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Does the lifestyle of elementary and junior high school students influence their mind and body symptoms?

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(1)

小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と 心身症状との関連性について

永 田 耕 司(活水女子大学)

太 田 美 代(諫早市立森山西小学校)

西 川 智 子(長崎県教育庁 義務教育課 義務教育班)

Does the lifestyle of elementary and junior high school students influence their mind and body symptoms?

Koji Nagata (Kwassui Women’s University) Miyo Ohta (Moriyama Nishi Elementary School)

Tomoko Nishikawa (Nagasaki Prefecture Office of Education and compulsory education section)

A questionnaire survey concerning lifestyle and mind/body symptoms was administered to 7000 5

th

grade elementary students, and 7000 2

nd

grade Jr. High school students of Nagasaki prefecture in July, 2007. 10% of elementary and Jr. High school students were not eating breakfast every day.

One in three children who were eating breakfast only ate rice, bread and a drink. Rice was about 50% of breakfast, and bread 40%. The most reported reason for not eating breakfast was “no appe- tite.” Next highest was “no time for eating.” 8% of elementary students and 12% of Jr. High school students said the reason was because breakfast wasn’t prepared for them. More than half of all stu- dents ate between meals 4

5 times a week. Many, in the following order of choice: chocolate, candy, and chewing gum. Less than half ate fish once or twice a week. Nearly half ate midnight snacks. Many, in the following order of choice: ice cream, snack food (e.g. potato chips), fruits, jel- lies, puddings and yogurts. 60% of elementary students and 80% of Jr. High school students re- ported that their body sometimes felt “heavy.” 75% of elementary students and about 90% of Jr.

High school students sometimes felt tired. 50% of elementary students sometimes felt headaches.

50% of elementary students, and 68% of the Jr. High school students sometimes felt insufficient en- ergy to complete tasks. 50% of elementary children and 60% of Jr. High school students sometimes felt “irritated” and unable to think or concentrate. 40% or more of all students sometimes felt easily angered or frustrated. Reports of “lack of sleep,” “less than 30 minutes to get to school after waking up,” “don’t eat breakfast,” “only eat staple food for breakfast,” “eating between meals every day,”

“don’t eat vegetables every day,” “don’t eat fish,” and “eat midnight snacks” all influenced symp- toms such as “feel tired,” and “not enough energy to complete tasks,” and “easily angered or frus- trated.”

活水論文集 第52集

(2)

!

.はじめに

平成18年の保健室利用状況に関する調査報告書によると,1日の保健室利用は小学校で41人(平 成2年28.7人,平成8年33.8人),中学校で38人(平成2年31.3人,平成8年37.6人),高等学校3 人(平成2年30.6人,平成8年36.3人)と小中学校では保健室利用者が増えている。来室理由では,

小学校は「怪我や鼻血の手当」が多く,中高等学校では「体調が悪い」が多かった。平成13年度と 比較しても,養護教諭の児童生徒1回当たりの対応時間は,各校種とも増えている。1)

不登校の実態調査で小学生の不登校2.2万人(0.2%),中学生9.9万人(2.5%),高校生5.9万 人(1.5%)と小中高等学校あわせると平成9年より10万人を超え,特に中学生が増えてきている。

その原因として,平成13年度では「不安などの情緒的混乱」25.6%,「無気力」20.5%,「複合的な 要因」25.6%と報告されている。2)

このように不安などの情緒的混乱などの理由で,体調不良になっての保健室利用をする児童・生 徒や,不登校児童・生徒が増えている。筆者も小中学校の学校医や高校でのスクールカウンセラー として,多くの児童・生徒と関わる中,「きつい」「だるい」「眠たい」の疲労症状,「憂うつ」「い らいらする」「カッとなる」の精神症状,「頭が痛い」「お腹が痛い」の身体症状,「やる気がない」

「勉強したくない」の社会的無気力感が多くなっていると感じてきている。

一方,平成17年度における児童生徒の問題行動等の状況について,公立の小・中・高等学校の児 童生徒が起こした暴力行為の発生件数は,学校内において30,3件〔前年度30,2件〕(小学校2, 件〔前年度1,0件〕,中学校23,5件〔前年度23,0件〕,高等学校5,0件〔前年度5,2件〕)と 前年度より若干増加している。3)

保坂隆らの調査では06年8月,静岡県内の公立中学校1校の1〜3年生計56人を対象に,「生き ていても仕方ないと思う」「独りぼっちの気がする」など18項目を質問し,「いつもそうだ」「とき どきそうだ」「そんなことはない」の三択から選ばせた。すべての項目に回答した57人(男子2 人,女子22人)について分析した結果,男子が20.7%の59人,女子が28.7%の78人,全体では,24.6%

の17人がうつ状態を示し,中学生の4人に1人が「うつ状態」を示す調査結果を報告している。4)

このように明らかに体調の不良,及び不安などの情緒的混乱を訴える児童・生徒が増えている。

その要因については,生活習慣,環境ホルモン,少子化,教育問題などいろいろ推察されているが,

明確な要因とはなっていない。それは,これまでの調査研究において対象数が少なかったことと,

社会・環境などの交絡要因が複雑に絡み合っている影響等が考えられる。

今回の研究は,長崎県教育委員会が平成19年度に実施した,長崎県内の小学5年生,中学2年生 へのアンケートの分析により,児童・生徒の生活習慣は心身の症状と密接に関連しているという仮 説のもとに,分析・検討を行うことを目的としている。

"

.研究方法

1.調査時期・対象及び方法

平成19年7月にかけて,長崎県内の栄養教諭・学校栄養職員が配置されている小学校5年生7, 名(男子 3,8名,女子 3,9名,地区別校数 長崎市 30,諫早市 9,大村・東彼地区 7,西 海市・西彼地区 13,佐世保市 17,県北地区 14,島原地区 18,五島地区 11,壱岐市 5,対馬市

司・太 代・西

(3)

0,総計 14校),中学2年生7,2名(男子 3,0名,女子 3,2名,地区別校数 長崎市 26,

諫早市 8,大村・東彼地区 7,西海市・西彼地区 7,佐世保市 5,県北地区 8,島原地区 18,

五島地区 11,壱岐市 5,対馬市 9,総計14校)計14,9名を対象にした。対象学年の学級担任 の指導のもと,質問紙を配布し,無記名自記式により調査を実施した。調査の集計は長崎県学校栄 養士会の協力を得て実施した。

2.調査内容

質問項目は長崎県教育委員会が実施している食習慣や生活習慣に関するアンケートを利用した。

! 生活習慣については「朝食頻度と朝食内容」「間食頻度と内容」「夜食頻度と内容」について,

「ほとんどない」「週1〜2回程度」「週3〜5回程度」「ほとんど毎日」の4段階評価を行っ た。朝食内容については自由記載で行い,後で主食,主菜,副菜などとカテゴリー分けを行っ た。間食や夜食,学校休みの日の昼ごはんの内容については,76項目の食べ物リストからよく 食べる順に3つ選択する方法をとった。

" 食習慣については,魚や野菜などの摂取頻度について質問した。

# 日常に感じる心身症状について,1,「体がだるい」や「つかれる」「目が疲れる」「ねむい」

「頭がぼんやりしている」の身体疲労 2,「肩がこる」「頭が痛い」「お腹が痛い」の身体 緊張症状,3,「何もやる気が起こらない」や「イライラする」「すぐカッとなる」の精神症状,

4,「食欲がない」の食思不振について質問した。

$ その他,給食への好き嫌いと内容,はしの持ち方,便秘状況なども質問した。給食の嫌いな食 べ物については,77項目の給食リストからきらいな順に3つ選択する方法をとった。

3.解析方法

小中学生の生活習慣(朝食習慣,朝食内容,間食頻度,間食内容,夜食頻度,夜食内容,魚など の摂取状況など)と日常に感じる心身症状について,統計分析ソフト

SPSS

を用いてクロス集計を 行った。

朝食を「ほとんど毎日食べる」を「朝食毎日摂取群」に,「1週間に4〜5日食べる」「1週間 に2〜3日食べる」「ほとんど食べない」を「朝食欠食群」に分類した。

間食(おやつ)を「ほとんど毎日食べる」を「間食を毎日する群」に,「1週間に4〜5日食 べる」「1週間に2〜3日食べる」「ほとんど食べない」を「間食を毎日はしない群」に分類し た。

魚の摂取状況については,魚を「毎日食べる」「1週間に3〜5回食べる」「1週間に1〜2回 食べる」を「魚を食べる群」に分類した。

朝ごはんと晩ごはんで,野菜を「朝も晩も食べる」「1日1回食べる」を「毎日野菜を食べる 群」「1週間に3〜5回食べる」「1週間に1〜2回食べる」「食べない」を「毎日は野菜を食 べない群」として分類した。

夜食を「ほとんど毎日食べる」「1週間に4〜5日食べる」「1週間に2〜3日食べる」を「夜 食摂取群」に,「ほとんど食べない」を「夜食をとらない群」に分類した。

小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と心身症状との関連性について

(4)

ほとんど毎日食べる 92%

1週間に 4〜5日食べる

4%

ほとんど食べない 1週間に 2%

2〜3日食べる 2%

小 学 校

ほとんど毎日食べる 87%

1週間に 4〜5日食べる

6%

ほとんど食べない 1週間に 4%

2〜3日食べる 3%

中 学 校

図1 小学生の朝食の摂取頻度 図2 中学生の朝食の摂取頻度

!

.結

結果を小中学校別に以下のように図表化した。

1)朝食摂取状況 1−1)朝食摂取頻度(図1,2),1−2)朝食内容(図3,4),1−3)

主食の内容(図5,6),1−4)朝食をとらない理由(図7)

2)間食摂取状況 2−1)間食摂取頻度(図8,9),2−2)間食の摂取内容(表1)

3)魚摂取状況(図10,11)

4)夜食の摂取状況 4−1)夜食摂取頻度(図12,13),4−2)夜食の摂取内容(表2)

5)給食の嫌いな食べ物について(表3)

6)心身の愁訴頻度(図14−19)

7)食習慣と心身症状とのクロス集計(図20−31)

1)朝食摂取状況

1−1)小学5年生は9割超える児童が朝食を「ほとんど毎日食べる」と回答していた。一方「ほ とんど食べない」が2%みられた。(図1)一方,中学2年生では87%が「ほとんど毎日食べる」

と回答していた。4%の生徒が「ほとんど食べない」と回答していた。(図2)

1−2)朝食内容別の分析では,ごはんやパン,シリアルの主食,おかずの主菜,野菜やみそ汁,

漬け物などの副菜,飲み物,果物やヨーグルトに分類した。小学生で多かったのは「主食+飲み物」

「主食+主菜+副菜」でそれぞれ25%,24%であった。中学生でも「主食+飲み物」「主食+主菜

+副菜」でそれぞれ27%,28%と高かった。「主食+飲み物」,または「主食のみ」が小学生で33%,

中学生で34%みられた。(図3,4)朝食の主食の内容はごはんが小学生55%,中学生56%であっ た。一方パンは小学生37%,中学生38%であった。(図5,6)

司・太 代・西

(5)

主食+

主菜+

副菜 24%

主食+主菜 主食+副菜 20%

18%

主食+

飲み物 25%

主食のみ 8%

おかずのみ 2%

飲み物のみ 1%

果物やヨーグルトのみ 1%

その他 1%

小 学 校

主食+

主菜+

副菜 28%

主食+主菜 主食+副菜 20%

15%

主食+

飲み物 27%

主食のみ 7%

おかずのみ 1%

飲み物のみ 1%

果物やヨーグルトのみ 0%

その他 1%

中 学 校

図3 小学生の朝食内容別比較 図4 中学生の朝食内容別比較

ごはん 55%

パン 37%

主食なし その他 4%

(麺類や シリアル, お好み焼き

など)

4%

小 学 校

ごはん 56%

パン 38%

主食なし その他 3%

(麺類や シリアル, お好み焼き

など)

3%

中 学 校

図5 小学生の朝食の主食内容 図6 中学生の朝食の主食内容

1−3)朝食の主食の内容では,小中学校児童生徒ともごはんが半数を超えていた。一方,パン は4割近くみられた。シリアルなどのその他が4%みられた。(図5,6)

1−4)朝食を食べない理由としては,小中学生とも「食欲がない」が最も高かった。特に小学 生が50%と高かった。「朝食が用意されていなかった」が,小学生で13%,中学生で10%みられた。

(図7)

小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と心身症状との関連性について

(6)

食欲がない

食べる時間がない

食事の用意が できていない

いつも食べていない

太りたくない

50%

29%

13%

4%

3%

45%

37%

10%

6%

2%

50%

29%

13%

4%

3%

45%

37%

10%

6%

2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

中学校 小学校

図7 朝食をとらない理由について

ほとんど 毎日食べる

27%

1週間に 4〜5日食べる

24%

ほとんど 食べない 17%

1週間に 2〜3日食べる

32%

小 学 校

ほとんど 毎日食べる

17%

1週間に 4〜5日 食べる 17%

ほとんど 食べない 30%

1週間に 2〜3日食べる

36%

中 学 校

図8 小学生の間食(おやつ)の摂取頻度 図9 中学生の間食(おやつ)の摂取頻度

表1 小中学校別の間食内容の上位10位

順位 回答数 順位 小学校 順位 中学校

1位 アイスクリーム 1位 アイスクリーム 1位 アイスクリーム 2位 スナック菓子 2位 スナック菓子 2位 スナック菓子 3位 チョコレート 3位 あめ 3位 チョコレート 4位 あめ 4位 チョコレート 4位 あめ

2−1)間食の摂食頻度は小学生の半数が1週間のうち4−5回以上食べていると回答していた。

(図8)一方,中学生では1週間のうち4−5回以上食べていると回答していたのは3人に1人に とどまった。(図9)間食(おやつ)ほとんど食べないが小学生で17%,中学生で30%であった。

2−2)間食の内容は,小中学生とも,アイスクリームが最も多く,次いでスナック菓子が多かっ た。上位ほとんどの間食はアイスクリーム,スナック菓子,チョコレート,あめ,ガム,クッキー,

ゼリーが占めていた。小学校でまんじゅうやようかんなどの和菓子が10位,中学校であんパン,メ ロンパンなどの菓子パンが9位に入っていた。間食として砂糖(単純糖質)が入っているものでほ とんどが占められていた。(表1)

司・太 代・西

(7)

5位 ガム 5位 ガム 5位 クッキー 6位 クッキー 6位 クッキー 6位 ガム 7位 ゼリー 7位 ゼリー 7位 ゼリー 8位 プリン 8位 せんべい 8位 プリン 9位 せんべい 9位 プリン 9位 菓子パン 0位 菓子パン 0位 和菓子 0位 せんべい

毎日食べる 6%

週に 3〜5回 食べる 40%

食べない 6%

週に 1〜2回 食べる 48%

小 学 校

毎日食べる 4%

週に 3〜5回 食べる 37%

食べない 7%

週に 1〜2回 食べる 52%

中 学 校

図10 魚を食べる頻度について 図11 魚を食べる頻度について

ほとんど 毎日食べる

14%

1週間に 4〜5日 食べる 11%

ほとんど 食べない

52% 1週間に

2〜3日 食べる 23%

小 学 校

ほとんど 毎日食べる

10%

1週間に 4〜5日 食べる 9%

ほとんど 食べない 58%

1週間に 2〜3日 食べる 23%

中 学 校

図12 夜食を食べる頻度について 図13 夜食を食べる頻度について

3)魚を食べる頻度は,小中学生では週1−2回のみ食べるが半数を占めていた。(図10,11)

毎日食べているのは小学生6%,中学生で4%にとどまった。

4−1)夜食についてはほとんど食べないが小学生で5割,中学生で6割近くみられた。(図12,

3)週4−5日以上食べるが小学生で4人に1人,中学生で2割みられた。

4−2)夜食の内容も,間食と同様に,アイスクリームが最も多く,次いでスナック菓子と続い ていた。上位10位内でも,チョコレート,ゼリー,プリン,菓子パン,あめ,炭酸飲料と砂糖(単 小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と心身症状との関連性について

(8)

表2 小中学校別の夜食の内容について

順位 回答数 順位 小学校 順位 中学校

1位 アイスクリーム 1位 アイスクリーム 1位 アイスクリーム 2位 スナック菓子 2位 スナック菓子 2位 スナック菓子 3位 くだもの 3位 くだもの 3位 ゼリー 4位 ゼリー 4位 ゼリー 4位 チョコレート 5位 プリン 5位 プリン 5位 くだもの 6位 ヨーグルト 6位 ヨーグルト 6位 プリン 7位 チョコレート 7位 ごはん 7位 ヨーグルト 8位 お茶 8位 チョコレート 8位 菓子パン

9位 あめ 9位 あめ 9位 あめ

0位 炭酸飲料 0位 炭酸飲料 0位 炭酸飲料

表3 給食の嫌いな食べ物について

順位 回答数 順位 小学校 順位 中学校

1位 レバーの揚げ煮 1位 レバーの揚げ煮 1位 レバーの揚げ煮 2位 マーボなす 2位 マーボなす 2位 酢の物

3位 酢の物 3位 大豆と昆布の煮物 3位 マーボなす 4位 大豆と昆布の煮物 4位 酢の物 4位 大豆と昆布の煮物 5位 赤飯 5位 赤飯 5位 ポークビーンズ 6位 ポークビーンズ 6位 コッペパン・スライスパン 6位 赤飯

7位 黒砂糖パン 7位 黒砂糖パン 7位 わかめサラダ 8位 コッペパン・スライスパン 8位 ポークビーンズ 8位 胚芽パン 9位 わかめサラダ 9位 八宝菜 9位 黒砂糖パン 0位 焼き魚 0位 わかめサラダ 0位 焼き魚

純糖質)が入っている菓子類が多かった。また小学生で3位,中学生で5位に果物が入っていた。

(表2)

5)給食の嫌いな食べ物はレバーの揚げ煮が小中学校で1位であった。小中学校ともマーボナス,

大豆と昆布の煮物,酢の物が上位を占めていた。小中学生とも,レバー,野菜,酢の物,海藻類が 嫌いであると回答していた。(表3)給食の嫌いな食べ物として栄養豊富な食べ物が上位を占めて いた。

6)自覚症状については,「体がだるい」と「いつも」または「しばしば」感じている小学生が 5%,中学生については半数が「はい」と回答していた。(図14)「つかれる」は「いつも」が小学 生で2割,中学生では3人に1人みられた。「しばしば」まで入れると,小学生で45%,中学生に いたっては3人に2人がつかれると感じていると回答していた。(図15)「何もやる気が起きない」

は「いつも」または「しばしば」感じると小学生で2割,中学生で3割が「はい」と回答していた。

(図16)「イライラする」は「いつも」または「しばしば」感じると小学生で4人に1人,中学生 で3割が「はい」と回答していた。(図17)「あたまがぼんやりする」は「いつも」または「しばし ば」感じると小学生で2割,中学生にいたっては3人に一人が「はい」と回答していた。(図18)「す ぐカッとなる」は「いつも」または「しばしば」感じると小中学生とも2割が「はい」と回答して いた。(図19)

司・太 代・西

(9)

体がだるい

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

13%

8%

18%

24%

17%

32%

34%

36%

32%

24%

36%

12%

4%

3%

6%

13%

8%

18%

24%

17%

32%

34%

36%

32%

24%

36%

12%

4%

3%

6%

つかれる

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

26%

19%

33%

30%

26%

33%

27%

32%

23%

13%

20%

6%

4%

3%

6%

26%

19%

33%

30%

26%

33%

27%

32%

23%

13%

20%

6%

4%

3%

6%

図14 小中学生別の「だるい」の愁訴頻度 図15 小中学生別の「つかれる」の愁訴頻度

何もやる気が起こらない

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

10%

6%

13%

17%

14%

20%

33%

31%

35%

36%

46%

27%

4%

3%

6%

10%

6%

13%

17%

14%

20%

33%

31%

35%

36%

46%

27%

4%

3%

6%

イライラする

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

10%

9%

11%

18%

15%

20%

31%

29%

33%

37%

44%

30%

4%

3%

6%

10%

9%

11%

18%

15%

20%

31%

29%

33%

37%

44%

30%

4%

3%

6%

図17 小中学校別の「イライラする」の 愁訴頻度

図16 小中学校別の「何もやる気が起こらない」の 愁訴頻度

頭がぼんやりしている

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

11%

8%

14%

17%

13%

21%

28%

25%

30%

39%

51%

29%

5%

3%

6%

11%

8%

14%

17%

13%

21%

28%

25%

30%

39%

51%

29%

5%

3%

6%

すぐカッとなる

全 体

小学生

中学生

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

いつも感じる しばしば感じる 時々感じる ほとんど感じない 無回答

9%

9%

9%

12%

12%

13%

26%

24%

28%

48%

51%

45%

5%

3%

6%

9%

9%

9%

12%

12%

13%

26%

24%

28%

48%

51%

45%

5%

3%

6%

図18 小中学校別の「頭がぼんやりしている」の 愁訴頻度

図19 小中学校別の「すぐにカッとなる」の 愁訴頻度

7)食生活習慣と心身の症状との関連性について

朝食を「ほとんど毎日食べる」を「朝食毎日摂取群」に,「1週間に4〜5日食べる」「1週間に 2〜3日食べる」「ほとんど食べない」を「朝食欠食群」に分類した。小学生中学生ともに,「朝食 欠食群」の児童生徒が「朝食毎日摂取群」の児童生徒に比べて体の不調を訴える率が有意に高かっ た。小学生では特に,「食欲がない」「体がだるい」「疲れる」「何もやる気が起こらない」「ねむい」

「頭がぼんやりしている」の項目で「朝食欠食群」と「朝食毎日摂取群」との間に14%以上の差が みられた。(図20)中学生でも「食欲がない」「何もやる気が起こらない」の項目で14%以上の差が みられた。(図21)

小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と心身症状との関連性について

(10)

44.0 61.0

27.1 30.2 36.9 34.7 34.6

30.0 62.8

34.5 29.2 36.8

24.4 45.6

17.8 18.1 25.4

19.5 24.0 19.4

48.7

20.5 21.5

12.9

朝食欠食群

(%)

P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

朝食毎日摂取群 44.0

61.0

27.1 30.2 36.9 34.7 34.6 30.0

62.8

34.5 29.2 36.8 24.4

45.6

17.8 18.1 25.4

19.5 24.0 19.4 48.7

20.5 21.5 12.9

図20 朝食摂取状況と自覚症状(小学校)

朝食内容別を,「主食+主菜+副菜群」,及び「主食+主菜または副菜群」「主食や飲み物のみ」

等のその他の群で分けてクロス集計を行った。その結果,小中学生とも「主食+主菜+副菜群」と いうバランスとれた朝食を摂っている群が特に「つかれる」「ねむい」「何もやる気が起こらない」

「すぐカッとなる」等の愁訴率は最も低かった。(図22,23)

間食を毎日する群と毎日はしない群に分けて比較すると,全ての愁訴で,間食を毎日する群が有 意に高かった。特に小学生では「だるい」「肩こり」「目の疲れ」「やる気が起きない」「イライラす る」「ねむい」「あたまがぼんやりしている」「すぐカッとなる」,中学生では「目の疲れ」「何もや る気が起きない」「イライラする」「あたまがぼんやりしている」「すぐカッとなる」の愁訴につい て1%水準で有意差がみられた。(図24,25)このように間食毎日摂取は,疲労感や精神症状と関 連していた。

魚を食べる群と食べない群に分けて比較すると,全ての愁訴で,魚を食べない群が高かった。特 に小学生では「やる気が起きない」「イライラする」「食欲がない」,中学生では「体がだるい」「つ かれる」「イライラする」「あたまがぼんやりしている」「すぐカッとなる」「食欲がない」の愁訴に ついて1%水準で有意差がみられた。(図26,27)魚の摂取は疲労感や精神症状,食欲低下と関連 していた。

野菜を毎日食べる群と食べない群に分けて比較すると,野菜を毎日食べない群が小学生の肩こり を除いて高かった。特に小学生では「つかれる」「何もやる気が起きない」「イライラする」「ねむ い」「あたまがぼんやりしている」「すぐカッとなる」「食欲がない」,中学生では「何もやる気がお こらない」「イライラする」の愁訴について1%水準で有意差がみられた。(図28,29)野菜の摂取 はやる気とイライラ感と関連していた。

夜食をとる群ととらない群に分けて比較すると,全ての愁訴で,夜食をとる群が高かった。特に 小学生では「お腹が痛い」「すぐカッとなる」以外で,中学生では「頭が痛い」「食欲がない」以外 の愁訴について1%水準で有意差がみられた。(図30,31)このように夜食摂取は,ほとんどの心 身症状と関連していた。

司・太 代・西

(11)

61.8 74.1

35.9 37.0 45.3 46.8

41.8 29.4

79.8

46.8

28.6 31.4

51.8 69.0

30.5 24.3

35.9 32.9 31.8

24.0 76.0

36.1 22.0

13.9

朝食欠食群

(%)

P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.001 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

朝食毎日摂取群 61.8

74.1

35.9 37.0 45.3 46.8 41.8

29.4 79.8

46.8

28.6 31.4 51.8

69.0

30.5 24.3

35.9 32.9 31.8 24.0

76.0

36.1 22.0

13.9

図21 朝食摂取状況と自覚症状(中学校)

23.8 43.4

19.0 16.4 24.2

15.9 21.3 18.2

45.8

 20.1 18.2 11.6 27.6

49.1

18.6 20.4 27.5

22.6 27.0

21.7 52.8

23.0 24.3

16.4 24.3

45.7

17.7 18.3 25.7

20.5 24.4

19.4 48.5

20.5 21.8

13.8

主食+主菜+副菜群

(%)

P<0.01 P<0.01 NS P<0.01 P<0.05 P<0.001 P<0.001 P<0.05 P<0.001 P<0.05 P<0.001 P<0.001 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

主食+主菜または副菜群 その他の群

23.8 43.4

19.0 16.4 24.2

15.9 21.3 18.2 45.8

 20.1 18.2 11.6 27.6

49.1

18.6 20.4 27.5

22.6 27.0 21.7

52.8

23.0 24.3 16.4 24.3

45.7

17.7 18.3 25.7

20.5 24.4 19.4

48.5

20.5 21.8 13.8

図22 朝食内容と自覚症状(小学校)

49.8 67.3

30.1 23.2

34.2 29.9 30.1

20.9 74.1

35.5 20.5

12.1 55.4

72.5

33.2 28.0

39.1 36.8 34.9

28.0 79.6

38.5

24.1 17.6

51.1 67.6

29.3 23.8

36.0 32.8 31.1

22.8 74.7

35.6

21.0 14.7

主食+主菜+副菜群

(%)

P<0.001 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.05 P<0.01 P<0.001 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

主食+主菜または副菜群 その他の群

49.8 67.3

30.1 23.2

34.2 29.9 30.1 20.9

74.1

35.5 20.5

12.1 55.4

72.5

33.2 28.0

39.1 36.8 34.9 28.0

79.6

38.5

24.1 17.6 51.1

67.6

29.3 23.8

36.0 32.8 31.1 22.8

74.7

35.6

21.0 14.7

図23 朝食内容と自覚症状(中学校)

小中学校の児童生徒の食生活習慣の現状と心身症状との関連性について

(12)

28.6 49.4

21.0 21.1

30.4 23.6 29.7

22.5 55.3

24.7 26.2

16.1 24.8

45.7

17.5 18.2 24.8

19.4 22.9 19.3

47.6

20.3 20.5

14.1

間食を毎日する群

(%)

P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.001 P<0.05 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

間食を毎日はしない群 28.6

49.4

21.0 21.1

30.4 23.6 29.7 22.5

55.3

24.7 26.2 16.1 24.8

45.7

17.5 18.2 24.8

19.4 22.9 19.3 47.6

20.3 20.5 14.1

図24 間食摂取状況と自覚症状(小学校)

56.7 72.2

34.5 28.2

41.4 39.8 38.7

25.9 79.9

44.0 26.6

17.8 52.3

69.2

30.5 25.4

36.2

23.5 32.0

24.3 75.8

36.0

22.0 15.6

間食を毎日する群

(%)

P<0.01 P<0.05 P<0.01 P<0.05 P<0.001 P<0.001 P<0.001 NS P<0.01 P<0.001 P<0.001 P<0.05 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

間食を毎日はしない群 56.7

72.2

34.5 28.2

41.4 39.8 38.7 25.9

79.9

44.0 26.6

17.8 52.3

69.2

30.5 25.4 36.2

23.5 32.0 24.3

75.8

36.0

22.0 15.6

図25 間食摂取状況と自覚症状(中学校)

25.0 46.2

18.1 18.7 26.2

20.2 24.1 20.1

49.2

21.0 21.5

14.2 38.8

54.6

24.2 21.7 26.9 26.5

35.1 21.2

57.9

30.3 30.4

21.9

魚を食べる群

(%)

P<0.01 P<0.05 P<0.05 NS P<0.05 P<0.001 P<0.001 P<0.01 NS P<0.01 P<0.05 P<0.001 90

80 70 60 50 40 30 20 10 0

魚を食べない群 25.0

46.2

18.1 18.7 26.2

20.2 24.1 20.1 49.2

21.0 21.5 14.2 38.8

54.6

24.2 21.7 26.9 26.5 35.1

21.2 57.9

30.3 30.4 21.9

図26 魚の摂取状況と自覚症状(小学校)

司・太 代・西

参照

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