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ロボットに対する肯定的・否定的意識および保育・教育への導入に対するニーズの検討

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Academic year: 2021

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27 研究実績の概要  本研究では、人々がコミュニケーションロボッ ト(以下ロボット)との関わりに対してどのよう な意識を持っているのかを明らかにするために、 アンケート調査およびインタビュー調査を行っ た。アンケート調査は、6つの大学・短大の学生 798名(理系165名:男性129名女性36名、文・教 育系633名:男性121名女性512名、平均年齢19.9歳) を対象に、ロボットと関わった経験・頻度、ロボッ トと一緒に暮らすことへの希望、保育・教育・介 護分野における仕事の代替可能性とそれに対する 意識、ロボット否定的態度尺度 (NARS) などを 含むアンケートを実施し、性差や専攻分野による 差異を検討した。  結果として、ロボットと一緒に暮らしたいかと いう質問に対しては、理系学生の方が文・教育学 生よりも「(非常に・やや)そう思う」傾向が高かっ たが、理系学生でも約半数の学生が「(全く・やや) そう思わない」と回答していた(図1)。さらに その理由(自由記述)を質的に分類したところ、 * M.Sakuma,K.Kuramochi,N.Shimada,&R.Ito“PositiveandNegativeOpinionsaboutLivingwithRobotsin Japanese University Students,” The 14th ACM/IEEE International Conference on Human-Robot Interaction (HRI2019),2019,Late-BreakingReportsno.63. ロボットと暮らすことで有益な点や肯定的感情へ の変化に関する意見もあったが、「家族や友人が いるので必要ない」という意見が多くみられ、大 学生は、コミュニケーションロボットは一人暮ら しで孤独を感じている人が対象と捉えていること が考察された(これらの結果は HRI2019にて発 表 *)。保育・教育・介護分野における仕事の代替 可能性について(分析中)は、高齢者の話し相手 については比較的肯定的な回答であったが、子ど もとの関わりについては否定的な意見が非常に強 かった。同様のアンケートを、保育者対象に実施 し40名から回答を得ており、今後、大学生との差 異を検討予定である。  インタビュー調査では、ロボットとの関わりに 対する否定的意識の詳細を探るために、大学生(15 名)を対象に自分自身がロボットと関わることだ けでなく、他者がロボットと関わることに対して 抱く感情についてたずねた。今後、さらに対象者 を増やし、分析検討を行う予定である。

ロボットに対する肯定的・否定的意識および保育・教育への

導入に対するニーズの検討

佐久間 路子

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 理系大学生 文・教育系大学生 全くそう思わない ややそう思わない どちらでもない ややそう思う 非常にそう思う 26.8% 40.4% 23.8% 27.3% 28.7% 21.4% 18.3% 10.0% 2.4% 1.0% 図1 コミュニケーションロボットと一緒に暮らしたいか

 

参照

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