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タケダグループ各社の取り組み 欧州における活動 日本における活動 NGOや患者団体など多様な 長 期 療 養 の 子どもたち の 団体との連携を深めながら 企 生きる力 につながる市民活 業市民活動を展開しています 動を応援する助成プログラム 従業員によるボランティア活動 をはじめ 多岐にわたる企業

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Academic year: 2021

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(1)

MDGs

の主要な課題の一つである「三大感染症の蔓延防止」に取り組 むため、タケダは

2010

年に「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(世界 基金)を通じてアフリカにおける保健医療人材の育成・強化を図る寄付プロ グラム「タケダ・イニシアティブ」を立ち上げました。  寄付金額は年間

1

億円で、

2010

年∼

2019

年までの

10

年間継続しま す。現在の支援対象地域であるタンザニア(対象疾病:マラリア)、ナイジェ リア(対象疾病:エイズ)、セネガル(対象疾病:結核)のうち、

2011

5

月に タケダはタンザニアのプロジェクトを視察し、医療関係者とのステーク ホルダー・ダイアログを行いました。なお、寄付金の使途については、世界 基金は全て監査法人などの外部専門機関の監査・検証を受けており、透明 性の高いプロジェクトとなっています。  「タケダ

-Plan

保健医療アクセス・プログ ラム」は、公益財団法人プラン・ジャパンとの 提携によって、

2009

年にスタートしました。本プログラム では、中国、インドネシア、フィリピン、タイのアジア

4

ヵ国に おいて、子どもたちの保健医療アクセスを支援するきめ細 かい取り組みを推進しています。

2

年目となる

2010

年度 では、各地域において、プログラムの対象エリアや延べ対 象 人 数 が 拡 大 するなど、着 実 な 進 展 を 見 せ て います 。

2010

2

月、タケダはフィリピンのプロジェクト・サイトを 訪問し、プロジェクトの改善に向け、医療関係者や保健ボラ ンティアとのステークホルダー・ダイアログを行いました。

国連ミレニアム開発目標(

MDGs

)が掲げる「三大感染症の蔓延防止」など、

途上国が抱えている課題に対して、継続的な取り組みを進めます。

[途上国の保健医療支援]

ホームページで、活動の詳細をご紹介しています。

タケダ・イニシアティブ

MDGsへの対応:目標6

タケダ

-Plan

保健医療アクセス・プログラム

インドネシアにおける活動 屋外での排泄禁止促進 中国における活動 子どもの栄養改善 タイにおける活動 若年層のHIV/AIDS感染予防 MDGsへの対応:目標6 フィリピンにおける活動 子どもの医療支援 MDGsへの対応:目標2、目標8 MDGsへの対応:目標1、目標2 MDGsへの対応:目標4、目標7  多くの国において、エイズ、結核そしてマラリアは依然として主要な保健課題 であり、タケダと世界基金とのパートナーシップである「タケダ・イニシアティブ」 は、課題解決のための重要な投資であると考えています。タケダの取り組みが、 他の企業による世界基金へのサポートを喚起してくださっていることをとても 喜ばしく思っています。

Stakeholder's Voice

世界基金事務局長

Professor Michel Kazatchkine

マラリア対策に有効な殺虫剤を織り込んだ蚊帳の使用法を教える 保健スタッフ(タンザニア)

写真提供:プラン・ジャパン

(2)

Takeda

Global CSR

[タケダグループ各社の取り組み]

NGO

や患者団体など多様な 団体との連携を深めながら、企 業市民活動を展開しています。 従業員によるボランティア活動 も、積極的に行っています。

欧州における活動

障がい者サッカー協会へのサポート (英国)   長 期 療 養 の 子どもたち の “生きる力”につながる市民活 動を応援する助成プログラム をはじめ、多岐にわたる企業市 民活動を推進しています。

日本における活動

 保健医療、教育環境の 向 上に向 けた 活 動 など、 アジアの子会社が、各国の 実情に合わせた企業市民 活動を展開しています。

アジアにおける活動

インターンシップの実施(台湾)  地域の住宅・教育施設の 修復プロジェクトや、癌患者 さんを支援する活動などを 展開しています。

米国における活動

従業員ボランティアによる 地域の学校での活動 長期療養の子どもたち支援

(3)

 「アメリケアーズ」は、被災地の救済と人道支援を目的とし た非営利団体で、緊急の医療ニーズに迅速に対応するとと もに長期的な支援活動を行っています。武田ファーマシュー ティカルズ・ノースアメリカ株式会社(

TPNA

社)は、「アメリケ アーズ」に、数年間にわたって医薬品を提供してきました。  

2010

10

月、エ ルサ ルバドルへ の 空 輸 医 療 支 援に

TPNA

社の従業員が

2

名同行し、野外診療所、病院、孤児院 という

3

つの支援先を訪問しました。患者さんたちは、「アメ リケアーズ」への支援に対する感謝の気持ちから、

TPNA

社 の従業員たちを拍手で迎えてくれました。改めて、タケダの 医薬品が患者さんの人生を 支える力を持っていること を、従業員が感じられる機会 となりました。 「アメリケアーズ」の医療サービスを待つ 患者さんたち  今回の視察を通して、ほんの一部ですが、 「アメリケアーズ」が行っている活動を見るこ とができました。「アメリケアーズ」は、さまざ まなパートナーシップを通じて、世界中の困っ ている人たちに医療支援を行っています。私 は、TPNA社が「アメリケアーズ」のパートナ ーであることを誇りに思います。また、医薬品 業界の貢献の現場を目の当たりにし、それが 世界中に大きな変化をもたらしていることを 知って、強い感銘を覚えました。

「アメリケアーズ」の活動を

サポートしています。

Stakeholder's Voice

子どもの患者さんとふれあうTPNA社Kristi Lengyel

心身ともに健康で、明るく豊かな未来へ。

誠実な活動を、グローバルに展開しています。

TPNA社

Kristi Lengyel

米 国

(4)

Stakeholder's Voice

 地域社会への貢献は、ミレ ニアム社の企業風土を創る うえでの重要な要素となって います。ミレニアム社では、 「コミュニティ・サービス・デ ー」を設けて、従業員とその 家族に、ホームレスや恵まれない子どもたちの支援、飢餓救 済機関でのボランティア活動などに参加する機会を提供し ています。また、環境保護団体を支援し、ニューイングランド の公園、レクリエーション地区、自然保護区の清掃と維持の お手伝いをしています。  「コミュニティ・サービス・デー」は、ミレニアム社従業員の 絆を強めることに役立っています。参加者は、ボランティア 活動にやりがいを感じ、多くの人が一年を通して活動を続 けています。参加人数は年々増えており、平均して

450

人 以上が「コミュニティ・サービス・デー」におけるボランティ ア活動に参加しています。 地域の学校の修復活動

従業員がボランティア活動に参加する

機会を広げています。

「コミュニティ・サービス・デー」に参加したミレニアム社従業員チームとその家族 ティミルティ中学校校長

Ms. Valeria Lowe-Barehmi

 ミレニアム社のボランティアの方々が、新学 期を迎えるにあたって、教室や校庭整備の手 助けをしてくださることに、私たちは心から感 謝しています。  また、ミレニアム社は「コミュニティ・サービ ス・デー」においてだけでなく、サイエンスフェ アの審査員や生徒たちの指導員として、一年 を通して我が校を支援してくれており、とても 良い企業風土のある会社だと感じています。

米 国

(5)

2010

10

月、武田サンディエゴ株式会社(

TSD

社)と地 域企業の従業員

192

名、そしてお揃いのバンダナをした

30

匹の犬たちが、乳癌支援団体「スーザン・

G

・コーメン・フォ ー・ザ・キュア」が主催するチャリティウォークに参加しまし た。このイベントは、毎年恒例となっているもので、参加者は

1,000

マイルを超える距離をウォーキングし、乳癌の研究 と啓発のために

15,000

ドルが集められました。  「スーザン・

G

・コーメン・フォー・ザ・キュア」は乳癌を克服し た人と支援者による世界最大の草の根ネットワークで、人々 のいのちを守り、勇気づけ、質の高い治療の提供と、研究を 支援しています。

TSD

社の チャリティウォークなどで集 められた資金は、サンディエ ゴでの 乳 癌 研 究 、教 育 、公 共医療サービスのための投 資に使われます。 ウォーキングに参加した犬たち

乳癌支援団体「スーザン・

G

・コーメン・フォー・ザ・キュア」を

サポートしています。

Stakeholder's Voice

募金と乳癌啓発のためにウォーキングをするTSD社従業員

コミュニティにおける「良き企業市民」として、

ボランティア活動に取り組んでいます。

 「スーザン・G・コーメン・フォー・ザ・キュア」の 地方支部の資金調達のために開催されたTSD 社のチャリティウォークは、とても大きなイベ ントとなりました。TSD社の従業員、ご家族、リ ーダーシップチームの熱意によって、驚くほど たくさんの犬たちや、赤ちゃんも参加し、楽し さいっぱいの日となりました。TSD社は、地域 社会に貢献することの重要性を、しっかりと認 識している企業だと思います。 「スーザン・G・コーメン・フォー・ザ・キュア」 開発・マーケティング・コミュニケーション・ディレクター

Ms. Sandy Rabourne

米 国

(6)

 「Give2Asia」では、米国の企業、団体と協力 し、東日本大震災による被災者の支援活動に取 り組んでいます。私たちは、3月20日に開催さ れたTSF社のイベントに参加し、人々の献身的 な活動に心を強く動かされました。募金を目的 としたランチイベントは、社員の参加を促すよい 手法であり、日本の救援・復興プロジェクトの支 援活動として効果的です。TSF社の取り組みは、 危機の時代に私たちをつなぐ思いやりと共感を 示す、素晴らしい事例だと思います。

Stakeholder's Voice

2011

3

20

日、武田 サンフランシスコ株 式 会 社 (

TSF

社)では、東日本大震災 による被災地支援を目的とし た「ファンドレイジング・バー ベキューランチ」を開催しま した。

TSF

社の従業員、家族、 友人、および近隣の工業団地 に勤務する人たちを対象とし たこのイベントで

7,000

ドル以上の募金が集まりました。  また、これとは別に、

TSF

社の従業員は

3,500

ドル以上の 募金を行い、会社からの同額の拠出およびバーベキュー ランチで集まった募金と合わせて、合計

14,000

ドルを

NPO

Give2Asia

」に寄付しました。「

Give2Asia

」に寄付した 募金は、被災者の支援活動を行っている日本の団体へ届け られます。

東日本大震災による被災地支援のために

募金活動を行いました。

バーベキューランチを準備するTSF社従業員 Give2Asia プレジデント& CEO

Mr. Barnett F. Baron

近隣の方々と交流するTSF社従業員

米 国

(7)

 TGRD社のような組織からの支援がなけれ ば、学生たちの多くは、科学における彼らの興味 を追求することができなかったでしょう。TGRD 社は、学生たちの将来の扉を開ける手助けをし てくれています。それはまた、明日のイノベーシ ョンの扉を開けることにつながるのです。

Stakeholder's Voice

60

年以上の歴史を持つ 「シカゴ・パブリックスクール・ スチューデント・サイエンス・ フェア」は、生徒たちの科学、 技術、工学、数学における研 究成果の発表の場となって い ます。

2 0 1 0

年 度 、武 田 グローバル研究開発センター株式会社(

TGRD

社)では、保 健医療分野で学位取得を目指す

7

人の高校生に、

30,000

ドルの奨学金を提供しました。  奨学金授与者は

2011

3

月下旬に開かれた「シカゴ・パ ブリックスクール・スチューデント・サイエンス・フェア」に参 加し、厳しい基準をクリアすることで、奨学金を獲得してい ます。この支援を糧として、生徒たちが未来の保健医療分 野の進歩をリードしていくことを期待しています。 シカゴ・パブリックスクール・スチューデント・ サイエンス・フェア2011 シカゴ・パブリックスクール・スチューデント・ サイエンス・フェアホームページ http://cpsscifair.org/

未来のイノベーションの扉を開く、

高校生たちを支援しています。

奨学金授与者とTGRD社従業員 シカゴ・パブリック・スクール

Ms. Angela Dumas

人々の健康と医療の未来に貢献する

さまざまな活動をサポートしています。

米 国

(8)

8

年 前 からタケダでは 、 米 国 で 最 大 の 科 学 奨 学 金 プログラムである「アチー ブメント・リウォード・フォー・ カレッジ・サイエンティスト 基金」(

ARCS

)と提携し、科 学分野の上級学位を目指すシカゴ地区の大学院生を支援 しています。  

2010

年には、タケダの医薬開発本部から、

6

人の大学 院生に対して合計

60,000

ドルの奨学金を授与し、それぞ れの学生が、生化学、生物、細胞分子生物学、化学、免疫学、 医学分野で研究を進める機会を提供しました。奨学金授与 者は、ノースウェスタン大学、シカゴ大学、イリノイ工科大 学などの一流大学の研究室によって推薦された大学院生 のなかから選抜されています。  人々の生活の向上は、ARCSが支援してい るような、前途有望な科学者たちの研究から 始まります。私たちは、タケダから受けている 支援に感謝しています。学生の向学心を育む ことは、彼らの将来への投資であるとともに、 科学と医学の未来への投資でもあるのです。

これからの保健医療分野を担う、

大学院生を支援しています。

Stakeholder's Voice

研究発表する奨学金授与者 ARCSシカゴ支部

Ms. Donna Spivey

ARCS ホームページ http://www.arcsfoundation.org/ 奨学金授与者とタケダ従業員

米 国

(9)

 ガーナでは、地方の人々は、ほとんど泌尿器 疾患診療を受けることができません。ドイツで 泌尿器科専門医としての研修を終えて帰国し たガーナの医師たちは、現地の病院における 医療スタッフ、設備、医薬品の不足を痛感して います。TP社のようなグローバル製薬企業の 協力を得られることは、私たちにとって非常に 価値のあるものとなっています。TP社の支援 により、泌尿器疾患診療の水準を向上させ、ま た人々が必要としている診療を行うことがで きるのです。

Stakeholder's Voice

 ガーナには

2,200

万人に対して

10

人の泌尿器科専門医 しかいないため、深刻な医療ケアの供給不足に悩まされてい ます。医療スタッフはアクラの大学で数年に

1

人しか育成で きず、医薬品不足も切実な問題です。「ドクター・フォー・アフ リカ」は、

2007

年に設立された非営利団体で、このような状 況を緩和するためにいくつかのプロジェクトを立ち上げて、 支援を行っています。  タケダ・ファルマ有限会社(

TP

社)は

2010

年に「ドクター・ フォー・アフリカ」と協力関係を結びました。維持会員として、

TP

社はデュッセルドルフでのドイツ泌尿器科学会(

DGU

)総 会で、

8,000

ユーロの募金 を集めました。医療スタッフ をガーナに派遣しており、さ らに、活動の継続的な発展 に向けて、アーヘン工科大 学との提携も行っています。 Dr. Gerd Engelとガーナの医師たち

ガーナにおける泌尿器疾患治療を

支援しています。

朝の診察前の医療スタッフ・ミーティング 泌尿器科専門医 「ドクター・フォー・アフリカ」創立者

Dr. Gerd Engel

世界各国で、患者さんをサポートする活動に

取り組んでいます。

ドイツ

(10)

 ラボラトワール・タケダ株式会社(

LT

社)は、

8

年間にわた って、仏フリードライヒ失調症協会(

AFAF

)を支援していま す。フリードライヒ失調症は、進行性で遺伝性の神経系希少 疾患です。フランスでは

50,000

人に

1

人が罹患し、多くの 患者さんが思春期に発症します。  

LT

社は

3

つの主な活動を通して、患者さんと家族を支援 しています。

1

つめは、ニュースレターなどの、医療従事者向 けの情報ツールの作成を支援するプログラムです。今年度 版のニュースレターは、この病気に 関する信頼性の高い情報源となる よう編集しました。

2

つめは、患者さ ん向けの情報誌の発行です。そして

3

つめは、

2

日間にわたる

AFAF

年次 総会の期間中に行っているボランテ ィア活動で、従業員が患者さんの食 事や移動をサポートしています。 患者さん向けの情報誌  LT社の支援のおかげで、今年もまた医療従 事者向けのニュースレターと、患者さんと家 族向けの情報誌を作成し、ワークブック『フリ ードライヒ失調症とともに生きる』を完成させ ることができました。  そして、オレンジ色のTシャツを着た大勢の ボランティアチームが、2011年4月に開かれ たAFAFの年次総会に、今年も来てくれました。 LT社のサポートに、とても感謝しています。

希少疾患と闘っている患者さんと家族を

継続的に支援しています。

Stakeholder's Voice

フリードライヒ失調症の患者さんとLT社従業員 仏フリードライヒ失調症協会(AFAF)会長

Ms. Juliette Dieusaert

フランス

(11)

 診療所に入ると、患者さんが口ずさむ、神へ の讃歌が聞こえます。今年は、毎日たくさんの 人が診察にやってきました。マラリアにかかっ た赤ちゃん、感謝の笑みを浮かべる老婦人…。 私は、遠くのジャングルの村から救急車で乗り 付け、トタン屋根の下の中庭などのさまざま な場所で、保健に関する教育や治療を行う活 動をしています。看護師たちは、みな何年来か の友人ですが、高いスキルを有しています。 BMCはここではとても有名であり、彼らの可 能性をさらに高める施設でもあるのです。こ こでは、私はいつも、家にいるように落ち着い た雰囲気を感じています。

Stakeholder's Voice

 タケダ・イタリア・ファルマ チェウティチ株式会社(

TIF

社)は、人道的支援と教育促 進を行う非営利団体「アミク ス・オンルス」とともに、ガー ナの 中 央に位 置するビリワ にある、バオバブ医療センタ ー(

BMC

)の医療プログラムを支援する体制づくりを行い ました。  ボランティアのイタリア人医師の支援のもと、現地の医 療関係者が

BMC

の施設の管理と、患者さんへの対応を行 っています。

BMC

では、地域住民への保健衛生サービス や、疾病予防キャンペーンを実施し、現地の医療関係者の 教育と技能向上をサポートしています。

BMC

の活動は、多 くの人々やコミュニティに役立っており、

TIF

社では、

7

年前 から活動に協力し、資金的援助を続けています。 バオバブ医療センターで診察を待つ女性

NGO

「アミクス・オンルス」の

ガーナにおける活動を支援しています。

ガーナの村へ往診するSilva医師 ミラノ総合病院内科医

Alessandro Silva, M.D.

ステークホルダー側の視点から、

社会全体にポジティブな効果を生み出す活動に取り組みます。

イタリア

(12)

 英国はヨーロッパにおいて最も義足比 率が高い国の一つです。タケダと関わりの 深い糖尿病と骨肉腫が、ともに足の切断の 原因になりうることもあり、

TUK

社はこの 問題に注目してきました。  

TUK

社は、足の喪失を乗り越えようとし ている人々を支援する活動を開始しまし た。それは、同時に運動の大切さを啓発する取り組みにもなっ ています。「イングランド・アンプティサッカー協会」の支援が活 動の中心で、

2010

年には、アンプティサッカーワールドカップ への参戦のため、

5,000

ポンドを寄付してチームをアルゼンチ ンに送り出しました。また、アンプティスポーツに対する認知度 を高めるための国際アンプティサッカー試合「タケダ・カップ」の 決勝戦に資金を提供しました。当日は、

TUK

社従業員、メディア のパーソナリティ、政治家、そして大勢のサポーターたちが集 まり、その模様は多数のマスコミに取り上げられました。 イングランド・アンプティ サッカー協会パンフレット  私は、TUK社からの支援を、うれしく思って います。その貴重なサポートによって、国際的 な友好のためのイベントを開催することがで きました。これにより、アンプティサッカーの認 知度が高まり、新たな選手の参加にもつなが り、チームをワールドカップに派遣するための 追加の寄付を得ることができました。  また、このイベントについての報道の効果は 素晴らしく、切断手術後もアクティブな生活を 送ることができることを広く印象づけることが できました。

「イングランド・アンプティサッカー

協会」の

活動を支援しています。

Stakeholder's Voice

TUK社取締役福富康裕と「イングランド・アンプティサッカー協会」の方々 イングランド・アンプティサッカー協会

Mr. Dave Tweed

※アンプティサッカー:足に障がいを持つ方々が、松葉杖を用いて行うサッカー

英 国

(13)

 武田アイルランド株式会社 (

TIL

社)の

CSR

委員会設立に伴 う活動の一環として、数百冊に 及ぶ従業員の本を社内のブック バンクに提 供し、そ の 売 上 を 地 元 の 慈 善 団 体「 聖ミカエル ハウス」に寄付しました。集め られた本は、従業員が手に取り やすいように食堂にディスプレイされ、資源の有効活用と、 地域社会の支援をしっかりと結びつける取り組みとなりまし た。料理からスポーツまで幅広い分野の本が集まり、従業員の 多様性を反映して、さまざまな言語の本が販売されました。  「聖ミカエルハウス」は、地域に根ざした活動を行っている ボランティア団体で、

170

以上の施設で、約

1,600

人の知的 障がい者を支援しています。  TIL社からの寄付は、初期サービスプログラ ムの拡張に活用しました。「聖ミカエルハウス」 では、小児病院や産院から一ヵ月平均7人の知 的障がい者を受け入れています。TIL社の支援 がなければ、多くの子どもたちが入所待ちと なってしまったことでしょう。

従業員の本をリユースし、

収益金を知的障がい者の支援団体に寄付しました。

Stakeholder's Voice

TIL社従業員がブックバンクに提供した本

企業市民として、地域ごとの実情を

しっかりと踏まえた活動をサポートしていきます。

聖ミカエルハウスファンドレイジング部

Ms. Fran Baker

 本の寄贈が殺到したため、ボランティアが、 子ども向け、アドベンチャーなど、分野別に仕 分けするのを手伝いました。この活動は、本を リユースし、意義ある寄付を行う、素晴らしい 機会となりました。 武田アイルランド株式会社

Miriam Farrelly

本を販売するTIL社従業員

アイルランド

(14)

 「テオドーラ財団」は、アンドレとジャン・ポー リーの兄弟によって、母親のテオドーラさんを 記念して、1993年にスイスで設立されまし た。その活動は、イギリス、フランス、香港、イ タリア、スペイン、トルコ、ベラルーシなど多く の国へと広がっており、ホスピタル・クラウン たちが、120におよぶ世界中の病院を毎週訪 れています。  ナイコメッド・スペインと世界最大のホスピタル・クラウン 団体「テオドーラ財団」は、子どもの手術に付き添う試験的 なプロジェクトをスタートしました。マドリード、バルセロナ、 カナリア諸島にある

3

つの主要な病院で始められ、今年は アンダルシア地方にも広がる予定です。「テオドーラ財団」 のスペインでの活動は

2000

年に始まっており、

20

の病院 で

26

人のホスピタル・クラウンが活動しています。過去

10

年間で、

25

万人以上の入院中の子どもたちを笑顔にして きました。  今回のプロジェクトでは、ホスピタル・クラウンは病室の訪 問だけでなく、手術にも付き添 います。子どもとその家族を 精神的にサポートすることで、 医療スタッフが手術に集中す ることができ、くすりの投与を 減らせることも期待できます。 子どものケアをするホスピタル・クラウン

ホスピタル・クラウン団体

「テオドーラ財団」を支援しています。

「テオドーラ財団」のホスピタル・クラウンたち

スペイン

About

the Stakeholder

(15)

 「ナイコメッド・ゴールデン・カドレイズ・オブ・メディスン」奨 学金プログラムは、ロシア全土にある

18

の医科薬科大学の 有 望 な 学 生 を 支 援して い ま す 。

2 0 0 6

年 の 創 設 以 来 、

3,000

人以上の学生からの応募があり、

700

人が奨学金を 得ています。  ロシアの州立大学における医科薬科学生の専門教育を支 援するこの取り組みの内容は、経済的援助にとどまるもので はありません。医療従事者が各分野における知識を提供す るビデオレクチャーの支援、国際的な 専門雑誌の購読、医薬品の経済性評 価や安全性監視などに関する主要課 題の講義、そして医学書のオンライン 注文もサポートしています。このプロ グラムは、

2013

年に「タケダ・ゴール デン・カドレイズ・オブ・メディスン」と改 称されます。  この長期間にわたる社会的な取り組みは、 ロシアの主要なNGOの一つであり、55の州 立大学の学長で構成されている「医科薬科大 学学長協議会」の資金提供を受けています。  有名なロシアの医学雑誌『Doctor. Ru』 も重要なパートナーの一つで、さまざまな学 問分野(小児科、神経学、心臓病学等)のオピ ニオンリーダーともに、奨学生のインタビュー を連載しています。

About

the Stakeholder

次世代のロシアの医師を

支援しています。

ロシア

新興国の保健医療分野における

社会的課題に応える活動を進めています。

奨学生の写真と プロフィールを掲載した パンフレット 「ゴールデン・カドレイズ・オブ・メディスン」の奨学生

(16)

  ナイコメッド・ブラジルでは、「ドリナ・ノウィル 財 団 」を

2009

年から支援しています。  「ドリナ・ノウィル財団」は、

60

年以上にわたって、教育や文 化活動を通して、視覚障がい者の社会参加に貢献してきま した。その活動は、点字本、オーディオブック&マガジンの制 作、デジタル音声のフォーマット化の取り組みなど多岐にわ たっています。財団が制作した 教材は、ブラジル全国の視覚 障がい者、何百もの学校、図書 館、その他の組織に無料で配 布されます。  

2011

年には、

19

万冊の本 が提供され、

1,430

人が財団 のプログラムを通じて支援を 受けています。

視覚障がい者のための

教材づくりを支援しています。

 「ドリナ・ノウィル財団」は、ブラジルの視覚 障がい者向け教育のパイオニア、ドリナ・ノウ ィルさん(1919-2010)によって、1946年 に書籍出版基金として設立され、視覚障がい 者に教育機会を提供するさまざまな活動を進 めてきました。ドリナ・ノウィルさんは、1979 年に視覚障がい者世界連合審議会会長に選 出されています。

About

the Stakeholder

ブラジル

歩行訓練を受ける視覚障がい児 点字本を読む視覚障がい児たち

(17)

 武田薬品(中国)では、南開大学の学生への 経 済 的 支 援を大 切な取り組 みと考えていま す。南開大学は中国、特に天津ではランキング の高い大学の一つであり、タケダが天津に工 場を建設した後、私たちは過去に60人の学生 を支援してきました。  このCSR活動は天津でのタケダの評価を高 めることにつながっています。また、活動の持 続は、中国へ長期的に貢献する姿勢を示すも のとなっています。

Stakeholder's Voice

 南開大学は、天津市南開区にある総合大学で、国家重点 大学の一つに位置付けられています。中国屈指の名門大学 として

90

年以上の歴史を有し、周恩来初代総理などの人材 を多数輩出しています。  

1996

年に開始した南開大学への寄付は、

14

年間続けら れている継続的なプロジェクトです。武田薬品(中国)有限公 司(武田薬品(中国))では、貧しい生活水準にありながら、成 績が優秀で、ライフサイエンスまたは化学を専攻している学 生の支援に努めています。奨学金授与者は各年度

4

人で、学 生

1

人当たりに

1,500

人 民 元を提 供しています。 これまでの 授 与 金 額は、 総計で

64,000

人民元と なっています。 南開大学

科学分野の研究に取り組む学生に、

奨学金を提供しています。

武田薬品(中国)従業員 武田薬品(中国)

Wang Guanyu

アジアの医療の未来を担う

人材の育成を支援しています。

中 国

(18)

 台湾武田株式会社(台湾 武田)は、会社経営につい ての理解を促進し、当社の 経営理念であるタケダイズ ムの考え方を理解いただく ことを目的として、

2006

年から

5

年間継続して、薬 学専攻の大学生を対象に、夏休み期間中

1

ヵ月間のインタ ーンプログラムを実施しています。  このプログラムを通じて、会社の組織、経営、販売やマーケ ティングに関する基本概念、医学についての重要事項、タケダ イズムの精神などを、社会のリーダーを目指す若者たちが深 く知ることができます。またインターン生は、プログラム終了 時に学んだことについての発表を行います。なお、インターン 満足度調査では、このプログラムで社会に対する強い参画意 識を得ることができたという意見が寄せられています。 学生にインターン修了証書を贈呈する Stanley Lee台湾武田社長  夏季インターンプログラムによって、若者と のつながりを築き、また大学と台湾武田との 関係を強めることができました。毎日の研修 と現場訪問を通して、私たちは若者を持続的 に支援し、交流を深めあうことがでました。  また、この活動は、地域社会における、台湾 武田のポジティブなイメージづくりに役立つ ものと考えています。

大学生に夏季インターンの機会を

提供しています。

Stakeholder's Voice

高雄医学大学からのインターン生と交流するStanley Lee台湾武田社長と従業員 台湾武田

Kristi Lengyel

台 湾

(19)

 「

BioBiz

」は、毎年、シンガポー ル国立大学と南洋理工大学の学 生たちが中心となって開催して いる、バイオメディカル会議です。 この会議の目的は、バイオメディ カルサイエンス業界でのキャリア 形成に関する多彩な情報を提供 することにあります。毎年、両大 学のライフサイエンス学部や工学部から、約

400

500

人 の学生が参加しています。  

2010

3

27

日に、武田グローバル研究開発センター (アジア)株式会社のジェームス・ガーナー副社長が「

BioBiz

2010

」のパネル会議に参加しました。ガーナー副社長は、 同席した臨床研究関係者たちとともに、製薬企業や開発業 務受託機関におけるキャリア形成についての情報を参加者 に伝えました。  2006年にスタートした「BioBiz」は、「For students, by students」という考え方に 基づいて運営されています。このイベントは、 カンファレンス・パネル、キャリア理解セッショ ン、ランチタイム交流セッションから成ってい ます。学生たちは興味のあるプログラムを自主 的に選択し、バイオメディカルサイエンス業界 の関係者と交流することによって、貴重なキャ リア教育の機会を得ています。 「BioBiz 2010」に参加した ガーナー副社長

BioBiz 2010

」に参加しました。

「BioBiz 2010」が開催された会場

アジアの人々の健康的な生活をサポートする

支援活動の輪を広げています。

シンガポール

About

the Stakeholder

(20)

 2011年6月に「ロゼレム」を受け取りまし た。フィリピン武田からの寄付に非常に感謝し ています。  当病院のBenjamin Go医師は、睡眠障害 を持つ貧しい入院患者や通院患者に「ロゼレ ム」を処方しています。私たちは、この高品質 な医薬品を、貧しい患者さんたちに継続的に 提供していただけるよう願っております。

Stakeholder's Voice

 「

P H A P

ケア ー ズ 基 金 」 は、フィリピンの製薬および ヘルスケア協会の会員であ る 製 薬・医 療 企 業 団 体

PHAP

によって設 立された 非 営 利・非 民 間 資 本 組 織で す。

2003

年に法人となり、 「

PHAP

ケアーズ基金」は

PHAP

の社会開発およびフィラン ソロピー部門となり、フィリピンの貧しい人や恵まれない 人々に対する、協会の医薬寄付統合プログラムを設立・管 理する責任を負うことが義務付けられています。  今年、フィリピン武田株式会社(フィリピン武田)は

330

万 フィリピンペソ相当の不眠症治療剤「ロゼレム(一般名:ラメル テオン)」を当基金に寄付しました。 シストソミアシス・コントロール・ アンド・リサーチ病院

フィリピンの恵まれない人々の医療を

支援しています。

PHAPCares基金を通じて医療支援を受ける人々 シストソミアシス・コントロール・ アンド・リサーチ病院病院長

Dr. Charlemagne N. Escape

フィリピン

(21)

 日本の人々は、地震と津波という、未曾有の災害を乗り越 えるための支援を必要としています。タイ武田株式会社(タ イ武田)では、日本の被災者への義援金を募るために、さま ざまな取り組みを行っています。  タイ武田は、

2011

3

27

日に、エンポリアム・ショッピ ングセンター、バンコク都庁、マラソン愛好会、日本人コミュ ニティのボランティア、日本政府奨学金留学生会(JGSA)の 協働で開催された「ラン・フォー・ジャパン」の

3km

コースの ランニングに参加し、

50,000

バーツを寄付しました。チャリ ティ・ランニングの収益と寄付は、外務省を通じて日本の災害 救援団体に送られます。  また、「プレイ・フォー・ジャ パン」というプログラムにも 参 加し、チャリティTシャツ を購 入 するとともに、募 金 を行いました。 「ラン・フォー・ジャパン」に参加した タイ武田の従業員  東日本大震災による被災地の復興は、まだ 始まったばかりです。私たちは、犠牲となられ た方々に対して、心からの哀悼の意を表しま す。また、このような状況に対する日本人の対 応と、災害に立ち向かう勇気に、本当に敬服し ています。  私たちはみんな、日本のために祈っていま す。一日も早く復興を成し遂げ、素晴らしい未 来が訪れますように。

東日本大震災による被災者の方々を

支援しています。

Stakeholder's Voice

「プレイ・フォー・ジャパン」で制作されたTシャツ

途上国が抱えている課題と向き合い、

継続的な取り組みを進めます。

タイ武田株式会社 従業員一同

タイ

(22)

 健康な子どもたちは、幸せで安全であるだ けでなく、学習にもよい効果を生みます。私た ちはインドネシア武田の協力により、学校生活 における良い習慣を、子どもたちが身につけ られることに対して、とても感謝しています。  私たちはこの活動の効果を高めるため、子 供たちが学校での活動を思い出し、家でも実 践するように、毎週月曜日の朝会の時に、健康 的なライフスタイルについて話し合うように しています。

Stakeholder's Voice

 インドネシア武田株式会 社(インドネシア武 田 )は、 学校における健康的な生活 の啓発に協力しています。  私たちは、食事の前に石 鹸でしっかり手を洗うこと や、校内を清潔に保つこと の重要性などについての情報を提供しています。また、不衛 生なものを買って食べずに、家から食事を持ってくることを 推奨し、私たちの工場から程近い学校に、

150

個のお弁当 箱を支給しました。この学校のほとんどの生徒は貧しい家庭 の子どもたちです。  また、子どもたちや保護者の方々、そして教師の方々に、 健康的なライフスタイルを実践することの大切さを伝える メッセージもお配りしました。

地域社会の学校における健康教育を

支援しています。

健康の大切さを学ぶ子どもたち 第23ネゲリ・マルガハユ小学校校長

Ms. Hj. Nining M., S.Pd

お弁当箱をプレゼントする従業員

インドネシア

(23)

 「タケダ・ウェルビーイング・プログラム」は、特定非営利活 動法人「市民社会創造ファンド」とともに、長期にわたり病気 療養する子どもとその家族をサポートする市民活動を応援 するために、

2009

年度に立ち上げた助成プログラムです。 「計画型助成」という手法を採用し、さまざまなステークホ ルダーの皆さんと連携・協力を進めています。

2010

年度に は、「

NPO

同士の連携に対する支援」と「長期療養の子ども たちと家族」という社会的課題に対する認識の向上を目的 として、特設サイトを開設しました。  長期にわたって病床にある子どもたちに生 きる力と豊かな成長の日々を、との思いから 始めた助成プログラムも、3年目を迎えまし た。2011年3月に予定していた助成団体に よるステークホルダー・ダイアログは東日本大 震災で一旦中止になりましたが、同年5月には 開催、療養中の子どもやその家族を思う実に 多彩な活動が、目立たないところで静かに展 開 さ れ て い ることを 確認しました。東日本 の 被 災 地での 活 動も 始まっており、今後の 活 動 の 発 展に期 待し ています。 市民社会創造ファンド運営委員長 山岡義典氏

長期療養の子どもたちの「生きる力」を

サポートする活動を応援しています。

NPO

NGO

との協働によって

コミュニティを支える活動を続けます。

Stakeholder's Voice

 計画型助成とは、課題解決に取り組む団体と対話をしながら、よりよい プロジェクトを作り上げて実施していく助成方法です。特長として、助成 側の理念に沿ったプログラムの構築が可能なことに加えて、NPOの状況 にあわせた助成やタイムリーな助成が可能なこと、一般的に資金が集ま りにくいテーマに対する助成が実現しやすいことなどが挙げられます。 ホームページで、支援団体の活動を紹介しています。

http://www.takeda.co.jp/chouki/

「計画型助成」とは 長期療養の子どもたちと家族を支援する ためのポイントとなる考え方や、活動のあ り方について、一般の方に向けて分かり やすく説明しています。 支援している団体についての基本 情報、理念・活動紹介を掲載していま す。連絡先や、オフィシャル・ホーム ページもご紹介しています。 関連情報

P.19

ステークホルダー・エンゲージメント

日 本

(24)

タイにおける子宮頸癌プロジェクト

「ピープ ルズ・ホープ・ジャパン」 (

PHJ

)は、特にアジアの 開 発 途 上国を対象とし、「保健・医療環境の向上」に向けて自立 化 支 援 を 行って い る認 定

N P O

法 人 で す 。タ ケダ は

2005

年度から、タイにおける

PHJ

の「子宮頸癌予防プ ロジェクト」の支援を開始しました。  

2 0 0 7

年 度からは、チェンマイ県メリン郡 、メタン 郡で新たにスタートし たプロジェクトに対し、 年 間

3 0 0

万 円 の 資 金 提供を行い、

2010

年 度に

3

年間にわたる子 宮 頸 癌 予 防 教 育 プ ロ

「リレー・フォー・ライフ

in

東京

2010

」への協賛

 タケダは、

2010

10

9

日∼

10

日に東京お台場 の潮風公園で開催された「リレー・フォー・ライフ

in

東京

2010

」に特別協賛しました。リレー・フォー・ライフとは、 癌と闘う患者さんやその家族・支援者をサポートする

24

時間チャリティ・ウォーキングイベントです。

1985

年に米国で始まったこのイベントは、現在世界

20

ヵ国 で開催されています。  大会当日には、ボランティア参加した従業員

48

名か らなる「チーム・タケダ」が結成され、チームフラッグを 掲げながら、リレー形式で会場を歩きました。また、専用 ブースで、一般向けの疾病啓発冊子も配布しました。 「おさかなの家」における大掃除ボランティア 「ファミリーハウス」は、小児 がんなどの 難 病 の 治 療を 受けるため、遠隔地から東 京の高度専門病院に来て いる子どもたちとその家族 のための宿泊施設を運営している認定

NPO

法人です。 タケダでは

2004

年度より毎年寄付金と飲料を提供して おり、

2010

年からは「ファミリーハウス」運営の専門家育 成のためのプロジェクトも、協働で開始しました。また、

2010

年度には、延べ

28

名のタケダの従業員が「お さかなの家」と「かんがる ∼の家」における大掃除ボ ランティアに参加しました。 大掃除ボランティア参加者の声 「患者さんのためになるお手伝いができてよかったです。 患者さんに寄り添う活動の大切さを感じました」 「人として、そして「いのち」に携わる製薬企業の従業員と して何ができるかを考える1日となりました」 チェンマイ保健局責任者からのコメント 「PHJタイは保健ステーションスタッフ、村の保健ボラン ティア、地域病院の医師ならびに看護師と協調し、発見さ れた癌罹病患者の治療やメンタルケアまで、地域が一体 となって対応する良い慣行を作ってくれました」 グラムを終了しています。活動対象地域の女性の

50%

20,265

人)が子宮頸癌検診(パップテスト)を受けるこ とを 目 標 として い ました が 、目 標 を 上 回 る

6 2 . 5 %

25,350

人)の受診率を達成しました。  本プログラムにおいては、看護師・地区保健ステーシ ョンスタッフのトレーナー・村の保健ボランティアの教 育の推進、医療機器・備品の提供などが実施され、その 成果は現地保健局からも高く評価されています。 ボランティア参加した従業員による「チーム・タケダ」 タイにおける子宮頸癌予防啓発活動

認定

NPO

法人「ファミリーハウス」

© Yuriko Yamawaki 2006

日 本

(25)

常に誠実に、社会との関係づくりを進めること。

さまざまな取り組みを、グローバルに展開しています。

各国におけるその他の活動

武田ファーマシューティカルズ・ ノースアメリカ株式会社 ミレニアム・ファーマシューティカルズ 株式会社 武田サンディエゴ株式会社 「モーゼス・E・チークス基金」による、糖尿病患者の子どもたちを対象としたバスケットボールの夏季キャンプに 寄付をし、運動や健康的な食事などの大切さを楽しく学ぶ活動を支援しました。 NPO「リビルディング・トゥゲザー」の活動に参加し、サウス・シカゴにある3軒の住宅の修復費用の寄付と、 従業員ボランティアによる修復作業を行いました。この取り組みは、毎年実施します。 従業員が、ハイチ地震による被災者支援のためのボランティア活動を行いました。医療キャンプの活動をサポ ートするとともに、薬局の立ち上げにも関わり、患者さんへの医薬品の提供を支援しました。 多発性骨髄腫研究基金(MMRF)による「ウォーキング/ランニングレース・フォー・リサーチ」をナショナルスポ ンサーとして支援しました。300人の従業員がレースに参加し、1,000ドルの寄付金を集めました。 環境活動の一環として「グリーン・デー」を設け、300足の靴を集め、スラム街の若者たちのプレイグラウンド の資材として活用するリサイクル活動など、さまざまな取り組みを行いました。 「バイオテクノロジー・ジョブシャドウ・デー」を開催し、地元の高校生のキャリア教育支援を実施しました。20人 の生徒たちにバイオテクノロジーの仕事について講義し、職場を体験する機会を提供しました。 「サービス・デー」を開催し、従業員ボランティアによる、サンディエゴの公園内の生態系保護指定区域に180本 の樹木を植えるほか、「ツール・ド・タケダ」を実施して、糖尿病患者さんへの募金として4,800ドルを集めました。 「世界環境デー」に、2009年の山火事で損傷を受けたサンディエゴのミッションバレー自然保護地域の修復 活動として、従業員ボランティアが160本の樹木を植えました。 「サンディエゴ・センター・フォー・チャイルド」で、病気と闘っている子どもたちのためにホリデー・パーティを 開き、プレゼントを贈りました。この取り組みは8年間にわたって実施しています。 武田グローバル研究開発センター 株式会社 イリノイ大学シカゴ校の「ファーマシー・リサーチ・デー」を支援しました。大学院生委員会の主催によるこのイ ベントは、薬学の教育と研究の促進を目的としています。

イリノイ・バイオテクノロジー産業協会(iBIO)研究所の、iCON受賞記念晩餐会を協賛しました。iCON賞は、 イリノイ州におけるライフサイエンス分野の教育に貢献した個人を授賞対象としています。 タケダ医薬開発本部 「ホリデー・ギビング・プログラム」に参加し、シカゴの恵まれない人を支援する団体への寄付や、病気や虐待に苦しむフィリピンの子どもたちを支援する福祉プログラムへの寄付を行いました。 イリノイ大学ウォルター・ペイトン・センター組合(WPCG)のイベントに寄付をしました。このイベントは、消化 器疾患についての啓発を目的として開催されています。 米国 武田サンフランシスコ株式会社 2010年に白血病&悪性リンパ腫協会(LLS)が開催したチャリティウォークイベント「ライト・ザ・ナイトウォーク」 をミレニアム社とともに支援し、32,350ドルの寄付金を集めました。 TSF社は、小児癌と闘っている子どもたちと家族をキャンプ・プログラムなどを通じてサポートしているNPO 「オキズ基金」の主要スポンサーとなっています。従業員からも3,000ドルの寄付を行いました。 ラボラトワール・タケダ株式会社 2011年4月10日に、東日本大震災の犠牲者への哀悼と、被災地への激励の意を込めて開催されたパリマラ ソンに、従業員が参加しました。 フランスで初めて開催された乳癌撲滅のためのチャリティレース「オデッセイア」に、21人の従業員が参加 しました。大会では40万ユーロの資金が集められ、乳癌撲滅に取り組む地元の教会に寄付されました。 「糖尿病の家」に8,000ユーロの寄付を行いました。「糖尿病の家」は、患者さんと医療従事者が情報を交換 できる場となっており、看護師や栄養士からのアドバイスも受けられます。 フランス

(26)

英国武田株式会社 東日本大震災による被災地の支援のために、英国赤十字社への10,000ポンドの寄付を実施したほか、チャリ ティ・ラッフル(福引き)を開催し、3,005ポンドを集めて寄付しました。 骨肉腫研究基金(BCRT)が毎年開催している啓発ウィークを支援するために、従業員がホームメイドケーキを 作り、社内チャリティ・ラッフルを実施ました。また社内では、骨肉腫に関するプレゼンテーションも実施しました。 英国 インドネシア武田株式会社 毎週金曜日を「環境クリーン・デー」として、従業員が工場周辺地域の清掃を行っています。路上のごみを拾い 集めたり、排水溝を掃除することによって、環境美化に努めています。 2006年のジョグジャカルタにおける地震、2010年のムンタワイ諸島における地震による被災者に対して、 義援金を送るなどの支援活動を行っています。 食料、衣服、本などを必要としている地域社会の人々に、従業員が寄付を行っています。 インドネシア タケダ・ファルマ有限会社 マラソンレース「アーヘン・チャリティ・ラン」への協賛を2000年から実施しています。2010年の収益は、 ホームレスの人々の支援(無料の食事、洗濯、シャワー施設の利用など)に活用されました。 アーヘン大学で開催される全てのスポーツプログラムに協賛しています。プログラムには、地元の方々が参加 できる5kmマラソンなどさまざまなメニューがあります。 ドイツ 武田アイルランド株式会社 前立腺癌などの男性特有の癌に関する啓発を目的として、2011年9月に開催された「ブルー・セプテンバー」 キャンペーンに協力し、さまざまなイベントを開催して募金活動を行いました。 ダブリンのホーリー・ファミリー・コミュニティ・スクールの化学科の中等教育修了生を対象とした見学会を開催し、 製薬企業の役割と仕事について体感できる機会を提供しました。 アイルランド 台湾武田株式会社 地域社会や学校おいて実施される、無料の癌検診のサービスを支援しています。 従業員による、台湾北部の海岸の清掃ボランティアを行っています。また、60年の歴史をもつ台湾有数の児 童支援団体「台湾児童家庭扶助基金会」をサポートしています。 台湾 タイ武田株式会社 文化省、健康促進基金、民間企業などによる共同プロジェクト「D アンバサダー・プロジェクト」に参加していま す。このプロジェクトは、タイの若い世代の社会貢献活動を促進することを目的としています。 タイ タケダ・イタリア・ファルマチェウティチ 株式会社 糖尿病専門家、医療機関、患者団体、医療関係の代表者とともに計画した、地元の有名なジャーナリストが司会 を務めるトークショー形式の糖尿病啓発セミナーを、全国15ヵ所で開催しました。 ローマのホームレスの人たちに、冬の寒さをしのぐための避難所を提供するプロジェクト「エマージェンシー・ コールド」を支援しました。 イタリア国内の41ヶ所の医療機関を巡回し、心臓専門医による無料メディカル・クリニックを提供する「タケダ・ チェック・ハート」を開催しました。 イタリア

参照

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