数 は少なくとも平成十四年二月 以前の状態に戻してもいいの ではないかと思います。八割 を割る稼働率で良いわけがあ りません。 ― ― 八割を割る稼働率の話が 出ましたが、営業車が車庫で 眠っているのを減車したとこ ろ で 実 需 給 に は 影 響 し な い。 問題は行政当局が日本のタク シーを一体どうしようとして いるのか、ビジョンを持って いるのか、ということではな いでしょうか。もちろん法人 と個人とは、それぞれの役割 があります。規制緩和の失敗 を教訓に、行政当局がきちん とした法人・個人のタクシー 像を示す必要があると考えま すが、いかがでしょうか。 木村氏 二割以上の車を車庫 に眠らせて、コストが掛から ないわけではありません。ま た一人一車で動かしていると ころもある状況での稼働率で す。現実には六割・七割稼動 というのもあるようです。法 人・個人のタクシー像につい ては、行政はどう考えている かですね。 ― ― 規制緩和における運賃問 題についてはどうお考えでし ょうか。 木村氏 運賃の問題で言えば 個人の場合、組合で談合して 決められない。しかし、組合 員事業者は組合事業、つまり チケットに比重が多くかかっ ている。そこにメリットを求 めて、組合に加入してくる傾 向が強い。組合事業を通して 同業他社、同業他団体と競合 し、切磋琢磨する。運賃の競 合を政策的に期待するのであ れば、個人タクシーは表示灯 ごとに運賃を決められるよう にすべきだ。利用者利便から いってもその方が良い。表示 灯を見ても乗ってみなければ 運賃が区別できないのは、個 人だけであり法人では有り得 ない。独禁法の適用除外を望 みたいところだ。しかし極め て労働集約産業としての色彩 が強いタクシーという公共交 通機関としては、同一地域同 一運賃を標榜する事業者が圧 倒的に多いし、運賃競争にな れば乗務員の賃金に必ず波及 する業界としては、安全・安 心のためにも運賃競争ではな く、質のサービス競争で利用 者利便を追求するべきではな い か。 「 個 人 タ ク シ ー は 運 賃 が勝負ではなく、お客様への サ ー ビ ス が こ ん な に い い ん だ」という状況を作っていか なければいけない。私は安全 と共に、適正営業に徹する事 が一番大事であり、法人と個 人が上手くマッチングしてい くことがこの業界を盛り上げ ていくことであり、利用者利 便にもつながる。サービス再 構築が第一です。 ― ― サービスの再構築で個人 タクシーの復権を図る? 木村氏 今、全ての地域で個 人タクシーがサービスを提供 しているわけではありません。 銀座でも多くの個人タクシーが居並ぶ。国交省前にも…(右)TURNING POINT
~いざ原点回帰へ
Kimura
Tadayoshi
個人タクシーのない県が全国 で四県あります。この地域の 法人の乗務員にも、個人タク シーになりうる夢と希望を与 えなくていいのかということ になります。それから駅構内 に個人タクシーが乗り入れで き な い 地 域 が ま だ あ り ま す。 現状の規制緩和の中では公平 な競争ではありません。
組合
の
形骸化阻止
― ― 居 酒 屋 タ ク シ ー で す が、 第一義的に行政マンに責任が あるのではないかと考えてい ます。ビールだけではなく違 法な現金割戻し行為で、金や 金券を受け取っていたのは彼 ら行政マンです。ここで問わ れなければならないのは、個 人タクシーの顧客獲得努力を 逆手にとった行政マンのたか りの構造ではないでしょうか。 木村氏 そうではありません。 この構図はタクシーの中に一 部 の 不 心 得 な 事 業 者 が い て、 一部の不心得な公務員がそれ に 乗 っ て し ま っ た も の で す。 彼らを陥れた居酒屋タクシー が悪いのであって、もしたか られたと思ったら断ればいい のであって、貰った客が悪い と、個人タクシー事業者が言 うのはもってのほかです。問 題となった東京都個人タクシ ー協同組合では五年前に居酒 屋・コンビニタクシーとして 問題になり、ビール一本でも 出してはいけないと、総代会 で規約化を決定し、営業努力 としてもやっていい事にはな っておりません。組合とは関 係 な い 事 業 者 が や る 分 に は 「 ビ ー ル 一 本 く ら い 」 と い う 事 に な る か も し れ ま せ ん が、 組合内では組合事業の形骸化 となってしまい、弊害があま りにも多過ぎます。 ― ― 具体的にはどういうこと でしょうか。 木村氏 例えば、無線配車で 横須賀までの二万円の仕事が 配車になったとします。この 仕事は二度と無線室に注文が 入らなくなります。その後は この顧客と個人事業者が直接 携帯電話でやり取りし、この 個人事業者が行けない時は仲 間のグループ事業者を差し向 ける、ミニ配車センターを形 成してしまう。つまり組合の 無線室機能は形骸化し、コツ コツ真面目にルールを守って 仕事する事業者は、馬鹿を見 ることになる。居酒屋タクシ ーは組合内では、営業努力な どというものではなく、組合 事 業 を 食 い 物 に す る 行 為 で、 認めるわけにはいかないとい うルールです。 ― ― 言 い 方 は 悪 い の で す が、 個人タクシーの質が悪くなっ ているのでは。 木村氏 自動車電話が普及し た時から、こういう傾向が出 てきた事は確かです。組合事 業に弊害を及ぼすので東京で は禁止されていますが、長距 離の仕事は魅力があって、 「自 分 さ え よ け れ ば 」「 今 さ え よ ければ」という気持ちでやっ てしまう風潮が、一部に広ま ってしまったものだと思いま す。ロングのお客様だけをタ ーゲットにするのは、個人タ ク シ ー と し て 改 め な け れ ば、 個人タクシーの復権はあり得 ません。 ― ― ありがとうございました。 きむら・ただよし 昭和20年₃月30日生まれ、現在63歳。東京都 中央区月島出身。25歳の時にヒノデ株式会社 に入社し、タクシー業界に入る。20年近く法 人タクシーで勤めた後、43歳で個人タクシー 業界に入る。東京都個人タクシー協同組合に おいて14年間理事を務め、本部理事を₈年、 常務理事を₂年、副理事長を₄年務め、現在 理事長を務める。東京都個人タクシー協会に おいては平成14年から常務理事を₄年、副会 長を₂年務め、現在会長を務める。このほど、東旅協
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… … 6 ジ ャ ー ナ リ ス ト 豊 川 博圭氏 の タ ク シ ー 考現学 ⑱規制強化
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… … 22艦隊構築
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… … 23 東海電子、 輸送 の 安全を 飲酒運転撲滅 セ ミナ ー … … 15 呼 び か け 運動 を積極的 に 、こ ど も を守 る ネ ッ ト ワ ー ク … … 16 巻頭 イ ン タ ビ ュ ー目次
論風 一 陣 コ ラ ム七
・一
一
通達①
全
タ
連
、緊急全国協会長会議
… … 7 ト ピ ッ ク ス グラ ビ ア急
勾配
編
… … 21 い ち び り 日 本 一 特集七
・一
一
通達
②
東旅協
、、第三回理事会
… … 11 特集[タクシージャパン]
08.08.05 No.103
木村忠義
氏
全国個人 タ ク シ ー 協会会長個
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… … 1 特集ア
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東海電子、
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場内覧会
… … 13全国乗用自動車連合(富田昌孝会長)は、先 の通常総会で団体の名称を「全国ハイヤー・タ クシー連合会」に変更した。名称の変更は一目 でタクシー、ハイヤーの事業者団体と分かるこ とが、これからタクシー事業の実態を広報する 上で不可欠との判断から実施されたものだ。 その観点で全タ連傘下の都道府県協会の名称 をみると興味深い。全四十八協会(うち協同組 合と商業組合がそれぞれ一団体ずつあるのを含 む)のうち、最も多いのは、○○タクシー協会 で全体の約六五 % を占める三十二団体。ついで ○○ハイヤー協会が六団体、○○ハイヤー・タ クシー協会が四団体、○○乗用自動車協会が二 団体、○○旅客自動車協会が二団体、○○乗用 旅客自動車協会、○○バス・タクシー協会がそ れぞれ一団体ずつとなっている。このことから 分かるのが、大方の都道府県はタクシー協会の 名称を使用していることと、タクシーをハイヤ ーと呼ぶ地域ではハイヤー協会の名称を使用し ていることから、乗用自動車、旅客自動車の表 記は一般利用者からタクシーの事業者団体とし ての認知度が低いと見るべきであろう。その代 表格は東京乗用旅客自動車協会で、この名称を 使用しているのは、一団体のみとなっている。 ちなみに乗用、旅客を使用している団体は次 のとおり。東京乗用旅客自動車協会、三重県旅 客自動車協会、島根県旅客自動車協会、京都乗 用自動車協会、山口県乗用自動車協会。 全タ連が名称変更したのに伴い、これらの協 会 も タ ク シ ー 協 会、 ハ イ ヤ ー 協 会、 ハ イ ヤ ー・ タクシー協会などに変更すべきだ。そのために もまず、東京乗用旅客自動車協会の名称を東京 タクシー協会ないし東京ハイヤー・タクシー協 会のいずれかに変更することを提案する。 全タ連が名称を変更したにも関わらず、その 傘 下、 し か も 最 大 組 織 の 東 旅 協 が い つ ま で も、 「 ト ウ キ ョ ウ・ ジ ョ ウ ヨ ウ・ リ ョ カ ク・ ジ ド ウ シャ・キョウカイ」では、片手落ちである。同 時に全タ連の名称を変更した意義、効果も半減 するというものだ。 いまタクシー業界は胸突き八丁に差し掛かっ ている。富田全タ連会長が推進しようとしてい る、再規制から減車にいたる需給調整規制の確 立には、広く一般利用者にタクシーの実態を理 解してもらわなくてはならぬ。そのための広報 の発信団体が、一般利用者に認知されていなけ れ ば 話 に な ら な い。 も は や 議 論 の 余 地 は な い。 すみやかに東旅協の名称を変更すべし。
東旅協
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高橋正信論
風
一
陣
全
タ
連
国ハイヤー・タクシー連合会(富 田昌孝会長)は八月一日、東京都 新 宿 区 の「 ホ テ ル グ ラ ン ド ヒ ル 市 ヶ 谷 」 で緊急の全国協会長会議を開催し、国土 交通省が去る七月十一日にタクシー監視 地域の指定を通達したのを受けて、その 内容の詳細 と 目的などにつき本田勝国交 省自動車交通局長の講演を聞いた。 会議の冒頭、富田会長があいさつに立 ち、七・一一通達を受けて全タ連の中に 自らが委員長を務める「構造改善推進特 別委員会」設置して、需要喚起や運転者 の労働条件改善、違法・不適切な経営の 排 除 に、 「 命 を か け て ま い り た い 」 と 決 意を表 明 した。全国協会長会議
全
緊急
本田自動車交通局長の講演に聞き入る富田会長特集:7·11通達①
減車
と需要拡大
タクシーは全国規模で供給過剰で ある。これに関して誰も異論はあり ません。国交省と政府、国民も認め て い ま す。 や っ と 共 通 認 識 に な り、 何とかしなければという方向にシフ トしました。車が多いと便利という 消費者意識は、業界においては乗務 員の生活を殺す結果となります。東 京の平均賃金は一般産業と比べ、年 間で二百五十万円の開きがあります。 全国で見ればもっとひどい県もあり ます。供給過剰は結果、乗務員さん をいじめるものにほかなりません。 今度の緊急調整通達はその結果で あります。国交省は供給を削減した 上で、需要拡大努力を業界はしなけ ればならないとの考えを打ち出しま した。我々は減車をし、需要拡大を 図らなくてはなりません。需要拡大 は困難だと思いますが、しなくては ならない課題であります。減車の話 が出ましたが、公取委と国交省です り合わせが行われており、業界で強 調的な減車を行っていいのかを話し 合っています。減車は非常に難しい 問題であり、公取委がOKを出すの は難しい。仮にOKが出ても業界で 減車ができるか、という問題が頭を よぎっています。減車は減車した人 が得をするように考えなくてはなり ません。力強く訴
え
よう
私は一年前に会長に就任しました。 その時より再規制を皆さんに訴えて きました。増車をストップし、同一 地域同一運賃にしてほしいと主張し てきました。そして違法行為に対し ても厳しい規制をと言ってきました。 そしてようやく今度の緊急調整通達 が出ました。なぜ出来たかというと この全乗連の団結を見て、彼らはや っと腰を上げてくれたのです。 運賃についてですが、国交 省に伺うたびに同一地域同一 運賃と訴えています。交政審 のタスクフォースで議論され ていますが、タクシーは運賃 で競争するのではなく、サー ビスで競争するものだと思い ます。地方の方も同じ思いで あると受け止めています。力 強く同一地域同一運賃を訴え ていきたいと思います。 そして需給調整に不満を持ってい ます。新規と増車のハードルが高く なったとしても、新規と増車が行わ れてしまいます。焦点は需給調整で あり、これがきちんと成されなけれ ばなりません。業界が法改正までの 取り組みを発表するべく構造改善推 進特別委員会を立ち上げることにし ました。内容については我々が知恵 を 絞 っ て い か な く て は な り ま せ ん。 法改正までにこの委員会を有効活用 したい。法改正は政治家
最後にこの問題につきまして自民、 民主、国民新党が動いています。タ クシー議連というのは自民党にしか ありません。自民党が動いてくださ り、議員立法も辞さないとまでおっ しゃっています。素晴らしき制度を タクシー業界に作りたいと政府もお っしゃっています。ここまできたか ら我々の仕事は終わりだ、大丈夫だ と思ってしまったら、彼らは背を向 けてしまいます。私は全国の皆さん にぜひ地元の自民党の政治家に働き かけてもらい、この危機を訴えてい ただきたい。この夏休みが最後のチ ャンスです。ぜひ力をお貸しいただ くようお願いしたいと思います。法 改正は政治家しかできません。 本当に命をかけてまいりたいと思 います。政治と行政にやってもらう のではなく、業界と事業者がいかに 自主努力して減車を行い、需要拡大 で き る か、 と 焦 点 は 絞 ら れ ま し た。 極めて難問ですが、皆さんの知恵と 協力で少しでも前進できるようにし たい。皆さんのお力をお借りしたい と思います。命
を
か
け
て
富
田
昌孝会長
あ
い
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要旨
通達
に
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い
て
まず皆さんにお願い申し上げます。 私ども国土交通省は皆さんの抱える 問題をうかがい、勉強させていただ きます。それだけではなく全国各地 で、利用者の方やマスコミを通じて これを知る国民の方、場合によって 国政によって上がって来られる諸先 生方に、各地域でのタクシーの実態 と抱える悩み、業界、事業者として の努力をお話いただき、それぞれの 方面にご理解を求めていただきたい と思います。 (資料を読み上げる) 七月三日時点の我々の考え方とい うのは、マスコミ・政治家の反論を 呼んでいます。審議会の運営をする 事務局としては、十二月に最終答申 が出て、それを受けて道路運送法改 正法案が世の中に出たとしたら、も っと反発が強かったろうと思います。 消費者が期待していることは減車 や、運賃を高くすることでは ありません。良質のサービス 提供こそが重要です。利用者により 一層の改善策を講じている皆様の姿 勢を明確にしていただき、それが今 回の制度を見直す際に応援になると いう意味を含め、ぜひとも十二月に 向けてご支援を賜りたい。質疑応答
皆さん聞いて下さい。徳島に日本 一安いタクシーがあるのをご存知で すよね? 皆さんが値上げしようと いう時にそのタクシー会社は二五〇 円から三二〇円に上げたが、我々は、 値上げしたいのに出来ない。局長さ んは過当な競争を止めるようにおっ しゃいました。私たちは生死を争う 状態です。死ぬ前になんとか息を吹 き返す方策をお願いしたい。 ♦ 新潟市を中心にした地域は、今日 から新運賃が認可されました。二十 四社が申請しまして一 ・ 五キロを一 ・ 三キロに短縮して一 ・ 三キロ六〇〇 円で申請しました。ところが最終的 に十五社が取り下げしました。短縮 運賃が引き金を引いている。我々が 掲げている同一地域同一運賃の中に、 短縮運賃という分かりにくい運賃が まぎれこんでいて、まやかしの感じ もします。これを取り上げて頂きた い。 ♦ 緊急調整地域の指定を続けており ま す が、 供 給 過 剰 が 最 大 の 要 因 だ と 繰 り 返 し 話 が あ り ま し た。 台 数 に対する減車が最大の解決方法です が、今回、積極的な減車の方策に言 及されました。これはタブー視され た言葉がはっきり明記されたことで す。しかし減車は言いやすく行い難 しです。独禁法適用除外、こういう 問題の壁も言及されているようです が、その点もお願いしたい。Q
Q
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宮城県
タ ク シ ー 協会佐
々
木昌
二
会長
新潟県
ハ イ ヤ ー ・ タ ク シ ー 協会土
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会長
徳島県
タ ク シ ー 協会仁志肇会長
十
二
月
に
向
け
て
本
田
勝自交局長講演要旨
A
二点お願いしたい。地域交通とし て頑張っているが、行政がコミュニ ティバスを運行しており、多くの税 金が投入されている。私は地域間の 輸送には、一定の代価が支払われる べきだと思います。税で賄われるも のではないと。政策を転換し、交通 弱者にはしかるべき制度を作って頂 きたい。もう一つは代行業について、 監督権限を省庁に一本化し、社会的 な負担をしていない代行社に対して 行政指導して頂くようご要望します。 ♦ 徳島も新潟も、それぞれが下限割 れ運賃であるとすると、その人に運 賃を上げろと言えない問題に突き当 たる。赤字経営だから黒字経営にな る間までという事で運賃改定を認め るようにしています。それと同時に、 上げたくない事業者もいる。何が起 きるかというと、裁判に発展してし まう。裁判でこれに勝てるかという と、かなり難しい。それが正当な運 賃なのか、独占禁止法で禁じられる ような不公正な運賃ではないだろう か、これは私たちもしっかり作り直 す必要があるように感じます。 減車について、これも独占禁止法 によって公正取引委員会と相談した いと思っています。なぜ減車が必要 なのか、また減車によって世の中が どう変わるのかという事をはっきり 示さないと、事業者の声だけだと都 合 が い い と い う 事 に な っ て し ま う。 地域の中で全員が減車をしていくと いう事がはっきりしていかないと難 しい。 運転代行業については今年が見直 しの年だったので、なるべく消費者 の目から必要な安全対策をきっちり やって頂く。またコミュニティバス のような地域の公共交通機関につい ては、国や公共団体は住民の総意と して交通機関が必要、そのためには 自分たちの税金を使っていいという 納得があれば、これに対して助成さ れるのは仕方ない。これはバス会社 だけに任せることでもない。そうい った分野にタクシー会社も積極的に 絡んでいったらどうか。乗り合いタ クシーを含め、弱者に対する需要が あるなら我々も支援する。 ♦ 岐阜県の場合、数字的な基準が規 制緩和前の数値と過去五年間の悪化 し て い る 地 域 が 網 に 掛 か っ て い る。 具体的に言うと一日の実働日車が二 万円そこそこ、実働実車キロが五十 キロの前半などの地域があり、以前 から相当供給過剰であり、網がかか る方法を今後の法改正の中でご検討 頂きたい。 ♦ 三重県も運賃改定で申請率が九〇 パーセントだったのが、ある日から 取り下げが始まって最終的には運賃 申請が出来ませんでした。しかし正 当な会社は燃料高騰もありやはり運 賃が欲しいという状況ですが、今の 状況では難しい。今の苦境を乗り切 るには燃料サーチャージしかない。 ♦ 今 回 特 定 特 別 監 視 地 域 の 指 定 は、 ある時に比べて悪くなっている、乗 務 員 の 賃 金 が 悪 化 し て い る と い う 客観的な資料で出しています。運賃 では申請の後に取り下げが相次いで しまって、それがわずかな会社の安 売りが原因だということについては、 下限割れ運賃を含めた運賃をどう考 えるかということ。明白な根拠なし にその運賃を上げなさいとは言いづ らい。燃料サーチャージについては 普及を進めております。原油価格の 高騰は、タクシーにおいても非常に 大きな問題だと聞いております。Q
群馬県
ハ イ ヤ ー 協会立
見賢
三
会長
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岐阜県
タ ク シ ー 協会山
田
久典会長
Q
三
重県
旅客自動 車協会大
西
克己会長
本
田
勝局長
A
本
田
勝局長
Q
A
東京乗用旅客自動車協会(富田昌 孝会長)は七月三十一日、東京都千 代田区の「アルカディア市ヶ谷」に おいて第三回理事会を開催した。議 事に先立ち星野朗関東運輸局自動車 交通局旅客第二課長・高山和征同課 長補佐・服部和訓自動車監査指導部 自動車監査官・久松宏東京運輸支局 首席運輸企画専門官らから「一般乗 用 旅 客 自 動 車 運 送 事 業( タ ク シ ー) に係る緊急調整地域の指定等につい て」の説明を行った。これに対して 質問や要望が相次いだ。主な質疑の 要旨は次の通り。 地域指定した前日までに車両購入 等の契約が締結されているものに限 っては適用しないとあるが、悪い表 現だが要するに駆け込み増車を容認 することだと思う。もうひとつは増 車実施事業者に対する監査の特例措 置として、七月十一日に各事業者が 基準車両を持つわけだが、そうする と七月十一日から八月十日までは車 が増える会社があると聞いているの だが、それは先程と同じ増車扱い免 除の対象にならない、あくまで七月 十一日までが事業者の車の基準台数 であるという解釈でいいのか。 七月十一日の基準車両を全て基本 に置く。一定規模の減車という規定 は 基 準 車 両 数 × ○ ・ 九 と い う 整 理 に なる。しかし、増車については七日 前の増車か、六十日以内の増車かの 取り扱いに違いがある。言われる通 り七月十一日の基準車両になる。東旅協
第三回
理事会
特集:7·11通達②
質問
佐藤金義氏
(
京王 自動車)
回答
高山和征氏
(
関東運輸局旅客 第 二 課課長補佐)
「これから半年どう努力するかで法改正の内容が決まる」と広く意見を求める富田会長A
Q
A
A
A
Q
Q
Q
減車の対象として悪質事業者に働 きかけてほしい。いい事業者は残し てと以前より働きかけてきた。一律 で 減 車 と な る と 悪 質 事 業 者 が 結 果、 残ってしまう。本来なら悪質事業者 退出した上で減車が順序的にあって しかるべきだ。検討を願いたい。 悪い事業者の退出に関し ては、監査強化と基準見直しを行い、 さらに取り組む事を共通認識と考え ている。 本音で言うが、増車を止めるのは 結構だが、中小企業基本法という法 律があり、主務官庁はその所属する 中小企業の健全なる育成を図らなけ ればならない。現在、保有台数十台 のところは死ねということか。何で も止めればいいのではなく、せめて 一年一台二台はいいなどの処置がな いと彼らは死んでしまう。そういう 修正を考えていただきたい。 今日説明させて貰ったの は、増車を全く認めないということ ではない。一定の取り扱い条件があ る中で増車に関しては対応する。 新 規 許 可 の 最 低 車 両 数 が あ る が、 現在の保有台数が十両という会社が ある。それも今度の基準値、例えば 四十両だとして四十両までも増車と いう扱いで監査がされるのか。 七月十一日に施行された 通達であり、それ以前に十両で新規 参入された事業者の取り扱いについ ては、特段私たちが求めるところで はない。四十両に引き上げるまでが 監査の対象とならないのかというご 質問なら、そこは全く対応が出来る ものではないということになる。 先程、公示文章の新規許可の欄に 「 可 能 な 限 り 現 地 確 認 を 行 う 」 と 書 いてある。この「可能な限り」とい う言葉を取っていただきたい。十両 保有だから後回しでいい、という発 想に形骸してしまっては困る。 新規参入に関して施設面 に異議があるものは現地に行き、確 認した。先程、お話があった七月十 一日以前の契約書があるケースだが、 事前監査については適用しない。裏 返して申し上げると、労働条件に関 する報告制度については適用される し、特別武三だと以前は特別監視地 域だが、七月十一日以前の契約書で 届け出た場合は特別監視地域におけ る増車を行った事業者として、巡回 監査の対象となる。 新たな提案で顧客拡大を図らなけ ればならない。規制緩和前に近距離 タクシーを提案して失敗したが、利 用者からは歓迎された。今なら理解 されるのではないか。経営委員会で 検討して、一キロ三五〇円などで提 案したらどうか。 減車は難 しいが、減 車といわず に適正台数 と考えてい くのはどう か。 組 合 単 位 で 意 見 を 出 す べ き だ。 アクションをすぐ起こすべき。我々 のルールで考える。 残念な事 に駆け込み 増車を行っ た事業者が この中にも いる。抜け 駆けが大変残念だ。十二月の交政審 の結論の時に、いわれるのではない か。質問
新倉尚文氏
(
東京乗用旅客自動 車協会名誉会長)
回答
質問
小林康夫氏
(
大同 交通)
質問
岩
田
寿氏
(
東 京 コ ン ド ル タ ク シ ー)
回答
質問
須貝紀正氏
(
ス ガ イ 交通)
回答
意見開陳
岩
田
寿氏
(
東 京 コ ン ド ル タ ク シ ー)
武居利春氏
(
昭栄 自動車)
野
々
下保氏
(
イ ー ス タ ン エ ア ポ ー ト モ ー タ ー ス)
回答
東海電子は創業以来二十九年が経 ちました。我々は下請け業務を主と し、 工 場 を 増 設 し た 翌 年 に は 円 高、 時代の変化の影響を受け、増設した 工場分の生産計画が落ちてしまうと い う 苦 痛 も 味 わ い ま し た。 こ の 苦 痛を経験した下積みの時代が長かっ た分、これから大きな花が咲くだろ うと私は考え、いつか下請けから脱 却しようと内に秘めていました。し かし、何度も失敗を繰り返しながら 平成十三年に東京都東大和市に開発 事業本部を設立しました。具体的な 開発は未計画の段階での設立でした。 私は「出来たらやる」という考えで は絶対に出来ないと思ったから先に 開発事業本部を設立したのです。 時を同じくしてテレビ等で飲酒運 転による交通機関の不祥事の報道が されるようになりました。みなさん ご存知でしょうか、一九九九年十一 月に東名高速東京IC付近において、 飲酒運転ドライバーにより十二トン トラックが乗用車に追突し大破炎上、 幼い兄弟が両親の目の前で焼死する という無残な事件が起こりました。 務用アルコール濃度測定システムのトップメーカーである東海電子(杉 本一成社長、静岡県富士市)は七月十七日、静岡県富士市厚原に完成し た 新 社 屋 と 工 場 の 内 覧 会 を 実 施。 そ の 後、 富 士 市 蓼 原 長 の「 富 士 市 文 化 会 館 」 で竣工披露宴を開催した。 披露宴の冒頭、杉本社長は、 「企業が安全管理体制を作るために必要 と 考え、 不正防止 と 記録機能を加え、完成したものが AL C ― PR O (業務用アルコー ル 測 定 シ ス テ ム )」 と 開 発 の 経 過 を 振 り 返 る と と も に「 単 に ア ル コ ー ル を 測 定 するだけではなく、健康 と いう キ ーワードから医療機器分野にも参入予定」 と の方針を 明 らかにした。杉本社長のあいさつ要旨は次の通り。
業
ア
ル
コ
ー
ル
測定機
ト
ッ
プへ
新社屋
・
工
場内覧会
東海電子
「後ろには引けない覚悟で努力したい」とあいさつする杉本社長 工場を併設した本社となったこ の 時、 私 の 中 で「 飲 酒 検 査 機 」 がひとつのキーワードになりました。 「 ア ル コ ー ル 検 査 を す る 小 さ な 機 械 が あ れ ば い い、 小 さ な も の で い い、 小さなものを簡単に作れないか」技 術員に話したところ一ヶ月くらいで 作ってくれました。飲酒に関する不 祥事が起こった時に最終的にどこが 責任を取るかというと、ドライバー の雇用主であります。が、その前に 事故を防ぐことが企業責任であろう という考えに基づいて、検査機が企 業の安全管理体制を作るために必要 だと考え、ソフトハードの両面から 試行錯誤をして不正防止と記録機能 を加え、完成したものが A LC ― P RO(業務用アルコール測定システ ム)であります。 完成の後、我々は新聞発表をしま した。平成十五年の八月に日本経済 新聞と産経新聞にF A Xで案内した ところ取り上げていただき、その後、 各方面から資料や写真請求がありま した。その一週間前に某バス会社が 蛇行運転で当て逃げをして浜名湖の サービスエリアで逮捕され、運転席 に焼酎の缶があったという事件があ り、その中での発表となったので沢 山の問い合わせがありました。 最初に声をかけていただいたのは 地元の静鉄ジャストラインさん、共 同でバージョン変更して精密度を高 めました。しかし、導入後三ヶ月経 ってからクレームが発生し、測定不 能という事態が起きました。暫定対 策をとり、二十四時間体制で交換作 業 が で き る 体 制 を と り、 休 日 返 上、 年末年始返上で体制を整え、厳しい ご指摘やご指導をいただき、我々も 対処し、やっと理解されて今日に至 りました。 このように時間をかけ、クレーム を全てクリアし、ようやく一人前に 機能を果たすことができました。こ の時期を乗り切るには、経営的にも 資金的にも非常に大変でしたが、社 員一同結束し、乗り切ることができ ました。 次のステップとしてKDDIさん からお話をいただきまして、 A LC ― MOBILEという出先での検査 を本社に送信が出来るという機能を 持った商品が完成しました。という わけで A LCシリーズは充実し、I T点呼も開発され、進化してきまし た。これからまだまだ進化する予定 であります。 我々東海電子としては呼気分析と いうものが大きなターニングポイン トとなってきます。呼気分析の研究 開発においては、様々な連携先もご ざいます。連携先とお互いの技術を 出し合って、世界に通用する画期的 な測定器を開発しようとしています。 そして単にアルコールを測定するだ けではなく、健康というキーワード も 付 け 加 え た い と 考 え て お り ま す。 これから医療機器分野にも参入を予 定しています。東海電子に関心を持 って注目いただき、我々も後には引 けないという覚悟で、社員一同一丸 となり事業発展に努力していきたい。 まだ五年と未熟な開発年数ではあり ますが、今後とも皆さんのご指導ご 鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 手作業による入念なチェックが一台一台に施される 映写により東海電子の取組みなどを説明 竣工記念式典は盛況となった
TOPICS
業 務 用 ア ル コ ー ル 測 定 器 専 門 メ ー カ ー の 東 海 電 子 株 式 会 社 は 七 月 二 十 三 日 、 神 奈 川 県 横 浜 市 の 「 神 奈 川 県 ト ラ ッ ク 協 会 」 で 運 輸 事 業 者 を 対 象 に 、 飲 酒 運 転 撲 滅 セ ミ ナ ー を 行 っ た 。 講 師 の 東 海 電 子 ア ル コ ー ル 検 知 シ ス テ ム 事 業 統 括 、 杉 本 哲 也 専 務 は 冒 頭 で 「 本 セ ミ ナ ー を 飲 酒 に 関 す る 知 識 と 情 報 交 換 の 一 環 と し て 、 捉 え て い た だ き た い 。」 と あ い さ つ し た 。 セ ミ ナ ー の 前 半 で は 、 こ の 十 年 間 の 飲 酒 運 転 事 故 件 数 に つ い て 説 明 し 「 こ の 十 年 間 飲 酒 運 転 事 故 件 数 は 半 減 し た が 、 こ れ は 事 故 と し て 報 告 さ れ た 件 数 で あ り 、 未 事 故 も 含 め れ ば 、 飲 酒 運 転 自 体 は 氷 山 の 一 角 に す ぎ な い 。 飲 酒 運 転 根 絶 の た め に は 検 知 器 メ ー カ ー だ け で は な く 、 交 通 関 連 企 業 ・ 政 府 ・ 行 政 な ど 全 て の 業 界 の 連 携 が 必 要 だ 」 と 、 グ ラ フ を 使 っ て 説 明 し た 。 さ ら に ア ル コ ー ル が 検 知 さ れ な く な る ま で 長 時 間 か か る こ と を 挙 げ 「 日 本 人 は ア ル コ ー ル の 事 を 意 外 と 知 ら な い 」 と し た 。 ま た バ ス 業 界 は 五 年 で 八 割 以 上 が ア ル コ ー ル 検 知 器 を 導 入 し 、 ト ラ ッ ク 業 界 に お い て も 助 成 金 制 度 を 設 け る 県 が 増 え て き た と 例 を 挙 げ て 説 明 し 、 受 講 者 は 真 剣 に 話 を 聞 き 入 っ た 。 後 半 で は 東 海 電 子 が 開 発 し た 検 知 機 器 の 実 演 が 行 わ れ 、 ① 携 帯 電 話 に 接 続 し て 遠 隔 点 呼 、 中 間 点 呼 が 可 能 な A L C ― M O B I L E ② I T 点 呼 と 呼 ば れ る テ レ ビ 電 話 を 使 っ た 、 リ ア ル タ イ ム の 点 呼 シ ス テ ム で あ る A L C P R O Ⅱ ― ― を 紹 介 。 杉 村 氏 は 「 費 用 が か か る よ う に 見 え る が 法 令 順 守 費 用 で あ り 、 人 件 費 な ど の 固 定 費 削 減 に な り 利 益 に も つ な が る 。 企 業 を い じ め る 機 器 や シ ス テ ム で は な く 、 企 業 を 守 り 、 ド ラ イ バ ー の 行 動 を 変 え る も の で あ る 」 と 説 明 し た 。 そ し て 最 後 に ア ル コ ー ル イ ン タ ー ロ ッ ク と 呼 ば れ る 、 車 内 で 検 知 し て 規 定 数 値 を 超 え る と エ ン ジ ン が 作 動 し な く な る シ ス テ ム を 紹 介 し 「 ス ウ ェ ー デ ン で は 国 策 で 二 ○ 一 二 年 以 降 全 て の 新 車 に 、 こ の イ ン タ ー ロ ッ ク が 義 務 化 さ れ る と い う 話 も あ り 、 世 界 で は 飲 酒 運 転 に 関 し 、 制 度 が 進 み つ つ あ る 。 日 本 も 飲 酒 運 転 撲 滅 の た め イ ン タ ー ロ ッ ク を 推 進 す べ き で あ り 、 東 海 電 子 と し て も ト ラ イ ア ル 効 果 を 出 し て 国 交 省 に 呼 び か た い 」 と 話 し 、 セ ミ ナ ー を 締 め く く っ た 。東海電子
、輸送
の
安全
を
!
飲酒運転撲滅
セ
ミ
ナ
ー
あいさつする杉本専務 IT点呼について、質問が多数寄せられたTOPICS
こ ど も を 守 る ネ ッ ト ワ ー ク ( 三 多 摩 地 区 の 八 市 、 五 十 四 社 と 当 該 労 組 で 組 織 ) は 七 月 二 十 二 日 、 東 京 都 立 川 市 の 「 ザ ・ ク レ ス ト ホ テ ル 立 川 」 で 第 三 回 総 会 を 開 催 し 、 新 年 度 事 業 計 画 案 な ど を 上 程 ど お り 承 認 す る と と も に 、 任 期 満 了 に 伴 な う 役 員 改 選 を 行 い 、 青 山 会 長 ら を 新 任 し た 。 同 ネ ッ ト ワ ー ク を 代 表 し て 岩 澤 重 男 会 長 ( 連 合 東 京 三 多 摩 地 域 協 議 会 議 長 ) が あ い さ つ に 立 ち 、「 こ ど も は 社 会 の 宝 で あ る 。 地 域 社 会 が こ ど も の 安 全 を 守 る べ き で あ り 、 運 輸 産 業 に 携 わ る 労 働 者 が 業 務 中 に こ ど も の 安 全 を 守 る こ と が で き る ネ ッ ト ワ ー ク 作 り を 」 と 訴 え 、「 こ れ ま で 二 ○ ○ 六 年 の 七 月 十 五 日 の ネ ッ ト ワ ー ク 設 立 総 会 以 降 、 マ ス コ ッ ト キ ャ ラ ク タ ー を 設 定 し 、 こ ど も ネ ッ ト 登 録 車 両 の ス テ ッ カ ー を 配 布 し 、 企 業 や 事 業 所 に ご 協 力 い た だ け る よ う に 呼 び か け て き た 。 こ れ ま で 以 上 に 積 極 的 に 呼 び か け 運 動 を 推 進 し た い 」 と 述 べ た 。 総 会 で は 、 任 期 満 了 に 伴 な う 役 員 選 任 が 行 な わ れ 、 新 会 長 に 明 治 大 学 大 学 院 教 授 で 前 東 京 都 副 知 事 の 青 山 佾 氏 、 副 会 長 に 八 王 子 市 長 の 黒 須 隆 一 氏 、 八 王 子 商 工 会 議 所 会 頭 の 田 辺 隆 一 郎 氏 ら が 選 任 さ れ 、 こ れ ま で 会 長 を 務 め て い た 岩 澤 重 男 氏 も 副 会 長 に 選 任 さ れ た 。 ま た 、 事 業 報 告 で は 、 日 野 市 総 務 部 安 全 安 心 課 主 査 の 小 野 豊 氏 が 、 日 野 市 に お い て 二 ○ ○ 七 年 二 月 に 中 一 女 子 が 後 ろ か ら い き な り 男 に 抱 き つ か れ 、 偶 然 近 く を 通 っ た こ ど も ネ ッ ト 登 録 車 両 に 助 け を 求 め 保 護 さ れ る と い う 事 例 を 挙 げ 、 あ ら た め て 注 意 を 喚 起 し た 。 来 賓 と し て 訪 れ た 連 合 東 京 の 遠 藤 幸 男 会 長 が あ い さ つ し 「 設 立 総 会 以 降 、 行 政 や 企 業 、 労 働 組 合 の 努 力 に よ り 、 多 摩 地 域 か ら こ ど も を 守 る ネ ッ ト が 大 き く 広 ま り つ つ あ る 。 今 後 も 社 会 的 責 任 に 焦 点 を 合 わ せ 、 警 察 の み に 全 て の 抑 止 や 解 決 を ま か せ る の で は な く 、 企 業 や 労 働 組 合 も 協 力 し て こ ど も を 守 る 努 力 を 続 け て い き た い 」 と 語 っ た 。 ま た 、 立 川 警 察 署 生 活 安 全 課 の 酒 井 建 司 課 長 は 、「 子 供 に 対 す る 声 か け 事 案 は 昨 年 よ り 減 少 傾 向 に あ る が 、 大 き な 特 徴 と し て 水 曜 日 の 下 校 時 間 帯 に 集 中 し て い る 。 発 生 場 所 は 人 通 り の 少 な い 場 所 が 多 く 、 こ ど も た ち だ け で い る 場 合 が 七 割 以 上 を 占 め て い る 。 一 人 き り の 裏 通 り は 要 注 意 、 こ れ を 認 識 し て 日 頃 か ら 指 導 す る こ と が 重 要 」 と 指 摘 し た 。 総 会 終 了 後 の 記 者 会 見 で は 、 青 山 新 会 長 が 「 登 録 車 両 の ス テ ッ カ ー は 運 輸 事 業 の 車 両 に し か 貼 ら れ て い な い 。 こ ど も た ち は 危 険 を 察 知 し た ら 遠 慮 な く ス テ ッ カ ー が 貼 ら れ て い る バ ス や タ ク シ ー に 助 け を 求 め て ほ し い 」 と 強 調 。 さ ら に 「 多 摩 地 区 は 独 立 し た 経 済 地 域 で あ り 、 地 元 企 業 や 労 働 組 合 ら の 理 解 と 協 力 が あ り 本 ネ ッ ト ワ ー ク は 広 ま り つ つ あ る 。 ネ ッ ト ワ ー ク 設 立 か ら 三 年 が 経 ち 、 こ れ か ら も 多 摩 地 区 に と ど ま ら ず 他 自 治 体 と 連 携 し 、 協 力 し な が ら ネ ッ ト ワ ー ク を 強 化 し 、 周 知 さ せ た い 」 と 述 べ た 。 同 ネ ッ ト ワ ー ク に 参 加 し て い る タ ク シ ー 関 係 は 、 京 王 自 動 車 、大 和 自 動 車 交 通 立 川 ・ 保 谷 、 日 本 交 通 立 川 、 新 立 川 交 通 、 三 交 労 加 盟 二 十 九 社 と な っ て い る 。呼
び
か
け
運動
を
積極的
に
こ
ど
も
を
守
る
ネ
ッ
ト
ワ
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ク
岩澤会長によるあいさつ 来賓の遠藤連合東京会長 新会長となった青山氏豊川博圭(とよかわ・ひろたか) フットコール㈱代表取締役、㈱シ ステムオリジン顧問兼オリジン TAXIゼミナール事務局長、代々 木自動車㈱定時制乗務員、㈱タク シーアシスト企画部長、タクシー 問題懇談会事務局長(就任順。す べて現職)
ジャーナリスト豊川博圭氏の
タクシー考現学
(第18回)
規制強化の方針に
マスコミが冷たい理由
七 月 三 日 に 国 土 交 通 省 が タ ク シ ー 規 制 強 化 の 方 針 を 交 通 政 策 審 議 会 タ ク シ ー W G に 示 し た 後 、 マ ス メ デ ィ ア に よ る タ ク シ ー バ ッ シ ン グ が 止 ま り ま せ ん 。 目 に つ い た 社 説 を 並 べ て み る と こ ん な 感 じ で す 。 ― ― 売 り 上 げ が 減 れ ば 賃 金 も 減 る の で 、 会 社 は 黒 字 を 確 保 で き る 。 こ の 状 態 が 、 売 り 上 げ が 落 ち た ら 更 に 増 車 し て 利 益 を 確 保 す る 、 と い う 悪 循 環 を 生 ん で い る 。 こ ん な 構 造 を 温 存 し た ま ま 台 数 を 規 制 す れ ば 、 業 界 は 楽 に な っ て 喜 ぶ だ ろ う が 、 お 客 や 運 転 手 に は 何 の メ リ ッ ト も な い 。( 朝 日 新 聞 七 月 四 日 社 説 ) ― ― 行 政 が 台 数 調 整 や 減 車 指 導 に 乗 り 出 せ ば 、 最 も 喜 ぶ の は 楽 し て 稼 げ る 既 存 の タ ク シ ー 会 社 だ ろ う 。 一 方 で サ ー ビ ス の 多 様 化 や 料 金 の 低 廉 化 の 動 き は 鈍 り 、 消 費 者 の メ リ ッ ト は な い 。( 日 本 経 済 新 聞 七 月 八 日 社 説 ) ― ― 参 入 を 規 制 す れ ば 既 存 事 業 者 の 経 営 は 安 泰 で あ る 。 経 営 改 善 努 力 が お ろ そ か に な り 、 お 客 へ の サ ー ビ ス も 低 下 し よ う 。( 中 日 新 聞 七 月 十 二 日 社 説 )新
聞
各
社
の
論
理
破
綻
ま あ 滅 茶 苦 茶 な 論 説 ば か り で 呆 れ ま す 。「 業 界 が 楽 に な る こ と 」 が ど う し て 「 お 客 や 運 転 手 に は 何 の メ リ ッ ト も な い 」 に 直 結 す る の か 、 そ の 論 理 展 開 が 全 く 分 か り ま せ ん 。 も し タ ク シ ー が ゼ ロ サ ム の 世 界 な ら そ の 論 理 で 正 し い で し ょ う 。 し か し ゼ ロ サ ム だ と 断 言 で き る 根 拠 は 何 も 示 さ れ て い ま せ ん 。 論 説 委 員 が 勝 手 に 思 い 込 ん で い る だ け で す 。 論 説 委 員 た ち の 思 い 込 み が 誤 り で あ る こ と は 簡 単 に 証 明 で き ま す 。 タ ク シ ー の 規 制 撤 廃 は 、 事 業 者 、 乗 務 員 、 利 用 者 の 誰 に も 得 に な り ま せ ん で し た 。 こ れ は 二 〇 〇 二 年 か ら 現 在 ま で の 歴 史 的 事 実 で す 。 つ ま り タ ク シ ー の 規 制 撤 廃 は 「 マ イ ナ ス サ ム 」で し た 。こ の 時 点 で 頭 の 中 か ら ゼ ロ サ ム 的 価 値 観 を 追 い 出 さ な け れ ば な ら な い の で す 。 今 回 の 国 土 交 通 省 の 再 規 制 提 案 は 明 ら か に「 プ ラ ス サ ム 」 を 狙 っ た も の で す 。 事 業 者 も 乗 務 員 も 利 用 者 も 得 を す る 制 度 設 計 を 考 え た 結 果 が 七 月 三 日 の 文 書 で す 。 減 車 に よ り タ ク シ ー の 効 率 が 上 が れ ば 会 社 の 利 益 は 出 ま す し 乗 務 員 の 報 酬 は 上 が り ま す 。 そ の 果 実 が 乗 務 員 の 質 の 向 上 、 設 備 投 資 、 さ ら に は 運 賃 値 下 げ と い う 形 で 利 用 者 に 還 元 さ れ る 、 そ う い う 流 れ を 作 り た い と い う こ と で す 。 私 が 国 土 交 通 省 の 弁 護 を す る 筋 合 い で は な い の で す が 、 日 本 国 の た め に な る 仕 事 が 正 当 に 評 価 さ れ な い の は 日 本 国 民 と し て 腹 が 立 ち ま す 。再
販
制
度
こ
そ
撤
廃
?
そ れ に し て も こ の 論 説 委 員 た ち は 、 自 ら は 再 販 制 度 に 守 ら れ て 高 給 を 取 る ご 身 分 で 、 安 月 給 の タ ク シ ー 乗 務 員 に 向 か っ て 「 値 下 げ 競 争 を し ろ 」 と 、 ど の 口 で 言 う の で し ょ う か 。 諸 外 国 で 新 聞 の 販 売 価 格 を 公 的 に 維 持 し て い る 国 と 、 タ ク シ ー 運 賃 を 公 的 に 維 持 し て い る 国 の ど っ ち が 多 い の か 、 少 し 調 べ れ ば 簡 単 に わ か る こ と で す 。 そ の 作 業 を や っ て か ら 同 じ 社 説 を 書 い て み ろ と 毒 付 き た く も な る 気 分 で す 。 あ ま り に 腹 が 立 っ た の で 、 先 に 引 用 し た 日 本 経 済 新 聞 の 社 説 を ち ょ っ と い じ っ て み ま し た 。COLUMN
中間とりまとめが行われた交政審 WG
COLUMN
「 行 政 が 再 販 制 度 を 維 持 す れ ば 、 最 も 喜 ぶ の は 楽 し て 稼 げ る 既 存 の 新 聞 社 だ ろ う 。 一 方 で サ ー ビ ス の 多 様 化 や 料 金 の 低 廉 化 の 動 き は 鈍 り 、 消 費 者 の メ リ ッ ト は な い 」 さ て 、 こ ん な こ と を 言 わ れ た ら 新 聞 社 の 人 た ち は ど う 思 う で し ょ う か 。 何 を 言 っ て い る か と 腹 が 立 つ こ と で し ょ う 。 間 違 っ て い る と 思 う で し ょ う 。 私 も 間 違 っ て い る と 思 い ま す 。 だ っ た ら 自 分 が 言 わ れ て 腹 が 立 つ 間 違 っ た こ と を 、 他 人 、 そ れ も 立 場 の 弱 い 人 に 言 い 浴 び せ る こ と の 罪 深 さ を 、 も う 少 し 自 覚 し て ほ し い も の で す 。 少 な く と も 社 会 の 木 鐸 を 自 任 す る な ら 。業
界
の
は
し
ゃ
ぎ
過
ぎ
新 聞 社 を コ テ ン パ ン に 書 き ま し た が 、 タ ク シ ー 業 界 も 問 題 な し と は 言 え ま せ ん 。 私 は 、 ど う し て こ こ ま で 偏 っ た 論 調 に な る の か 正 直 分 か ら ず 、 国 土 交 通 記 者 会 の あ る 本 省 五 階 方 面 を 取 材 し ま し た 。 結 論 は 「 七 月 三 日 の 交 政 審 で の 事 業 者 側 発 言 が 悪 す ぎ た 」 で す 。 七 月 三 日 の タ ク シ ー W G で は 国 土 交 通 省 の 方 針 に 第 三 者 委 員 か ら も 大 き な 共 感 が 集 ま り ま し た 。 そ の な か で 事 業 者 委 員 か ら 「 本 田 局 長 が 留 任 し て く れ て よ か っ た 」 と い う 発 言 が あ り 、 さ ら に 「 新 規 事 業 者 は 問 題 が 多 す ぎ る 」 と 追 い 討 ち が 来 ま し た 。 こ れ を 見 て い た 記 者 は 、「 な ん だ 。 役 所 と 業 界 の 出 来 レ ー ス か 」 と い う 話 に な っ た と い う の が 複 数 の 五 階 関 係 者 の 見 か た で す 。 暗 澹 た る 気 持 ち で 自 動 車 交 通 局 の あ る 八 階 方 面 を 取 材 す る と 、 状 況 は さ ら に 酷 い も の で し た 。「 本 田 局 長 は あ の 発 言 で 動 き に く く な り 、 ほ と ほ と 困 っ て い る 」 や 、「 経 営 側 委 員 も 労 働 側 委 員 も 黙 っ て い て く れ た 方 が よ ほ ど い い 」 な ど 、 ぼ や き ば か り で す 。 た だ 、 私 は 「 問 題 発 言 」 を し た 坂 本 委 員 や 富 田 委 員 を 責 め る こ と は で き ま せ ん 。 私 自 身 、 あ の 場 に 身 を 置 い て 発 言 を 聞 き な が ら 、 そ れ が 問 題 に な る こ と を 予 見 で き ま せ ん で し た 。 そ れ ど こ ろ か 「 そ う だ そ う だ 」 と 心 の 中 で 拍 手 を し て い ま し た 。 十 八 年 も 記 者 を や っ て い な が ら 何 と い う 鈍 感 。 ま さ に 痛 恨 で す 。国
民
の
た
め
の
議
論
終 わ っ て し ま っ た こ と は も と に は 戻 せ な い の で 、 反 省 を 糧 に 次 の 行 動 を 修 正 す る し か あ り ま せ ん 。 業 界 は ま ず 、 民 主 主 義 の 本 質 を 理 解 す る 必 要 が あ り ま す 。 民 主 主 義 と は 「 素 人 が 専 門 家 を 制 御 す る シ ス テ ム 」 で す 。 素 人 で あ る 国 民 が 国 会 議 員 を 選 び 、 そ の 国 会 議 員 が 構 成 す る 内 閣 が 専 門 家 集 団 の 官 僚 を 制 御 す る 仕 組 み で す 。 官 僚 は 「 素 人 に 制 御 さ れ る 側 」 で あ る こ と を 肝 に 銘 じ る 必 要 が あ り ま す 。 日 本 国 憲 法 に 書 い て い あ る こ と な の で す が 、 ど う も こ の 本 質 を 分 か っ て い る 人 が タ ク シ ー 業 界 に は 少 な す ぎ る 気 が し ま す 。 そ の 前 提 に た っ て 、「 あ な た た ち は タ ク シ ー を 知 ら な い 」、「 素 人 は 黙 っ て い ろ 」、「 だ っ た ら 自 分 で 経 営 し て み ろ 」 な ど の 発 言 は し て は い け ま せ ん 。 言 っ た ら 負 け で す 。 主 権 者 か ら 誤 解 を 受 け る よ う な 行 動 も 慎 む べ き で す 。 た と え ば 新 任 の 奥 田 哲 也 旅 客 課 長 は た だ で さ え 石 原 伸 晃 国 土 交 通 大 臣 の 秘 書 官 と い う こ と で 業 界 寄 り と 誤 解 さ れ や す い 立 場 で す 。 接 す る 際 に は 細 心 の 注 意 が 必 要 で す 。 以 上 の こ と を 守 っ た 上 で 、 タ ク シ ー の 再 規 制 が 国 家 国 民 の プ ラ ス に な る と 信 じ る な ら ( 私 は 信 じ て い ま す )、 相 手 が 誰 で あ ろ う と 、 そ れ を 堂 々 と 主 張 す る こ と で す 。 こ れ か ら が 勝 負 で す 。タクシージャパン 第一〇三号 二〇〇八年八月五日発行 編集・発行人 高橋正信 発行所 タクシー日本新聞社 〒一〇一 ― 〇〇五一 千代田区神田神保町一 ― 三十六 吉野ビル二号館四〇一号 TEL〇三 ― 三二九一 ― 五八五一 F A X〇三 ― 三二九一 ― 五八五二 [email protected] www .h7.dion.ne.jp ~taxi-jp/ 写真 松村康史 制作・印刷 株式会社相模印刷 〒一〇一 ― 〇〇四七 千代田区内神田一 ― 十六 ― 十二 青木ビル四F TEL〇三 ― 三二九三 ― 八三九三 F A X〇三 ― 三二九一 ― 二三二七 www .sagamipc.co.jp 購読料 前納制 六カ月二万六千二百五十円 一年 五万二千五百円 購読のご注文は タクシー日本新聞社まで 乱丁・落丁品は お取り替え致します
編集
後記
巻頭のインタビューには、新 しくミスター個人タクシーにな られた、木村忠義全個協会長に ご登場いただきました。個人タ クシー復権に並々ならぬ意欲を 示し、すでに精力的な行動を開 始しておられます。法人と個人 との連携、協調がタクシー業界 全体の発展につながるという信 念。インタビューの受け答えに 誠実な人柄がにじみでておりま した。 (世) ★ 七・一一通達を受けて、東旅 協が七月三十一日に緊急理事会 を開き、全タ連が翌八月一日に 全国協会長会議を招集しました。 富田会長が一年余り前に打ち出 し た 再 規 制 の 到 来 を 感 じ さ せ、 業界内が色めき立っております。 仙台市の緊急調整地域が再指定 されたところで現状が改善され ることは無いのであって、肝心 なのはこれからの成り行き如何 といえましょう。総論賛成、各 論反対の減車の大きな壁が立ち ふさがっています。 (世) ★ 東海電子の新社屋完成見学会 に参加しました。真新しく広い 工場で、大きな機械がテ キ パ キ と作業しており、全自動。う~ ん、スゴイ! そして二階の作 業場では、呼気センサー部がズ ラッと並んでいます。 聞けば 「機 械が安定するまで電源を入れた まま寝かす」そうです。その期 間 は 三 十 日。 見 え な い 努 力 で 日々アルコールチェックマシン は製造されています(海) ★ お陰様で無事愛媛県西条市で の石鎚能写真展が終了いたしま した。応援して頂いた皆様、あ りがとうございました。私は今 まで電車の写真ばかりだと思わ れていたので、新たな一歩を踏 み出したという意味で、大きな 前進となりました。次は地元の 祭の写真展など、今後も精力的 に活動していきたいと思います。 編集長は冷や汗が増えるかもし れませんが…(海) ★ 東海電子の飲酒運転撲滅セミ ナーの取材で横浜へ。後を絶た ない飲酒事故ですが、一昔前に 比べれば大幅に減少しているよ うです。東海電子の地道な活動 が大きく貢献していることを実 感した次第です。 (元) ★ 表 紙 解 説。 千 登 世 橋( ち と せ ば し ) 東 京 都 豊 島 区 目 白 一 丁 目 と 雑 司 が 谷 と の 境 界 に あ る 目 白 通 り の 陸 橋。 目 白 通 り と明治通りとの立体交差にあり 鋼 ヒ ン ジ ア ー チ 構 造。 開 通 は 昭 和 八 年( 一 九 三 三 年 )。 橋 長 は 二 十 七 ・ 八 一 メ ー ト ル。 幅 員 十 八 ・ 一 八 二 メ ー ト ル。 総 鋼 重 一三〇トン。周辺は目白台地と 関口台地の境目になり橋下を通 る都電荒川線軌道付近には湧水 の流路があった。また高台のた め急坂も多く流水と高低差ある 地形を活かした設計。今なお現 役であるため土木技術的価値も 高く「東京都の著名橋」の一つ。 ※出典 : フリー百科事典『ウィ キ ペディア』