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2. 住所の検索対象が特定企業の事業所 店舗のような場合には, 企業サイトに所在地が公開されている場合も多い また, iタウンページ のようなサービスを利用すると, 業種を指定して事業所 店舗の電話番号とともに住所を知ることもできる ここでは, iタウンページ から得た住所情報を Excel のワー

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Academic year: 2021

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住所からの座標取得

作成した地域マップに,分析対象を新たに追加してみよう。公的性格のある施設については,国土 数値情報で提供されている「公共施設」におおむね収録されているが,商圏の分析(エリアマーケテ ィング)などでは,特定業種の事業所・店舗などが必要な場合も多い。ここでは,「コンビニエンス ストア」を例として,マップ上に追加する手順を説明する。 1. 座標情報の取得の手順 対象とする事業所・店舗の位置情報は,ネット上の地図検索で確認できるが,マップ上に投影する には,その座標情報が必要となる。地図検索サービスによっては,地図上の位置を緯度・経度による 座標値として管理しているので,URL に反映されていたり(図 1 参照),直接的に座標を表示する 機能(Google Earth など)を有しているのでピンポイントで座標値を読み取ることができる。 図 1 地図検索における座標値(URL として隠れているケース) しかし,対象の数が多い場合には座標値を読み取るのは作業が煩雑となるので,精度を犠牲にして も,より簡便で大量の対象を扱える手段の方が有用な場合もある。以下では,対象の「住所」が判別 できる場合に利用できる手順について紹介する。 対象を地図の中心に置く 地図の中心部に対応するURL の一部分に座標値が反映されている https://www.google.co.jp/maps/@34.4939454,133.9530186,21z 北緯 東経

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2. 住所の検索 対象が特定企業の事業所・店舗のような場合には,企業サイトに所在地が公開されている場合も多 い。また,「iタウンページ」のようなサービスを利用すると,業種を指定して事業所・店舗の電話 番号とともに住所を知ることもできる。ここでは,「iタウンページ」から得た住所情報をExcel の ワークシートに整理する手順を紹介する。「iタウンページ」(http://itp.ne.jp)で,「コンビニエン スストア」をキーワードにし,(各自で選んだ)地域を市区町村単位で指定して検索してみる(図 2)。 検索結果をウィンドウ内でドラッグして,店舗名や住所部分の部分を「コピー」しておく(図 3)。 図 2 「iタウンページ」による住所検索 図 3 検索結果の「コピー」 検索結果を最初から(ページの)最後にかけ てドラッグし,右クリック→「コピー」 ★リンクをクリックしてしまわないように, 文字列のない部分からドラッグを開始するの がコツ 場所×目的検索に切り換え 地名と業種を入力 ページの最後まで (ドラッグしたままウィンドウ下 部までマウスを下げていくと画面 も自 動的にスク ロールさ れてい く)

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3. Excel シートへの貼り付けと整形 続いて,Excel を起動してワークシート内で貼り付けを行う。貼り付けた後,シート全体を選択し, 改めてコピーしておく。(不足している場合はあらかじめ追加した)別のシートに切り換え,(Excel のバージョンによっては形式を選択して貼り付けのオプションで指定して)[値(123)]のみを貼り付 けると,文字部分のみが複写される。列の幅を適宜調整して,図 4 の下側のような状態になる。1 店舗の情報が8 行単位になっていること,住所欄に余分な文字が混じっていることを確認しておく。 (ハイパーリンクが除かれる) ブラウザの検索結果を通 常のコピー&貼り付けで Excel シートに複写 シート上の情報を改めて コピーする 別 シ ー ト に 切 り 換 え て 「値」のみを貼り付ける Sheet1 Sheet2 (別シート) 8 行で 1 セット 住所欄の余分な文字 右クリック後,貼り付けのオ プションから([123]の表記の あるボタンを使用する)

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最終的には 1 店舗の情報を 1 行にまとめたいが,手作業ではやっかいなので,できるだけシステ マチックに処理することを考えてみよう。企業・店舗名と住所があれば(本来のi タウンページの目 的には反するが)電話番号は無視してよいだろう。そこで,貼り付けた情報から目的のものだけを選 びやすくするため,図 5 のように,データの左側に 2 列,最上部に 1 行追加する。追加した 1 行目 に,「No」「対象」「データ1」と仮の見出しを入力しておく。 続いて,C 列をコピーしてそのまま D 列に貼り付ける。列幅を適宜調整して,C 列と D 列に同一 の内容が並ぶようにしておく。D1 を「データ2」に修正しておく。ここまでの様子を図 6 に示す。 図 5 選択用の情報の追加と仮の見出し行の追加 図 6 データの複写と見出しの修正 2列追加 1 行挿入 C 列を D 列にコピペ D 列の見出しを「データ2」に修正

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続いて,A 列に通し番号を入力する。A2 に「1」,A3 に「2」を入力したら,A2~A3 の範囲をド ラッグして最終行まで拡張する。さらに,B2 に式 =MOD(A2,8) を入力し,B3 以降にコピペで同 じ内容を複写しておく。仕上げとしてD 列に複写したデータの住所が C 列の企業・店舗名と揃うよ うに,D2~D3 の範囲を削除して「上方にシフト」しておく。仕上がった状態を図 7 に示す。 図 7 識別用の情報の埋め込みと D 列の処理 図 7 の状態から「データ」の「フィルター」を用いて,B 列が「1」のものだけを表示させてお き,シート全体をコピーして,別のシート上に貼り付けると,企業・店舗名と住所が 1 行にまとめ られたデータが得られる(図 8)。 図 8 ムダ行を除いたデータの複写 Sheet2 フィルターで「対象」が「1」のものを選択 Sheet3 (別シート) コ ピ ー し て 別 シ ー ト に 貼り付け 住所部の「 地図・ナビ」を [検索と置換]で削除 それぞれの店舗名と住所が同一行に来るように,D2~ D3 を「削除」して「上方向にシフト」させる

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4. 項目の分離 図 8 のままでは,使いづらい(たとえば,企業ごとに立地点を強調するような作業には向かない) ので,店名を「企業名」「店舗名」の2 つに分離する。また,使用する変換サービス(住所をデータ ファイルとして与えて,それぞれに座標値を与えてくれるサービス)を利用しやすくするため,郵便 番号と住所表記も分離する。 それぞれ手作業でも行えるが,Excel の文字列関数を使用して,できるだけ効率よく行ってみる。 手順は次のとおり。 1. A 列と B 列をいったん削除し,A 列と B 列の間に新たに 4 列追加 2. 1 行目の A 列から F 列の見出しをそれぞれ「企業・店舗名」「店舗名長さ」「店舗名位 置」「企業名」「店舗名」「郵便・住所」に修正 3. B 列に企業名の長さ(左から数えた文字数)を入力 4. C 列には店舗名の始まる位置を文字数単位で入力 5. D2 に関数式 =LEFT(A2,B2) を入力 6. E2 に関数式 =MID(A2,C2,100) を入力 7. D2~E2 の範囲をコピーし,3 行目以降の部分に貼り付け 作業結果の様子を図 9 に示す。無用な郵便番号を除くため,続けて以下の作業を行う。 8. G2 に関数式 =MID(F2,14,100) を入力 9. G2 をコピーし,3 行目以降の部分に貼り付け 10. G1 に見出し「住所」を入力 作業結果の様子を図 10 に示す。 図 9 文字列関数による項目の分離(企業名と店舗名に分離) 図8 の状態で A 列と B 列を削除した後,4 列挿入する 企業名の長さ 店舗名の開始位置 =LEFT(A2,B2) を 入力して複写 =MID(A2,C2,100) を 入力して複写

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図 10 文字列関数による項目の分離(住所から郵便番号を削除) 【重要】出来上がりを確認したら,シート全体を「コピー」し,同じ位置に「形式を選択して貼り付 け」を用いて「値」を貼り付ける(これによって計算式の部分が計算結果に置き換わるため,無用に なった元の列が削除可能になる)。 その後,無用になった列を削除して図 11 のように整える。明らかな表記ミスなどは,手作業で修 正しておけばよい。なお,変換サービスの都合で1 行目の項目名も英字に変えておく。 図 11 最終仕上げ(COMPANY/STORE で並べ替え後) 適切な名前で通常のExcel 形式でいったん保存したら,「名前を付けて保存」でファイルの種類を 「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」で保存し直しておく。修正・追加が必要になった時は Excel 形式の ファイルで作業して上書き保存しておき,改めてCSV 形式で別名保存する。 =MID(F2,14,100) を 入力して複写

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5. 住所変換サービスを使用した座標値の取得 CSV 形式で保存されたファイルを使って,座標値を取得する。授業の HP においてあるリンクを 辿ると,以下の「CSV アドレスマッチングサービス」の画面となる。 図 12 住所変換サービスのパラメータ設定 図10 のように各パラメータを設定し,送信ボタンをクリックすると,座標値の付されたデータが CSV 形式のファイルとして転送されてくるので,適宜ファイル名を修正して保存しておく。保存さ れたCSV ファイルを Excel で開き,再び「名前を付けて保存」で通常の Excel ファイル(Excel 97-2003 形式)に種類を変えて保存しておく(内容も点検し,送信に使ったデータとの相違も確認してみよ)。 6. ArcMap での読み込み ArcMap で作成中の地域マップを開いたら,ファイルメニュー→データの追加→XY データの追加 を選択する。図 13 のパネルで,座標値が付与されたファイル(Excel で別名保存したもの)を選択 し,さらにワークシートを選択する。フィールドは,X→fX,Y→fY のように対応付けて指定する。 座標系は,「インポート」を使ってベースとなっている小地域境界を選んで設定しておく。 マップ上の妥当な位置にシンボルが投影されたのを確認したら,「×× イベント」のレイヤをエ クスポートしてシェープファイルとして保存しておく。エクスポート後のシェープファイルが表示 されるのを確認したら,元の「×× イベント」レイヤは削除しておく。

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図 13 「XY データの追加」の設定 図 14 仕上げ見本(企業名:COMPANY をラベル表示) 変換結果をExcel 形式で保存したものを指定 (シートまで) 「インポート」で小地域境界を指定 X フィールド,Y フィールドに fX fY をそ れぞれ指定

図  10  文字列関数による項目の分離(住所から郵便番号を削除)  【重要】出来上がりを確認したら,シート全体を「コピー」し,同じ位置に「形式を選択して貼り付 け」を用いて「値」を貼り付ける(これによって計算式の部分が計算結果に置き換わるため,無用に なった元の列が削除可能になる) 。  その後,無用になった列を削除して図  11 のように整える。明らかな表記ミスなどは,手作業で修 正しておけばよい。なお,変換サービスの都合で 1 行目の項目名も英字に変えておく。  図  11  最終仕上げ(COMPAN
図  13  「XY データの追加」の設定  図  14  仕上げ見本(企業名:COMPANY をラベル表示) 変換結果を Excel 形式で保存したものを指定 (シートまで) 「インポート」で小地域境界を指定 X フィールド,Y フィールドに  fX    fY をそれぞれ指定

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