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スポーツ科学 20年度/01 目次

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平成20年度 スポーツ科学委員会事業報告 テーマ「選手強化・生涯スポーツの推進」 ………1 平成21年度 スポーツ科学委員会事業計画 テーマ「選手強化・生涯スポーツの推進」 ………2 発会20周年記念および平成20年度の委員会活動について 委員長 宮内 孝知 ………3 平成20年度 スポーツ科学専門部会報告 部会長 吉田 博幸 ………5 平成21年度 スポーツ医学専門部会報告 部会長 小林 正幸 ………6 平成22年度 コーチング専門部会報告 部会長 青葉 昌幸 ………8 アンチ・ドーピング小委員会 委員長 小林 正幸 ………9 顧問医・トレーナー小委員会報告 純 ………10 トレーナー小委員会の活動報告 溝口 秀雪 ………11 10 アンチ・ドーピングホットラインの構築 大山 昭 ………12 11 アンチ・ドーピング意識アンケート報告 矢地 孝 ………13 12 医学検査および体力測定の結果 体力測定小委員会 ………16 13 バスケット高校選手の栄養・食生活調査結果概要報告 スポーツ栄養担当 ………18 14 スポーツ心理サポート報告 スポーツ心理担当 ………30 15 VICTORY SUMMIT in 埼玉 医師の立場から 医師:土肥美智子 ………31 16 VICTORY SUMMIT in 埼玉 指導者:加納 實氏(体操) 山本 兼郎 ………33 17 コーチングセミナー(フィギュア)報告 山本 兼郎 ………36 18 スポーツ科学委員会講演会報告 戸苅 晴彦 ………39 19 第63回大分国体会期前競技会帯同報告 小林 昌幸 ………41 20 ドクターズミーティング及び大分国体帯同報告(2) 岡田奈緒子 ………42 21 第63回大分国体帯同報告(1) 塩野 潔 ………43 22 第63回大分国体帯同報告(3) 立花 陽明 ………44 23 第64回冬季国体スケート・アイスホッケー帯同報告 岡田奈緒子 ………46 24 第64回冬季国体スキー帯同報告 小林 正幸 ………47 25 スポーツ科学委員会 20年間の活動の記録 ………48 26 埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の歩みと展望 塩野 潔 ………60 27 埼玉県体育協会スポーツ科学委員会コーチング専門部会担当事業 山本 兼郎 ………67 財団法人埼玉県体育協会スポーツ科学委員会規程 平成20年度 財団法人スポーツ科学委員会 名簿 スポーツ科学委員会 医学専門部会スポーツドクター小委員会名簿 アンチ・ドーピング小委員会・体力測定小委員会名簿 顧問医名簿

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4月15日 さいたま共済 20周年①準備会 4月17日 さいたま共済 委員長・3専門部正副部会長会議 4月24日 さいたま共済 ホームページ検討小委員会 5月12日 さいたま共済 20周年②準備会 5月13日 県立スポーツ研修 C 第1回選手強化対策委員会 5月14日 さいたま共済 第1回科学専門部会 5月15日 さいたま共済 第1回アンチ・ドーピング小委員会 5月20日 さいたま共済 第1回コーチング専門部会 5月22日 さいたま共済 第1回医学専門部会 5月29日 さいたま共済 第1回スポーツ科学委員会(20周年シミュレーション) 6月8日 浦和東武ホテル スポーツ科学委員会発会20周年祝賀会(総会) 6月19日 さいたま共済 第2回アンチ・ドーピング小委員会 7月2日 県立スポーツ研修 C アンチ・ドーピング教育・啓発講習(コーチ研修会[膳亀]) 7月10日 さいたま共済 医・ト・競合同研修会 運営委員会 7/28∼8/20 埼玉県下 彩夏到来08埼玉総体 8/15∼17 山梨県下 第63回国体関東ブロック大会 8月29日 自治会館 アンチ・ドーピング教育・啓発講習(国体選手選考会議・監督会議[浅見・小林]) 9月9日 さいたま共済 第2回コーチング部会 9/11∼15 大分県下 国体開期前競技会(水泳・ゴルフ・フェンシング)≪小林≫ 9月17日 埼玉会館小ホール アンチ・ドーピング教育・啓発研修(大分国体結団式[大山・小林]) 国体競技会外ドーピング検査対象選手・監督説明会[大山・小林] 9月20日 さいたま共済 第1回顧問医・トレーナー・競技団体関係者合同研修会 9月26日 大分市 ドクターズ・ミーティング 9/27∼10/7 大分県下 第63回大分国体≪塩野・岡田・立花 他10競技12名帯同医・トレーナー≫ 10月30日 さいたま共済 第2回医学専門部会 11月5日 さいたま共済 第2回科学専門部会 11月11日 さいたま共済 第3回コーチング部会 12月8日 さいたま共済 委員長・3専門部正副部会長会議 倫理審査委員会 12月14日 県立スポーツ研修 C VICTORY SUMMIT in 埼玉(加納實・土肥美智子) 12月16日 さいたま共済 第3回アンチ・ドーピング小委員会 12月21日 県立スポーツ研修 C 体操競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養) 2009年 1月5日 さいたま共済 パネルディスカッション パネリスト打合せ 1月16日 さいたま共済 第3回選手強化対策委員会 1月19日 さいたま共済 医・ト・競合同研修会 運営委員会 1月21日 県立スポーツ研修 C アーチェリー競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養) 1/29∼2/1 青森県下 第64回スケート・アイスホッケー国体≪岡田≫ 2月7・8日 国立女性教育会館 県スポーツ指導者研修会(スポ科講演:横山謙三氏:戸苅/パネル:スポーツ事故:宮内・戸苅・船崎) 2/17∼20 新潟県下 第64回スキー国体≪小林≫ 2月24日 さいたま共済 第4回コーチング部会 2月25日 さいたま共済 第3回科学専門部会 2月26日 さいたま共済 第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会 3月2日 さいたま共済 第3回医学専門部会 3月5日 さいたま共済 第2回スポーツ科学委員会 3月8日 県立スポーツ研修 C バスケットボール競技(MC・体力測定・スポーツ心理・スポーツ栄養) 3月13日 川越市(東上パールビル) コーチングセミナー(スケートフィギュア) 3月27日 さいたま共済 第2回スポーツ科学委員会 総会

平成2

0年度

スポーツ科学委員会事業報告

テーマ【選手強化・生涯スポーツの推進】

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4月15日 さいたま共済会館 委員長・3専門部正副部会長会議 5月12日 県立スポーツ研修 C 第1回選手強化対策委員会 5月28日 さいたま共済会館 第1回アンチ・ドーピング小委員会 5月30日 県立武道館 武道館祭り〔アンチ・ドーピング講習〕小林 6月2日 さいたま共済会館 第1回コーチング専門部会(Ⅴ.サミット講師選定 他) 6月4日 さいたま共済会館 第1回医学専門部会 6月9日 さいたま共済会館 第1回科学専門部会 6月12日 さいたま共済会館 第1回スポーツ科学委員会(親委員会) さいたま共済会館 第1回スポーツ科学委員会 3部会合同会議 7月7日 県立スポーツ研修 C アンチ・ドーピング教育・啓発講習:膳亀(コーチ研修会) 7月 さいたま共済会館 ホームページ小委員会 7月14日 埼玉会館大ホール インターハイ結団式(アンチ・ドーピング情報:小林) 7月16日 さいたま共済会館 第1回医・ト・競合同研修会 運営委員会 7月24日 さいたま共済会館 第2回アンチ・ドーピング小委員会 8/21∼23 千葉県下 第64回国体関東ブロック大会(中心会期) 8月31日 自治会館4F ホール 第64回国体選手選考会議・監督会議(アンチドーピング講習:浅見) 8月31日 自治会館4F ホール アンチ・ドーピング競技外検査対象者レク⇒小林・浅見 9月初旬 さいたま共済会館 第1回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会 9月7日 さいたま共済会館 第2回コーチング専門部会 9月初旬 さいたま共済会館 第3回アンチ・ドーピング小委員会 9/9∼13 新潟県下 国体会期前競技会(水泳) 9月16日 埼玉会館小ホール 第64回国民体育大会結団式・壮行会(アンチドーピング講習:大山) 9月16日 埼玉会館小ホール アンチ・ドーピング競技外検査対象者レク⇒小林・大山 9月25日 新潟県下 ドクターズ・ミーティング 9月26日 新潟県下 第64回国民体育大会(本部帯同・医学サポートスタッフ派遣) ∼10月6日 火 10月下旬∼ さいたま共済会館 科学(20日)・医学・コーチング 各部会の開催 10月以降 県立スポーツ研修 C 3競技の MC・体力測定・スポーツ栄養・スポーツ心理トータルサポート 12月初旬 さいたま共済会館 委員長・3専門部正副部会長会議 12月下旬 さいたま共済会館 パネルディカッション パネリスト打合せ 2010年 1月15日 さいたま共済会館 第3回選手強化対策委員会 1月中旬 さいたま共済会館 第2回医・ト・競合同研修会 運営委員会 1月下旬 北海道(釧路) 第65回国体冬季スケート・アイスホッケー競技会(帯同) 2月6/7 土日 国立女性教育会館 平成21年度埼玉県スポーツ指導者研修会(講演会・パネル) 2月中旬 さいたま共済会館 科学・医学・コーチング 各部会の開催 2月中旬 北海道(札幌) 第65回国体冬季スキー競技会(帯同) 2月下旬 さいたま共済会館 第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会 3月初旬 さいたま共済会館 第4回アンチ・ドーピング小委員会 3月初旬 さいたま共済会館 第2回スポーツ科学委員会(親委員会) 3月初旬 日本体育協会 スポーツドクター協議会 3月下旬 さいたま共済会館 第2回スポーツ科学委員会 3部会合同会議

平成2

1年度

スポーツ科学委員会事業計画

テーマ【選手強化・生涯スポーツの推進】

VICTORY SUMMIT in 埼玉 今年度は見送り、次年度で復活させたい(体協) ★体力測定種目:・体操(4年目)・アーチェリー(3年目)・バスケット(2年目) ★コーチングセミナー ★メディカルチェック小委員会

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(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の平成2

0年度活動について

埼玉県体育協会スポーツ科学委員会 委員長

宮内

孝知

昭和62(1987)年12月10日に設立発会式を挙行し た(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会は平成 19(2007)年12月に設立20年を迎えた。平成20年度 の本会の活動を振り返るにあたり、平成20年6月8 日、午後1時より開催した「スポーツ科学委員会発 会20周年記念祝賀会」の報告を冒頭にさせていただ く。 「記念祝賀会」は上記日時、浦和東武ホテルにて 開催された。第1部は、坂本祐之輔(財)埼玉県体 育協会会長、小生の挨拶に続き、設立当初から科学 部会長等を歴任されてこられた塩野潔委員による基 調講演『(財)埼玉県体育協会スポーツ科学委員会の 歩みと今後の課題』がなされた。三戸一嘉専務理事 のお礼の言葉で終了した。 第2部は「祝宴」が、(財)日本体育協会伊藤静夫 スポーツ科学研究室長、発会式に基調講演をされた 元本会顧問の浅見俊雄東京大学名誉教授等をお迎え して和やかに開催された。第1部、第2部を通して、 開催にご尽力いただいた、吉田博幸、小林正幸、青 葉昌幸各副委員長をはじめとする委員・部会員、櫻 井勝利県体育協会副会長、そして何よりも事務局の 皆様に衷心より御礼を申し上げなければならない。 さて、平成20年度の(財)埼玉県体育協会スポー ツ科学委員会は、小生が委員長をお引き受けして2 期目の最初の年であった。20年度の活動も、活動テ ーマに掲げられた『選手強化・生涯スポーツの振 興』に沿って、科学専門部会、医学専門部会、コー チング専門部会それぞれが、例年同様に活発な活動 を展開したと総括できるが、計画を粛々と実施する 一方、結果としては冒頭の「20周年記念祝賀会」の 開催以外、新たな事業展開がなされなかったとも言 えよう。 それぞれの専門部会の活動は各専門部会長の報告 に委ねることにし、ここでは科学委員会全体の活動 報告をさせていただく。 新体制となって3年目を迎えた本委員会の活動は、 委員長・3専門部会正副委員長会議に先だって開催 された「20周年記念祝賀会第1回準備委員会」の開 催からスタートした。そこでは「祝賀会」の日時、 内容等の基本的な枠組みを決定し、それに基づいて 具体的な準備をしていくこととした。後日開催され た委員長・3専門部会正副委員長会議において、本 年度の活動テーマを前年に引き続き『選手強化・生 涯スポーツの振興』とすることにし、それに沿った 各専門部会の活動方針を検討することから実際の活 動がスタートした。この会議では、その活動方針に したがい、具体的な活動、活動のおおよその日程を 例年通りとすることが確認され、5月末の第1回科 学委員会に諮り、総会は「祝賀会」当日、それに先 だって開催することにした。それに合わせ、総会ま でに各専門部会は部会を開催し、具体的な活動につ いて議論していただき、総会時に報告していただく ことを確認した。 総会の決定としては例年通り、会議は、委員会及 び総会、委員長・3専門部正副委員長会議をそれぞ れ年2回、各専門部会は年2∼3回の部会、更に選 手強化対策委員会、スポーツドクター小委員会、ア ンチ・ドーピング小委員会等の開催が決定された。 また、アンチ・ドーピング教育・啓発講習会、顧問 医・トレーナー・競技団体合同研修会等の開催が年 次事業として盛り込まれた。 科学部会は選手強化の一環としての体力測定、栄 養指導、心理サポート活動が中心的に展開された。 医学専門部会は上述の各小委員会やその主催による 研修会・講習会が開催され、また、国民体育大会へ のドクターの帯同等積極的な活動がなされた。コー

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チング部会はコーチングセミナーの開催、指導者研 修会の開催等の活動が主なものとしてあげられる。 個人情報の取り扱い、研究倫理(特に侵襲性のある 実験、検査、調査等に関する)の確立については、 20年度に一応の結論を得て、実際に委員長、3専門 部正副委員長で構成する「倫理委員会」を立ち上げ、 審査を開始した。 平成20年度の反省として、科学委員会のテーマの 一つである『生涯スポーツの振興』についての活動 が少なかったことが挙げられるが、平成20年度もこ れに関しては改善されたとは言えない状況にある。 科学委員会として『選手強化』は当然のことながら、 この生涯スポーツの振興についても、積極的に取り 組まねばならないことは言うまでもない。 他にも、「ホームページの活用」、それと関わる 「科学委員会の広報」等、前年度から引き続いてい る課題の多くも改善されたとは言い難い。公益法人 の見直しに伴う科学委員会規約の整備とこれらのこ とを平成21年度の活動課題としたい。 平成20年度も、科学委員会委員、専門部会委員長 をはじめとする部会員の絶大なるご指導・ご協力の お陰で、例年に劣らぬ活動が展開されたことを共に 喜び、感謝し、21年度のさらなる発展を期したい。

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平成2

0年度スポーツ科学専門部会報告

スポーツ科学専門部会

吉田

博幸

本年度はスポーツ科学委員会20周年記念式典の準 備から始まった。式典で配布する記念誌を作成する ために20年間の会議資料を引っ張り出し、スポーツ 科学専門部会の足跡をまとめた。メイン事業である 体力測定の他、講習会や研修会を数多く行ってきた ことを改めて認識した。昔を懐かしく思いながらの 作業であった。6月8日の式典が終わった後は、今 年度の事業が全て終了したような気になった。 毎年行っている一流競技選手に対するトータルサ ポート事業(体力測定、栄養調査、スポーツ心理学 講習)については、本年度は体操(12/21)、アー チェリー(1/25)、バスケットボール(3/8) の3種目について実施した。結果の詳細は、後に各 担当者から報告されているものをご高覧いただきた い。医学検査の結果が判明するまでに2週間を要し、 フィードバックに時間がかかるという問題を残すも のの、全般的にはうまく進んでいる事業であると考 えている。欲を言えば、指導者や選手から質問や要 望が出されることを希望している。現場に携わる人 と科学に携わる人の間でもっとコミュニケーション をとることができれば、さらに有効に測定データを 活かすことができるであろう。 体力測定については1999年から現在の測定項目 (最高酸素摂取量、最大無酸素パワー、ボスコジャ ンプ、長座体前屈、全身反応時間、等速性脚伸展・ 屈曲力)としたが、一流競技者に対して行われてい るものと必ずしも同じ項目ではないので、来年度以 降は検討が必要であろう。どの種目の選手に対して も同じ測定(必須項目)を行うことも大切であるが、 種目特有の測定項目を設けることも大切である。 最高酸素摂取量については、同時に負荷心電図の 検査も行っている。半日で20名程度の測定をしなけ ればいけないので、時間短縮のため20年前から今の プロトコールで行ってきたが、これも修正すること が望ましい。負荷心電図であれば自転車でも行うこ とができるので、検者数を十分確保できるときには 最高酸素摂取量の測定と負荷心電図を別々に行うこ ともできる。昨年から専門部会員が大きく若返った ので、ぜひ若い人の力でこれらの点を改善していっ て欲しい。 スポーツ科学委員会のもう一つの柱である「生涯 スポーツの推進」については、年度内では事業の展 開に至らなかった。「生涯スポーツ」をどのように 定義するのか?対象はどのような人とするのか?ス ポーツ科学委員会が担うべき役割は?など、スポー ツ科学専門部会だけでは決められないことが多々出 現してきた。親委員会で事業の本質部分について決 めてから、具体的な事業展開について各部会で検討 すべきであろう。いずれにしても、スポーツ医学部 会、コーチング部会と協力して進める必要がある。 本年度も皆さんのご協力により無事事業が終了し た。来年度も本年度同様のご協力をお願いしたい。

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平成2

0年度医学専門部会報告

医学専門部会

小林

正幸

平成20年度の医学専門部会の活動は!アンチ・ド ーピング小委員会 "トレーナー小委員会 #国体 帯同医師派遣 $メディカルチェック小委員会 に まとめることができる。 1)アンチ・ドーピング小委員会活動 今年度も5月、6月と12月に委員会を開催した。 この他にも国体を前に3回の選手、監督、指導者へ の啓発活動を行った。また、本年度の彩夏到来08埼 玉総体の開催にあたり、各競技団体の協力の基に、 プログラムにアンチ・ドーピングに関する啓発ペー ジを載せてもらった。これは総体の歴史では初めて のことであった。 平成15年の第58回静岡国体から導入されたドーピ ング検査は年を経る毎にその検体数が増加している。 なかでも平成18年の第61回兵庫国体から、各県体育 協会で推薦した選手(将来日本を代表するであろう 有望選手)の競技会外検査が導入された。今年度も 選手、監督などには結団式など、機会をみて啓発講 習を行なった。選出された競技会外検査対象となる 高校生5名の選手には、指導者と一緒にドーピング 検査について具体的に検査の方法や注意点などにつ いても説明、理解してもらうため別に機会を設けた。 ちなみに、本県では競技会外検査対象者5名のう ち2名が、更には競技会検査で5名(うち1名は第 64回スキー国体)、合計7名がドーピング検査を受 けたが、全員が結果「陰性」であった。 また、ドーピング禁止薬に関する問合せは、本県 で開催された59国体の年度では108件、薬剤数も184 剤であったが、翌年からは件数も一桁、薬剤数も20 ∼30剤程度となっていた。が、本年度は21件の問合 せがあり薬剤数も65例となった。その中に禁止薬物 もわずかながら含まれていた。なかでも7例のサプ リメントについてはその内容に疑問のある3例につ いては使用禁止と判断した。 2)トレーナー小委員会活動 平成21年2月26日の顧問医・トレーナー・競技団 体合同研修会では、1985年から本年度までトップリ ーグ、イースト11で活躍したセコムラグビー部のチ ームドクターとトレーナーの方に選手の健康管理や スキルアップなどについて講演をしていただいた。 出席者にとって非常に得るものが多い研修会となっ た。 また小委員会で勧めてきた県体協登録トレーナー について、本年度は15名の登録トレーナーの推薦を 行い、スポーツ科学委員会で正式決定となった。今 後に向けてさらなる認定登録者の増加が期待される。 3)国体帯同医師・医学サポートスタッフ派遣に ついて 今年度の第63回大分国体でも10日間の会期を3分 割して3人の医師が本部に帯同した。またこの期間 に先立ち、9月11日から15日まで国体会期前競技会 として水泳、ゴルフ、フェンシングの3競技が行わ れ、この時も本部に帯同医師を派遣した。この他に も10競技団体に12名の医師あるいはトレーナーが帯 同した。 例年、開会式前日には全国の帯同医師のドクター ズミーティングが開催される。今年度は本部役員を 含め3人が出席した。前年開催の秋田県から救護実 績の報告、大分県からは今国体の体制の紹介があっ た。その後のレクチャーでは今年もアンチ・ドーピ ングに関するものであった。いかに国体でのドーピ ングコントロールに力を入れているかが伺われた。 今年度末の3月18日に開催された本年度第6回国 体委員会で「帯同ドクターのあり方」についての指 針が出された。今後の帯同ドクターの行動に具体的 な方向性を示すものと期待される。 4)メディカルチェック小委員会の活動 今年度も600名を超えるチェックがなされた。が

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その活動全体としては体協本部の期待通りにはいか なかったようだ。来年度に向け委員の追加あるいは 入れ替えなど考慮すべきと考えられた。今年の体操 とアーチェリーとバスケットにおける体力測定は本 委員会委員が中心となり実施されたが、検査会場へ の医師派遣に苦慮した。 5)その他 医学専門部会はその他の科学専門部会、コーチン グ専門部会との協力の下に、本年度も事業計画を積 極的に行なうことが出来たと考えます。委員の皆様 一年間ご苦労様でした。そして次年度もどうぞ宜し くお願い致します。

(10)

平成2

0年度コーチング専門部会活動報告

青葉

昌幸

2008年6月、スポーツ科学委員会は創立20周年の 祝賀会(浦和・東武ホテル)を開催いたしました。 その間、スポーツ科学委員会は、本県スポーツの 普及と競技力向上につとめてきましたが、コーチン グ部会としては特に大きな目標として「競技力の向 上(選手強化)」には、さまざまの形で取り組んでき ました。 その結果は、科学委員会創立後の国民体育大会総 合成績(天皇杯)を振り返えると、その内容は素晴 しいもので、スポーツ王国・埼玉に少なからず協力 出来たことは、私達にとっても貴重な体験と考えて おります。 そして昨年2008年、埼玉県で初めて開かれた、全 国高校総合体育大会(インターハイ)も2004年彩の 国埼玉国体以来の大イベントでしたが、大成功に終 わり、今後はこれらの経験を生かし、競技力をどう 育てるか! 今の科学委員会だけでは限界も感じる が、「スポーツ大国」埼玉を、さらに強くするため には、ジュニア層の指導者(資質向上)の確保、こ ども達の才能を育てるシステムの構築が埼玉スポー ツの将来(未来)をつくると考える。 2008年度、コーチング部会事業活動 例年と同じように4回の専門部会を行なう。(5月、 9月、11月、2009年2月) 各事業について協議・検討し、主にその中で3つの 事業について実施した。 2008年ビクトリーサミット in 埼玉 12月14日 県立スポーツ研修センター(上尾市) 大塚製薬さんの協賛をいただき、本県出身の順天 堂大学体操部監督の加納 貫先生に「オリンピック 体操選手を育てる」と題し、講演をいただきました。 更に国立スポーツ科学センターの土肥美智子ドク ターには同じくオリンピック選手を対象とした「内 科的メディカルチェックから見えてきたトップアス リートの現状」というテーマで講演をいただきまし た。大変参考になった意義ある講演として参加者か らも好評でした。 埼玉県スポーツ指導者研修会スポーツ科学委員会講 演会 トップアスリートへの道 2009年2月7日(土)に国立女性教育会館で埼玉 県サッカー協会の横山謙三氏を迎え戸苅晴彦先生司 会の元実施された。 コーチングセミナー 2009年3月13日 東上パールビル(川越市) なにかと話題があったフィギュアスケートを取り 上げ、本県フィギュア関係者(父母)を対象に研修 会として計画、実施したが、山本兼郎委員には孤軍 奮闘、努力いただきましたが、今後の課題とさせて いただきます。

(11)

アンチ・ドーピング小委員会報告

事業実施報告 ! 施日 平成20年4月1日∼平成21年3月31日 " 実施内容 アンチ・ドーピング小委員会開催 (5/15,6/19,12/16…年3回) 選手・監督等の教育・啓発 aコーチ研修会での啓発講習 ⇒膳亀昭三 b国体選手選考会議・監督会議…監督・役員 に対し啓発講習 ⇒浅見孝雄・小林正幸 c国体選手団結団式…監督・強化関係者に対 し啓発講習 ⇒大山 昭・小林正幸 d国体競技外対象選手…選手・監督に対し啓 発講習 ⇒大山 昭・小林正幸 # 実施場所 埼玉共済会館 県立スポーツ研修センター 埼玉会館 埼玉会館 埼玉会館 $ 対象者 アンチ・ドーピング小委員会委員 各競技団体コーチ資格者 県体育協会:競技団体理事長・強化委員長 ・種目別監督・選手/本部役員 成果に関する報告 今年度も計3回のアンチ・ドーピング小委 員会を開催した。またアンチ・ドーピングの 教育・啓発に力を入れた。講習会や研修会と 各会議におけるアンチ・ドーピング教育・啓 発においては各競技団体関係者ばかりでなく、 選手各々にも浸透してきていると感じられる ようになった。 選手、監督などからの問合がこの数年間一 桁台の問合しかなかったものが、今年度では 目立って多くなった。 今年度も競技のコーチが集まる研修会の機 会を捉え、指導者の立場に立つ者へのアンチ ・ドーピング啓発を実施した。 又、国体大会選手団、競技団体関係者には 昨年に引き続いて講習を実施すると共に指導 者、選手自身への問題提起も行なった。今年 度の国体でも、競技会外検査の対象者を登録 して大会期間中に検査が実施された。本県で は5名の選手が登録されたが、その5名に対 し指導者と共に教育啓発を行なった。今年度 もそのなかの1名が本大会で検査を受けたが 陰性、その他競技会検査でも5名が検査対象 となったが全員陰性で県選手団からは今年度 も陽性者を出していない。 今年度のインターハイは本県で行われた。 各競技団体の協力を得て、インターハイの歴 史上始めてプログラムの一ページにアンチ・ ドーピングの啓発文を掲載することが出来た。 今後も機会を捉え、アンチ・ドーピングの 啓発活動をしたいと考えている。 文責 小林 正幸 (埼玉医科大学、アンチ・ドーピング小委員会委員長)

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顧問医・トレーナー小委員会活動報告

医学専門部会

平成20年度より埼玉県体育協会登録トレーナー制 度が発足しトレーナー小委員会より推薦され、医学 専門部会で審査し、15名がスポーツ科学委員会にて 承認された。審査の基準としては研修会の出席具合、 国体(関東ブロック大会を含む)帯同状況、地域活 動の状況などの項目により埼玉県体育協会の活動の 貢献具合によって決定された。以降、次年度からも トレーナー活動の具合を詳細に調査した後審査を行 い、登録トレーナーを承認していく予定である。 平成20年度第1回顧問医・トレーナー・競技団体 合同研修会は9月20日さいたま共済会館で行われた。 北京オリンピックの後であったため講演は『北京オ リンピック・サッカーにおけるメディカルサポー ト』という演題でスポーツマッサージ、ナズーの院 長である並木磨去光氏にお話をいただいた。 並木氏はアトランタ、シドニー、アテネ、北京と オリンピック4大会を通じて代表チームのトレーナ ーとして活躍しており、その仕事をわかりやすく説 明した。今大会ではチーム内で大きな問題もなく大 会に入ったが、アメリカ、ナイジェリア、オランダ に連敗して予選リーグで敗退してしまった。今回は オーバーエージ枠が使えず、出場している選手の中 に J リーグのチームでレギュラーを取れていない選 手が多く、これが問題であったという意見であった。 私個人の意見としては①外国人と戦えるメンタルを 持った選手を選んだのかどうか。②ナイジェリアの ようなフィジカル的に大きな差のあるチームに対す る策はなかったのか。という質問をしたかったが仕 事の内容が異なる並木トレーナーには気の毒なので 止めておいた。 講演後会場よりドーピングの問題やマッサージな どについての質問があり、活発な意見交換がなされ た。 第2回顧問医・トレーナー・競技団体合同研修会 は2月26日さいたま共済会館で行われた。講演は『社 会人ラグビーチームのメディカルサポート』という 演題でセコムラグビー部チームドクターの吉村英哉 氏、セコムラグビー部チーフトレーナーの斉藤隆行 氏にお話をいただいた。 吉村氏からは狭山市に拠点をおいているセコムラ グビー部のメディカルサポートの活動状況、ラグビ ーにおける外傷、障害の特徴などの話しがあり、最 後に膝前十字靭帯、外傷性肩関節脱臼についての各 論的な話しもあった。 斉藤氏からはドクターとトレーナーの連携につい て、外国人スタッフとのコミュニケーションについ て、外傷、障害の発生頻度などの話があった。 講演後も医学専門部会長の小林正幸先生の司会に より、ラグビー特有のトレーニング方法の仕方など 会場より数多くの質問があり活発な意見交換がなさ れた。同日ラグビーのトレーナーをやっている人達 が数多く出席しておりラグビー部会の分科会も開催 された。 平成21年度も今年度と同様に登録トレーナーの養 成、承認を行っていき、顧問医・トレーナー・競技 団体合同研修会を行う予定であるが、関係者に興味 の沸くような演題を考え、多数の出席者を募るよう 努力していきたいと思う。

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トレーナー小委員会の活動報告

埼玉県体育協会スポーツ科学委員会 医学専門部会トレーナー小委員会

溝口

秀雪

トレーナー小委員会は、平成14年にスポーツ科学 委員会医学専門部会の下部組織として発足いたしま した。医学専門部会の先生方のご理解、ご指導もあ り、平成16年度に開催された「彩の国まごころ国体」 でのトレーナーサポート、各競技団体や中学・高校 等との連携を図りながらトレーナー活動をおこなっ てまいりました。 その後の国体においても、埼玉県体育協会の医学 サポートスタッフ派遣事業により、陸上、水泳、ソ フトテニス、ウエイトリフティング、バドミントン、 バレーボウル、レスリング、バスケットボールなど の各競技団体にトレーナーを派遣をしております。 トレーナー小委員会の活動として、各研修会への 参加やスポーツ現場での活動を益々充実させるため、 平成19年度に「トレーナー小委員会規程」をもうけ、 新たにメンバーを募り72名の方に申請いただきまし た。 また、「登録トレーナー制度」を設け、小委員会 のメンバーで研修会への参加やスポーツ現場での活 動や協力が著明な方々を、平成21年度に「登録トレ ーナー」として登録することになり、10数名の方を 「登録トレーナー」として認定することになりまし た。 登録トレーナーやトレーナー小委員のメンバーの 方々には、埼玉県下の競技団体、学校及びスポーツ 選手の競技力向上に寄与し監督、コーチとの連携及 び顧問医と連携、協力し、より一層の活動をしてい ただく予定です。 これとは別に、日本体育協会の公認アスレティッ クトレーナー連絡会議において、各都道府県での公 認アスレティックトレーナー協議会の発足が進んで おります。 日本体育協会公認アスレティックトレーナーも平 成21年4月現在、全国で1,161名、その内、埼玉県 では83名が登録されており、東京都228名、神奈川 県141名、千葉県91名に次ぐ登録数となっておりま す。 埼玉県においても「埼玉県アスレティックトレー ナー協議会」を発足させ、医学専門部会、埼玉県体 育協会のご協力、ご指導の下、協議会参加者を募っ ております。今後、顧問医、トレーナー小委員会と も連携、協力しながら活動していく予定ですので、 埼玉県在住の公認アスレティックトレーナーの方々 はぜひともご参加ください。 今後共、医学専門部会トレーナー小委員会、埼玉 県アスレティックトレーナー協議会の活動に対し、 埼玉県体育協会、スポーツ科学委員会、各競技団体、 高等学校体育連盟等、各関係機関の皆様方のご指導、 ご鞭撻、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

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アンチ・ドーピング

ホットライン構築

メジャーな競技大会では、競技や記録の公正さを 保つため、厳正なドーピング・コントロールを実施 することが世界的な流れになってきており、このよ うな世界のアンチ・ドーピング活動に合わせ、わが 国最大の総合競技大会である国体でも、ドーピング 検査を導入することになった。そして2002年に開か れた国体理事会で2003年の静岡国体から初めてドー ピング検査を実施することが決定された。 ドーピング問題は故意に行われるものだけでなく、 薬の知識が全くない選手が禁止物質入りの市販薬や ドリンク剤服用による「うっかりミス」をどう防ぐ かが重要であるため、静岡県においては静岡県スポ ーツ科学委員会と静岡県薬剤師会が協力し、アンチ ・ドーピング・ガイドブックの作成、講習会などに よる啓発活動が行われ、これらの活動によりドーピ ング検査陽性選手を出すことなく無事国体を閉幕す ることができた。 国体におけるドーピング検査は今後も継続される ことになり、2004年の埼玉国体に向けてアンチ・ド ーピング小委員会が発足することとなった。 アンチ・ドーピング小委員会のメンバーは埼玉県 体育協会を事務局とし、埼玉県医師会、埼玉県薬剤 師会、各委員会、埼玉医科大学病院から選任された 医師・薬剤師からなり、埼玉国体開催の前年の夏よ り2ヶ月に1回の割合で会議が開催された。その埼 玉国体も無事に終了しアンチ・ドーピング小委員会 の精力的な活動が実を結ぶこととなった。 現在は埼玉県歯科医師会推薦の歯科医師をメンバ ーに加え年に数回会議を開き、毎年行われる国体を 始め様々な競技大会に活動の場を広げアンチ・ドー ピングへの啓発活動を活発に行っている。 また埼玉国体開催時3ルートあったアンチドーピ ングホットラインも、現在は下図に示すように埼玉 県体育協会で一元管理している。 埼玉県体育協会においては医薬品の情報量が少な いため、埼玉医科大学病院薬剤部(毛呂病院薬剤部) がサポートを行った。 問い合わせについては国体ドーピング検査2年目 の埼玉国体が最も多く、3ルートを合わせ、 問い 合わせ件数:108件、問い合わせ医薬品・サプリメ ント数:184剤であった。 問い合わせ医薬品・サ プリメントのうちの22.3%が標準又は略式申請が必 要品目であり、ホットラインの重要性が示された。 埼玉国体開催年度は地元開催の緊張感と、全県を 挙げての活動が件数増加を助長したのではないかと 考えられる。事実次年度からは問い合わせ件数が大 幅に減少している。しかし平成20年度からは問い合 わせ件数が増加に転じホットラインが活発に稼働し ているが、これは普段からの啓発活動によって選手、 監督、コーチらがアンチ・ドーピングについての理 解を深めてきているためと思われる。 今後も引き続き広くアンチ・ドーピング活動を普 及させていくことを目標とし優秀な選手育成を援助 していく。

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グラフ1 啓発を受けた選手の割合

アンチ・ドーピングに関するアンケート調査結果(2

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アンチ・ドーピング小委員会

矢地

国体においてドーピング検査が開始されるように なり5年経過した。検査数は年々増加傾向にあり、 上位入賞する埼玉県選手団は検査対象になることが 多い。そのため、アンチ・ドーピング小委員会は積 極的に教育啓発活動を行っている。この活動成果を 評価し、より一層指導者・選手のためになる活動を 行うために、指導者・選手に対し行動調査のアンケ ート(2008年8月中)を行った。 1)対象 (1)指導者 2008年大分国体出場予定(2008年8月現在)の埼 玉県選抜の監督・コーチに対し、競技団体を通じて 郵送調査を行った。18競技団体、52名の指導者から 回答を得た。 (2)選手 指導者同様に行い、18競技団体、269名(表−1) の選手から回答を得た。 表−1 選手の属性 (男女別と高校生、大学生・社会人での区分) 記載なし 合計 高 校 生 選 手 55名 64名 119名 大学生・社会人選手 96名 53名 1名 150名 151名 117名 1名 269名 協力していただけた18競技団体 水泳(水球・競泳・飛込み・シンクロ)・サッカ ー・ボート・ボクシング 体操(体操・新体操)・ウェイトリフティング・ ハンドボール・ソフトテニス 軟式野球・馬術・柔道・ソフトボール・バトミン トン・弓道・ライフル射撃 山岳・クレー射撃・なぎなた 2)調査内容 (1)指導者 選手への教育啓発活動と選手からの禁止薬問合せ について調査した。 (2)選手 受けた教育啓発と、その啓発提供先を調査した。 さらに、処方薬や大衆薬、サプリメントを使用する 際の注意度を調査した。 3)結果 (1)教育啓発活動に関して !選手へ教育啓発を行う指導者は82.7%(43名) であった。 "教育啓発を受けたことのある選手は、全体で 48.7%、年齢区分で大学・社会人選手は64.0%、 高校生選手は29.4%となった(グラフ1)。選 手への啓発者は、競技団体と指導者であった(グ ラフ2)。

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グラフ 2 選手への啓発者(単位:%) グラフ3 指導者の相談先 グラフ4 質問内容 グラフ5 大衆薬購入時の相談先 グラフ6 サプリメント購入時の相談先 (2)禁止薬問合せに関して !選手から禁止薬に関する問合せを受けた指導者 は50.0%(26名)であった。 "指導者の相談相手:医師に頼る傾向が強かった (グラフ3)。 #質問内容:サプリメント(76.9%)が多かった (グラフ4)。 (3)うっかりドーピング防止行動に関して 選手が、それぞれに対して、禁止薬に該当しない ことを確認する割合 !医師からの薬 53.9%(145名) "大衆薬 56.6%(98名) {大衆薬を購入する選手:173名} #サプリメント 68.1%(111名) {サプリメントを購入する選手:163名} (4)選手の相談相手 !大衆薬 指導者、薬剤師、製造元や 販売元 (グラフ5)。 "サプリメント 製造元や販売元、指導者(グ ラフ6)。 いずれにしても、選手は指導者を頼りにしてい た。 4)考察 !選手の記憶に残る啓発を行う 選手への教育啓発を行っていると答えた指導者は 80%以上、また、アンチ・ドーピング小委員会も団 結式ほか、大会前には必ず教育啓発を行っているが、 啓発を受けたことがあると答えた選手は48.7%にと どまった。この啓発側と受け取り側のギャップは、 受け取り側(選手)の意識の低さだけでなく、選手 の記憶に残らない啓発がされている可能性がある。 啓発方法を見直すことも考える必要があろう。 "啓発効果の蓄積

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年齢で分けると、啓発を受けた割合は高校生選手 で29.4%、大学生・社会人で64.0%となった。国体 にてドーピング検査が開始されるために啓発活動を 開始して5年の蓄積の結果が、大学・社会人選手で 高い比率となったと考えられる。 !顧問医制度の有効活用 指導者の半分が、選手からサプリメントをメイン とした質問を受け、質問に対しては医師に確認して いることが判明した。医師と指導者のラインは、わ が県の顧問医制度が活用されている可能性を示唆し ている。 "禁止薬でないことを確認する行為の習慣を目指す サプリメント摂取時には、禁止薬物でないことを 確認する率が比較的高いが、それでも7割弱であり、 処方薬、大衆薬に関しては6割にも満たない。うっ かりドーピングを防止するためには、確認率が9割 を超えるように、確認の習慣化を促進する対策が望 ましい。 #指導者に対するサポート体制を強化する 選手にとって、アンチ・ドーピングの頼りも、や はり指導者であることが判明した。指導者に対して のサポート体制を充実させる必要がある。 5)まとめ うっかりドーピング防止体制の充実と共に、近年 では、文部科学省からのガイドラインに記載されて いる、ドーピング検査のないスポーツ愛好家への教 育啓発も大切である。 今回の調査から出た、受け取り側(選手)の意識 の低さをカバーすること、および、選手の記憶に残 る教育啓発活動が、うっかりドーピング防止にもス ポーツ愛好家に対する教育啓発にも重要である。で きることに対応しながら、理想的な体制を整えるた めに小委員会としてはより一層の努力が必要である と共に、指導者・選手・関係者の協力が必要である ことが感じられた。

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平成2

0年度

医学検査および体力測定の結果

スポーツ医学専門部会

スポーツ科学専門部会

体力測定小委員会

今年度の対象は、体操選手(男子19人)、アーチ ェリー選手(男子8人、女子5人)およびバスケッ ト選手(男子15人)であった。体操選手は、3年前 から3回目、アーチェリー選手は、2年前から2回 目、バスケット選手は、今年度初回の測定であった。 体操選手は、2008年12月21日、アーチェリー選手は、 2009年1月25日、バスケット選手は、2009年3月8 日に実施した。 Ⅰ.医学検査 A.内科 1.尿検査 尿蛋白陽性が、体操選手1名、アーチェリ ー選手に2名見られた。尿潜血が、アーチェ リー女子選手に3名見られた。他異常は見ら れなかった。 2.血液検査 体操選手に貧血気味と判定される者が3名 見られた。バスケット選手に CPK 高値の者 1名、CPK、GOT 高値の者が1名見られた。 他異常は見られなかった。 3.胸部 X 線像 脊柱側弯と判定される者がアーチェリー選 手とバスケット選手に各1名いたが、何れも 軽微所見ということであった。他全員異常は 見られなかった。 4.安静心電図 不完全右脚ブロック6名、高電位5名、上 室性期外収縮頻発1名、R 波増高不良右軸変 位1名、左軸偏位1名、徐脈2名であったが、 運動中止の必要は認められなかった。 5.運動負荷試験 全員に異常は見られなかった。 B.整形外科 柔軟性に欠ける者、関節の緩い者が数名いた が、全て正常範囲での指摘が見られる程度であ った。 Ⅱ.体力測定 医学検査の後、以下の項目で体力測定を実施した。 ピーク Vo2測定時に機器のトラブルにより正確な 測定ができなかったことが1件、怪我により筋力測 定やジャンプの測定をキャンセルした者が数名いた こと以外問題なく測定を実施することが出来た。 今回フィードバック資料には、参照値として自身 の前回値(前回測定した者)とその競技に相当する ナショナルチームの平均値を載せた。表には、今回 の埼玉県選手と比較し、顕著に違いのある項目に網 掛けをした。体操選手は、全く同様の測定機器で実 施しているにも関わらず、跳躍能力に10!ほどの差 があることは驚きであった。この辺のデータの精査 が、今後のトレーニングプログラムの立案につなが ることを期待したい。

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Ⅲ.まとめ 今回体力測定の参照値として用いたナショナルチ ームのデータは、主に「国立スポーツ科学センター 形態・体力測定データ集 2007」から引用した。 バスケット選手の運動機能に関するデータは、最近 のものが見つからず、古く1982年アジア大会代表選 手のデータを引用した。ナショナルチームのデータ を参照値として用いるには、当然測定方法が同一で なければならず、測定方法の統一化が必要であろう。 さらに、上記でも少しふれたが体力測定とはトレー ニングプログラムの立案及び修正に役立てなければ ならず、少なくとも年に数回は実施すべきものであ る。その点からすると所属先での実施も視野に入れ たフィールドテストも併用した測定項目の精査をす べきであると感じた。 ピーク Vo2測定の様子

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平成2

0年度

埼玉県代表高校生選手の栄養・食生活調査結果概要

―バスケットボール

男子選手ー

財団法人埼玉県体育協会 スポーツ科学委員会 スポーツ科学専門部会

稲山

貴代

1)

,亀井

明子

2)

,井上久美子

3)

,富松理恵子

4) 所属 1)首都大学東京,2)国立スポーツ科学センター,3)十文字学園女子大学,4)女子栄養大学 緒言 スポーツ選手にとって、健康や体力の維持・増進 のみならず、競技特性にみあった体づくり、スタミ ナづくり、日々のトレーニングやパフォーマンスの 発揮をささえるうえでも栄養・食生活が重要である ことは言うまでもない。 埼玉県スポーツ科学委員会スポーツ科学専門部会 では、スポーツ医学専門部会と合同で、国民体育大 会埼玉県代表選手(候補含む)を対象に、メディカ ルチェック、体力測定、栄養調査を実施している。 これは、県内有力選手として選出された高校生(各 種目15名程度)を対象に、メディカルチェック、体 力測定、栄養状態および食生活状況に関する実態を 把握し、心理面でのサポートを含め、これらを指導 者および選手個々にフィードバックし、競技力向上 の一助とすることを目的としたものである。さらに、 数年時にわたり継続して行うことで、複数種目選手 のデータを収集することと合わせて、スポーツ競技 力向上の基礎データとして、埼玉県ひいては全国の スポーツ選手の競技力向上に貢献することをめざし ている。 平成20年度、スポーツ科学専門部会の栄養担当者 が実施した栄養支援は、以下の通りである。 ・体操選手(3年次):1年次の個別食事記録調 査とそのフィードバックに基づく2年次での栄 養教育の実施を受け、3年次として栄養教育効 果の確認を含めた栄養・食生活調査と栄養指導 の実施 ・アーチェリー選手(2年次):1年次の栄養・ 食生活調査をうけ、約1時間のコンビニでのバ ランスのとれた食品選択スキルの獲得を目的と した学習支援型の栄養指導の実施 ・バスケットボール男子選手(1年次):男子バ スケット選手の栄養・食生活の概要把握を目的 とした栄養・食生活質問紙調査の実施とその結 果フィードバック。および、測定時における20 分程度のグループミーティングによる食事バラ ンスとスタミナに関する栄養教育の実施。 本報告では、栄養支援初年度にあたる男子バスケ ットボール代表選手を対象とした質問紙調査結果の 概要を述べる。 方法 1.調査対象者と手続き 埼玉県高校バスケットボール連盟から選抜された 男子選手15名(1年生2名、2年生13名)を対象に、 平成21年3月8日(日)に実施された「メディカル チェック、体力測定、栄養調査」時に、栄養調査な らびにグループによる栄養教育を実施した。調査の 実施にあたっては、埼玉県スポーツ科学委員会スポ ーツ科学専門部会にてその内容や方法などの議論、 承認を経て、メディカルチェック、体力測定、栄養 調査を含めた研究計画をたて、財団法人埼玉県体育 協会の倫理委員会にて審議・了承を経て行った。な お、予め対象者には、本調査の目的、内容、方法、 社会的意義や有用性、得られる成果について、研究 参加離脱の自由も含め、埼玉県体育協会事務局から 文書/口頭にて説明を行い、研究に対する十分な理 解と参加の同意を得て、保護者の承認を含む同意書 の提出を得られた者を対象としている。 2.質問項目 調査方法は記名式の自記式質問紙調査である。調 査票の枠組みは、武見らによる「行動科学に基づく

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栄養教育と支援的環境づくりによる地域住民の望ま しい食習慣形成に関する研究」(研究班代表:武見 ゆかり、2003年厚生労働省報告書)で用いられた理 論枠組みを参考に、健康観、食関連 QOL、食行動 (食事づくり行動、食べる行動)、健康行動、生活 行動、食スキル、食態度、食知識、周囲からの支援 と食環境として作成した。調査の枠組みを表1に、 質問票の概要を付表に示した。 結果ならびに考察 対象者の基本属性を表2に示す。身長180.7±7.3 !(平均±標準偏差)、体重71.1±6.3#、BMI 21.8 ±1.2#/"、平均の練習時間約3時間であった。 QOL ならびに不定愁訴を表3に示す。主観的な 健康観ならびに食関連 QOL の高い集団であった。 生活行動や食に関わる行動を表4に示す。毎日体 重を測定する習慣のある選手が1名しかおらず、食 情報交換・活用行動も低く、食生活に対して気をつ けることに対する準備性も無関心期(気をつけるつ もりがない)、関心期(気をつけようとは思う)、準 備期(気をつけることはあるが継続していない)の 者がほとんどで、準備性が低い集団であった。選手 として競技力向上をめざすためにも、体重管理は体 調管理の基本であり、毎日の体重測定は選手として 当然実施すべき事項であることを教育する必要があ る。 食態度を表5に示す。栄養や食生活に対する配慮 は大切であると考えているのに対して、自分ができ るという自信は高くないことがわかった。 食スキルならびに食知識を表6に示す。栄養成分 表示の活用スキルや食事内容の判断スキルがあると 考えている者は半数もいなかった。また、スタミナ を要求される競技であり高校2年生を主体とした対 象者であったにも関わらず、グリコーゲンローディ ングといった基本的な栄養とスポーツに関わる言葉 を知っている者がわずかで、基礎的な知識の習得が 必要な集団であると考えられた。 食環境を表7に示す。家族、学校や地域は健康づ くりに関心があると考えているが、スポーツ栄養に 関する学習の機会があると受け止めている者、学習 に参加の意欲を示す者はいずれも3割にしかすぎな かった。 まとめ 定期的な体重測定が身についておらず、また食知 識も代表選手としては十分とは言えない。当該集団 においては、体調管理の基本、スポーツと栄養との 関わり、バランスのとれた適切な食生活のあり方と いった基本的な知識の習得を目的とした栄養教育の 実施から支援をすすめる必要があると考える。 謝辞 本研究に快く協力を申し出ていただいた女子栄養 大学、東京家政大学、城西大学の学生諸氏に御礼申 し上げます。

参照

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一高 龍司 主な担当科目 現 職 税法.

向井 康夫 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 牧野 渡 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 占部 城太郎 :

3006.10−外科用のカットガットその他これに類する縫合材(外科用又は歯科用