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将来の教師としての対処方法

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(1)

教員養成系学部学生のいじめに対する意見,発生原因推論,

将来の教師としての対処方法

鈴 木 康 平 ・ 鬼 塚 理 史 *

Opinions for Bullying in SchoolstICause‑Inference and Guidance  by Preservice Teachers 

Ko

leiSUZUKI and orihumi ONITSUKA  (Received ovember 141997) 

We have been investigating the problems of bullying in. schools for about ten years.  Unfortunately

cases of bullying in schools in ]apan are getting worse these days.  We  assume that  school teachers are taking quite important roles treating these social evils

so we focused on preservice teachers' attitudes toward bullying in schools.  Sixty seven  male students and one hundred and eighty female junior students  of the Department of  Education at  KUniversity participated as the  subjects in  this  reserach.  They are  students who want to be teachers in the future.  They filled a questionnaire and some  comments are as follows: "Bullying itself is a kind of instinct of human being

so it is very  natural that many pupils in elementary schools and junior high schools showed aggres sive behaviors against victims"

and "Bullying in schools is  never permissible in spite of  any kind of reasonable cause".  In addition

the subjects reported the ideas on whether  they thought the nature of human being is good or bad

and were asked to report their  own types of daily life styl

白 .

In our analysis

We could find close relations between the  attitudes toward bullying and the everyday life styles of those subjects. 

問 題

われわれは,これまで学校におけるいじめについ て,社会心理学的考察(鈴木ら,

1986} 

,いじめの背 景・動機・対策(鈴木,

1986)

,いじめに対する小・

中学生の認識(鈴木,

1989a}

,いじめに対する教育 学部

2

年次生,教育実習生,現職教師の認識(鈴木,

1989b)

,いじめに対する態度と価値観,とくに小・

中学生の場合(鈴木,

1990)

を考察したり,いじめ た時一いじめられた時の気持ち,いじめの生起した 学級集団の特性と,いじめーいじめられの当事者の 学級雰囲気の認識の食い違いを考察したり(鈴木ら,

1992

,鈴木,

1993}

,いじめ根絶視の程度に注目し,

いじめ根絶可能視群,中間群,不可能視群の

3

群に 分ける視点の導入などを試み,いじめの深層に迫ろ うとしてきた(鈴木ら,

1994

,鈴木,

1995a

1995  b

1995c

,鈴木ら,

1995).

また,いじめ報道への現

事学校教育心理学系

"熊本大学大学院教育学研究科在学

職教師たちの反応も尋ねた(鈴木ら,

1996).

それら の研究を通して,いじめにかかわる多くの知見を得 ることができたが,その内の特色ある事柄のひとつ に次のような事象が窺えた.すなわち,いじめは学 級という集団の中で生起することが多いところから,

いじめ場面を集団の観点からとらえることの重要さ じいじめ根絶視の程度といじめについての許容度 とが,かなり高い相関があること,また,人間観・

人生観・価値観などといじめに関しての態度・意見 がいじめ許容度と関わりがある傾向などを見いだし た.ここでは,将来の教師を目指して教員養成系学 部に学ぷ学生達が,いじめ根絶視の程度を独立変数

として位置づげた時,いじめに対する認識と,学生 たち個人個人の人間観・人生観の有りように何らか の関わりがあるのか,あるいはそれらとは無関係な のかを検討する.そのため,いじめに対する意見(い じめの許容度が含まれている意見)への応答,人間 観のひとつとして'性善説・性悪説への賛意度,シュ プランガー

(Spranger

, E.)の生活様式・価値意識の

6

類型,及び青木誠四郎らをもとに作成され,昭和

(2)

5

年以来ほぽ毎年,続けて調査されてきた

20

歳の若 者たちの生活態度の

6

類型を現代の教員を目指して 勉強している学生たちに呈示して,この

60

年ほどの 時間的広がりがいかに若者達の心を変化させてきた かを探ろうとする.さらに,その学生たちが近い将 来,教師として教育実践の場に臨んだときに,どの

ように学校でのいじめに対処するのかを探る.

方 法

対 象:教員養成系学部学生(男

67

名:女

176

名) 調査期日:平成

9

1

調査方法:質問紙調査法による集合一斉調査 鯛査票の構成:

いじめた経験の有無:いじめられた経験の有無 いじめ場面の目撃体験の有無:いじめの定義;いじ め発生の原因の推定:いじめによる自殺をなくすに はどうしたらよいか:将来の教師としていじめへの 対処のあり方:いじめ根絶視の程度:いじめに対す

9

個の意見への反応;性善説・性悪説へのそれぞ れの賛成・反対の程度;シュプランガーの生活価値 意識の

6

類型への反応;青木誠四郎らによる

6

種類 の生活態度への賛意度:続有恒らによる幸福の要件 への重視度.

結果と考察

rいじめられた体験

j.

rいじめた体験

j.

rいじめ を目撃した」体験の有無

これらについては以下の通りの結果がえられた.

①いじめられた経験:男子学生で

31

(46.27%)

, 女子学生で

89

(50.57%)

,②いじめた経験:男子 学 生 で

39

(58.21%)

, 女 子 学 生 で

99

(56.27

%),③いじめ目撃の体験:男子学生で

54

(80.60

%),女子学生で

151

(85.80%)

であった.これら を通覧して男子・女子ともにかなり類似の傾向があ るといえる(ちなみに尤度比検定で出現率に有意差 なし).回想法によるものであるが,この年代

(20

歳 前後)の特色をあらわしているといえよう.

いじめに対する意見への反応

ここでは,われわれがこれまでに用いてきた

10

個 のいじめに対する意見に対する反応をまとめる.具 体的には下に記すが,これまでと同様,第

10

番目の 意見項目「いじめは人間のいるところには必ずあり,

決してなくなりません

J

への反応(

5

段階評定)を 基に分析する.すなわち「大いに反対

j

, r まあ反対

J

と応答した被調査者たちを「いじめはなくなる」と 思っている群 r どちらともいえない

J

に応答した者

たちを「中間の群

j

, r 大いに賛成

j

r まあ賛成」に応 答した者たちを「いじめはなくならない」と思って いる群の

3

群に分け,それぞれを「いじめ根絶可能 視群

(PO

)jr

中間群

(MD

群)

J

, r いじめ根絶不 可能視群

(IMP

)j

とし,それら

3

群が他の

9

個の 意見項目にそれぞれどのように反応をしているかを 見る.それらの意見項目は以下の通りである.

(1)いじめは人間のひどい心のあらわれで,人間とし て情けないおこないです.

(2)

いじめは悪いことだけ れど,もともと人間の心の中にある気持ちだから(い じめがあっても)しかたがないことです. ) 3 ( いじめ はいじめるわけがしっかりしている時は, (いじめ を)許されます(いじめてもよい). ) 4 ( いじめは人間 の自然なおこないで,ょいとか悪いとかの問題では ありません. ) 5 ( いじめは人間の最低のおこないです.

( 6

) いじめは人間の自然なおこないで,いじめられる 方がそれによってかえって強くなっていくので,ょ いところがあります. ) 7 ( いじめは悪いことですが,

いじめられる方もそれによって強くなっていくのだ から,必要なところもあります. ) 8 ( いじめは,どん なわげがあっても,許されません. ) 9 ( いじめは悪い ことですが,いじめられる方にも,悪いところがあ るはずですから(いじめがあっても) ,やむをえませ ん. (l。いじめは人間のいるところには必ずあり,決 してなくなりません.

これらへの応答を表 1- 1 に示す.それぞれの意 見項目に

5

段階評定で応答してもらった r 大いに賛 成」に 5 点,以下順次 4 , 3 , 2 点とし r 大いに反 対」に 1 点を与えて,各群毎に平均値を算出した.

なお,表頭の括弧内の数字は上記

9

個の意見項目の 番号である.性 X ( 2 ) 群 ) 3 ( の 2 要因分散分析の結果(表

1 - 2) ,項目 ) 2 ( , ) 4 ( , ) 6 ( , ) 8 ( , ) 9 ( で群(根絶可能視 の程度 3 群)の主効果が有意であった.詳細は紙数 の関係で省くが,極く組く表現すれば,いじめ根絶 可能視群がいじめに対して他の群より厳しい(いじ めは許せない)考えを持っていると言える.

性善説・性悪説への賛意度

人間の本性を何とするかは価値観の違いにより異 なって当然であるがここでは性善説,性悪説をとり あげ,それぞれに対する学生たちの賛意度を前述い じめ根絶視の程度

3

群に分けて検討してみた.これ をまとめて表

2‑1

及び図

1

に示す.分散分析の結 果は,表

2‑2

に示すとおり,有意な差は見られな いが,興味ある傾向として,性善説への賛意度は,

いじめ根絶可能視の

3

群聞に殆ど差はないが,性悪

(3)

1‑1

いじめについての各意見項目に対する性別,群別の平均

(M)

と標準偏差

(SD)

住 項 目 (1) (2)  (3)  (4)  (5)"  (6)  (7)  (8)  (9) 

. .

  M

m

M

m

H

m

M

m

M

o s

H

m

M

o s

M

o s

H

m

PO  3. 89 .1( 05)  1.  78  (0. 85)  .128  (0. 56)  1.33  (0.47)  3. 78  (1. 3)1 .161  (0. 49)  1.  61  (0. 83)  4. 44 .1( 12)  1.  72  (0. 80)  4.06  1(.03)  2.  19  .1( 13)  .175  1(.09)  1.75  (0.90)  3.75  .1( 20)  .188  (0.99)  .175  (0.83)  4.00 .1(00)  .188  1(.05) 

IlI

P 3.76  (0.85)  2.91  1(.3)1 .161  (0.89)  2.58  (1.2)1 3.48  1(.23)  2.24  (0.99)  2. 15  (0.99)  3.61  0.18)  2.73  1(.05) 

m

3.95  .1( 15)  2.09  (0.95)  .161  (0.80)  .166  (0.98)  4.02  (1. 12)  .164  (0.91)  1.66  (0.90)  4.20 .1(06)  2.25  .1(03)  女 船 4.24  (0.73)  2.29  (0.97)  .146  (0.77)  1.54  (0.63)  4.10  (1. 14)  1.76  (0.88)  .190  .1( 12)  4.27  (0.83)  2.24 .1( 12) 

IlI

P 3.88  (0.94)  2.69 .1( 13)  .175  (0.92)  1.95  (0.99)  3.98  (0.97)  2.02  1(.01)  .198  .1(02)  3.97  (0.94)  2.56  .1( 11) 

1‑2

1‑1

にもとづく

2

要因分散分析の結果 (F 値を示す) 項目 (1)

(2)  (3 ) 

変動源

df 

性 A

0.673  0.146  0.206 

群 B

2  1.  784  9.317"  1.101 

AXB

2  0.056  0.862  1.927 

誤差

237 

p(. 10  * p(. 05  申事 p<.01 

2'‑1 

性善説と性悪説に対する賛意度

項目 性善説 性悪説

群 M

S

J / M

S

J /

PO

3.61  (0.89)  2.89  (0.94) 

3.63 

. 1 (

05)  2.94  (0.97)  IMP  3.45 

. 1 (

16)  3.36 

. 1 (

18) 

PO

3.66 

1 (

.00)  2.  75  (0.86) 

MD

3.76  (0. 73)  2.93  (0.8

) 1

IMP  3.77  (0.80)  3.02  (0.98) 

(4)  (5 )  (6 ) 

(7)

(8)  (9 ) 

l

.

402  4.577

0.517  0.004  O.  720  2.  158  10. 778"  O.  520  4.187‑ 2.  693 

t

4.  108

6.522

3.745

0.197 0.256  0.389 

. 1

486 

. 1

665 

いじめ根絶視の程度と生活スタイル,価値意識

4‑1 

シュプランガーによる生活の

6

類型と いじめ根絶視の程度

これについては以下の項目を用意した. (1)金を自 由に動かし,富をたくわえることのできる実業家の ような生活 ) 社会のために奉仕し,人々に役立つ 2 ( 生活 ( ) 3 学問を愛し,あくまで真理を探究する生活 (

4

) 政治家になり,国の政治を指導,できる生活 ( ) 5 美 を愛することのできる,芸術家のような生活 ) 神 6 ( 仏を信じ,神仏の意志に従い,世の中をよくする宗 教家のような生活

2‑2

2‑1

にもとづく

2

要因分散分析の 結果 (F 値を示す)

これらに対する

5

段階評定値を基に根絶視の程度

3

群別に平均値を表

3‑1

に纏めてみた(表

3‑1

の表頭の括弧内数字は上記の 6 類型(1)から ) 6 ( に該当 する).その結果

(1)

の項目(金が大切)のみが,群の 主効果が有意であった.つまり,男女とも

PO

群がと れに対して最も低い価値をおき,

MD

群がそれをや や上回り,

IMP

群が最も高い評価点を与えていた (ただし強い賛意ではなく賛否の中間どころである が).

項目 性善説 性悪説 変動源 df F F 性

A

. 1

432 

. 1

232 

B O. 131  2.208  AXB  2  0.330  0.425 

誤差

237 

説への賛意度が

10%

の水準で群の主効果に有意な傾 向がある兆しが窺えた.

IMP

群が

PO

群 ,

MD

群よ り性悪説にやや強い賛意度を示していることに注目 しておきたい(図 1 参照).

4‑2 

いじめ根絶視の程度と人生の過ごし方・

価値意識

これについては当初の研究から用いられてきた項 目をそのまま使用した. (1)一生懸命働いて金持ちに なる ) 2 ( まじめに勉強して名をあげる ) 3 ( 自分の趣 味にあった暮らしをする ) 4 ( その日その日をのんき に暮らす ) 世の中の不正とたたかい清く正しく暮 5 ( らす ) 6 ( 自分一人のことを考えず社会のためにすべ てを捧げて暮らす

‑87‑

(4)

口 性 善 説 図性悪説

PO IMP PO .MD 女

IMP

図 1 性善説・性悪説に対する賛意度

3‑1 

生活様式の

6

類型に対する性別,群別の平均 (M) と標準偏差 (SD)

性 項目

(1) (2)  (3)  (4) (5)  (6) 

M

SD

M

SD

M

SD

M

SD

M

SD

M

SD

PO  2.44 

. 1 (

2)1 4.22 

. 1 (

13)  3.72  1(.10)  2.83  1(.30)  3.94  (0.97)  2.72  1(.37) 

2.88  1(.17)  4.06  (0.97)  3.38  (0.86)  3.00  1(.22)  3.50  (0.87)  2.75  (0.83)  IMP  3.12 

. 1 (

09)  4.21  (0.84)  3.21 

. 1 (

15)  2.67  1(.25)  3.48  0.05)  2.42  1(.10) 

PO

2.34  (0.95)  4.20  (0.92)  3.18  1(.0)1 2.59  1(.09)  3.55  (0.96)  2.64  (0.88) 

2.68  (0.87)  4.29  (0.74)  3.39  (0.66)  2.80  (0.89)  3.32  (0.71)  2.56  (0.99) 

uw  2.69  (0.9)1 4.24  (0.80)  3.27  (0.88)  2.69  (0.96)  3.48  (0.93)  2.60  (0.99) 

3

2

3‑1

にもとづく

2

要因分散分析の結果 (F 値を示す)

項目

(2 )  (3) 

(4)

5)  (6 ) 

変動源

df 

性 A

2.619  0.368  1.205  O. 738 

. 1

816  0.037 

群 B

2  4.256

0.050  O. 756  O. 714  2.095  0.467 

A X B

2  0.422  0.336 

. 1

813  0.246  0.639  0.501 

誤 差

237 

p<. 10 

*

p<. 05. 

ホ *

p

.01

これらについての学生達の応答をここでも根絶視

3

群別に示す(表

4‑ 1 

).なお表

4‑ 1

の表頭の括 弧内数字は上記人生の過ごし方(1)から ) 6 ( までのそれ ぞれを示す.

ことでは,分散分析の結果, ( ) 5 と( ) 6 の項目に群の

主効果が有意であることが見いだせた.すなわちい じめ根絶可能視群は( ) 5 r清く正しく

J

) 6 ( r社会に奉 仕」が他の群と較べて有意に強い賛成の度合いを示 している.ただし,

PO

群が他群より高いとはいえ,

従前の青木らの結果,昭和初期の頃の青年たちが,

(5)

4‑1

生活態度についての各型に対する性別,群別の平均 (M) と標準偏差 (SD)

4

項目 (1)

(2)  (3)  (4)  (5 )  (6)  E M 50  M 50  M 50  M 50  M 50  M 50  PO  3.28  1(.33)  3.22  1(.58)  4.61  (0.59)  3.56  1(.30)  4.06  1(.13)  4.06  (0.78) 

3.06  1(.09)  3.19  (0.95)  4.25  1(.35)  3.50  .1( 37)  3.75  (0.97)  3.31  1(.10)  IMP  3.58  1(.18)  3.12  1(.22)  4.58  (0.82)  3.97  1(.06)  3.03  )171.( 2.79  1(.20)  PO  3.25  .1( 09)  2.98  1(.08)  4.50  (0.99)  3.09  0.04)  3.32  O. 10)  3.34  1(.00) 

MD 3.39  .1( 01)  2.95  1(.06)  4.24  .1( 14)  3.20  1(.29)  3.17  (0.76)  3.05  (0.99)  IMP  3.60  (0.92)  3.20  (0.90)  4.49  (0.92)  3.30  1(.19)  3.02  (0.85)  2.97  (0.92) 

4‑2

4‑1

にもとづく

2

要因分散分析の結果

(F

値を示す) 項目

変動源

df 

性 A

0.

1 -

39  0.657 

群 B

2  2.060  O.  104 

A X B

2  0.489  0.420 

誤 差

237 

t

p<. 10  * p<.05  ** p<.01 

(

5

) と ) 6 ( にかなり高い賛意を示したのに比べ,ここで は相対的に賛意度が低い.世相の移り変わりが痛感 される.

いじめ生起の原因・自殺防止・対処について

5‑1 

いじめ生起の原因推論

「人間は何故いじめをすると思いますか

.J

という 設問に対する回答(自由記述)を K] 法式に準拠して 範鴎化した結果,男女共に以下の

9

項目を得た. ) 1 ( ストレスの解消 ) 優越感 2 ( ) 3 ( 自己防衛 ) 差異を 4 ( 認めない ) 人間の本性 5 ( ) 支配欲 ( 6 ( ) 仲間意識の 1 高揚 ) 多数派の心理 8 ( ) 9 ( 自己の存在意義の確認,

である.この中で「自己防衛」は,自分の劣等感や 弱点を隠す・集団からの孤立を防ぐといった内容を 含んでおり r差異を認めない

J

には,他人の個性を 認めないという意味を含んでいる.また少数意見と

して,他人の能力などに対する嫉妬,いじめられる 側にも原因がある,ゲーム感覚,という記述もあっ た.これらの記述は男女共に見られたが,嫉妬・い じめられる側にも原因があるという記述は,男性に 比ぺ女性にその出現の割合が高かった.

5‑2 

いじめによる自殺防止の方途

同様に rいじめによる自殺をなくすためには,ど のようなことが考えられますか

.J

という設問に対す る回答を範鴫化した結果,男女共に以下の

14

項目を 得た. ) 1 ( いじめの早期発見 ) 生命の尊さを教える 2 ( (

3

) 生きる希望,将来への希望を持たせる ) 4 ( マスコ

(4)  (6 ) 

0.219  6.956 8.989"  3.074 

1

.

795 

. 1

194  6.955"  9.920

・ ・

0.042  0.345  2.245  2.918 

ミによるいじめ及びいじめによる自殺報道の改善 (

5

) サポーターの存在 ) 6 ( カウンセリング ) 教育改 7 ( 革 ) 人間としての成熟 ( 8 ( ) 教師と子どものコミュ 9 ニケーションを密にする 仰)学校と家庭の連絡の強 化

ω

専門の相談機関の活用 ω)社 会 全 体 の 改 革

ω } 子どものストレスの解消

ω

親の教育の改善,で

ある.この内,サポーターになり得る者として挙げ られた者は,親友・親・教師であった.また,教育 改革の内容としては,

1

クラスの人数の少人数化

(20

人以下)・子どもの負担を軽減した教育課程の制定・

担任教師の子どもによる選択制・道徳教育の改善等 が挙げられた.

5‑3 

将来の教師としてのいじめへの対処の方 途

上に続けて,さらに r将来,教師として子どもの いじめに直面した時にどのように対処しますか

.J

と いう設問に対する回答を範晴化した結果,男女共に 以下の 8 項目を得た. (1)教師が子どもを諭す ) 2 ( い じめられた子ども・いじめた子どもの両方の話を聞 く ) 教師と子どもの信頼関係の強化 3 ( ) 4 ( クラス全 体で話し合い ) 親を交えての話し合い 5 ( ) 6 ( いじめ の現状と原因の把握 ) 他の教師の助言・協力を得 7 ( る ) 専門家の助言・協力を得る,である.ここで 8 (

「教師が子どもを諭す」という内容は,いじめられる 子どもの気持ちを理解させる・いじめ劇等を行い,

いじめの卑劣さを理解させる・自分の行為を振り返

‑89 

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民間療法転換派 Bさんの語 りは除去食 を苦難 と位 置づ け,そ こか ら脱 出 した 「 苦難か らの脱出 」 の語 りが特徴 である。 そのため,除去食 のつ らさが強調 され てい る。 B

日本語教授法に関してこの2‑3年に何冊かの本が出版されたし、また日本語教育能力検定試

 そこで、私なりに(c)に疑問を呈しておきたい。その際、3つの前提をあらかじめ明らかにして

自分の感じていることを、うまく言語化できたり、そ のことで、問題解決の糸口が見つけられるのだろう」 、 B