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Microsoft Office

Communications Server 2007

R2

製品概要

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このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関

する情報を含む) は、将来予告なしに変更することがあります。別途記載されていな

い場合、このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社、組織、

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RoundTable™ 、 SharePoint® 、 SQL Server® 、 Visio® 、 Visual Studio® 、

Windows®、Windows Live™、Windows Mobile®、Windows Server®、Windows

Vista® はマイクロソフト グループの商標です。

(3)

目次

概要 ... 1

Office Communications Server 2007 R2 の強化点 ... 2

バージョン別に見た更新内容の概要 ... 3

コミュニケーションの効率化

... 5

目的のユーザーをすばやく見つけてコミュニケーションを行う ... 5 オフィス内または外出先でのリアルタイム コラボレーションを実現する ... 22 音声、ビデオ、および Web が統合された会議 ... 26 瞬時に通話を開始して連絡を取る ... 35 最もよく使用するアプリケーションからクリック 1 つでコミュニケーションを開始する ... 40

運用上の柔軟性と管理機能

... 43

コミュニケーション インフラストラクチャ コストの削減 ... 43 コミュニケーション インフラストラクチャの管理コストの削減 ... 44 コンプライアンスとセキュリティの強化... 52

拡張可能なコミュニケーション プラットフォーム

... 62

既存のテレフォニー インフラストラクチャの拡張 ... 62 コミュニケーションをビジネス プロセスに組み込む ... 63

要件と関連情報

... 70

システム要件 ... 70 ローカライズ ... 73 ソフトウェアのライセンスと入手 ... 74 関連情報が記載された Web サイトとリソース ... 80

(4)

概要

マイクロソフトのユニファイド コミュニケーション (UC) ソリューションは、ソフトウェアの 力を利用して、人々がコミュニケーションを行う方法を効率化します。Microsoft Exchange Server 2007 と共にマイクロソフト UC ソリューションの基盤を構成する Microsoft Office Communications Server 2007 R2 は、プレゼンス、インスタント メッセージング (IM)、会議、 およびエンタープライズ ボイス機能を必要とする組織に最も適した製品です。 ここ 20 年の間に、さまざまな革新によって、世界の距離が縮まり、より多くの方法でコミュニ ケーションを行うことができるようになりました。このような変化によって、これまでにない レベルの生産性がもたらされると共に、より移動性に優れ、グローバルで、常に連絡可能な労 働環境が生み出されました。この急速な変化を遂げたビジネス環境において、人々は複数の場 所でより多くのコミュニケーション方法を管理する必要があります。ただし、インフォメーシ ョン ワーカーと IT プロフェッショナルは、複数のコミュニケーション システムを管理するの に苦労しています。これらのシステムには、卓上電話、携帯電話、電子メール、ボイス メール、 ボイス オーバー IP (VoIP)、インスタント メッセージング、音声会議、Web 会議、ビデオ会議 などがあります。今日のコミュニケーション テクノロジは、それぞれ適切に機能していますが、 さまざまな手法を使用しているので、一貫したユーザー エクスペリエンスが提供されず、管理 コストもかかります。 この資料では、統合されたインフラストラクチャとユーザー エクスペリエンスを通じてビジネ ス コミュニケーションを強化する、Office Communications Server 2007 R2 の機能について概 説します。この資料は、Office Communications Server 2007 R2 の評価者が、大部分の機能を 大まかに理解することを目的としており、すべての機能を確認したり、開発者向けプログラム の TechNet や MSDN® で提供される技術的な製品ドキュメントに代わる資料として使用する ことはできません。

(5)

Office Communications Server 2007 R2 の強化点

マイクロソフトは、Office Communications Server 2007 に対するユーザー、パートナー、およ び業界の盛り上がりを受けて構築された、更新版の Office Communications Server 2007 R2 に おいても、これまでの約束どおり、ユーザーのコミュニケーションを効率化し、IT 組織がコミ ュニケーション インフラストラクチャをより簡単に管理するために必要な柔軟性と管理機能を 提供し、コミュニケーションに対応したビジネス プロセス用の拡張可能なプラットフォームを 提供します。 コミュニケーションの効率化 ユーザーは、多くのデバイスとアプリケーションにまたがってコミュニケーションを管理しな ければならないという課題に直面しています。この状況は、ユーザーの生産性の低下につなが る可能性があります。Office Communications Server 2007 R2 では、ユーザーがコミュニケー ションを管理する方法が効率化されます。ユーザーは、適切な相手とその場で、最も馴染みの あるアプリケーションを使用してコミュニケーションを行うことができるようになります。重 要な機能強化を次に示します。

 Microsoft Office Communicator 2007 R2 Attendant Console と通話委任コントロー ル

 永続グループ チャット機能、パフォーマンスが向上した複数でのデスクトップ共有

 Microsoft Office Communicator Mobile の操作性の向上

運用上の柔軟性と管理機能

IT 管理者は、コストの削減、セキュリティの強化、既存のインフラストラクチャとの統合、お よびコンプライアンス要件の管理を行う必要があります。Office Communications Server 2007 R2 によって提供される、柔軟なコミュニケーション ソリューションや、よりセキュリティとコ ンプライアンスに優れたコミュニケーションの管理に役立つツールを使用して、このような課 題に対処できます。重要な機能強化を次に示します。  社内設置型ダイヤルイン音声会議  携帯電話ユーザー用のワンナンバー機能  ビデオとアプリケーション共有を含む、強化されたレポート作成機能 拡張可能なコミュニケーション プラットフォーム ソフトウェア ベースのコミュニケーション インフラストラクチャを使用することの最も大きな メリットの 1 つは、企業がコミュニケーション機能を新しいまたは既存の基幹業務アプリケー ションに埋め込むことができる点です。Office Communications Server 2007 R2 によって提供 される拡張可能なプラットフォームでは、変化するビジネス要件に柔軟に対応できる、強化さ れた公開アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用できます。このプラ ットフォームで提供されるコミュニケーション機能を使用すると、ビジネス プロセスを最適化 し、ワークフローを自動化できるので、時間とコストを節約し、カスタマー サービスを向上さ せることができます。ソフトウェア開発者は、インスタント メッセージング、テレフォニー、 ビデオ、および電子メールを使用して、コミュニケーションに対応したアプリケーション、ビ ジネス プロセス、およびワークフローを最適化できます。また、Windows® オペレーティング システムにおける現在の開発スキルを活かしたり、Microsoft Visual Studio® 2008 統合開発環 境などの馴染みのある開発ツールを使用できます。重要な機能強化を次に示します。

 .NET 3.5 Windows Workflow Foundation 用のユニファイド コミュニケーション アクティビティ

 音声とビデオをサポートする、強化された Unified Communications Managed API

2.0

 Microsoft Dynamics® CRM ソフトウェアの Agent Control パネルをはじめとする、 開発者プラットフォーム向けのモデル

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バージョン別に見た更新内容の概要

マイクロソフトは、コミュニケーションに対してソフトウェア ベースの手法を使用することに よって、各製品リリース間で、短期間のイテレーションを実現しました。この製品がどのよう に進化してきたかを、次の表に簡単に示します。 既存の機能 改良された機能 新機能 表 1: バージョン別に見た Communications Server の更新内容 Live Communications Server 2005 Office Communications Server 2007 Office Communications Server 2007 R2 コミュニケーシ ョンの効率化 プレゼンス インスタント メッセージ ング Web 会議 ビデオ会議 高解像度ビデオ ダイヤルイン音声会議 永 続 グ ル ー プ チ ャ ッ ト ルーム チーム通話 Communicator Web Access リ ッ チ ク ラ イ ア ン ト お よ び Web ベ ー ス の デスクトップ共有

Communicator Mobile for Windows Mobile Microsoft Office との統合 エンタープライズ ボイス リ ッ チ テ レ フ ォ ニ ー デバイス PSTN 接続 通話の処理、キュー待機、 およびルーティング アテンダント コンソール

(7)

Live Communications Server 2005 Office Communications Server 2007 Office Communications Server 2007 R2 運用上の柔軟性 と管理機能 Active Directory の サポート Microsoft 管理コンソール のサポート コミュニケーションの監視 ツール 携帯電話用のワンナンバー 機能 セッション開始プロトコル (SIP) トランキング ビジネス フェデレーショ ンのセキュリティ保護 社内設置型会議 応答グループ 仮想化のサポート* System Center Operations Manager の サポート パブリック IM フェデレー ション 通 話 詳 細 レ コ ー ド の アーカイブ 拡張可能なコミ ュニケーション プラットフォー ム Visual Studio のサポート 埋め込み可能なプレゼンス Windows ワークフロー用 の UC アクティビティ 通 話 コ ン ト ロ ー ル (SIP ス タ ッ ク ) 用 の UC マネージ API メ デ ィ ア ( 音 声 お よ び ビデオ) 用の UC マネージ API 音 声 テ ク ノ ロ ジ 用 の UC マネージ API マイクロソフトの音声認識 および音声合成テクノロジ Open Interoperability Program *2009 年半ばにサポートされる予定です。

(8)

コミュニケーションの効率化

ユーザーは、職場、自宅、または出張先のいずれにおいても生産性を維持できるような柔軟性 を求めています。今日のユーザーには多くのコミュニケーション方法が提供されていますが、 厄介なことに、それらを統合する手段はほとんどありません。ユーザーが生産性を維持するに は、さまざまなデバイスで、インターネットを経由して、馴染みのある環境のあらゆるコミュ ニ ケ ー シ ョ ン 方 法 に ア ク セ ス し 、 そ れ ら を 管 理 で き な け れ ば な り ま せ ん 。Office Communications Server 2007 R2 によって、ユーザーは、最も馴染みのあるデバイスとアプリ ケーションを使用して、コミュニケーションを効率化できるようになります。また、リッチ プ レゼンスへの対応、エンタープライズ クラスのインスタント メッセージング (IM)、複数での音 声ビデオ会議、およびエンタープライズ ボイスとテレフォニーに関する優れたサポートによっ て、ユーザーは、インターネット接続を使用してどこからでも接続を確立し、コラボレーショ ンを実現できるようになります。Office Communications Server 2007 R2 は、2007 Microsoft Office system と緊密に連携し、メッセージングおよびコラボレーション クライアントである Microsoft Office Outlook® 2007 や、Microsoft® Office SharePoint® サービスなどの Office ア プリケーション内で、効率化されたコミュニケーションを提供します。

目的のユーザーをすばやく見つけてコミュニケーションを行う

ユニファイド コミュニケーションがユーザーに提供する重要な機能は、目的のユーザーをすば やく見つけて、可能な限り効率的な方法でコミュニケーションを行う機能です。これを実現す るうえで重要な役割を果たすのは、ユニファイド コミュニケーションそのものを可能にした機 能とも言われる、ユーザーのプレゼンス情報です。

プレゼンス

ユーザーのプレゼンスとは、連絡可能性、コミュニケーションを行う意思、補足情報 (場所や状 態など)、可能な連絡方法といった情報の集合です。 Office Communicator 2007 R2 はリッチ プレゼンスに対応しているので、ユーザーは目的の相 手をすばやく見つけて、最適な連絡方法を判断できます。また、連絡先管理ツールを使用する と、他のユーザーに表示する情報 (自宅で作業しているか、客先にいるか、連絡不可能であるか など) を制御できます。 一目でわかるプレゼンス Office Communicator 2007 R2 では、ユーザーの連絡可能性、つまりプレゼンスが一目でわか ります。ユーザーは、連絡先を検索するだけで、必要な情報を瞬時に確認できます。たとえば、 連絡先のアイコンが緑色のときは連絡可能、赤色のときは取り込み中、黄色のときは一時退席 中です。 その他のプレゼンス状態は、各ユーザーの連絡先に関する、より詳しい情報を提供します。こ れらのプレゼンス状態には、"連絡可能" や "退席中" などの見慣れたものに加え、"応答不可" や "一時退席中" などのカテゴリがあります。図 1 は、連絡先についてユーザーに表示される情報 の種類の例を示しています。

(9)

図 1 ユーザーは、企業ディレクトリと Office Outlook 2007 の連 絡先を検索できます。[最近の連絡先] リストには、ユーザ ーが最近連絡を取った 10 件の連絡先が表示されます。連絡 先リストはサーバー上に格納されるので、ユーザーは任意 の PC、Web、またはモバイル デバイスからサインイン し、連絡先リストにアクセスできます。 ユーザーは、連絡先の名前、連絡可能性、アクセス レベ ル、または "マークされた" 状態に基づいて連絡先を分類で きます。 ユ ー ザ ー の プ レ ゼ ン ス 状 態 は 、 そ の ユ ー ザ ー の Office Outlook 2007 予定表、最近のコンピューターの使用状況、 および通話中であるか会議中であるかに基づいて、自動的 に設定されます。また、リッチ プレゼンスによって、リア ルタイムの状態情報 ("連絡可能"、"オフライン"、"取り込み 中"、"会議中"、"通話中" など) が、電話、会議、インスタン ト メッセージング、電子メールなど、ユーザーのあらゆる コミュニケーション方法と統合されます。 ユーザーは、自身の状態を手動で設定し、独自のメモ ("年度予算を見直しています"、"サイトの デザインをまとめています" など) を追加して、状態に関するより詳しい情報を同僚に提供でき ます。連絡可能性と連絡先情報をより細かく制御できることによって、ユーザーは最適な方法 で他のユーザーから連絡を受けることができます。 連絡先の名前が電子メール メッセージやチーム サイト内に表示されるときはいつでも、ID と 共に状態と連絡先情報が表示されます。プレゼンス機能は、Communicator Mobile を実行する Windows Mobile® 対応デバイス上でも動作するので、同僚のリアルタイムの状態や連絡先情報 を確認することも可能です。表 2 は、Office Communications Server 2007 R2 で提供される既 定のプレゼンス状態を示しています。 表 2: ユーザーまたは Office Communicator 2007 R2 によって設定されるプレゼンス状態 状態 説明 連絡可能 連絡先はオンラインで、会話に参加する意思があり、会話に参加可能です。 取り込み中 通話中 電話会議中 会議中 連絡先は連絡可能ですが、他の活動を行っています。次に例を示します。 通話中: 連絡先は、電話、音声、またはビデオによる会話中です。  電話会議中: 連絡先は、電話、音声、ビデオ、またはアプリケーション共有を 使用した、複数での会話中です。  会議中: 連絡先の Office Outlook 2007 予定表に、予約された会議に出席中で あることが記載されています。 応答不可 連絡先は連絡可能ですが、作業を中断されることを望んでいません。この状態 は、次のような場合に表示されます。  連絡先が自身の状態を手動で "応答不可" に設定しました。

 連絡先が Microsoft® Office PowerPoint® プレゼンテーションを表示している

か、別のプログラムを全画面表示モードで実行しています。 "応答不可" 状態は、ユーザーがチームのメンバーとして指定した連絡先を除 く、すべての連絡先からの通知と着信通信を受け付けません。 退席中 連絡先はおそらく連絡不可能です。この状態は、次のような場合に表示されま す。  連絡先のコンピューターの未使用時間が、そのユーザーによって指定された時 間 (既定では 15 分です) を超えています。  連絡先の Office Outlook 2007 予定表または不在時のアシスタントが、そのユ ーザーが不在であることを示しています。  連絡先が一時的に連絡不可能です。  連絡先が自身のプレゼンス状態を手動で "退席中" に設定しました。

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非アクティブ 連絡先はおそらく連絡可能ですが、コンピューターの未使用時間が、そのユー ザーによって指定された時間 (既定では 5 分です) を超えています。 非アクティブ 連絡先は別の作業を行っていますが、コンピューターの未使用時間が、そのユ ーザーによって指定された時間 (既定では 15 分です) を超えています。 オフライン 連絡先は連絡不可能です。この状態は、次のような場合に表示されます。  連絡先のコンピューターで、Office Communicator 2007 R2 が実行されてい ません。  連絡先がサインインしていません。  連絡先が他のユーザーに自身のプレゼンス状態を公開していません。 プレゼンス不明 Office Communicator 2007 R2 が連絡先の状態を確認できません。 オフライン 連絡先のユーザーによって、禁止された連絡先に設定されています。禁止され た連絡先には、そのユーザーがオフラインとして表示されます。 デバイスの表示 プレゼンス状態は、ユーザーがモバイル デバ イスや、インスタント メッセージを受信でき な い IP 電 話 か ら 、 Office Communicator 2007 R2 にサインインしているかどうかに関 する情報も提供します (図 2 参照)。ユーザー は、この情報を参考に、適切なコミュニケー ション方法を選択したり、より確実に、適切 なユーザーとすばやくコミュニケーションを 行うことができます。 図 2 図 3 カスタマイズされたプレゼンス状態 Office Communicator 2007 R2 では、管理者が、カスタマイズされた プレゼンス状態を定義できます (図 3 参照)。ユーザーは、"顧客のコ ンサルティング中"、"裁判所" など、組織に合わせてカスタマイズさ れたプレゼンス状態を使用することによって、自身の状態について、 より関連性の高い情報を提供できるようになります。

(11)

連絡先のマーク 目的の連絡先が連絡不可能である場 合、ユーザーはその連絡先をマーク できます。これを行うには、連絡先 の名前を右クリックし、[連絡先を マーク] をクリックします。ユーザ ーは連絡先をマークすると、その連 絡先の状態が変化したときに、自動 的に通知を受信できます (図 4 参 照)。マークは不要になった時点で 削除できます。 連絡先の分類 ユーザーは、ユーザー定義グルー プ、組織で定義したグループ、連絡 先の連絡可能性、連絡先のプレゼン ス、マークした連絡先など、さまざ まな基準に従って連絡先を分類でき ます。また、連絡先をプレゼンス状 態ではなく表示名に従って並べ替え ることによって、連絡先リストをア ドレス帳として使用できます。 図 4 配布リストの統合 ユーザーは、個々の連絡先だけでなく、配布リストも検索できます。また、配布リストを連絡 先リストに追加し、その配布リストのメンバーを参照して、1 人以上のメンバーとの会話を開始 できます。この機能によって、企業の配布リスト (Active Directory® ドメイン サービス内に格 納される Exchange データ グループ) との統合が実現するので、グループを手動で作成して配布 グループを反映する必要がなくなります。 電話番号の連絡先

ユーザーは、Office Communications Server 2007 R2 から、外部の電話番号を連絡先リストに 追加して、手軽に友人や家族などに電話をかけることができるようになります。これを行うに は、電話番号を入力し、その番号を連絡先リストに移動するか、電話番号を最近の連絡先から 連絡先リストにドラッグします。

新しく連絡先リストに追加された代理人およびチーム通話用グループ

Office Communicator 2007 R2 では、"Team-Call" (チーム通話) グループと "Delegates" (代理 人) グループを連絡先リストに表示できます。これら 2 つのグループは、着信転送設定の構成に 応じて決まるので、ユーザーが手動で設定する必要はありません。 現在の会話グループ ユーザーが Office Communicator 2007 R2 で 1 つ以上のアクティブな会話に参加している場合、 連絡先リストの最上部に "Current Conversations" (現在の会話) という新しいグループが表示さ れます。ユーザーはこのグループを参照して、自身のアクティブな会話をすばやく確認できま す。また、リスト内の会話をダブルクリックして、その会話に移動することもできます。 独自の場所の設定 ユーザーは、"オフィス" や "自宅" などの場所、または独自に定義した場所を設定して、現在の 場所を連絡先に通知できます (図 5 参照)。また、この情報をどの連絡先と共有するかを決める こともできます。

(12)

図 5 連絡先カード ユーザーは、図 6 のような連絡先カードで、連絡先の詳細情報を簡単に確認し、可能ないずれ かのコミュニケーション方法 (IM、音声、電子メールなど) を使用して、すぐに会話を開始でき ます。この情報には、連絡先の SharePoint 個人用サイトへのリンクを含めることもできます。 図 6

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アクセス レベル ユーザーは、アクセス レベルを割り当てることによって、自身の詳細なプレゼンス情報をどの グループと連絡先に公開するかを制御できます。たとえば、アクセス レベルを特定の連絡先に 割り当てることによって、それらの連絡先が確認できるプレゼンス情報の種類と量を制御でき ます。割り当てることができるアクセス レベルは、次のとおりです。  個人用: 連絡先は、自宅や携帯電話の番号など、ユーザーが公開したすべての情報を 確認できます。  チーム: 連絡先は、ユーザーが公開した勤務先と携帯電話の番号、予定表、および連 絡可能性の詳細を確認できます。チームの連絡先は、ユーザーの状態が "応答不可" に設定されていても、割り込むことができます。  会社: 連絡先は、ユーザーの予定表と連絡可能性に関する基本的な詳細、および勤務 先の連絡先情報を確認できます。  公開用: 連絡先は、ユーザーの名前、役職、会社名、電子メール アドレス、および 連絡可能性に関する制限付きの詳細を確認できます。  禁止: 連絡先は、Office Communicator 2007 R2 を使用してユーザーと連絡を取るこ とができません。禁止された連絡先には、ユーザーの状態が "オフライン" と表示さ れます。 ユーザーの状態が "応答不可" に設定されると、Office Communicator 2007 R2 は、そのユーザ ーに対するすべての通知と着信通信を拒否します。ただし、"チーム" アクセス レベルに割り当 てられたユーザーは許可されます。"チーム" カテゴリの連絡先には、ユーザーの状態が "緊急の 割り込みのみ" と表示されます。図 7 は、選択された連絡先が、割り当てられたアクセス レベ ルをどのようにして変更できるかを示しています。 図 7

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インスタント メッセージング

インスタント メッセージでの会話やその他の種類の会話を開始する

インスタント メッセージでの会話は、ユーザーの名前を右クリックし、[インスタント メッセー ジの送信] をクリックするだけで開始できます。この操作は、Office Communicator のウィンド ウ、または Office Outlook 2007 や SharePoint Server 2007 で使用されるようなプレゼンス ア イコンから行うことができます。 図 8 ユーザーは、複数の連絡先を選択して会議を 開始したり、既存の会話に参加者をドラッグ して追加できます。 また、ファイル転送機能を使用すると、ファ イルをインスタント メッセージ セッションに ドラッグして転送できます。 インスタント メッセージ内のリッチ テキスト を使用すると、テキストの書式を設定できま す。Microsoft Office アプリケーションから、 元の書式を維持したままテキストをコピーし て貼り付けることもできます (図 8 参照)。さ らに、タブレット PC を使用して、手書きの " インク" インスタント メッセージを送信する こともできます。 IM 会話は、個々のユーザー、ユーザー定義グ ループ、および企業の配布グループを含む、 最大 100 人のユーザーで行うことができま す。 他のコミュニケーション モードへの拡大 図 9 ユーザーは、インスタント メッセージでの会 話中、会話ウィンドウの最上部にあるアイコ ンをクリックして、会話を音声チャット、ビ デオ チャット、デスクトップ共有、または Web 会議に拡大できます (図 9 参照)。 会話に関する通知 会話の着信通知は、着信通話やインスタント メッセージの詳細を示します。これには、発信者 の名前、役職、通話の件名、コミュニケーション モード、通話が会議への招待であるか、チー ム メンバーの代理人に転送された通話であるかなどの情報が含まれます (図 10 参照)。ユーザー

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図 10

会話履歴

通話履歴と会話のアーカイブ機能によって、ユーザーは、IM 会話、電話での通話、不在着信、 および転送通話に関する情報を、日時、件名、参加者名、メモ記録用プログラムの Microsoft® Office OneNote® 2007 で取ったメモなどの詳細と共に記録できます。また、Office Outlook 2007 フォルダー内の会話履歴を使用すると、検索プロセスを単純化できます。 フェデレーションの連絡先 ユーザーは、フェデレーションのサポートを 利用して、組織外の連絡先と共同作業を行う ことができます。この連絡先は、ユーザーの 勤務先とフェデレーションの関係を確立して いる別の組織に属するユーザーで構成され、 Microsoft Windows Live™ ネットワークのイ ンターネット サービスをはじめとするパブリ ック IM 接続 (PIC) を通じて連絡を取ること ができます (図 11 参照)。パブリック IM ネッ トワークを使用したフェデレーション機能に は、パブリック IM 接続のサブスクリプショ ン ライセンスが必要です。

注 Office Communications Server 2007 R2 を実行する 2 つの組織が企業間フェデレ ーションを確立する場合、追加のソフトウェ アやライセンスは不要です。

図 11

グループ

チャット(英語 UI のみ)

Office Communications Server 2007 R2 Group Chat コンソールを使用すると、ユーザー グル ープは、興味のあるトピックについて現在行われているディスカッションに参加できます。会 話の履歴は維持されるので、チーム メンバーの場所や部署が異なり、オンライン時間が一致し ない場合でも、各メンバーはディスカッションの内容を後から確認できます。Group Chat によ ってチームのコミュニケーションが強化され、地理的に分散したチームでも、効率的に共同作 業を行うことができるようになります。 このコンソールのインターフェイスでは、特定のトピックに関する利用可能なチャット ルーム の一覧、ディスカッションの履歴を検索するためのツール、および特定のトピックに関する新 しいメッセージが投稿されたことを知らせるためのフィルターや通知が提供されます (図 12 参 照)。

(16)

図 12 チャット ルームへの参加 ユーザーは、チャット ルームへの招待状を表示するか、該当するチャット ルームに関連するキ ーワードを基に検索を実行することによって、チャット ルームに参加できます。どのような方 法でチャット ルームを見つけたかにかかわらず、ユーザーはそのチャット ルームの管理者が定 義した内容に従って、メンバーシップの一覧に追加されます。 メッセージの投稿 ユーザーは、チャット ルームに参加した後、メッセージを投稿して現在行われているディスカ ッションに参加したり、他のメンバーによる投稿の履歴を確認したりできます。Office Communications Server 2007 R2 では、テキスト、画像、ファイルの投稿、ハイパーリンク、 および絵文字がサポートされます。長い投稿は、画面上のスペースを確保するために、1 行の説 明形式にまとめられます。

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フィルターと通知の構成 ユーザーは、フィルターを使用してキーワードやそ の他の条件を定義し、着信メッセージのリアルタイ ム検索を実行して、重要な情報を含む投稿を見落と さ な い よ う に す る こ と が で き ま す 。 た と え ば 、 "Ego" (自分) というプリセット フィルターでは、参 加しているいずれかのチャット ルームで、自身の名 前に言及したすべてのメッセージがキャプチャされ ます (図 13 参照)。 図 13 通知をカスタマイズして、チャット ルーム内で特定の内容が投稿されたときに、そのことをユ ーザーに知らせることもできます。このような機能によって、割り込みを制御できるだけでな く、重要な投稿に気付くこともできるようになります。 情報の検索 ユーザーは、以前に投稿された内容をチャッ ト履歴から検索できます。このような機能が 提供されることは、チーム内のディスカッシ ョンが、組織の知識源の一部になっているこ とを意味します。チームに新しく参加したメ ンバーは、他のチーム メンバーから、膨大 な量の過去のチャット スレッドを転送して もらう必要なく、過去のディスカッションを 検索して、必要な情報を得ることができま す。チャット履歴の検索は、作成者、日付、 チャット ルーム、キーワードなどに基づい て行うことができます (図 14 参照)。 図 14 グループ チャットからのインスタント メッセージング Group Chat では、現在チャット ルームに参 加している他のユーザーのプレゼンス状態を 確認して、そのユーザーとのインスタント メ ッセージでの会話をすばやく開始できます (図 15 参照)。音声ビデオなど、その他のモード は、グループ チャット クライアントから開始 される、Office Communicator 2007 R2 の会 話ウィンドウ内で使用できます。 図 15

(18)

Office Communicator Attendant コンソール

Microsoft® Office Communications Server 2007 R2 Attendant コンソールは、直感的な通話管 理アプリケーションで、管理スタッフ、受付係、現場のビジネス プロフェッショナルが大量の 同時通話を管理するのに役立ちます (図 16 参照)。このアプリケーションは全画面表示ウィンド ウで実行され、効率化されたデスクトップ エクスペリエンスを提供します。会話キュー、連絡 先リスト、ディレクトリ検索、クリックによる通話開始、転送、電話会議の構成などの機能が 1 つのアプリケーション内で提供されるので、ユーザーは他のウィンドウに切り替える必要があ りません。 図 16 他のユーザーの代わりに通話を受信および発信する

Attendant は 、 Microsoft Office Communicator 2007 R2 の新しい委 任機能と連携して動作し、管理スタ ッフやその他の従業員が、サポート を提供する同僚の代わりに着信通話 を処理したり、発信通話を開始する ことを可能にします。上司から委任 を受けた場合、Attendant を使用し て、その上司宛の着信通話に応答す るか、その通話を上司のボイス メ ールにリダイレクトできます (図 17 参照)。 図 17

(19)

18

適切な方法で通話を転送する

Office Communications Server 2007 R2 Attendant コンソールを使用すると、ユーザーは連絡 先リストや企業ディレクトリ内の任意のユーザーに通話を転送できます。転送前に IM や音声で 確認を取ることも可能です。これを行うには、該当するボタンをクリックし、連絡先を選択す るだけです。[Transfer] (転送) ボタンをクリックすると、選択した連絡先に通話がすぐに転送さ れます。[Consult] (確認) ボタンをクリックすると、通話を転送する前に、選択した連絡先と、 インスタント メッセージまたは音声で、その通話をどう処理するかについて会話できます。ま た、ユーザーは、通話を直接ボイス メールに送信することもできます。転送オプションを選択 し、転送が完了すると、会話はユーザーのキューから削除されるので、ウィンドウに表示され る項目が多くなりすぎることはありません。 複数の会話を同時に管理する 着信、アクティブ、または保留中のいずれで あるかにかかわらず、すべての会話は、管理 しやすいように 1 つのウィンドウ内に表示さ れます。着信通話または保留中の通話は、ク リックするだけでアクティブにできます。ア クティブな通話は、別の通話がアクティブに なったとき、自動的に保留中になります (図 19 参照)。通話に優先順位を付けるために、繰 り返し着信があった場合や、保留時間がユー ザーによって定義された制限時間を超えた場 合、会議通知によってそのことがユーザーに 通知されます。また、Office

Communications Server 2007 R2 Attendant コンソールによって、履歴とメモが Office Outlook 2007 の [会話履歴] フォルダー内に取 り込まれます。

19

カスタマイズされた連絡先リストを管理する

Office Communications Server 2007 R2 Attendant 用に統合された連絡先リストは、Office Communicator のインターフェイスに似ています。ここから連絡頻度の高い連絡先とすぐに連 絡を取ることができ、これらの連絡先をグループに分けて簡単に管理することもできます (図 20 参照)。連絡先グループは、一覧形式、またはユーザーにとって最も役立つ情報が得られるよ うにまとめられた一連のタイル形式で確認できます。すべての連絡先は、リッチ プレゼンス情 報と共に表示されるので、ユーザーは最適なコミュニケーション方法を選択できます。

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20

同僚を検索して連絡可能性をリアルタイムで確認する

Office Communications Server 2007 R2 Attendant を使用すると、ユーザーの連絡可能範囲が、 プリセット番号や連絡先リストに限定されなくなります。ユーザーは、統合されたディレクト リ検索機能を使用して、いつでも会社の同僚を検索し、プレゼンス情報を確認できます。また、 電話番号と IM アドレスをコピーまたは入力することなく、ボタンをクリックするだけで同僚と コミュニケーションを行うことができます。さらにユーザーは、検索結果を簡単に新しいまた は既存の連絡先グループに追加できます。 電話会議を開始する

ユー ザーは、 同僚、着信通 話の発信 者、および Office Communications Server 2007 R2 Attendant の連絡先リストに含まれるユーザーとの間で、電話会議を構成できます。この操作 は、該当するユーザーをドラッグ アンド ドロップするだけで完了します。これにより、チーム メンバーの時間が節約されるだけでなく、それらのメンバーが重要な顧客や連絡先とすばやく 連絡を取ることができるようになります。 テンプレートを保存してすばやく 電話会議を構成する Office Communications 2007 R2 Attendant コンソールを使用する と、ユーザーは、連絡先グループを 会話テンプレートに保存し、保存し たテンプレートを選択してそのグル ープとの会議を開始できます (図 18 参照)。これにより、ユーザーは、 手間のかからない 1 つの手順を実 行するだけで、よく使用する電話会 議を開始できるようになります。 図 18

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通話中にメモを取る ユーザーは、会話中にメモ ボックスを選択し て、発信者に関するメモを取ることができま す (図 19 参照)。通話メモは Office Outlook 2007 の [会話履歴] フォルダー内に自動的に保 存されるので、ユーザーは後から簡単にメモ を検索し、それを同僚に転送できます。ま た、ユーザーは、メモ ウィンドウから通話メ モを電子メールで直接同僚に送信することも できます。 図 19 通 話 と イ ン ス タ ン ト メ ッ セ ー ジ を 同じインターフェイスから開始する

Office Communications Server 2007 R2 Attendant コンソールでは、すべてのリ アルタイム コミュニケーション機能が 1 つのユーザー インターフェイス内で提 供され、プレゼンス、高度な通話機能、 およびインスタント メッセージングが連 携して動作します。これにより、ユーザ ーは、プレゼンス状態を考慮して最適な 通話相手を判断したり、通話の受信者に 適したコミュニケーション方法が IM で あるか音声であるかを判断できるように なります。たとえば、通話しようとした 相手のプレゼンスが "会議中" に設定さ 図 20

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れている場合、ユーザーは IM を使用し て転送を要求できます (図 20 参照)。

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Messenger for Mac 7

Mac ユーザーは、次の 2 つの方法のいずれか を使用して Office Communications Server に 接続できます。

 Messenger for Mac 7 デスクトップ クライアント

 Safari ブラウザー上で実行される Communicator Web Access

図 24

Messenger for Mac 7 は、Mac プラットフォーム上で Office Communications Server 2007 R2 と連携して動作するリアルタイム コラボレーション クライアントです。 Messenger for Mac 7 では、インスタント メッセージング (IM)、連絡先管理、および複 数での VoIP 音声ビデオ通話機能が提供されます。Mac Messenger のユーザーは、勤務 先の資格情報を使用してサインインし、このような機能にアクセスします。また、これら のユーザーは、企業ネットワーク内の同僚、および承認されたフェデレーション ネット ワーク上のユーザーとコミュニケーションを行うこともできます。相手のユーザーが Messenger for Mac、Office Communicator、または Communicator Web Access のいず れを使用していても問題ありません。さらに、パブリック IM 接続も (有効になっている 場合) サポートされます。

注: Messenger for Mac を使用すると、ユーザーは、Windows Live の資格情報を使用し てサインインし、個人用の Windows Live アカウントでインスタント メッセージを交換 することもできます。

Messenger for Mac 7 でサポートされる機能は、次のとおりです。

表 3: Messenger for Mac 7 の機能比較

機能 Mac Messenger 7.0 Communicator Web Safari 上の

Access Office Communicator 2007 R2 インスタント メッセージング    リッチ プレゼンス    PIC 接続    連絡先管理    予定表の空き時間情報    配布グループ    アクセス レベル    ファイル転送    1 対 1 の音声ビデオ (VoIP)    複数での音声ビデオ (VoIP)    通話管理機能 (保留/再開)    PSTN 接続    音声ダイヤルアウト    Office との統合 Office アプリケーショ ン内の連絡先リストの プレゼンス   会話履歴 Messenger 内  Outlook 内

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デスクトップ共有   

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オフィス内または外出先でのリアルタイム コラボレーションを実現

する

Office Communications Server 2007 R2 は、今日のインフォメーション ワーカーのコラボレ ーションとモビリティに関する要件を満たすことができるように設計されています。ユーザー は、PC を持って出張する場合や、自宅で作業する場合、インターネットに接続すれば、リモ ートで Office Communicator 2007 R2 の優れたデスクトップ機能にアクセスできます。つま り、自宅で作業するユーザーや、出張中のユーザーは、長距離通話料を負担したり、仮想プラ イベート ネットワーク (VPN) に頼ったりすることなく、インターネットに接続できればどこ からでも、各自の PC 上で IM、会議、デスクトップ共有機能を使用し、通話を開始できます。 また、各自の PC を使用せずに、キオスクで作業したり、別のコンピューターを使用する場合 でも、その他の方法で連絡を取ることができます。

Office Communicator Web Access

Microsoft Office Communicator Web Access は、ブラウザー ベースのクライアントで、Office Communications Server 2007 R2 のインスタント メッセージング、音声、およびデスクトップ 共 有 機 能 へ の ア ク セ ス に 使 用 さ れ ま す 。 ユ ー ザ ー は 、Web ブ ラ ウ ザ ー か ら Office Communicator Web Access を使用して、Office Communications Server 2007 R2 にアクセス できます。これは、共有コンピューターや使用が制限されているコンピューター、および PC 以 外のシステムに最適です。

Office Communicator Web Access は、以前のバージョンの Office Communications Server 2007 でも提供されていましたが、更新版の Office Communications Server 2007 R2 では、多 くの機能が強化されています。次に例を示します。

 配 布 グ ル ー プ の サ ポ ー ト 。 Office Communicator Web Access で は 、 Office Communicator 2007 R2 と同様に、Microsoft Exchange Server に基づく配布リス トが提供されます。ユーザーはこれを使用して、すべてのグループ メンバーのプレ ゼンスを確認し、簡単にそれらのユーザーとの IM を開始できます。

 Web ベースの複数でのデスクトップ共有。デスクトップを表示するためにアプリケ

ーションをダウンロードする必要はありません。

 IM やデスクトップ共有への簡単な音声の追加。Office Communications Server

2007 R2 では、携帯電話など、ユーザーによって指定されたデバイスを呼び出す機 能が提供されます。

 カスタマイズ可能なメニュー オプション。IT 管理者は、Office Communicator Web

Access クライアントのサインイン ページ、および Web クライアントに表示される タブとメニューをカスタマイズできます。

Web ベースのデスクトップ共有

ユーザーは、Office Communicator Web Access を使用して、インターネット経由 で同僚とデスクトップを共有し (図 25 参 照)、自身の PC を他の参加者に制御させ ることができます。デスクトップ共有セ ッションに参加するために、特別なアプ リケーションをダウンロードする必要は ありませんが、デスクトップ共有セッシ ョンをホストするには、サイズの小さい プラグインが必要です。参加者にはサイ ズ変更コントロールとパン コントロール が提供されるので、より簡単に情報を得 図 25 

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ることができます。

会話に音声を追加する

ユ ー ザ ー は 、 Office Communications Server 2007 R2 を使用して、既存の Office Communicator Web Access セッションに 音声ダイアログを追加できます。このダイ アログでは、通話の参加者ごとに、任意の デバイスや番号への発信を行うことができ ます (図 26 参照)。デスクトップ共有、IM でのチャット、および音声会話の保留をす べて 1 つのアプリケーションから制御でき るので、ユーザーにとって非常に便利で す。 図 26 匿名ユーザーを追加する

ユーザーは、Office Communicator Web Access と Office Communicator 2007 R2 を使用する と、外部の参加者を IM セッション、デスクトップ共有セッション、および音声会議に追加で きるようになります (図 27 参照)。この新機能を使用すると、ユーザーは企業ディレクトリに 登録されていないユーザーをセッションに追加できるので、パートナーや顧客とコミュニケー ションを行うときに、このようなセッションを利用しやすくなります。

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比較: Office Communicator Web Access と Office Communicator 2007 R2

Office Communicator Web Access 2007 R2 では、Office Communicator 2007 R2 リッチ クラ イアントと同じ機能が数多く提供されます。表 4 では、Communicator Web Access 2007、 Communicator Web Access 2007 R2、および Office Communicator 2007 R2 の機能を比較しま す。 表 4: Communicator のバージョン間比較 機能 Communicator Web Access 2007 Communicator Web Access 2007 R2 Office Communicator 2007 R2 ブラウザー ベースの Ajax アプリケーション √ √ Windows 以外との互換性 √ √ リッチ プレゼンス √ √ √ インスタント メッセージング (IM) √ √ √ IM 会議 √ √ √ フェデレーション √ √ √ パブリック IM 接続 √ √ √ 着信転送ルール √ √ √ 通知 √ √ √ 変形呼び出しのポップアップ 表示 √ √ √ Web UI コントロール √ √ √ 企業ディレクトリの検索 √ √ √ デスクトップ共有 √ √ 外部ユーザーのサポート √ √ 会話への音声の追加 √ √ 音声ビデオ会議 √ VoIP Softphone √ Windows ベースの API √

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Office Communicator Mobile

ユーザーは、Office Communicator Mobile 2007 R2 によって提供される機能拡張と新機能を 使用して、より柔軟にモバイル デバイスを使用したり、それらをきめ細かく制御できるよう になります。 ワンナンバーのサポート ワンナンバー機能を使用すると、ユーザーのモバイル デバイスが企業のテレフォニーの内線 になります。これにより、ユーザーは、卓上電話、PC、および携帯電話に単一の電話番号を 使用できるので、どこにいても連絡を受けることができるようになります。また、ユーザーが 卓上電話または携帯電話のいずれから発信するかにかかわらず、すべての発信通話に同じ発信 者 ID が使用されます。さらに、Windows Mobile® 6.X ソフトウェアが実行されているデバ イスを使用すると、通話転送設定をユーザーの電話から直接構成できます。 リッチ プレゼンスに関する機能強化 モバイル デバイスを使用する場合、Office Communicator Mobile 2007 R2 で、ユーザ ーの現在のプレゼンス状態と、そのユーザ ーがモバイル デバイスでサインインしてい るかどうかを確認できます (図 28 参照)。 図 28 ユーザビリティに関する更新 ユーザーは、姓、名、または電子メールのエイリアスを使用して、企業ディレクトリ内の連絡 先を簡単に検索できます (図 29 参照)。また、デバイス上で最近の連絡先や配布リストにアク セスしたり、複数の IM 会話間を簡単に移動できます。

Office Communicator Mobile 2007 R2 の外 観 は 、 デ ス ク ト ッ プ 版 の Office Communicator 2007 R2 と似ているので、 馴染みのあるユーザー エクスペリエンスが 提供されます。 また、ユーザーは、初めて Communicator Mobile 2007 R2 をインストールするとき に、特別な構成を行う必要なく、自身が属 するネットワークの資格情報を使用してサ インインできます。 図 29 組み込みのセキュリティ機能 組み込みのセキュリティ機能を使用すると、ユーザーの情報をより安全に保ち、これまでにな いほど強力なセキュリティを提供できます。ユーザーのコミュニケーション エクスペリエン スは、そのユーザーがどこにいるかや、インスタント メッセージングを行うときにどのネッ

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音声、ビデオ、および

Web が統合された会議

Office Communications Server 2007 R2 では、エンタープライズ向けの IM、プレゼンス、ビ デオ会議、音声、ビデオ、Web 会議、およびボイス オーバー IP (VoIP) テレフォニーが 1 つの ソリューションに統合されます。ユーザーは、Communicator の会話ウィンドウを離れたり、 ユーザーを再招待したりする必要なく、別のコミュニケーション モードにシームレスに移行で きます。たとえば、ユーザーは、一対一の IM セッションを複数での電話会議に拡大し、自身の デスクトップを共有して、ドキュメント、プレゼンテーション、またはその他のアプリケーシ ョンを使用したコラボレーションを実現できます。

通話を臨時の会議に拡大する

ユーザーは、Office Communicator 2007 R2 の連絡先リストから電話会議を開始できるように なります。これを行うには、連絡先リスト内の配布グループ、連絡先グループ、または複数の ユーザーを選択し、[電話会議の開始] を選択します。Office Communicator 2007 R2 の会議機 能を使用すると、ユーザーは数回のクリックで、臨時の電話会議を開始できます (図 21 参照)。 ユーザーは、各自の PC から応答するか、会議の招待状を携帯電話などの別の電話にリダイレク トすることによって、会議に参加できます。 図 21 電話での一対一の会話から電話会議にシームレスに切り替える ユーザーは、新しい連絡先を通話に招待することによって、電話での一対一の会話を電話会議 に切り替えることができます。他のユーザーを電話会議に追加するには、Office Communicator 2007 R2 で連絡先を選択し、会議にドラッグします。その後、[招待] ボタンをクリックしてか らユーザーを選択するか、[招待] ボタンをクリックしてから電話番号を追加します。 Live Meeting に拡大する

Office Communicator 2007 R2 では、IM、電話、音声、またはビデオ セッションを Office Live Meeting セッションに拡大できます。Office Live Meeting セッションでは、プレゼンテー ション、リッチ メディアの共有、投票の管理といった Web 会議の操作を行うことができます。 強化された会議名簿の接続状態 会議名簿内の新しい状態メッセージおよびアイコンによって、会議の新しい接続状態が提供さ れ、ユーザーの接続状態が招待中、接続中、または接続済みのいずれであるかがわかるように なります。 再参加操作 ユーザーは、会議から切断された場合、簡単に会議に再参加で きます。これを行うには、

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Communicator の会話ウィンドウ内にある [再度参加] ボタンをクリックするか、Office Outlook で、会議の招待電子メール内にあるハイパーリンクをクリックします。

プラットフォーム間のデスクトップ共有

ユーザーは、プラットフォーム間のデスクトップ共有機能を使用すると、Communicator 2007 R2 または Office Communicator Web Access を経由してデスクトップを共有できるようになり ます (図 22 参照)。ユーザーは、この機能を使用して、他のユーザーと情報を共有でき、IT 管理 者は、ヘルプ デスクへの問い合わせがあったときに、その問題の解決をサポートできます。共 有されたデスクトップはどのユーザーでも表示できますが、自身のデスクトップを共有するに は、Enterprise CAL が必要です。Windows を実行していない PC は、表示専用のメンバーと してデスクトップ共有セッションに参加することに注意してください。

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社内設置型音声会議

予約不要の音声ソリューションを提供する外部サービスの代わりに、内部ユーザーと外部ユー ザー用の音声会議ブリッジを社内で構成することによって、会議にかかるコストを節約できま す。Office Communications Server 2007 R2 では、新機能として、VoIP 接続と PSTN ダイヤ ルイン音声参加者の両方をサポートする社内設置型音声会議ブリッジが提供されます。 Office Outlook 2007 からのクリック 1 回による構成 ユーザーは 1 回のクリックで、Office Outlook から電話会議を予約できます (図 23 参照)。会議 の時間、場所、出席者などの詳細は、馴染みのある Office Outlook テンプレートに従って構成 できます。また、ダイヤルイン番号、会議 ID、PIN 通知など、電話会議に固有の情報は、自動 的に設定されます。 図 23 より安全な会議を実現する複数の認証レベル

Office Communications Server 2007 R2 では、承認されたユーザーのみが通話に参加できるよ うに、次のようなさまざまな通話構成オプションが提供されます。

 Open Authenticated (公開認証ユーザー限定): Active Directory に対して認証された ユーザーのみが通話に参加できます。

 Closed Authenticated (非公開認証ユーザー限定): Active Directory に対して認証さ れ、電話会議の出席者リストに登録されたユーザーのみが通話に参加できます。

 Anonymous (匿名): 適切な会議 ID と参加者パスコードがあれば、どのユーザーでも

通話に参加できます。

Active Directory に対して認証された企業のエンタープライズ ボイス ユーザー

Office Communicator と Office Communicator Phone Edition を使用して参加するユーザー は、既に Active Directory に対して認証されています。このため、これらのユーザーは PIN やパス コードを入力する必要はありません。Office Communicator を経由して参加するユー ザーは、会議 ID の入力も不要です。ユーザーには、より単純化された真の "クリックによる 参加" 動作が提供されます。 単なる音声会議を超えた統合型の会議 統合型の会議機能によって、音声会議と、デスクトップ共有やビデオ会議といった他のコミュ ニケーション モダリティとの間のシームレスな拡大処理が提供されます。 よりきめ細かい音声会議の制御

Office Communications Server 2007 R2 では、電話のミュートなどの機能に割り当てられた デュアル トーン多重周波数 (DTMF) コードをユーザーに覚えてもらう必要なく、通話管理用 の Office Communicator インターフェイスが提供されるので、ユーザー エクスペリエンスが 強化されます。

発言中のユーザーの確認と発言可能なユーザーの制御

音声会議で、現在の発言者を確認したり、雑音源を特定するのは、特に会議の参加者が多い場 合は困難です。Office Communications Server 2007 R2 では、会議の発言者を特定するため に、スターバーストが使用されます (図 33 参照)。

(32)

このインジケーターによって、発言者を簡単に特定したり、会議の主催者が、周りの交通騒 音によって通話を妨げていることに気付いていない可能性のある参加者をミュートにできる ようになります (図 34 参照)。

(33)

PC 以外のユーザーが使用するダイヤルイン番号と主催者および参加者パスコード

PC 以外のユーザーは、次のようなさまざまな方法で Office Communications Server ベースの 電話会議に参加できます。  アクセス番号を使用したダイヤルイン: ユーザーが電話会議に参加するには、アクセ ス番号にダイヤルし、会議ブリッジにアクセスした後、会議 ID とオプションのパス コードを入力します。より安全な会議を行うには、自身の暗証番号 (PIN) を入力し て、Active Directory に対する認証を行います。会議の主催者が会議にダイヤルす る場合も、自身の PIN を入力する必要があります。

 Office Communicator Phone Edition デバイスの使用: ユーザーが会議に参加するに は、会議のアクセス番号にダイヤルし、会議ブリッジにアクセスした後、会議 ID を 入力します。Office Communicator Phone Edition デバイスは既に Active Directory に対して認証されているので、PIN を入力する必要はありません。 図 35 複数の言語をサポートする会議アテンダント 各アクセス番号では、複数の言語がサポートされます。会議にダイヤルすると、ダイアログが 各アクセス番号の既定の言語で提供されます。応答がなかった場合は、サーバーによって他の 言語が選択肢として提示されます。その後のサーバーとの対話は、選択した言語で行われます。  英語 (米国)  英語 (英国)  英語 (オーストラリア)  簡体字中国語  繁体字中国語  ポルトガル語 (ブラジル)  韓国語 (韓国)

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 スペイン語 (メキシコ)  スペイン語 (スペイン)  フランス語 (カナダ)  フランス語 (フランス)  ドイツ語 (ドイツ)  イタリア語 (イタリア)  日本語 (日本)

予約された

Web 会議

Web 会議は、急速にコミュニケーションおよびコラボレーション ツールの主役へと躍り出て います。組織は Web 会議を使用して、同僚が異なる場所にいるときの作業を効率化したり、 情報を共有したりできます。今日の労働環境は変化し、企業は 1 つのドキュメントを使用し て共同作業を行う 2 人のユーザー間で自然発生的に行われる会議から、数百人のユーザーが参 加する大規模なトレーニングやイベントまで、さまざまなコミュニケーション環境をサポート する Web 会議ソリューションを必要としています。

ユーザーは、Office Communications Server 2007 R2 を使用して、予約された会議を社内のサ ーバー上に作成したり、そのような会議に参加したりできます。これらの会議には、IM、音声、 ビデオ、スライド プレゼンテーション、およびその他の形式の共同作業データを使用できます。 会議に参加できるのは、ファイアウォールの内側または外側にいる、社内の認証されたユーザ ー、フェデレーションを確立している外部の認証されたユーザー、または匿名ユーザーです。

Web 会議をホストする組織またはサービスを利用する組織のサポート

Web 会議は、組織内の Office Communications Server 2007 R2 上で行うことができます。組 織が Web 会議をホストすることを望まない場合は、マイクロソフトから Office Live Meeting 経由で提供されるサービス ベースのソリューションを利用できます。ユーザーは、Web 会議 が組織の IT 部門またはマイクロソフトのいずれによってホストされているかにかかわらず、 同じクライアントを使用して、その会議に接続できます。これにより、トレーニングに関する 問題が減尐し、クライアントの管理が単純化されます。 Office Outlook 2007 用の会議アドイン ユーザーは、Office Outlook 2007 用の会議アド インをインストールし、Office Outlook 2007 か ら Office Live Meeting 会 議 や Office Communicator 電話会議を予約できます。

図 36

RoundTable のサポート

Office Communications Server 2007 R2 と Microsoft RoundTable™ デバイスを組み合わせ て使用すると、高品質のビデオと音声によって、その場にいるかのような感覚で会議を行うこ とができます。ユーザーは、リモート ユーザーとの会議で、360 度パノラマのビデオと "アク ティブなスピーカーの検出" 機能によって、このような感覚を生み出すことができます。

(35)

外部からのアクセス

社内設置型 Web 会議では、内部ユーザーと外部ユーザーの両方が参加する会議がサポートさ れます。この場合、Office Communications Server 2007 R2 エッジ サーバーを展開し、組織 のファイアウォールの外側にいるユーザーからのアクセスをセキュリティで保護できます。

リッチ コンテンツのサポート

ユーザーは、Web 会議で次のようなコンテンツを共有できます。

 Windows Media ファイルや Flash などの動的コンテンツ

 会議の参加者が共通して使用できる形式のファイル (.doc や .ppt など)  投票  デスクトップ全体または特定のアプリケーション  コンソール内に埋め込まれたブラウザー経由で表示する URL 会議の制御 参加者は、アクティブなスピーカー、主催者の状態、音声やビデオに対応しているかどうかな ど、他の会議参加者の詳細を確認できます。また、会議の参加者は、主催者が会議をロックす るまでは、既存の会議に他のユーザーを追加で招待できます。主催者は、自由に参加者をミュ ートにしたり、退出させたり、会議を終了したりできます。 会議の記録

ユーザーは、Office Live Meeting クライアントを使用して、会議が行われたときに、提供さ れたコンテンツ、音声、ビデオといった会議の記録を作成できます。

会議に関する調査

発表者は、Web 会議の出席者に投票画面を表示し、投票結果をリアルタイムで確認し、その 結果を出席者と共有できます。

投票画面は、プレゼンテーション ソフトウェアの Microsoft Office PowerPoint を使用して事 前に作成するか、会議中に [Poll] (投票) ボタンをクリックして作成できます。投票画面の表示 と非表示は (発表者の選択内容に基づいて) 瞬時に切り替わり、出席者の票は動的に集計され ます。セッション終了時、投票レポートで個々の出席者の投票内容と総計を確認できます。 ホワイトボード ユーザーは Web 会議中にホワイトボード セッションを開始して、アイデアや図を共有できま す。ホワイトボードの内容に変更が加えられた場合、自動的に変更が反映され、変更者の ID が表示されます。ホワイトボードは白紙のページで、発表者はコメント ツールを使用してそ こに絵を描いたり、テキストを追加したり、情報を強調表示したりできます。たとえば、開催 者はフローチャートを手早く作成して要点を説明し、ホワイトボードを挿入した後、コメント ツールを使用して、四角形、線、およびその他の図形を描画できます。また、スライドを保存 して、後から参照することもできます。さらに、新しい機能拡張によって、切り取りと貼り付 けを行ったり、右クリックメニュー、線の属性 (太さや終点など)、オブジェクトの属性 (色、 塗りつぶし、サイズなど)、強化されたテキスト ツール、およびフローチャート ツールを使用 できるようになります。 Web スライド

Web サイトの URL を会議の参加者と共有できます。参加者は、共有された Web サイトを、 コンソール内に埋め込まれたブラウザーを経由して表示できます。発表者は Web スライドを 使用し、出席者にインターネット上の有効な Web サイトを表示して、ガイダンスやオンライ ン情報を提供できます。各出席者は、それぞれのリンクをクリックしたり、フォームへの記入 を行ったり、対話型のメディアを使用したりできます。主催者は、http://www.microsoft.com/ などの Web サイトのアドレス (URL) を入力することによって、簡単に Web スライドをプレ ゼンテーションに追加できます。発表者は、出席者にページを表示する前に、プレビュー機能 を使用してその内容を確認できます。

デスクトップとアプリケーションの共有

図 1  ユーザーは、企業ディレクトリと Office Outlook 2007 の連 絡先を検索できます。[最近の連絡先]  リストには、ユーザ ーが最近連絡を取った  10  件の連絡先が表示されます。連絡 先リストはサーバー上に格納されるので、ユーザーは任意 の  PC、Web、またはモバイル  デバイスからサインイン し、連絡先リストにアクセスできます。 ユーザーは、連絡先の名前、連絡可能性、アクセス  レベ ル、または  "マークされた"  状態に基づいて連絡先を分類で きます。
図  5   連絡先カード ユーザーは、図  6  のような連絡先カードで、連絡先の詳細情報を簡単に確認し、可能ないずれ かのコミュニケーション方法  (IM、音声、電子メールなど)  を使用して、すぐに会話を開始でき ます。この情報には、連絡先の  SharePoint 個人用サイトへのリンクを含めることもできます。  図 6
図  12   チャット  ルームへの参加 ユーザーは、チャット  ルームへの招待状を表示するか、該当するチャット  ルームに関連するキ ーワードを基に検索を実行することによって、チャット  ルームに参加できます。どのような方 法でチャット  ルームを見つけたかにかかわらず、ユーザーはそのチャット  ルームの管理者が定 義した内容に従って、メンバーシップの一覧に追加されます。  メッセージの投稿 ユーザーは、チャット ルームに参加した後、メッセージを投稿して現在行われているディスカ ッションに参加したり、他
表 3: Messenger for Mac 7 の機能比較
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参照

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