古代英語の発音
上 阪 泰 次 本稿ほ・筆者未刊の原稿「英語音韻の変遷の研究」の内、第二葦「古代 英語の発音」の部を抜出したものである。
Anglo−SaxonのAlphabetほCetjcから借りたもので、その発 陸叉ほロ−マ人のそれと多くの重要な点に於て符合し、殊に母眉a,e,i,0,
uの諸富に於てそ・うだという。Anglo−Saxonの綴字法は純粋打音韻的であ り、強勢ほ母音の長さを表示するために使用されたものである。十二世紀 十三世紀になって、発音の変化ほ幾分あっても綴字法ほ大部分音韻的であ
ったムそこへAnglo・・French語が多く輸入されAnglo・Saxon音字は次第 軋仏蘭西流に化せられ、Anglo・・Frenchの学者はこれをRoman Alphabet の変化形で綴り換えた。かくて長母音を示す強勢ほ消失し、a,e,0は靡重 複して使用されるように・なった。それか十四世紀になると、∵層変化を加 えられ、Anglo−Saxopの音韻的な所が−一層に周れかけた。愈十億世紀(1400 年頃)になると語尾−eの音は北方において消失したのが、更にヰ部地方 言に・おいて消失した。一eがあつても、そ・れほ単に前の母普を長音化するた めに用いられるようになったのである。−enもー占 となり、遂に消失して 了った。そして父音は多くの語において短母音の後に.革複化したのである。
I Anglo・Saxon母音字の発音(前章参照)
前 母
(乎 層)喜く円 膚)
母
− − 一
i〔i〕,†〔i:〕 y〔y一〕,封.y:〕 中u〕,缶〔u:)
e〔e〕, er:e〕,
e〔e:〕,〔e:〕 偲〔¢〕,謹〔 ¢:〕 0〔0〕,6〔0:〕
於〔於〕,表〔e:〕
¶≠竺〔望〕⊥j▲〔 聖ユし
≠a,9はm,nの前ではaと9の中間音紅軌、たためmann,mOnn;nama,nOma の綴があるという○しかしこれは発音上区別のあったものとして取扱いたい。(前章
連格変化参照)2−1,
212(316)
嘩 母 音
′●′ a,a賞1,e,e,l,1,0,0,uル,y9y,Ze,ゐ
ニ 重 母 音 eo〔eo〕,逢0〔e:0〕
io〔io〕,io〔 i:0〕
〔.ie〕,fe〔i:e〕
e ●l
ea〔.e∂〕,るa〔e:∂〕
a(dag畠S days,,faran togo,)豆(st云n、stone メhほf lbaf ) e(seten set ,helan hide ) 9(sendan send )
否(f否dan to feed ,metan tomeet ,h融 here )
i(sittan tosit,) i(si8 journey,time )
2e(szed sated,,Craeft skill,) 由(s由d seed ),
6(ho王n horn,,、holt wood,) 6(b}6t cure ,b6c b60k ,b16d!blood )
u▲(sunu son,,full fu11り な(如s house ,拍m r・00m )
y.(wy上・m worm,,Cynn race )テ(bIやd Lbride ,f膏Ian defile )
eム(ieaf chaff,,hleahtor 1aughter,)由(t由s chosも,,r由d read ) e6(me。Ican milk・,董reond friend・,beodan offer・;,eOrこ畠e・e?rth,,
heofon heaven,) 由(tゐsan tochoose,)
ie(hierde sh甲herd ,声6ieppend qreator )ie(hi融an tohear ) io(mioloq mi1k ,1iornian NorthhtOlearn )
fb(frf6nd friend ,bibdan offer )
【注志】論,掩に於ける第一膚ほtenseで前者に於てほ明瞭に正idであり、後者 に於てはbighであるが、由に於ては第一眉は☆2slackでlowである。i盲 は只 W.Saxonのみに起り.初期に.於,(:ほ.iの晋に.なった所もあり・、W Saxon後期に於て ほ〔y)に単音化した所もある(Wyld,P 58)。diphthongにほ多分 falling と
・【isingの二層共紅存在し、risingに於ては第一・音ほ単に帥deであったと.いうが、
risin琴はfal加gよりも後で発達したもので、01dEnglisb 白身で発達したのほ f∂11i ngの方であると云う。
弾1此accent様の′或ほ−は長母音を示■す。しかし以下記r写上便官のため長短を不 すためには長母音上匹−を附し短音上には)を附す。
兼2 性質上ae と同じだとする人もある(Brosnahar):Some Old耳nglish Sound
Changes)。〔e:∂〕でよかろう。
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.(317)213
Ⅱ Anglo−Saxon父音字の発音
【注意】(1) gの0E.formほ十一世紀中頃迄5キ又は5が用いられ、それ以後 はNormanの影響に.より、大陸の9が用いられた。9rは語尾にあl/?てi,e,8eの後 にある時、語頭又ほ音節の初めにあって前母蓄の前に.ある時ほ前者摩擦音〔メ1となり
(We畠,dae立如ar,heti如S,
いては舌脊摩擦有声音b∂Ck−Open−Ⅴ■Oiced〔計)となる。この看脊音になる事は,それ が語の中途の後母音の前に.あっても又語尾にあっても同様である。しかし多くの学者
の説に.よると1000年頓に.ほこの音は〔g:】音に変った(g6d,g云n,glBeS,etC小)と.いうが、
語の中間にあって、後母音の間にある時ほ依然先の摩擦音であったという(畠gan,
S∂gu,etC.)が正しい。
g−ほ屡N,WestS云ⅩOnでは後母音の前でほLatinを兵似てiと書かれ る。この綴字法は′W・{S・風である。iung,拍,etC・与れはgungの前後の gの混同を避けるためであって、勿論gungと綴られる革もあ畠が、iung,
gungを混合してgiung,giu等と綴られる革もある。女が【こj〕の発音を 持って居る関係上n?rganが nerianとなり、n?riganとなるのも自然で く
ある(wundrigehde→Wundriend,etC.)。叉語尾のOpen畠が殊匹Kentで iで善かれている事も注意に催する。こ(grei=gr・eg(W.S.gI金g),bi(g)−
Spell,b王(g)−g甲g;iga8(=ig写a8),etC・)。
叉弱音帯垣(+母音)におけるさの省略は普通である(ear1yandlate
WestSaxon)。neri(g)e,lufi(g)e,etC.又予,n,dの前のg も省略され その前の母音ほ長くなる。ren(=regen),b否n(=Pegen),li♪(=1igeP),
l吾de(pret・Ofl戸Cgan),etd・
*yoghと呼ぶ。fo18en(follow)。
214(318)
(2)cは父音〔圭「等〕及び後母晋a,0,u及びyの前には 錐〕(el壷ムe一,
cot,Catt,Cyning,etC.)、前母溝の前にほ、(6,e と文法讃に書かれて居 り)frontstop〔c〕別に発苗される(tiele,占iri6e,etC.、)。此の前古破裂 の規則は語の[「■L間で−iの前にある持(扁e,董−Ⅰ・Omホki)、語尾にあ′つ∴て前 母音の後にある時(1id)、又ほ単着離語尾・nC(benc)にもあてほまる。し′
かしこの外普通の場合語尾cほ〔k〕である(bl把C)。
(3)scほ最も古くは〔sk〕であったが、後にはkほSに.引附けられ前 進して多分〔sc〕になったろう。而して〔sc〕を表わすため笹元来後母音 の前には畠ceの綴が用いられた.が、殊樗初期においてほeのない場合も ある。尚更に末期の前にはしJ〕になったかも知れぬ(WS・・堅甲danfor earlier sc瓦東2dan;1ater W.S.sceolde)。
(4)s とf(F)は語頭、語尾叉ほSt,るs,ft等の如き硬父音との結合
の場合ほ鱒声である(sunnu,faeder,WaeS,盃s,h15f,Oft,Stan,etC)。
しかしW SaxQndialectでは、語頭にあ/〕て、母音の前に来る時に・ほ有 声によまれた(f記t,Singan,占tc.)。又∵磯抽中途で母音及び有声父昔年 問にあるl時には常軋有声であっlた(1ufu,risan,Wulfas)。しかしCySSan,
pyffan;云−fyrhtanの如く su fが重なる場合及び合併語の場合ほ例外で ある。
(5)bは元ほ純粋の両唇摩擦有声苛沌〕であった。歴史時代に入って 昼、一語頭にある場合に・は多分破裂音沌〕に発音されたであろうが、この 両唇破裂音ほ.hebbanの如く二壷字の時の外ほ.語の中途に・おいては現れな い。
(6トムは元ほ舌脊摩擦鱒声音〔Ⅹ.〕であ、つたが〔′dohtoり、後に・は前母音 の新後にある時ほ前菩1コ蓄音朋〔9、〕になった(金esiht)。歴史時代にな、?
てほ.語頭にあって、母音の前にある時は今日と、同じ aspirate に・なった。
しかし中途又ほ語尾にあって、後母音の前後にある。時は、元の〔Ⅹ〕音を保 っていた。又hl,1叩,如,bw等は各1,.Ⅰ,n,Wの無声音を示すのである
(hleahtor iaugter,,lm嘉gan neigh ,etC.)。文中間hは母音又は半母 音Ⅰ・,1,n,m,Wが後に来る場合及びr・,1が前に来る場合にほ消失する(最 机 自〕のような発音部榊こてStOp−をやる苫、t紅似た苫である。その濁音は〔打箪あ
る。
町Vespasian Psalte【
糖3・htのhはW,S},1ではtの影野でbreath consonantになる。,1aterWlS隼 なって隊−hteと綴ってある過去形は前は(殊に北部において)指cte,n元信Cte の如く −Cteであった。
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(319)215
古のteXtを除く)。mear=hes−−>m6ares,SeOlhes一−一斗S否oles,云hwapon
−・→Guana,h否ahne→h否ane,h否ahre−→heare,Ⅰ癒ah+lic−>h否alic,
n由h+1岳cpng一→neal由cung;
★1heahes−,−>heas,heahan−→h由n,feohesL一一一斗fさもs,吏urhum−一一>f血um,
suehor墾「→SW6bras,etC・この時碍幹母音が短嘩音である時ほ長削ヒす る単に注意せねばなら斡。又こ.の他弱音節のb も消失する。
AIlfhereM→AIlfere,Eadhelm一→Eadelm,etC (hの前に・来る母音 の変化についてほⅠⅤ,(l)West Saxon,B,1,2参照)。
(7).♪,るほ両方区別なしに〔鋸〔即の雨音になり得る0語頭、語尾に ある時ほ、初めほどこに.あっても無声〔β」に用いられ、中途に.あゾ⊃て辟音 の中間軋ある場合鞋ほ、双方共璃声音に響いた。しかし硬父音との結合の 場合にほ.〔0〕であった。bはGoth族の古Runic AIphabetから取った
も,ので、 thdI・n,と呼び、D,さほ〔ea一〕と呼ぶ。又A牒の代りにJp,かを 用いた革もあった。♪はしかレ−叔に最古の写本でほLatintbを(殊に
語頭、語尾に於て)用いている。又この tb がtに・なっている場合もあ
る(キ2thegn=thane,lotha=Cloak,eaIbetlic=difficult)。′語中のbほ d搬を用いる事が屡あるが、それは語尾,語頭に用いられることもある
(深2sceadan=thieves,uneard=Warp)。他ゐ形に・はdh,ph,6h等もある。
後期のAnglianザextsでは8がM一腰に用いられてい畠が、これはWe畠t Saxon,Kentでほ最古の写本の大低に用いられて居る。LaterW.Saxonで ほ語頭又は聯語の頭にはム
Veet)。
(8)Ⅹニ〔ks〕(後期に於て普通)。多くの語に於てほ元は〔ⅩS〕で奉った という(Sweet,p.242)。WeaXan(=g工Ohr)〔w甲ksaム
(9)rは如何なる場合にもSbotchの如くにtIilledであった。dura(=
dooI)〔duI■a〕
Ⅰ・の内にⅤ叡on,卓ecoI−enの√Ⅰp如く本来のⅠ■の性質を有すべきもので なく、串ろSの一偏の変化から来た弱いⅠがある。これを本来のGeI・
manicrと区別して weakr と云う。同様喧して弱勢のための変化として
g,d,.カ享参る。CW奉don,CWideのd,SI三越enのgの如くにP・hのGermanic な変化を表わす場合で、Early GermanicのS,P,hのある音節の弱勢の
削 −eSのeは変化に際して前の母音0やeに吸収された.のである。・anのaも同 様である。
雄2 Epinal #2【(9)の項参照
\
216(一320)
結果である(Sweet,p.250)。W釦on(対wzes),壷ecoren(対ee6san),
CWide(対cwePan),Slaga(対sleahan),etC:
(10)zは外来語に用いられ〔、tS〕とよまれた。mertZe(L.mercem)。こ の〔ts〕音はassetsやFitz.等に凝っている。
(11)p(V)も古代RunicAlphabetの借用で〔wyn〕又は〔wen]と呼 ぶ。第九世紀の初め頃から十一世紀後学迄比較的多く用いられた文字で、
古代Anglo・ISaxon及びNorman Conquest以後に於いてほuu又はuで 間に.合わしていた。共に〔−w〕★音である。
(12)c,g,W,+父音の場合でもc,g,Wは明瞭に発音された。Cn云Wan
(=know)〔kna:wan〕,
Wr王tan(=Write)〔wri:tan〕,gnagan(=gPaW)〔gnag・an〕,etC・
【註】1.wほu′の前にむ郎肖失の傾向がある。
Ctic(fr?mCwic,CWuC),紬t¢,auht(f【Om豆Wiht・豆Wuht),betuh(frombetweoh
−tWib),etC.
殊紅弱勢音節に於て:utOn let us =WutOn,nOt=(ne wot),n∂S=(ne was)・
′ 2い 語中の−り+・WのWが前母音の前に来る時ほ消失する。gierede(pret叫te Of gierwan),Wiqrlede(preterite ofwielwan),etC
3.長母音+W(語尾)の場合Wは消失する。
WりS.tr否OW〜′−→Angl.t【eO
4・語尾Wは父音の後にはuを用いる。
be∂川(plurbe∂rW−aS)
(13)二虜父音は昔の兵中に.新しい気息せ込めて、長く発音すればよい。
sunne〔sunne〕,Sittan〔sittan〕,Sibb〔zi9b〕,etC・e虔隼〔如 と発音 しbryと女(=bridge)は〔brytB〕se蕗(e)an(=tO Say)は〔seBan〕
である。この舌はSweet.に.よれはbridge〔d5〕に非常によく似ている という。伺由は〔g〕を長く云うのでddgaは・〔do99a)である。
0.E.でほC,t,pは次に.エー,1が来る時(普通その間に附随的弱勢の母音 がは.さまる)ほ二重父音に.なり易い。bit(t)er,at(t)or,Zeppel,rIcCra,
etc.。1ater W.Saxonでは種々の父音がr,1の前に介在母音のあるなし.
に.拘らず二重父音に.なる。W王ddor(adv),meddri,micclum,dc.語尾 父音は一腰に溺音節紅おいては二膚音化はせぬo ful,fol,man,m9n(=
★ 01dest textsではWほuu,uで表わされている。1ate【teXtSでも腰見当らぬで もない(父音の後及び母音の後)。肌劇,ue【C;Cu於♪,S弛1,etC
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(321).217
0ne),毎sten,rymet,9tC.しかし語尾★1−neSS,1一・nySSほ二虐イヒが履行われ る。又Iater W.SaxonではSCealほ屡 eall等の類推で二重化する。
uppもuppanの腰椎である。しかし11W.Saxon(殊に・eaIlyW・S・)
於ては弱勢二蛮父音は中央に於いでも単化し短音化する。Jm戸rfaestenum,
etc・;・6Pera(f葦pm6PerI卑),etC▲・
(14)達者ngは〔柑〕で1ang(=long)ほ〔1a勺g〕である。n豆の女は前部破 裂をなし〔叫〕の音価を有する。Se痩an(=Singe)は〔se叫an〕である。
【註】〔J二】ほ〔c〕(plosive)の有声音でSeng∂nが(:一缶才一〕であるに対してSing∂nは ト拍−〕であることに注意せねほならぬ。
(1昂 弱音節のe。弱音節でほ、殊に・三畷語の第二音節世於ては、母音は 曖昧音に.なり易く、屡eで表わして:あるか、戎ほ全然消失する。消失の場 合は勿論二音節語となる訳である(Cook),苧ngles(insteadof雷?ngeles),¢
h否afdes(instead of heafodes),etC.
簡消失せざる場合と雄も其弱勢の母音ほ.先の weakI− の場合と同じく Obscu工・e或は不明瞭になると思えばよい。
Ⅱ 強 勢
(1)単語の強勢。 古代英語に於てほ.accentは語の最初の音節又は
root一皐yllable現に置かれるog6da(=gOOd),申さofon(=heaven),fer?ende
(=running),be塗ongan,etC
(2)合成語の強勢。 修飾語は共修飾する名詞よりも一般先に置かれ、
「形容斜或は所有格」一卜「名詞」の如き結合に於ては名詞よりも先の修飾 語に強勢が置かれる。′g6d mann(=a gOOd man),′g6ded表da=(good deeds),etC・「副詞」+「他の語」においても同様に′w5de gesiene(=
widelyseen),′inn宮紬(=gOin),′bIstandan(とSt
く初めの修飾語紅強勢がある。かくしてこれ等が一語にな 一っても修飾語が 先に来て、強勢を取るこ.と′d6md記畠(=judgment day),′inngang(=
goingin)のようである。1しかしとの時he′eode,inn(去hewentih)
の如く動詞が先紅立つ時ほ嶺勢は先の動詞に移るのである。
例外。「前置詞」+「各詞」。*30f′dune(= down,,litera11y off−the−
削・neS,・en,・1,−etで終る多章節箪では最後に音節が附加される場合には最後の 父音を二重化してその前のeを保存する。即ち云涌m6dnesse(gerL.dat.acc Sing),humi1ity:by【苓enne,burden,etC(C6ok,p。36)。
非2(2)〔潅意〕2参照
米3 cf・′ea短妃St=(quitethe most;almost),′ealneg(=aIways),etC
■
218(322)
hill ),On′baec(= back ,litera11y on−the−back ),t6,da∋女(=tO・day),
On′weg(=aWay),etC.
「接頭討云−,be−,for−,t51・,On・,ge−,mis−,hriPl・等」+r動詞」の 動詞d for giefan(==forgive),be′spttan(ニbeset),a r王San(=tOarise,
toi,weor・8an(=tO OVerthrow),mis′faran(=tO gO aStray),ge
!hieran(=tOhear),WiP−,sacan(i=tOOppOSe),etC・
【注意】(1)これ等接頭詞と雑も古い時代b Anglo,S∂ⅩOnに於てほそれ自身にaCCent があったという。その形の残ったものに* g∂fpl(=taX),b†spell(=by−tale,
parable)等がある。かくしてOld Englishほ時代が古い程多く語頭にaccentがあ ったものと思われる。
【注意】(2)接頭詞のついた動詞ほ動詞の【00トSyll∂bleにaccentがあり、名詞は語 頭にaceentがある。′bi−g声ng(=praCtice),be−,′gf)ngan(=tO pEaCtise)′,′∂nd−giet
(=inte11ect),On gietan(=tO understand),etC近代英語の ′subject(名詞),
Sub′iect(動詞)のaccentの区別ほ巳にここに見られる。
(3)文の強勢。 文章では形式語又は附属語は触勢になること現代英語 と変りはない。即ちandの如きconjunction.of(= of off,),On(=ニ On)の如き前置臥及びic(=Ⅰ)の如き多くの代名詞は強勢は.とらない
のである。
【注意】Therearthisround等でthe,isは形の上では独立しでいるが、意味に おいてほe∂Ⅰ th,Ⅰoundのようにそれだけで観念を伝える語ではない。即ち只形の上
のみの語であっr{.、これをfo工mqIWOrdsともempty・WOrdsともいう(Sweet,p.22)
これに対してe∂rth等をfullwo工dsという。
ⅠⅤ アングロ・サクソン五地方言に・おける音韻変化
1。Northumbrian or Northern Dialect.Humber 河の北、古くは the Firth of Forth迄拡がり、現在のLowlands of Scotland の大部分
を占めて居る。0・E・にてNoり血ymbI芦である。
文献。 Beda s(672−785)Death・SOng;Caedmon s(+680)Hymn;
Northumbrian Riddle;TheInscription of RuthwellCross;(以下十世 紀)The DurhamRitual;Lindisfarne MS.(OrI)urhamBook);Rush−
worth MS.,etC.(by Skeat)(cf.Sweet:Anglo−SaxonReader.)
2.Mercian or Midland Dialect.Mercianほ0.E.では.Mierceで あって borderers という患。English人が Britons人を呼んでWelsh
鱒 cfLL gabe11a,perhY frArqab豆1a(present English ga・belle=a taX)
This word has been mo【e Orless con土used withgaVel,(Web Ster‖)
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(323)219
と去っ
Walesに墳しているというのでMercians即ち borderers といったので ある。丁度Thames河と.Hu叩ber河との間、Midland Countries を云う のである。先のNorthumbrian Di5lect と合して Anglian Dialecisで あり.Angle人の方言である。
文献o TheEpin盆1,Erfurt,Corpus,&Leyden Glossaries(vi Skeat,p…66);Lorica Prayer(c.A.D.850);The Glossesir)the Ves−
PaSianPsalter(9c・);Merciapglossesinthe Rushworth MS…,etC・
(q/.Sweet:Oldest English Texts.)
3.Kentish or・Eastern Dialect.Kent州が中心である。Jutes族次lで
Saxons族、Angles族が移住するように・なる前に鱒Celt系人種が居て Celt語な・話していたが、後Anglo−Saxon語iこ支配されるに.至った。Sweet
によれほ元来は Anglian に近いものだったが、時のたつに.つれWest Saxonに強く影響されたという。
文献。 Kentish Charters(7・8・9centuIy)(in
English Texts);Five Short Sermons(in Kentish dialect,、inMorris,s Old English Miscellany,)−(before1250),etC.
4:westsaxonorwesteInDialect.Saxon・人ほThames河南の地 方に.居た。West Saxonsほ彼等の王国*Wessexに屏たのである。この方
言がご普通に↓、う Anglo−Saxonである。
文献。 Charters(7,8c.);Anglo・Saxon Chronicle(9c.);Works Of King Alfred(9c・);JElfFic s Works(10c・);OldEnglishHomi1ies
(1150−1200);West−SaxonGospels(cfl− Skeat sGospels),etC.,(cf.
Sweet:Oldest English Texts.)
5.South Saxon or Southern Dialect.現在のSussex に.居た 人の方言である。Sussexほ Southl・Saxons (0.E,StiP・Seaxan)の患で ある。これ等Saxon Dialect と Kentish とを合して地理的に.Southern O.E.という事が出来る。
これ等の人種は元同じAnglo−Fr isian語を話して居たが、段々方言的に 差が出来て来て、第八世紀にはすでに・立派な方言に.なって居た。これ等の人
*JutesはSaxon人に殆んど全く Kent,Hampshire coast,Isle of Wightに追 いつめられ、Saxons と F【isians が、その他の Southern Englandに定住し
Sussex,Wesse女,Essex,Hwicce(Wa川ickshiIeの三分の一L、Worcestershite
全部及びSevem東部のGlouceste【Shire)の四王国を徐々紅築*・上げた。
220(′324)
噂の内A nglesが長い間有勢な人種であったという所から、、一叔彼等の共 通の言語をEng1ish(Q・E小耳ngl享Se)即ら Anglish と云った○ し牢干し その後勢力がWest−Saxon$軋移り、West−Saxon語が英国の公務上又ほ 文学上の言語となったが、矢張りその言語嫁En、g1isbという名で呼ばれ
ていた。(Anglo・Saxon という名は言語名でなく。人種の集合名詞卑して の冬用いられた。)而して普通苗代琴語と・称するものほこの初期のWest SよⅩOn形即ちAlfred大王のdi?1ectで書かれたものであるoWestSa革甲 dialect はかくして文献が最も多い所から、それに対tJて他の diale?tSを
一億してnon−West−Saxonと.いって取扱ラのであ・る。
【註】現存している多くの0E.の文献が主としてWestsaxopで書かれていると ほいえ、彼等ほ屡他の地方言の要素の混合を表わしている。これほ他ゐ地力言から W占sts∂ⅩOnノに虐されたが、その内に尚原語め性質が幾分残ってレ、ると.いう意味セ、
例えば有名なるBeowulf等も現存の語形の内に種々のdialectsの跡を残してしiる。
(1)Wes下SaxonDialect拇音)
A.初 期
r.primitiveO.E.記,あe,e(と,畠,S6の後)−一斗讐,毎セ;を(初期
の特徴)
e
・shall,(earlierst記l);t品ce(fromt壷ce),金品fon(frompr,0・E・
金野fon),Seさap(earliersこ義p);遠ielp(non−W・S・昌elp),SCieran
(from O..H.G.Seeran),etC・
【註】Ge【manic a+h(語尾)→WuSJea の場合もある。geSeah,le∂h.tL?,/tvebx
(=hs),etC
【註】sca一・,SCOはSCe∂−,SCeOと・綴られているものもある○ヲ9(e)a!聖(=Sh∂me)・
台c(e)aPa(=fhief),SC(e)ort(=Short),SC(e)orian(=refu苧e),etQ .界C,寧の 性質1次のa,0,uとの閲に.e,iのはさまる場合もある。CW妄c(e)an,品pnig(e)0,
SeCg(i)um,etC
2..P.,0.E.菰,i6(+i,i)→i盲(i−,i−mutatibn)(初期特徴)
h由an・hear,(from hさぇrjan),eiese cheese,(fromるeasi),ties♪
chooses,(3rd sing.pres.of c66sanfrom ei6siP)
3..P.0.E.芭a,io(+i,j)→ie(i−,トmutation)(〝)
fiellan causeto fall,(from 宣■ealljan),nieht night (from neahti,)
とietel kettle,(from teatil),wierP becomes lfromwiorbiP).
【註】かくの如く後母音が後の音節で 小 文は{.トによって続かれる時前母音 に変化するをトorトmutation という事絹前章に述べたが、0∵E・のトir,1ト
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(325)221 mut批ionの例を挙げれは、
Primitive O.E.a岬−→於haebban(Lrom habbjan),Slaegen(from slagin),etC.
prOr寧」聖二二竺Setten(froms8ettjan),mete(fromm8eti),etC・pr0E 吏=二!二む竺二三至(W・S)seCan(fromOlSax・S6kian),CWen(董rom p【・0・E CW6ni),etC…,Pr・0りE・亘−・→壷d表1an(from d豆1jan),t&can(from t5kj∂n),
etcprU聖=二旦mys(plOfm缶S mouse ),C紺an(from p OtE・kabjan),etCハ pr・0・E 聖=ゴfyllan(fromO・H・G fulljan),pytt(from prlOl曙putti),
etc
ヽノ)) (6−→芭ほ極めて稀である。mO【genN→mergen)(6i,,両バト→元ほ本文を見よ。
heo【dio■−→hierde;1否Oht−→1i盲btan)
4・
a.「w」又は「父音+w,SW,CW等」で初まる語に於ては、後に.来る i,eが具後に.来る後母音u又ほ.0音の影響庭.て二重音化してeoとなる。
この場合i,eとuとの間にはとんな父音が釆ても差支ない。W嬰ruld(from
Weruld),CWe9Cu(from cwiocu,from cwicu living ),SWe9StOr(cp.
Goth.swistar. sister ),etC.
b.i,e と後に来るu or o との問の父音がl,r又は唇音p,m,fな る時ほi,eば二重音化する。IT)塁0loc唾loc(frommi1uc),鱒for(from efur wildboar ),h嬰rOt(fr叫herut hart ),SeOlfor(fromearlier・Silu・
七Ⅰ・ silver,),etC.
しかしN.Acc.pl.,Neuter又はDative pl・等或終に.於てのみu語尾を 有する語に.於てはW.Saxon語聴この二.壷音化を・失う。Seipu(N.Acc.
pl・)scipum( Dat・pl・) ships ・故にこの変化ほW・
方言のように.著しくはない。このu or oの影響をior j−mutalionに対 して Back br u orLO−mutation と云うり。
【註】0。Eのu・・mut∂tion… Wjtum−→WeOtumの変化の順序ほ語属umのuの 影響を受けて先ずuと前の父瞥tとの間に円唇のわたり音が生ずる。次にtの前後 にこの円唇glideが出来てwiwtwum となり、wiwがwio と変化しtwuのWは 円唇母音に.吸収されて遂にwiotum−・−+WeOtumとなるのである。WS。ではかくし てiu,eu共にeoに.平均される。
5。primitiveO.E.6→Oe〔¢〕→e(KingAlfIed前己に.)。
b巨c(from b6c book ),Seean(0.Saxon s6kian to seek ,)etc.
B‖ 後 由
l..品(h,Ⅹ,g,Cの前又はfrontconsonantse,豆,SCの後)−−→盲
Seel(sceal shall初期),tef(とeaf chaff 初期),ger(gear year,初
222(326)
期),neh(neah near ),8eh(8eah though ),WeXan(weaxan toノgI!OW ),
beg(b否ag ring ),eC(否ac also ),etC・
2.eo,io+ht(語尾或は其後に前母音が来る時) →王er−>i cniht(from cnieht,from cneoht tboy ),etC.(htの後に後母音が来る 時ほeoを保存する。Clleムhtas,CneOhtum,PtC.)
この変化を≠飢1bringほPalatalmutationと云い、元来ほAnglian語 でht,hs,h♪(語尾叉ほその後に前母音が来る場合)ゐ前の二重母音eaが その第二音を失う場合・の変化に名づけられたものである。
3.ie¶】一→i(と書く)
l−→1e
i(Ⅰの前後)一→y(屡) ‡
Alfred時代巳に語原はともかく、W.S.
の戎地方に行わる。
sillan(earて1iersiellan),Wietan(fromwitan);ryht(fromr iht right ) ヽ一) 4。籍→デ医師こi(W S・の他の地方)(Saxon地方のtYPicalな形)
tel(亘Cietel kettle ),eyle heara,),etC.
5.weo一−→Wu(後期W.S。,の特徴)
ふurpan(from weorPan・ ′wor肘),SWuId(f.f・OmSWeOf・d sword,)?et9・
wo・の場合もあり。
6爪 音(i−mutationof臨)+front consondnt(C,Cg,SC)及qn
−一斗‡(この傾向は慮If血及びその旧約聖句漸厭。一レかレニ般ならず)
Cやn (cynn),Cining(cyning),drihten(dryhten),etC
7.Primitive O小E.表1(W.Gmt 豆),0。E.表2(PI 0.E5,W・Gmc
叫(南方共感の特徴)
r蒜d council,,d蒜d deed,,S品ton sat ,etCr全盲代襲語を通じてこの音 ほ.変化せず。Kentishを除いて南方英語の特徴とな.っていた。この音は slackであ9:た.ために、後期に於てはmid−fr ont−Sldck〔盲〕に上げられた
のであろう。
8.PrimitiveO:・E.ae(0…E∴時代を通し七)
gl記d glad ,′d∂藷 day ,etC
イ彿」ほ逓IfIicでは屡Originalし芭〕sound(S記rgiusforSer:gius)を表
しているから、.WりSl.後期においてはょがeに⊥ったのであろケ。
da∋riad injures ,ha∋fe weight ,etC
鵜 Btllbring,K∂【lDaniel(1863・1917)・.Altenglisches Elementarbu?h,/ⅠTeil:
Lautlebre−/
OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ
(327)223
(21WestSaxon外のDialects(non・West・Saxon)(母苗)
A一.一L般共通点
l.PrimitiveWest Saxon表1一−−一→拒(Nofthumbriれ Me工ゝCian,Kent−
ish),ノ0.E.表Bそのま患(Kentish巷‥除く)s巨ton(W・SlS蒜ton they sat>),Ied(W…S.,r品d councir),d否d(Wl亭ld品d deed )一,etC小
2・託芸i怒£・E・㌔卜e(Northumb血Mercian:Kentis竺)
heran(W巾S‖hieran hear)),t否man(W S tieman tobringforfh ),
etc巾
3叶i,e+backvowel
もegeOtan(W S・be貞i,tan obtain ),苧eOndan,Siondan are ,Sio綽ap after,,etC −P9c
【註】Kentishに殊に著しく Anglianにも屡行われるo
B;Northumbrian,Mercian(即ちAnglian)の共通特徴
lP
〝 十Jd 一→一孟一一・⊥>云−−
al1(W一S..eall all,),Cal董(WいS‖Cealf calf ),
Wall(W.S.weall wal1 );
c云1d(noil−Angl.ceald cold,),叫(W・S=eald 01d ),etC・
2。凡てのDiphthong+backorfrontqonsQnantS,e?C,g,女,h−−→単
音化(Primitive Anglian)
乱 潔菰≠6,丘,(指,拓ク払),−−→e,i
b,.露 一→這(8c,)−→e(1ater)
peoh(W.S.)→Peh,tW否ogende(W‖S)・一一・−→tuigendi,freogan(W・S・)→
fIigan;1蒜ch(e?rliestBe4eト→1ech(later・Bede)(W・S・1否ac veget左ble );
h蒜h(8c.)−→heh(9c・)(Wr・S・heah high );bilec(.W・S・be壬6ic
locked )
【註】この単音化をSweet・ほ Smoothing という0
ヽ_./)