ニワトコ葉成分の研究(予報) Ursolic Acid お よびβ‑Sitosterol の分離
著者 井上 隆夫, 森口 征彦, 青山 林作
雑誌名 星薬科大学紀要
号 11
ページ 17‑17
発行年 1962
URL http://id.nii.ac.jp/1240/00000015/
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井上隆夫,森口征彦,青山林作:ニワトコ葉成分の研究(予報)
Ursolic Acidおよびβ一Sitosterolの分離
Takao Imue, Ma8ahiko MorigucM and Ri酪aku Aoyama:On the Components of Sμ7ηbμ6μs sゴεboγ4 α勿Leaves.(Preliminary Report)
Isolation of Ursolic Acid andβ一Sitosterol.
Ursolic acid and β一Sitosterol were isolated from Sμ〃2bμεμs s θboγ4∫oηαleaves.
These were identified with the authentic specimens by mixed fusion and IR Spectra、
ニワトコ(Sambucus Siebordiana Blume.スイカズラ科)は本邦各地の山野に広く自生する落葉灌木で葉を 接骨木葉と称し,古くは打撲傷などに湿布剤として,または利尿剤として用いられたが,まだ成分研究の報告を見
ない.
われわれはニワトコ葉の成分研究を行ない,Ursolie acidとβ一Sitootero1を分離した.九月初旬,採集したニ ワトコの乾燥葉をメタノールで抽出して,メタノールエキスとする.これを熱湯で処理し,熱湯に不溶の部分にア セトンを加えて撹絆し,不溶部と可溶部に分けた.このアセトン不溶部を熱エタノールに溶かし,炉液を濃縮放置 すると,結晶性の沈澱物を生ずる.この析出物をエーテルで洗瀧した後,エタノールで再結晶を繰返し,mp・
285°の無色針状結晶を得た.本物質はLiebermann−Burchard反応陽性(赤紫〜紫),元素分祈よりC3。H4⑨03と なり,諸性質がUrsolic acidと近似しているので,キョウチクトウより得たUrsolic acidと混融した結果,融 点の降下を認めず,またIR吸収スペクトルもまったく一致した、よってこの結晶はUrsolic acidであることを 確認した.
また,アセトン可溶部をエキスにまで濃縮し,アルミナクロマトに付し,エーテルで展開して得た結晶をエタ ノールで再結晶しmp.138〜140°の無色板状の結晶を得た.本品はLiebermann−Burchard反応陽性(青→汚緑 色),元素分祈より,分子式はC2、H5。0に一致し,β一Sitosterolと思われるので,標品のβ一Sitosterolと混融し た結果,融点降下を認めず,またIR吸収スペクトルも完全に一致した.したがって,この結晶は,β一Sitosterol であることが判明した.
なお,熱湯可溶部はMg+HCI反応顕著なので,フラボノイドの存在が予想されるが,現在研究中である.
正 誤
表
紀要11集
頁 行
777717
11よ111 3↓4↓
6↓
8↓
11↓
誤
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Siθbor4ゴ4πα 3¢ boγ〃助α
Seibordiana
Ursolie acid とβ一Sitooteエol
正
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5ゼθδoぱα綱 Sゴ召bo14ゴα〃α
Seiboldiana
Ursolic acid とβ一Sitosterol