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民主党 2016 年度定期大会 開催要項 ( 案 ) 1 開催日 2 会場 3 大会構成 4 議案 2

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(1)

議 案 書

大会開催要項……… 2

2016年度定期大会活動方針案 ……… 4

 付属資料 2015年度活動報告 ……… 10

民 主 党

2016 年度定期大会

2016 年 1 月 30 日於東京

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実行委員長 赤松広隆

事務局長  黄川田徹

1 開催日 2016年1月30日(土) 2 会場 東京プリンスホテル 〒105-8560 東京都港区芝公園3-3-1 TEL03-3432-1111(代) 3 大会構成 ○代議員 □党所属衆参国会議員  衆議院議員72名、参議院議員59名(12月22日現在) □都道府県連代議員 各2名(登録締切 1月20日) 〇特別代議員(議決権なし) □衆議院・参議院選挙公認内定者77名(1月5日現在) ○ご来賓 □政界 □労働界 □経済界 ○ご招待 □友誼団体・各界 □在日公館 ○オブザーバー □都道府県連が推薦する党員・サポーター等 ○報道関係 □事前登録とするが、制限は設けない 4 議案 ○活動方針案(付属資料:活動報告) ○予算・決算(財政小委員会に事前付託) 〇その他

『民主党 2016年度定期大会』開催要項(案)

平成27年12月22日 第658回常任幹事会決定

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5 議案に係る会議 ○財政小委員会   9:00∼10:15 □本部出席者   財務委員長・他 □地方出席者   都道府県連代議員 各1名 □傍聴等     なし □報道対応    非公開(頭撮り・ブリーフともなし) □担当事務局   財務・組織 ○地方代議員会議  10:30∼12:00 □本部出席者   役員会メンバー □出席者     地方代議員 □傍聴等     あり □報道対応    部分公開(頭撮りのみ・ブリーフあり) □担当事務局   総務・関係各部局 ○大会本会議    13:00∼15:00(終了予定) □出席者     大会全構成員 □傍聴等     あり □報道対応    全面公開 6 その他 ○運営 大会実行委員会が行う ○議長 大会実行委員会が選考・推薦(2名を予定) ○企画 自治体議員表彰 ○予算 実行委員長から財務委員長に要請(大会設営、地方代議員・公認内定者等 への交通費支給等) 7 大会実行委員会の構成 委員長   赤松広隆(最高顧問) 事務局長  黄川田徹(総務委員長) 以上

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2016年1月5日 第660回常任幹事会決定

2016年度 活動方針案

一人ひとりのために…一人ひとりの視点から

■総論■あらゆる資源を集中して選挙を勝ち 抜く 〇国民の共感で政治を動かす 日本は今、大きな岐路に立っています。 第二次安倍政権の発足から三年。国会での 「一強体制」を背景に、立憲主義と民主主義 が軽視され、「自由にものを言いにくい」社 会がじわじわと拡大しています。株価と一部 大手企業の収益だけが伸びているものの、そ の大部分は内部留保され、消費や景気の回復 にはつながらず、中間層が急激に崩壊して、 貧困が大きな社会問題となっています。 「一億総活躍」と言葉だけは踊っています が、一人ひとりの国民生活やその不安や不信 に寄り添うことなく、その中身は、抽象的な スローガンや、強者にのみ目を向けた従来型 のバラマキや選挙対策にとどまっています。 この危機を乗り越え、立憲主義と民主主義 を守り、国民生活の安心を取り戻す責任は、 野党第一党である民主党にあります。 安全保障関連法制の強行をきっかけに、安 倍政権の暴走に強い危機感を持った、子ども を連れたお母さん、若いカップル、学生な ど、これまで政治に距離を置いてきた方々も 含めて、多くの国民が自らの意思で反対の声 をあげました。その怒りはいまなお全国で渦 巻いています。民主党はその危機感を共有 し、立ち上がった幅広い国民の皆さんと共闘 することで、参議院選挙を勝ち抜き、立憲主 義、民主主義、平和主義を守り、政治を国民 の手に取り戻します。 〇覚悟と結束で反転攻勢 私たちは、綱領において、私たちの立場を 次のように明確にしています。すなわち、 「我が党は、『生活者』『納税者』『消費 者』『働く者』の立場に立つ。同時に未来へ の責任を果たすため、既得権や癒着の構造と 闘う改革政党である。私たちは、この原点を 忘れず、政治改革、行財政改革、地域主権改 革、統治機構改革、規制改革など政治・社会 の変革に取り組む」と。 この私たちの目指す方向は、決して間違っ てはいません。今こそ、日本の政治に最も必 要とされている姿勢です。 私たちは、国会や地方議会における論戦、 地域活動、政策立案や立法活動、また各種団 体や野党勢力との連携・結集をはじめとし て、すべての党活動にあたって、この原点を 全党であらためて確認します。すべての党員 ・サポーターが「民主党であることの誇り」 と「民主党が目指すものへの自信」を胸に、 たとえ向かい風が吹こうとも、顔を上げて歩 み続ける覚悟をもって日々の活動に取り組ん でいくことこそが、国民の信頼を勝ち得る道 に他なりません。

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〇幅広い市民との連携で安倍政権と対決 党本部と都道府県連・総支部が一体となっ て、国会外の幅広い市民の皆さん、そして連 合をはじめとした各種団体との共闘をさらに 広げ、参議院選挙や衆参ダブル選挙も視野 に、安倍政権を打ち負かす大きな力の結集を 図ります。国会内では、維新の党と結成した 統一会派を足がかりに、野党間の連携を強め ながら国会論戦において安倍政権と対決しま す。 その上で、「看板の掛け替え」や「数合わ せ」ではない、そして永田町の離合集散では ない、民主党の結束を基軸とした幅広い国民 の結集に、積極的に取り組みます。 〇英知、人材、資金を集中して選挙を勝ち抜 本年7月の参議院選挙は、英知、人材、資 金など、党の総力を挙げて戦い抜き、安倍政 権の暴走にブレーキをかけ、政権交代への足 掛かりを再構築します。また、ダブル選挙も 含め、年内には衆議院の解散総選挙になると の前提で、候補者擁立など総選挙の準備も全 力で進めます。 党の足腰を鍛え直す上で最も重要な地域組 織の再建は、党本部からの上意下達ではな く、地域組織自らが課題の克服策を紡ぎ出 し、そのうえで党本部と一体で取り組んでい くことから進めていきます。 選挙に勝つためには、何よりも候補者人材 を発掘し、育成していくことが重要です。公 募や政治スクールの開催に積極的に取り組み ます。特に、女性政治家・候補者を増やして いくため、女性政治家養成スクールを全国で 開校するとともに、クオータ制度導入を可能 とする法改正にも取り組みます。 さらに、18歳選挙権実現を受けて、まず は政治と政策に当事者意識に基づいて関心を 寄せて頂くため、奨学金制度改革をはじめと した政策づくりの共同作業や、学校等での討 論会開催などの取り組みを進めます。 〇1人を見捨てる政治が、1億人を幸せにで きるはずがない! 民主党綱領では「共生社会をつくる」こと を掲げ、「一人ひとりがかけがえのない個人 として尊重され、多様性を認めつつ互いに支 え合い、全ての人に居場所と出番がある、強 くてしなやかな共に生きる社会をつくる。」 と記しています。 共生社会創造本部(本部長・岡田代表)で は、先般行った「中間とりまとめ」に基づ き、今後、さらに有識者との意見交換、現場 視察、そして党内議論などを重ねた上で、本 年上半期に最終とりまとめを行います。本部 役員が全国に赴き、直接「共生社会」の考え 方を説明するとともに、全国の同志、友好団 体、さらには共生社会創造に向けて様々な活 動を行っているグループ、団体、個人の皆さ んのご意見を伺います。これらの活動を通じ て、党内はもとより地域の皆様にも「共生社 会」についてご理解をいただき、民主党が目 指す社会の確かな旗を掲げます。 既に各都道府県連に設置されている「非正 規雇用対策本部・DW推進協議会」を「共生 社会推進本部」に改組し、各地域において、 労働組合・労働福祉団体・NPO等と協働 し、生活困窮者自立支援等の自治体での取り 組み、女性・若者・非正規雇用者に対する働 きかけなど、地域からの共生社会実現にむけ

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た活動に、全党を挙げて取り組んでいきま す。 私たちは、『一人ひとりのために… 一人 ひとりの視点から』、すべての政策作りにア プローチします。 〇震災からの復興 東日本大震災と東京電力福島第1原子力発 電所事故から、間もなく5年を迎えます。私 たちは、真の復興を果たすため、引き続き、 被災者に寄り添い、再生に向け取り組む人た ちを党一丸となって支援していきます。 ■政治改革■定数削減と一票の格差是正へ 定数削減と一票の格差是正は民主党と自民 党の公党間の約束であり、衆議院選挙制度調 査会の答申も踏まえ、通常国会で必ず実現す るように、各党、とくに自民党に強く働きか けます。また、民主党が作成した、補助金等 を受けた企業の献金規制強化のための政治資 金規正法改正案、投票場所・時間の弾力化・ 拡大や地方議員選挙運動用ビラの頒布解禁等 を柱とした公職選挙法改正案の可決・成立に も取り組みます。 ■政策■参院選マニフェストで民主党の旗印 を鮮明に 来る参議院選挙及び次期総選挙を勝ち抜く ため、民主党の旗印を鮮明にする政策や法案 の立案をより一層進めます。最大の課題とし て参議院選挙マニフェストの作成に取り組み ます。ウェブ会議の活用等によって地方組織 とも十分に連携し、民主党が再び国民の信頼 を回復し、政権交代可能な政党であることを 示す政策を党一丸となって磨き上げます。 すべての人に居場所と出番がある共生社会 をつくり、国を守り国際社会の平和と繁栄に 貢献するという民主党綱領の理念に基づき、 国民に分かりやすくメリハリの利いた、安倍 政権への対立軸を提示します。 国会論戦等を通じて安倍内閣の矛盾や問題 点を明らかにし、民主党としての成長戦略策 定、共生社会の具体像提示、残業代ゼロ法案 など労働法制の改悪阻止、民主党の考え方に 基づいた安全保障法制の整備、TPP(環太 平洋パートナーシップ協定)への対応と農業 再生策の作成などを通じ、民主党が政権を担 うにふわさしい党であることを国民にアピー ルしていきます。 関連部局とも連携し、効果的かつタイムリ ーな政策発信を実現します。連合をはじめ、 経済団体・NPOなど各界との政策協議、連 携強化を進めます。18歳選挙権実現に対応 して、若者に訴求する政策発信にも力を入れ ます。国会レポートの発刊は定例化します。 ■国会活動■野党連携した国会論戦へ 国会審議の場においても、国民的議論が尽 くされぬまま強行採決された安保法制につい て、引き続きその問題点を追及し、民主党の 基本姿勢を示します。格差拡大をもたらした アベノミクスの失敗を国会論戦を通じて明ら かにしながら、民主党の成長戦略をはじめと する民主党の基本政策を主張していきます。 新閣僚の資質について問い質すとともに、民 主党提出の政治資金規正法改正案の成立をは かるなど政治不信からの脱却に取り組みま す。これらを推し進めるために、これまで以 上の野党連携を構築します。

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■選挙対策■衆参ダブル選挙を想定し態勢強 参議院選挙必勝態勢を築くため、引き続き 「勝てる候補者」の擁立を進めるとともに、 多様な個人、グループとの連携、野党各党と の連携・調整を最大限追求します。また、選 挙区対策と連動させた比例対策に取り組みま す。 衆参ダブル選挙を想定し、衆議院小選挙区 候補者の擁立作業を前倒しで進めるととも に、参議院選挙を支える各総支部の活動強化 を図ります。その際には、候補者の差し替え も辞さず、選挙態勢の強化に取り組みます。 参議院選挙の前哨戦となる4月の国政補欠 選挙に、必勝を期して臨みます。 6月の沖縄県議選をはじめとする各級選挙 や、政権与党と対峙する構図の首長選挙につ いても重点的な対策に取り組み、地域基盤の 拡大をめざします。 また、男女共同参画推進本部と連携して、 国政選挙をはじめ各級選挙における女性候補 者拡大の取り組みを推進します。その一環と して、次期統一地方自治体選挙における女性 候補者倍増を目指します。 ■組織活動■地域毎の創意と意欲に満ちた組 織強化へ 党組織の強化はまさに喫緊の課題です。暫 定総支部を含む地方組織への支援を図るとと もに、引き続き地域事情に応じた提案を求め る「手上げ方式」を用いて、各都道府県連の 創意と意欲に満ちた組織強化策に対しては積 極的な支援を行います。ブロック会議等の開 催を支援し、地域での情報の共有化を進めま す。 30万党員・サポーター登録実現のために きめ細やかな対策に取り組みます。女性の支 持拡大をはかり、また都道府県連における女 性役員の積極的登用を促します。 5月に地方自治体議員フォーラムの総会・ 研修会を開催するとともに、自治体議員局会 議を定例化し本部と地方議員の一体化に努め ます。 国会議員不在県については、チューター制 度の積極的な運用をはかり、本部と当該県連 の連携を密にします。 ■各界交流■国会内外で支援団体との連携強 通常国会で重要な対決点となる労働法制改 悪に反対する取り組みや、従来から連合が取 り組んできた格差拡大に反対するキャンペー ン、また中央労福協が提起する「奨学金問 題」に関する取り組みなど、国会内外におい て、連携した取り組みを進めていきます。 また、これまで連携してきた各種団体・業 界団体等との協力関係を土台として、経済 界・産業界・宗教界をはじめ、各分野の団 体、NPO・市民団体との積極的な対話を進 め、新たな連携・協力関係を構築するべく取 り組みを強化します。 TPP対策や社会保障政策など、政府与党 が提起する様々な課題に対して、その問題点 や党としての考え方を明確にし、各団体との 双方向の議論を行い、党の政策や活動に反映 し、次期参議院選挙に向けて党の支持基盤の 拡大に取り組みます。これらの取り組みを推 進するために、議員連盟や各種議員懇談会と 企業団体委員会との連携関係を構築していき ます。

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「企業団体委員会レポート」や「NPOレ ポート」(メール版)を引き続き発行し、団 体対応に関する党内の情報交流を促進すると ともに、各団体との連携活動の活発化に取り 組みます。 ■男女共同参画■女性のための政治スクール を全国展開 女性議員の数を増やす「クオータ制」導入 に向けた議論を積極的にリードします。次期 統一地方自治体選挙の女性候補者倍増を明確 な目標とし、全国のブロックを中心に、地域 ごとに女性候補者発掘・養成のための政治ス クールを展開します。女性新人候補支援「W S基金」活用等により女性候補支援を積極的 に行います。都道府県連・ブロック、「女性 議員ネットワーク会議」への活動支援、連合 や関係団体等と交流・協力し、女性の政治参 画促進、男女共同参画社会実現の機運を一層 盛り上げていきます。 ■国民運動■国民の怒りの声を受け全国的に 運動を展開 臨時国会開会要求に応えず憲法をないがし ろにする安倍内閣の政治姿勢、アベノミクス の失敗、TPPの国会決議及び自民党の選挙 公約違反など、国民の怒りの声を満身に受止 める運動を展開します。「安倍政権の暴走を ただす全国キャンペーン」をさらに強化し て、参議院選挙本番に向けた態勢作りを意識 し、全党をあげて党外団体と連携した国民運 動を展開します。 ■青年活動■政治スクール、SNSで若者の 政治参画の促進へ 「選挙に強く・互いに助け合う青年委員 会」を合言葉に選挙研修や各種選挙の青年候 補支援を充実させます。また、18歳選挙権 実現を受けて若者の政治参画を促進するた め、政治スクール「民主党大学」を本年も開 催します。ゆるキャラ「民主くん」も引き続 き活用します。 若者層にアプローチするため、ツイッター やLINEなどのSNSを戦略的に駆使する ためのコンテンツを収集していきます。 これまで連携を深めてきた青年・学生団体 や海外政党の学生団体・青年組織等との交流 を積極的に推し進め、とくに奨学金制度改革 や成人年齢の見直し等をテーマに、政策づく りの共同作業を進めます。また引続き学校で の討論会開催等の取り組みを進めます。 ■広報活動■参院選に向けたメッセージの強 化と積極的な発信 民主党の理念や政策の一層の浸透を図るた め、民主党ブランドの再構築、核となるメッ セージの精査・確立により発信力強化に取り 組みます。 確立した民主党のメッセージの積極的な発 信のために、与党等の政策や報道に対する調 査・分析を行うとともに、戦略的な報道対応 の強化に取り組みます。18歳選挙権実現に 合わせ、若者向け情報発信を強化します。各 地域でのインターネット対策の取り組みへの 支援、経験・ノウハウの共有を進め、地方議 員や候補者が共有しやすいシステムの充実・ 普及に取り組むとともに、インターネット上 での風評被害・誹謗中傷対策にも取り組みま

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す。参議院選挙に向け広報物を可能な限り前 倒しで提供します。 ■財務■参議院選挙と地方組織強化に重点 政治資金規正法遵守はもとより、監査法人 による本部・県連収支の点検等の自主的措置 を継続するなど、引き続き透明性のある財政 運営に努めます。 参議院選挙に向けた選挙対策予算を最優先 に確保するとともに、地方組織の強化を図る ため、引き続き都道府県連等への財政支援を 行います。そのため、経常経費の見直し、削 減を図り堅実な財政運営を目指します。 また、個人献金の促進に取り組みつつ、国 民の理解を得られる政治資金の在り方を検討 します。 ■国際交流■信頼関係を深化させる政党外交 を展開 政権復帰に向けて、諸外国との相互理解と 信頼関係の着実な深化を図るため、戦略的か つ組織的に政党外交を展開します。駐日外交 使節、メディア、NGO等との連携・交流を 一層深め、国際広報を充実し、民主党の理念 に基づく発信を強め、国際的な信頼と連帯の 強化を図ります。アジア諸国及び欧州とはこ れまでの政党間・議員間交流を更に進めると ともに、特に本年は米国について継続的・組 織的な関係構築に取り組みます。

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■総論■ 安保法制廃案で国会内外の行動  維新の党と統一会派 労働法制改悪阻止と安全保障関連法制の廃 案に向けて、国会論戦はもちろん、国会外に おいても、都道府県連など党の地方組織を中 心に、連合をはじめとした各種団体や、一人 ひとりの幅広い国民の皆さんと連携し、街頭 宣伝行動など、様々な取り組みを展開しまし た。採決強行後も、参議院選挙を視野に、と もに戦った政党や市民団体との意見交換会を 継続しています。 維新の党とは、協議を重ねて、理念・政策 の大きな方向性を共有できることを確認した うえで統一会派を結成し、安倍政権と戦う体 制を強化しました。 参議院役員人事、そして、来年の参院選を 戦う議員の党務負担軽減も考慮して、党役員 の一部変更を10月13日の両院議員総会で行 いました。 ■各種の対策本部■ 共生社会や政治改革の 実現への取り組み 民主党が目指す社会像を明確に示すことを 目的として、共生社会創造本部(本部長:岡 田代表)では、現場視察、有識者ヒアリン グ・意見交換を踏まえた議論を重ね「中間と りまとめ」を行いました。 野党として取りまとめた定数削減と一票の 格差是正のための提案の実現に向けてあらた めて各党に働きかけるとともに、補助金等を 受けた企業の献金規制強化のための政治資金 規正法改正案、投票場所・時間の弾力化・拡大 や地方議員選挙運動用ビラの頒布解禁等を柱 とした公職選挙法改正案を提出しました。 来年の参議院選挙から18歳選挙権が実施 される見通しであることを踏まえ、党本部に 18歳選挙権PTを設置し、議員の出身校や 地域の大学・高校に「議員の出前」、討論会 の開催などを呼び掛ける手紙行動に着手しま した。 その他、非正規雇用・ワーキングプア対 策、漏れた年金情報調査対策、東京オリンピ ック・パラリンピックに係わる公共事業再検 討、TPP、災害対策などには各々対策本部 や会議体を設置し取り組みを進めました。 ■政策■ 暴走する安倍内閣に政策面でも対 『次の内閣』を構成する部門会議、総合調 査会等で議論を重ねて政策活動を展開する一 方、国会内では野党間の政策協議を進め、連 携を強化しました。 民主党としての安全保障法制に関する考え 方を取りまとめた上で、集団的自衛権の行使 を容認する安倍政権の安全保障関連法案につ いて、立憲主義などの観点から厳しく対峙し ました。“生涯派遣”を推し進める政府の労 働者派遣改悪法案に対しても対決姿勢で臨み ました。 生活者・働く者の暮らしを圧迫する「アベ ノミクス」の問題点を追及し、補正予算、当 初予算審議を通じてその問題点を徹底的に洗

付属資料:2015年度 活動報告

2016年1月5日 第660回常任幹事会決定

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い出すとともに、民主党の考え方を示しまし た。また、財政再建への道筋を明らかにし、 税制改正への対案を提出しました。 政府提出の女性活躍法案、マイナンバー関 連法案について大きな修正を勝ち取ったほ か、行財政改革、通商、中小企業、企業統 治、エネルギー、農業、教育、人権、民法、 選挙制度など多くの分野に係る議員立法を 43本提出しました。民主党が従来から主張 してきた18歳選挙権が実現し、琵琶湖保全 法などが成立しました。 全国政策担当者ウェブ会議の積極的活用、 全国政策責任者会議の開催などを通じて地方 組織との意見交換に努め、地方議会意見書の ひな型、ローカル・マニフェスト素材集など を作成しました。関連部局と協力して政策広 報物の作成にも努めました。2009年以来と なる国会レポートを作成しました。 ■国会活動■ 野党共闘の中心として安倍政 権と対決 1月に召集された通常国会では、数の力を 背景に強硬な姿勢で臨む政府与党に対し、野 党連携を最大限に追求しながら論戦に臨みま した。補正予算、新年度予算審議では、格差 社会を生み出したアベノミクスの問題点をは じめ社会保障、労働法制、農政等の諸課題に ついて議論するとともに、集団的自衛権に係 る諸課題について政府の姿勢を徹底的に追及 しました。また、閣僚の資質を追及し、西川 農水大臣を辞任に追い込むとともに、任命権 者である安倍総理の責任も厳しく問い質しま した。政府提出の重要法案では、労働者派遣 法改悪法案の審議において野党各党や連合を はじめとする諸団体と院内外で共闘を推し進 め、政府を追い詰めました。農協法改正案や 刑訴法改正案等の重要法案についても審議を 通じて数々の問題点を明らかにし、対案や修 正案を提出しました。国民の政治不信を増幅 してきた「政治とカネ」の問題については、 政治資金規正法改正案を党単独で提出し、委 員会審議の場で民主党の考えを明らかにして いきました。 安全保障関連法案の審議は今国会最大の闘 いの場となりました。民主党は法案に反対す る広範な国民各界各層の声に呼応しながら、 野党共闘の中心として論戦を展開し、法案の 違憲性を次々に明らかにしていきました。ま た、領域警備法案を共同提出するなど、審議 の場で民主党の考えを示していきました。政 府与党は戦後最長の95日間の国会延長を強 行しましたが、政府答弁は最後まで二転三転 した挙句、衆参両院で採決を強行し国民の強 い反発を招きました。民主党は内閣不信任決 議案等を共同提出するなど最後まで野党共闘 を主導し、暴走する安倍政権との対決姿勢を 貫きました。 通常国会閉会後、TPP大筋合意や内閣改 造など大きな動きがあるなか、民主党は野党 各党と共同で内閣に対し憲法に基づく臨時国 会召集を要求しました。 ■選挙対策■ 首長選挙の勝利をステップに 態勢固め 2015年4月の統一地方自治体選挙に向け 「地方選挙対策本部」を設置し、2014年の 中間選挙から継続した取り組みを進めまし た。選挙戦では「生活起点」・「地域起点」 を掲げ、道府県議選では公認・推薦339名、 政令市議選では公認・推薦139名の当選を果

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たしましたが、『現有+α』の議席数には届 きませんでした。 首長選挙においては、与野党対決を制した 札幌市長選挙を筆頭に、他4つの知事選と2 つの政令市長選挙で当選を果たしました。ま た、夏以降の実施となった東北3県では、岩 手県知事選は不戦勝、仙台市議・岩手県議・ 宮城県議・福島県議の4つの選挙においては 『現有+α』の結果を得て、次のステップへ の足場を固めました。 2016年の参議院通常選挙に向けて、「勝 てる候補者」の擁立作業を鋭意進めるととも に、衆参ダブル選挙も想定し、次期衆議院選 挙の小選挙区公認内定作業を前倒して進めま した。 また、2015年を通年公募と位置付け、第 一弾の「女性公募」を3月から、第二弾の 「大補強2015」を7月から実施し、候補者 発掘にとどまらぬ党PR企画として、公募特 設サイトなどの新たな取り組みと戦略的な宣 伝を行いました。 ■組織活動■ 党改革創生の柱として地方組 織を強化 党改革創生本部300日プランにおける地方 組織強化の取り組みは、都道府県連に地域事 情に応じた積極的な提案を求める「手上げ方 式」を基本として、①都道府県連組織強化計 画の策定・実行、②議員候補発掘・育成のた め政治スクール等の積極活用、③国会議員不 在県連に対する組織強化委員(チューター) による支援、④都道府県連事務局への実務研 修など、本部と地方組織が連携して行いまし た。また、都道府県連に対し暫定総支部の運 営支援を行いました。 2015年度党員・サポーター定時登録は6 月末締切で実施され、一般党員28,156人、サ ポーター203,262人、国会議員・地方議員あ わせ総数233,100人となりました。登録目標 達成県連に対する報奨など党勢拡大への取り 組みを行いました。 11月に「地方自治体議員フォーラム総 会・全国研修会」が都内で開催され、統一自 治体選挙後の議員交流や次期参議院選挙勝利 に向けた意思統一の場となりました。自治体 議員局会議では、本部と地方議員との一層の 連携強化を図るため意見交換を行いました。 ■各界交流■ 連合をはじめ様々な団体と連 最大の支援団体である「連合」を中心に、 友好団体・各種団体と協力し、支持拡大に努 めました。特に労働者保護ルール改悪や安保 法制反対する取り組みにおいては、政府与党 に対抗する形で連合との連続した共同行動 や、様々な団体と連携・協力した取り組みを 進めました。 労働組合との連携関係の強化については、 連合執行部との定期的な協議等を開催すると ともに、連合構成組織(産別)との連携を強 化するために、産別政治担当者を対象とした 「政策説明会」を開催して、民主党の政策や 取り組み課題について理解を広げ、また、次 期参議院選挙比例区候補者の擁立産別の要請 に応えて、党役員を派遣して様々な勉強会や 講演会等に参加してきました。 各種団体・業界団体との連携も、各団体の 要望等に関する党役員との懇談会の開催や、 地方県連と連携して、業界団体の個別の課題 に特化した、意見交換会の地方開催に取り組

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んできました。 加えて、「企業団体委員会レポート」や e-mailによる「NPOレポート」を発行し、 民主党への要請対応や各団体との連携の状況 等を、都道府県連など党内に発信し、団体対 応に関する情報交流に取り組みました。 ■男女共同参画■ 女性政治家増に取り組む ハラスメント防止規範を策定 統一地方選では「WS基金」の活用、女性 議員による女性候補応援等、女性議員ネット ワーク会議とも連携して積極的な支援を行い ました。また、女性議員の増大、候補者人材 の発掘・養成、名簿化に向けた、女性のため の政治スクールの全国での開校作業に着手 し、外部有識者の協力も得て9月に本部主催 の「キックオフセミナー」を開催しました。 超党派議連がまとめた衆議院の比例部分にク オータ制を導入することを可能とする法案を 軸に、政治改革・国会改革推進本部と男女共 同参画推進本部が共催で、全国会議員を対象 とした意見交換をスタートしました。ハラス メント対策委員会は、党議員・候補者が認識 すべき事項と望まれる対応等についての「行 動規範」、対応原則をとりまとめ、都道府県 連でも対策に取り組むよう要請しました。 ■国民運動■ 「安倍政権の暴走をただす全 国キャンペーン」を展開 5月から会期末の9月まで、「労働法制の 改悪」「安保法制強行」阻止を目指し、同時 に党の方針を示すため、党本部、都道府県 連、各総支部、地方議員と緊密に連携し、ま た関係団体とも結束して、街頭活動や地方議 会での意見書提出などを中心とした「安倍政 権の暴走をただす全国キャンペーン」を展開 しました。ネパール大地震救援募金も全国的 に行いました。拉致問題対策本部は膠着状況 を打開するために、政府に対し6月「拉致問 題の早期解決に向けての申し入れ」を行いま した。 ■青年活動■ 民主党大学・ハイスクールを 開催 地方選挙では青年議員不在地域や被災3県 の青年候補の支援体制を整え、積極的な支援 活動を行いました。また、8月には広島で青 年委員会の全国大会・研修会を開催し、選挙 および政策の見識を高めました。民主党大学 の地方開催(長崎・奈良)を行い、地方に住む 学生・若者との交流を展開しました。加え て、18歳選挙権をみすえて高校生対象イベ ント「民主党ハイスクール」開催や公認キャ ラ「民主くん」の「ゆるキャラグランプリ」 出場など、高校生の政治参画のきっかけ作り に努めました。 ■広報活動■ ウェブサイトをリニューアル 機関紙・プレス民主発行(月2回)や日々 のウェブサイト・SNS・記者会見ライブ配 信などに加え、動画ニュース「5min.民主」 を週2回配信、統一自治体選や安保・労働法 制等の重要課題に関連してプレス民主号外や 政策リーフレット、文字ポスターなどの制 作・配布を行いました。プレス民主について は、読まれる紙面づくりの一環として、岡田 代表対談シリーズや政策解説記事に力を入れ ました。ウェブサイトはデザイン・リニュー アルを実施し、スマートフォンでも見やすく したほか、動画付き記事を大幅に増やしまし

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た。全国広報担当者会議を開催し、都道府県 連広報担当者との交流などを行いました。 ■財務■ 地方組織強化、統一地方選挙に重 厳しい財政状況のもと、経常経費を中心に 経費節減に取り組みました。 一方で、地方組織を強化するために、都道 府県連への「基盤強化臨時交付金」の交付、 今まで以上の統一地方自治体選挙対策資金を 交付しました。党本部のパーティー開催およ び企業・団体献金受領は引き続き自粛しまし た。 ■国際交流■ 政党外交、議員交流を推進 代表訪韓、代表代行訪独、アジア政党会 議、TPP、拉致対策など、国際会議の場を 通じて、政党間・議員間での政治交流を促進 しました。中国とは留学生受入れ、若手政治 家交流を実施しました。ベトナムとは党間交 流の覚書を締結しました。カフェ・デモクラ ッツ、インターナショナル・レセプションな ど駐日外交使節等との交流、外国要人との会 談等を積極的に推進し関係を強化しました。 海外メディアとの懇談、広報資料の充実など 国際的な発信力の強化を図りました。

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参照

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