大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響につい て
著者 竹内 正雄, 久木 文子, 日比 端洋, 山本 憲志
雑誌名 星薬科大学一般教育論集
号 11
ページ 1‑17
発行年 1993
URL http://id.nii.ac.jp/1240/00000191/
1
大学正課体育実技が学生の体力に
及ぼす影響について 竹内正雄*久木文子*
日比端洋**山本憲志**
*星薬科大学 **日本体育大学
Effect of Required Physical Education Courses on Students Physical Fitness
TAKEUCHI MASAO*KUKI FUMIKO*
且IBI NAOHIRO**YAMAMOTO NORIYUKI**
*Hoshi Yakka Daigaku **Nihon Taiiku Daigaku
大学保健体育は昭和24年新制大学発足と同時にカリキュラムの中に取り入 れられ,大学生の体力の維持向上や運動技術の習得その他の面で,教室の中の 講義では得ることのできない体育実技としての効果をあげてきた。
文部省体育局1)の報告によれぽ一般的傾向として体力診断テストにおける男 女差はきわめて顕著であり,また全日制高校生と大学生との間に顕著な下降曲 線がみられる2β)。このような発達曲線を停滞,または下降させる要因は目本 社会における過激な受験競争の歪みから招来されるであろうことは容易に推測
されることである。
体育実技の目標の一つに学生の体力の維持増進があり,高水準の身体機能を 常に保持するために最低限必要な身体活動の場と時を全学生に平等に与えると ともに,自主的,積極的に健康・体力を維持増進するために必要な能力を養う ことにある。
そこで本研究では,正課体育実技が,学生の体力にどのような影響を及ぼし
ているかを正課体育実技を受講していない長期休暇との関連,運動部所属学生 と運動部無所属学生との体力の比較も併せて検討した。
研 究 方 法
(1) 被験者
対象は大学正課体育実技を受講した女子学生156名,男子学生62名であ る。その内訳は,正課体育実技が定期的に行われるのが唯一の身体活動として いる学生で,正課体育実技履修の間,ほとんど習慣的な運動をしなかった女子 学生77名(49.4%),男子学生23名(37.1%),正課体育実技以外に課外の 運動部に所属し,積極的に身体運動を行った女子学生79名(50.6%),男子 学生39名(62.9%)である(表2),(以後正課体育実技のみの学生を非運動 部群,運動クラブ所属学生を運動部群と略す。)集計処理は4回の測定全てを 行った学生を対象とし,一回でも測定しなかった学生は除外した。
(2)測定方法
正課体育実技内容は表1の通り,前後期24回,週1回75分で行われた。
測定回数は4回実施し,測定実施期日は表1に示したように,第1回目は,
入学当初体育実技1週目(4月),第2回目は夏期休暇に入る直前(7月),
第3回目は夏期休暇後(10月),第4回目は後期体育実技終了時(12月)
に行った。
表1. 体育実技履修,夏期休暇及び測定期日
測定回数 第1回 第2回 第3回 第4回 測定期日 4月26日 7月5日 10月4日 12月6日 1 」 L 」 1 」 卓 球 卓 球 履修種目 バドミントン 夏期休暇 バドミソトン
サッカー サッカー
(3) 測定項目
測定項目は,形態測定として,身長,体重の2項目を測定した。体力測定 は,文部省の方法に準拠して次の項目を測定した。
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響について 3
①垂直とび(パワー)
②反復横とび(敏捷性)
③背筋力(筋力)
④握力(筋力)
⑤立位体前屈(柔軟性)
⑥伏臥上体そらし(柔軟性)
⑦踏台昇降運動(全身持久力)
結果と考察
本学の学生及び全国平均値との身長,体重についての測定結果を表2に示 した。身長についてみると男子の運動部群170.6cm,非運動部群170.1cm で運動経験による差は見られなかった。全国平均値の169.3cmよりも本学生 の方が1.3cm高い値を示した。女子学生の身長も本学生158.0〜158.5cm と比較して全国平均値156.6cmよりも1.9cm本学生の方が高い値であっ た。体重についてみると男子運動部群63.1kg,非運動部群64.8kg.全国平 均60.Okgである本学男子学生は両群とも全国平均値よりも3〜4 kg高い値 表2. 新入生の体格及びサークル入部の割合
性
運動部
非運動部
全国平均
男 子
女 子
男 子
女 子
男 子
女 子
人数㌔芦
18.0 39 1 (0・61)
18.3 79 (0.47)
身 長1体重
(cm) (kg)
170.6 63.1
(5.70) (12.22)
158.0
(5.89)
23 (;「}68) {1?i;)
77 (0.57)18.3
18.0
18.0
158.5
(4.79)
169.3
(5.50)
156.6
(4.80)
49.8
(5.58)
サ ー ク ル 入部割合(%)
62.9
50.6
37.164.8
(11.19)
50.0
(4.94)
60.0
(7.3)
51.2
(5.7)
49.4
(kg) 男子 一一〇一一運動部
■ go
80
70
60
50
40
… ◆ …非運動部
.・・..・一.・..・一φ.. ・.
… .{・_.. .● .■ .・・・・…
4月 7月 10月 12月
測定期聞
図1.男子の運動部と非運動部の体重の変化
60
(kg) 女子 一く)一運動部
55
50 口 雄 45
40
35
30
…・●・…非運動部
4月 7月 10月 12月 測定時期
図2.女子の運動部と非運動部の体重の変化
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響について 5 を示した。女子学生についてみると運動部群49.8kg,非運動部群50.Okg,
全国平均51.2kgである。女子の体重のみが本学学生より全国平均の方が 1.4〜1.2kg高い値を示した。身体運動を実施することによって,形態面にお いて変化がみられることは多くの報告によってなされている4・5)。しかし,身 長について八木6)は身体運動による影響はあまり受けないと報告している。文 部省の体力・運動能力調査報告1)では女子の身長,坐高などの長育は13〜14歳 頃まで発達し,それ以後の発達は停滞していると報告している。
図1,2は男女の1年間の体重の変化を示したものである。男子の4回の 値は運動部,非運動部群の両群とも変化はみられないが,女子についてみると 非運動部群は1回目から4回目まで男子同様一定の値を示した。運動部群は 4月の値よりも7月の値の方が僅かに高い値を示したが,統計的な差はなか った。その他では変化がなかった。運動部群と非運動部群の間には4回の測 定とも差がみられたが,統計的に有意な差ではなかった。高橋7),石井8)らは 発育途上にある中学生の体重,胸囲等の厚育に対する体育運動の効果が著名で あったと報告しているが本研究の対象者は発育発達の完成期に当たる学生であ
り,週1回75分の体育実技による影響はうけなかったと思われる。
機能的変化
体力測定の結果については図3〜16の通りである。
垂直とび:図3,4は垂直とびの変化を示したものである。男子の運動部群 は4月入学当初から12月まで僅かではあるが向上が見られたが統計的には有 意ではなかった。非運動部群は体育実技履修期間の4月から7月と10月から 12月の両者とも授業効果が若干見られたようであるが統計的には有意ではな かった。逆に夏期休暇中では下降現象がみられた。女子も男子も類似傾向がみ られた。さらに,男女とも運動部群の方が非運動部群よりも,いずれの測定に おいても高い傾向がみられたが,男子の12月の測定においてのみ運動部群が 非運動部群より5%水準で高い値を示した。
反復横とび:敏捷性を捉える方法であり,スキャモン曲線でいうならば神経
(cm)
80
75
70
倒 65 劇
60
55
50
一一一運動部 男子 ……⑪…一非運動部
※
4月 7月 10月 12月 測定時期
図3.男子の運動部と非運動部の垂直とびの変化
{㎝}
60
55
50 岨45欄
40
35
30
女子 一く一運動部 …◆… 非運動部
4月 7月 10月 12月 測定時期
図4.女子の運動部と非運動部の垂直とびの変化
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響にっいて 7
(回) 男子 一゜一運動部
60
50
40
30
・・…◆・…非運動部 ※※
しココさロロコココココロ ココののコロロ コェロロコ ひコ ロ ココロコロコのココヘコ ココ ラロココロコロ びロロロコェテコココも ノ
※※
4月 7月 10月 12月 測定時期
図5.男子の運動部と非運動部の反復横とびの変化
(回) 一〈〉一運動部 50
45
纒40
35
30
女子
・…● …非運動部 ※※
もロロロもトロロコロコェ ら ココココロ ロコロ ロロロコココココロロコ テロロココ エココココおロササコロコェロトココロェコのロコ ココロコの
※※
4月 7月 10月 12月 測定時期
図6.女子の運動部と非運動部の反復横とびの変化
鮒 男子 一→一
180
160侭
140
120
100
80
※
[
運動部
……・◇……非運動部
※
4月 7月 10月 12月 測定時期
図7.男子の運動部と非運動部の背筋力の変化
(kg) 女子 一運動部
120
100
塁・・
60
40
※
[
…・◆…・非運動部
※
[
4月 7月 10月 12月 測定時期
図8.女子の運動部と非運動部の背筋力の変化
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響について 9
(kg)
70
60
■50
40
30
男子 一一一〇一一違動部 ・…・…◆……非運動部
※ ※
[ [
…
4月 7月測定醐1°月 12月
図9.男子の運動部と非運動部の握力の変化
頗
(kg)
40
30
20
10
女子 一一つ一一運動部 ……◆… 非運動部
.・・.一・・一・・.‥°. ・一. .s. ‥‥°一… ....
. . 烏 .
4月 7月 10月 12月
測定時期
図10.女子の運動部と非運動部の握力の変化
(cm) 男子 30
25
暖20
握
日15 10
5
一一〇一一運動部
……ト非運動部
0
4月 7月 10月 12月 測定期日
図11.男子の運動部と非運動部の立位体前屈の変化
(cm)
30
25
20
故 15
10
5
0
一一◎一一 運動部 女子
・・…◆・… 非運動部
※※ ※※ ※※ ※※
[ [ [ [
4月 7月 10月 12月 測定時期
図12.女子の運動部と非連動部の立位体前屈の変化
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響にっいて 11
(cm)
80
70
Ω
申
& 60
50
40
男子 →一運動部
……◆ …非運動部
, ・ ● ■ . P
・・■■・
、. 舎・
・ ←
, ÷・一 ・●・.
,・
.・
←
4月 7月 10月 12月 測定時期
図13.男子の運動部と非運動部の伏臥上体そらしの変化
(cm)
80
70
0 60
壼50
40
30
一〈〉一一運動部 女子
…◆・…非運動部
※ ※※ ※
[ [ [
]
4月 7月 10月 12月 測定時期
図14.女子の運動部と非運動部の伏臥上体そらしの変化
(点)
90
80
喬 70
駄 60
50
40
30
一一一〇一一運動部 男子 ...._.◆__非運動部 ※※
※※
4月 7月 10月 12月 測定時期
図15.男子の運動部と非運動部の踏台昇降運動の変化
篇 好 一酬
70
世 賦 60 塑
50
40
◆・… 非運動部
4月 7月 10月 12月 測定時期
図16.女子の運動部と非運動部の踏台昇降運動の変化
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響について 13 型に入るものであるが,プラスー般型が混入していると思われる。移動回数が 少ないことは,脚筋力が弱いか,オーバーウエイトによるものと判断すること ができる。図5.6を見ると4月から7月までの体育履修期間の値は男女とも 運動部,非運動部群ともいずれも1%水準で向上しているのが認められた。
男子の運動部群は10月から12月までの間にも有意(5%)な向上が認めら れた。夏期休暇中はいずれの場合でも統計的な差ではないが下降現象がみられ た。4月と12月の測定値を見ると男女ともまた運動部,非運動部群ともいず れも1%水準で有意な向上を示した。運動部群と非運動部群の間にはいずれ の測定の場合にも差は認められなかった。入学当初から夏期休暇までの体育実 技履修期間に1%水準で有意に向上が認められたが,この間だけの結果から 体育実技による教育効果と速断することは危険である。片岡8)が指摘している
ようにこの期間における著しい増加は,大学受験の影響とみられている高校後 半期から体力の発達停滞,下降現象が大学入学後に回復された現象要因の1つ
として考えることもできる。
背筋力:全身の筋力の指標としての背筋力は図7,8に示した。
男子の運動部群は4月から12月まで向上はみられなかった。非運動部群 は体育実技履修期間は7月,12月の両方とも増加傾向が見られた。統計的に 有意であったのは7月のみであった。また,入学当初と12月の間の変化で は5%水準で有意に向上が認められた。入学当初の運動部群と非運動部群と の間には有意(5%)な差が認められたが,その後の測定では両群の間には差 は認められなかった。一方,女子の背筋力についてみると運動部群は男子同様 4回の測定値の間に変化は見られなかった。非運動部群の入学当初から体育実 技履修後の7月の間は有意(5%)な差で向上が認められた。夏期休暇後の 10月では僅かではあるが下降傾向がみられ,その後の体育実技履修による向 上はみられなかった。運動部群と非運動部群を比較すると4月と10月の測 定で運動部群の方が非運動部群より有意(5%)に高い値を示した。運動部群
と非運動部群の10月の差は運動部群は下降せず,非運動部群は夏期休暇によ って下降したのが大きいためと思われる。
握力:前腕部の静的屈筋力の指標となるものである。男女とも入学当初から
12月までの4回とも変化がみられなかった。男子の運動部群と非運動部群の 7月と10.月の測定値において運動部群が非運動部群より有意(5%)に高い値
を示した。その他は体育実技履修による向上,あるいは,夏期休暇による下降 は認められなかった。このことは我々の日常生活の中では物を掴んだり,握っ たり,握力を利用することが頻繁であって,他の筋力よりも変化が少なく,年 齢による低下がみられないと船橋1°),猪飼ら11)等は報告している。
立位体前屈,伏臥上体そらし:身体の柔軟性をみる指標として広く用いられ ている。図11,12は立位体前屈,図13,14は伏臥上体そらしを示した。
立位体前屈では男子の運動部群と非運動部群とも4月から12月までの間 に変化はみられなかった。また,運動部群と非運動部群の間にも差はまったく みられなかった。女子の体育実技履修および夏期休暇による変化は運動部群と 非運動部群ともみられなかった。ただし,運動部群と非運動部群の間にはいず れの場合にも運動部群の方が非運動部群より有意(1%)に高い値を示した。
伏臥上体そらしについてみると,男子の運動部群と非運動部群は立位体前屈 とほとんど同様の結果であった。女子も両群ともほとんど立位体前屈と同様の 結果であったが,運動部群と非運動部群の差は7月の測定値には統計的な差 は認められなかったが4月(5%),10月(1%),12月(5%)で有意に運動 部群の方が非運動部群より高い値を示した。伏臥上体そらしは日常の生活行動 様式に余り使われず,前屈姿勢をとることが多い。このために意識的に後方へ 反る運動を行わないと関節の可動範囲が狭くなり脊柱の後方への柔軟性を欠く ことになることは当然予想されるのでこのような配慮で体育運動を課す必要が あるだろう。
踏台昇降運動:全身持久性の指標として踏台昇降運動は図15,16に示し
た。
男子の運動部群は入学当初から7月までの間に5%水準で有意な増加がみ られた。非運動部群の体育実技履習期間には僅かながら増加傾向がみられたが 統計的な差はみられなかった。各期間の測定における増加傾向は統計的な差で はないが4月と12月の間の測定では運動部群及び非運動部群の両者とも有 意(1%)に増しているのが認められた。女子では4月と7月の体育実技履
大学正課体育実技が学生の体力に及ぼす影響について 15 修期間に運動部群と非運動部群の両者が有意(1%)に増加したのが認められ た。その他は体育実技履習と夏期休暇による増減傾向はみられなかった。
以上本学学生の形態,体力について体育実技の効果および夏期休暇による影 響について調べた結果,体育実技履習によって,体力種目によっては著しく増 加したものもあるが,ほとんどは,増加傾向がみられた。反対に,長期休暇に よって体力低下現象がみられた。このことは週1回75分の身体運動が学生 の体力に及ぼす影響の重用性を示唆しているものと考えられる。
近年,性,年齢を問わず運動不足による体力の低下は著しいものがある12・13)。
特に女子大学生で意図的に身体活動をしていない学生の1日の心拍数は70 拍/分から100拍/分の範囲にあり,きわめて低いことが明らかにされ,体力 向上の刺激とならないという鳥越14)らの報告がある。一般に呼吸循環器系を中 心とした,機能向上に必要な運動刺激は心拍数で130拍/分以上に相当する運 動を一定時間継続することが必要とされている。このことから考えれば,日常 生活で意図的に運動を実践していない学生にとっては正課体育実技授業中の身 体活動水準が授業内容による差こそあれ,平均130拍/分から160拍/分のレ ベルの運動水準を維持しているという報告15・16)からみても,週1回,75分の 正課体育実技による運動刺激が体力向上に影響を及ぼしている物と考えられ
る。しかし,積極的に課外運動に参加している者の方が体力が高いことを考え れば少なくとも正課体育実技授業のなかでより高い運動刺激を与えることによ
り,より効果的に体力の維持増進が望めるのではないかと考える。
ま と め
身体の発育発達の過程において最終段階にあたる大学生に適切な運動刺激を 与え,体力の維持増進を図ることは大学正課体育に課せられた重要な目的であ る。このような観点から体育実技の教育効果を高める手掛りを得るために,体 育実技以外に身体運動を実施していない一般学生と運動部所属学生を対象に形 態,運動能力についてどのような変化がみられるかを検討した。
結果は次の通りであった。
1)運動部群,非運動部群に身長,体重の1年間における変化は認められ
なかった。
2) 入学当初と7月の体育実技履習終了後の非運動部群は反復横とび(男 女),背筋力(女子),踏台昇降運動(男女)にそれぞれ5〜1%水準で 有意な増加を認め,運動部群は反復横とび(男女),踏台昇降運動(女 子)にそれぞれ1%水準で有意な増加が認められた。両群とも他の測 定項目でも増加傾向がみられたが入学当初の体力が12月までに有意に 向上したのは反復横とび(男女),踏台昇降運動(男女)がそれぞれ有意 (1%)に増加した。
3) 夏期休暇により体育実技未受講期間中の体力に低下傾向が僅かにみられ たが有意な低下ではなかった。しかしこの低下は正課体育実技実施によ り全ての測定項目に増加傾向がみられた。特に入学当初から夏期休暇前 まで体力の増加が著しかった。
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