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関数とその入力 EXCEL には数多くの関数が組み込まれており 自分で特別な用途の関数 ( ユーザー定義関数 ) を作ることさえできてしまう 関数をうまく使いこなせるか が 仕事をうまくこなせるか にもつながるので 基本をしっかりと押さえることが重要である ただし 学校関係では使う関数はある程度限ら

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Academic year: 2021

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モジュールME-06

ME-06

関数の入力

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関数とその入力 EXCELには数多くの関数が組み込まれており、自分で特別な用途の関数(ユーザー定義関数) を作ることさえできてしまう。「関数をうまく使いこなせるか」が「仕事をうまくこなせるか」にも つながるので、基本をしっかりと押さえることが重要である。 ただし、学校関係では使う関数はある程度限られており、一般に多く解説される財務関数などは あまり必要ないので、自分の必要なものから習熟してゆけばよい。 1 計算式の入力(半角英数字で入力する) 関数の基礎となるのが計算式である。これはセルに「=」で始まる数式を書き込めばよい。数学 の計算式と同じだが、変数の変わりにセルの番地を入れれば計算式になる。 例としてB2 セルに10,C2セルに20を入れたとき、その合計結果をD2セルに表示させる。 ・D2セルに「=B2+C2」と記入する。 ・エンターキーを押して入力すると、計算 結果の「30」がD2セルに表示される。 ※D2セルに表示されているのは「結果」 だが、数式バーには「計算式」が表示さ れていることに注意する。 ・B2 セルを選択して「20」に変更する。 ・D2 セルの内容が「40」になる事を確認 する。 ※「=」を入力しなければ文字列扱いになってしまい、計算は行われない。 上の例ではB2 やC2 のセルの内容が変数として扱われている。すなわち「B2」はB2 と いう文字や10 という決まった数値ではなく、「B2 セルの内容」を表している。だからB2 セルの内容が変化すればその内容で計算がやり直される。 演習1 いくつかの計算式を入力して計算させて見ましょう。 ①計算させる元のデータを左図のように入力する。 ②D2 セルから順に数式を入力する(すべて半角英数字)。 D2:「=B2*C2」 D3:「=B3-C3」 D4:「=B4/C4」 D5:「=B5&C5」 D6:「=B6&C6」 D7:「=B7&” “&C7」 ※D7の中央部はスペースをダブルクォーテーションで囲んだもの

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③結果を確認する。(次のようになる。)また、B列C列の値を変更して変化を確認する。 以下の点に注意していただきたい。 ・四則演算は普通の計算式だが、掛け算は「×」で はなく「*」を使う。 ・割り算で割り切れない場合はセルの表示範囲で表 示される。(内部ではさらに計算されている。) ・「&」では文字列の結合になる。このとき、数値も 文字列として扱われる。 ・計算式の中にセルの値以外の「定数(数値・文字)」 を加えることができる。 2 関数の入力 計算式では単純な計算だけだが、より高度な計算を行うためには「関数」を用いる。また、 関数を使うことで、計算そのものは単純だが入力が面倒な計算を容易に行わせることもできる。 (100 個のセルの内容の平均を取るなど) 関数の入力も計算式と同様に「=」で式の記入を始める。上述の計算式と大きく異なるのは関数 の種類を記入することと、入力するデータ(セル範囲)の設定の方法である。 例として10 個のセル内容の合計を計算させてみる。 ・B11 セルを選択し、「10」を入力する。 ・オートフィルを利用して、B11~B20 セルに 10~19 までの 数値を入力する。 ・B21 セルを選択する。 ・「=SUM(B11:B20)」と入力する。 (すべて半角英数字,大文字・小文字はどちらでも良い。) ・エンターキーを押して関数入力を完了し、結果を確認する。 関数を使用する事で入力も大幅に改善できる。上の例では数式で入力すると 10 個のセル を「=B11+B12+B13+B14+・・・・+B20」のように順に加えることになる。式が長くなって ミスも生じやすいし、これで500 個のデータの合計をとることは現実的ではない。 関数は基本的には次のように設定する。 = 関数名(値1,値2・・・) 処理するデータを示す。 関数の種類(計算処理の方法)を示す。 計算式であることを示す。 関数に与える値(処理する値)は関数の種類によって、何をどれだけ与えるか、異なる。どの関数 がどのような値が必要かはHELP を見ればわかるが、いずれにしても( )でくくって与える。

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3 種々の関数 表計算ソフトには非常に多くの関数が準備されているが、すべて覚えることは無駄である。自分 が必要なものだけ覚えてゆけばよい。ここでは学校関係の処理でよく使うと思われるものをいくつ かあげてみる。 関数 関数の意味(処理) 記入例 単純計算 SUM データの合計 =SUM(A1:B100) AVERAGE データの平均 =AVERAGE(A1:B100) MAX データの最大値 =MAX(A1:B100) MIN データの最小値 =MIN(A1:B100) COUNT データの個数 =COUNT(A1:B100) STDEVPA データの標準偏差 =STDEVPA(A1:B100) 条件判断 IF データによる条件判断 =IF(A1>0,B1,C1) COUNTIF 条件に合致するデータの個数 =COUNTIF(A1:B100,”>10”) DCOUNT 条件に合致するデータの個数 =DCOUNT(A1:C100,,D1:F2) ISNUMBER セルの内容が数値か判断 =ISNUMBER(A1) 検索・表示

VLOOKUP 条件に合致するデータを検索 =VLOOKUP(C1,A1:B100, 2,FALSE) OFFSET 表の特定位置のデータを表示 =OFFSET(A1:D100,10,2) TEXT データを設定した書式で表示 =TEXT(A1,”0000.00”) 上記の関数を一つずつ演習してゆくことは得策ではない。関数は実際に必要な場で使って 覚えるのが一番効果的で現実的である。(勉強のための勉強になってはいけない。) また、これ以外にも多くの関数があるので自分に必要な関数の探し方や設定の仕方を知り、 使えるようにならなければいけない。 ※ここでは、複数のセル設定があるものをいくつか演習することにとどめる。実践は「STEP」で 行っていただきたい。 演習2 IF 関数,ISNUMBER 関数,TEXT 関数を使ってみましょう。 ①EXCEL を起動し、下の図に従って B2 セルから順にデータを入力してゆく。 ②C2 セルから順に次の計算式を入力してゆく。 ※ 数式はすべて半角英数字、内部の文字列は全角 ・C2:「=IF(B2>5,1,2)」 ・C3:「=IF(B3>30,1,2)」 ・C4:「=IF(B4>20,”合格”,”不合格”)」 ・C5:「=IF(B5/2=10,B5*2,B5*3)」 ・C6:「=IF(ISNUMBER(B6),B6,””)」 ・C7:「=IF(ISNUMBER(B7),B7,””)」 ・C8:「=TEXT(B8,”mm/dd”)」 ・C9:「=TEXT(B9,”ge.m.d”)」

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③結果は右のようになる。 今回の関数は次のような処理を行う。 ・IF(論理式, 真の場合, 偽の場合) 論理式:設定された計算を行い、その結果を真偽で かえす。例えば B2>5 の計算式は今回は B2 セルが10 なので返す結果は真(正しい) となる。 真の場合:論理式の結果が真の場合に行う処理(計算,表示など)処理結果が表示される。 偽の場合:論理式の結果が偽の場合に行う処理(計算,表示など)処理結果が表示される。 ・ISNUMBER(テストの対象) テストの対象が数値のときTRUE(真)を返す。 ※ 関数がその結果として TRUE(真)FALSE(偽)を返すとき、論理関数と呼んでいる。 IF 関数などの条件判断と組み合わせて利用されることが多い。 ・TEXT(値, 表示形式) 値:数値や文字列、セル番地など、結果として数値や文字列を返す式であればよい。 表示形式:書式を表す文字の組み合わせ。例えば次のような設定がある。 数値に関して、 #・・・・1桁の数値を表すが 0 の場合は表示しない。 0・・・・1桁の数値を表し、その桁を必ず表示する。 よって 123.45 は “###.000”では 123.450 と表示される。 12.345 は “000.##”では 012.35 と表示される。(最小桁は四捨五入) 日付に関して、 y,m,d・・・・それぞれ年,月,日を表す。 ge・・・・・元号表示を表す。 この演習ではC2 セルの関数では B2>5 が真なので処理・表示は真の場合の「1」 C3 セルの関数では B3>30 が偽なので処理・表示は偽の場合の「2」 C4 セルの関数では B4>20 が真なので処理・表示は真の場合の「合格」 C5 セルの関数では B5/2=10 が偽となる。 だから、偽の場合の処理でB5*3 を行ってから表示するので「120」 C6 セルの関数では、まず ISNUMBER(B6)が計算されて真となる。 真の場合の処理が行われるのでB6 セルの内容が計算されて表示は「50」 C7 セルの関数では、B7 セルが文字列なので ISNUMBER(B7)が偽となる。 偽の場合の処理 “”つまり文字のない表示が行われ、表示は空白になる。 C7 セルの関数では B2>5 が真なので処理・表示は真の場合の「1」 C8セルの関数ではB8セルをTEXT関数により書式設定が行われて表示される。 書式が「mm/dd」つまり「月/日」の表示なので「11/1」が表示される。 C9 セルの関数でも TEXT 関数により書式設定が行われて表示される。 書式が「ge.m.d」つまり「年号.月.日」だから「H13.11.2」が表示される。

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4 ヘルプの活用 EXCEL の関数は非常に多く、その設定もそれぞれ異なるので覚えるのは難しいし,現実的でも ない。よく使うもの以外は覚えるよりもオンラインヘルプによって使い方を調べてその利用方法を 知るなど、必要になった段階で確認するのが現実的な利用である。 EXCEL97、EXCEL2000 など、バージョンによってヘルプの利用法も少しずつ異なるが、およそ の利用は同じなので簡単に確認しておく。 ・メニューから「ヘルプ」→「Microsoft Excel ヘルプ」でオンラインヘルプが起動する。 ・「目次」タブをクリックして「数式を作成したり・・・」の項目を開くと関数の分類、説明などが展 開されてゆくので、目的の関数の説明を捜す。 ※ この目次を見ればわかるが、「ヘルプの使い方」も掲載されているので一読しておくと良い。 ・関数名がわかっているときには「キーワード」タブを選択し、関数を キーワードとして検索しても良い。 ・「検索」ボタンをクリックし、下に現れる選択肢を選べば説明が表示 される。

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■ Microsoft,Windows,Windows NT, Microsoft Office,Microsoft Outlook,Internet Explorer,MSN は米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 ■ Netscape, Netscape Navigator, Netscape ONE, Netscape の N ロゴおよび操舵輪のロゴは、米国

およびその他の諸国のNetscape Communications Corporation 社の登録商標です。 ■ 一太郎、ATOK は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。

■ その他、本書に掲載したプログラム名、システム名、CPU などは一般に各社の登録商標です。本 文中では、TM などのマークは明記していません。

■ 本文中では「Microsoft® Internet Explorer」のことを「Internet Explorer 5.0」または「IE5.0」、 「Internet Explorer」と記述しています。 平成13年11月1日 初版発行

発行 岡山県情報教育センター

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