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非適応型グループテスト : 解析とアルゴリズム (ウェーブレット解析とサンプリング理論)

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Academic year: 2021

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非適応型グループテスト

:

解析とアルゴリズム

三村和史 $*$ $*$

広島市立大学大学院情報科学研究科

概要.グループテストは,複数の血液を混ぜて検査を行う血液検査の手法である.検査 回数の削滅を主な目的とする.ランダム射影を用いた血液混合を行った場合などの手法の 性能や,推定アルゴリズムについて紹介する.グループテストに関連する問題である最小 頂点被覆問題なども交えて,非適応型グループテストについて議論する.

Non-Adaptive Group Testing

:

Analyses and

Algorithms

Kazushi

Mimura*

$*$

Hiroshima City University

Abstract. Group testing has been introduced into blood testing. In group testing,

test subjects are devided into several disjoint groups and test the blended blood of test

subjectsineachgroup. Wehereintroduceperformance ofgrouptestingbased on arandom

projection andsomebasic estimate algorithms. We discuss non-adaptivegrouptesting and

the minimum vertexcover problem as a topis that corresponds to grouptesting.

グループテストは,Dorfman によって提案された複数の血液を混ぜて検査を行う血液検 査の手法であり,検査回数を削減することを主な目的とする [1]. 遺伝子解析のスクリー ニング実験 (多くの塩基列の中に特定の塩基列が含まれるかどうかを調べる実験) など,

検査コストの大きい問題に対して有効であると期待されており,これまでにいろいろな検

査方法とそれらの性能の評価について議論されている [2-5].

グループテストでは,血液を個別に検査して陽性かどうかを判断するのではなく,複数

の血液をいくつかにグループ分けしておいて,グループの血液を全て混ぜておいてグルー プ毎に検査を行う.あるグループが陰性なら,そのグループ内の検査対象が陰性とわか る.また,あるグループが陽性なら,そのグループに含まれる検査対象のうち少なくとも ひとつが陽性であるとわかる.これら結果を組み合わせることによって,個々の検査対象 の検査結果を推定する.図

1

にグループテストの簡単な例を示す.上段は検査対象を,下

段はプールと呼ばれる混合した血液をそれぞれ表す.また,実線はどの検査対象の血液が

どのプールに入っているかを示している.陽性のプールに血液を混ぜた検査対象が陽性の

可能性があるが,そのうち陰性のプールに血液を混ぜた検査対称は陰性であることから推

数理解析研究所講究録 第 1928 巻 2014 年 92-94

92

(2)

Fig. 1 グループテスト.黒は陽性を,白は陰性を表す.実線は検査対象の血液がどの プールに入っているかを表す.下段のプールの検査結果から,上段が検査対象の個別の 検査結果を推定できる. 定ができる. グループテストは,大きく適応型と非適応型に分類される.適応型は,それまでのグ ループテストの結果を得てから,改めてグループ分けを行って検査を繰り返すものであ る.非適応型は,全てのプールを予め全て決めておくものである.適応型は,グループ分 けに使うことのできる情報が多いため一般に検査回数を非適応型よりも減らすことができ る.一方,非適応型では,グループ分けを最初に決めて変更しないため,同時に全ての検 査を行うことができる. 本発表では,非適応型グループテストについて,負欲法や線形計画法に基づく推定法や 性能評価を紹介して,非適応型グループテストに関連する最小頂点被覆問題なども交えて 議論する. 謝辞 本研究の一部は,科学研究費基盤研究 (B)No. 25289114および基盤研究(C) No. 25330264の援助による.

参考文献

[1] R. Dorfman, “The DetectionofDefective Members ofLarge Populations The Annals

of

MathematicalStatistics,vol. 14, No. 4,

pp.

436-440,

1943.

[2] D.-Z. Du and F. K. Hwang, “Combinatorial Group Testing and Its Applications 2nd ed.World Scientific Publishing Company,

2000.

[3] H.-B. Chen and F. K. Hwang, “A

survey on

nonadaptive

group

testing algorithms through the angle of decoding Journal

of

Combinatorial 0ptimization, vol. 15,

no.

1,

pp.

49-59,

2008.

[4] C. L. Chan, S. Jaggi, V. Saligrama, and S. Agnihotri, “Non-adaptive Group Testing: Explicitbounds and novel algorithms Proc.

of

ISIT2012,

pp.

1837-1841, Boston, US,

(3)

2012.

;

a

longer version is availableat http:$//$arxiv.$org/abs/1202$

.

N206. [5] T. Wadayama, “Non-Adaptive Group Testing based

on

Sparse Pooling Graphs

$arXiv:1301.7519$,http:$//$arxiv.$org/abs/1301.7519$,

2013.

三村和史 (広島市立大学情報科学研究科)

〒731-3194広島県広島市安佐南区大塚東3-4-1

$E$-mail: [email protected]

参照

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