浦安市新庁舎建設市民懇話会
第5回
市民懇話会資料
■ 懇話会の検討テーマ
第2回 ○ 新庁舎の必要性について討議
○ 基本構想(案)の「理念」や「基本方針」に結びつく部分について討議
第3回
○ 新庁舎への導入機能に ついて
・窓口機能 ・行政執務機能 ・議会機能 ・防災拠点機能 ・情報サービス機能 ・憩い交流機能 ・協働の拠点機能 ・その他の機能
【懇話会での主要な討議テーマ(案)】
○ 分かりやすく便利で使いやすい庁舎とは? (総合案内、窓口サービス、情報サービス、電子窓口、
駅前行政サービスセンターとの連携等)
○ 市民の交流や協働の拠点としての庁舎とは? (交流スペース、情報センター、協働スペース等)
○ 安全安心の拠点となる庁舎とは? (平常時・災害時・復興時での役割等)
第4回 ○ 新庁舎建設の基本的な 方向性について(1)
・新庁舎建設の条件整理
【懇話会での主要な討議テーマ(案)】
○ 新庁舎の概ねの規模について ○ 三角街区での配置について
第5回 ○ 新庁舎建設の基本的な 方向性について(2)
・建設にあたっての配慮 事項
【懇話会での主要な討議テーマ(案)】 ○ 現在の本庁舎の扱いについて
○ 施設構成、空間構成について ○ 景観形成、環境共生について ○ 周辺まちづくりについて
○ 事業実施までのプロセスについて
第6回 浦安市新庁舎建設に係る提言書・骨子案について討議
浦安市新庁舎建設に係る提言書(案)について討議し提言書を取りまとめる 第7回
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1.現在の本庁舎の扱いについて
(1)本庁舎の問題点
・現在の本庁舎は、1974年(S49)に建築されたもので、今年で築32年となります。
・1996年(H8)に耐震補強工事を行い、「想定される大地震でも倒壊することはない」耐震性能 を持っていると診断されていますが、防災拠点として必要な耐震性能は得られていません。そ のために、本市の防災拠点機能は集合事務所においています。
・本庁舎の床スラブのたわみは、2000年(H12 )の調査で、4階で最大33mmとなっており、 制限値の13.3mmを大きく上回っています。
・また、1996年の耐震補強工事の際にひび割れの補修を実施していますが、その後も屋上、外壁、 内壁でのひび割れは進行しています。
・本庁舎には2基のエレベーターがありますが、スペースが十分でないことから車椅子対応とな ってなく、改修も困難です。本庁舎全体として、ハートビル法に対応したバリアフリー化が図 られてなく、改修も困難です。
・また、給排水設備や空調設備など設備の老朽化も進行しています。
(2)検討の考え方
・将来の庁舎(議会施設を含む)のおおむねの規模を約23,500㎡と想定した場合に、庁舎の配置 として「現在の本庁舎を活用するケース」と「新庁舎に集約するケース」の2つが考えられま す。
・本庁舎を活用する場合の最大のメリットとして考えられることは、コスト面での有利さがある かどうかです。そこで、下記のような条件により、「現在の本庁舎を活用するケース」と「新庁 舎に集約するケース」の50年間のコスト比較(ライフサイクルコストの比較)を行いました。
現在の本 庁舎 約 5, 600 ㎡ 新庁舎
約 17, 900 ㎡
新庁舎 約 23, 500 ㎡
将 来 の
庁 舎 の
規模
約
23, 500
㎡
現在の本庁舎を活用するケース
新庁舎に集約するケース
○ コスト比較の条件設定
ア)新庁舎の建設コストは近年の庁舎建設事例より想定した。 イ)本庁舎は、新庁舎建設時には全面的なリニューアルを行う。
ウ)本庁舎の耐用年数を築65年と想定し、この時点で建て替えを行うものとする。建て替え の建設コストは新庁舎と同様とする。
エ)ライフサイクルコストは、「建築物のライフサイクルコスト(建設省建設大臣官房(現国 土交通省)官庁営繕部監修)」に基づき、適正水準で建築された施設を100年間利用するた めの長期メンテナンス計画を作成し、50年間のコスト累計を試算する。
オ)本庁舎のライフサイクルコストは、全面的なリニューアルを行った時点で新築の建物と同 等の水準にあると仮定し、試算を行う。
※ 上記はモデルとして基準年を設定したものである。
(3)コスト比較の結果
○ 新庁舎に集約するケースでは、30年間の累計ではコスト増ですが、現在の本庁舎を建て替える 時期を境にして新庁舎に集約するケースの方がコストの低減となります。
○ 50年間の累計では、新庁舎に集約するケースでは約11.7億円のコスト低減と試算されます。
◆ コスト負担の累計額の変化
新 庁 舎 に 集 約 する場合 本 庁 舎 を 活 用
する場合
本庁舎
新庁舎
構想・設計・施工 築 3 5年 大規模改修
▼ 築 6 5 年の時点で建替え ▼
5 0年間のメンテナンス
基準年
しゅん工 ▼
(3)総合的な評価
・本庁舎を活用するケースでは、新庁舎との連絡機能を確保するために連絡デッキの設置が考え られますが、デッキを独立した構造とする必要から技術的・費用的な問題が生じます。
・本庁舎を活用するケースでは、コスト面以外にも建て替えに伴う次のような問題が発生します。 ⇒現在の場所に建て替えるためには、仮設の施設が必要になるが、その用地を三角街区周辺で確
保することは困難である。
⇒仮設の施設を必要としない建て替えを行うためには、三角街区以外の場所で用地を確保する必 要があり、新庁舎との分散配置となる。
本庁舎を活用するケース 新庁舎に集約するケース
初期段階のコスト ○ △
ライフサイクルコスト(50年のコスト) △ ○
庁舎機能の分散化の解消 △ ○
施設配置の余裕(※ 1) △ ○
景観的な調和(※ 2) △ ○
※1:新庁舎に機能移転後に本庁舎の用地を活用できることから、空間的な余裕がでる。文化会館 前での広場整備などにより、浦安公園と連携した空間を形成することができる。
2.施設構成、空間構成について
(1)庁舎について
・仮設の庁舎や議会棟を必要としないように計画すると、新庁舎はおおむね10階前後の建物とな ることが予想されます。
・具体的な施設や空間の構成については、今後の計画・設計段階で検討していきますが、例えば次 のような構成が考えられます。
⇒市民利用の多い部門については、低層部分に集約して配置する。 ⇒防災拠点機能については、低層部分及び中層部分に配置する。
⇒執務・会議スペースや、議会関連スペースについては、中層部分及び高層部分に配置 する。
・市民利用の多い低層部分では、分かりやすく便利な施設配置や動線を基本として構成します。
◆ 庁舎の空間構成イメージ
◆ 低層階での施設構成イメージ
高層部分
中層部分
低層部分
お お む ね 1 0 階前後
・議会関連スペース ・執務会議スペース
・防災拠点機能
・窓口・案内・相談機能 ・市民利用の多い部門を集約 ・市民交流スペース等
・情報センター ・市民交流スペース ・キッズスペース ・
・市民利用の多い部門 の集 約(各種の届出、証明、 子育て、高齢者関連等の 窓口)
談話スペース
休憩スペース
総合案内
相談窓口 中高層階へ
(2)駐車場について
・今の総合駐車場は、浦安公園の整備に伴い新たに再整備が必要となります。そこで、新庁舎の 建設にあわせて、将来需要に対応した適正規模の駐車場を整備していきます。
◆ シビックセンターコア地区の駐車場
場所 台数 整備の考え方
①総合駐車場 166台
②庁舎前 26台
③議会棟 23台
庁舎建設の影響を受ける 駐車場:215台
④健康センター 129台 ⑤図書館裏 17台
⑥集合事務所 15台
⑦集合事務所前 37台
庁舎建設の影響を受けな い駐車場:198台
シビックセンターコア地区で 500 台程度の駐車場を確保していく。
⇒新庁舎の建設にあわせて、300 台程度の駐車場を整備する。
合計 413台 全体で500台程度を目標とする
※ 駐車場の整備台数については、今後、部会で精査していく。
・駐車場の配置の考え方には、地下駐車場タイプと、地下駐車場に立体駐車場を組み合わせるタ イプが考えられます。
【参考:駐車場の利用実態調査(平成 17 年 11 月 11 日(金))による利用状況】
・総合駐車場、健康センター地下駐車場、本庁舎前駐車場、図書館裏駐車場の 4 箇所について、9 時から 18 時までの利用状況を調査した。
・総合駐車場、健康センター地下駐車場については、駐車台数と駐車場に入る台数、本庁舎前駐 車場、図書館裏駐車場については駐車台数を、1 時間ごとにカウントした。
【総合駐車場の特徴】
・当日は、公立幼稚園の入園受付が文化会館で行われていた。(平常よりも総合駐車場の利用者が 多いとの印象を受けた)
・駐車可能台数 166 台に対して、9 時から 16 時に入った台数の合計は 934 台であり、駐車可能台 数の 5. 6 倍となっている。
・入った台数を 1 時間ごとに見ると、100 台∼120 台前後で推移し、10 時∼11 時、13 時∼14 時、 15 時∼16 時にピークが見られる。
・駐車台数を見ると、13 時∼14 時が 151 台、14 時∼15 時が 167 台であり、この時間帯がピーク となっている。目視では、この時間帯で駐車できずに出口に向う車が 10 台程度あった。
【健康センター地下駐車場】
・駐車可能台数 129 台に対して、9 時から 16 時に入った台数の合計は 140 台であり、駐車可能台 数の 1. 1 倍となっている。
・入った台数を 1 時間ごとに見ると、20 台∼30 台前後で推移しており利用状況は低い。 ・駐車台数は 50 台前後であり、常時あきスペースが 70 台∼80 台前後発生している。
【全体の特徴】
・調査した 4 箇所の駐車場では、ピーク時は 13 時∼14 時と 14 時∼15 時であり、240 台の駐車台 数となっている。これは 338 台の駐車可能台数に対して 71%の稼働率であり、まだ余裕のある 状況である。
3.景観形成、環境共生について
(1)景観形成
・本市では「浦安景観マスタープラン」の策定に取り組んでいます。新庁舎はシビックセンター コア地区の景観に大きな影響を持つものであり、「浦安景観マスタープラン」で示される「景観 ガイドライン」等を踏まえた景観形成を行うことを基本とします。
・特に配慮すべき点として、例えば次のようなことが考えられます。 ⇒柳通りからのアプローチに配慮した「景観軸」の形成
⇒浦安公園との一体的な景観をつくるため、新庁舎周辺の十分な緑化 ⇒境川とのつながりに配慮した空間構成
(2)環境共生
・本市では「浦安市環境基本条例」や「浦安市環境基本計画」に基づき、環境への負荷の少ない 地球にやさしい循環型社会をめざした取り組みを進めています。
・新庁舎の建設にあたっても、積極的な省エネルギー対策や環境負荷低減策を講じていくものと します。
・特に配慮すべき点として、例えば次のようなことが考えられます。
⇒省エネルギー設備システムの導入(高効率化、効率的な制御システムや空間区分な ど)
⇒自然エネルギー等の利用(太陽光利用、風力利用、雨水利用など) ⇒エネルギー負荷の低減(断熱、屋上緑化など)
⇒リサイクル・再資源化(グリーン調達、分別処理システムなど)
4.周辺まちづくりについて
・シビックセンターコア地区は、浦安公園を取り囲んで公共施設が配置されています。そこで、 公園の中に市民利用施設が立地している、緑の環境や集いの環境を形成していくことをめざし ます。
◆ 浦安公園を中心としたシビックセンターコア地区
健康セ ンター
・浦安公園を中心とする環境を形成していくためには、公園側と庁舎側を分断する市道について の工夫が必要となります。周辺地域とネットワークする道路機能を保持しつつ、安全で快適で 賑わいのある空間を形成していくために、例えばデッキなどによる連絡についての検討を行い ます。
◆ シビックセンターコア地区の連携強化の方向性
5.事業実施までのプロセスについて
・新庁舎の建設にあたっては、「市民参加」「透明性・公平性」「コスト縮減」の観点から、事業手 法や設計・施工に関する事業者選定をしていくことが必要です。
・本市では「新浦安駅前複合施設」や「千鳥地区給食センター」などで、民間の資金・経営ノウハ ウ・技術力を活用して建設から維持管理・運営にいたる一連の業務を行うPFI事業を導入して います。新庁舎の建設にあたっても、PFI事業など新しい手法の可能性について検討してい く必要があります。
・事業実施までのプロセスは、今後どのような事業手法を選択するかによって決定していきます が、基本的な手順は次のように考えられます。
基本構想案の策定
基本構想案についての パブリックコメントの実施
基本構想の策定・公表
基本計画の策定
市民懇話会からの提言を受けて、基本構想 案を策定します
基本構想案について、市民の皆様の意見を お聞きします
パブリックコメントの結果を受けて、基本 構想を策定します
設計のための諸条件、事業手法、建設まで のスケジュールなどを検討し、基本計画を 策定します
基本計画で定めた事業手法やスケジュールに基づいて・・・