商 業 と 經 済
四五
六
相 續 人 の 地 位 特 に 責 任
三 木 正 雄
日 次
第一軍 相続の意義
第二章 相 質 権
第三茸 法律関係の東醸
抱訊−一男串屈擢利義務−遺贈−生前相続の特例
第四章 相続の承認及び拗粟第一節 承認及び地光の性質
第二節 承認又li拗充以前の桐椋人の地位
第一二筍 承認及び拙聖の期間 制限及び放力
第五萱 相続人の責任
節一節 和広人の承潰せろ晋任
第二節 相良人の負澹する債務
第三節 相鎮財産
第四節 混同の防止及び梱琉財産管理竃務第五節 限定承認の清算手琉
第 一 章 相 績 の 意 義
相 続 と は 或 者 が 死 亡 若 し く は 戸 主 催 を 喪 失 し た 場 合 に
︑ 之 に 代 っ て 従 来 そ の 者 に 印 刷 し て ゐ た 法 律 関 係 を 他 の 者 が 包 括 的 に 承 越 す る こ と を い ふ
︒ 郎 ち 相 続 は 被 相 続 人 に 局 す る 法 律 関 係 の 包 括 的 承 縫 で あ る
︒ 此 慮 に 法 律 関 係 と い ふ の は 法 律 上 の 地 位 と い っ て も 芳 一 文 な い の で あ っ て
︑ 主 と し て 様 利 又 は 義 務 の 関 係 で あ る が 然 ら ざ る も の を も 包
合する︒
民 法 九 八 六 依 は
﹁ 家 督 相 続 人 ハ 相 続 開 始 ノ 時 ヨ リ 前 戸 主 ノ 有 セ シ 権 利 義 務 ヲ 承 継 ス
﹂
︑ 叉 千 一 傑 は
﹁ 遺 産 相 続 人 ハ 相 続 開 始 ノ 時 ヨ リ 被 相 続 人 ノ 財 産
‑ 一 局 セ シ 一 切 ノ 権 利 義 務 ヲ 承 総 ス
﹂ と 規 定 し て ゐる
︒ 然 る に 此 彪 に 相 績 を 定 義 す る に 蛍 っ て
﹁ 搭 利 義 務
﹂ の 承 縫 と い は な い で 特 に 法 律 関 係 の 承 継 と い ふ 言 葉 を 使 用 し た の は
︑ 相 績 を 以 て 皐 な る 権 利 義 務 の 承 継 と 鍔 す の は 狭 き に 失 し
︑ そ れ 以 外 の 法 律 関 係 を も 承 継 す る も の と 解 す べ き が 故 で あ る
︒ 例 へ ば
︑ 相 続 を 以 て 権 利 義 務 の 承 縫 と 解 す る と き は
︑ 被 相 績 人 の 死 亡 に 因 る 損 害 賠 償 請 求 椛 ( 債 務 不 履 行 叉 は 不 法 行 届 却 を 理 由 と す る ) を 相 績 人 が 取 得 す べ き 所 以 冶 説 明 し 得 な い
︒ 蓋 し 被 害 者 は 自 己 の 傷 害 に 因 る 損 害 賠 償 請 求 権 は 之 を 取 得 し 得 る が
︑ 自 己 の 死 亡 に 因 る 損 害 賠 償 請 求 権 は 之 を 取 得 す る に 由 な い
J
従 っ て 相 続 人 も 被 相 続 人 の 取 得 し な い 搭 利 を 承 継 す る こ と は 不 可 能 と い ふ こ と に な る
︒
相続人の地位特に責任
四五 七
商 業 と 経 済
四五 入 然 る に 此 貼 は 相 績 を 以 て 法 律 関 係 の 承 継 と 考 へ る こ と に よ っ て 比 較 的 容 易 に 解 決 さ れ る
︒ 印 ち 被 害 者 が 死 亡 し 人 格 が 消 滅 し て も
︑ 彼 が 死 亡 と い ふ 損 害 を 控 訴 っ た と い ふ 事
・ 貨 は 消 え 去 ら な い
︒ 此 の 損 常 十 日 を 受 け た と い ふ 法 律 関 係 が そ の ま
﹄ 相 続 人 に 承 継 せ ら れ
︑ そ の 結 果 相 続 人 は 被 相 続 人 の 死 亡 に 因 る 損 害 賠 償 請 求 樫 を 原 始 的 に 取 得 す る
︒ 通 常 の 場 合 に 於 て は 損 害 を 受 け た 者 自 身 が 賠 償 請 求 権 を 取 得 す る の で あ る が
︑ 此 の 場 合 の み は 死 亡 と い ふ 損 害 を 受 け た 者 は 損 害 の 愛 生 と 同 時 に 人 格 を 失 ふ が 故 に み づ か ら 賠 償 請 求 権 を 取 得 す る こ と 能 は 宇
︑ そ の 地 位 を 承 継 し た 相 続 人 が 之 を 取 得 す る の で ある (註
1)O
叉 例 へ ば 被 相 績 人 と 相 続 人 と に よ っ て 不 動 産 の 二 重 慮 分 が 行 は れ た 場 合 に 於 て も
︑ 相 続 在 法 律 関 係 の 承 後 と 解 す る こ と に よ っ て
︑ 始 め て 安 蛍 な 結 論 に 到 達 出 来 る
︒ 甲 が 非
︑ 所 有 不 動 涯 を 先 づ 乙 に 譲 渡 し た 後 克 に 之 ぞ 丙 に 譲 渡 し
︑ し か も 丙 の 匁 め に 所 有 樫 移 蒋 登 記 が さ れ た 場 合 に
︑ 乙 が そ の 所 有 権 取 得 を 丙 に 批 判 し て 主 張 し 得 な い こ と は
︑ 民 法 一 七 七 傑 に よ っ て 明 ら か で あ る が
︑ 甲 が 不 動 産 を 乙 に 譲 渡 し た 後
︑ 甲 の 相 続 人 が 同 一 不 動 産 を 丁 に 譲 渡 し
︑ 而 し て 丁 の 銭 め に 登 記 . か さ れ た 場 合 は 如 何
︒ 不 動 産
4
登 記 に は 会 信 カ が な い か ら
︑ 例 令 丁 が 相 続 登 記 を 信 じ た と し て も 不 動 産 の 所 有 者 に 非 ざ る 相 続 人 か ら 譲 渡 を 受 け た 丁 は 其 不 動 産 を 取 得 せ 守
︑ 一 七 七 傑 に 所 謂 第 三 者 に 非 子
︑ 従 っ て 甲 か ら 譲 渡 を 受 け た 乙 は 其 所 有 樫 を 甲 の 相 績 人 及 び 丁 に 封 し て 逆 に 丁 の 登 記 の 抹 消 を 請 求 出 来 る と い ふ 見 解 は 一 見 正
蛍 な ゃ う で あ る が
︑ 前 例 に 於 け る 丙 が 悪 意 の 場 合 で も 保 護 さ れ る に 反 し て
︑ 此 場 合 に 於 け る 丁 が 善 意 で も 保 護 さ れ な い こ と
h
なり︑結果に於て著しく均衡を失する︒
惟 ふ に 一 七 七 傑 の 遁 用 上 相 続 人 其 他 の 包 括 承 継 人 は 同 傑 に 所 謂 第 三 者 に 非 歩 し て 蛍 事 者 と 問 視 さ る べ き も の で あ る か ら
︑ 被 相 綬 人 と 相 続 人 と の 二 重 底 分 の 場 合 に 於 て も 同 一 人 の 二 重 慮 分 の 場 合 と 同 様
︑ 相 続 人 よ り 譲 渡 を 受 け 且 移 持 登 記 を 了 し た 者 は
︑ 同 一 人 の 第 二 の 慮 分 に よ り 不 動 産 を 譲 受 け 且 移 碍 登 記 を 了 し た 者 と 等 し く 之 を 保 護 す べ き も の と 解 せ ね ば な ら な い
︒ 而 し て 相 続 人 が 蛍 事 者 印 ち 被 相 績 人 と 同 視 せ ら れ る 所 以 は
︑ 相 続 人 が 盟 な る 樫 利 義 務 の 承 縫 者 に 非 守 し て 被 相 続 人 の 法 律 関 係 若 し く は 地 位 の 承 縫 者 で あ る と い ふ 貼 に そ の 根 践 を 求 め る こ と に よ っ て 初 め て 理 解 出 来 る の で あ る
︒ 部 ち 被 相 績 人 は 不 動 産 を 甲 に 譲 渡 し た こ と に よ っ て 一 方 甲 と の 聞 で は 所 有 権 取 得 を 針 抗 せ ら れ る と 共 に 他 方 第 三 者 に 針 し て は 第 二 の 譲 渡 と そ の 登 記 と に よ っ て 第 三 者 を し て 其 不 動 産 ぞ 取 得 せ し め 得 る と い ふ 法 律 関 係 に 立 つことになる︒
而 し て 此 の 被 相 績 人 の 法 律 関 係 が そ の ま
﹄ 相 鎮 人 に よ っ て 承 後 せ ら れ る の で あ る
︒ 斯 様 に 相 続 は 楳 利 義 務 の 承 縫 に 非 守 し て 法 律 関 係 若 し く は 地 位 の 承 後 と 解 す べ き で あ る
︒ 九 八 六 俊
︑ 千 一 傑 は 何 れ も
﹁ 権 利 義 務
﹂ の 承 縫 と い ふ 字 句 を 用 ひ て ゐ る が
︑ 必 ら 歩 し も 樫 利 義 務 の み の 承
前 述 縫
に 限 る 趣 旨 で は な く
︑ 庚 く 法 律 関 係 の 承 継 を 表 現 す る 鍔 め に
︑ そ の 内 の 主 要 な も の で あ る 所 の 権 利 義 務 の 誌 を 以 で し た も の と 匁 す べ き で あ る
22
0
相続人の地位特に責任
四五 九
商 業 と 経 群
四六
O
詰1尤も相続品以て擢利義務の承縫と解すろ場合に於ても相続人が被相続人の死亡に因ろ損害賠償請求擢た取得すろといふ結論た
導き出すことが入よく不可能な認ではない︒翠
L
損害賠償請求擦が成立すろ涜めには損害の愛生島必要とすろが︑その損害は必らずしも股格な意味に於て呪在既に愛生しておろこと恥要しない︒股密に言へば将来愛生すペミマ損害に過ゲない場合であっても︑
その愛生すろことが礎資な場合には呪在その賠償あ請求すろことが詐されろもの主解ぜねぼならない︒例へぽ身挫傷害の場合に
将来何年間かの帥労働不龍に某く損害賠償か請求するが如︑きであろ︒而してこのことの詐さちぺき所以口︑若し之島否認すれば被
害者は掛かろ損害の賠償た時々刻々その愛生の都民請求すぺきこと︑なリ到底被害者ら完全に救済すろお得ないといふ黙にあ
ぁ︒若し此見解にして設リでないないならぼ︑死亡に因ろ損害賠償請求擢も死亡の躍
E W
凡な場合には死亡以前にが︑ても後生すろが故に被害者の死亡に因って相続人に承綴ぜられ得ろ︒開死の場合に於ても観念的には負傷と死亡との問に時間の陥リがわろから
此の結果に麓リはない︒
同趣旨大正元・十二・三束性﹁寺中大ハ負傷ノ常時未グ死亡セメト雌毛︑数時間ノ後一一至リ必然落命スペキ創傷ヲ被リタ
U V
ヲ以
テ︑
生存γタランニハ得ベカリジ利盆ヲ必然喪失スペキ運命二際合ジタレヲ以テ︑其瞬間二於テ要償措ヲ符タリト主張スルモノヱジ
テ︑旅客グ運送人ノ運送契約上ノ義務不鹿行ノ潟メ生命ユ危害ヲ及かスベキ例傷ヲ被ムリタグトキハ財力炉損害ヲ請求ス
bF
ノ樫
利ヲ有ス
v z u
ノナ
νパ︑寿夫ノ死亡前此ノ要償擢ア有日
γ
タb w
ヨト明ラカナリo
・:志夫ノ被リタル創傷ハ数時間ノ後必然活命ノ:
結果ヲ生メペキモノト認ムレヨトヲ得ペキヲ以テ︑誇創傷ヲ被リタレ常時二於テ若
V
此カレ被告ナグジテ天寺ヲ会内ソV
タラ
シ一
一
戸得ペカリジ利益ノ漆定日
γ
得ベキモノアルトキハ︑被害ノ潟メ之ヲ央b M
' h
損害ヲ賠償セ
V
ムレ権利ヲ生グタレ宅ノト云ハザp
u y
ペカラメo何トナレパ是v将来ノ希望ノ喪失一一アラメジテ呪在ノ利益ノ喪失ナ
V
パナリo﹂大
正九
・四
・二
O
大恭一
(民
銀二
六師
五五
三)﹁負傷者ハ死亡以前二於テ不法行潟者二封ジ将来取得スベキ利益ノ喪失一一因ル損害ノ賠償請求捲ヲ取得スルモノ二γテ︑其損
害ハ死亡以前二愛生γ︑死亡フ原因トジテ愛生ス
V
モノ二非ずれげヨトハ法律上明白ナリ﹂o大正十五・二・一六大森(民集五谷一五O )
﹁他人ニ封
V
即死ヲ惹起スペキ傷害ヲ加んタU
場合
ニア
リテ
号︑
持品
(ノ
傷害
戸被
害者
Y遁常生存
V
得ペキ期間ニ獲得ジ符ベカリ日
γ
財産上ノ利益享受ノ迷ヲ紹止γ損害ヲ生セジムル毛ノナV
パ︑右傷害ノ瞬時ニ於テ被害者一一之グ賠償請求擁護止γ︑其ノ相縞人ハ該推利ヲ承権ス如何毛ノト解ス
W
ヲ相官ナリトセザルベカラメOi
‑‑
然レパ原容Y即死ノ場合ニ於一ア屯傷害ト死亡トノ間二観
念上時間ノ間隔アリ干潟γ被上告人先代‑一付損害賠償請求擁護生ジタル屯ノト認定γタルハ結局相官ナ
h y
ヲ以
テ:
::
﹂
Q
迂グ
昭和
三・
三・
一
O
大講(民集七谷一五二)戸︑﹁原列示二日﹃本件無カリセパ前ホ将来二十五年間生在γ且労働ジ符ぺカリジ宅ノト認ムレヲ相官トス︑﹄而
V
テ此ノ﹃二十五年間ハ毎年少グトモ叙上数額二ハ百六拾時国拾銭)‑一相仲間スル初盆ヲ符ベカリジ屯ノト推定ジ符
モノトヲ以テ︑同人ハ本件不法行篤二因リ爾後二十五年間ニ獲得ジ得ベカリジ叙上ノ利益即純牧盆フ喪失ジタ
W h w
認ム
Oi
‑‑
パ即チ被控訴人ハ亡清太郎一一封ジ其ノ死亡前本件不法行局(即致死)ニ因リ被ヲメタル叙上純牧盆一一相官スル金然
V V
‑額ヲ支抑プベキ義務ヲ負捨ジタルモノナレパ︑其ノ遺産相蹟人ナル控訴人ニ封γ之Y支持義務アルヨト勿論ナリトス﹂︒由是観
之︑山清太郎ず其ノ得ベカリジ利益ヲ喪失ジタル原因ハ即同人ノ死亡ナリト一宮フニ在
W
ヨ ト 一 一
一
H
ヲ侠タ
メ︒
而屯
主(
ノ末
尾一
一於
一ア
ハ﹃
死
亡前本件不法行局ニ因リ﹄云々トアリo蕊ニ至リテハ清太郎其ノ死亡以前ニ在リテ業ニ巳ニ営該利益ノ英夫ト云フ損害ヲ被リタ
リト云フ二郎セザルヲ得メo夫ν生死ノ抗ハ間髪ヲ容vメ︒所謂即死ノ場合タルト爾ラザル場合タルトヲ問ハメ総一ア一如タリ︒
故二死ソノモノヨリ観
V
パ死ハ常二即死ナリ︒即死ナラザル死ハ之ヲ想像スルヲ得メo其ノ所謂即死ナルモノ.ハ︑致死ノ原因ト詑
2 致死ノ結呆トノ問ニ極ハメテ僅・少ナル時間ヲ存セザ然一フパ則チ死亡ニ因リテ始メテ生メ可キ損害ヲ場合ヲ云フモノニ過ギメ
u w
o巳一一生前二於テ被
V
リト云フニ外ナラザル原列示ハ則チ死前ニ死アリ︑若グハ死後一一死アリトノ前提ヲ置キテ始メテ可ナルモノ︑柳カ了解ニ苦マザ
ヲ符メ︑完ニ理由ノ不備ヲ兎レザラムナリ﹂︒といって従来の列例左全然思度た改めておろが︑若し此の
h w
理論島貫くならぼ結局損害賠償請求擢日呪在損害が愛生しない限り成立し得ないこと
h
なり︑従って身般傷害に因ろ損害賠償の場合に於ても前越の加告極めて不営な結果た招くことになろo
相績が擢利義務の承継なりわ﹁否平の問題は本論文の目的とすろ所でないから詳論た省くo詳細は法協四入谷一競穂積博志﹁相
続は槌利の承縦か地位の承縫か﹂妻昭市街博士口和績島以て地位の承権とされるも︑博士の所謂﹁地位﹂は余の所謂﹁法律関係﹂
相績人の地位特に責任四六
商 業 と 経 済
四六
若しくは﹁地位﹂左異ろ︒余の所謂﹁法律関係﹂は擢利義務その他の悶保守いふに反し︑博士の使用ぜられろ﹁地位﹂といふ語は
寧ろ権利義務その他のもの︑師屈す
4 0
基礎在指稽されろが如くであろ(明代法阜全集三三谷穂積博士﹁相続法﹂八三頁
)0
併し結果に於ては多く具ろ所はない︒
第 二 章
本目
績
4
蓮民法九六四館日︑﹁家督相続ハ左ノ事由二因リ一ア開始ス一戸主ノ死亡︑隠居又ハ図籍畏央:::﹂︑又九九二係は︑﹁泣陸相絞ハ家族ノ死亡
‑一因リテ開始ス﹂と規定してねろ︒之等の事由与相続開始原因と一苫ふ︒而して民訟は九八六伐に於て︑﹁家督相続人ハ相続開始ノ時ヨリ前
戸主ノ有セジ擢利義務ヲ承継ス:::﹂︑又千一保に於て︑﹁泣産相続人ハ相続開始ノ時ヨリ被相続人ノ財産ニ鴎セジ一切ノ探利義務ヲ承織
ス:::﹂と定めておろ︒之等の規定と相絞り﹁地葉ハ相続開始ノ時二週リテ其殺力ヲ生ス﹂と潟す一O三九伐と恥併ぜ考へあと告は︑我
民法がドイy︑フランス︑スイスの諸法と同じく︑相続人の承認た侠れずして︑相続開始原因の波止によって卯時に相続開始し︑被相続
人に邸周ぜし法律関係が相続人によって承継されろものと潟
L
︑唯相続人に封しては相続弛荒躍が留保ぜられ︑弛実され士ならば相続開始の時に遡及して始・めから魚認されなかっ六もの左なろこと明白である
2 1 ) O
次日相続の設力として被相続人の如何なあ法律関係が相続人に移あかといふに︑原則として被相続人に師凪ぜし一切の法律関係が相絞
人によって承線ぜられる︒それでは被相続人に時局ぜし法律関係のうち︑相続人によって承継されない例外は如何なろものであろかゾ問
題となろが︑之に付ては次牢で論じ皮ぃ︒
兎に角相続人口相続開始原因の愛生によって.被相続人に師印刷ゼし多数の法律問係た承椴すろ︒即ち一ケの原因によって多数の法律関
係が一括して承権ぜられろのでわろから相絞日色括承搬の一場合であろ︒而して相続人によって承線ぜられろ所の之等の多数の法律関係
与一括して相続躍と都
J K
る︒
九六
六係
・一
O
九O
僚に相続躍といふのが即ち之でわろ︒従って此志味に於げろ相続躍は車に多数の権利義務立(他の法律関係の集合に過ぎず︑決して車一の権利ではない︒
所で相続挫といふ言葉は我民法上︑上越し士所とは全く別個の意味で使用されあ場合があろ︒九七三係・九七四除・九九五依に於げろ相
続推が即ち之である︒之等の規定に所詞﹁相結権﹂口相椋開始前に於げろ法定推定家督相続人の地位︑換言すれぼ相結開始前に於て法定推
定家督相続人の有すろ将来相続し得ろといふ期待であリ︑且此の期待日或程度eい於て法律の保護すろ所でわろから︑之た以て一の期待推
であろと云ひ得ろ︒而して相績開始後の相続躍が多数の法律闘係若しくは地位の集合大ろに反して︑相続開始前の相椋躍が一ケの地位若
しくは捌待路大ることは事物営然の結果であって怪しむに足けない︒
註1ロ
l
T
訟では之に反して︑一被相績人の潟L t
相続人の指定
2 0 F R C )
に封して︑相結人が承認(え昨日
cw
E 宮 町 田
E C
)
み典へろによって︑始めて相踏の殻力が波止するものとされ土︒
第 三 章 法 律 関 係 の 承 縫
九 八 六 傑 は
︑
﹁ 家 督 相 続 人 ハ 相 続 開 始 ノ 時 ヨ リ 前 戸 主 ノ 有 セ シ 権 利 義 務 ヲ 承 縫 ス 但 前 戸 主 ノ
身 専 属 セ ル モ ノ ハ 此 限
‑ 一 在
‑ フ ス
﹂
︑ 叉 千 一 傑 は
︑
﹁ 遺 産 相 緩 人 ハ 相 綾 開 始 ソ 時 ヨ リ 被 相 続 人 ノ 財 産
‑ 一 局 セ シ 一 切 ノ 楳 利 義 務 ヲ 承 緩 ス 但 被 相 続 人 ノ 一身‑一専属セシモノハ此限ニ在一フス﹂と定めてゐる
ρ
従 つ て 家 督 相 続 人 は 戸 主 催 を 承 継 す る の は 勿 論
︑ 原 則 と し て 前 戸 主 に 属 せ し 一 切 の 財 産 関 係 を 承 後 す る
︒ 叉 遺 産 相 続 人 は 原 則 と し て 被 相 続 人 に 屈 せ し 一 切 の 財 産 関 係 を 承 継 す る
︒
それでは先づ戸主催とは何奇いふのであるか︒余の解する州によれぼ戸主催とは家族の保護監督その他の目的内局めに戸主に付て認
められて白ろ所の包括的訟作附係たいふのであろ︒而して此の色括的法律問係の具般的内谷口各揚合の具般的事情日よって異ろo詔説
相続人の地位持に責任
四六
商 業 と 経 済
四六四
は戸主擢与以て︑多数の擢利義務即ちその山本の氏ら珊すろ権利(七四六保﹀︑居所指定擢・之に伴ふ離籍擢(七四九係)︑家族の入籍去家
に封すろ同意擢(七三五係・七三七傑・七三八保・七四三係)︑家族の時如養子総組に到すろ同意擢・之に件ふ離籍擢・復籍拒絶擢(七五
O
傑)︑家族の婚銅養子縁組の誠治擢(七八O除・入五四除)︑扶養の義務(七四七保)等の集合と潟すのであるが︑之等の多くは具陸的事情の
後生によって始めて呪・貨の権利義務主なろものであり︑如何なろ戸主と臨も必ム?宥寸ぺ与椴利義務に非
f ‑ 4 0
. か故に︑間半ろ戸主に師屈
すろ包括的法律関係在戸主躍と呼ぶか以て正営と信ナろ︒戸主擢島斯様な怠味に解マろならば廃家又は隠居たすろ徳利(七五二保i七
五五傑・七六二係︑(法定推定家督相続人底除又はその取消擢(九七五保﹀︑家督相続人指定又はその取消擢(九七九係)︑家族の泣皮相続
搭(九九六傑)の加告もそのうちに包含されろo
家督相続に於て相続人によって承州制されろ身分関係は斯様な窓味の戸主躍のみであろ︒戸主権以外の身分開係は悉く前戸主その人に
の一身専属すろ法律関係(九八六保)でわろから︑相績人によって承絡されない︒又戸主権に鴎すろ擢利(樫能)の中でも︑前述ぜろ廃家︑
隠居在すろ槌利目﹁相続人廃除・指定躍の如︑きは前戸主の一身に存すお且(閥的事情円いよって愛生し大ものでわろから相続人に移らな
︑ ︒ よ っ て 承 継 さ れ る こ と 既 に 述 べ た 如 く で あ る
︒ 共 に 家 督 相 続 及 び 治 産 相 績 を 混 じ て
︑ 被 相 続 人 に 邸 周 せ し 一 切 の 財 産 関 係 が 原 則 と し て 相 続 人 に そ れ で は 例 外 的 に 相 続 人 の 承 継 し な い 財 産 関 係 は 如 何 な る も の か
︒ 第
一 身 専 属 樫 利 義 務 一 身 専 属 躍 に は こ 様 の も の が あ る
︒ 一 は 樫 利 者 以 外 の 者 を し て 行 使 せ し め る こ と が 性 質 上 詐 さ れ な い 権 利 郎 ち 所 謂 行 使 上 の 一 身 専 属 様 で あ り
︑ 債 様 者 代 位 樫 に 関 す る 四 二 三 傑 が
﹁ 但 債 務 者 ノ
身
ニ専泌スル模利ハ此限‑一在‑フス﹂と一去ってゐるのが之であるコ
他 は 岱 該 搭 利 者 以 外 の 者 を し て 之 を 承 継 せ し め る こ と が 性 質 上 詐 さ れ な い 権 利 郎 ち 所 謂 蹄 属 若 し く は 享 盆 上 の 一 身 専 属
・ 様 で あ る
︒
間]
し て 邸 周 上 の 一 身 専 属 楳 と は 性 質 上 様 利 者 以 外 の 者 が 示 縫 し 得 な い 椛 利 を い ふ の で あ る か ら
︑ 他 人 に 譲 渡 し 得 な い 椛 利 で あ っ て も 相 殺 を 認 む べ き 椛 利 は 之 に 局 し な い
︒ 九八 六傑
・一
0 0
一 傑 の 但 書 に 所 前 一 身 に 専 属 す る 様 利 義 務 は 斯 様 な 意 味 に 於 け る 日 開 局 上 の 一 身 専 属 楳 利 義 務 で あ る
︒ 所 で 遁 常 一 身 専 属 と い ふ こ と は 様 利 に 付 て の み 謂 は れ る の で
︑ め る が
︑ 義 務 に 付 て も 同 様 で あ る
︒
佐 定 年 二
日J
↑ ヲ ﹁ 4 q l
付 て 注 意 す べ き は
︑ 義 務 は 原 則 と し て 椛 利 者 の 同 意 な き 限 り 之 を 他 人 に 移 轄 す る こ と を 得 な い が
︑ 之 山 早 に 自 由 な 忠 に よ る 移 縛 を 許 さ な い と い ふ に 止 ま り
︑ 相 続 は 之 を 認 む べ き が 故 に
︑ 義 務 も 通 常 は 一 身 に 専 同 期 す る も の で は な い と い ふ こ と で あ る
︒ 斯 く の 如 く 性 質 上 被 相 緩 人 以 外 の 者 に 蹄 属 し 得 な い 法 律 関 係 は
︑ 権 利 た る と 義 務 た る と 若 し く は そ の 外 の 法 律 関 係 た る と を 問 は 宇
︑ 総 べ て 相 績 か ら 除 外 さ れ る の で あ る
︒ 一 身 専 属 の 法 律 関 係 が 相 縞 さ れ な い こ と は 性 質 上 蛍 然 で あ っ て 明 交 を 倹 つ 必 要 は な い
︒
九八六傑・
0 0
一 傑 の 但 書 は 唯 こ の 蛍 然 自 明 の こ と を 注 意 的 に 規 定 し た に 過 ぎ な い
︒ そ れ で は 如 何 な る 財 産 関 係 が 一 身 に 専 属 す る か は
︑ 一 々 の 財 産 関 係 に 付 て 観 な け れ ば な ら な い が
︑ 財 産 関 係 は そ の 性 質 上 身 分 間 係 と 異 っ て 蹄 局 者 そ の 人 々 の 間 に 離 る
4べ
か ら ざ る 関 係 を 有 し な い の
引責へつ也立年二.主E
1 4
ヰ 伊 ノ
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L J l︐
4 a
同
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l J
I
四六 五
商 業 と 経 済
四ム
ハム
ハ が 原 別 で あ る か ら
︑ 通 常 は 錦 局 者 の 一 身 に 専 属 し な い
︒ 唯 例 外 的 に 委 任 関 係
・ 雇 傭 関 係
・ 身 元 保 詮 義 務 (昭和二七・四大容﹀叉は終身定期金債権の如きものが通常蹄局者の一身に専属し︑従って相績されない︒
誌 が 乙 等 の 法 律 関 係 に 於 て も 基 本 関 係 が 蹄 局 者 の 一 身 に 専 属 す る も の た る に 止 ま 句
︑ 之 等 の 基 本 関 係 か ら 生 じ た 個 々 の 搭 利
︑ 例 へ ば 委 任 に 於 て 六 四 六 傑 所 定 の 樫 利 義 務 既 に 履 行 さ れ に 事 務 慮 理 に 封 廃 す る 報 酬 請 求 の 楳 利 義 務
︑ 雇 傭 に 於 て 既 に 履 行 さ れ に 勢 務 の 提 供 に 針 路 す る 報 酬 請 求 の 模 利 義 務 や
︑ 終 身 定 期 金 契 約 に 於 け る 既 に 満 期 と な れ る 給 付 請 求 の 椛 利 義 務 の 如 き は
︑ 一 般 債 模 と 同 様 蹄 局 者 そ の 人 と 離 る べ か ら ざ る 関 係 を 有 す る も の で は な い か ら
︑ 一 身 専 属 の 権 利 義 務 で な く
︑ 従 っ て 相 続 さ れ 得 る こ と 論 を 侠 に な い
︒ 第
ヱ ̲ ! l
句」:i!.!
! 貯 遺 贈 に は 包 括 遺 贈 と 特 定 遺 贈 と が あ る ( 一
O
六 四 傑
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前 者 は 被 相 続 人 の 全 財 法 又 は 其 分 数 的 部 分 を(従って義務をも)内容とする遺贈であり︑後者はそれ以外の泣贈である︒
従 っ て 特 定 法 贈 と い ふ 場 合の﹁特定﹂は特定位椛といふ場合の﹁特定﹂と異り︑種類と数量とを以て定められた場合でも差支ないの は 勿 論 被 相 続 人 の 所 有 に 係 る 不 動 産 全 部 若 し く は 不 動 産 及 び 勤 産 全 部 と い ふ 工 合 に 定 め ら れ た 場 合 を も 包 含 す る の 遺 贈 は 受 退 者 の 承 認 を 放 力 愛 生 の 要 件 と し な い
︒ 従 っ て 包 括 遺 贈 は 被 相 続 人 の 死 亡 に よ っ て 直
ち に 双 方 を 後 生 し
︑ し か も そ の 放 カ は 単 に 遺 贈 さ れ た 財 産 に 針 す る 債 椛 を 生 守 る に 止 ま ら な い で
︑ 相 績と 同様 (一
O
九 二 傑 一 直 接 財 産 の 承 継 を 生 す る の で あ る か ら
︑ そ の 紋 カ は 物 権 的 で あ る と い ふ こ と が 出 来 る 註
1)O
従 っ て そ の 財
J所
は 相 綾 人 に よ っ て 求 総 さ れ な い
︒ 唯 此 の 場 合 問 題 と な る の は
︑ 包 括 受 遺 者 が 財 産 の 承 絞 と 共 に そ の 占 有 を も 併 せ 取 得 す る や 等 の 紡 で あ る が
︑ 既 に 民 法 は 包 括 受 遺 者 を 相 絞人と同様に取扱ひ(一
O
九 二 傑
¥ 且 こ の 貼 に 付 て も 之 を 相 緩 人 と 区 別 す る 必 要 は な い か ら
︑ 包 括 受 遁 者 は 相 続 人 と 同 じ く 財
・ 産 の 承 継 と 共 に そ の 占 有 を も 併 せ 取 得 す る も の と 解 す べ く
︑ そ の 外 取 得 財 産 の 登 記 等 に 付 て も 包 括 受 泣 者 は 相 績 人 と 同 様 の 地 位 に 立 つ も の と 鍔 す べ き で あ る
︒ 要 す る に 包 括 遺 婚 の 場 合 に 於 て は
︑ 相 績 人 は 遺 贈 財 産 移 轄 の 債 務 を 負 は な い の は 回 よ り
︑ 引 渡
︑ 登 記 そ の 他 一 切 遺 贈 に 関 す る 義 務 を 負 搭 し な い の で あ る
︒ 向 停 止 傑 件 附 又 は 始 期 附 の 包 括 遺 婚 が な さ れ た 場 合 に は
︑ 遺 婚 は 傑 件 の 成 就 叉 は 期 限 の 到 来 ま で は 放 力 守 生 じ な い か ら
︑ 其 財 産 は 一 日 一 相 績 人 に よ っ て 承 継 さ れ る こ と
﹄ な る
︒ 失 に 特 定 遺 婚 は 遺 言 の 放 カ 後 生 に よ っ て
︑ 直 ち に 財 産 の 移 蒋 其 他 の 物 権 的 殻 力 を 生 守 る や
︑ そ れ と も 宜 に 債 権 的 双 方 を 生 宇 る に 止 ま る や は
︑ 頗 る 疑 問 で あ る が
︑ 限 定 承 認 の 場 合 に 相 績 人 は 先 づ 相 続 債 権 者 に 馳 針 演 し た 後 で な け れ ば 受 遺 者 に 緋 演 を 鍔 し 得 な い と す る 民 法 一
O
三 三 傑 の 精 神 よ り す れ ば
︑ 特 定 治 贈 は 債 椛 的 奴 力 を 有 す る に 過 ぎ な い と 解 す べ き で あ ら う
2 2 ) O
従 っ て 特 定 遺 贈 が 被 相 続 人
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四六七
刊 誌 と 控 流
四六
'八
に 局 す る 財 産 を 目 的 と す る 場 合 に は
︑ 其 財 産 は 相 績 開 始 に よ り 一 旦 相 績 人 に 蹄 印 刷 し
︑ 而 し て 相 続 人 は 泣 噌 義 務 を 負 ふ の で あ る
︒
1
債権的殻力花 山
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25
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54
三
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らといふ言葉口︑活常債陪的投力とは債権関係守護生ぜしめる設力品指し物楳的設力とはそれ以外の放力即ち物楳嬰劫又は之に頼似すろ陣利鑓到若しくは債権関係の建夏︑消滅た生ぜ
しめろ殺力た指す意味に用ひられあ︒
話
2大正五・一一・入大容・民銀ニ二韓二O
七入は︑遺贈は包括遺贈なろと特定遺贈なろとら問はず︑物擢的放力た生ずろと一宮ってねろ︒之と同説牧野氏日本川続法論五O九
υ
第 三
︑
︑ 生 前 相 続 の 特 例 被 相 続 人 の 留 保 財 産 隠 居 叉 は 入 夫 婚 姻 に よ る 家 督 相 績 の 場 合 に 於 て は
︑ 被 相 績 人 は 相 績 開 始 後 も 依 然 と し て 生 存 す る が故に︑主︑生存上之に財産を保たしめる必要がある︒
放 に 民 法 は 之 等 の 場 合 に 隠 居 者 叉 は 女 戸 主 が 共 財 産 の 一 部 を 留 保 す る こ と を 許 し た ( 九 八 八 傑 )
︒
︑ た が 被 相 続 人 が 過 大 な 財 産 を 留 保 す る こ と は 家 督 相 続 の 本 旨 に 反 す る か ら
︑ 財 産 羽 田 保 は 家 管 相 績 人 の 遺 留 分 を 害 じ な い 訓 何 度 で な け れ ば な ら な い ( 九 八 八 傑 但 書
) J
前 戸 主 の 債 務 前 戸 主 の 債 務 は 家 督 相 績 に よ っ て 全 部 相 続 人 に 移 樽 す る の を 原 則 と す る
︒ 所が隠居叉は小へ夫婚
姻 に よ る 家 督 相 続 の 場 合 に は
︑ 前 戸 主 は 向 生 存 す る の で あ り
︑ 或 は 財 産 を 留 保 し 又 は 其 後 財 産 を 取 得 し 得 る か ら
︑ 若 し 前 戸 主 の 債 様 者 が 之 に 封 し
τ
耕 演 を 請 求 し 符 な い と す る な ら ば
︑ 債 務 者 其 人 の 信 用 に 基 い て 債 植 を 取 得 し た 依 植 者 の 本 意 に 反 し
︑ 叉 債 権 者 詐 害 の 日 的 で 財 産 羽 田 保 を 鍔 す 虞 が あ る
︒ 故 に民法は﹁隠居又ハ入夫婚姻一一因ル家督相績ノ場合‑一於テハ﹂前戸主の相績開始前の依椛者は︑財産留 保 の 有 無 に 拘 ら 守
︑ 相 続 人 に 封 し て 請 求 し 得 る と 共 に
︑
﹁ 前 戸 主 ニ 封 シ テ 耕 潰 ノ 請 求 ヲ 鍔 ス コ ト ヲ 得
﹂ る
ものとした(九八九傑一項・三項﹂︒
又 婚 姻
・ 入 夫 婚 姻 又 は 養 子 縁 組 の 取 消 若 し く は 入 夫 の 離 婚 に 因 る 家 督 相 績 の 場 合 に 於 て は 財 産 官 保 は 認 め ら れ な い が
︑ 之 等 の 場 合 の 前 戸 主 が 戸 主 と な る 以 前 に 有 し て ゐ た 財 産 ま で も 家 督 相 続 人 に 移 轄 す る や 否 や は 頗 る 疑 は し く
︑ 民 法 に は 何 等 の 根 快 勝 も な い が
︑ 之 等 の 財
・ 涯 は 積 極 財 産 大 る と 消 極 財
‑ 産 た る と を 問 は 守
︑ 寧 ろ 相 績 人 に 移 韓 せ 守 し て
︑ 之 等 の 前 戸 主 が 依 然 と し て 保 有 す る も の と 解 す べ く
2 1
︑)
又 賂 来 財 産 を 取 得 す る か も 知 れ な い
︒ 然 る に 前 戸 主 の 債 催 者 が 之 に 封 し て 地 針 演 を 請 求 し 得 な い と す る こ と は
︑ 債 務 者 其 人 の 信 用 に 基 い て 債 権 を 取 得 し た 債 模 者 の 本 意 に 反 す る こ と
︑ 隠 居 叉 は 入 夫 婚 姻 に よ る 家 督 相 績 の 場 合 と 異 る 所 は な い
︒ 故 に 民 法 は 此 場 合 に も 前 の 場 合 と 同 様 に
﹁ 入 夫 婚 姻 ノ 取 消 叉 ハ 入 夫 ノ 離 婚
‑ 一 因 ル 家 督 相 綾 ノ 場 合
‑ 一 於 テ ハ 入 夫 カ 戸 主 タ リ シ 間 ニ 負 擦 シ タ ル 債 務 ノ 排 流ハ﹂︑相続人に封して請求し得る以外に︑﹁其入夫‑一封シテモ之ラ請求スルコトヲ得﹂と規定した(九八
日宜︑)血
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こ 三t q 蕗
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l存ff宝
四六 九
商 業 と 経 持
四七む
九傑 二項
・三 項)
︒ 此 の 規 定 の 明 文 上 は 入 夫 婚 姻 の 取 消 及 び 入 夫 の 離 婚 の 場 合 の み を 云 っ て
︑ 婚 姻 叉 は 養 子 縁 組 の 取 消 の 場 合 に 鰯 れ て ゐ な い が
︑ 特 に 之 等 の 場 合 の み を 除 外 す べ き 何 等 の 理 由 も な い か ら
︑ 婚 姻 叉 は 養 子 縁 組 の 取 消 に 因 る 家 督 相 綾 の 場 合 に も
︑ 此 規 定 を 類 推 遁 用 す べ き で あ る
︒ 所 で こ の 九 八 九 傑 の 規 定 に よ っ て
︑ 債 模 者 は 前 戸 主 新 戸 主 の 斐 方 に 封 し て 夫 々 全 額 の 耕 携 を 請 求 し 得 る こ と は 明 瞭 で あ る が
︑ そ の 法 律 関 係 の 性 質 乃 至 は 構 成 に 付 て 疑 問 は 兎 れ な い
︒ 反 封 説
2 2 )
も あ
るが︑予は通説
2 3 )
に 従 っ て
︑ 此 場 合 に 於 て も 本 来 の 債 務 は 相 績 人 に 移 っ て ゐ る の で あ っ て
︑ 前 戸 主 は 唯 相 績 人 の 債 務 を 地 針 演 す べ き 従 た る 債 務 を 特 に 法 律 の 規 定 に よ っ て 負 憶 さ せ ら れ た に 過 ぎ な い と
考へる︒
従 っ て 前 戸 主 が 油 所 漉 そ の 他 自 己 の 出 拐 で 債 務 を 消 滅 さ せ た と き は
︑ 相 続 人 に 封 し て 償 還 を 請 求 し 得 る が
︑ 之 に 反 し て 相 績 人 が 債 務 を 消 滅 さ せ た と き に は 求 償 慌 を 生 じ な い
2 4 ) O
宛も建州市保設の如︑き関係が生宇るのである︒
そ の 理 由 は 尖 の 如 く で あ る
︒
(一)債務は人と人との閥係ではあろが今日の法律観念では口1マ法時代と呉つ℃︑債権者日勿・論位務者の嬰更も一般に認められてゐ
ろω而して債務者の交替日債権者の承諾J必要するりが原則であろが︑その根捺日債務者が債務者其人の伝用に某.いて抗措鳥取得し士と
いふ貼にある︒然るに債務者の伝用なろものは債務者の財産・オ能・性格等
l
特に財産l
に基いて存すろものであろが︑死亡相続ι
あっ
℃口債務者其人の人絡が消滅し土のでわろから}債務は債務者の財庄島水離し土相搬入に移ろの外はない︒生前相続にあっては債務
者其人の人絡は依然とし℃存続すろか︑財産は原則とし℃相績人に移ろが故に債務者の信川の某礎に分裂た生じれ'トのであリ︑斯か
ろ場
合に
が︑
℃口
出
Tろ信用の主要な基礎にろ財産や承躍し土相続入浴債務者と潟すのが債権者の本立に合すろ︒
つ︹)九八九﹂僚の文字解務上も︑同僚三項が﹁家督相績人ニ封スル請求ヲ妨ケス﹂と云ってねろのは︑家督相続人に封L℃止の規定に
よって新なろ責任ル負捨ぜしめ土と解すろよリも︑寧ろ相続人口債務の承級者だから之に封して請求するのは一向品注文ないといふ怠味
の注意規定と見ろ方が自然であろ︒
(一二)通説に従って前戸主の債務が相績人に承離され︑前戸主は相績の開始によリ新に債務た負拾するものと考へると︑相縞人の債務
の消滅時設は前戸主がその債務た負拾しれれ時より進行し︑前戸主の債務の消滅時設は相縞開始の時よリ進行する・冒とになるが︑従
K
ろ債務の消滅時設が主れあ債務の消滅時設よりも遅れて進行岳始めるのは︑例へば保詮契約が主十いる契約以後に潟され士場合等にも見ら
れあ呪象であって慌むに足リない︒しかも相縞人の債務が時設によって消滅すれ町︑前戸主の負強すろ従士あ債務も目的の消滅によ
って営然消滅すべきものでわろから決して不可解な結論には到達しない︒
(四)通設によれは前越の如く前日主が排済其他自己の出拍で債務岳消滅さぜ士ときは︑相績人に封
L
て求償健在生ずるに反L
︑相績人が債務た消滅さぜても之ル生じない︒然るに反封説はこの結呆舟非難して︑﹁前戸主が任意にその有すろ財産から︑その負強しれ債務
の弊持たなずとも︑何等相績入浴してその補償ゃなさしむあ資質上り理由はないが前戸主が多額の財産在留保して相績人の遺留分た佼
筈し︑しかも相績人はその減殺岳なすことなく一ヶ年在経過してその減殺躍ら喪失し土場合に︑相績人がその財産から排持たな
L
土場合にも相績人に何等の求償擢がないと見ることは︑結果に於て蹟ろ妥営た侠くであら︑フ﹂ωと論じて白ろが︑此の非難は常らない︒
蓋し遺留分た侵害する財産留保が営然に無設なりや或は相績人に減殺擢た生ずるものなり平は設が分れてねろが︑今俄に後試に従ふ
ときは︑一一四五除の類推遁用によって︑﹁減殺ノ請求権ハ遺留分権利者カ相績ノ開始及じ減殺スへキ﹁財産官保﹄アリタルヨトヲ知リタ
わ何時ヨリ一年間之ヲ行ハサルトキハ時設‑一因リテ消滅ス:::﹂といふ︑﹄とになる︒所で・:に減殺すぺき財産留保りあっ士ことや知つ
土時とは︑車に財産留保守知つ土時ではなくして︑財産留保が遺留分与侵害し従って減殺され得べきことた知つ士時の意味なる二と云
ふ迄もない︒故に営初財産留保が自己の遺留分た寄しないものと信じてぬれ相績人が︑後に至って自己の承縫すべき債務わること及之
相縞人の地位特に責任
四 七
商 業 と 経 前
七四
か加算すれば財産留保によって遺留分守中一目されて白ろ二とた知つ士時には︑この時から始めて減殺請求権の消滅時設が進行すろのであ
る︒従って論者の玲想すろが如く︑相続人が野清岳民すも時岐に減殺請求権ル喪失して白ろといふ
?7
な結果日︑相続人が特に減殺請
求棋の行使た怠つ七のでない限リ︑之島想像し符ない︒却って反封設の如く被相続人に求償催奇認めないときは︑例へば泣留分及び債
務額の合計た超えろ財産在京椴ぜしめ士被相蹟人が白ら排済
LK
場合でも︑求償措
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典へられないこと︑なって︑被相続人に封して飴リに酷であろ
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(五)破産法三七保一項
u
︑﹁民法第九百八十九除:::ノ場合一一於テ相模人カ破産ノ宣告ヲ受ケタルトキハ前戸主ハ将来行プヨトアW
ベキ求償擢ノ全額二付破産債権者トジテ其ノ擢利ヲ行フヨトヲ得﹂と規定し︑相績人の求償躍に付ては何等の規定た設げておない︒之
によっても︑相続人の債務と前戸主♂債務とは主従の開係た有寸ろ結果︑従土ろ債務者であろ前戸主のみが求償権在有すあこと明らか
であ
ろ︒
(六)通説の如く前戸主の債務が営然に相続人に承継されろものとすれば.相続人が前戸主に封して債権私有しれaい場合には︑相続人が
限定承認たしない限り(一
O
ニ七峰三此位擢口混同によって消滅すろこと︑なろが故に︑か︑ろ相続人も車に遺留分与.取得寸tろ丈げで満足ぜね江ならないとすろ︑冒とぱ︑一般の相場合に比
L
て蹟ろ公平品︑央すろといふ︑唱とも反封設の論掠の一つであろQ
今前戸主の資注額五千回.その相続人に封すろ債務縮委千固なろ場合に︑相続人が
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22
× 山
( C L
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の遺留分在取得L得ろのみで︑円以早債務の排済与請求L符ないといふことになろとすれ町︑論者の非難すろが如くこの結果の不世な二とは明瞭であろ︒だが債務の承抑制に関して活設に従
ふ場合に於ても︑必らずしも斯様な結果に立到ろとぱ限らないυ成抑制通説に従つ℃前戸主の債務が相続人に縦続されろとすれ町︑限定
承認たしない限り相続人が被相続人に封して有
LK
債権ほお同によって消滅寸4ろ
Q
而して混同によって消滅寸ろといふ烈由によって︑之島始めから存在しないと同一に取扱ふとき日︑資際上額五不柏市な結果舟生ずろ﹃と論者非難の如︿でわろ
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h. か卑見によれば相続人
が前戸主に到して有寸ろ的権はお川にょっ℃消滅寸ろも︑之J心
一二
始め
から
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しな
いと
川一
に以
扱ふ
︑︑
とた
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であ
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山中
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抗
陸額は遺留分に加算さろぺ︑きものであろ
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即ち前例の場合に於℃は︑相続人の有すあ抗措額h h
ろ三千回は光づ退官分にるべきものであり前
それ
以外
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百の
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固守
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産に
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又は去の遺留分私有すろから結局山︑u c c c
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の場合に於げろ相続人の遺留分といふ︑よ﹂になる︒唯斯くの如く解すあ潟めの遁確なろ松捺島氏法の明文中に愛見すあことた得ない
が︑相績人が﹁被相綾人ヨリ道府ヲ受ケ又ハ婚如︑養子縁組︑分家︑腹絶家再興ノ熔メ若グ
ρ
生計ノ資本トジテ脂血(ヲ受ケタむこときは︑﹁被相続人ヵ・相績開始ノ時二於一ア有セジ財産ノ償額一一主(賠興ノ偵額ヲ加へタルモノヲ相殺財産ト宥倣γ﹂遺留分の中より﹁其遺贈又
ρ
服典ノ償額ヲ控除日
γ
宜(残額ヲ以一ア其者ノ﹂遺留分とすろといふ一OO七除.一一四六僚の規定の精神よリ推すL
﹂き口︑此結呆口容ろ営然であろo
之に反して反封説の如く前戸主の債務が相続人に移らないものとすれ口︑相椋人は前例に於て︑(明
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× 山
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仏・時
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遺留
分の
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汁に︑その債権与抱同によって央はない結果委千回の排部在詰求L
符ぁ︑よ﹂︑なるが︑︑︑の結果は前戸主が相続人LL
て遺留分及
び相続人に封する債務額の合計た超過する財産岳承縦ぜしめ土揚合に於て極めて不首なること一再はずして明らかである︒
斯 様 に 九 八 九 傑 は 前 戸 主 に 家 督 相 続 人 の 承 継 せ る 債 務 に 封 し て 従 た る 債 務 密 実 践 せ し め る 規 定
である︒
而して同傑二項は入夫婚姻の取泊︑入夫の離婚︑(婚姻養子縁組の取消)の場合に於て︑前戸主が 戸主タリシ間‑一負段︑ンタル債務﹂に付てのみ︑前戸主の排涜責任を認めてゐるのであり︑前戸主が戸主 と な る 以 前 に 員 投 し た 債 務 は
︑ 戸 主 と な る 以 前 か ら 有 す る 資
・ 庵 同 様 相 続 人 に 移 る こ と 無 く
︑ 従 っ て か 与 る 債 務 は 前 戸 主 の み が 排 済 責 任 を 負 携 す る こ と は 既 に 述 べ に 如 く で あ る
︒ 叉前入夫・前養子等が 戸 主 と な る に よ っ て 前 々 戸 主 か ら 承 継 し た 債 務 は 家 督 相 綾 人 に 移 る も
︑ 斯 か る 債 務 は 本 傑 に 所 諒 一 戸 主 タ リ シ 間
‑ 一 資 総 シ タ ル 依 務
﹂ に 民 せ 守
︑ 従 っ て 家 管 相 続 人 の み 緋 消 責 任 を 負 ひ
︑ 前 入 夫 等 は 之 を 貨 は
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商 業 と 経 消
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な い と 解 す る の が 寅 際 上 安 蛍 で あ る
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同説︑債務に付き穂積氏呪代法皐全集三三径三一五・積極財産
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付き迂藤氏相続訟の肝究三O
五人民は生前相続の抑制合には債務の承織なきものとされろから︑債務に付℃は問題ない)︒反封入夫離婚の場合に付与﹄昭和入・一
0
・ 二
O
大容・降︑集二一巻二五七
O
︑大正七・九・二八法曹骨決議・入夫婚銅の取消及び入夫離婚の場合に付き柳川氏日本相綾法註程一四六一︒詑 註 詮
4 3 2
近藤氏三O
六 ︒
穂積氏三一四・牧野氏一九一・柳川氏四六五
Q
同説穂積氏三一問︒反封柳川氏四六七・注藤氏三
O
八︒柳川氏口前戸主相続人相互間に全く求償問係た認められない︒之に反して返藤氏は相績人に付金特殊の一方的負抱部分及び之に基く求償擢在認められろ︒
同説
︑穂
積氏
︑一
二一
一五
︒
詮 ‑
同
a
籍 喪 失 に よ る 家 督 相 続 戸 主 が 園 絡 を 喪 失 し た 場 合 に も 家 督 相 続 が 開 始 す る が
︑ 民 法 は 此 場 合 に 限 り そ の 事 情 を 考 慮 し て 家 管 相 績 の 放 力 に 関 す る 原 則 を 樽 倒 し て
︑ 前 戸 主 の 財 産 が 相 績 人 に 移 縛 し な い の を 原 則 と し た
︒
自
P .
ち 図 籍 喪 失 者 の 家 督 相 績 人 が 必 ら 宇 相 続 す べ き も の は 戸 主 催
︑
﹁ 家 督 相 続 ノ 特 模 ニ 局 ス ル 椛 利
﹂ 及 び 這 留 分 の み で あ る
r
九九
O
傑)(泣
1 ) Q
﹁家督相綾ノ特様ニ嵐スル樫利﹂とは﹁系譜︑祭具及ヒ墳世話ノ所有様﹂であ
る (
九 八
七 傑
︒
し か も 之 等 の
﹁ 家 督 相 続 ノ 特 権 ニ 局 ス ル 権 利
﹂ も 前 戸 主 が 生 前 に 之 等 の 物 を 底 分 す る こ と ま で 禁 ぜ ら れ て ゐ る の で は な く
︑ 唯 相 続 開 始 治 時 前 戸 主 が 之 等 の 物 を 有 す る な ら ば
︑ 家 督 相 績 人 が
必 ら 宇 之 を 取 得 す る と い ふ ま で ゾ あ る
︒ そ の 外 図 籍 喪 失 者 の 家 督 相 績 人 は
﹁ 前 戸 主 カ 特 一 一 指 定 シ タ ル 相 績 財 産
﹂ が あ れ ば 固 よ り 之 を 承 後 す る( 九九
O
傑
︑ 向 改 正 要 綱 第 五 ノ 三 参 照 )
︒ 而 し て 相 績 財 産 の 指 定 を 受 け た と き は
︑ そ の 指 定 財 産 が 遺 留 分 の 額 に 濯 し な い 場 合 に 於 て の み
︑ そ の 限 度 に 於 て 遺 留 分 搭 を 主 張 し 得 る に 過 ぎ な い
︒ 叉
﹁ 図 籍 喪 失 者 ヵ 図 籍 ノ 喪 失
‑ 一 因 リ テ 其 有 ス ル 楼 利 ヲ 享 有 ス ル コ ト テ 得 サ ル ニ 至 リ タ ル 場 合
‑ 一 一 於 テ 一 年 内 ニ 之 ヲ 譲 渡 サ サ ル ト キ ハ 其 様 利 ハ 家 管 相 績 人
‑ 一 蹄 局 ス
﹂ る ( 九 九
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傑 二 項
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失 に 園 籍 喪 失 者 の 家 督 相 続 人 が 前 戸 主 の 債 務 を も 求 権 す る や 否 や の 黙 に 閲 し て は
︑ 九 八 六 傑 と 九
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傑 と を 比 較 す れ ば
︑ 之 を 消 極 に 解 す べ き こ と 疑 な レ
︒ 唯 九 九 一 傑 は
﹁ 園 籍 喪 失 ニ 因 ル 家 督 相 績 ノ 場 合 ニ 於 テ ハ 前 戸 主 ノ 債 催 者 ハ 家 督 相 績 人 ニ 針 シ テ ハ 其 受 ク タ ル 財 産 ノ 限 度
‑ 一 於
‑ プ ノ ミ 排 潰 ノ 請 本 ヲ 鍔 ス コ ト ヲ 得
﹂ と 規 定 す る が 放 に
︑ 相 績 人 は 相 績 財 産 の 限 度 に 於 て 前 戸 主 の 債 様 者 に 封 し て 前 戸 主 の 債 務 を 排 潰 す べ き 従 た る 債 務 を 員 提 す ち
︒ 従 っ て 此 場 合 に 於 け る 園 籍 喪 失 者 と 家 管 相 績 人 と の 関 係 は
︑ 宛 も 前 述 九 八 九 傑 の 規 定 す る 一 般 の 生 前 相 績 に 於 け る 前 戸 主 と 家 督 相 績 人 と の 関 係 の 正 反 封 で あ り
︑ 家 督 相 績 人 は 主 た る 債 務 者 た る 園 籍 喪 失 者 に 封 し て 漣 帯 保 設 人 に 類 す る 地 位 に 立 つ こ と 込 な る
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故 に 連 帯 保 詮 に 閲 す る 規 定 ( 従 っ て 四 五 八 傑 に よ り 連 帯 債 務 に 関 す る 規 定 も ) は 原 則 と し て こ の 場 合 に 類 推 遁 用 さ る べ き で あ る
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