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モンゴルにおける家畜預託の慣行

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Academic year: 2021

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モンゴルにおける家畜預託の慣行

著者 利光 有紀

雑誌名 史林 : 史学・考古学・地理学

巻 69

号 5

ページ 140‑164

発行年 1986‑09‑01

URL http://hdl.handle.net/10502/5637

(2)

の慣

(770)

140  

牧畜社会の研究いて﹁社会構は最も古

一つでアジアを対象 ①の研究が蓄ルド

調こと社会 ②いるこうの結の対が抽

も牧社会いし牧いう対象の設定︑牧

る社社会こと

いるいわの生決定が潜

いる︑牧のもの研

こうのよ︑昨 ③てらことによて牧が進いる︒古

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の群を意人名にもいら語彙

ンゴルで反映家畜

いたの預で知

いわる満いくつかの事報告いる︒本稿

これの報ので当時

に収いた従来の見に検いるクが構造と密な関

(3)

モ ンゴルにおけ る家畜預託 の慣 行(利 光)

とをた︒かしに耐

示唆いる︑多

いるの︑

いない︒様々なる偏い限︑本

は導いでの再に際本稿

視点︑多いか

ク制︑現蒙古自治において              体制で生き続いる︒中

生産請負への移に応蒙古自治

が変と呼び習いる

レベルでの実いないたの連

も名の連続

クをことの過つな

いかいう可能示唆

ンゴにおの慣ついての報

いまの多ことって︑

の側からの解に資こと稿の目である︒

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い︒つい︑牧と労の関が論

た︒ォフを始る︑

て屯る議ったる︒も従の議

時的て存ル形︑歴

的変や地が指の三

の形に組み合て解に終る︒

ンが牧畜協から生る形了解のに対

ンはろ軍的色が濃い︒ってンは

レベルで︒家って研

こう

⑤ 藤富アジの研

i

141 (771)

(4)

ンゴル自治る新ルク制の登と問

頁︒

1はの限い出た諸て簡ので各事を簡に概

︒預と密な関つ︑同放や牧の雇も含

においてトをに述べる

の地名に関1を参い︒

ハル及シリンゴル地方つい括的な調

︑牧経営︑自夫雇公貴族等る義の四つに分︑王に対

が決て無の強いこを明に︑

な事つ挙る︒ これられ︑︿1>から

︿4>とする︒

︿1>西ト旗ンミンガンポルタラ︒

にあで︑つ六戸八人の集が馬

=四〇クダ四頭

た︒これの家のう二九四〇=

は私のもだがはすの家二〇 って受てきたもである︒ついの所

を示す焼(タムガ)る︒ついは︑

が自に搾る︒が調れ︑の際は牛

を廟に納ればならい︒を証って︑

ら免︒狼や盗る損い︒

三〇%以上た頭に対は︑が認めらる︒

つい同様である︒の場は︑が全て与えられ︑

二回調

︿事例2>西アバガ旗ァン(廟)

一つで︑クダ六〇

を有る︒ついは牧が雇か︑

いう︿1>に等い︒さらに︑︿

1>で言った羊の所クダの利

ついは︑レタル仔ノ所

と記される︒

︿1>︿2>からように︑

る多の家は︑の集に分れ︑が委

る︒からたも︿1>であり︑

のが︿2>る︒ルクいうは確

が︑と見しうる︒クダの毛を除て利

142 (772)

(5)

第1表 家畜預託に関す る諸事例 事例番号

2345516σ7789mU12131415161718192021

西 ス ニ ト 旗 西 ア バ ガ 旗 正   白   旗 東 ア パ ガ 旗 アルポルチン旗

n

ジ ャ ラ イ ト旗

'ノ

陳 バ ル ガ 旗

新 バ ル ガ 旗

"

ト シ ェ ー ト 旗

ダ ル ハ ン 旗

'ノ

な ど

ダ ル ハ ン 旗

アル ポ ル チ ン旗

"

ス ル ク の 名 称 確 認1)

寄 託 者 の

性    格2) 受託者 の 性    格 ラ マ 廟

    〃     〃

ラ マ 親 戚 知 人

''

   マ

漢 人 商 人

マ 廟

貧   戸 親    戚 富   戸

シ ヤ ビ

貧    戸 貧    戸

預託 され る家畜の種類 ・頭数

牛90,馬221,羊410,ラ ク ダ4

牛,羊,ラ ク ダ

馬200

牛2〜70

牛63,羊128,山 羊12 牛9

牛11 牛6 搾 乳 牛 数 頭

羊 数 頭 牛2〜4 牛14〜19

牛15〜17,羊17〜20,馬4〜7

牛100,羊50

牛 ・馬 ・ラ ク ダ単 純 平 均 で30余 牛10〜30

牛5〜200 牛30〜50 牛20×16群 牛7〜29 牛6群,馬3群,羊2群 羊300〜800,牛,馬 馬,羊,ラ クダ

出典 0 0 0 0 0 0 0 0 0 (ョ) Cョ) 0 0

0

O io ri

馬 につ い て は 牧 夫 が 雇 わ れ る。

但,こ れ は 雇 用 の 事 例 で あ る。

但,こ れ は 賦 役 の 事 例 で あ る。

ほ か に牧 夫 雇 用 の 例 が み られ る。

ここで は共同放牧がm的 である。

こ こで は 牧 失 雇 用 が 一般 的 で あ る。

寄託者は別件 で雇 われ る。

群れ を等質化 して牧夫 を雇用す る例がみ られ る。

犠牲牛の供出 を契機 とす る共同放牧で ある。

注1)確 認 で き る もの を+と し,確 認 で き な い もの は空 欄 と した 。 また 一 は,ス ル ク と呼 ば れ て い ない こ とが 確 認 され てい る もの で あ る。

  2)寄 託 者 お よ び受 託 者 の性 格 は,特 徴 を簡 単 に記 し た。

(6)

第1図  1930年頃 の東 部内外 蒙古

注)旗 界及び旗 名は本文で言及す るもの にとどめた。

144 (774)

(7)

︑・滋

モ ンゴル における家畜預託 の慣行(利 光)

が自に認めらは生に対る所めらいる︒

︿3Vハル正白のホ

の場︑馬る牧報告

二〇が定いる年雇

の場には︒ ︿2Vに関

いた

はない︒ことが︑よりの原

と思る︒

︿4Vアバガ旗は︑を管理する事が報

る︒て既3年る者ォーント

いる単身王公のもに来い︒

の︑報酬い︒

ヲ残シ他使ヘル義務アリいう

に身っている

︑王に対る賦る︒

旧満土地を制に先って︑ンゴの生

に実調が行た︒や生  いを考九年八地で実翌年

に陳ルガの事いるの調査 (資料②〜⑥)

︿5>ン旗ハラン部

しなにも二〇からる︒これ二〇のう

る牛に満たな=でが

る牛を受いる︒た︑れらである富

は当地以に対も寄いる︒こうた事は実    調査報告(資料②)ルグ表て列る︒

使の利を定

ク牛にたいして自に認いる

い︒に対る所は認れずに対ては

って責る︒で特べきは︑

︑皮︑牛々な労が受に課せら

いる点︒富裕層は牛を寄か︑の家

に関て牧を雇いる︒は群と管

ことのに︑牛く少

いるが特

のほか︑よびみら

る︒の例︿51>おく

︿6>じくハルはあるがャライト旗は半

に含︑主が見けらる︒

145 (775)

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