Title
平行円板間の半径流について(第一報)
Author(s)
山里, 栄昭; 伊良部, 邦夫
Citation
琉球大学理工学部紀要. 工学篇 = Bulletin of Science &
Engineering Division, University of the Ryukyus.
Engineering(9): 81-104
Issue Date
1975-03-01
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/26357
81
平行円板間の半径流について(第一報)
山 里 栄 昭 *. 伊 良 部 邦 夫 *
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1 . ま え が き 同心平行円板間の放射状流れについての知識は,ラ ジアノレディフユーザや空気軸受.VTOL
等の設計にお いて重要である。このような放射状流れを支配する主 な因子は円板流路入口の境界層厚さおよびかどの丸み 円樹間のすきまの大きさ,およびレイノルズ数であ るJ
給入口付近において,流れはある厚さを持つ境 界腐を伴なったままでその向きを急変し,円板流路に 流入する。このために速度分布に大きな変化を生じ助 走区間を必要とする流れとなる。出入口の直径比に制 限のある装置では助走間の流れが全体に対し大きな影 響を持つめ。円板間のすきまが相当に小さしレイノル ズ数が十分に小さい場合には,円板間の流れは層流で ある。助走区聞に対する理論的な研究はほとんど層流 に関するものである。例えば,Licht&Fulle~) ,および
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)らは非常に小さなレイノルズ数の半径流に
対する圧力分布の式を求めており.Benenson
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らはP
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の方法により速度分布を仮定して 慣性項をも考慮した近似解を求めている。さらにK
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nの運動量積分方程式を使った
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の近似 解があり,これはMo
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らの実験結果 と比較されている。また,はく離領域をも含めた境界層 方程式の級数解が石沢8)・
9)によって与えられている。 しかしこれらはいずれも入口境界層厚さが容で,流れ 受付:1974年10月31日
*琉球大学理工学部機械工学科 は壁面に平行に流入することを前提としており,した がってこの種の解は入口形状が理想的な場合にのみ適 用される。 円板聞のすきまが大きくなると,流れはついに入口 の角を回る際にはく離を起こし前板のみに沿って流れ てのち,後板に再付着する流れとなる。この再付着点 の距離はすきまが大きくなればなるほど大きくなり 1),2),ついに流れは前板のみに沿って流れ,出口で壁面 噴流となる。このようにはく離を伴なった助走区間で は流入の向きが壁画に平行でないために,層流解をそ のまま適用することはできない。流れが乱流の場合に は境界層計算が複雑なばか刀でなく,流れが墜に沿っ て流入する条件が満足されないので非常に複雑となる ため乱流の研究は重要であるにもかかわらず従来にお いてはほとんど行なわれていない。しかしながらはく 離は流れが層流か乱流のどちらの場合においても起こ るのであるから,はく敵領域についての解析は別の条 件や観点の導入によって行なわれる必要がある"Woo
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1)らによる平行円板に おける割減の研究があるが,助走区間については詳し く取扱っていない。川口めは入口損失係数とすきまお よび助走区間との関連においてかなり詳しく取扱って いるが,これらの研究はすべて円板の直径比が一定の 場合についてのものである。 本研究は入口形状が一定の場合の圧力分布および速 度分布と円板間のすきま,円板直径比およびレイノノレ ズ数との関連において半径流の一般的特性を明らかに82 山里・伊良部:平行円板間の半径流にって(第一報
J
しようとするものである。 rR :再付着点の円板中心からの距離 記 号 U :すきま中央の半径方向の速度 Cf :摩擦係数=~ 0/(y
2
P
u2 )h :円板のすきま
p : 静 圧Q
:体積流量 Re :局所レイノルズ数(= Q/πrν= 2hu/ν) Rh:すきまレイノノレズ数 (=Q/hll= 2πru/lI =πrRe/h) r :円板上の半径,D
:円板外径 d :円板内径 u :壁面聞の任意のJ誌における速度 百:体積流量平均速度=Q/2πrhZ
:円板面から垂直にとった距離 す。:壁面せん断応力ν :運動粘性係数
~ :速度分布修正係数 p:;密 度 添字 1,2はそれぞれ円板流路入口,および出口を 表わす。また,∞は円板出口より相当はなれた位置 を表わす。2
.
圧力分布に関しての近似解 いま流れが乱流で円板壁面に平行に流入するものとし,速度分布10)を流路の半幅に対して次のように仮定す る。 u/U =(2Z/h)~
•
•
-( ) したがってUは平均速度 Eを使って表わせば U = ( 8/7 ) u となる。半径流に対する運動量方程式は,環状の Control volumeを考えれば, _ JhJ2-p 愉十七州 dr+2~0 市=ーすF ロrJ
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ü2
dzコ dr
凶 Nikuradse 10)とSchiller11)とによれば二次元流での壁面摩擦係数Cfは実験的に次のように与えられている。 Cf=~o/C弘 PÜ2)=0 , 079/(Re)~ ,
4,000く Re<
200,000…
(3) 半径流に対しでも同様な式を仮定すれば, (1), (2), (3)の各式により乱流に対する圧力分布の式は次のように与え られる12)。 31. (P-P∞)h4 /(y
2
P
Q2 )= - (16/63π2 ) ((h/r2)2 {(η/n ;2 -1}十0.007089(h/r2)o/4 ~ ,- , ,~〆 (l/Rh)'" {η/r1)74- l} ・(4) あるいは, Q=2πnh百1を代入し,入口における動圧(Y2)PiI12で無次元化すると, (P-Poo)/C仰 向 恥 ー(64/63) {l/(r/fl )2 - l/(r仇 )2} + 0.279田 (r1/h;(品)*
グ グ {1/(r/r1)"741/(r2/r1)"74} ・(4)' を得る。この式の右辺の第一項は慣性流動による圧力上昇を意味し,第二項は粘性摩擦による圧力損失を意味する。 次に流れは層流であるとし,速度分布を次のように仮定する。 u/U=4 (z/h)い-z/hHHz/h) {1 -2 (z/h)) 2 ・・-(5) ここで, ~は速度分布の半径方向の変形を考慮した係数である。運動量方程式は (2)式で与えられるから,これと (5)式とにより,と= -(%)(1 +(dp/dr)2 h/,叩U)であり,また連続の条件により U口 Q/2πrh/C%+~ /40コで ある。この場合には粘性の影響が大であるから,I
~1<1
である。よって, U-:::::3 Q/4符rhである。壁面の応 力τ。=(μau/az)o
= μ( Ufh)(4+~) となり,その結果圧力分布の式は次のようになる。 (P-P∞)h4 /(Y2】ρQ2= (12/π Rh)fo
ge
(r2 /r)一(9/25n-2) (h/l"2)2 {(l"2/r1)2一日…
(6) あるいは,(P-P田)/悦 )Pih2= 48 (π
ザ
h2Rh) {f0ge (r2 /r1 ) -f0ge
(仰)}一(言)
C1/(r/rl)2 - 1/Cr2/r1)2}…
(0)' となる。琉球大学理工学部紀要〈工学篇〉 83
3
.
実験装置と方法 図11ζ実験装置の概略を示す。 空気はシロツコ・ファンにより周囲から吸込まれ, 整流用ダクトに送られ,ここで滅産,整流されてのち 内径7
8
.
4
2
m
m
,
長さ2m
のなめらかな円管を通って円 板流路に供給される。円管の出口付涯では流れが円板 に衝突するために,とくに円板間のすきまが小さいと き,岐点圧カが円管内の静圧に影響してくる。このと とを考慮して管内の速度分布測定用のピトー管は, 円管の出口より上流4
0
0
m
m
の位置に取り付けた。ま た,この速度分布から求積法により流涯が算出され る。流量の調盤は無段変速機(リング・コーン型〉に よりファンの回転数を変えること,およびファンの吸 込口に設置された絞りによって行なった。 実験は直径01=
5
7
5
m
m
(01/d=7.3323), 02 =3
2
9
m
m
(02/d=5.4705),および 03=300mm (03/d =3.8256)の三種類について行なった。 内板は前板,後板の両者ともにアクリJレ樹脂製でな めらかな平面を有しており,円形の鋼鉄製補強板にそ れぞれピスで固定されている。前板は直径30
m
m
,
長さ4
0
0
m
m
のなめらかに仕上げられた軌を有していて,紬 の先端には円板間のすきまを調墜するためのボルトが 軸心上に檎込んである。前板の取付台は山形鋼を使っ た溶接構造で,振動緩和のため送風機取付台と隔離, 独立して設置してある。整流ダクトおよび後板の取付 台も同様の理由iこより独立した構造を有している。さ らに送風織のフランジとダクトのフランジとの聞には 振動吸収材が差しはさんである。後板は円管と絞め合 うようになっており,円板入口は精密な加工によって 直角に仕上げてあり,かどの曲芸名半径はほとんど零で ある。 静圧タップは直径0
.
4
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m
で,前板,後板の両方に設 けであり,その数は,直径01= 575 mmの場合につい ては前板で23個,後板で31.個であって,近隣のタップ どうしの影響を考慮して円板商上にらせん状に配列し である。このうち各円板についてそれぞれ4個は二枚 の円板の平行度を調ペるためのもので,同一円周上に 90・おきに設けてある。また直径 02= 429棚の場合 については前板,後板の両者ともに静圧タップの数は それぞれ24伺とし,後板についてはそのうち4倒を流 れの対称性のチzツク用とした。直径 03= 300 mmの 円板については後板のみに20個の静庄タップを設け た。速度の測定点の数は直径01の円板については10 個とし,直径02については 6伺としてそれぞれらせ ん状iこ配列した。 圧力分布の測定は前述した三種類の円板のすべてに ついて測定した。とれについては,前板と後板の直径 比を変えた場合と,両者の直径をともに等しくした場 合のニ通りについて,すきま hとレイノJレズ数とを変 化させて測定した。 円板聞の速度分布は同一円周上で互いに対向した位 置に設置したピトー金圧管および静圧管とを一方の壁 面上から同変位ずつ,同時にトラパースさせることに よって決定した。 再付着点および逆流領域の広さはタフトを流路にそ う入してその動きを観祭し,また泊膜法との比較によ って測定した。4
.
実験結果と考察 図2 -図n
に円板間流路内の半径方向の圧カ分布を 示す。 図2-61土前核と後絞の直径を等しくし (01=5
7
5
m
m
ふすきま hとレイノノレズ数とを変化させた場合 について前板および後抵上の圧力分布を示したもので ある。 図2の(a)および(b)はh=6mmについてレイノノレズ数 の影響を調ペたものである。これらの図からわかるよ うに円板入口直後において圧力は極小値を示してのち 急激な上昇をへて,やがてゆるやかに回復する。この 圧力分布は前板および後板の両方についてほとんど同 等であり,またレイノJレズ数によってほとんど変化し ない。しかしながらこの場合のレイノ ル ズ 数 の 値 は Re1 = 38730および42920であってほとんど同値であ ることに注意すべきである。またこの場合の再付着点 の距離はTR/T1宇1.5である。図中に乱流解W'
式お よび層流解(6)'式による計算結果を示してあるが,再 付着 点 後の大部分の領域にわたって実験値と乱流解 (4),式による計算値とがよく一致しているのがわかる合 このことは層流から乱流への臨界レイノルズ数が Recri(=Q/
1rタν)cri=2000であり, 1)実験でのレイ ノJレズ数はRe2= 5282および 7490であることから十 分に理解できる。 図3は h=10mm
の場合について前板と後板上の圧力 分布を示したものである。との場合にも前板および後 板上の圧力分布の様子はよく一致しており,それぞれ の圧力分布はh=6mmの場合と同様にレイノJレズ数に はよらない。またこの場合の再付着点の距離は TR/T1宇2.1である。 レイノルズ数の値から流れは8
4
山里・伊良部:平行円板間の半径流にって(第一報) また乱流である。 図4
はh=
1
4
l11111の場合についての圧力分布を示す。 この場合も前板と後板での庄力分布はほとんど同等で ある。また再付着点の距離はr
R
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宇2
.
8
である。 図5
,および図6
はそれぞれh=18
l11111,およびh=
2
0
l1llllの場合の前板および後板上の圧カ分布を示したも のである。これらの場合においては逆流領域の厚さと 広がりがかなり大きく,またこの領域で前板と後板と における圧力に差異が生じており,前板上の圧力の方 が高くなっている。この圧力の差異は主流が前板に対 して,いくらか傾斜して流れていることを意味するも のと思われる。このことについては後でもう少し詳し く考察することにする。再付着点の距離はh=18
l11111の 場合はr
R/Tl
宇3
.
2
5
であり,h=20
l1llllの場合はrR/r
1=
与3
.
5
である。 図1
2
は再付着点距離とすきまとの関係を円板直径比 をパラメータとして示したもので,この図からわかる ように再付着点距離は円板直径比に無関係である。ま た,図1
3
は再付着点距離と入口レイノJレズ数との関係 を示したものである。これらの図から再付着点距離は すきまのみによって定まり,すきまが小さければ小さ く,大きければ大きくなっていることがわかる。 図2-6
においですきまと最小庄カ係数との関係を 円板直径比D/a=7.33
の場合についてみると,h
<
1
4
l1IIIIにおいてはすきまが増大するにつれて最小圧力係 数の値は小さくなり(絶対値は増大する), h ;?:'_4l11111 においでほぼ一定値となり,その値は後板上で (Pmin-P2
)
/
C
Y
2
)P百12
キ-1.0
である。 図7-11
はすきまとレイノルズ数,および円板の直 径比を変えた場合の後板上の圧カ分布を示したもので ある。なお,これらの図中で, (a);図は円板直径比D/
d
=7.33
, (b)図はD/d=5
,4
7
, (c)図はD/d=3.83
の 場合を示す。 図7
はすきまh=6
l11111の場合についてのものであ る。これらの図 7→
a),(b),および(c)からわかるよう に圧力分布はそれぞれの円板比についてはレイノルズ 数の影響はみられない。また流れはすべての場合にお いて乱流であり,図からわかるように圧力分布は大部 分の領域にわたって実験健と乱流解とはよく一致してu
、る。 図8
ー(
a
)
,(b),および(c)はh=8
l11111についての圧力 分布を示したものである。この場合も図 7とほとんど 同じ様子を示している。しかしながら乱流解と一致す る範聞は図 7 (h=
6l11111)の場合と比較していくらか 狭くなっている。 このように圧力分布と乱流解とが一致する範囲は図7-
1
1
の各図を比較することによりすきまが大きくな るにつれて狭くなっていることがわかる。さらにこの ことは円板の直径比によっても影響され, 直径比が小 さければ小さいほど理論値と実験値とのずれは著し〈 なっている。この理由は円板直径比の如何にかかわら ず再付着点の位置がすきまのみによって決定づけられ るからである。 最小圧力係数を図7-11
についてみると,すべての ナきまについて円板直径比D/d=5.47
の場合が他の直 径比の場合に比較して最も低い値を示している。また 各図について最小圧力係数とレイノルズ数Relとの関 係をみてみると,図7-図8ではレイノlレズ数Relが 小さい程,最小圧力係数の値は小さくなっているが, 図9-
1
1
ではレイノルズ数が大きいほどこの値は小 さくなっているので,両者の関係を断定することはで きないが,三つの円板についてレイノノレズ数による変 化はわずかであるので, したがって最小圧力係数はレ イノノレズ数にはよらないと言える。また,すきまによ る最小の庄カ係数の値の変化についてみれば,すきま が小さければ小さいほどこの値は小さくなっていると とがわかる。 圧力分布とレイノノレズ数との関係をもう少し詳しく みてみると,図 7-11からわかるように h~圭,8
m
m
につ いては直径比のすべての場合について圧力分布はレイ ノ/レズ数の変化にかかわらず一定である。他方h:2:1
0
mでは直径比のすぺての場合について,逆流領域を除 く部分ではレイノノレズ数にかかわらずそれぞれ一定の 圧力分布を示しているが,逆流領域で多少の差異が生 じているのが認められる。この差異の大きさはすきま が大きくなればなるほど大きくなっているがレイノノレ ズ数にはよらずにほぼ一定の値となっている。 図1
4
は円板流路断面内の速度分布の半径方向におけ る変化の様子をすきまとレイノ/レズ数とを変えた場合 について示したものである。すべての場合について円 板の直径比は等しくD/d=
7
.
3
3
2
である。図こ4
の(
a
)
はh=6
l11111に対してRel=
4
1
2
0
0
のときの速度分布を示 す。この図からわかるようにr/rl= 1.4
2
においては 逆流領域を伴なった流れになっている。ここで前板をZ/h=O
の面にとってあり,後板はZ
/
h
=工の面にと ってある〈以下において同じ。)r/rl= 2
.
4
2
で は 流 れは流路断面のすべてにわたり外方へ向かう流れとな っている。したがって流れはr/rlく2
.
4
2
において再 付着していることがわかる。向図中に%乗速度分布を 示しであるが,これと比較すればわかるようにr/rt琉球大学理工学部紀要〈工学篇〉 85 =4.46のあたりから対称で十分な乱流になっているの がわかる。ちなみに出口における局所レイノルズ数は Re2 =5617である二再付着点距離は前述のごとくr/
n
.
<2.42の範囲内にあるが, これを図2(a), (b)でみれ ばY
R
/
r
t
キJ.55となり前述の範囲内にあることがわか る。 h =10mmの場合にはやはりr/rl;= 1.40において逆 流が存在し,ょうやく r/n= 2.42付近において再付 着する流れとなっている。 これも図3(a), (b)と比較 すれば分るように圧力分布の上からも十分に再付着点 距離を予測することができる。また出口付近の速度分 布についてみればr/rt= 6.53では%乗速度分布より い〈らか尖った分布を示しているが出口のレイノルズ 数はRe2= 3098,および':.7038であるから流れはやは り乱流を保ったままで流出している。 図41まh=14mm,
函5はh=18mm,
図6はh=20mmの 場合についてのもので,これらの図からわかるように 入口レイノルズ数Rel= 56000-70000 にして三者と もに速度分布の様子はほとんど同じである。とくに h =18mmとh=20mmとでは定性的にも定量的にもほとん ど同じである。また三者ともにr/n
.
= 2.55付近にて ようやく再付着する流れとなっており大きな逆流領域 が形成されていることがわかる。 図15に平均速度の半径方向への変化を,また図工6に 収縮係数α=
日/印刷x
(Umax:
流路断面内の最大速 度)の半径方向への変化の様子を示した。図16からわ かるように流れは円板入口直後において強く縮流して いることはすでに述べた通りである。同図で破線で示 した値は}7乗速度分布を仮定した場合の収縮係数の値 0.875を示したものである。本実験では出口付近にお いて召/Umax
はほぼ0.92に漸近している。6
.
結 論 同心平行ニ円板間の半径流について,入口レイノ1レ ズ数Rel(Q/πnν) ,円板間のすきま,および円板 直径をいろいろ変えて実験を行ない,これらと圧力分 布および速度分布との関係を調ぺた結果,次の結論を 得た。 (1)庄カ分布は布瓶および後板上で円板入口直後に おいてそれぞれの最小値を示し.圧カの最小とな る位置は円板聞のすきま hのみによって決まる。 また圧力分布の変化の様子と収縮係数の変化の様 子はほぼ一致している。 (2)速度分布は,流れの蒋付着後ある距離をおいて 一様になっている。との距離はすきまによって左 右される。 (3) 再付着点距離は円板の大きさおよびRe数によ つては変らず,すきまh
によってのみ左おされ る。 1) P.S. Moller,
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, 14 (1963),
工63. 2) 川口遼二,機械学会論文集, 36-288(
昭
45→ 8),
1341.3) Licht, 1.and Fuller, D.D.,
ASME
, Paper 54.LUB・18,
1954.4)Woolard
,
H.W.,
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, N.Y.,1954.
5)
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nenson, D. andBo
tt, J.F.,ASME
, Paper 61・W叩 3,1961.6)Livesey
,
J.L., I
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一
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山里・伊良部 :平行円板間の半径流について(第l報) h=
14 (h/r2=
0.0487) r/rjo
1
.
42 Rel① 1 .
98一
ー
一
一
56∞
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e
2.55一--
69,
200⑩
3.75 ~ 4.36に
6日
0.2 0.4 0.6 0.81
.
0 (c) u /Uman Fig. 14 For h=
~4 (h/r2=
00487) CD/d = 7.332)Zjh
1
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