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6歳児の心理学(I)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 6歳児の心理学(I). Author(s). 藤友, 雄暉. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 48(1): 153-166. Issue Date. 1997-08. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2216. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第4 8巻 第1号. 平成9年8月. i I lo fHokka i do Un i i i Se fEduca t t t journa )VO on1C Ver s on( c yo .48 .I ,No. Au t l鶏s ,1997. 6歳児の心理学 (工). 藤. 友. 雄. 嘩. YuukiFUJ ITOMO. The Psycho logy of6‐Year ld( 工) ‐0ld Chi. )は 両親による行動観察記録を資料として 一人の女児のo歳児期の心身の発達について 1 藤友 ( 1980 )( , , 2 ) 藤友 ( 3 ) 藤友 ( 研 究 した。 ま た, 藤 友 ( )( 1982 )( 1983 ) ④ は, 同 様 の 方 法 に よ り, 同 じ女 児 の ・ 1983 , , 5 ) 藤友 ( 6 ) 藤友 ( ) 藤友 ( 7 )は 同様 の 方 8 歳 児期 につ い て, さ ら に, 藤 友 ( )( 1985 )( 1985 1986 )( 1987 )( , , , , ( ) ( 1 0 ) 9 法 によ り, 同 じ女児 の 2 歳 児期 につ い て, 藤 友 ( は, 同様 の 方 法 によ り, 同 じ女 1992 ) ) , 藤友 ( 1993 ( ) ( 1 1 1 2 ) 児 の 3 歳 児 期 につ い て, 藤 友 ( 1994 ) , 藤友 ( は, 同 様 の 方 法 によ・ ) 1994 り, 同 じ女 児 の 4 歳 児期 に 1 3 ) 藤友 ( )は 同様 の 方 法 によ り 同 じ女 児 の 歳 児 期 の 心 身の 発 達 1 4 つ い て, 藤 友 ( 1995 )( ・996 )( 5 につ , , ,. いて研究した。 本研究は, 前記( 1 ) ( 2 ) ( 3 ) ( 4 ) ( 5 ) 6 ( ) ( 7 ) ( 8 ) ( 9 )⑩ 回 回 回 回の研究の続編として, 6歳0か月~6 歳6か月の心身の発達について, 考察を加えることを目的とする。 の. 6歳0か月. 1983年 9月29日 (6 ・0 ・0) 16:00過 ぎ, 親 子 三 人で 食事 に出 か けた。 M の6 歳 の 誕生祝。 レス トラ ン内 で写真 を撮 っ て い たら いや ,. がる。 恥しいと言う。 そう した所にも, 生長にともなう自意識の表れがみられる。 10月 5 日 (6 ・0 - 6) 夜, ふ と ん を 敷い てく れる。 親 の 手 を借 り ず, 一 人 で 考えな がら き ち んと 敷い て い た 。 , 10月 7 日 (6 ・ 0 ‐ 8). 大沼遠足から帰っ て来た。どんぐり拾いと,鹿に,どん ぐりを掌に乗せて上げられたことが とても嬉しかっ , たよう だ。 持ち 帰 っ た どん ぐり に つ ま楊 枝 を さ して こま に して遊 ぶ ま た 蛙 の ベー ブサー トを作 り , 。 , , ,. どんぐりをリボンにしたり, 目にしたり, 裏側に円筒をつけ その中にどんぐりを入れて 音が出るよう に , , したり して 遊 ぶ。 と にかく, 工 作 に熱 中 している。 10月 8 日 (6 ‐ 0 ・9). 朝食そっちのけで, 昨日の続きをする。 割り箸を利用して, 腕にしたりする。 10月 9 日 (6‐ 0 ・10 ). 蛙の卵が, おたまじゃくしになっ て行く過程を観察したせいか 卵を食べたらかわいそうという気持ちが , ある よう で, イ ク ラ を 食べる 時 に「こ れ, な~ に, な んの たま ご」「たま ご たべ た らかわ い そう で しょ う」「(黒 , い点 を 指さ して) こ れ, な~ に, こ んな に たべ て あ か ち ゃ んみ んな な らない の」 と言う , 。 ,. 10月10日 (6 . 0 .11 ) 1~100ま での, 数字 表 を見 な がら 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 153.

(3) . 藤 友. 雄. 瞳. 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100. . . 22は, 22と 書 き202と は書 かな い こ と な どを, 母 親 に話 してい た。 自 分 な り に, 10進 法 の 構 造 性 に気 がつ い ている。. 母親とクレープ作りをした。 こ げめ が, ま ばら に でき た の を見 て, 「こ れちく わ みた い」 全体 が茶色 く 焼 けたの を見 て, 「こ れ, パ ウ ン ドケ ー キ み たい」 薄く, 白 っ ぽく, き れい に焼 けた の を見 て, 「こ れは, ク レー プだ」 と 言う。 テ レ ビ の 「ひら け! ボンキ ッ キ」 の 中 で, しゃ ぼん玉作 り があ っ た。 す ぐに, 針 金 で輪を 作 り, 真 似 してや っ て い た が, 思う よう にでき な か っ た。 する と, 今度 は, ス トロ ー に切 り 換え て, う まく や っ てい た。 ラ ッ プ の筒 を利 用 しても や っ て い た。 ) 10月12日 (6 ‐ 0 ‐13 絵 本 で字 の ひろ い読 み を している が, ひろ い 読 み を して いる 時 は, 文 の 内容の 理解 は で きない よう だ。 ひ ろ い読 み を した 後, もう 一度 す っ と読 んで みて 分 かる よう だ。 つま り, ひろ い 読 みの 時 は, 一 字一 字 を読 む. ことに集中して, 文全体の理解にまでは至らない。 ) 10月13日 (6 .○ ・14 な 「さ」 と 「ち」 が 絵 本を 読 んで いる が, 字 の 形 が似 てい る 「あ」 と 「お」 , 左 右 対 称 の 関係 にある よう. 混同されやすい。 近 頃, 遊 び友達 を 選ぶ傾 向 がみ ら れる。 公 園に行 っ て も 「~ ち ゃ んは いた け ど, す き じゃ な い か ら, かえ っ て きた」 「~ ち ゃ んは, あそ んでく れな いか ら, ~ち ゃ んのう ち に, い っ てくる」 な どと言 っ ている。. 男の子とは, 遊ばなくなっているし, 多人数で遊ぶよりも少人数で遊ぶ方を好んでいる。 強い子, 怒る子, 命 令す る 子, 遊 んでく れな い子 を, 回避 して, や さ しい子, お も しろ い子, いろ んな遊 びを知 っ ている 子,. おとなしい子を選んでいる。 対人関係の発達変化 が観察できる。 ) 10月14日 (6 .○ ・15 「~ は を 「ワ と は読ま ず に そ のま ま 「ハ」 と読 む。 ち ょっ とお か しい な と は感 じて いる よう だが, 」 J ,. 特殊な読みは, まだできない。 ) 10月15日 (6 ‐ 0 .16 母 親の買 物 につ い て行 き, 「ここ で, ほ んみてる から」 と言 い, 「よい こ のお り がみ シリ ー ズ ⑤ とり のく に」. (高木智, 以下不詳) を買う。 家に帰ってから, カラス, インコ, ガンなどを見ながら折る。 ) 10月17日 (6 ・ 0・18 両親 と, オセ ロ と, はさみ 将 棋 を して遊 ぶ。 ゲーム を 好 む年 齢 にな っ て いる。 154.

(4) . 6歳児の心理学 (工). ) 10月19日 (6 . ○ .20 ) 動物 をペ ッ トに した が っ て いる M に と っ て は,「だい ち ゃ んの ち びねこ」(やま も とま っ こ,ポ プラ社 1970 が, と ても 魅力 的 な 本の 一 つ と な っ て いる。 10月20日 (6 ‐ 0 ・21 ) 自 分 で読 む 時は, 「いや だいや だ の 本」 (1. にん じん い こ だ れだ. せ な けい こ. 2‐ も じ ゃ も じ ゃ. 3‐ いや だい や だ. 4‐ ねな. 福 音 館 書店 1969 ) を選 ぶ。 一番 気 に入 っ ている。 片 仮名 と濁 音 な どは読 め ない. の で, 「お しえ て」 と 言う。 10月23日 (6 ‐ 0 ‐24 ) 「う ち にある ほ んで いち ばん す き な の は ち き ゅ う のいき も の (地 球の 生 きも の たち , , ア テ ン ポロー. 日 高 敏 隆他 訳. デー ビイ ッ ド.. 早川 書 房 1982 ), こ れ, い ち ばんす き」 と 言う。 写 真 を見 る の に, 喜 びを. 感 じて いる。 幼 児 に と っ て の 本 は, 絵 本 に 限定さ れる わ けでは な い。 10月24日 (6 ‐0 ‐25 ) オセ ロ は, 父親 が本気 で や っ ても負 けるく らい 強く な っ ている。 ) 10月28日 (6 ‐0 ・29. 幼稚園の担任の先生が, ナイフで手の指を切っ てしまい, 血が流れて, 病院へ行き, 縫って来た話を, 興 奮 しな が ら話 してい た。 赤 い 血 が出る の が, 衝 撃 だ っ たよう だ。 6 歳 0 か月 は, 1 ~100ま で の, 数字 表 を見 な がら, 10進 法 の 構 造 性 に気 づ い たり, 絵 本 を読 むこ と に熱 中 した り, オ セロ な どの ゲーム を 好 むこ と にみ ら れる よう に, 知 的発達 が著 しい。. 回. 6歳1か月. 10月29日 (6 ・1 ・ 0) 「お かあ さ ん わ た しが いち ばんす き なこ と な ん だか し てる っ 」 , , , 「あ の ね か た ず けする こ と と 言う 机 の引 き 出 しの 中を き れい に か たず け た り 物 をき れい に配列 」 、 。 , , , したり する こ と に, 喜 びを感 じる よう だ。 10月30日 (6 ・ 1 ‐ 1) 時計 をよく 見 て いる が, 3 時 が一番, 気 になる。 「あ っ 3 じだ 」 ,. と知らせるが, 12時1 5分を3時と間違えることもある。. 11月 1 日 (6 . 1 ‐3) 自 分よ り, 年 下 の 子 ども と, 遊 びた が らな い。 「ち っ ち ゃ い こ とあ そ ん でも ち っ ともお も しろく な い か ら… … … と 言 ている っ 」 , 。 11月 6 日 (6 ・ 1 ‐8) 父 親 と オセ ロ を や っ て い る が, 2 度 続 け て敗 ける と 「お とう さ ん と る とこ ろ たく さ んあ っ て わ た , , , , しない」 と 言 っ て, 泣 き出す。 悔 しい よう だ。 勝つ と にこ にこ して いる。 , 11月11日 (6 ‐1 ・13 ) 幼 稚 園 か ら 持 ち 帰 っ た 「ワ ン ダー ブ ッ ク (世 界 文 化 社)」 の11月 号 を見 な が ら イ チ ョ ウ の 落 葉 で キ ツ ネ , を作 っ た。 絵画 製作, と く に, 製作 が好 き だ。 11月13日 (6 ・1 ・15 ) 母親 とパ ンを作る。 パ ン種 にも 慣 れ, や ぎを作 っ てい た。 口, 鼻な どの部 分も う まく つ けら れる よう に , なる。 155.

(5) . 藤 友. 雄. 蝉. アイ ロ ンか けを頼 ん だ が, 蒸気 が出 てき たの に驚 き,「ばく はつ する み た い だ か ら, お かあ さ ん に, たの む」. と言う。 ) 11月14日 (6 ‐1 ‐16. )」 「日本のむかし話 (1年生 友達と二人で, 「日本のお ばけ話 (1年生 斎藤晴輝 実業之日本社 1979 )」 「日本の )」 「日本のわらい話 (1年生 今西祐行 実業之日本社 1978 坪田譲治他 実業之日本社 1977 )」 を見る。 「日本のおばけ話」 が一番面白いらしく, 読 とんち話 (1年生 西本鶏介 実業之日本社 1978 むの で はなく 見 て い た。 「日 本の むか し話」 は, 少 しずつ 読 んでい た。 ) 11月15日 (6 ・ 1 ・17 「れ 「ね が書 ける よう にな り 喜 んで い た 今ま で な かな か書 けな か っ た字 だ っ たの で と てもう 」 , 」 。 , , れ しそう だ っ た。 ) 11月17日 (6 .1 .19. 「おんどりと二まいのきんか (安藤美紀夫・文 小野木学・絵. ポプラ社 1 97 )」 を読む。 7. 自分の家を教えるのに, 「4 かい だ て が ある っ しょ そ この 1 かい にす んでる の」 , , 「あ の ね じや り みち の と こくる っ しょ ひだり にま がる の そ い で 1 つ め の とこま たま が っ て ま た, , , , , , ま がる と ある の, そ この 1 っ かい なの」 と 言う。 自 分 の歩行 を, その まま の 形 で表 現 している。 ) 11月18日 (6 ・1 ・20 「バ バー ルの ひっ こ し (ロ ラ ン・ ド・ ブリ ュ ノ フ. や がわ す み こ・ 訳. )」 を読 む。 評 論社 1975. 月 ~ 金, 16:30~17:00に再 放 送さ れて いる テ レ ビア ニメ 「ア タ ッ クNol」 を熱心 に見 て いる。 中学 校女 子 バ レー ボー ル部 を舞 台 に したス ポー ツ 根 性 も の だ が, トム と ジ ェ リ ー のよう な, どた ばた ギ ャ グアニメ よ り も, ス トーリ ー 性の ある も の を 好 むよう にな っ て いる。 そ れと, もう 一 つ, 女 主 人公 と いう こ と に ひか れ. るようだ。 ) 11月19日 (6 ・1 .21. 50音表のひらがなの部分のそれぞれの字の横に,それぞれの字を見ながら書いていた。最近,字を読むこと, 書 く こ と に興 味 を持 っ ている。 ) 11月23日 (6 ・ 1 ・25. 「ちのはなし(堀内誠一 福音館書店 1978 )」の全2 3ページを読み通す。幼稚園の担任の先生が, 指を切っ て血を出した事件が, かなり強い印象として残っているよう だ。 ) 11月26日 (6 ・ 1 ・28. プリントごっこで年賀状作りをした。昨年は,すぐにあきて,母親がほとんどしたが,今年は原稿書きから, 印刷まで手伝ってくれた。100枚ほど印刷してくれた。 ) 11月27日 (6 ‐1 ‐29 「お かあ さ ん Y ち ゃ ん と お ばさ んたち き ち ょ う なも のき て た か ら き っ と お かい もの の とち ゆう に, , , , , , どこ か に よる ん だね」 と 言う。 お しゃ れを して い た人 に対 して, きち ょ う なも の をき て た, と 表 現 している。 ) 11月28日 (6 .1 .30 「お かあ さ ん よう ち え んの ち の はな し のむまんは み んな がよ むから こ んな き れい じゃ なく て, ぼ , , , , , ろ ぼろ だ よ」 と言う。 6 歳1 か月 児 は, 字 を読 むこ と, 書く こと に興 味を持 っ て いる。 ま た, テ レ ビ アニメ も, どた ばた ギ ャ グ ア ニメ より も, ス トーリ ー 性 のあ る も の を 好 むよう にな っ て いる。 156.

(6) . 6歳児の心理学 (1). 回 6歳2か月 11月29日 (6 . 2 . の 電 車 バス で, 席 があ い て い ても, 「ヘ いき, た っ て いる」 と 言い, 立 っ てい た。 ・1) 11月30日 (6 - 2・ 友 達 の 家 に行く。 「な ぞな ぞあ そ び 1 (こ の み ひかる か んベノ ンタ ン (おお とも や すお み ・さ ち こ. あ か ね書 房 1977 )」 を読 み た が っ て い た が, 「あ. )」 を読 ん でい た。 借成 社 1976. 幼 稚 園よ り, ラ ン ドセ ル の パ ン フ レッ トと 申込書 を持 ち 帰る。「お とう さ ん, どれにする の」「お かあ さ ん,. どれにするの」 と熱心に聞く。 やはり, 小学校に行くということが, 心の大きな部分をしめているよう だ。 12月 1 日 (6‐ 2 .2) 「ひと の か ら だ (毛利 子 来・ 文. 帆 足 次郎 ・ 絵. 岩 崎書 店 1977 )」 の 中 で,、胎 児 がへ そ の お をつ け てい. る の を見 て, 「どう して, こ れ, こ んなふう にく っ つ い て いる の」 と 問う。 12月 2 日 (6 ‐2 ‐3). 朝, 積雪で自転車が使えないため, Mは父親と一緒に徒歩で出かける。 約2k mを20分で歩く。 小走りのよ うな感じで, 大人と同じくらいの速さで歩く。 幼稚園バスの停留所まで来ると,「バスいっ てしまったんじゃ ない」 と言って気にする。 速く歩かねば行っ てしまっ て, 乗れなくなる。 幼稚園に行けなくなるという気持 もあるようだ。 父 親 の勤 務 す る 大 学 の モ ダン ダンス ク ラ ブの 発 表 会 に出 か けた。 ビー トの 音 楽 に対 して, 「こ れ, バ レー のお と じゃ ない ね」 と言う。 「影」 と いう 作 品 に対 して, 「こ れ, お は な しみ た い, あ たま い たい っ て, あ の ひとい っ てて, さ い ご に しん だみた い」 と言う。 作 品鑑賞 がで き て いる。 12月 5 日 (6 ‐2 ‐ 6). 朝,父親と出かけた。膝近くまでの雪をけりながら,誰も歩かない雪の中を駆ける。雪の中に大の字になり, 空を見る。 雪の中に座り, 両腕に雪をかかえ, 立ち上がり, さも大事そうに, 胸の所で両腕に雪をかかえた まま歩く。 とにかく, 雪が大好きだ。 12月 6 日 (6 - 2 ・ 7) 12月19日 に予 定さ れて いる クリ ス マス の劇 の せり ふ の 練習 を して いる。 6 歳児を こと っ て は かなり 長 いせ り ふ だ。 そ の ころ, お お きま の め い れい で, ユ ダヤ の ひと たち は み な じんこう ち ょ う き の ため じぶ んのま ち へ , ,. かえらなければなりませんでした。 ヨ セ フさ んも, マリ ア き んも, ダ ビ デのま ち, ベ ツ レ ヘム ヘ か え っ てい きま した。 マリ アさ ん は, もう す ぐあ かち ゃ ん がう ま れそう で した。 ヨ セ フさ んは, マリ ア さ ん をつ れて や どをさ ,. がしてあるきました。 12月 7 日 (6 ・ 2 ‐ 8) せ りふ は, ほと ん どお ぼえ たよう だ。 12月10日 (6 . 2 ‐11 ) 何 で も, 納 得 の いく 返 事 が得 ら れる ま で 聞き 返す。 テ レ ビの ニ ュ ー ス を見 てい ても 「あ れ は ど~ したの」 , , 「あ の ひと は な にを した の 「どう して あ の ひと は な い てる の な ど 」 」 , , 12月13日 (6 ・2 ・14 ). 朝, 父親が, 「ま ほ 雪 だよ と言う と 起 き て 来 たM は カ ー テ ンを開 け 外 を見 る 」 , 。 , , , 「ふ っ て な い じゃ な い つ も っ てる だ け じゃ な い と 言う 静態 と して の 雪よ り も 動 態 と しての 雪の 方 」 。 。 , 157.

(7) . 藤. 友 雄. 陣. に興味があるのだろう。 幼稚園バスを待つ間, 樹木の下の雪であそんでいるうちに, 土を頭にした霜柱を見つけ, 大喜びで次々 と 見つける。 氷の柱の美しさに魅せられたようだ。 自然との出会いがある。 箸や鉛筆などは左手に持つが, 雪玉を投げたり, はさみを持つ時は, 右手を使用している。 クリ ス マス の劇 は, 人 の分 のせ り ふま で, しゃ べ っ て いる。 ) 12月14日 (6 ‐2 .15 「 ー 火 曜日19:30~20:00 , NHK テ レ ビ アニメ 子 じか物 語」を好 んで見 ている。夜,父 親 が原 作 の翻 訳 本(マ ジ ヨ リ ー ・ キ ン ナ ン・ローリ ン グス 作, 阿部 知 二 訳, 講 談社. 青 い鳥 文庫) の 冒頭部 分の 「森の 水車」 を読. んであ げた が, 「むつ か しい」 と言う。 ) 12月15日 (6 ・2 ‐16 朝, 幼 稚 園 バス を待 つ 間, 例 によ っ て, 雪の 下の 霜柱 捜 しを して い た。 霜柱 の かたま り に, 草 が生 え てい る の を見 て, 「ゆ き にく さ は えてる ゆきく さ み たい 」 と言う 。 。 。 「ゆ きく さ という 単 語 を造 語 して いる 」 。. 幼稚園に注文していた赤いランドセルを持ち帰る。 家に帰っ てからも, 背負ったままでテレビを見たりし て い る。. 「や お や 「トマ ト ず しんぶ ん し な どと 回文 を 口 に して いる 手の 指 と 対応 させ て 「み か ん」 「ん かみ」 」 」 一 。 , な どと逆 に言 っ て 試 している。 ) 12月16日 (6 ・2 ・17. 野球部の学生19名 (うち2名は女性マネージャー) が来訪しての忘年会。 昨年までは, 調子に乗ってはしゃ い でい た が, 今日 はお とな しく, 近く の女 子学 生や男 子学 生 と話 を して いた。 ラ ン ドセル は見 せ たい ら しく, や はり す ぐに持 っ て 来て い た。 ) 12月18日 (6 ‐ 2 ‐19. 「ほしになっ たりゅうの 綿雲 (君島久子・再話 赤羽末吉・絵 福音館書店 1976 )」 を読んだ後, 「おか あ さ ん, ほ んとう に, そ ら の ほ しは, り ゅ う の き ばな の」 と聞く。 ) 12月19日 (6 ・ 2・20 父 親 が, 「おう ち」 と言うと, 「い え で し ょ う」 と 言う。 父親 が 「く る ま」 と言う と, 「じ どう し ゃ で しょ う」 と 言う。 そ して, 「あ かち ゃ ん ぽい んだか ら一 と評 す。 こ と ばの 世界 で も, 成 人語 を使う よう にな っ て いる。. 夜, 家族で幼稚園のクリスマス会に出かけた。 Mは劇のせりふも言えたし, 歌も元気よく歌えた。 ) 12月24日 (6 ・ 2 ・25 ま だ, サ ンタク ロース を信 じて いる。 「いま ごろ どこ にいる の か な」 「どこ か の デパ ー トで か っ てくる の かな」 , 「サ ンタ さ んのく に に お んな じぶ ん ぼう ぐセ ッ トある の か な だい じょ う ぶ かな」 , , いつ も は, な かな か床 に入 らな い が, き ょ う は, す ぐに自 分か ら寝 た。 ) 12月25日 (6 ・ 2‐26 クリ ス マス プレゼ ン ト, 希 望 して い たキ キ と ララ の 文 房 具セ ッ トを手 に して 大喜 び, こま ごま と 数多く あ る の がい い よう だ。 ) 12月26日 (6 ・2 ‐27. Mは, 玄関からは一番遠い奥の部屋で,友達二人と一緒 に絵を描いて遊んでいたが,玄関のチャイムが鳴っ 158.

(8) . 6歳児の心理学 (工). たと言う。 両親には聞こえなかっ たのだが, 間もなく, チャイムが鳴り, 上の階の人が共益費を集めに来た。 よ その 家 のチ ャ イ ム を 聞 きと っ てい た わ け だ。 大 人の 聞 こえな い音 で も 聞こえ て いる よう だ。 6 歳 2 か月 児 は, 父 親 が使う 育 児 語 を, 成 人 語 に言 い かえて, 父 親 のこ と を, 「あ かち ゃ ん ぽい ん だか ら」 と 評す く らい に生 長 している。 もう 自分 は, あ かち ゃ んで はな い んだ と の 意 識 が強 い の だろう。. 同 6歳3か月 12月30日 (6 ‐3 ‐1) 父 親 が作 っ た 雪 山の ジ ャ ン プ台 で, ミ ニス キー で滑 っ て, 一 日遊 んでいる。 膝 を折 っ てス タ ー ト し, その まま 滑 っ た り, 踏 み切 り の 所 で, 立 ち 上 が っ たり している。 体 重を前 にか ける こ と, バ ラ ンス を とる こと が 上 手 にな っ て いる。 12月31日 (6 ・3 - 2). 4:00頃まで起 昼の雪遊びで疲れたはずなのだが, 両親と一緒に, NHKの紅白歌合戦を最後まで見て, 2 き てい た。 そ れも 限界 で, ふ と ん に入る と, す ぐに 眠 っ た。 1984年 1月 1 日 (6 ・3 ・3) 楽 しみ に してい たお 年 玉 がも ら える 日 だという の で, 朝 か ら は しゃ い でい た。 両 親 か らという こ と で, 千 円をも ら っ て, 満 足 してい た。 1 年 生の 学習 表で, 漢 字 と片 仮名 の, 口 と ロ, 夕 と 夕 が, 同 じな の を発見 して, そ れなの に, 読 み方 が異 なる こ と を不思 議 がる。 大 人 が気 に も か けな い こ と を, 気 にする。. 年賀状の枚数を気にする。 自分宛のものが一番少ないのが面白くないようだ。 双六 で2 回続 けて 母 親 に負 けて泣く。 偶 然 の 支 配する さ い ころ による ゲー ム で も, 負 ける の はいや なよう だ。. 1月 2 日 (6 ‐3 ‐4) 両 親 とカ ルタ遊 びを して いる が, 絵札 を字 で 探 して 取る よう にな っ て いる。 1月 5 日 (6 . 3 . 7) テ レ ビ で, 「こ ん ばん 7 時 半 に, ~ をや りま す」 と 言 っ ている の を 聞い て, M は, 「こ ん ばんっ て, き ょ う の こ と で しょ う」 と 言う。. 1月 6 日 (6 ‐3 ‐8) 「あ さ っ て っ て あ した のつ ぎの こ と で しょ う もう あ た しわ かる よ だ か ら あ した のつ ぎの ひの こ 。 , , , , とよ」 と言う。 時 間 関係 が分 か っ ている。 時 間展望 が持 てる よう にな っ ている の で はな かろう か。. 1月 7 日 (6 ・3 ・9) 絵 を描く こ と に, 興 味 を 持 っ ている せ い か, 新 聞 の 若 者のイ ラス ト欄「ま い ・う え い」の ペー ジを欲 しがる。 人 が描 い た 絵を見 て, アイ ディ ア を得 て いる よう だ。 ) 1月 8 日 (6 ・3 ・10 ミ ニス キ ー を は い て, ス ト ッ ク をつ い て, 雪山 を滑 り遊 んで いる。 ) 1月12日 (6 ・3 ・14 母 親 と将 棋を して いる が, 王 を 取る こ とよ りも, 駒 の 数 を集 める こ と の方 に熱 中 している。. 1月13日 (6 . 3 ・15) 父 親 とオ セロ をする こ と にな っ た。 父 親 が ソ フ ァ ー側 に座る こ と を主 張する と, 「いつ も, お とう さ ん ばっ かり こ っ ち な ん だ か ら」 と言 っ て, 自分 がそ ち ら に座 る こ とを 要 求する。 じゃ んけ んを したの だ が, 父親 が 159.

(9) . 藤. 友 雄. 陣. 勝つと, たまらず泣き出してしまう。 場所にこだわる。 ) 1月16日 (6 .3 ‐18 朝食後, 将棋で母親に負けた。 よほど悔しかったのか, 隣の部屋に行き泣いた。 ) 1月21日 (6 ・3 ・23. 夕食後,父親と将棋を した。あっ という間に負 けてしまっ て,泣かない約束だっ たのだが,泣き出してしまっ た。 父親と母親が, 次にやっ ている と, そ ばから色々と口出しをして, 母親の駒を自分で動かしてしまう。 大人の将棋好きと変わらない。 午後, 母親と買物に行き, 兎の縫いぐるみを買って来る。 夜, 段ボールで兎の家を作っ てやる。 昨年, 春, 幼稚園で生まれた兎を飼いたがっていた。 その代償行為のようでもある。 1月23日 (6 ・ 3 ・25 ) 夕 方, 父 親の 誕生 日 が2月 だと知 っ て, M は, 父親 に, 「プ レゼ ン トな に が ほ しい」 と 聞く。 「夢 が欲 しい 楽 しい 夢 が と 答 える と 」 , , 「そ のゆ め は いつ み た い の と 聞く 」 , , 「誕 生 日 の前 の 日 と 答える と 」 , 「わか っ た と言 っ て 自 分の部 屋 にこも っ て プレゼ ン ト作 り をは じめる 両親 が来る と 体 をお お い 」 。 , , ,. かぶせて隠す。 できあがると, 母親に預けていた。 プレゼントをあげることと, 秘密にすることを楽しんで い る。. 6 歳3 か月 児 は, 「こ ん ばん」 「あさ っ て」 な どの 語の 時 間関係 が 分か っ ている。 時 間展 望 を持ち な がら生 活で きる よう にな っ ている の で はな かろう か。 生ま れた ばか り の 子 犬 を長 年飼 っ て, 観 察 して いる と, 大の. 生活には時間展望はなく, あるのは, 今, この瞬間の時だけのような気がする。 人間と他の動物との違いは, 生活に時間展望が持てるかどうかの違いのような気もする。 回 6歳4か月 2月 1 日 (6 ・ 4 ・3). 幼稚園で節分の豆まきの時使う鬼の面を作るため, 絵本8冊を持っ て行く。 「せんせい, さいごにMちゃ んが, こ んな にも っ てき てく れま したよ っ て, い っ て たよ」 「み んな が, こ れな んて いう ほ んと かきく か ら, こま っ ち ゃっ たよ」 「な ん だ か, も も たろう に, にたのも あ っ た で しょ う」 「あ れ, もも たろう な の っ て, き く ん だも ん」 「や っ ぱり, も も たろう の ほ んがお お か っ たよ」 「キ ン ダー ブ ッ ク, おめ んも 6 こく ら いあ っ た か な一 「ま ほ は, お に の あ か んべ え (寺 村 輝 夫・ 文 ヒサ ク ニ ヒ コ ・ 絵 ポ プ ラ 社 1973 ) を, み て か い た ん だ」 と 話 し, 寝る 前 にも, 鬼 の 面 を描 い て作 っ て い た。. 2月 9 日 (6 .4 ・11) 幼 稚 園 の 帰 り道, 200ま で 数え ら れ た。 199か ら2000 こく り上 がる とこ ろ が難 しい ら しく, 「 199の つ ぎ, な あ に」 と聞 く。 2月19日 (6 ・ 4 ・21 ) 「は じめ ての お こ づ かい (生 源 寺 美 子・ 文. 小 林与 志 ・ 絵. 金 の 星 社 1974 )」 を 黙 読 して いる。 黙読 が. 可 能 にな っ て いる。 「も も ひき の こ と を 「も も しき と 言 っ ている 東 京 生ま れで 東京育 ち の母 親と 同 じに 「ひ を言 」 」 」 。 , , , え ず に, 「し一 と言 っ ている。 2月21日 (6 ・ 4 ・23 ) 160.

(10) . 6歳児の心理学 (1). 夜,寝る時, 父親が, わらしべ長者の話をした。Mは,テ レビの日本昔話で見たのと比べて差異を指摘する。 ) 2月23日 (6 . 4 .25. 近所の年下の男の子と遊ぶ時, 「Aく ん よ み たい ほ んで と れな か っ た ら, お ねえち ゃ ん と っ て あ げる か らね」 , , 「な ん じにか えり なさ い っ て い わ れ たか, お ねえち ゃ ん にお しえて」 な どと言 っ て いる。 小 学 校入 学 が近. づいて来て, おねえちゃ ん意識が出て来ているのかも知れない。 ) 2月25日 (6 ‐ 4 ‐27 「じの な いえ ほ ん」 を 父 親 がM に提 示 して, 「M ち ゃ ん, この 絵 本 を見 てち ょ う だい ね。 この 絵 本を見 て, , お 話 を 作 っ て, お 父さ ん に聞 かせ て ち ょ う だ い ね。 お 父 さ んに何 でも い い か ら, お 話 を してち ょ う だい ね」. と言い反応を求めた。 各ペー ジに対する反応は, 次の通りである。 「じの な いえ ほ ん」. ディ ッ ク ・ ブ ルー ナ. 福 音館 書店 1968. 1‐あ る 所 に,女 の 子 が住 んで いま した。その女 の 子 は,し1つ も いつ も,にわ とり の 声 で目 をさま していま した。 2‐ 今 日 も, に わ とり の声 で 起きま した。 する と, モ モち ゃ んは, 目 を ぱっ ち り とあ げて, ベ ッ ドの上 にあ っ た か わい い目 ざま し時 計 を見 ま した。 する と, もう 8時半になりそうでした。 3‐ そう す る と, 大急 ぎで, パ ジ ャ マ の まま で, お 手ふ き を, ぎゅっ と しぼりま した。 そう する とす ぐに, どう ぶつ たち にえ さ を や り ま した。 4‐ そ して, 服 を 大急 ぎで着 か えま した。 そ して, す ぐに, ごは んを 食べ て, 5‐ お 散歩 に出 か けま した。 モ モち ゃ んは, にこ にこ して 散歩 に行 きま した。 6‐ する と, か わ い い 兎 が, ぴ ょ ん ぴょ ん跳 んで来ま した。 そう して, う さ ぎたち は, モ モち ゃ んのあ と を つ き な が ら, そ のまま, どっ か に行 っ て しま いま した。 する と, モモ ち ゃ んは, 兎 たち に手 を振 っ てや り ま した。 7‐ そう して, 少 しゆく と, か わい い, 小 さ な小 さ な か わい い小 人 が, ち ょ こ っ と座 っ て 泣 いて いま した。 どう した の と言う と, ぼく 迷 子 にな っ ち ゃっ たの と言いま した。 そ れで, モモ ち ゃ ん は, そ れ じゃ, う ち にお い で と ゆ いま した。 8. そう する と, に こ っ と 笑いま した。二 人とも 一 緒 にく らそう ね と ゆいま した。み んな 半 分 こ とゆ いま した。. 9‐ 積木も貸してあげる。 二人で仲良く遊ぼうね。 そろそろごはんにしよう かとゅいました。 き た, でき た と ゅ っ て, 小 さな か 10 . そう する と, 卵, 小 麦 粉, 牛 乳 な どを 持 っ て 来ま した。 そう して, で わ い いお 人 形さ んみ たい な か わい い小 人 ら しい子 に, はい どう ぞ と, お っ きい ドー ナツ を, ま ん中 に置 き ま した。 小 人 み たい な か わい い 者 に, ドー ナ ツ を出 してあ げる と, モ モち ゃ ん は, にこ っ と しま した。 け れ ど, そ の小 人 み たい な 者 は, 何 か と思 っ て, じっ と 見 てい ま した。 11 ‐ そう する と, ごち そう さま と ゆ っ て, ま した。 け れ ど, 12 ‐ 次 は, お 風 呂 だよ と ゆ いま した。 そ して, モ モち ゃ んは, にこ にこ して, お風 呂 に入り 小 人み た いな 者 は, 洋 服 の上 で, じっ と, にこ にこ しな がら, お 風 呂 に入る こ とを待 っ て いま した。 そう. して, モモちゃんがお風呂から出ると, 洗面器にお湯を入れて, 小人の帽子と洋服を脱がせ, 洗面器に入 れたお 湯 の 中 に, 小 人 を の せて や りま した。 さ なず っ と前 か らと っ 13 . そう して 出る と, す ぐ歯 み がき を とい いま した。 そう して, 小 人 みた いな 者 に, 小 とい た, 小 人 み たい な 者 に, 何 でも 半 分こ と い っ て, そ の小 さ な 歯 ブラ シ を, 小 人 に渡 しま した。 そ して, 14 . 小 さな ベ ッ ドで, 一 緒 に寝 ま した。 一年 前 に比 べ て, 話 は短く な っ て いる が, 話 と して のま とま り は 良く な っ ている。 次 に, 「かさ」 につ い て, 同様 に父 親 が 実施 した。 各 ペー ジに対す る 反応 は, 次の通り である。 161.

(11) . 藤 友. 「かさ 」. 太 田大 八. 雄. 嘩. 文研 出 版 1975. 1. あ る 所 に, もう 少 しで一 年生 になる リ リ 子ち ゃ ん という か わい い 女 の子 が住 んでいま した ある 日 雨 。 ,. がザーザーと降って来ました。 お父さんが帰りは遅くなると大丈夫じゃないかと心配していました そう 。 して, お 母 さ ん に聞 きま した。 「ね え, お 母 さ ん お 父 さ ん 大 丈夫 か な あ」 「さ あ ね」 と お 母 さ ん は ゆ い , , ま した。 「リ リ 子 どう して 聞く の」 とお 母 さ ん は言 い ま した。 「だ っ て だ っ て一 と 体 中 を 振 っ て 「お 父 , , さ ん 遅く なる かも 知 れ な い っ て 言 っ た じゃ な い一 と り り 子 は ゆ いま した お 母 さ ん はナ 「そう ね と ゆ い 。 」 ま した。 「そ れな ら リリ が行 っ てく る」 と 言 いま した 「リ リ子 ほん と にい けます か と ゆ いま した 。 」 , , 。 そう する と, リ リ 子 は, 「大 丈 夫よ」 と ゆ いま した。 そ して お 母さ ん は 「そう そ れで 何 を して 欲 し , , , , 「 い の」 と ゆ い ま した。 お 父 さ ん を迎 え にゆ き た い の」 と 言 い ま した。 そう す る と お 母 さ ん は 困 っ た , , 顔 になり ま した。 「どう した の, お 母さ ん」 と い いま した。 「あ の ね リ リ子 はま だ小 さ い で しょ う と ゆ 」 , いま した。 「だ っ て, お 母さ ん, もう す ぐ一 年 生 だも ん」 「そう ね」 とお 母 さ んは ため 息を つ きま した 。 , そ して, お 母 さ ん は’ 「今日 だ けサー ビス」 と ゆいま した。 「わ ~ い」 と 言 っ た りり 子 は お 父 さ ん の長 い , を 持 一 傘 人で 遠 い 公 園通りま で来ま した。 っ て,. 2‐ そして少しゆくと, お友達のたかし君とゆう人と友達だうたので たかし君とゆうお友達は 「いやあ , , , お早 よう」 と ゆ いま した。 そう する と お 母 さ んは 「あ の子 は だあ れ」 と ゆ いま した 「あ の子 ね リ リ , , 。 , 子ち ゃ ん っ てゆう ん だ」その男 の子 は, そ の女 の 子 よ り 「2 歳大 き い ん だよ」とお 母 さ ん にい いま した 「ふ , 。 う ん, かわい い 子 だね」 と ゆい ま した。 3. そう して, 近く に来る と, た か し君 のお 母さ んも にこ っ と して手 を振りま した モ モち ゃ んも にこ っ 。 , ,. と して手を振りました。 4. そう して, 少 しゆく と, 男 の 人 が雨 に日 に, 犬 を連 れて来 ていま した。 そ の 犬 は び しょ ぬ れ だ っ た の で ,. お兄さんも, リリ子にも, その大のはずみがぱちっ と当たりました。 そう して あわてて傘を横 にする と , , モ モ も飼 主 の お じさ んも, 傘 か ら 出 て しま いま した。 「わ っ つ め た い」 と ゆ い ま した モ モ も飼 主 の お 。 ,. じさんも, 犬が冷たそうにしていたから, 犬もかわいそうだなと 思いま した。 5. そ して, 街 に着 きま した。 そう して, 機 関 車 が来る の を待 っ ていま した。 そ して 来る と びっ く り して , , 耳 をふ さ ぎま した。 ガ ッ タ ン, ゴッ トン, ガ ッ タ ン ゴッ トン 音 がする の で ガ ッ タ ン ゴッ ト ンがす , , , , ごく う る さい の で びっ く り して しま いま した。 , 6. そ して, 少 しゆく と, いろ んなお 店 があ り ま した。お 母 さ んは いつ もこ んな 所 に来る の か と思 いま した , 。 そう して, お店 や さ んを じっ と見 て いま した。 7‐ そう して, 大 き な 街 に着 きま した。 大 っ き い ビル や 小 っ さ い ビル 喫茶店や色 んなも の があ りま した , , 。 お 父さ んは, いつ も こ んな 所 を通 っ て いる の かと思 いま した。 お 父 さ ん は お 母さ んよ り 偉 いの か と思 い , ま した。 そう して, 8‐ ま た少 しゆく と, か わい いお 人形 がいく つ も いく つ も並 んで いま した。 そ の 中 で一番 欲 しか っ たの は , かわい い 兎 のお 人形 で した。 そう して じっ と見 てい ま した。 そ して ま た , , , 9‐ 少しゆきま した。 もう少しで, お父さんの会社に着くかと 思いま した。 そ して, 10 . どん どん歩 いて ゆく と, お 父 さ んの 会社 が見 えま した。 今 頃お 父さ んは, 困 っ て いる と思 いま した。 1 1 . . そう す る と, お 父さ んも, にこ にこ して, リリ 子 と ゆ いま した。 リリ 子 も, にこ っ と 笑いま した。 そう し て,. 12 ‐ 少 しゆく と, さ っ き通 っ たケ ー キ屋 き んに行 っ て, ケ ー キ を買 っ てく れま した。 兎のお 人形は買 え なか っ た け ど, ケ ー キ にか わい い 兎 が 3つ 飾 っ て ある ケ ー キ を買 っ ても らいま した 。 13 . そ して, さ っ き 通 っ た公 園ま で着 きま した。 リ リ 子ち ゃーんも, にこ にこ して, お 父さ んも にこ にこ して 162.

(12) . 6歳児の心理学 (1). いま した。. う ど入りました。 そして, お父さんに, リリ子 だけがどう 14 ‐ お父さんも, リリ子も, お父さんの傘でちょ して 来 たの とゆ いま した。 あ の ね, お 父さ ん, 行く 時 にい っ ぱ い 起 こ っ た事 を, お 父さ んに話 して, 帰 っ てか ら, かわ いい 兎 の乗 っ たケ ー キ を 食べま した。 主 人 公 の 女の 子 を, もう す ぐ一年 生 になる 自 分 に同 一 視 した 形 で話 を作 っ て いる。 ) 2月26日 (6 ‐ 4 .28 父 親 と一 緒 に, お ひなさ ま の 段飾 り の, 骨 組 み を作 る。 やり 方 も, 分 かり, 手伝 い をする こ と が, 楽 しい よう だ っ た。 夕 食 後, 38℃ の 熱 が 出 た。 「と っ ても, ね むく っ て, あ たま が, ぐら ぐら したの」 と 言う。 ま だ, 言 葉 が. 話せない頃は, 親は, 右往左往したものだが, 話してくれる だけで, 親は, 余裕を持つことができる。 ) 2月27日 (6 ‐ 4 ‐29. 昼食後, 母親と一緒に, おひなさまを飾る。 人形の小道具も, 説明書を見て, 一人でつけていた。 細かい と こ ろ も 良く 観 察 し, 「お かあ さ ん, こ の て の お に ん ぎょ う は, たい こ で しょ う」 と 母 親 の 間 違 い を指摘 し て い た。 ) 2月28日 (6 ・4 ・30 母 親 と一 緒 に, シ ャ ー ベ ッ トのク ロス ・ス テ ッ チ をする。 幼 稚 園 で鍋 つ か みを 作 っ て か ら, 針 と糸 を持つ の が好 き にな っ たよう だ。 パ ンも焼 く, 母 親 に, 「力 ニ さ んのつ く り かた, お しえて」 と聞く。 と にかく, 今 は, 何 でも, で き そう だと 思うことは, やってみたい。 何でも吸収する 時期と小学校入学が 出 会 っ た感 じであ る。. 6歳4か月児は, Mの場合は, 小学校を, 目前にしているということで, 生活全般に, そのことが意識化 されている 様子が観察できる。 ◎ 6歳5か月 2月29日 (6 ‐ 5 ‐ 0) 器 に入 っ た シ ャ ー ベ ッ トの 図柄 のク ロス ・ス テ ッ チ を している が, だいぶ 慣 れてき た ら しく, 速く で きる よう になる。 母 親 のス テ ッ チ と の 違 い に気 づ き, 「どう して お かあ さ んの は ち い さ い× で あ た しの はお お きい × な の」 と 聞く。 , , , 糸 を針 に通 すこ とも や ろう とする が, ま だ で きな い。. 3月 2 日 (6 ‐5 ‐2) か 時 M に, 朝10:40 , 母親 が近く のス ー パ ー に買 い物 に出 ける に, 「長 い針 が3 短い針 が11の 時く ら い に帰 り ま す」 と 11:15に帰る こ とを話 した。 そ して, 11:00に戻 , , る と, 「お か あ さ ん, もう12の と ころ に き ち ゃ っ たよ」 と 言う。 そ れ が, 予 定 よ り, 早 い の か, 遅い の か と いう と ころ ま で は, 良く 分 か っ て い な い。 「お かあ さ ん あ た し3 さ い の ころ も おろ す ばん した で しょ う。」 , , 「あ の と き さ び しい か ら ひと り で い ろ んな ひと にな っ て お はな し して ま っ て た んだよ」 , , , , , 「でも もう へ い き さ び しく な っ た ら テ レ ビのお も しろ い と こま わ して みな が ら ま っ て んだも ん」 , , , , , と言う。 成 長 している。. 3月 3 日 (6‐ 5 ・ 3) 163.

(13) . 藤. 友 雄. 瞳. 近所の大勢の友達を家に招待して, ひな祭りをした。 ふざけていた男 の子たちのことを Mは , , 「お とこ の こ た ち が お も しろ い こ と してく れた か ら し~ ん と しな い で たの しく な た し っ で ょ う。」 , , , と言 っ てい た。 大 人と は 違 っ た感 じ方 している よう だ , 。. 3月 5 日 (6 ‐ 5 ‐5) あ や 取り で, 指 ぬき, 幕, は し ごな どを作 っ て楽 しんでいる。 テ レ ビの ニ ュ ース の 中 で, 銀行員 の 人 が, お 札 を 数 えて いる 場面 があ っ た M は そ れを見 て 。 , , 「あ た し あ んな にあ っ た ら と り か て お もち か て と う き う と お とう さ んのお ば っ , ゃ っ , あち ゃ んに, ょ , , , な にか か っ て, お とう さ ん お かあ さ ん にも か っ て ゆう す けく ん あ さ こち や んにも か っ てあ げる んだ , , , 。 そい で,ま だ,あま っ た ら,お か ね も っ て お もち ゃ さ んか デパ ー トにい っ て こ のお か ね でか え る お も ち ゃ , , , , ぜ んぶく ださ い っ て い っ て, か っ てく る っ さ あ」 と 言う。 欲求の 一番 の対 象 は お も ち ゃ のよう だ 。 ,. 3月8 日 (6 ‐5 ‐ 8) 幼稚 園の方 か ら, お別 れの こ と ばを考 え てく る よう に言 わ れている ら しい が な かな かい いの が浮 かん で ,. 来ない様子だ。 飛行機雲を見て, Mは, 「あ の ひこう き ぐも は な にで でき て いる の に じや な んか はきえ る け ど あ れはき え ない で しょ う。 ど , , ,. う して一 と言う。 自然現象にも, 興味関心, 疑問を抱いている。 3月 9 日 (6 ‘ 5 ・9) 朝, 父親 と, 幼 稚 園 に出 か ける 時 に 底 がす り減 っ た長 靴 を はい て行 っ たの で つる つる 滑 っ た ら しい , 。 , 母親 と 一 緒 の帰 り の 時 に, そ のこ と を話す。 「ゆ き がこ んな にすべる も のと はお も わ な か た っ 。」 「こ こ で す べ っ た ん だ お とう さ ん 『ふ ざ ける ん じ な い ゃ 』 っ て い っ た け ど, ふ ざけ て た ん じゃ な い 。 , , ん だよ。 ほ ん とう にす べ っ ち ゃ っ た の あ っ あ そこ でも でも な い たり した ら お とう さ ん よる ほ ん , , , , , , も よ ん でく れな い かな とお も っ て ある い た ん だ。 でも もう あ の な が ぐつ い や だ つ るつる だも ん M は , 」 。 , , ,. Mなりに, 色々な事を考えているようだ。 夕 食後, 19:40の 時計 を見 て, 「あ っ もう す ぐ8 時 だ た いへ ん だ 。 。」 と 言 い, 「は をみ がい て と 歯 ブラ シを 持 っ て 来た 一 。 「お ふろ か みあ らわなく っ て いい で しょ う もう 8 時 にな ち う も ん っ ゃ , 。 」 「ひとり で はい る か ら 8 時 に ねる か らね と言 い な がら さ さ と行動 に移 して い た しか し 風 か 呂 っ 」 , 。 , , ら上 が っ て 来 たの は, 8:10だ っ た。 「8 時す ぎた と心配そうにしていたが J. , 父親の,. 「い いよ 8 時過 ぎた け ど お 話 して上 げる との 声 を 聞い て 大 喜 び して い た 毎 日の 寝 る 前 の こ の 」 , , 。 , ,. 行事をとても楽しみにしている。 3日 (6 .5 ‐13) 3月1 幼稚園で, 毎日卒園式の練習をしているらしく, 家に帰って, 親に話をしたり 一緒に踊っては , , 「こ んなの してる ん だ と楽 しそう に話 をする 」 。. もうすぐ, 卒図するという気持ちが, 日々増 して来ているようだ。 3月15日 (6 ‐5 ・15 ) 朝, 日めく り の3月19日 (卒 園式の 日) の 空 白部 に 黒 の マ ジ ッ ク で 「お め で とう一 と 書 い た , 。 , そ して, 夜 は, 4月 6 日 (入 学式 の 日) の 空 白部 に 同 じく 黒 のマ ジ ッ ク で 「お め で と う一 と書 いた , , 。 , 164.

(14) . 6歳児の心理学 (1). そ れく らい 楽 しみ に してい る。 ) 3月16日 (3 - 5 .16 「お かあ さ ん は も かく とき む ず か しい ね, わ, にな っ たり す る か ら」 と言う。 , , , 「~ は 一 と書く べ き を 「~ わ 一 と 書 い て しまう という こ とな の だろう。 , , , ) 3月17日 (6 ・5 ・17 デパ ー トで, 母 親 がM に, 「好 き な もの を ひとつ買 っ て も い いよ」 と言う と, 大 喜 びで, お もち ゃ コ ー ナ ー で, と ても悩 み 続 け, ,. 結局はリカちゃ ん人形を選んだ。 リカちゃん人形の服を選ぶ時には, 普段着を選んだ。 そして, 「ドレス だ と どこ かい く とき で しょ う。 おう ち ごっ こ して, あ そ ぶ とき は, ふ つう のよう ふく の ほう が , いい し, よ ごれな い か ら, で も, ち いさ いこ は, こ の ドレス がいい っ て, いう ん じゃ な い」 と言う一 以前 か ら持 っ てい ろり 力 ち ゃ ん人 形 につ い て は, 「こ れ お かあ さ ん にする」 と言う。 , ) 3月19日 (6 ‐ 5 ‐19 卒 園式 の 日, 朝 か ら, 何 と なく, う きう き している よう な, 緊張 して いる よう な様 子 だ っ た。 バス の 中, そ して, 幼 稚 園で, 友 達 と 楽 しそう に話 したり, 遊 ん だり, ふ ざけたり して い た。 園長 先 生 に, 「お め で とう」 と言 わ れた 時 に は, 「あ り がとう ご ざいま した」 と 答 え てい た。 と に かく, 明る い 雰 囲気 の 中で 終了 し, 本当 に楽 しい 一 日 を過 ごせ た 感 じだ っ た。. 3月20日 (6 .5 .20) g牛 乳 の紙 容 器 が空 にな っ たの を見 て, M は, 朝 食の 食 卓で, 10oom 「よう ち え ん も っ てく」 と声 を上 げる。 昨日 卒 園 したの に, 気 持ち の上 で は, ま だ, 続い て いる よう だ。 , , ) 3月23日 (6 ・ 5 ・23 友達 の家 か ら, 入 学 祝 に12色 の色 鉛 筆 を プレゼン ト しても ら っ た。 家 に帰 る と, 早 速メ ロ ディ ち ゃ んの ぬ. り絵をしていた。 とにかく, 自分からやることには, 親がびっくりするくらい, 数時間集中してやる。 ) 3月24日 (6 ‐5 .24. ひとりあや取りに熱中している。 亀を作っ たり, 飛行機を作ったりしている。 指が自由に動かせる ように な っ ている よう だ。 指 全 体 が 器用 にな っ て いる。 ) 3月25日 (6 ・5 ‐25 学習 研 究 社 の 「1 年 の 科学」 「1年 の 学習」 より も, その付 録の 方 が面 白 い ら しく, そ れで遊 んでいる。. 6歳5 か月児は, ひとりあや取りの熱中する姿の中に観察できるように, 指を自由に動かし, 指全体が器 用になっている。 つまり, 体の末端部分にまで発達の到達がみられる。 回. 6歳6か月. 3月31日 (6 ・ 6 ‐ 2) 夜, 寝 る 前 に, 学習 研 究 社 の 「1 年 の 科 学」 「1 年 の 学習」 を読 ん で 聞 かせ て い る。 友達 の こ と よ り も, 今 は先 生 の こ と が 一番 気 にな っ ている ら しく, 先 生 が出て 来る お 話 の所 な どに来る と, 「ふ ~ ん こう や っ て んの」 , 「こ んな ふう にいう の」 「お も しろ い ねえ」 165.

(15) . 藤. 友. 雄 嘩. な どと 言 っ ている。 4月 1 日 (6 ‐6 ‐3). 入学祝に対する, お礼のカー ド作りをした。 自分で作る。 文面は ,. ありがとう ぶれぜんと ありがとう なぞなぞ よ っ ばらう さ か な は な~ に. さけ. よう ふく にさ い て いろ はな はな ~ に. ぼた ん. 4月3日 (6 .6 ・5) 雪 が消 え た外 で, ゴム 跳 びを したり 縄 跳 びを したり して遊 んでいる , 。 4月 5 日 (6 ‐6 ‐ 7). 父親が帰宅すると, ランドセルを背負っ た姿で玄関へ出て来た。 明日 入学式 うれしそうだ 夜 ふと 。 , , , んに入 っ て も, 興奮 して な かな か眠 れな い様 子 だ っ た , 。. 4月 6 日 (6 ‐ 6 ‐ 8) 昨夜 来の 吹雪, 積 雪20c m, 雪 は, 14:00頃あ が っ た が, 本当 に, 寒 い 寒 い記 録と記 憶 に残る 入 学式。 M は, や や 緊張気 味 だ っ た が 女 の先 生 で ほ っ と した様 子 だっ た , 。 , )は 『o 歳 児 の心 理学 1 藤友 ( ・980 )( 』 の 冒頭 にお い て, ,. 「児童心理学 「幼児心理学 な どと題された発達心理学の書物を紐解くと 運動 感情と欲求 」 」 , , , 知能, 言語, 記憶, 創造性, 思考, 社会性, 人格といった領域ごとに章に分けられ論述されている 各領域につい 。 ては, 大変分かりやすく書かれており, 便利ではあるのだが 全体を通読 しても 生きた子どもの姿が目に , 浮かんで来ない。 子 どもは, 各領域がばらばらに成長するものではなく むしろ各領域が相互に密接に関連 , しな がら, 一つ の 統 合 さ れた存在 と して 一 人 の子 ども が成 長する の である , 。 ( 1 ) と述 べ た。 藤 友 ( ・980 ) か ら, 本稿 によ る ま で の 論究 によ り 誕生 か ら 小 学 校 入 学 ま での 一 つ の統 , , ,. 合された存在と しての, 一人の子ども が成長する姿が描かれたのではなかろうか 。. 文献 ( 1 ) 藤友雄陣 ( 2 ) 藤友雄陣 ( ) 藤友雄陣 3 ( 4 ) 藤友雄陣 ( 5 ) 藤友雄嘩 6 ( ) 藤友雄陣 ) 藤友雄陣 ( 7 ( 8 ) 藤友雄陣 ( ) 藤友雄陣 9 回 藤友雄陣 回 藤友雄哩 ( 1 参 藤友雄陣 回 藤友雄陣 回 藤友雄陣. 「0歳児の心理学 1一38 3頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第3 0巻第2号 1980年 」 35 「1歳児の心理学 (1) 2 0 一 2 7 2 4 北海道教育大学紀 頁 要 ( 第一部C ) 第33巻第1号 19 82年 」 「1歳児の心理学 (B) 5頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第33巻第2号 198 3年 」 79一9 「1歳児の心理学 (m) 9 一 7 1 1 0 頁 北海道教育大学紀要 ( 第一部C ) 第 3 4 巻第1号 1 9 83年 J 「2歳児の心理学 (1) 一 7 1 8 5 北海道教育大学紀要 頁 (第一部C) 第35巻第2号 1985年 」 「2歳児の心理学 (の 5年 」 53一67頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第36巻第1号 198 「2歳児の心理学 (の 一 3 1 4 5 頁 北海道教育大学紀 ( 第一部C 要 ) 第 巻第2号 3 6 1 98 6年 」 「2歳児の心理学 ( I V)」 91一10 0頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第37巻第2号 1987年 「3歳児の心理学 (1) 92年 」 177一191頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第43巻第1号 19 「3歳児の心理学 (n) 1 7 一 1 0 1 7 頁 北海道教育大学紀 要 (第一部C) 第43巻第2号 199 3年 」 「4歳児の心理学 (1) 4巻第2号 199 4年 」 29一43頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第4 「4歳児の心理学 (D) 4年 」 73一79頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第45巻第1号 199 「5歳児の心理学 (1) 4頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第46巻第1号 1995年 」 41一5 「5歳児の心理学 (n) 6年 」 67一77頁 北海道教育大学紀要 (第一部C) 第46巻第2号 199 (本 学 教授 ・ 函 館 校). 166.

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参照

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