仕 様 書 1 件名 平成 30 年度愛媛県復興支援動画制作・発信事業 2 委託期間 契約締結の日から平成 31 年3月 29 日まで 3 事業目的 愛媛県は、平成 30 年7月豪雨により甚大な被害を受けたが、復旧・復興 に向けた第一段階の目標であった「生活していく上で欠かすことのできない 水の確保」と「避難者が当面の間生活できる住居環境の早期整備」に一定の 目途が立ちつつあり、今後、本格的な復興に取り組んでいく段階となる。 本県が復興を成し遂げるためには、被災者支援をはじめ公共インフラ施設 の復旧、農林水産業や商工業の復興対策のほか、本県のイメージアップや復 興への取組みに対する応援につなげる側面的な支援も重要である。 そこで、本事業では、愛媛県において復興に向けた取組みが始まっている ことや、県民が復興に向けて頑張っている姿を全国に発信するための動画を 制作し、「マーケティング」の発想により、ペイドメディア等を活用したプ ロモーションを展開することで、ボランティアの確保、誘客の促進、県産品 の販売拡大、義援金による応援等につなげる。 また、これとともに成果指標データの継続的な収集・分析を行うことで PDCA サイクル機能を有する新しいプロモーション戦略を展開する。 これらの効果検証により、セグメンテーションとターゲティングの最適化 及び「インサイト」の探求を進め、今後のブランディング施策への反映を目 的とする。 4 委託概要 受託者は、愛媛県の被害状況や復旧・復興の進捗、認知度等の現況を十分 に理解した上で、本業務の実施を通じて効果的かつ効率的に復興に向けて頑 張っている姿を訴求するよう、以下の業務を円滑に実施すること。 なお、中期的なデジタルプロモーションを行うことを念頭に、各業務でリ マーケティングタグ※1を利用したアクセス者分析を行うために「見込み客リ スト」の蓄積を行うこと。 5 委託内容の監修 委託内容の全般において、愛媛県戦略的ブランディングプロデューサー おちまさと氏の監修を受けるものとする。 ※1リマーケティングタグ:特定の動画やウェブサイトを視聴・閲覧したことのあるイン ターネット利用者に対して、広告を表示できる機能のこと
6 ターゲット 国内を対象とすること。 なお、具体的な内容については、受託者が愛媛県における被災状況や復興 に向けた取組みの認知度合い、キーワードの検索ボリュームなどの分析を行 い、提案すること。なお、受託事業者決定後、これらを基礎資料として愛媛 県と協議の上、決定するものとする。 7 実施業務 (1)ターゲットに応じた動画コンテンツ制作業務 ・現状分析によりセグメンテーションとターゲティングの仮説を設定する。 ・ターゲットを念頭に、愛媛県に対する関心の有無に関わらず、感覚的に 見入ってしまうことが期待される動画を制作する。 ・動画は、愛媛県で復興への取組みが始まっているという情報をしっかり 伝えるためのストーリーを描き、復興に向けて頑張っている姿を連想さ せるものとする。 ・視聴後に、愛媛県に対して好意的な印象を抱き、復興に向けた取組みを 応援したい気持ちを抱かせる内容とし、ひいては愛媛県の認知度向上に つながることを目標とする。 (2)動画広告配信・ウェブサイト誘導業務 ・(1)で制作する動画について、YouTube を活用した動画配信等を行う。 ・動画のストーリーを踏まえて、アクセスを誘導するランディングページ を提案すること。なお、受託事業者決定後、県と協議の上で決定したラ ンディングページへのアクセスを誘導する。 (3)(1)及び(2)の実施に基づく効果測定及び報告業務 ・事業状況をモニタリングし、スピード感を持って状況に的確に対応する。 ・発展性を持って効果検証を実施し、今後の改善策の提案を行う。 (4)追加提案事業の実施及び効果測定・報告業務 ・(1)~(3)以外で、愛媛県の復旧・復興に資する施策や、愛媛県の ブランド認知の向上に資する施策を並行して展開することで事業効果を 高め、その効果検証を実施し、今後の改善策の提案を行う。 8 委託内容 (1)ターゲットに応じた動画コンテンツ制作業務 ①基本的な業務内容 (ア) 復興に向けて頑張っている姿を連想させる動画コンテンツを制作す ること。 (イ) 制作する動画コンテンツ(以下、単に「動画」という。)は、パソコ ン・タブレット・スマートフォンから映像を見ているターゲットに 対して、愛媛県の認知向上のきっかけとなるようなものとすること。 (ウ) 撮影機材、撮影場所、時間、映像技術、クリエイター、出演者、音
響、特殊効果等を工夫することとし、これらを使用する際に必要と なる一切の調整及び許認可等の諸手続等は、受託者自身で行うこと。 ②言語・音響 (ア) 動画タイトル等は、訴求する内容を的確に表現したタイトルデザイ ン及び制作した動画上への配置を行うこと。 (イ) 字幕、ナレーションの有無などについては、ターゲットに対して最 適化することとし、愛媛県と協議の上、決定すること。 (ウ) 動画の展開と音響とのリンクを意識すること。 ③制作動画 (ア) 動画テーマや構成については、愛媛県と協議の上、決定すること。 制作にあたっては、これまで動画制作・プロモーションの実績のあ る者と取り組むことが望ましい。 (イ) 制作本数は2本程度とし、愛媛県と協議の上、決定すること。 (ウ) 動画再生時間は3分程度を目安とするが、テーマや撮影する素材に より最適な再生時間を提案し、愛媛県と協議の上、決定すること。 (エ) 制作する動画は、アドテクノロジーを活用した動画広告配信で利用 するため、媒体に適した再生時間(30 秒を想定)への編集を行うこ と。 ④その他 (ア) 動画制作の提案にあたっては、新規撮影を原則とする。ただし、実 施時期や実施期間により撮影困難なシーンを活用する必要がある場 合は、愛媛県と協議の上、既存の動画データ等を取得することを認 めることとする。 (イ) 上記動画制作にあたり必要となる経費は、全て当初の契約金額に含 むものとする。 (ウ) ウェブサイトや YouTube で再生可能なファイル形式とすること。 (2)動画配信・ウェブサイト誘導業務 ①基本的な業務内容 上記(1)で制作した動画について、話題性、拡散性等を確保するた め、YouTube を活用して配信すること。ただし、アドテクノロジーを活 用した動画広告等により、ターゲットに対して展開することとし、ウェ ブサイトへと誘導を行うものとする。なお、広告価値毀損の課題「ビュ ーアビリティ※2」、「アドフラウド※3」、「ブランドセーフティ※4」につい ては、発注者に対する透明性を確保の上、確実な対策を行うこと。 (ア) YouTube アカウントを設定すること。 (イ) 制作した動画データを YouTube へアップロードすること。 (ウ) YouTube への掲載に必要な設定(動画のタイトル、説明、タグ、カテ ゴリ、公開範囲及びサムネイル等)を効果的に行うこと。 (エ) 動画広告の制作を行うこと。 (オ) 広告効果測定ツールを用いて、発注者側でも閲覧可能とすること。
(カ) アドテクノロジーを活用した動画広告配信を実施すること。 ②配信方法 (ア) 前項について、投稿動画がインターネット上で広く視聴されるよう 動画の目標視聴回数等を設定のうえ、アドテクノロジーを活用した 動画広告配信を実施すること。 (イ) 動画のストーリーに適したランディングページを提案すること。な お、受託事業者決定後、県と協議の上、決定し、「Call-to-Action オ ーバーレイ※5 」等を活用して、そのランディングページへの誘導を図 ること。 (ウ) 動画広告手法は興味関心層への的確なリーチを考慮し、スキップ対 応可能な手法を取り入れる等工夫を行うこと。 ※2 ビューアビリティ:広告が実際に閲覧可能な状態で表示されているか。 ※3 アドフラウド:広告が機械ではなく、“人”に対して表示されているか。 ※4 ブランドセーフティ:広告が適切なサイトやコンテンツに表示されているか。 ※5 Call-to-Action オーバーレイ:動画再生画面上で指定した外部サイトへのク リックを促す設定。 ③広告配信時期 動画や広告の配信時期については、平成 30 年 11 月から平成 31 年2 月までの実施を目安とし、詳細については愛媛県と協議の上、決定する こと。また、広告配信スケジュールを策定すること。 (3)効果測定及び報告業務 ①本業務について、広告の表示回数、動画の視聴回数、視聴者の属性(年 齢、地域、特性等)等分析数値等を分析しながら、自発的に効果的な展 開のための対応策を提案すること。また、愛媛県の求めに応じて分析結 果等を報告すること。なお、その結果に応じてターゲティングの変更、 絞り込み等改善策を愛媛県と協議し実施すること。 ②愛媛県が指定するソーシャルリスニングの仕組みを用いて、ソーシャル メディアでのコメント収集や、反応分析(ポジティブ・ネガティブ)を 行うこと。 ③広告配信完了後に、上記①及び②のレポート結果を取りまとめて、分析、 考察し、業務完了報告書で今後の展開について改善提案を行うこと。ま た、レポート結果については、データでも提出すること。 ④「動画の視聴回数」及び「動画からのサイト誘導数」など目標 KPI とし て最適なものについては、愛媛県と協議の上、決定する。 (4)追加提案 ①アーンドメディア(ソーシャルメディア)を活用した事業効果の強化や 他のペイドメディア(ディスプレイ広告・検索連動型広告など)、その 他の広報手法による展開などについて、追加提案を行うこと。 ②追加提案についても、ターゲットについて仮説設定を行い、事業展開か ら効果検証・改善提案までを一連のものとして実施すること。 ③追加提案の企画を含め、必ず委託金額内で実施できるものとすること。
(5)留意事項 ①業務上で撮影が必要な場合は、事前に管理者等撮影及び動画配信の許可 を得ること。また、その際には関係法令を順守し、適正に履行すること。 ②本業務で制作・納品された成果品を期間の制限なく無償で、インターネ ット、印刷物、DVD、講演・講習、放送番組等のあらゆる媒体、手段、 手法により、公表(公開、配布、放送等)することができるよう、二次 利用可能な権利関係に関する調整を行うこと。 ③本仕様書により制作された成果品のすべての著作権(著作権法第 27 条 及び第 28 条の権利を含む。)は、完了検査をもってすべて愛媛県に移転 すること。 ④受託者は、愛媛県が認めた場合を除き、成果品に係る著作者人格権を行 使できないものとする。 ⑤成果品については、第三者の知的財産権を侵害していないことを保証す ること。なお、第三者が有する知的財産権の侵害の申立を受けたときに は、受託者の責任(解決に要する一切の費用負担を含む。)において解 決すること。 ⑥事業の実施に際して知りえた秘密を他に漏らしてはならない。この事業 の終了後も同様とする。 ⑦事業の実施のための個人情報の取扱いについては、別記「個人情報取扱 特記事項」を遵守しなければならない。 (6)その他 ①本業務の実施スケジュール等を明らかにした業務計画書を作成し、愛媛 県の承認を得ること。 ②業務の詳細について愛媛県と協議の上決定し、進捗状況を綿密に愛媛県 に報告すること。 ③事業完了後、速やかに業務完了報告書を作成し、愛媛県に提出すること。 ④各業務にかかる撮影、編集、制作・運用、調査、報告等の一切の経費 (交通費、宿泊・車両コーディネート費、各種データ費等)は、全て事 業費に含むこと。 ⑤動画、独自提案ごとに、製作費、媒体費、運用レポート費を別立てとす ること。 ⑥受託者は、愛媛県情報セキュリティポリシー及び愛媛県ソーシャルメデ ィア利用ガイドラインを遵守すること。 ⑦各種アカウント作成時には、内容について愛媛県の承認を得ること。 ⑧Google アカウント(YouTube アカウント、Google アナリティクスアカ
ウント)を愛媛県に開示し、譲渡すること。
⑨各媒体には可能な限り、リマーケティングタグを設定することとし、ア クセス者の解析をするための「見込み客リスト」を蓄積すること。
9 成果品 (1)提出物 ①実績報告書(A4判) 紙媒体2部及び 電子媒体(CD-ROM 又は DVD-ROM) 2枚 ②制作した動画を収めた DVD-ROM 2枚 (2)提出場所 愛媛県企画振興部政策企画局総合政策課プロモーション戦略室 (3)提出期限 平成 31 年3月 29 日 ※ただし、平成 30 年 12 月末を目安に、中間報告を行うこと。 10 総括責任者 受託者は、本業務にあたって十分な経験を有するものを総括責任者として 定めなければならない。 11 提出書類 受託者は委託契約書に定めるもののほか、次の各号に掲げる書類を提出し なければならない。 (1)契約締結時に速やかに提出するもの ・事業計画書及び実施工程表 ・その他愛媛県が業務の確認に必要と認める書類 (2)業務完了後に速やかに提出するもの ・実績報告書 ・その他愛媛県が業務の確認に必要と認める書類 12 その他 (1)本仕様書に定めのない事項及び本仕様書に定める内容について疑義が生 じたときは愛媛県と受託者が協議の上、定めることとする。 (2)(1)に関わらず、明示のない事項にあっても、社会通念上当然必要と 思われるものについては本業務に含まれるものとする。