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はじめに

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MAA4050-Y013

送風機取扱説明書

【 Vベルト駆動用 取扱説明書 】

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- 1 -

送風機取扱説明書

はじめに

このたびは昭和電機の送風機「快流」をお買い上げいただきましてありがとうございます。 昭和電機は送風機、集じん機の専門メーカーとして、「流れの技術」と「回転機の技術」を コアに製品作りに努めてきました。「快流」シリーズは、このコア技術にもとづいた高性能・ 省エネルギー形の軸流送風機です。本機の性能が十分に発揮され、長期間故障なく安全に ご使用いただくために、この取扱説明書にしたがった正しい取り扱いをお願いします。こ の取扱説明書は大切に保管してご活用ください。

本書の対象機種

本書では下記の送風機の設置から使用方法までを説明しています。 送風機の種類 シリーズ ( 動翼可変形軸流ファン ) 送風機の型式 A□V□□-□□□ □部分の記号は送風機の大きさや組み合わされる電動機およ び性能などの仕様によって変わります。詳しくはP.5の 「 型式記号の種類と意味 」 を参照ください。 送風機の駆動方式 Vベルト駆動形 本書中のマークについて 本書中のマークには次の意味があります。 誤った取り扱いをしたときに、死亡や重傷に結びつく可能 性のあることを説明しています。 誤った取り扱いをしたときに、傷害または物的損害に結び つくことを説明しています。 してはいけないことを表しています。 気をつけていただきたいことを表しています。 必ずしなければならないことを表しています。

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目 次

ページ 1. 安全上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 3 - 2. 製品の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 5 - 2.1 型式記号の種類と意味 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 5 - 2.2 製品の構造および名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 6 - 3. 荷受時 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 3.1 荷受時の荷降ろしと製品の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 3.2 移動、運搬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 3.3 設置までの保管 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 4. 設置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 4.1 据付 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7 - 4.2 ダクトの接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 7- 4.3 電動機(モータ)の取付 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 8 - 4.4 試運転 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 10 - 5. 運転 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 11 - 5.1 運転および保守点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 11 - 5.2 潤滑油の補給 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 12 - 5.3 ベルトの管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 12 - 5.4 休止および停止後の再運転 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 12 - 6. 軸受の回転音について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 13 - 7. 保証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 13 - 8. 故障の原因と対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ - 14 - お問い合わせ窓口・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 裏表紙

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1.安全上のご注意

危険な気体の吸込および危険場所への設置厳禁 本機は防爆構造品ではありません。可燃性気体の吸い込み、および 爆発性雰囲気の場所で運転すると静電気、電気機器、金属の接触な どのスパークによって爆発する恐れがあります。 送風機またはダクトの吸込口、吐出口への金網の取付け 送風機の吸込口、吐出口にダクトが付かない場合や、ダクトを取付 けてもその端が開放の場合は必ず金網を付けてください。 金網がないと身体や物が吸い込まれたり、吸い込まれたものが飛び 出し大事故の原因となります。 吐出口付近に顔を近づけない 送風機に吸い込まれた小さなチリ等が吐出口から高速で飛び出して くることがあります。それらが目に入ると失明などの恐れがありま すので、吐出口付近には顔を近づけないでください。 ガードを取り外しての運転は厳禁 ベルトガードを取り外しての運転は手や衣服が巻き込まれ、人身事 故の原因となります。 つり上げは必ずつり位置表示のあるつり穴を使用すること 指示以外の場所をつり上げると送風機の変形や転倒、落下事故の原 因となります。 インバータ等による増速はしない 回転体にかかる遠心力や風圧による力が増大し、羽根車の破損や、電動機の過負荷による焼 損などの原因となる恐れがあります。

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- 4 - ダクト配管などは抵抗を極力少なくしてスムースに風が流れるよう に配管してください。ダクトをふさいだような状態で運転すると 失速運転状態になる場合があり、羽根車ブレードに異常振動が発生 して羽根車破損事故につながる恐れがあります。 ダクトの荷重を送風機に伝えないでください。送風機が変形して 回転体の接触による火災や破損事故の原因となります。 送風機やダクトの周囲に振動や風圧によって転倒や落下するものが ないようにしてください。事故になる恐れがあります。 電動機の配線は『電気設備技術基準』および『内線規定』にもとづいて、 有資格者が施工してください。(電動機の取扱説明書もご参照ください) 試運転の前には、接続したダクト内、ケーシングや吸込口・吐出口 付近に工事時の残材料、ボルト・ナットや工具などがないことを必 ずご確認ください。異物が残ったまま運転しますと吸い込みや飛び 出し事故、破損事故の原因となる恐れがあります。 送風機の上には乗らないでください。送風機の変形破損や作業者の 転落事故の恐れがあります。 標準品は常温空気以外の気体を吸い込ませるとベルトの劣化および 軸受の故障や羽根車の破損の原因となる恐れがあります。 (常温空気 : 温度-10℃~40℃、相対湿度90%以下) 固形物、粉じん、液体の吸引はできません。破損事故の原因となります。 インバータ等により減速する場合、本体およびその周辺ダクトや基礎との共振などが原因で 特定の周波数(回転速度)で振動増加または音が発生することがあります。そのようなとき はその周波数は避けてご使用ください。本送風機は定格回転速度でのみ出荷検査*を行って います。それ以外の周波数でのご使用を保証するものではありません。 * 特注品、部品などは運転検査ができない場合があります 動翼可変形についてのご注意 本送風機は羽根車ブレード取付角度を変えることにより多様な性能を発揮しますが、お客様 でブレード取付角度を変えると下記の要因から不具合が発生することが考えられ、破損事故 にいたる恐れもあります。ブレード取付角度はお客様のご要求性能に合わせて工場でセット していますが、角度変更が必要な場合は弊社サービスマンがおうか がいして変更させていただきます。 (有償サービス) 詳しくは最寄りの支店・営業所までお問い合わせください。 角度変更による不具合発生要因 ・動力が増加して電動機が過負荷となり焼損する場合がある。 ・ブレードの取付位置が入れ代わると回転体のバランスに狂いが生じる。 ・角度変更が不均一だと流れに異常がおこり、異音や振動が発生し故障の原因となる。 ・ナット締付が不十分だとナットにゆるみが生じ、ガタツキによる故障の原因となる。

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- 5 - 送風機をインバータで運転する際の注意事項 ① 標準の電動機では運転できない場合があります。 ・絶縁強化されていない400V級の電動機は、サージ電圧により絶縁劣化を起こします。 ・電動機の温度上昇に余裕がない場合。 ・電動機の許容負荷GD2に余裕がない場合。 ② 市販のインバーターは工場出荷時、送風機に適した設定になっていません。 最低限、次の設定値は変更して下さい。 ・基底周波数・・・・・・・送風機の定格周波数に合わす(50Hz、又は、60Hz)。 ・最高周波数・・・・・・・送風機の定格周波数に合わす。 ・最高出力電圧・・・・・・電動機定格電圧に合わす。 ・上限周波数・・・・・・・送風機の定格周波数に合わす。 ・下限周波数・・・・・・・25~30Hz(電動機冷却特性による)。 ・V/f 特性・・・・・・・・2乗低減トルクに変更。 ③ その他注意事項 ・標準の送風機は増速運転はできません。 ・特定の周波数で送風機の構成部品(ベルト、ケーシング等)の振動が増加する場合が あります。キャリア周波数等、他の設定値を変更しても解消しない場合は共振点の可能性が あるためジャンプ周波数の設定をして回避してください。 ・防振架台(ゴム、スプリング等)に設置されている場合、周波数を下げると 共振周波数となる場合があります。その際はジャンプ周波数のセットをして 回避してください(送風機、電動機それぞれ個別に影響する場合があります)。 ・キャリア周波数を高くした場合、漏れ電流が多くなり漏電ブレーカーが働く場合が あります。 ・インバーターの出力電源は電動機以外の用途には仕様しないでください。

2.製品の概要

2.1 型式記号の種類と意味 標準仕様の型式記号の種類と意味は下表の通りです。 なお型式は、送風機本体(ケーシング)側面の製品ネームプレート(銘板)に表示しています。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 記 号 例

A 1 V

6

E - 4 1 2

記 号 の 意 味 機種 タイプ (電動機 回転 速度) 駆動 方式 ケーシング 口径(mm) ÷100 電動機 出力 ( kW ) - 性能番号 (ブレー ド角度番 号) 電圧 (V) 周波数 (Hz) 記 号 の 種 類 と 内 容 A 軸流 ファ ン 1 低騒 音形 (低速 仕様) D 電動 機直 結 3 300 A 0.4 1 小 ↑ 風量 ↓ 大 1 200 1 50 4 400 B 0.75 2 2 230 5 500 C 1.5 3 3 346 6 600,630 D 2.2 4 4 380 2 高圧 形 (高速 仕様) V Vベ ルト 駆動 式 7 700,710 E 3.7 5 5 400 2 60 8 800 F 5.5 6 6 460 9 900 G 7.5 7 10 1000 H 11 I 15 J 18.5 K 22 L 30 M 37 N 45 タイプ(電動機回転速度)記号と、電動機極数の組合 せは、以下の通りです 記 号 電動機 極数 小型機 口径7以下 大型機 口径7超 1 4P 6P 2 2P 4P

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- 6 - サイレ 送風機 サイレ 吸込ベル 吸込 ンサ 本体 ンサ マウス 金網 2.2 製品の構造および名称 2.2.1 分解構造図および部品表 注1) 上の分解構造図は、常温仕様の代表的な例を示しています。製品によっては、図と 異なる場合があります。 注 2) 本体のみ仕様(=電動機を付属しない)の場合、部品 11~13 番は付属しません。 2.2.2 オプション サイレンサ :騒音を約 10dB 低減します* 吸込ベルマウス :吸込側開放でご使用の場合、 性能維持のため取り付けてく ださい 吸込金網 :吸込側開放でご使用の場合、 安全確保のため取り付けてく ださい *減音量は設置条件により変わります 番 部品名 材質 番 部品名 材質 1 エンドカバー A1050P 8 ファン側プーリ FC200 2 ホルダ SS400,SPHC 等 9 ホルダ SS400,SPHC 等 3 羽根車 AC4A,AC4C,FC200 等 10 ベルトガード SS400,SPHC 等 4 軸受 SUJ2 等 11 電動機 - 5 軸 S45C 12 電動機側プーリ FC200 6 ケーシング SS400,SPHC 等 13 V-ベルト ゴム 7 電動機ベース SS400,SPHC 等 常温仕様 耐熱仕様 温度仕様による構造の違い

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3.荷受

3.1 荷受時の荷降ろしと製品の確認 製品は十分に検査し合格したものを出荷していますが、製品をお受け取りの際は次のことを ご確認ください。 *注文通りの送風機か。 *輸送中の〔破損・変形〕などの異常はないか。 *付属品はそろっているか。 *ボルトやナットのゆるみはないか 3.2 移動、運搬 移動、運搬のためつり上げる場合は、必ずつり位置表示のあるつり穴をご使用ください。 また 1 点でのつり上げは危険ですので避けてください。つり上げ作業は有資格者が 行ってくださ い。 3.3 設置までの保管 設置まで保管しておく場合は、保管場所が屋内であっても全体を防水シート等で覆ってください。 (屋外仕様でも同じ)また軸受などのさび防止のため、1 カ月に 1 度羽根車を 10 回転程度手回 ししてください。手回し時には手を巻きこまれないよう、ご注意ください。

4. 設置

4.1 据付 4.1.1 据付場所の選定 本機は次のような場所に設置してください。 ◇常温で結露しない場所(温度-10℃~40℃、相対湿度 90%以下) ◇日常点検、メンテナンスのしやすい場所 ◇屋内で雨水のかからない場所 ◇振動のない安定した場所 ◇危険な薬品のない場所 4.1.2 基礎と据付 ◇標準形の送風機は水平に据え付けてください。(タテ形仕様は特注品となります) ◇基礎コンクリート量の目安としては、送風機質量の 3 倍が適当です。 *詳細はとび・土工・コンクリート工事業者とお打合せ下さい。 ◇架台上に取付ける場合は、頑丈な構造を有する面に取付けてください。 ◇送風機と基礎面にすき間ができた場合はライナ板(すき間を埋める鋼板)を入れてすき間を埋 め、送風機のガタツキがないことを確認した後に基礎ボルトを締め付けてください。 ◇ボルト・ナットは確実に締め付けてください。 ◇防振(伸縮)継手の保持用ボルトや防振ベースの固定金具等、輸送時の保護用部品を取り外 してください。 4.2 ダクトの接続 ◇ファンの前後には取り外し可能な保守点検用ダクトと点検口を取付けてください。 (ダクトの取り外し、点検をするスペースを設けてください) ◇吸込、吐出のダクト開口部には安全対策として金網を取付けてください。 (金網はオプション付属品) ◇ダクトの配管が不適切だと抵抗の増加で風量が不足するだけでなく、失速運転状態となり 破損事故にいたる危険があります。以下の点に注意して配管を施工願います。

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- 8 - (1)伸縮継ぎ手を使用される場合は適度に張りを与えてください。 特に吸込側では伸縮継ぎ手が負圧で収縮しない よう収縮防止用補強リングをいれて、必要最小 限の長さにしてください。 (2)小さな曲率のエルボにはコーナーベーンを取付 けてください。 (3)急拡大、急縮小は避けてください。 (4)吸込開放の場合、性能維持のための吸込ベルマ ウスを取付けてください。 (5)吐出開放の場合、性能維持のためのディフュー ザを取付けてください。 (6)吸込、出口を壁に近づけての設置は避けてください。 4.3 電動機(モータ)の取付け(本体のみ仕様の場合) 4.3.1 組み付け 各部品の名称は6ページの分解構造図を参照してください。 ◇必要な電動機、電動機側プーリ、Vベルトを準備してくだ さい。 ◇ファン側プーリと電動機側プーリは右図のように正確に 「心出し」をしてください。「心」が狂ったまま運転しま すと、軸受の異常振動や、Vベルト、プーリ、軸受の耐久性 が著しく低下します。 ◇ベルトの張り調整は次のようにしてください。張り調整を 怠ると故障の原因となります。 なお、ベルトの張り調整は電動機ベースを止めている 調整ナットで行ってください。

×

×

×

×

×

X ファン側プーリ Vベルト X ≒ 0 であること 調整ナット 電動機側プーリ

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- 9 - ◇ベルトの張り方 手順1 スパンの計算 まずベルトのスパン(ℓ)を求めてください。 スパンはベルトが電動機側プーリとファン側 プーリとに接触している部分の長さです。 手順2 たわみの計算 たわみ荷重を与えた時、そのたわみ(δ)を 右式で求めてください。 手順3 たわみ荷重の測定 ベルトスパンの中央にたわみ荷重(P)を与 えます。その時のたわみδmm が手順2で計算 した値になったときのたわみ荷重の値を読み 取ります。 たわみ荷重の測定にはテンションメーターな どを使用されると便利です。 手順4 張り調整 読み取ったたわみ荷重が次表のたわみ荷重に なるように、ベルトの張りを調整してくださ い。 たわみの荷重表 ベルト の 種類 小プーリ径の範囲 (mm) たわみ荷重 P(N/本) 最小値 新しいベルトを 張るとき 張りなおしを するとき M形 38~50 4.9 6.9 6.9 A 形 65~80 81~90 91~105 106~ 7.8 8.8 10.8 11.8 11.8 13.7 16.7 17.6 9.8 11.8 13.7 15.7 B形 115~135 136~160 161~ 13.7 17.6 18.6 20.6 26.5 28.4 17.6 22.5 24.5 3V 形 67~90 91~115 116~150 151~300 17.6 19.6 22.5 25.5 24.5 28.4 33.3 38.2 21.6 25.5 29.4 33.3 5V 形 180~230 231~310 311~400 57.8 69.6 82.3 85.3 103.9 121.5 74.5 90.2 105.8 (注)3V,5V形の小プーリ径の範囲は呼び径で表示しています。

(D-d)

2

= C

2

4

ℓ : スパン (mm) C : 軸間距離 (mm) D : 大プーリ径 (mm) d : 小プーリ径 (mm)

スパン

δ

= 0.016 ×

δ : たわみ (mm) ℓ : スパン (mm)

たわみ

δ

D d P

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- 10 - ◇ベルトの張り不足や張り過ぎによって異常現象が起こりますが、その見分け方を次表に示します。 ベルトの異常現象 張り不足の場合の現象 張り過ぎの場合の現象 ・スリップする ・発熱する ・横転する ・振動する ・ゴムが老化してひび割れが発生する ・側面が磨耗する ・ベルトがプーリ上で変形し寿命が低下する ・発熱する ・軸受が発熱する ◇ベルトは実運転に入って 20~30 時間後、ベルトがプーリになじんだ時点でもう一度、張り の微調整を行ってください。 ◇ベルトの張りが終了すれば、安全のためにベルトガードを必ず取付けてください。 4.3.2 電気配線 ◇電気配線は『電気設備技術基準』および『内線規定』にもとづいて、有資格者が施工してく ださい。 ◇本機の電源は本体側面の製品ネームプレート(銘板) を確認して、指定の電源をご使用く ださい。異なった電源で運転しますと故障の原因となり危険です。 ◇電源の漏電遮断機、ブレーカーは起動時の電流に合うものを選定してください。 ◇感電防止のため、アースも必ず接続してください。 ◇電動機の取扱説明書も合わせてご参照ください。 ◇送風機の回転方向が正しくなるように配線してください。(詳細4.4項参照) 4.4試運転 試運転に入る前に必ず下記の点検を行い、異常のないことを確かめてから起動してください。 ◇ダクト内、ケーシング内や吸込口・吐出口付近に工事時の残材料、ボルト・ナットや工具など がないこと。 ◇据え付け状態にガタツキがなく、ボルト・ナットの締め忘れがないこと。 ◇輸送時の保護用部品が、取外されているか確認してください。 ◇吸込、吐出開放の場合、金網が取付けられていること。 ◇電気配線を確認すること。 ◇上記各事項に異常の無いことが確認できたら、スイッチを一度入れてすぐに切り(寸動)異常 振動や接触音がないことを確認すると同時に、回転方向を目視確認してください。(回転方向 は本体にシール表示) なお、回転方向が逆の場合、本送風機では流れが逆向きになります。 ◇回転方向が逆の場合は元電源を切った後、電源ケーブル 3 本のうち2本を入れ替えて再度運転 し、回転方向を確認してください。本製品では送風機の回転方向や電動機の取付方向に種類 があるため、配線方法が電動機端子箱の表記と異なる場合があります。また、電線の色と電 源の相は電力会社により異なる場合がありますので、色を合わせても逆回転になる場合があ ります。電源の初期投入時は、必ず回転方向を確認してください。 ◇寸動で異常がなければ連続回転させ、異常音がないこと、および振動値と電流値を測定記録し て正常範囲であることを確認してください。 ◇正式な運転に入る前に付属の指定グリースを補給してください。(5.2項参照) ◇なお、風量調整ダンパを使用する場合、最初はダンパを全開にして、運転開始後徐々に開度を 絞ってください。ダンパを絞っていく過程で急に騒音、振動の増加や圧力低下などの変化が あった場合、その開度から締め切り側は失速運転となるため使用できません。ダンパによる 風量調整は範囲が限られ、かつ上記のような判断が必要です。風量調整にはブレード取付角 度変更または回転数の変更を推奨します。 正 変形

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5. 運転

5.1 運転および保守点検 送風機の稼動開始後は、定期的に保守点検を行ってください。運転当初から以下の項目について 日常の点検を行い記録することにより、異常を早く発見でき、トラブルを未然に防ぐことができ ます。保守点検は経験者または訓練を受けた方が安全を確認して実施してください。電動機につ いては電動機の取扱説明書により実施してください。 点検項目 推奨点検周期 点検内容 3 ヶ月 6 ヶ月 12 ヶ月 状態点検 異常音 送風機部 ■ □ □ ガタツキなどによる異常音の有無 金属接触音の有無 その他異常音と思われる音の有無 電動機部 ■ □ □ グリース ボルト類のゆるみ 軸受の異常音の有無 振動 ■ □ □ 振動値及びその変化 温度 ■ □ □ 軸受近傍温度及びその変化 電気関連 □ ■ □ 電流値・電力値及びその変化 部品点検 V ベルト ■ □ □ 張力 摩耗・亀裂等の有無 プーリ □ □ ■ 摩耗・亀裂等の有無 防振ゴム □ ■ □ 硬化の状態 摩耗・亀裂等の有無 軸シール □ □ ■ 亀裂・破損等の有無 パッキン類 □ □ ■ 破損・硬化等の有無 5.1.1 異常音 異常音の発生があれば直ちに運転を停止して点検してください。 異常音の種類および原因としては次のようなことが考えられます。 ◇軸受音 ・潤滑油の異常(潤滑油切れ・劣化、異物混入、異種油注入による変質) ・軸受の異常、寿命 ◇接触音 ・羽根車、ケーシングの変形、損傷 ・異物の吸い込み ボルトのゆるみによるガタツキ ◇ビビリ音 次項の「振動」を参照ください ◇脈動音(安定しない流体音) ・風量の絞りすぎ ・装置抵抗過大 5.1.2 振動 振動が許容値をこえた場合運転を停止し、点検をして ください振動の原因としては次のことが考えられます ◇粉じん付着による羽根車のアンバランス ◇羽根車、ケーシングの変形、損傷 ◇軸や軸受の異常 ◇ボルトのゆるみによるガタツキ ◇失速運転、流れの変動 ◇ダクト、架台からの振動伝達、共振 ◇ダクト、架台の剛性不足 振動許容値図 振動許容値 防振装置付 振動許容値 不可 可

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- 12 - 5.2 潤滑油(グリース)の補給 長期間安全に使用いただくためにも、軸受に定期的な潤滑油(グリース)の補給が必要です。グ リースは高品質なものであっても、使用期間の経過とともにグリース自身の劣化や硬化によって 潤滑機能が低下します。そのため適当な時期に適量の新しいグリースを補給してください。 ◇補給するグリースは次の表のものを使用してください。 指定グリースの銘柄表 送風機温度仕様 グリースメーカー グリース品名(銘柄) 常 温 仕 様 昭和シェル石油 アルバニヤ S3 耐 熱 仕 様 東レ・ダウコーニング SH44M (備考):製品には[グリース種類と補給時間]のラベルで表示しています。 上記銘柄は本製品の標準的な軸受タイプ 「 ピロー形 」の標準グリースです。 特殊仕様の製品につきましては別途補足資料を参照願います。 ◇補給するグリースに異物が混入すると軸受損傷の原因となります。グリースは密閉した容器に 入れて保管してください。また異なった種類のグリースを混入させないでください。 ◇グリース補給は、一回のグリース補給量を多くして補給回数を少なくすることは避けてくださ い。 ◇グリースの補給は安全を確認した上で運転中に行ってください。 ◇グリース補給期間と補給量の目安は次の表を参考にしてください。 グリース補給期間の目安 取扱ガス温度 ℃ 環 境 条 件 か な り き れ い (通常の環境) ゴミが多い (製粉場、木工場、 集じん機等) 非常にゴミ、湿気、水 し ぶ き が 多 い ( ゴ ミ処 理場、水産物加工場等) ※1 50 以下 6カ月 3カ月 1ヵ月 50~70 3カ月 2ヵ月 1ヵ月 80 以下 ※2 2ヵ月 1ヵ月 1週間 ※1 直接、軸受に水やゴミの影響が及ばないこと ※2 80℃を超える場合は、10℃上昇するごとに、補給間隔を1/1.5してください グリース補給量の目安 軸受 形式 補給量 (g) 軸受 形式 補給量 (g) 軸受 形式 補給量 (g) 軸受 形式 補給量 (g) 軸受 形式 補給量 (g) UC203 204 205 206 207 1.2 1.2 1.3 2.3 3.5 UC208 209 210 211 212 4.3 4.9 5.6 8.0 9.8 UC213 214 215 216 12 15 16 19 UC307 308 309 310 311 5.4 6.7 8.4 12 17 UC312 313 314 315 316 20 27 32 38 45 (弊社標準付属ツールのグリースガンでは、1回のレバー操作で約 0.5gの給油ができます) 5.3 ベルトの管理 ベルトについては4.3.1項の内容に沿った張力管理と外観検査を定期的に行ってください。 なおベルト駆動方式の送風機ではベルトの粉が発生します。特に運転開始~2カ月程度は多めに 発生する場合があります。ベルト粉が異常に多い場合は、張力の不適正や心出し不良が原因で異 常磨耗している場合がありますので点検をしてください。 5.4 休止および停止後の再運転 運転を休止する場合、その期間が短くても保管環境に配慮願います。休止期間中は軸受などのさ び防止のために、1 カ月に 1 回、10 回転程度の手回し、または 5 分程度の空運転をしてください。 また再運転の際には試運転と同様の点検を必ず実施してください。特に羽根車に付着物がないか、 腐食はないかの確認を行ってください。

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6.軸受の回転音について

高速回転または高温仕様の送風機は、軸受の内部スキマが比較的大きいものを選定しています。 そのため、運転時に『玉落ち音』が発生する場合がありますが軸受の異常ではありません。 『玉落ち音』とは、転動体が負荷帯から無負荷帯にはいるときに、自由な運動ができるようになり、 重力により転がり出し、保持器や軌道に衝突するときの音です。 軸受の典型的な運転音の事例を示します。 音の表現 特 徴 カチ カチ カチンカチン カチャカチャ 低速で目立つ 高速では連続音 キュルキュル キュ キュ ジャージャー 主に円筒ころ軸受で回転速度の変化により変わり、 大きいときは金属音に聞こえる。 グリースを補給すると一時的にとまる。

7.保証

保証の範囲 取扱説明書、本体貼付ラベル等の注意書きにしたがった使用状態で保証期間内に故障した場合に は、無料修理をさせていただきます。 ただし、本製品がお客様の他の装置に組み込まれている場合において、その装置等からの取り外 しおよび装置等への取り付け、その他これらに付帯する工事費用、輸送等に要する費用ならびに お客様に生じた機会損失、操業損失その他の間接的な損害については保証範囲外とさせていただ きます。 ◇修理をご依頼になる場合には、最寄の弊社支店・営業所にお申しつけください。 保証期間 製品納入日から12ヵ月間といたします。 保証期間内でも次の場合には原則として有償修理にさせていただきます。 ◇取扱説明書、本体貼付ラベル等の注意書きによらない使用上の誤りおよび不当な修理や改造に よる故障および損傷 ◇お買上後の輸送、落下等による故障および損傷 ◇火災、地震、風水害、落雷、その他天災地変、塩害、公害などの環境要因、異常電圧、指 定外の使用電源(電圧、周波数)等による故障および損傷 ◇弊社以外での修理、改造(製品への穴あけなどを含む)による故障および損傷 ◇弊社指定品以外の部品をご使用の場合の故障および損傷 ◇異物混入による故障および損傷 ◇経年変化または使用に伴う変色、傷、消耗部品の自然消耗等の不具合 ◇取扱説明書に示された保守点検を行わなかったことが原因で誘発された故障または損傷 この製品のご使用中に発生した不具合に起因する損害は補償いたしません。 【 ご注意 】 (1)本書の内容は将来予告なしに変更することがあります。 (2)本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や誤り、記載もれ などお気付きの点がございましたら、最寄の支店・営業所へご連絡ください。 (3)ご使用場所の変更により電源周波数が変わる場合、そのままではご使用できない場 合があります。必要な対策については都度検討いたしますので最寄りの支店・営業 所へお問い合わせください。 (4)お問い合わせの際は、ネームプレートに記載の形式と製造番号もお知らせください。

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8. 故障の原因と対策

不具合現象と原因および対策 不具合現 象 故障の原因 風 量 ・ 静 圧 の 過 不 足 オ | バ | ロ | ド 軸 受 過 熱 ・ 焼 損 異 常 振 動 異 常 音 腐 食 と 磨 耗 異 常 接 触 モ | タ 起 動 不 能 対 策 据 付 不 ○ ○ ○ ○ 据付し直し 基 礎 不 良 ○ ○ ○ 改造 回 転 体 の 接 触 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 羽根車再加工、バラン ス、据付け直し ベルトの張り方不良 ○ ○ ○ ○ ○ ○ プーリ心出、張り調整 ダクト、ダクト継手不 良 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 改造 潤滑油不足 ○ 補充 油質の不適、汚染、油 量過大 ○ 分解、軸受洗浄して油 補充または取替え 材 料 の 不 適 当 ○ ○ ○ 取替え 羽根車の不つりあい ○ ○ ○ ○ バランス修正 羽根車の変形、破損 ○ 部品交換または新規製 作後、バランス修正 羽根車の磨耗、腐食 ○ ○ 部品交換または新規製 作後、バランス修正 軸の曲り ○ 軸部品交換 危険速度運転 ○ ○ ○ 回転速度を落とす改造 軸受の異常 ○ ○ ○ 軸受交換 回 転 方 向 の 誤 り ○ ○ ○ ○ ○ 変更 回転数の増大、低下 ○ ○ ○ 変更 電 動 機 の 故 障 ○ ○ ○ ○ ○ 修理または取替え 軽 い 気 体 の 吸 込 ○ 回転数または羽根車の 改造、取替え 重 い 気 体 の 吸 込 ○ ○ 回転数または羽根車の 改造、取替え 異物混入、スケール付 着 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 清掃 サ ー ジ ン グ 運 転 ○ ○ ○ 運転点の変更または羽 根車の変更 管系統に過剰な抵抗 ○ ○ ○ 改造 ダ ン パ の 故 障 ○ ○ ○ ○ ○ 修理

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お買い上げ送風機のメモ 形 式 製 造 番 号 購 入 年 月 日 年 月 日 運 転 開 始 日 年 月 日 購 入 先 TEL ( ) 担当者

営 業 品 目

電 動 送 風 機 ● 低 騒 音 シ リ ー ズ ● 高 圧 シ リ ー ズ ● 多 段 シ リ ー ズ ● コ ン パ ク ト シ リ ー ズ ● 汎 用 シ リ ー ズ ● マ ル チ シ リ ー ズ ● ス テ ン レ ス 製 ・ 鋼 板 製 シ リ ー ズ ● 防 爆 シ リ ー ズ ● 大 型 シ リ ー ズ ( ) ● 渦 流 式 高 圧 シ リ ー ズ ( ) ● 撹 拌 ・ 循 環 用 シ リ ー ズ ( ダ ブ ル ボ リ ュ ー ト ) フ ァ ン ・ ブ ロ ア ● タ ー ボ フ ァ ン ( ) ● タ ー ボ ブ ロ ア ● エ ア ホ イ ル フ ァ ン ● シ ロ ッ コ フ ァ ン ● プ レ ー ト フ ァ ン ● 軸 流 フ ァ ン 動 翼 可 変 型 ( ) 異 常 検 知 器 ● 環 境 機 器 ● ミ ス ト コ レ ク タ ( ) ● 携 帯 型 フ ァ ン ( ) 集 じ ん 機 ● ・ コ ン パ ク ト シ リ ー ズ ・ 小 型 パ ル ス ジ ェ ッ ト シ リ ー ズ ・ 移 動 式 開 放 シ リ ー ズ ・ パ ル ス ジ ェ ッ ト シ リ ー ズ ● 〒574-0052 大阪府大東市新田北町1番25号 東日本営業部(関東・北海道・東北・信越) 東京支店 〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目11番2号 神田風源ビル2F Tel03 (5833) 3201 Fax03 (3863) 3130 札幌営業所 〒001-0036 北海道札幌市北区北36条西4 丁目2番5号 第2 泊ビル1F Tel011 (792) 8175 Fax011 (792) 8176 仙台営業所 〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町5丁目2-10 卸町斎喜ビル2F 211号室 Tel022 (782) 9901 Fax022 (782) 9902 厚木営業所 〒243-0032 神奈川県厚木市恩名1 丁目6 番57 号 栄光ビル1F 北関東営業所 〒379-2304 群馬県太田市大原町2380番地2 Tel046 (221) 6501 Fax046 (221) 6507 Tel0277 (78) 6431 Fax0277 (78) 6430 中日本営業部(中部・東海・中南信・北陸3県) 名古屋支店 〒457-0001 愛知県名古屋市南区平子2丁目21番13 号 Tel052 (821) 1211 Fax052 (821) 3573 金沢営業所 〒920-0058 石川県金沢市示野中町1丁目143番地 Tel076 (223) 1122 Fax076 (223) 1114 西日本営業部(近畿・中国・四国) 大阪支店 〒574-0052 大阪府大東市新田北町1番25 号 Tel072 (873) 1221 Fax072 (873) 1250 京都営業所 〒612-8445 京都市伏見区竹田浄菩提院町78 池田ビル1F Tel075 (603) 2323 Fax075 (603) 2335 岡山営業所 〒700-0971 岡山県岡山市野田3丁目13番39号 野田センタービル1F Tel086 (242) 3351 Fax086 (242) 3361 九州営業部(九州) 福岡営業所 〒812-0004 福岡市博多区榎田2丁目7番14号 サンビュー空港第一ビル1F Tel092 (472) 6631 Fax092 (474) 1850 海外営業部 〒574-0052 大阪府大東市新田北町1番25号 Tel072 (871) 1511 Fax072 (870) 7243

昭和電機タイランド No1/46 Soi2 Grand De Ville, Soi Supapong 1(Soi SriNakarin 42), SriNakarin Road Nongbon, Pravet Bangkok, Thailand 10250 Tel+66 (2330) 8798 Fax+66 (2330) 8799 昭和電機伊賀㈱ 技術部 〒519-1412 三重県伊賀市下柘植 5030 Tel0595(45)2725 Fax0595(45)5025 ※本取扱説明書対象製品についての技術的なお問い合わせは、昭和電機伊賀㈱ 設計グループにお願いします。

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