• 検索結果がありません。

開会のあいさつ(シンポジウム 民族紛争の現在 : 日本から考える)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "開会のあいさつ(シンポジウム 民族紛争の現在 : 日本から考える)"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

開会のあいさつ(シンポジウム 民族紛争の現在 :  日本から考える)

著者 水上 建造

雑誌名 東西南北

1999

ページ 10‑11

発行年 1999‑03‑20

URL http://id.nii.ac.jp/1073/00003656/

(2)

水上健造 函嬰云のあいさつ シンポジウム○民族紛争の現在I日本から考える

本日︑和光大学総合文化研究所の一九九八年度の

シンポジウムを行ないます︒学内外から多数お集ま

りいただき︑感激いたしております︒

本研究所は︑和光大学創立以来︑さまざまな領域

の研究者の交流による共同研究に取り組むという本

学教育の夢が︑一九九五年四月に実現しました︒ま

た︑この年は和光大学創立三○年を記念する年でも

ありました︒

現在︑研究所には︑共同研究グループが一五あり︑

これをA︑B︑Cの三つの系列に分けて︑A系はア

ジア・地域研究系︑B系は表象・文化研究系︑C系

は教育・生活研究系です︒今日のシンポジウムはA

系が中心となって開催します︒

ご案内のリーフレットにも書きましたが︑今日世

界各地で民族間の物理的な衝突が激発しています︒ 和光大学総合文化研究所所長/経済学部教授

現在︑私たちが直面している最も複雑かつ困難な問

題でもございます︒今回のシンポジウムを通じまし

て︑いろいろな意見が討論されることと存じますが︑

教育・研究の場としての大学の立場から︑大勢の人

びとに説得力を持つような結果が得られますことを︑

心から期待しております︒

本日は三人の先生から問題提起していただきます︒

最初に﹁民族紛争化するグループ対立lアフガニ

スタンの現状﹂というテーマでお話しいただく山根

聡先生は遠路大阪からおいでいただきました︒先生

はパキスタンの国立オリエンタル・カレッジ大学院

を修了され︑パキスタン日本大使館の調査員でアフ

ガニスタン問題を担当されています︒現在︑大阪外

国語大学で教鞭をとっておられます︒

﹁多国間植民地問題としてのクルド紛争﹂について

‑ 1 0

(3)

お話ししていただく松枝到先生は本学人間関係学部

の教員で︑アジア文化︑東西交渉史を専攻されてい

今 世 紀 も 幕 を 閉 じ よ う と い う 現 在、世界各地で民族問の暴力的な 衝 突 が 激 発 し て い ま す 。 マ ス メ デ ィアをとおして断片的な情報は毎 日 の よ う に 報 道 さ れ て い ま す が 、 日本では国内に集団規模での民族 紛争が目に見えるかたちでは現れ ないこともあり、対岸の火のよう に 受 け と め て し ま い が ち で す 。 し か し 一 歩 踏 み 込 ん で 考 え て み る と 、 あたかもはるか彼方の地域に限定

された紛争とも思われる出来事が、

日本も含めたさまざまな国家の間 の多様な関係から生じていること、

あるいは近現代の社会状況のもと に成立した「国家」概念の矛盾か ら問題のあらわれていることなど に 気 づ か ざ る を え ま せ ん 。 こ う し た状況のさししめす問題群は、現 在の状況分析と歴史的な検証を要 求する課題だと思う次第です。

今回の和光大学総合研究所主催 のシンポジウムでは、複雑にから みあい、なかなか理解しがたい民 族紛争という問題を正面から見据 えながら、教育・研究の場として の大学という立場から、さまざま な情報を提供しながら、新たな世 紀を迎えるうえで人類が解決すべ き最大の課題となるであろう民族 紛 争 を み な さ ん と 一 緒 に 見 つ め 、 考え直し、自分たち一人ひとりの 問 題 と と ら え な お し な が ら 、 こ う した困難をのりこえてゆく道をさ ぐってみたいと思います。

もちろん、問題は多岐にわたり、

ひとつひとつ事例をとりあげてい ても、−日二日で語り終えること ではありませんから、このシンポ ジウムでは具体的な事例と歴史的 な事例、それをベースにした意見 交換とさらに状況を知るための情 報のありどころを紹介することで 単発的な報告ではなく、この根本 的 な 問 題 を 持 続 的 に 考 え て ゆ く た め の 発 信 源 を 産 み だ す き っ か け に

したいと考えます。

− リ ー フ レ ッ ト よ り

1−

■春

幸奉李︒◎

最後は︑﹁旧ユーゴにおける民族紛争の背景﹂と題

して︑江川ひかり先生にお願いいたします︒江川先

生は︑トルコ近現代史を専攻とされ︑東洋文庫研究

員で︑本学兼任講師をしておられます︒

広くイスラムを調査されるとともに︑現代トルコ

の文化について深く研究しておられます︒

問題提起をしていただく三先生︑そしてこのシン

ポジウムに関心をお持ちになりこの会場にお集まり

いただきました方々︑皆様に心からの歓迎のご挨拶

を申し上げまして︑私の開会のことばといたします︒

参照

関連したドキュメント

【平成28年度大会】 シンポジウム 報告要旨:木村 彰宏 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 民事紛争支援と損害保険『権利保護保険』 損害保険ジャパン日本興亜 木村 彰宏 1.はじめに 最近、国内の損害保険会社において「権利保護保険1」の開発が行われ、販売が開始さ

日本労働研究雑誌 1 1 個別労働紛争の定義

1 労働紛争の意義と特質 一般に労働紛争と呼びうるものとしては, 個

 紛争というと,最近はニュースでシリアの内戦のこととかをご覧になってい

では伝統的なリーダーによる権力争いとして理解することもできる側面を持っ

現在︑二一世紀を目前にして︑今後の日本のあり 佐治俊彦 函岡谷蚕のあいさつ

問をしているということだけではなしに︑例えば生 千野榮一 函盟云のあいさつ